JP3044860B2 - 磁気ヘッドスライダ - Google Patents
磁気ヘッドスライダInfo
- Publication number
- JP3044860B2 JP3044860B2 JP3237754A JP23775491A JP3044860B2 JP 3044860 B2 JP3044860 B2 JP 3044860B2 JP 3237754 A JP3237754 A JP 3237754A JP 23775491 A JP23775491 A JP 23775491A JP 3044860 B2 JP3044860 B2 JP 3044860B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- slider
- disk
- magnetic
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドが磁気ディス
クに対して接触記録再生を行う磁気ディスク装置に関す
る。
クに対して接触記録再生を行う磁気ディスク装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】磁気ディスク装置の一層の高記録密度化
を図るには、磁気ヘッドと磁気ディスク表面との隙間を
一層安定に狭く保つことが必須である。このためには接
触記録再生が突破口となる。さらに磁気ディスク装置は
ビットコストが安いことも必要である。従って、より簡
素な構造で接触記録再生を安定に安全に行うことが必要
である。特開昭49−121514号公報に開示される従来の浮
上型のスライダは、全ての浮上面を浮上させるように設
計されている。従って、これらをそのまま接触記録再生
に用いることはできない。また、特開昭62−250570号公
報に開示される能動制御型の接触記録再生用ヘッドスラ
イダは複雑な構造と制御回路を必要とする。
を図るには、磁気ヘッドと磁気ディスク表面との隙間を
一層安定に狭く保つことが必須である。このためには接
触記録再生が突破口となる。さらに磁気ディスク装置は
ビットコストが安いことも必要である。従って、より簡
素な構造で接触記録再生を安定に安全に行うことが必要
である。特開昭49−121514号公報に開示される従来の浮
上型のスライダは、全ての浮上面を浮上させるように設
計されている。従って、これらをそのまま接触記録再生
に用いることはできない。また、特開昭62−250570号公
報に開示される能動制御型の接触記録再生用ヘッドスラ
イダは複雑な構造と制御回路を必要とする。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで能動制御を行う
ことなく、より簡素な構造で、しかも磁気ヘッド磁極位
置がディスク表面に対して小さな接触荷重で安定に接触
し、接触記録再生を安定に安全に行うことが必要であ
る。
ことなく、より簡素な構造で、しかも磁気ヘッド磁極位
置がディスク表面に対して小さな接触荷重で安定に接触
し、接触記録再生を安定に安全に行うことが必要であ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するに
は、支持ばねまたはスライダ自身の浮上面で生じる負圧
力によりディスクに対して押しつけられる従来方式のス
ライダにおいて、スライダの流入端側はディスク表面か
らほぼ一定の隙間を保つように浮上力を発生する正圧発
生レールを備え、流出端側はディスク表面と接触状態に
なるように浮上力をほとんど発生しないセンターレール
を備え、このセンターレールの最流出端の近くに磁気ヘ
ッド磁極を搭載するようにすれば良い。
は、支持ばねまたはスライダ自身の浮上面で生じる負圧
力によりディスクに対して押しつけられる従来方式のス
ライダにおいて、スライダの流入端側はディスク表面か
らほぼ一定の隙間を保つように浮上力を発生する正圧発
生レールを備え、流出端側はディスク表面と接触状態に
なるように浮上力をほとんど発生しないセンターレール
を備え、このセンターレールの最流出端の近くに磁気ヘ
ッド磁極を搭載するようにすれば良い。
【０００５】
【作用】スライダの流入端側はディスク表面からほぼ一
定の隙間を保ち、流出端側はディスク表面と接触状態を
保てるため、最流出端の近くにある磁気ヘッド磁極は、
スライダ浮上面の中で常にディスク表面に対し最も接近
する位置にある。この磁気ヘッド磁極の接触荷重は、押
しつけ荷重から流入端側の正圧発生レールで発生する浮
上力を差し引いた値であるから、押しつけ荷重の与え方
と正圧発生レール形状より適正な値に設計できる。ま
た、正圧発生レールで発生する浮上力はスライダがディ
スク表面から離れれば弱くなり、近づけば強くなるた
め、ディスク表面のうねりに対しても磁気ヘッド磁極の
接触荷重は動的にほぼ一定に保たれ、安定に安全に接触
できる。
定の隙間を保ち、流出端側はディスク表面と接触状態を
保てるため、最流出端の近くにある磁気ヘッド磁極は、
スライダ浮上面の中で常にディスク表面に対し最も接近
する位置にある。この磁気ヘッド磁極の接触荷重は、押
しつけ荷重から流入端側の正圧発生レールで発生する浮
上力を差し引いた値であるから、押しつけ荷重の与え方
と正圧発生レール形状より適正な値に設計できる。ま
た、正圧発生レールで発生する浮上力はスライダがディ
スク表面から離れれば弱くなり、近づけば強くなるた
め、ディスク表面のうねりに対しても磁気ヘッド磁極の
接触荷重は動的にほぼ一定に保たれ、安定に安全に接触
できる。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例を図に従って説明する。図
１は本発明の一実施例のスライダをディスク側から見た
ものである。流入端側の左右両端に二つの正圧発生レー
ルをもち、流出端側の左右方向中央位置に正圧をほとん
ど発生しないぐらい狭い幅のセンターレールをもつ。そ
して、このセンターレールの最流出端位置の近くに磁気
ヘッド磁極端面をセンターレールとほぼ同一面となるよ
うに保持している。流入端側の正圧発生のレールには従
来技術と同様にテーパが設けてある。図２はこのスライ
ダの側面図である。このようなスライダに、図２のよう
