JP3045303U - ナットアッセンブリ - Google Patents

ナットアッセンブリ

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JP3045303U
JP3045303U JP1997006120U JP612097U JP3045303U JP 3045303 U JP3045303 U JP 3045303U JP 1997006120 U JP1997006120 U JP 1997006120U JP 612097 U JP612097 U JP 612097U JP 3045303 U JP3045303 U JP 3045303U
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JP
Japan
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nut
ring member
nut assembly
screw hole
bolt
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Application number
JP1997006120U
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English (en)
Inventor
宗池 楊
Original Assignee
宗池 楊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動によるナットの緩みを防止するととも
に、再利用が可能であるナットアッセンブリを提供す
る。 【解決手段】 ナット20とナイロン製のリング部材1
0とを備えたナットアッセンブリであって、ナット20
が、貫通されたねじ孔21と、ねじ孔21の上面から上
方に伸びるように形成されたフランジ部22と、ねじ孔
21とフランジ部22との間のねじ孔21の上面に形成
された肩部221とを有し、リング部材10が、貫通さ
れた中心孔11と、中心孔11の輪郭の周囲に放射状に
形成された複数の凹部12とを有し、リング部材10が
肩部221上に配置されたときに、リング部材10を締
め付けるために、フランジ部22の上端が下向きおよび
内向きに曲がるように形成されている。このように構成
されたナットアッセンブリとボルトとを用いて対象物等
の締結等を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ナットアッセンブリに関し、詳しくは、複数の凹部が形成された中 心孔を有するナイロン製のリング部材を備えたナットアッセンブリに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
通常、対象物に対してボルトをしっかりと位置決めするために、ナットはボル トと噛み合わせて用いられる。従来技術に係るナットは、貫通したねじ孔を有す るリング形状の部材である。しかしながら、通常の使用状態の大部分においては 、ナットは振動によって緩んでしまう。
【0003】 この振動による緩みを防止するためのナットとしては、ボルトとの接触面にわ たって隆起部を有するものがある。この隆起部は、ボルトと噛み合わせて使用さ れたときに、対象物あるいはボルトに接する方向に力が生ずるように変形する。 したがって、この隆起部を有するナットを用いれば、ナットに設けられたこの隆 起部の変形によって、振動によるナットの緩みを防止することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術にかかるナットにおいては、隆起部に永久的な変 形が生ずるために、再利用することができない。
【0005】 本考案は、このような課題を解決するためになされたもので、振動によるナッ トの緩みを防止するとともに、再利用が可能であるナットアッセンブリを提供す ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、ナットとリング部材とを備えたナットア ッセンブリであって、前記ナットが、貫通されたねじ孔と、前記ねじ孔の上面か ら上方に伸びるように形成されたフランジ部と、前記ねじ孔と前記フランジ部と の間の前記ねじ孔の上面に形成された肩部とを有し、前記リング部材が、貫通さ れた中心孔と、前記中心孔の輪郭の周囲に放射状に形成された複数の凹部とを有 し、前記リング部材が前記肩部上に配置されたときに、前記リング部材を締め付 けるために、前記フランジ部の上端が下向きおよび内向きに曲がるように形成さ れていることを特徴とする。本考案に係るナットアッセンブリとボルトを用いて 対象物の締結等を行えば、前記ナットアッセンブリに前記ボルトを通すことによ って、前記リング部材が、前記ボルトと堅固に噛み合うように、また前記ボルト と前記ナットとを堅固に締結するように変形するので、振動によるナットの緩み を防止することができる。さらに、前記リング部材の前記中心孔に形成されてい る複数の凹部は、前記リング部材および前記中心孔が変形する際の緩衝空間とし て機能するので、前記リング部材が破壊されることを防止することができる。し たがって、前記ナットアッセンブリの再利用が可能となる。
【0007】 また、本考案においては、前記リング部材が、ナイロンで形成されていること が好ましい。この好ましい例によれば、前記リング部材に永久的な変形が生じに くいため、前記ナットアッセンブリの再利用に好適である。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づいて本考案の実施形態に係るナットアッセンブリについて説 明する。本実施形態に係るナットアッセンブリは、ナットとリング部材とを用い て構成されている。
【0009】 図1は、本考案の実施形態に係るナットおよびリング部材の組立分解図を示し たものである。図2は、本考案の実施形態に係るナットおよびリング部材の断面 図を示したものである。図3は、本考案の実施形態に係るナットにリング部材を 装着した状態の断面図を示したものである。
【0010】 上記図1から図3に示されている本実施形態に係るナット20には、ねじ孔2 1が形成されている。ナット20に形成されたねじ孔21の上方には、ねじ孔2 1の上面から上方に伸びるようにフランジ部22が形成されている。そして、ね じ孔21とフランジ部22との間に位置するねじ孔21の上面には、肩部221 が形成されている。
【0011】 リング部材10は、ナイロンを用いて形成されており、図3に示すように、ナ ット20に形成されている肩部221上に配置して使用される。リング部材10 には、中心孔11が形成されており、その中心孔11を形成する輪郭の周囲には 、放射状に複数の凹部12が形成されている。リング部材10がナット20の肩 部221上に配置されたときには、リング部材10を締め付けるために、フラン ジ部22の上端は、下向きおよび内向きに曲がるように形成されている(図3参 照)。
【0012】 図4は、本実施形態に係るナットアッセンブリとボルトとの関係を示した上面 図、いわゆるナットに噛み合わされたボルトとリング部材との関係を示した上面 図である。図5は、本実施形態に係るナットアッセンブリとボルトとの関係を示 した断面図、いわゆるナットに噛み合わされたボルトとリング部材との関係を示 した断面図である。
【0013】 上記図4および図5に示されているボルト30には、ナットアッセンブリ等と 噛み合うようにねじが切られている。ボルト30に形成されたねじ部は、ナット 20のねじ孔21とリング部材10の中心孔11とを貫通する長さを有している 。リング部材10に形成されている中心孔11は、ボルト30に形成されている ねじ部の谷の径の基準寸法と同等の直径を有している。中心孔11はこのような 寸法に形成されているので、ボルト30が中心孔11を通って中心孔11が拡が るときに、中心孔11がボルト30と堅固に噛み合うように変形する(図5参照 )。そしてこのとき、中心孔11の周囲に形成されている複数の凹部12は、リ ング部材10の中心孔11が破壊されることなく変形するように機能する。つま り、本実施形態おいては、凹部12が、ボルト30によってリング部材10の中 心孔11が拡げられて変形する際の緩衝空間として機能するので、中心孔11の 破損を防止することができる。また、リング部材10には、永久的な変形が生じ ないので再利用することが可能である。
【0014】 したがって、本実施形態に係るナットアッセンブリ(リング部材10とナット 20)とボルト30とを用いて対象物の締結等を行えば、ナットアッセンブリに ボルト30を通すことによって、リング部材10が、ボルト30と堅固に噛み合 うように、またボルト30とナット20とを堅固に締結するように変形するので 、振動によるナットの緩みを防止することができる。さらに、リング部材10の 中心孔11に形成されている複数の凹部12は、リング部材10および中心孔1 1が変形する際の緩衝空間として機能するので、リング部材10が破壊されるこ とを防止することができる。したがって、ナットアッセンブリの再利用が可能と なる。また、リング部材10はナイロンで形成されており、永久的な変形が生じ にくいため、ナットアッセンブリの再利用に好適である。
【0015】 以上、本考案を好ましい実施形態に基づいて説明したが、本考案はこれらの形 状等に限定されるものではなく、本考案の精神と範囲とから逸脱することなく、 多くの他の可能な変更および変形等を行うことが可能であることは明らかである 。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、振動によるナットの緩みを防止すると ともに、再利用が可能であるナットアッセンブリを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態に係るナットおよびリング部
材の組立分解図
【図2】図1に示されたナットおよびリング部材の断面
【図3】本考案の実施形態に係るリング部材をナットに
装着した状態を示した断面図
【図4】本考案の実施形態に係るリング部材とナットに
噛み合わされたボルトとの関係を示した上面図
【図5】本考案の実施形態に係るリング部材とナットに
噛み合わされたボルトとの関係を示した断面図
【符号の説明】
10 リング部材 11 中心孔 12 凹部 20 ナット 21 ねじ孔 22 フランジ部 30 ボルト 221 肩部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナットとリング部材とを備えたナットア
    ッセンブリであって、前記ナットが、貫通されたねじ孔
    と、前記ねじ孔の上面から上方に伸びるように形成され
    たフランジ部と、前記ねじ孔と前記フランジ部との間の
    前記ねじ孔の上面に形成された肩部とを有し、前記リン
    グ部材が、貫通された中心孔と、前記中心孔の輪郭の周
    囲に放射状に形成された複数の凹部とを有し、前記リン
    グ部材が前記肩部上に配置されたときに、前記リング部
    材を締め付けるために、前記フランジ部の上端が下向き
    および内向きに曲がるように形成されていることを特徴
    とするナットアッセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記リング部材が、ナイロンで形成され
    ている請求項1に記載のナットアッセンブリ。
JP1997006120U 1997-07-14 1997-07-14 ナットアッセンブリ Expired - Lifetime JP3045303U (ja)

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JP1997006120U JP3045303U (ja) 1997-07-14 1997-07-14 ナットアッセンブリ

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JP3045303U true JP3045303U (ja) 1998-01-27

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