JP3045966U - 雑草防除シート - Google Patents

雑草防除シート

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JP3045966U
JP3045966U JP1997007328U JP732897U JP3045966U JP 3045966 U JP3045966 U JP 3045966U JP 1997007328 U JP1997007328 U JP 1997007328U JP 732897 U JP732897 U JP 732897U JP 3045966 U JP3045966 U JP 3045966U
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sheet
hole
weed control
seedlings
control sheet
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JP1997007328U
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平八 山内
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平八 山内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑草が生えるのを防止するにとどまらず、苗
の倒伏を防いで定着率を高める効用を兼ねた雑草防除シ
ートの提供の提供にある。 【解決手段】 不透光性のシート1の中央部に穴2を設
けると共に、該穴2を左右に広げられるように切込部
3,4を設け、且つ該切込部3,4に沿いその両側に、
互いに端面11a,12aが接触し且つ前記穴2の全面
を覆うような所定厚のスポンジ11,12を貼着して構
成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として野菜苗等の苗の定植時に、圃上に敷かれたマルチシート( 以下、単にマルチという。)の穴のところに配置して、雑草が生えるのを防止し 、苗の生育を図る雑草防除シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、トマトやナス等の野菜苗を植するには、図5に示すように、直径10セ ンチ程の穴Bが約30センチ間隔で開けられた黒色ビニールシートA、いわゆる マルチAを圃上に敷き、その穴Bのところに野菜苗を植えている。このマルチA を使用することにより、野菜苗が植え付けられたところ以外は光が通らないので 、雑草は殆ど生えない。また、マルチAの被覆部分は高温になるため、穴Bのと ことの部分の温度も上がり苗の生育が図られる。このように、マルチAの使用に より、雑草との戦いであった農作業の労力を大きく軽減させることができた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このマルチAの穴Bのところは畑の土が露出しているので、飛 び込んだ雑草の種子や元から土に混入している種子は、野菜苗と一緒に水や肥料 が与えられるため繁殖し、野菜苗の生育が妨げられることになる。このため、例 えマルチAを使用しても、この部分の雑草の防除を頻繁に行わなければならず、 これに農作業の労力が取られていた。 本考案は、雑草が生えるのを防止するにとどまらず、苗の倒伏を防いで定着率 を高める効用を兼ねた雑草防除シートの提供を、その課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述課題を解決するために、本考案は、次のような手段を採用した。 請求項1に記載の雑草防除シートは、不透光性のシートの中央部に穴を設ける と共に、該穴を左右に広げられるように切込部を設け、且つ該切込部に沿いその 両側に、互いに端面が接触し且つ前記穴の全面を覆うような所定厚のスポンジを 貼着して構成したことを特徴としている。
【0005】 請求項2に記載の雑草防除シートは、請求項1の考案において、シートの穴を 覆う部分のスポンジの対向端面中央付近に、前記切込部と直交する形状の切込部 を設けたことを特徴としている。
【0006】 請求項3に記載の雑草防除シートは、請求項1又は2に記載の考案において、 シートは黒色ポリプロピレンで構成すると共に、四隅に透孔を設けたことを特徴 としている。
【0007】
【作用】
請求項1に記載の雑草防除シートは、シートに設けられた穴の端部からシート の端部まで切込部が設けられているので、雑草防除シートの端部を持って左右に 開くことができる。圃上に敷いたマルチの穴のところに苗を定植した後、この雑 草防除シートを左右に開いて、シートの穴の中央部に苗を配置する。苗の茎は、 このシートの穴の部分を覆うように左右に分かれた状態で貼着されているスポン ジの中央部分に挟まれて支持される。
【0008】 このような状態になっているので、苗についてはスポンジを通して水や肥料を 与えることができ、雑草に関しては、マルチの穴の部分の土に元から混入されて いた種子に対し、上面がスポンジに覆われているので伸びることができず、また 外部から飛んできた種子はスポンジに遮られてマルチの穴の部分に入り込めない 。これにより、雑草の繁殖を防除することができる。 また、他の作用として、苗の茎は、所定厚のスポンジの端面で支持されている ので、強い風に吹かれても倒されず、またスポンジがマルチの穴のところを覆っ ているので、強い雨によって苗が定植されているところの土が流され、根が浮き 上がってしまうというなことは発生しない。
【0009】 請求項2に記載の雑草防除シートは、スポンジの対向端面中央付近に切込部が 設けられているので、苗が成長したときに茎に無理な力がかからないようになっ ている。
【0010】 請求項3に記載の雑草防除シートは、黒色ポリプロピレンで構成されているの で、弾力性があって繰り返しの使用に耐え、また四隅に透孔が設けられているの で、形状がコ字状になった金具を、この透孔に差し込み打ち込むことにより雑草 防除シートを圃上に固定することがでる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照して説明する。 図1は、本考案に係る雑草防除シート10の第1の実施形態を分解図で示した ものである。黒色ポリプロピレン製で厚さ1mm程で、縦横約190mm×15 0mmの薄いシート1の中央部に、図に示すように、直径約70mmの穴2が開 けられており、この穴2の端部からシート1の端部まで直線状に切り込まれて切 込部3が形成されている。また、この切込部3が形成された方向と反対側の穴2 の端部からシート1の端部との中程まで直線状に切り込まれて切込部4が形成さ れている。切込部3と切込部4とは同一直線状に位置している。