に、荷重ｗを加える。押しつけ荷重ｗから流入端側レー
ルで発生する浮上力ｆを差し引いた値の接触荷重で、流
出端はディスク表面に接触する。押しつけ荷重ｗの値と
位置，正圧発生レールの形状により、ディスク表面とス
ライダが過度に摩耗しないように接触荷重を抑え、しか
も、安定に接触するように設計する。この実施例によれ
ば磁気ヘッド磁極がスライダの左右方向中央位置にある
ため、スライダが左右にローリングするように変動して
も磁気ヘッド磁極は安定な接触状態を保てる。またこの
形状は機械加工によってもできるため、エッチング加工
等の設備を必要としない。
１は本発明の一実施例のスライダをディスク側から見た
ものである。流入端側の左右両端に二つの正圧発生レー
ルをもち、流出端側の左右方向中央位置に正圧をほとん
ど発生しないぐらい狭い幅のセンターレールをもつ。そ
して、このセンターレールの最流出端位置の近くに磁気
ヘッド磁極端面をセンターレールとほぼ同一面となるよ
うに保持している。流入端側の正圧発生のレールには従
来技術と同様にテーパが設けてある。図２はこのスライ
ダの側面図である。このようなスライダに、図２のよう
に、荷重ｗを加える。押しつけ荷重ｗから流入端側レー
ルで発生する浮上力ｆを差し引いた値の接触荷重で、流
出端はディスク表面に接触する。押しつけ荷重ｗの値と
位置，正圧発生レールの形状により、ディスク表面とス
ライダが過度に摩耗しないように接触荷重を抑え、しか
も、安定に接触するように設計する。この実施例によれ
ば磁気ヘッド磁極がスライダの左右方向中央位置にある
ため、スライダが左右にローリングするように変動して
も磁気ヘッド磁極は安定な接触状態を保てる。またこの
形状は機械加工によってもできるため、エッチング加工
等の設備を必要としない。
【０００７】図３に第二の実施例を示す。本実施例は第
一の実施例とほぼ同じであるが、流出端側のセンターレ
ールが流出端の近くで幅広くなっている。従来型の薄膜
磁気ヘッド素子では浮上面の磁極の近くにある程度の幅
が必要である。本実施例によれば従来型の薄膜磁気ヘッ
ド素子を容易に搭載でき、しかも、この流出端側のセン
ターレールでは浮上力をほとんど発生しないため、この
機能が実現できる。
一の実施例とほぼ同じであるが、流出端側のセンターレ
ールが流出端の近くで幅広くなっている。従来型の薄膜
磁気ヘッド素子では浮上面の磁極の近くにある程度の幅
が必要である。本実施例によれば従来型の薄膜磁気ヘッ
ド素子を容易に搭載でき、しかも、この流出端側のセン
ターレールでは浮上力をほとんど発生しないため、この
機能が実現できる。
【０００８】
【発明の効果】本発明によれば、能動制御を行うことな
く、磁気ヘッド磁極位置がディスク表面に対して小さな
接触荷重で安定に接触し、接触記録再生を安定に安全に
行うことができる。
く、磁気ヘッド磁極位置がディスク表面に対して小さな
接触荷重で安定に接触し、接触記録再生を安定に安全に
行うことができる。
【図１】本発明の第一の実施例を示すスライダをディス
ク側から見た平面図。
ク側から見た平面図。
【図２】本発明の第一の実施例を示すスライダをディス
クと平行に側面から見た平面図。
クと平行に側面から見た平面図。
【図３】本発明の第二の実施例を示すスライダをディス
ク側から見た平面図。
ク側から見た平面図。
１…磁気ヘッドスライダ、２…テーパ、３…磁気ディス
ク。
ク。
Claims (4)
- 【請求項１】磁気ヘッドを保持し前記磁気ヘッドをディ
スクの表面に対して接触状態に保つスライダであって、
前記スライダは支持ばねまたは前記スライダ自身の浮上
面で生じる負圧力により前記ディスクに対して押しつけ
られており、流入端側に浮上力を発生し、流出端側にデ
ィスク表面に対して接触状態を保つように浮上力をほと
んど発生しないセンターレールをもち、前記センターレ
ールの最流出端位置の近くに磁気ヘッド磁極端面を前記
センターレールとほぼ同一面となるように保持すること
を特徴とする磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項２】 前記流入端側の左右両端に二つの正圧発生
レールを設け、前記流出端側の左右方向中央位置に前記
センターレールを設け、該センターレールの前記最流出
端の位置の近くに前記磁気ヘッド磁極端面を前記センタ
ーレールとほぼ同一面となるように保持する請求項１記
載の磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項３】 磁気ヘッドを保持し前記磁気ヘッドをディ
スクの表面に対して接触状態に保つスライダであって、
前記スライダの流入端側は押しつけ荷重の値と位置、正
圧発生レールの形状により決定される隙間を保ち、流出
端側は前記ディスクの表面と接触状態にあり、最流出側
の近くに前記磁気ヘッドの磁極の端面を位置させたこと
を特徴とする磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項４】請求項１、２または３記載の磁気ヘッドス
ライダを用いて、前記磁気ヘッドが前記磁気ディスクに
対して接触記録再生を行う磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3237754A JP3044860B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 磁気ヘッドスライダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3237754A JP3044860B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 磁気ヘッドスライダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0574090A JPH0574090A (ja) | 1993-03-26 |
