JP3045498U - 断熱容器 - Google Patents

断熱容器

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JP3045498U
JP3045498U JP1997006858U JP685897U JP3045498U JP 3045498 U JP3045498 U JP 3045498U JP 1997006858 U JP1997006858 U JP 1997006858U JP 685897 U JP685897 U JP 685897U JP 3045498 U JP3045498 U JP 3045498U
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container
containers
fitted
inner container
mouth
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JP1997006858U
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Inventor
章治 河原
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KOBAYASHI & CO.,LTD.
Original Assignee
KOBAYASHI & CO.,LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、内外の容器の間に空隙を設けた
断熱容器において、外容器に内容器を嵌装した際に、内
容器の浮き上がりを防止することを課題とするものであ
る。 【解決手段】 内容器2と外容器1とが重なる口部及び
外鍔4、5に、空気抜き用の溝11、12を設け、内外
容器1、2を嵌装したときに両容器間の空気が前記溝1
1、12を経て外部へ排出されるようにする。 【効果】 内外容器間の空気が排出されるので、内容器
が残留空気によって押し上げられることがなく、内外容
器の外鍔が密着するので、両容器の固着作業を簡易かつ
確実に行うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、即席麺や即席味噌汁など熱湯を注いで食する即席食品や、電子レ ンジで加熱して食する調理済み食品などの包装に適した断熱容器に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、外容器に内容器を嵌装し、内外の容器の間に断熱のための空隙を形成し たものは提案されている。しかしながら、このような二重容器を製造する場合次 のような問題点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
外容器に内容器を嵌装して両容器の口縁の外鍔を重ねてカーリングなどの手法 で固着する場合、カーリングなどの作業中に両容器の相対位置がずれないように しておくことが必要である。もしカーリング作業中に内外容器の位置がずれると 、全周にわたって均等にカーリングすることができず、カーリング状態にむらが 発生する。 そこで、内外容器の口部において両容器の内外面を当接させて、内容器が外容 器の中で遊ばないようにしておくことが要求される。 ところで、内容器と外容器の口部内外面を当接させるようにすると、内容器を 外容器に嵌装するとき、両容器間の空気の逃げ道がなくなる。そのために、図3 に示すように内容器2は空気圧によって上方へ押上げられ、内容器2の外鍔5と 外容器1の外鍔4との間に間隙Sが生じてしまい、カーリングなどの固着作業に 支障が生じる。 すなわち、内外容器の口部を当接させないとカーリングにむらが生じ、口部を 当接させるようにすると内外容器の外鍔の間に間隙が発生し、やはり所期のカー リングが得られないこととなり、結局二重容器の口部をカーリング処理すること は困難とされていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、上記課題を解決しカーリングに適した外容器と内容器の組 合せである。 すなわち、外容器と、この外容器に嵌装される内容器とを組み合わせてなり、 内外の容器を嵌装したときに前記外容器の周壁と内容器の周壁との間に空隙が形 成されるようにし、前記外容器に内容器を嵌装した後に両容器の外鍔を重ねてカ ーリングするようにした断熱容器であって、前記外容器の口部内面と内容器の口 部外面とは、嵌装時に当接する環状の当接部を有し、この当接部には上下に貫通 する空気抜き用の縦溝を設ける。 そして、前記内外の容器の口縁にはカーリングなどによる固着用の外鍔を形成 し、この外鍔には内外に貫通する空気抜き用の横溝を設けて構成する。
【0005】 請求項2の考案は、外容器に内容器が嵌装され、前記外容器の周壁と内容器の 周壁との間に空隙が形成され、外容器と内容器とをカーリングなどの手法により 固着結合した断熱容器であって、前記外容器の口部内面と内容器の口部外面とは 、嵌装時に当接する環状の当接部を有し、この当接部には上下に貫通する空気抜 き用の縦溝を設け、前記内外の容器の口縁には固着用の外鍔を形成し、この外鍔 には内外に貫通する空気抜き用の横溝を設けて構成する。
【0006】 前記各考案において、空気抜き用の縦溝及び内溝は、外容器と内容器の双方に 設けても、何れか一方のみに設けてもよい。そして、縦溝及び内溝は極めて小断 面積のもので足りる。
【0007】
【作用】
この考案において、外容器に内容器を嵌装すると、内外容器の間の空気は、両 容器の当接部に設けられた縦溝及び両外鍔の重なり部分に設けられた横溝を経て 外部へ押出される。したがって、内容器が空気圧によって上方へ押上げられるこ とがなく、両容器の外鍔は重なり合って当接した状態に保持される。 すなわち、内外容器の口縁部は当接しているのでカーリングなどの固着作業中 のあばれがなく、かつ内外容器の外鍔は重なり合っているので、全周にわたって 均等な固着処理を施すことができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
外容器1と、この外容器1に嵌装される内容器2とで断熱容器3が構成され、 外容器1の口縁に形成された外鍔4に内容器1の口縁に形成された外鍔5をカー リングにより係止させてある。そして、外容器1の周壁6と内容器2の周壁7の 間及び外容器1の底壁8と内容器2の底壁9の間には断熱層となる空隙10が形 成されている。
【0009】 前記外容器1の口部内壁には複数本の空気に抜き用の縦溝11が等間隔で設け てあり、外容器1の口縁に形成された外鍔4の上面には前記縦溝11に連通する 横溝12が設けてある。 一方、前記内容器1の口部外壁には、前記外容器1の口部内壁に当接する環状 の凸条13が設けてある。
【0010】 請求項1の考案は、外容器1と内容器2との組み合わせに係り、両容器を外鍔 の係止などにより固着する前の状態を請求の範囲とするものであり、請求項2の 考案は外容器1と内容器2とを外鍔の係止などにより固定しで断熱容器として完 成した状態を請求の範囲とするものである。
【0011】 上記実施形態においては、空気抜き用の縦溝11及び横溝12を外容器1に設 けたが、内容器2に設けることもできる。すなわち、内容器の口部外面に縦溝を 設け、外鍔5の下面に横溝を設ければよい。また、外容器1と内容器2の双方に それぞれ縦溝と横溝を設けたり、縦溝は外容器に設け横溝は内容器に設けるとい うような構造も可能である。 要は、縦溝と横溝を通って内外容器の間に溜まった空気が外へ逃げ、内容器が 残留空気によって押し上げられることが無くなればよい。
【0012】 また、上記実施形態においては、内外容器の口部を当接させるための凸条13 は、外容器1の口部内側に設けてもよく、更には格別の凸条を設けなくとも内外 の容器の口部が当接して、内外容器の口部における遊びがなくなればよい。
【0013】 更に、上記実施例においては、外容器1の外鍔4に内容器2の外鍔5をカーリ ング処理によって係止させて内外容器を固着したが、両容器の外鍔を共に巻き締 めて固着するようにしたり、係止構造ではなく接着剤または熱溶着などの構造に よって固着してもよい。
【0014】
【考案の効果】
この考案によれば、内外容器の口部当接部に縦溝を設け、重なる外鍔に横溝を 設けたので、外容器と内容器との間の残留空気は溝を経て外部へ排出されるので 、内容器を嵌装したときに内容器が残留空気に押し上げられることが無く、両容 器の外鍔が密着する。 したがって、外鍔のカーリングなど内外容器の固着処理にむらが生じることが 無く、内外容器の均質な固着状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案実施形態の分解斜視図である。
【図2】 同じく結合状態の断面図である。
【図3】 溝を設けない場合の嵌装状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 外容器 2 内容器 3 断熱容器 4 外鍔 5 外鍔 6 周壁 7 周壁 8 底壁 9 底壁 10 空隙 11 縦溝 12 横溝 13 凸条

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外容器と、この外容器に嵌装される内容
    器とを組み合わせてなり、内外の容器を嵌装したときに
    前記外容器の周壁と内容器の周壁との間に空隙が形成さ
    れるようにした容器において、前記外容器の口部内面と
    内容器の口部外面とは、嵌装時に当接する環状の当接部
    を有し、この当接部には上下に貫通する空気抜き用の縦
    溝が設けられ、前記内外の容器の口縁には内外容器固着
    用の外鍔が形成され、この外鍔には内外に貫通する空気
    抜き用の横溝が設けられ、前記外容器に内容器を嵌装し
    た後に両容器の外鍔を重ねて両容器を固着するようにし
    た、断熱容器
  2. 【請求項2】 外容器に内容器が嵌装され、前記外容器
    の周壁と内容器の周壁との間に空隙が形成された容器に
    おいて、前記外容器の口部内面と内容器の口部外面と
    は、嵌装時に当接する環状の当接部を有し、この当接部
    には上下に貫通する空気抜き用の縦溝が設けられ、前記
    内外の容器の口縁には外鍔が形成され、この外鍔には内
    外に貫通する空気抜き用の横溝が設けられ、前記外容器
    と内容器の外鍔が固着された、断熱容器
JP1997006858U 1997-07-18 1997-07-18 断熱容器 Expired - Lifetime JP3045498U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013001426A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Nissin Foods Holdings Co Ltd 複合容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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