JP3045378U - ディスク読取装置 - Google Patents

ディスク読取装置

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JP3045378U JP1997006241U JP624197U JP3045378U JP 3045378 U JP3045378 U JP 3045378U JP 1997006241 U JP1997006241 U JP 1997006241U JP 624197 U JP624197 U JP 624197U JP 3045378 U JP3045378 U JP 3045378U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偏重心による振動発生の判定における判定誤り
を防止する。 【課題解決手段】ディスク1の回転により生じる振動を
検出するセンサ3と、センサ3の出力31から、ディス
ク1の回転速度に対応する周波数成分のみを取り出して
2値化する2値化信号生成部4と、2値化信号生成部4
から送出される2値化出力32の周期を検出し、検出し
た周期が、ディスク1の回転速度に対応する周期である
ときには振動検出出力を送出する振動判定部5とを備
え、ディスク1を回転させたとき、振動判定部5が振動
検出出力を送出したときには、ディスク1の回転速度を
遅くする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM等の、 スパイルラル状のトラックにデジタルデータが記録されたディスクの読取装置に 係り、より詳細には、ディスクの偏重心による振動が生じたときには、ディスク の回転速度を遅くするディスク読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CD−ROMからデータを読み取るディスク読取装置では、データの読み取り 時間を短縮するため、規定速度の8倍の回転速度、あるいは16倍の回転速度等 のように、規定速度より速い回転速度でCD−ROMを回転させ、データの読み 取りを行っている。一方、CD−ROMの偏重心の規格値は、規定の回転速度で 回転させたときには、読み取りに支障が生じない値に設定されている。従って、 CD−ROMを、規定の回転速度より速く回転させた場合には、偏重心の影響が 強く現れ、振動量が大きくなって、データの読み取りに支障をきたす場合がある 。従って、CD−ROMを高速で回転させる場合では、振動が生じるかどうかを 検出し、振動を検出したときには、回転速度を遅くしてデータの読み取りをする 。
【0003】 このため、ディスクを回転させたとき、振動が発生しているかどうかを検出す る従来技術が、特開平4−143928号として提案されている。すなわち、こ の技術では、ディスクを回転させる回転駆動部の機械的な振動を、センサを用い て検出している。また、センサの出力をバンドパスフィルタに導くと共に、バン ドパスフィルタの通過周波数を、ディスクの回転速度に対応する周波数に設定し ている。従って、バンドパスフィルタからは、ディスクの回転速度に対応する周 波数成分のみが出力される。そして、バンドパスフィルタから出力された信号は 、ウィンドコンパレータに導かれて2値化され、異常検出信号として外部に送出 されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記構成を用いた場合では、以下に示す問題を生じていた。すな わち、外部から衝撃が読取装置に与えられた場合、読取装置には強い振動が生じ る。また、この強い振動はセンサによって検出される。一方、バンドパスフィル タの減衰特性は、回路構成を簡単化した場合、6db/oct等の、比較的おだ やかな減衰特性となる。従って、衝撃による振動を検出したセンサの出力に、バ ンドパスフィルタの通過周波数近傍の周波数成分が含まれる場合では、衝撃が原 因となって、異常検出信号が送出される。このため、振動の検出期間に、読取装 置が置かれた机に体の一部が当たる等の事態が生じ、読取装置に衝撃が与えられ た場合、異常検出信号が送出されるので、速い回転速度で読み取りが可能である ディスクであるにも関わらず、低い回転速度での読み取りが行われ、読み取り速 度が低下するという事態を招いていた。
【0005】 本考案は上記課題を解決するため創案されたものであって、請求項1記載の考 案の目的は、2値化された信号の周期を検出し、検出した周期がディスクの回転 速度に対応する周期であるとき、偏重心による振動が生じていると判定すること により、偏重心による振動発生の判定における判定誤りを防止することのできる ディスク読取装置を提供することにある。 また請求項2記載の考案の目的は、上記目的に加え、ディスクの回転速度に対 応する周波数成分のみを通過させて2値化する回路の構成を、簡単なものとする ことのできるディスク読取装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1記載の考案に係るディスク読取装置は、スパ イルラル状のトラックにデジタルデータが記録されたディスクの読み取りを行う と共に、読み取り時の前記ディスクの回転速度を変更可能なディスク読取装置に 適用し、前記ディスクの回転により生じる振動を検出するセンサと、前記センサ の出力から前記ディスクの回転速度に対応する周波数成分のみを取り出すと共に 、取り出した成分を2値化する2値化信号生成部と、2値化信号生成部から送出 される2値化出力の周期を検出し、検出した周期が、前記ディスクの回転速度に 対応する周期であるときには振動検出出力を送出する振動判定部とを備え、前記 ディスクを回転させたとき、振動判定部が振動検出出力を送出したときには、前 記ディスクの回転速度を遅くする構成としている。 すなわち、2値化信号生成部は、センサの出力からディスクの回転速度に対応 する周波数成分のみを取り出す。また、取り出した成分を2値化する。従って、 外部からの衝撃による振動の周波数成分が、ディスクの回転速度に対応する周波 数近傍の成分を含む場合では、衝撃による振動によって、2値化信号生成部から は、2値化出力が送出される。一方、振動判定部は、2値化出力の周期が、ディ スクの回転速度に対応する周期となるとき、振動検出出力を送出する。このこと は、2値化出力の周期が、ディスクの回転速度に対応する周期の近傍となる場合 では、振動検出出力が送出されないことを意味する。従って、衝撃による振動が 生じた場合では、振動検出出力が送出されない。
【0007】 また請求項2記載の考案に係るディスク読取装置は、上記構成に加え、前記2 値化信号生成部には、前記センサの出力を増幅する増幅回路と、前記増幅回路の 出力を2値化するトランジスタと、前記増幅回路の出力端子と前記トランジスタ のベースとの間に接続され、直列接続されたコンデンサと抵抗とからなるハイパ スフィルタと、前記トランジスタのコレクタとプラス電源との間に接続された負 荷抵抗および前記コレクタと接地レベルとの間に接続された積分コンデンサから なるローパスフィルタとを備え、前記ハイパスフィルタと前記ローパスフィルタ とにより構成されるバンドパス特性の中心周波数を前記ディスクの回転速度に対 応する周波数とした構成としている。 すなわち、増幅回路の出力に接続されるトランジスタに2値化を行わせるため には、増幅回路の出力端子とベースとの間に接続される抵抗と、コレクタとプラ ス電源との間に接続される負荷抵抗とは、不可欠の素子となる。一方、ハイパス フィルタは、増幅回路の出力端子とベースとの間に接続され、直列接続されたコ ンデンサと抵抗とにより構成されている。また、ローパスフィルタは、コレクタ とプラス電源との間に接続された負荷抵抗と、コレクタと接地レベルとの間に接 続された積分コンデンサとにより構成されている。すなわち、ハイパスフィルタ とローパスフィルタとのそれぞれは、不可欠な素子である抵抗にコンデンサを組 み合わせることにより構成されている。つまり、2つコンデンサを追加するのみ で、必要なバンドパス特性が得られている。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の実施例の形態を、図面を参照しつつ説明する。 図1は、本考案に係るディスク読取装置の一実施形態の電気的構成を示すブロ ック線図である。
【0009】 図において、ディスク1は、スパイルラル状のトラックに沿ってデジタルデー タが記録されたディスクであり、具体的には、CD−ROMとなっている。 また、スピンドルモータ2は、ディスク1を回転させるためのモータであり、 回転制御部6によって、回転速度が制御される。 センサ3は、スピンドルモータ2によってディスク1を回転させたとき、ディ スク1の偏重心によって発生する振動を検出し、検出信号を、出力31として2 値化信号生成部4に出力するブロックとなっている。なお、センサ3は、2値化 信号生成部4および振動判定部5等を構成するディスクリート素子やIC等と共 に、装置本体(図示を省略)内に設けられた基板に取り付けられている。
【0010】 2値化信号生成部4は、センサ3より送出される出力31から、ディスク1の 回転速度に対応する周波数成分のみを取り出すと共に、取り出した成分を2値化 するブロックとなっている。そして、2値化することにより得られた2値化出力 32を振動判定部5に送出する。 振動判定部5は、2値化信号生成部4から送出される2値化出力32の周期を 検出し、検出した周期が、ディスク1の回転速度に対応する周期であるとき、振 動検出出力を回転制御部6に送出するブロックとなっている。
【0011】 回転制御部6は、スピンドルモータ2の回転速度を制御するブロックとなって いる。すなわち、規定の回転速度の16倍の回転速度(略83回転/秒)でもっ て、スピンドルモータ2を回転させる制御を行う。また、16倍の回転速度でス ピンドルモータ2を回転させたとき、振動判定部5から振動検出出力が送出され たときには、回転速度を遅くし、スピンドルモータ2を、規定の回転速度の4倍 の速度で回転させる制御を行う。また、16倍の回転速度でスピンドルモータ2 を回転させたとき、振動判定部5から振動検出出力が送出されなかったときには 、16倍の回転速度でスピンドルモータ2を回転させる制御を継続する。 なお、振動判定部5と回転制御部6とは、主要部が、マイクロコンピュータに より構成されたブロックとなっている。
【0012】 図2は、2値化信号生成部4の詳細な電気的接続を示す回路図である。 2値化信号生成部4は、大別すると、センサ3の出力31を増幅する増幅回路 7、増幅回路7の出力を2値化するトランジスタQ1、増幅回路7の出力端子3 3とトランジスタQ1のベースとの間に接続されたハイパスフィルタ8、および 、トランジスタQ1のコレクタに接続されたローパスフィルタ9とによって構成 されている。また、ハイパスフィルタ8とローパスフィルタ9とにより構成され るバンドパス特性の中心周波数は、ディスク1の回転速度(略83回転/秒)に 対応するため、83HZに設定されている。
【0013】 以下に、各ブロックを詳細に説明する。 センサ3の出力31の一方は、増幅器11のプラス入力に導かれている。また 、センサ3の出力31の他方は、基準電圧源refに接続されている。また、増 幅器11のプラス入力は、抵抗R1を介して、基準電圧源refに接続されてい る。そして、増幅器11のマイナス入力と出力端子とは互いに接続されている。 すなわち、増幅器11は、センサ3の出力31を、低インピーダンスの信号に変 換するバッファとして動作する。
【0014】 増幅器11の出力は、抵抗R2を介して、増幅器12のプラス入力に導かれて いる。また、増幅器12のマイナス入力は、抵抗R4を介して、基準電圧源re fに接続されている。また、増幅器12のプラス入力と基準電圧源refとの間 には、抵抗R3とコンデンサC1とが接続されている。そして、増幅器12のマ イナス入力と出力端子との間には、抵抗R5とコンデンサC2とが接続されてい る。なお、抵抗R2、抵抗R3、コンデンサC1、およびコンデンサC2は、増 幅器12の寄生発振を防止するための素子となっている。また、抵抗R4と抵抗 R5との抵抗値の比率は、増幅器12の増幅率を略500倍とする値に設定され ている。
【0015】 ハイパスフィルタ8は、コンデンサC3と抵抗R6との直列回路により構成さ れている。このため、コンデンサC3の一方の端子は、増幅回路7の出力端子3 3に接続されている。また、コンデンサC3の他方の端子は、抵抗R6の一方の 端子に接続されている。そして、抵抗R6の他方の端子は、トランジスタQ1の ベースに接続されている。なお、トランジスタQ1のベースと接地レベルとの間 には、ベースが開放状態となることを防止するため、抵抗R7が接続されている 。また、トランジスタQ1のエミッタは、接地レベルに接続されている。
【0016】 ローパスフィルタ9は、負荷抵抗R8と積分コンデンサC4とにより構成され ている。このため、負荷抵抗R8の一方の端子はプラス電源Pに接続され、負荷 抵抗R8の他方の端子は、トランジスタQ1のコレクタに接続されている。そし て、積分コンデンサC4の一方の端子は、トランジスタQ1のコレクタに接続さ れ、積分コンデンサC4の他方の端子は、接地レベルに接続されている。また、 トランジスタQ1のコレクタは、2値化出力32として、振動判定部5に送出さ れている。
【0017】 なお、ハイパスフィルタ8を構成する抵抗R6は、トランジスタQ1のベース 電流を制限する素子と兼用となっている。また、ローパスフィルタ9を構成する 負荷抵抗R8は、コレクタの負荷抵抗と兼用となっている。すなわち、2つのコ ンデンサC3、C4を追加するのみで、所定のバンドパス特性を得る構成となっ ている。 また、基準電圧源refは、プラス電源Pの1/2の電圧を発生する電圧源と なっている(増幅器11,12は、単一電源、つまりプラス電源Pにより動作す る接続となっている)。
【0018】 図3は、主要信号の波形を示すタイミングチャートである。必要に応じて同図 を参照しつつ、実施形態の動作を説明する。なお、図3の51により示す2種の 信号波形は、ディスク1の偏重心により振動が生じた場合の波形を示している。 また、52により示す2種の信号波形は、装置本体に衝撃が与えられた場合の波 形を示している。