| JP3044860B2 true JP3044860B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=17019968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3237754A Expired - Fee Related JP3044860B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 磁気ヘッドスライダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3044860B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5859748A (en) * | 1993-12-22 | 1999-01-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetic head device including an improved slider shape |
| US5623383A (en) * | 1994-06-30 | 1997-04-22 | International Business Machines | Magnetic slider design for precision wear-in |
| JP3748911B2 (ja) * | 1995-01-24 | 2006-02-22 | 株式会社東芝 | 記録再生ヘッドスライダ及びこれを用いた記録再生装置 |
| JP3675508B2 (ja) * | 1995-01-24 | 2005-07-27 | 株式会社東芝 | 記録再生ヘッドスライダ及びこれを用いた記録再生装置 |
| JP3139323B2 (ja) * | 1995-04-07 | 2001-02-26 | 株式会社日立製作所 | 磁気ディスク装置及びスライダ |
| US6760193B1 (en) | 1995-04-07 | 2004-07-06 | Hitachi Global Storage Technologies Japan, Ltd. | Magnetic head gimbal assembly and magnetic disk unit |
| KR100403050B1 (ko) * | 1996-06-29 | 2004-01-13 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크드라이브의헤드슬라이더장치 |
| KR100440790B1 (ko) * | 1997-04-24 | 2004-10-14 | 삼성전자주식회사 | 하드디스크드라이브의헤드슬라이더장치 |
| GB2341972B (en) | 1997-08-15 | 2001-11-21 | Seagate Technology | Slider for disc storage system |
| KR100496191B1 (ko) * | 1998-02-26 | 2005-09-05 | 삼성전자주식회사 | 직각삼각형 에이비에스를 갖는 헤드 |
| JP3977579B2 (ja) | 2000-09-20 | 2007-09-19 | 株式会社東芝 | 接触型磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置 |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP3237754A patent/JP3044860B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0574090A (ja) | 1993-03-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0440795B2 (ja) | ||
| JP3044860B2 (ja) | 磁気ヘッドスライダ | |
| JP3207269B2 (ja) | 磁気記録用フライトスライダー | |
| JPH0359511B2 (ja) | ||
| JP3243698B2 (ja) | 負圧利用浮動ヘッドスライダ及び回転円板記憶装置 | |
| JP2001229519A (ja) | スライダおよび記録装置 | |
| JP2003263709A (ja) | 磁気ヘッドスライダおよびその支持体および磁気ディスク装置 | |
| JPS634274B2 (ja) | ||
| JP3517673B2 (ja) | スライダ及び回転型円板記録装置 | |
| US7626786B2 (en) | Compact magnetic head slider with reduced bearing surfaces | |
| JPH11144418A (ja) | 浮上型ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置 | |
| JP3105850B2 (ja) | 磁気ヘッド | |
| JPH0863924A (ja) | 磁気ディスク装置用の磁気ヘッド支持装置 | |
| JPH06150283A (ja) | 磁気ヘッドスライダ | |
| JP2943780B2 (ja) | コンタクトレコーディング方式磁気ヘッドスライダ | |
| JPH09198635A (ja) | 磁気ヘッドスライダ | |
| JP2731165B2 (ja) | 磁気ディスク装置 | |
| JPH04362582A (ja) | 磁気ディスク装置用薄膜磁気ヘッド | |
| JP4038354B2 (ja) | 磁気ヘッドスライダとこれを用いた磁気ディスク装置 | |
| JP3252828B2 (ja) | 磁気ディスク装置 | |
| KR100403050B1 (ko) | 하드디스크드라이브의헤드슬라이더장치 | |
| JP3348364B2 (ja) | 磁気ヘッド及び光磁気記録媒体記録装置 | |
| JP3159489B2 (ja) | 浮動式磁気ヘッド | |
| JPH06103717A (ja) | 磁気ヘッド支持装置 | |
| JPH09161254A (ja) | 垂直磁気記録用磁気ヘッド |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |