JP3045271B2 - 連続ビス打機 - Google Patents
連続ビス打機Info
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- JP3045271B2 JP3045271B2 JP6135864A JP13586494A JP3045271B2 JP 3045271 B2 JP3045271 B2 JP 3045271B2 JP 6135864 A JP6135864 A JP 6135864A JP 13586494 A JP13586494 A JP 13586494A JP 3045271 B2 JP3045271 B2 JP 3045271B2
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- screws
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- driving
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は建築工事等において内装
のボード貼りなどに用いられるビス打機に係り、特に、
ビスを圧縮空気を利用して連続的に供給することにより
連続打ちを可能にした連続ビス打機に関する。
のボード貼りなどに用いられるビス打機に係り、特に、
ビスを圧縮空気を利用して連続的に供給することにより
連続打ちを可能にした連続ビス打機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の連続ビス打機としては、内装工事
のボード貼りを行うに際して、或る個数のビスが予めベ
ルトに仕込んであるいわゆるボード用連結ネジを用いて
単発打ちのエアガン又は電動ドライバで締め付けるもの
が知られている。
のボード貼りを行うに際して、或る個数のビスが予めベ
ルトに仕込んであるいわゆるボード用連結ネジを用いて
単発打ちのエアガン又は電動ドライバで締め付けるもの
が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ボ
ード用連結ネジを用いた場合、ベルトに仕込まれている
ビスの個数が限られていることから、ボード貼り作業中
にしばしば、ボード用連結ネジのベルトの取替え作業が
必要になり、かつ又、ベルトに仕込まれたビスをエアガ
ンに供給するのは人手で行うものであって自動的に連続
供給されるわけではなく、作業能率がそれ程には向上さ
れないという問題点がある。
ード用連結ネジを用いた場合、ベルトに仕込まれている
ビスの個数が限られていることから、ボード貼り作業中
にしばしば、ボード用連結ネジのベルトの取替え作業が
必要になり、かつ又、ベルトに仕込まれたビスをエアガ
ンに供給するのは人手で行うものであって自動的に連続
供給されるわけではなく、作業能率がそれ程には向上さ
れないという問題点がある。
【０００４】そこで本発明は、ビスをエアーブローによ
って自動的，連続的に供給しつつビス打ちすることがで
きる連続ビス打機を提供することを目的としている。
って自動的，連続的に供給しつつビス打ちすることがで
きる連続ビス打機を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る連続ビス打機は、ビスを一列に整列し
て送り出すビスフィード部と、そのビスフィード部から
送り出されたビスを一個ずつに分離するセパレータ部
と、そのセパレータ部で分離されたビスを搬送チューブ
を経て一個宛空圧搬送するエアブロー搬送部と、前記搬
送チューブを経て空圧搬送されたビスをビス先を前方に
して保持するビス保持部及びビスをねじ込むドライバー
部よりなるビス打ちドライバとを備え、前記ビス打ちド
ライバのビス保持部は、前記エアブロー搬送部の搬送チ
ューブに連結されているビスホルダと、前記ビスホルダ
と協働してビスを挟持するチャックとからなり、前記ビ
スホルダとチャックとはそれぞれが分割されていて、分
割されたビスホルダとチャックとがビスの回りに交互に
