JP3045330B2 - 地絡事故検出装置 - Google Patents

地絡事故検出装置

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JP3045330B2
JP3045330B2 JP3124725A JP12472591A JP3045330B2 JP 3045330 B2 JP3045330 B2 JP 3045330B2 JP 3124725 A JP3124725 A JP 3124725A JP 12472591 A JP12472591 A JP 12472591A JP 3045330 B2 JP3045330 B2 JP 3045330B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、残留分の影響を受けず
零相電圧、零相電流を検出するようにした配電線路の地
絡事故検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】配電線路の地絡事故検出装置は、図3に
示すように配電線路に設けた零相電流検出手段1によっ
て検出された零相電流をA/D変換回路2でサンプリン
グし、ディジタル値に変換してこのディジタル値をシフ
トレジスタ3に出力する。このシフトレジスタ3は例え
ば1周期遅延させているので、A/D変換回路の出力か
ら1周期遅れた波形信号が得られ、シフトレジスタ4に
出力する。このシフトレジスタ4は例えば1周期遅延さ
せているので、前記シフトレジスタ3から1周期遅れた
波形信号が得られ、それぞれのシフトレジスタの出力を
切替回路5に出力する。6は減算器で、A/D変換回路
2の出力と切替回路5の出力から零相電流検出手段1で
検出した零相電流から残留分を排除した地絡電流波形を
検出し、レベル判定部7に出力するように構成してあ
る。10はクロック発振器である。このように構成した
地絡事故検出装置において、地絡事故が発生していない
ときは、零相電流検出手段1で検出した信号をA/D変
換回路2で変換した出力と1周期前に検出したシフトレ
ジスタ3の信号とを減算器6に出力し、減算器6の出力
は零となる。いま配電線路に地絡事故が発生すると、減
算器6には上述と同じようにA/D変換回路2の出力と
シフトレジスタ3の出力とを入力し、残留電流の影響を
排除した地絡電流の波形信号が得られ、レベル判定部7
に出力する。レベル判定部7は所定のアルゴリズムに従
って演算した値が一定値以上になると、シフトレジスタ
4にシフト禁止信号を出力するとともに、切替回路5に
切り替え信号を出力する。前記シフトレジスタ4はレベ
ル判定部7で検出信号の大きさが一定値以上であるとサ
ンプリングクロックに同期し、シフトレジスタ4に記憶
している検出信号をサイクリックに出力するようにして
ある。切替回路5はシフトレジスタ3の出力の代わりに
シフトレジスタ4の出力を減算器6に出力し、地絡事故
が発生している間残留分の影響を除去した零相電流に相
当する地絡電流の信号波形を得るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の地絡
事故検出装置は、停電しないような微小地絡事故が比較
的長い時間継続した場合にも減算器は現在検出したA/
D変換回路の出力から地絡事故直前に検出したシフトレ
ジスタ4の信号を減算しており、地絡事故が終了してい
ても残留電流の波形が事故直前の残留電流の波形と異な
っていることがあり、減算器6の出力が零にはならな
い。このため配電線路の地絡事故が回復していても地絡
事故と同じ状態を検出することになり、正しい検出が出
来なかった。本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、停電しないような微小地絡事故が継続した
場合でも誤動作しないようにすることを目的としたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】配電線路に設けた零相電
圧検出手段もしくは零相電流検出手段で検出した現時刻
の検出信号から現時刻より前に検出し一時記憶部に記憶
している検出信号を減算してえられる信号から地絡事故
を検出するようにした地絡事故検出装置において、地絡
継続時間をカウントし、停電しないような地絡事故が設
定時間以上継続したとき前記記憶部の検出信号をリセッ
トするカウンタと、前記カウンタの指令により配電線路
の検出信号と比較して前記記憶部を起動する残留分更新
判断部とを設けている。残留分更新判断部は、予め設定
している零相電流または零相電圧の大きさと現時刻の配
電線路の検出信号とを比較して一時記憶する記憶部の検
出信号を更新するようにしている。
【0005】
【作用】この発明の構成によれば、配電線路に地絡事故
が発生し、レベル判定部で所定のアルゴリズムによって
演算した地絡事故の大きさが一定値以上になると、カウ
ンタがサンプリングクロックをカウントし、設定時間が
経過するとリセット信号を出力して記憶部に記憶してい
る検出信号をリセットし、カウンタからの指令により残
留分更新判断部が残留分の更新をするか否かの判断を行
うようにしている。
【0006】
【実施例】本発明を図1に示す実施例について説明す
る。図3と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を
省略する。8はカウンタで、地絡事故が発生するとレベ
ル判定部7からサンプリングクロックをカウントする起
動信号を入力し、一定時間が経過すると残留分更新判断
部9へ動作信号を出力するとともに、カウンタ8をリセ
ットし、更にリセット信号をシフトレジスタ3、4、お
よび切替回路5へ出力する。9は残留分更新判断部で、
A/D変換回路2の現時刻の残留電流を含む零相電流を
所定のアルゴリズムによって演算し、その結果が予め設
定している設定値以下であれば動作信号をシフトレジス
タ3、4へ出力し、設定値以上であればシフトレジスタ
3、4に出力しないように構成されている。つぎに動作
について説明すると、配電線路に地絡事故が発生する
と、レベル判定部7からカウンタ8に起動信号を出力す
る。カウンタ8はサンプリングクロックをカウントして
設定時間が経過すると残留分更新判断部9に起動信号を
出力するとともに、シフトレジスタ3、4および切替回
路5をリセットする。残留分更新判断部は予め記憶して
いる設定値とA/D変換回路からの零相電流の大きさと
を比較し、A/D変換回路からの零相電流が小さいとき
は、シフトレジスタ3、4に起動信号を送信し、A/D
変換回路からの零相電流が大きいときは、瞬時地絡事故
などが生じている可能性があるので残留分更新判断部9
はシフトレジスタ3、4に起動信号を送信しない。した
がって、シフトレジスタ3、4、切替回路5、は初期状
態のままで、残留分更新判断部9は予め記憶している設
定値とA/D変換回路の検出信号を比較しながら待機
し、A/D変換回路の検出信号が設定値より小さくなる
とシフトレジスタ3、4に起動信号を送信する。図2は
本発明の他の実施例を示すもので、11は配電線路に設
けられた零相電圧検出手段、12は上記零相電圧検出手
段によって検出されたアナログ量をディジタル値に変換
するA/D変換回路、13はメモリ機能を備えたシフト
レジスタ、14は減算器、15はレベル判定部、16は
地絡継続時間を検出するカウンタ、17は残留分更新を
するか否かを判断する残留分更新判断部である。ここ
で、配電線路に事故が発生していない場合、A/D変換
回路2、12の出力とシフトレジスタ13からの出力を
減算器14に出力し、減算器14の出力は零である。つ
ぎに、配電線路に地絡事故が発生すると、シフトレジス
タ13からの出力とA/D変換回路2、12の出力を減
算器14に出力し、減算器14の出力にはそれぞれ残留
分の影響が排除された零相電流および零相電圧が発生す
る。この変化分をレベル判定部15で所定のアルゴリズ
ムによって演算し、設定値以上になると配電線路に事故
が発生していると判断し、シフトレジスタ13およびカ
ウンタ16へ動作信号を送出する。これによりシフトレ
ジスタ13は残留分の更新を一時的に阻止し、既に記憶
されている残留データをサイクリックに減算器14へ出
力する。一方、カウンタ16はサンプリングクロックを
カウントし一定時間が経過するとシフトレジスタ13お
よび残留分更新判断部17へ動作信号を送出し、シフト
レジスタ13をリセットするとともに、残留分更新判断
部17ではA/D変換回路からの残留電流を含む零相電
流と残留電圧を含む零相電圧を所定のアルゴリズムによ
り演算し、設定値以下であればシフトレジスタ13への
残留分の更新信号を送出し、上記の動作を繰り返す。し
かし、設定値以上であれば比較的大きな瞬時地絡事故な
どが生じている可能性があるため、設定値以下になるま
で残留分の更新を行わないようにしている。図2では零
相電流と零相電圧の残留分を同時に阻止したり更新した
りしているが、図1のようにそれぞれ独立に阻止、更新
を行ってもよい。
【0007】
【発明の効果】本発明は停電しないような微小地絡事故
が継続したとき、過去に検出し記憶部に記憶している検
出信号をクリアしているので、残留分の変化による誤動
作を防ぐことができ、信頼性の高い検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図
【図2】本発明の他の実施例を示す回路図
【図3】従来例を示す回路図
【符号の説明】
1 零相電流検出手段 2、12 A/D変換回路 3、4、13 シフトレジスタ 5 切替回路 6、14 減算器 7、15 レベル判定部 8、16 カウンタ 9、17 残留分更新判断部 10 クロック発振器 11 零相電圧検出手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線路に設けた零相電圧検出手段もし
    くは零相電流検出手段で検出した現時刻の検出信号から
    現時刻より前に検出し一時記憶部に記憶している検出信
    号を減算してえられる信号から地絡事故を検出するよう
    にした地絡事故検出装置において、地絡継続時間をカウ
    ントし、停電しないような地絡事故が設定時間以上継続
    したとき前記記憶部の検出信号をリセットするカウンタ
    と、前記カウンタの指令により配電線路の検出信号と比
    較して前記記憶部を起動する残留分更新判断部とを設け
    たことを特徴とする地絡事故検出装置。
  2. 【請求項2】 残留分更新判断部は、予め設定している
    零相電流または零相電圧の大きさと現時刻の配電線路の
    検出信号とを比較して一時記憶する記憶部の検出信号を
    更新するようにしたことを特徴とする請求項1記載の地
    絡事故検出装置。
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