【0012】 また、前記切込部4の先端部と直交して所定長さの補助切込部5が設けられて いると共に、この補助切込部5に沿って、同じく黒色ポリプロピレン製で厚さ1 mm程のコ字状の補強部材6が貼着されている。さらに、シート1の四隅にはそ れぞれ透孔7が設けられており、さらに左右一対の透孔7の中間には透孔8が設 けられている。
【0013】 また、図1に示すシート1の上側に描かれているものは、厚さ約20mmの一 対のスポンジ11,12であって、シート1の切込部3,4に沿いその両側に、 互いに端面11a,12aが接触し且つシート1の穴2の全面を覆うような貼着 されている。そして、シート1の穴2を覆う部分のスポンジ11,12の対向端 面11a,12a中央付近に、前記シート1の切込部3,4と直交する形状の切 込部13,14が設けられている。
【0014】 次に、この雑草防除シート10の使用方法であるが、圃上に敷いたマルチA( 図5参照)の穴Bのところに定植した苗に対し、図2に示すように、雑草防除シ ートの端部を持って矢印で示すように左右に開き、図3に示すように、シート1 の穴2の中央部に苗16を配置する。このとき、補助切込部6が開くのを容易に している。この状態で、苗16の茎は、このシート1の穴2の部分を覆うように 貼着されているスポンジ11,12の中央部分の切込部13,14のところに位 置し、両側からスポンジ11,12に挟まれて支持される。
【0015】 そして、シート1の四隅に設けられた透孔7に対し上からコ字状の金具15を 打ち込んで雑草防除シート10を圃上に固定する。このように固定しておけば、 強風があってもずれないので苗を傷める虞がない。なお、場合によっては、透孔 8も利用して、固定の強化を図ることもある。 なおまた、上記の雑草防除シートの各所の寸法は、標準的サイズを掲げたもの で、必ずしもこれに限定するものではない。
【0016】 次に、本考案の第2の実施形態について説明する。上述した雑草防除シート1 0は、圃上に敷いたマルチの穴に適用させるものであるが、この第2の実施形態 は、植木鉢に適用させるものである。
【0017】 この雑草防除シート20は、図4(a)の分解図に示すように、黒色ポリプロ ピレン製で厚さ1mm程で、直径約100mmの薄い円形シート21の中央部に 、直径約60mmの穴22が開けられており、この穴22の端部からシート21 の端部まで直線状に切り込まれて一つの切込部23が形成されている。また、図 4(a)に示すシート21の上側に描かれているものは、厚さ約20mmの半円 形の一対のスポンジ31,32であって、シート21の切込部23に沿いその両 側に、互いに端面31a,32aが接触し且つシート21の穴22の全面を覆う ような貼着されている。そして、シート21の穴22を覆う部分のスポンジ31 ,32の対向端面中央付近には、前記切込部23と直交する形状の切込部33, 34が設けられている。
【0018】 この雑草防除シートの使用方法は、第1の実施形態と同様、図4(b)に示す ように、植木鉢40に定植した苗46等に対し、雑草防除シート20の端部を持 って左右に開き、シート21の穴22の中央部に苗46等を配置する。このとき 、苗46等の茎は、このシート21の穴22の部分を覆うように貼着されている スポンジ31,32の中央部分の切込部33,34のところに位置し、両側から スポンジ31,32に挟まれて支持される。なお、第1の実施形態では、シート 1の四隅に透孔7が設けられているが、第2に実施形態では、植木鉢用としたの で、鉢の上端部より通常下側に配置されることが一般的なので省略されている。
【0019】 なお、また、上記実施形態では、雑草防除シートの寸法を記載しているが、こ れは単なる例であって、苗木の植林等に使用する場合には、もっと大きな寸法に すればよく、上記数値に限定されるものではない。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、スポンジを通してマルチの穴のところ の苗に水や空気が供給され、また肥料を与えることができるので苗の生育を妨げ ず、雑草については、種子の進入や繁殖を妨げることができる。また、定植直後 の豪雨や強風から苗を守ることができ、苗の定着率を高めることができると共に 、苗の生長に比例してスポンジが収縮するので、雑草の種子の進入がより困難に なる。また、地温の上昇時でもスポンジが苗の根本を保護しているので、根焼け 防ぐことができる。さらに、本考案の雑草防除シートは、洗浄することにより繰 り返し使用することができるので、コストを低く押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る雑草防除シートの第1の実施形態
の分解斜視図である。
【図2】第1の実施形態である雑草防除シートの使用方
法を示す斜視図である。
【図3】第1の実施形態である雑草防除シートの使用状
態を示す斜視図である。
【図4】本考案に係る雑草防除シートの第2の実施形態
を示し、(a)は分解斜視図、(b)は使用状態を示す
図である。
【図5】育苗用のマルチシートを示す図である。
【符号の説明】
1、21 シート 2、22 穴 3、4、23 切込部 5 補助切込部 7 透孔 10、20 雑草除去シート 11、12、31,32 スポンジ 13,14、33,34 切込部 A マルチシート B マルチシートの穴

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透光性のシートの中央部に穴を設ける
    と共に、該穴を左右に広げられるように切込部を設け、
    且つ該切込部に沿いその両側に、互いに端面が接触し且
    つ前記穴の全面を覆うような所定厚のスポンジを貼着し
    て構成したことを特徴とする雑草防除シート。
  2. 【請求項2】 前記シートの穴を覆う部分のスポンジの
    対向端面中央付近に、前記切込部と直交する形状の切込
    部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の雑草防除
    シート。
  3. 【請求項3】 前記シートは黒色ポリプロピレンで構成
    すると共に、四隅に透孔を設けたことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の雑草防除シート。
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