配設してあってこれらによりビスを挟持するように構成
してなることを特徴とするものである。
め、本発明に係る連続ビス打機は、ビスを一列に整列し
て送り出すビスフィード部と、そのビスフィード部から
送り出されたビスを一個ずつに分離するセパレータ部
と、そのセパレータ部で分離されたビスを搬送チューブ
を経て一個宛空圧搬送するエアブロー搬送部と、前記搬
送チューブを経て空圧搬送されたビスをビス先を前方に
して保持するビス保持部及びビスをねじ込むドライバー
部よりなるビス打ちドライバとを備え、前記ビス打ちド
ライバのビス保持部は、前記エアブロー搬送部の搬送チ
ューブに連結されているビスホルダと、前記ビスホルダ
と協働してビスを挟持するチャックとからなり、前記ビ
スホルダとチャックとはそれぞれが分割されていて、分
割されたビスホルダとチャックとがビスの回りに交互に
配設してあってこれらによりビスを挟持するように構成
してなることを特徴とするものである。
【０００６】
【０００７】
【０００８】
【０００９】
【作用】ビスは、ビスフィード部のホッパ容器内に多数
個を自由投入する。投入された多数個のビスは、ホッパ
内で揺動アームをホッパ底部から上に向かって揺動させ
ることにより掬い上げられて、ビス頭部の外径より幅の
狭い溝に一列に並ぶ。又は、パーツフィーダにより振動
を利用して順次一列に並びながら送り出される。
個を自由投入する。投入された多数個のビスは、ホッパ
内で揺動アームをホッパ底部から上に向かって揺動させ
ることにより掬い上げられて、ビス頭部の外径より幅の
狭い溝に一列に並ぶ。又は、パーツフィーダにより振動
を利用して順次一列に並びながら送り出される。
【００１０】こうして自由投入されたビスの一部が一列
に整列して取り出されるとともに、シュートに移されて
斜め下方のセパレータ部に滑り搬送される。セパレータ
部に搬送されたビスの先頭の一個が、払い出し装置で分
離して取り出されてエアブロー搬送部に送られる。この
エアブロー搬送部に送られたビスは、搬送チューブ内に
送りこまれる圧縮空気の流れで圧送されてビス打ちドラ
イバにビス先を前方にして供給され、ビス保持部にねじ
込み姿勢で保持される。
に整列して取り出されるとともに、シュートに移されて
斜め下方のセパレータ部に滑り搬送される。セパレータ
部に搬送されたビスの先頭の一個が、払い出し装置で分
離して取り出されてエアブロー搬送部に送られる。この
エアブロー搬送部に送られたビスは、搬送チューブ内に
送りこまれる圧縮空気の流れで圧送されてビス打ちドラ
イバにビス先を前方にして供給され、ビス保持部にねじ
込み姿勢で保持される。
【００１１】このビス保持部は、ビスを挟持するビスホ
ルダとチャックをビスの回りに交互に配設してなるた
め、空圧搬送されてきたビスを滑らかに案内して打ち込
み姿勢・位置に確実に自動保持することができる。この
保持されたビスを、ドライバで所定個所にねじ込む。
ルダとチャックをビスの回りに交互に配設してなるた
め、空圧搬送されてきたビスを滑らかに案内して打ち込
み姿勢・位置に確実に自動保持することができる。この
保持されたビスを、ドライバで所定個所にねじ込む。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は本発明の連続ビス打機の一実施例の一部を
断面で表した側面図である。図示のものは、ビス１を一
列に整列して送り出すビスフィード部２０、一列に整列
したビス１を一個ずつに分離するセパレータ部３０、分
離されたビス１を搬送チューブ４１を経て一個宛空圧搬
送するエアブロー搬送部４０、搬送されたビス１を所定
個所にねじ込むハンデイタイプの電動式ビス打ちドライ
バ５０とを備えており、ビスフィード部２０，セパレー
タ部３０，エアブロー搬送部４０は、手押し台車１０上
に、空気圧縮機１１及びその駆動電源であるエンジン付
ポータブル発電機１２と共に搭載されている。
する。図１は本発明の連続ビス打機の一実施例の一部を
断面で表した側面図である。図示のものは、ビス１を一
列に整列して送り出すビスフィード部２０、一列に整列
したビス１を一個ずつに分離するセパレータ部３０、分
離されたビス１を搬送チューブ４１を経て一個宛空圧搬
送するエアブロー搬送部４０、搬送されたビス１を所定
個所にねじ込むハンデイタイプの電動式ビス打ちドライ
バ５０とを備えており、ビスフィード部２０，セパレー
タ部３０，エアブロー搬送部４０は、手押し台車１０上
に、空気圧縮機１１及びその駆動電源であるエンジン付
ポータブル発電機１２と共に搭載されている。
【００１３】前記ビスフィード部２０は、図１，図２に
示すように、蓋２１ａを備えた容器２１内で上下方向に
揺動可能に設置された揺動アーム２２と、その揺動アー
ム２２の基端部２２ａ側に連結されたシュート２７とで
構成されている。揺動アーム２２は、ビス１の頭部１ａ
の外径より狭い幅を有する長手方向の溝２３を有してお
り、基端部２２ａにおいて揺動軸２４で支持されるとと
もに、揺動用シリンダ２５により揺動軸２４を中心に容
器２１内を上方に駆動されビス１を一列に掬い上げて下
り勾配に配列させる機能をもっている。
示すように、蓋２１ａを備えた容器２１内で上下方向に
揺動可能に設置された揺動アーム２２と、その揺動アー
ム２２の基端部２２ａ側に連結されたシュート２７とで
構成されている。揺動アーム２２は、ビス１の頭部１ａ
の外径より狭い幅を有する長手方向の溝２３を有してお
り、基端部２２ａにおいて揺動軸２４で支持されるとと
もに、揺動用シリンダ２５により揺動軸２４を中心に容
器２１内を上方に駆動されビス１を一列に掬い上げて下
り勾配に配列させる機能をもっている。
【００１４】また、シュート２７は、揺動アーム２２の
前記溝２３と略同じ幅の送り溝２８を有して揺動アーム
の基端部２２ａに下り勾配に接続され、揺動アーム２２
で掬い取ったビス１を連続的に滑り搬送する機能をもっ
ている。前記セパレータ部３０は、ビスフィード部２０
のフィードライン上を連続して送られてくるビス１を、
シュート２７の末端において一個ずつ横にずらし、投入
口３１に落とし込むための払い出し装置３２を備えてい
る。その払い出し装置３２は、図２ないし図４に示すよ
うに、シュート２７に対し直交させて配置すると共にシ
ュート２７のビスフィードラインから略ビス一個分横に
ずらした位置に前記ビス投入口３１を有する基台３３
と、その基台３３に摺動自在に装着されたコ字形のスラ
イダ３４と、そのスライダ３４を往復直線駆動するエア
シリンダ３５とを備えている。
前記溝２３と略同じ幅の送り溝２８を有して揺動アーム
の基端部２２ａに下り勾配に接続され、揺動アーム２２
で掬い取ったビス１を連続的に滑り搬送する機能をもっ
ている。前記セパレータ部３０は、ビスフィード部２０
のフィードライン上を連続して送られてくるビス１を、
シュート２７の末端において一個ずつ横にずらし、投入
口３１に落とし込むための払い出し装置３２を備えてい
る。その払い出し装置３２は、図２ないし図４に示すよ
うに、シュート２７に対し直交させて配置すると共にシ
ュート２７のビスフィードラインから略ビス一個分横に
ずらした位置に前記ビス投入口３１を有する基台３３
と、その基台３３に摺動自在に装着されたコ字形のスラ
イダ３４と、そのスライダ３４を往復直線駆動するエア
シリンダ３５とを備えている。
【００１５】前記エアブロー搬送部４０は、ビス頭部１
ａの外径より僅かに大きい内径を有して一端が前記セパ
レータ部３０の投入口３１に接続され他端がビス打ちド
ライバ５０に接続される内面平滑な搬送チューブとして
のフレキシブルチューブ４１と、圧力源である空気圧縮
機１１からの圧縮空気を前記セパレータ部３０のビス投
入口３１の下部（フレキシブルチューブ４１の根元）に
送給するエア供給路４２とを備えている。
ａの外径より僅かに大きい内径を有して一端が前記セパ
レータ部３０の投入口３１に接続され他端がビス打ちド
ライバ５０に接続される内面平滑な搬送チューブとして
のフレキシブルチューブ４１と、圧力源である空気圧縮
機１１からの圧縮空気を前記セパレータ部３０のビス投
入口３１の下部（フレキシブルチューブ４１の根元）に
送給するエア供給路４２とを備えている。
【００１６】前記ビス打ちドライバ５０は、この実施例
では電動式のドライバ部５１の頭部にビス保持部５３を
取り付けて構成されている。そのビス保持部５３は、図
５，図６に示すような二つ割タイプのビスホルダ５４と
同じく二つ割タイプのチャック５５とを備えている。ビ
スホルダ５４は下部に前記フレキシブルチューブ４１が
接続されるビス供給口５７を有しており、内面は、その
ビス供給口５７から先端を前に向けて飛び出すビス１を
円滑に案内するように滑らかな曲面とされると共に、ビ
ス１に弾性接触してビス１の脱落を防止するスプリング
付爪５８が揺動可能にピン止めされている。一方、チャ
ック５５の方は、内面が同じくビス１を円滑に案内する
ように滑らかな曲面とされ、スプリング６０を介して支
点ピン６１で揺動自在に取り付けられている。また、チ
ャック５５の先端部は、内面にビス１を確実に保持する
べく永久磁石片６２が埋め込まれるとともに、外面には
ビス止めされるボード等の傷つきを防止するための傷防
止ストッパ６３が必要に応じて取り付けられている。
では電動式のドライバ部５１の頭部にビス保持部５３を
取り付けて構成されている。そのビス保持部５３は、図
５，図６に示すような二つ割タイプのビスホルダ５４と
同じく二つ割タイプのチャック５５とを備えている。ビ
スホルダ５４は下部に前記フレキシブルチューブ４１が
接続されるビス供給口５７を有しており、内面は、その
ビス供給口５７から先端を前に向けて飛び出すビス１を
円滑に案内するように滑らかな曲面とされると共に、ビ
ス１に弾性接触してビス１の脱落を防止するスプリング
付爪５８が揺動可能にピン止めされている。一方、チャ
ック５５の方は、内面が同じくビス１を円滑に案内する
ように滑らかな曲面とされ、スプリング６０を介して支
点ピン６１で揺動自在に取り付けられている。また、チ
ャック５５の先端部は、内面にビス１を確実に保持する
べく永久磁石片６２が埋め込まれるとともに、外面には
ビス止めされるボード等の傷つきを防止するための傷防
止ストッパ６３が必要に応じて取り付けられている。
【００１７】次ぎに作用を説明する。ビス打ち作業現場
に連続ビス打機を持込み、その容器２１の蓋２１ａを開
けて、一度に多数個のビス１を投入する。先ず、揺動用
のシリンダ２５を駆動させることにより、揺動アーム２
２を揺動軸２４を中心に上方に揺動させる。これによ
り、容器２１内に不揃いに収納されているビス１は揺動
アーム２２の溝２３内に掬い上げられる。溝２３の溝幅
は、ビス頭部１ａの外径より幅が狭いため、ビス１は頭
部１ａが溝２３ａの上縁にひっかかり吊り下げ状態で保
持されて一列に並ぶ。揺動アーム２２はそのまま斜め上
まで揺動して、下方のシュート２７と略一直線に接続さ
れる。
に連続ビス打機を持込み、その容器２１の蓋２１ａを開
けて、一度に多数個のビス１を投入する。先ず、揺動用
のシリンダ２５を駆動させることにより、揺動アーム２
２を揺動軸２４を中心に上方に揺動させる。これによ
り、容器２１内に不揃いに収納されているビス１は揺動
アーム２２の溝２３内に掬い上げられる。溝２３の溝幅
は、ビス頭部１ａの外径より幅が狭いため、ビス１は頭
部１ａが溝２３ａの上縁にひっかかり吊り下げ状態で保
持されて一列に並ぶ。揺動アーム２２はそのまま斜め上
まで揺動して、下方のシュート２７と略一直線に接続さ
れる。
【００１８】こうして容器２１内のビスの一部が一列に
整列されてビスフィード部２０のシュート２７に接続さ
れると、整列したビス１は下り勾配の揺動アーム２２の
溝２３内を滑り降り、シュート２７の送り溝２８に移
り、今度はその送り溝２８内を滑り降りて先頭はシュー
ト２７の先端に到達する。後続するビス１はシュート２
７の送り溝２８内に整列したまま保持される。
整列されてビスフィード部２０のシュート２７に接続さ
れると、整列したビス１は下り勾配の揺動アーム２２の
溝２３内を滑り降り、シュート２７の送り溝２８に移
り、今度はその送り溝２８内を滑り降りて先頭はシュー
ト２７の先端に到達する。後続するビス１はシュート２
７の送り溝２８内に整列したまま保持される。
【００１９】このとき、シュート２７の先端に位置する
セパレータ部３０のコ字形スライダ３４の開口はシュー
ト２７のフィードラインの延長上にあり、したがって最
先頭のビス１はスライダ３４内に保持される。次に、そ
のセパレータ部３０のエアシリンダ３５を駆動して、払
い出し装置３２のスライダ３４をシュート２７のフィー
ドラインの延長上から横に滑らせ、ビス投入口３１上に
移動させる。これによりスライダ３４に保持されていた
ビス１が、ビス投入口３１内に落下する。
セパレータ部３０のコ字形スライダ３４の開口はシュー
ト２７のフィードラインの延長上にあり、したがって最
先頭のビス１はスライダ３４内に保持される。次に、そ
のセパレータ部３０のエアシリンダ３５を駆動して、払
い出し装置３２のスライダ３４をシュート２７のフィー
ドラインの延長上から横に滑らせ、ビス投入口３１上に
移動させる。これによりスライダ３４に保持されていた
ビス１が、ビス投入口３１内に落下する。
【００２０】次いで、エアブロー搬送部４０のエア供給
路４２の図示されない電磁弁が開き、空気圧縮機１１か
ら圧縮空気がエア供給路４２を経て投入口３１内のビス
１の上方に供給される。この空気流により、ビス１はフ
レキシブルチューブ４１内を圧送されてドライバ５０に
送りこまれる。こうしてドライバ５０に供給されたビス
１は、ドライバ部５１の頭部のビス保持部５３を構成し
ているビスホルダ５４及びチャック５５の内面に沿って
送られる。ビス１の先端がビスホルダ５４，チャック５
５の先端から外に突き出した位置で、ビス頭部１ａの根
元がビスホルダのスプリング付爪５８に当接して停止す
る。チャック５５はスプリング６０の弾性力でビス１の
ねじ部を弾圧するとともに永久磁石片６２に吸着したビ
ス１を挟持し姿勢と位置を固定する。
路４２の図示されない電磁弁が開き、空気圧縮機１１か
ら圧縮空気がエア供給路４２を経て投入口３１内のビス
１の上方に供給される。この空気流により、ビス１はフ
レキシブルチューブ４１内を圧送されてドライバ５０に
送りこまれる。こうしてドライバ５０に供給されたビス
１は、ドライバ部５１の頭部のビス保持部５３を構成し
ているビスホルダ５４及びチャック５５の内面に沿って
送られる。ビス１の先端がビスホルダ５４，チャック５
５の先端から外に突き出した位置で、ビス頭部１ａの根
元がビスホルダのスプリング付爪５８に当接して停止す
る。チャック５５はスプリング６０の弾性力でビス１の
ねじ部を弾圧するとともに永久磁石片６２に吸着したビ
ス１を挟持し姿勢と位置を固定する。
【００２１】作業者は、ドライバ５０を手にし、ビス保
持部５３にビス１が保持されたことを目視で確認して
（ビス１の先端が外に突き出しているか否かで確認でき
る）、例えば内装材の所定個所にビス先を押し付けてス
イッチをオンにすれば、ドライバ部５１が回転してビス
１を回転させながら前進させる。これにより、ビス１
は、ビスホルダ５４の内面のスプリング付爪５８の弾性
力に打ち勝ってこれを押し開くと同時に、チャック５５
のスプリング６０の弾性力に抗してチャック５５の先端
を外に押し拡げて前進しつつ締め付けられていく。
持部５３にビス１が保持されたことを目視で確認して
（ビス１の先端が外に突き出しているか否かで確認でき
る）、例えば内装材の所定個所にビス先を押し付けてス
イッチをオンにすれば、ドライバ部５１が回転してビス
１を回転させながら前進させる。これにより、ビス１
は、ビスホルダ５４の内面のスプリング付爪５８の弾性
力に打ち勝ってこれを押し開くと同時に、チャック５５
のスプリング６０の弾性力に抗してチャック５５の先端
を外に押し拡げて前進しつつ締め付けられていく。
【００２２】締め付けが完了してドライバ５０のスイッ
チ６４を切ると（または、別に設けたビス供給スイッチ
を入れる）、その信号が不図示の制御装置に発信されて
セパレータ部３０のエアシリンダ３５が駆動され、スラ
イダ３４が作動して次ぎのビス１をビス投入口３１に送
り込み、続いて圧縮空気が供給されてドライバ５０のビ
ス保持部５３に新たなビス１がエアブローで自動的に供
給される。
チ６４を切ると（または、別に設けたビス供給スイッチ
を入れる）、その信号が不図示の制御装置に発信されて
セパレータ部３０のエアシリンダ３５が駆動され、スラ
イダ３４が作動して次ぎのビス１をビス投入口３１に送
り込み、続いて圧縮空気が供給されてドライバ５０のビ
ス保持部５３に新たなビス１がエアブローで自動的に供
給される。
【００２３】以上のビス自動供給動作は、予め定めた順
序に従ってシーケンス制御される。また、ビスフィード
部２０の揺動アーム２２の駆動用シリンダ２５の作動に
ついては、例えばセパレータ部３０の払い出し装置３２
によるビス払い出し個数をカウントして、予め設定した
個数に達したときにシリンダ２５を自動的に作動させる
とか、ビスフィード部２０のシュート２７に整列してい
るビスを自動監視して残り少なくなったときにシリンダ
２５を自動的に作動させるとか、予め定めた時間間隔で
自動的にシリンダ２５を作動させる等、任意の手段を採
用することが可能である。容器２１へのビス１の補給
は、ビスの残留量を確認して人手で行えば良い。
序に従ってシーケンス制御される。また、ビスフィード
部２０の揺動アーム２２の駆動用シリンダ２５の作動に
ついては、例えばセパレータ部３０の払い出し装置３２
によるビス払い出し個数をカウントして、予め設定した
個数に達したときにシリンダ２５を自動的に作動させる
とか、ビスフィード部２０のシュート２７に整列してい
るビスを自動監視して残り少なくなったときにシリンダ
２５を自動的に作動させるとか、予め定めた時間間隔で
自動的にシリンダ２５を作動させる等、任意の手段を採
用することが可能である。容器２１へのビス１の補給
は、ビスの残留量を確認して人手で行えば良い。
【００２４】このように、本実施例によれば、ビス１の
供給が連続的にかつ自動的にできるので、連続ビス打作
業の作業効率が大幅に向上する。空気圧縮機１１とポー
タブル発電機１２を併設して手押し台車１０上に搭載し
たため、電源がないような場所でも連続ビス打作業がで
きる。なお、上記実施例では、空気圧縮機１１とポータ
ブル発電機１２を併設したものを例示したが、これらは
本発明の連続ビス打機を限定するものではなく、例えば
ポータブル発電機ではなく別途の電源を利用しても良
く、あるいは空気圧縮機も別置きのものを利用するよう
にしても良い。
供給が連続的にかつ自動的にできるので、連続ビス打作
業の作業効率が大幅に向上する。空気圧縮機１１とポー
タブル発電機１２を併設して手押し台車１０上に搭載し
たため、電源がないような場所でも連続ビス打作業がで
きる。なお、上記実施例では、空気圧縮機１１とポータ
ブル発電機１２を併設したものを例示したが、これらは
本発明の連続ビス打機を限定するものではなく、例えば
ポータブル発電機ではなく別途の電源を利用しても良
く、あるいは空気圧縮機も別置きのものを利用するよう
にしても良い。
【００２５】また、実施例のドライバ５０は電動式のも
のを示したが、圧縮空気式のものであっても良く、その
場合は駆動用圧縮空気を搭載した空気圧縮機をエアブロ
ー用とドライバ駆動用とに併用することができる。ま
た、実施例ではビスフィード部２０に容器内のビスを一
列に掬い取る揺動アームとビスを連続搬送するシュート
とを備えているものを説明したが、これに限らず、容器
内のビスを振動させつつ一列に整列させるパーツフィー
ダと、整列させたビスを連続搬送するシュートとを備え
ている構成としても良い。
のを示したが、圧縮空気式のものであっても良く、その
場合は駆動用圧縮空気を搭載した空気圧縮機をエアブロ
ー用とドライバ駆動用とに併用することができる。ま
た、実施例ではビスフィード部２０に容器内のビスを一
列に掬い取る揺動アームとビスを連続搬送するシュート
とを備えているものを説明したが、これに限らず、容器
内のビスを振動させつつ一列に整列させるパーツフィー
ダと、整列させたビスを連続搬送するシュートとを備え
ている構成としても良い。
【００２６】また、実施例のドライバ５０においては、
ビスを保持するビスホルダとチャックがそれぞれ二分割
タイプの場合を示したが、その他例えば図７に示すよう
な三分割タイプのビスホルダ５４Ａ及びチャック５５Ａ
を備えた構成としても良い。その場合のビスホルダ５４
Ａの内面には、実施例同様にスプリング付爪５８を設け
ると良い。
ビスを保持するビスホルダとチャックがそれぞれ二分割
タイプの場合を示したが、その他例えば図７に示すよう
な三分割タイプのビスホルダ５４Ａ及びチャック５５Ａ
を備えた構成としても良い。その場合のビスホルダ５４
Ａの内面には、実施例同様にスプリング付爪５８を設け
ると良い。
【００２７】また、上記実施例では、ビスフィード部２
０の揺動アームの駆動装置、セパレータ部３０の払い出
し装置３２の駆動装置としてそれぞれシリンダ２５，３
５を用いたが、シリンダに替えて電動モータを用いるこ
とも可能である。
０の揺動アームの駆動装置、セパレータ部３０の払い出
し装置３２の駆動装置としてそれぞれシリンダ２５，３
５を用いたが、シリンダに替えて電動モータを用いるこ
とも可能である。
【００２８】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の連続ビ
ス打機によれば、容器内のビスをビスフィード部で一列
に整列して送り出してセパレータ部で一個ずつに分離
し、エアブロー搬送部の搬送チューブを経て一個ずつビ
ス打ちドライバに空圧搬送して、ドライバ先端のビス保
持部に締め付け姿勢に保持し、そのビスをドライバで所
定個所に締め付けてビス打ちするものとした。そのた
め、ビスを自動的に連続してドライバに供給することが
可能になり、ビス打作業の効率が従来に比し大幅に向上
するという効果を奏する。
ス打機によれば、容器内のビスをビスフィード部で一列
に整列して送り出してセパレータ部で一個ずつに分離
し、エアブロー搬送部の搬送チューブを経て一個ずつビ
ス打ちドライバに空圧搬送して、ドライバ先端のビス保
持部に締め付け姿勢に保持し、そのビスをドライバで所
定個所に締め付けてビス打ちするものとした。そのた
め、ビスを自動的に連続してドライバに供給することが
可能になり、ビス打作業の効率が従来に比し大幅に向上
するという効果を奏する。
【００２９】
【００３０】
【００３１】さらに、本発明によれば、ビス打ちドライ
バのビス保持部は、ビスを挟持するビスホルダとチャッ
クとをビスの回りに交互に配設してなるものとしたた
め、空圧搬送されてきたビスを滑らかに案内して打ち込
み姿勢・位置に確実に自動保持することができて、ビス
打ち作業が手際良く遂行できる。
バのビス保持部は、ビスを挟持するビスホルダとチャッ
クとをビスの回りに交互に配設してなるものとしたた
め、空圧搬送されてきたビスを滑らかに案内して打ち込
み姿勢・位置に確実に自動保持することができて、ビス
打ち作業が手際良く遂行できる。
【図１】本発明の連続ビス打機の一実施例の一部を断面
で表した側面図である。
で表した側面図である。
【図２】図１のビスフィード部，セパレータ部，エアブ
ロー搬送部の平面図である。
ロー搬送部の平面図である。
【図３】図１のビス払い出し装置の平面図で、（ａ）は
払い出し動作以前、（ｂ）は払い出し動作時を示す。
払い出し動作以前、（ｂ）は払い出し動作時を示す。
【図４】図３（ｂ）のIV−IV線断面で、払い出し動作に
よるビスの落下状態を示している。
よるビスの落下状態を示している。
【図５】ビス打ちドライバのビス保持部の一例の平面図
である。
である。
【図６】ビス打ちドライバの一部を断面で表した側面図
である。
である。
【図７】ビス打ちドライバのビス保持部の他の例の平面
図である。
図である。
１ ビス １ａ ビス頭部 ２０ ビスフィード部 ３０ セパレータ部 ４０ エアブロー搬送部 ４１ 搬送チューブ ５０ ビス打ちドライバ ５３ ビス保持部 ５４ ビスホルダ ５４Ａ ビスホルダ ５５ チャック ５５Ａ チャック ５８ スプリング付爪 ６２ 永久磁石 ６３ 傷防止ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B23P 19/06 B23Q 7/08 E04F 21/18
Claims (1)
- 【請求項１】 ビスを一列に整列して送り出すビスフィ
ード部と、そのビスフィード部から送り出されたビスを
一個ずつに分離するセパレータ部と、そのセパレータ部
で分離されたビスを搬送チューブを経て一個宛空圧搬送
するエアブロー搬送部と、前記搬送チューブを経て空圧
搬送されたビスをビス先を前方にして保持するビス保持
部及びビスをねじ込むドライバー部よりなるビス打ちド
ライバとを備え、前記ビス打ちドライバのビス保持部
は、前記エアブロー搬送部の搬送チューブに連結されて
いるビスホルダと、前記ビスホルダと協働してビスを挟
持するチャックとからなり、前記ビスホルダとチャック
とはそれぞれが分割されていて、分割されたビスホルダ
とチャックとがビスの回りに交互に配設してあってこれ
らによりビスを挟持するように構成したことを特徴とす
る連続ビス打機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6135864A JP3045271B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 連続ビス打機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6135864A JP3045271B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 連続ビス打機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH081454A JPH081454A (ja) | 1996-01-09 |
| JP3045271B2 true JP3045271B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=15161553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6135864A Expired - Lifetime JP3045271B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 連続ビス打機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3045271B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103639834B (zh) * | 2013-11-22 | 2016-03-09 | 深圳市配天智造装备股份有限公司 | 一种螺杆装料设备 |
| CN107745242A (zh) * | 2017-11-08 | 2018-03-02 | 亿和精密工业（苏州）有限公司 | 一种全自动吹气式螺丝送料机 |
| CN110125668A (zh) * | 2019-05-23 | 2019-08-16 | 苏州锦浩翔自动化有限公司 | 一种锁螺丝装置 |
| CN118647472A (zh) * | 2021-12-22 | 2024-09-13 | Tox机械工程股份有限公司 | 用于加工元件的系统 |
| CN118510615A (zh) * | 2021-12-22 | 2024-08-16 | Tox机械工程股份有限公司 | 供送设备、供送系统和系统 |
| CN115122062B (zh) * | 2022-07-01 | 2023-10-20 | 北京电子工程总体研究所 | 一种螺钉取送装置 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP6135864A patent/JP3045271B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH081454A (ja) | 1996-01-09 |
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