【0019】 ディスク1からデータを高速で読み取るため、回転制御部6は、スピンドルモ ータ2を、規定速度の16倍の回転速度で回転させる制御を行う。このとき、デ ィスク1の偏重心が大きい場合では、スピンドルモータ2の回転軸が振動する。 そして、スピンドルモータ2の回転軸の振動は、装置本体を介して、基板に伝わ り、センサ3によって検出される。なお、以下における説明では、51に示す波 形を参照する。
【0020】 センサ3の出力31を増幅する増幅回路7の出力端子33には、図3の33に 示す波形が現れる。すなわち、スピンドルモータ2自体が発生する機械的振動等 (振幅が小さく、周期が短い振動)に、ディスク1の偏重心による振動(振幅が 大きく、周期が長い振動)が加わった波形が現れる。ハイパスフィルタ8とロー パスフィルタ9とによるバンドパス特性と、トランジスタQ1の2値化の作用に より、33に示す複合波形から、ディスク1の回転速度に対応する83HZの周 波数成分のみが、パルスとして取り出される。すなわち、2値化出力32には、 出力端子33のレベルが大きくなる期間にLレベルとなるパルスが現れる。また 、ディスク1の回転速度が略83回転/秒であるので、パルスの周期t1〜t3 ,・・・は、略12mSとなる。
【0021】 振動判定部5は、2値化出力32に現れるパルスの周期t1〜t3,・・・を 測定する。このときの周期t1〜t3,・・・は略12mSとなっていて、ディ スク1の回転速度に対応する周期となっている。このため、振動判定部5は、デ ィスク1の偏重心が大きく、読み取りに支障のある振動が生じていると判定し、 振動検出出力を回転制御部6に送出する。振動検出出力が与えられた回転制御部 6は、スピンドルモータ2の回転速度を遅くする。つまり、回転制御部6は、ス ピンドルモータ2が、規定の回転速度の4倍の速度で回転するように制御を行う 。従って、以後では、ディスク1を、規定の回転速度の4倍の速度で回転させつ つ、データの読み取りが行われることになる。
【0022】 なお、16倍の回転速度でディスク1を回転させたとき、ディスク1の偏重心 が小さく、振動が微小である場合には、出力端子33の波形の振幅は小さい。従 って、トランジスタQ1はオフ状態に留まることになり、2値化出力32には、 Lレベルのパルスが現れない。2値化出力32にLレベルのパルスが現れない場 合、振動判定部5は振動検出出力を送出しない。振動判定部5が振動検出出力を 送出しないとき、回転制御部6は、スピンドルモータ2を16倍の回転速度で回 転させる制御を継続する。このため、以後では、ディスク1を16倍の速度で回 転させつつ、データの読み取りが行われることになる。
【0023】 以下に、装置本体に外部から衝撃が与えられた場合の動作を、図3の52に示 す波形を参照しつつ、説明する。
【0024】 ディスク1が16倍の速度で回転しており、振動判定部5は、振動しているか どうかの判定状態にあるとする。そして、判定状態中の時刻T1において、机に 体が当たる等の事態が生じ、装置本体に衝撃が与えられたとする。与えられた衝 撃により、装置本体には振動が生じる。装置本体に生じた振動は、センサ3によ って検出される。またセンサ3の出力31は、増幅回路7によって増幅される。 増幅回路7の出力端子33に現れる信号波形が、図3の33に示す波形になって いるとする(図3の33に示す信号波形は、衝撃による複雑な波形のうち、バン ドパスフィルタを通過する恐れのある83HZ近傍の周波数成分のみを示してい る)。
【0025】 バンドパスフィルタの中心周波数である83HZ近傍の信号成分により、2値 化出力32には、周期がt5,・・・となるLレベルのパルスが現れる。周期が t5,・・・であるLレベルのパルスは、振動判定部5に導かれる。振動判定部 5は、2値化出力32に現れたパルスの周期t5,・・・を測定する。このとき 得られる周期t5は、12mSより長い値となっている。従って、振動判定部5 は、2値化出力32にパルスが現れているにも関わらず、現れたパルスは、ディ スク1の偏重心が大きいために生じたパルスではないと判定する。従って、振動 判定部5は振動検出出力を送出しない。このため、回転制御部6は、ディスク1 を16倍の速度で回転させる制御を継続する。従って、以後では、ディスク1を 16倍の速度で回転させつつ、データの読み取りが行われることになる。
【0026】 なお、本考案は上記実施形態に限定されず、ディスク1については、CD−R OMとした場合について説明したが、DVDの略称の元で提供されているディス クや、MDの略称の元で提供されているディスク等の場合にも、同様に適用する ことが可能である。
【0027】
【考案の効果】
請求項1記載の考案に係るディスク読取装置は、ディスクの回転により生じる 振動を検出するセンサと、前記センサの出力から前記ディスクの回転速度に対応 する周波数成分のみを取り出すと共に、取り出した成分を2値化する2値化信号 生成部と、2値化信号生成部から送出される2値化出力の周期を検出し、検出し た周期が、前記ディスクの回転速度に対応する周期であるときには振動検出出力 を送出する振動判定部とを備え、前記ディスクを回転させたとき、振動判定部が 振動検出出力を送出したときには、前記ディスクの回転速度を遅くする構成とし ている。すなわち、センサの出力から、ディスクの回転速度に対応する周波数成 分のみを取り出して2値化すると共に、2値化出力の周期がディスクの回転速度 に対応する周期となるときには、偏重心による振動が生じていると判定している 。このため、偏重心による振動発生の判定における判定誤りを防止することが可 能となっている。
【0028】 また請求項2記載の考案に係るディスク読取装置は、上記構成に加え、2値化 信号生成部には、前記センサの出力を増幅する増幅回路と、増幅回路の出力を2 値化するトランジスタと、増幅回路の出力端子と前記トランジスタのベースとの 間に接続され、直列接続されたコンデンサと抵抗とからなるハイパスフィルタと 、前記トランジスタのコレクタとプラス電源との間に接続された負荷抵抗および 前記コレクタと接地レベルとの間に接続された積分コンデンサからなるローパス フィルタとを備え、前記ハイパスフィルタと前記ローパスフィルタとにより構成 されるバンドパス特性の中心周波数を前記ディスクの回転速度に対応する周波数 とした構成としている。すなわち、ハイパスフィルタとローパスフィルタとのそ れぞれは、不可欠な素子である抵抗にコンデンサを組み合わせることにより構成 されている。つまり、2つコンデンサを追加するのみで、必要なバンドパス特性 が得られているので、ディスクの回転速度に対応する周波数成分のみを通過させ て2値化する回路の構成を、簡単なものとすることが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るディスク読取装置の一実施形態の
電気的構成を示すブロック線図である。
【図2】2値化信号生成部の詳細な電気的接続を示す回
路図である。
【図3】実施形態の主要信号の波形を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1 ディスク 3 センサ 4 2値化信号生成部 5 振動判定部 7 増幅回路 8 ハイパスフィルタ 9 ローパスフィルタ 32 2値化出力 33 出力端子 C3 直列接続されたコンデンサ C4 積分コンデンサ Q1 2値化を行うトランジスタ R6 直列接続された抵抗 R8 負荷抵抗

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパイルラル状のトラックにデジタルデ
    ータが記録されたディスクの読み取りを行うと共に、読
    み取り時の前記ディスクの回転速度を変更可能なディス
    ク読取装置において、 前記ディスクの回転により生じる振動を検出するセンサ
    と、 前記センサの出力から前記ディスクの回転速度に対応す
    る周波数成分のみを取り出すと共に、取り出した成分を
    2値化する2値化信号生成部と、 2値化信号生成部から送出される2値化出力の周期を検
    出し、検出した周期が、前記ディスクの回転速度に対応
    する周期であるときには振動検出出力を送出する振動判
    定部とを備え、 前記ディスクを回転させたとき、振動判定部が振動検出
    出力を送出したときには、前記ディスクの回転速度を遅
    くすることを特徴とするディスク読取装置。
  2. 【請求項2】 前記2値化信号生成部には、 前記センサの出力を増幅する増幅回路と、 前記増幅回路の出力を2値化するトランジスタと、 前記増幅回路の出力端子と前記トランジスタのベースと
    の間に接続され、直列接続されたコンデンサと抵抗とか
    らなるハイパスフィルタと、 前記トランジスタのコレクタとプラス電源との間に接続
    された負荷抵抗および前記コレクタと接地レベルとの間
    に接続された積分コンデンサからなるローパスフィルタ
    とを備え、 前記ハイパスフィルタと前記ローパスフィルタとにより
    構成されるバンドパス特性の中心周波数を前記ディスク
    の回転速度に対応する周波数としたことを特徴とする請
    求項1記載のディスク読取装置。
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