JP3044793U - Ｆａｓプーラー ｆａｓ：フロントアクスルシャフト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は，丸棒の先に一部Ｖ型をしたプレ
ートを取付け，分解可能なはめあい部の段付丸棒を引抜
く又は圧入するための手工具に関するものである。 【解決手段】 丸棒１の先に一部Ｖ型をしたプレート２
を取付ける。丸棒１にスライドハンマー３を取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は，丸棒の先に一部Ｖ型をしたプレートを取付けた手動工具に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来，車のフロントアウタージョイント４のブーツ５を交換する場合は，車よ りとりはずしアクスルシャフト６を万力にくわえ ジョイント４の雄ネジ７をス ライドハンマーでたたいて引き抜いていたが，車よりとりはずす手間がかかった 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本案は，その決点を除いて，車に取り付いたままアクスルシャフト６をフロン トアウタージョイント４より引き抜く，手間のかからない手動工具を開発しよう とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

いまその解決手段を図面に追いながら説明すれば， （イ）丸棒１の先に一部Ｖ型をしたプレート２を取付ける。 （ロ）丸棒１にスライドハンマー３を取付ける。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本案は，以上のような構造であるから，これを使用するときは， 一部Ｖ型をしたプレート２のＶ部内側に，車にとりついたままのアクスルシャフ ト６の段付部９の細い部分を入れ， （イ）丸棒１の先に一部Ｖ型をしたプレート２を取付ける。のみでは，丸棒１を 握り片方の手で丸棒１の端を，ハンマー７でたたいてアクスルシャフト６を，フ ロントアウタージョイント４より引き抜く。 （イ）丸棒１の先に一部Ｖ型をしたプレート２を取付ける。と（ロ）丸棒１にス ライドハンマー３を取付ける。の組み合わせでは，スライドハンマー３でたたい てアクスルシャフト６をジョイント４より引き抜く。

【０００６】 なお，本考案の実施にあたって次のことに注意すべきである。 （イ）プレート２の硬さは，アクスルシャフト６を傷つけないものであること 。 （ロ）フロントアウタージョイント４とアクスルシャフト６が分解できないも のは，他部品に悪影響を及ぼすので強くたたき過ぎないこと。

【０００７】

【考案の効果】

したがって，車よりとりはずす手間がはぶけてフロントアウタージョイント４ のブーツ５を，交換することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図

【図２】本考案の側面図

【図３】本考案の実施例を示す側面図

【符号の説明】

１は丸棒 ２は一部Ｖ型をしたプレート ３はスライドハンマー ４はフロントアウタージョイント ５はブーツ ６はアクスルシャフト ７はハンマー ８は雄ネジ ９は段付部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）丸棒１の先に一部Ｖ型をしたプレー
   ト２を取付ける。 （ロ）丸棒１にスライドハンマー３を取付ける。 以上の如く構成された，段付き丸棒等を押し引き出来る
   工具。
2. 【請求項２】丸棒１プレート２の取付けは，丸棒の軸線
   に対して外れ防止のため押す場合で５５度から８５度傾
   けた（引く場合は，９５度から１２５度）請求項１の段
   付き丸棒等を押し引き出来る工具。
3. 【請求項３】プレート２は，細いものから太い丸棒まで
   強い力で挟めるようにＶ型になつていて，たとえＶ型が
   広がっても実用上差支えない請求項１の段付き丸棒等を
   押し引き出来る工具。