JP3044545U - トイレ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案の目的は、足の不自由な者が便座に簡
易に腰掛けることができるトイレを提供することにあ
る。 【解決手段】 便座前方の床に回転可能に軸支される回
転盤と、該回転盤を回転駆動する駆動手段と、上記回転
盤上に設けられる手摺と、を備えてなることを特徴とす
るトイレ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はトイレ、更に詳細には足の不自由な者が便座に簡易に腰掛けることが できるトイレに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、負傷や病気に伴うリハビリテーション中にある足の不自由な者がトイレ を使用する場合にあっては、トイレブースの壁面に設けられた手摺を頼りに便座 前方に前進し、自分自身で身体を回転させた後、便座に腰掛けるといった方法（ イ）が便座への腰掛動作として採られている（図示せず）。

【０００３】 また、車椅子９を利用する上述したような足の不自由な者がトイレを使用する 場合にあっては、車椅子９から便座１０に身体を移動させる方法としては、図３ （ａ）〜（ｄ）に示すような態様のものが知られている。詳細には図３（ａ）の 態様は車椅子９をトイレブース内の便座１０の正面に前進させて入り、壁面に設 けられた手摺１５を利用して身体を前方にずらして便座１０に移動する方法（ロ ）であり、図３（ｂ）の態様は背凭れを取り外すことができる車椅子９’をトイ レブース内の便座正面に後退させて入り、その背凭れを取り外した後、壁面に設 けられた手摺１５を利用して身体を後方にずらして便座１０に移動する方法（ハ ）である。また、図３（ｃ）の態様は車椅子９をトイレブース内の便座１０の斜 め前方に前進させて入り、壁面に設けられた手摺１５を利用して身体を支えなが ら回転させて便座１０に移動する方法（ニ）であり、図３（ｄ）の態様は車椅子 ９をトイレブース内の便座１０の横に後退させて入り、壁面に設けられた手摺１ ５を利用して身体を支えながら便座１０に移動する方法（ホ）である。

【０００４】 更に、足の故障により自分自身で全く起立することができないような重度の足 の不自由な者がトイレを使用する場合にあっては、身体を一人又は二人以上の介 助者によって抱えられ、便座に移動させるといった方法（ヘ）が採られている（ 図示せず）。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、方法（イ）においては、便座に腰掛けるにあたって、その者が 自分自身で身体を回転させなければならないといった動作が強いられ、トイレを 使用する度に多大の労力を要している。

【０００６】 また、方法（ロ）〜（ホ）においては、車椅子９の座席と便座１０との間に間 隔があるため、車椅子９から便座１０に身体を移動させるにあたって、ある程度 の腕力を必要とし、腕力が弱い者にとっては一人でトイレを使用することが極め て困難であった。しかも、トイレブースのスペースは車椅子９の進入を可能とす るために広く確保する必要があり、スペースの確保について設計上種々の制限が 強いられるといった問題があった。また、上記図３（ａ）に示す方法（ロ）にあ っては、便座１０に対して前進方向に移動するため、その容易な乗り移りのため に便座は通常のものより縦長の形状のものとしなければならないうえ、移動後の 状態は、便座１０を抱きかかえるような姿勢となり、通常の便座の利用状態と異 なるため、利用者に馴染が薄く、便座利用時の姿勢は利用者の心理的負担にもな る。更に、上記図３（ｂ）に示す方法（ハ）にあっては背凭れを取り外すことが できるといった特殊な車椅子９’の利用が前提となっており、一般的な車椅子９ を利用する者にとっては実質的に不可能な便座１０への乗り移りの方法である。

【０００７】 他方、方法（ヘ）においては、上述したように身体を便座に移動させるために 、一人又は二人以上の介助者に頼らなければならず、その者が自分自身で車椅子 から便座に身体を移動させることなど到底不可能である。

【０００８】 本考案は上記従来の技術の欠点に着目し、これを解決せんとしたものであり、 その目的は、足の不自由な者が便座に簡易に腰掛けることができるトイレを提供 することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記の目的に鑑みてなされたものであり、その要旨とするところは、 便座前方の床に回転可能に軸支される回転盤と、該回転盤を回転駆動する駆動手 段と、上記回転盤上に設けられる手摺と、を備えてなることを特徴とするトイレ にある。この態様によれば、便座前方の床に回転可能に軸支される回転盤上に手 摺を設けると共に、該回転盤を駆動手段によって回転駆動するようにしたので、 回転盤上に設けた手摺の利用により起立することができる程度の足の不自由な者 の回転盤上における手摺の利用による自己の身体を支持した状態での起立を可能 にすると共に、その者の背向いに便座が位置するように回転盤を回転させること によって足の不自由な者が便座に簡易に腰掛けることができる。

【００１０】 本考案の他の要旨は、便座前方の床に回転可能に軸支される回転盤と、該回転 盤を回転駆動する駆動手段と、上記回転盤上に設けられる手摺と、上記回転盤上 においてトイレブースの出入口方向に支持され、上記駆動手段による回転盤の回 転に従って所定円周方向に移動し、便座に対して突合せ状態に転向される股座部 材と、を備えてなることを特徴とするトイレにある。この態様によれば、車椅子 を極力接近させることができるように回転盤上においてトイレブースの出入口方 向に股座部材を支持すると共に、股座部材を駆動手段による回転盤の回転に従っ て便座に対して突合せ状態に転向させるようにしたので、先ず回転盤上において トイレブースの出入口方向に支持された股座部材に対して車椅子を極力接近させ ることによりその車椅子から股座部材に自分自身で身体を前方にずらして移動す ることができ、次いで便座に対して突合せ状態に転向させた股座部材から便座に 自分自身で後方にずらして移動することができる。このように、車椅子を利用す る足の不自由な者、特に自分自身で全く起立することができない足の不自由な者 が、自分自身で身体を回転させることもなく、また介助者に頼ることもなく、便 座に簡易に腰掛けることができる。

【００１１】 本考案の更に他の要旨は、便座前方の床に回転可能に軸支される回転盤と、該 回転盤を回転駆動する駆動手段と、上記回転盤上に設けられる手摺と、上記回転 盤上において退避可能に必要に応じてトイレブースの出入口方向に支持され、上 記駆動手段による回転盤の回転に従って所定円周方向に移動し、便座に対して突 合せ状態に転向される股座部材と、を備えてなることを特徴とするトイレにある 。この態様によれば、車椅子を極力接近させることができるように回転盤上にお いてトイレブースの出入口方向に股座部材を支持すると共に、股座部材を駆動手 段による回転盤の回転に従って便座に対して突合せ状態に転向させるようにした ので、先ず回転盤上においてトイレブースの出入口方向に支持された股座部材に 対して車椅子を極力接近させることによりその車椅子から股座部材に自分自身で 身体を前方にずらして移動することができ、次いで便座に対して突合せ状態に転 向させた股座部材から便座に自分自身で後方にずらして移動することができ、延 いては車椅子を利用する足の不自由な者、特に自分自身で全く起立することがで きない足の不自由な者が、自分自身で身体を回転させることもなく、また介助者 に頼ることもなく、便座に簡易に腰掛けることができる。しかも、回転盤上にお いて必要に応じてトイレブースの出入口方向に支持される上記股座部材を退避可 能に設けるようにしたので、回転盤上に設けた手摺の利用により起立することが できる程度の足の不自由な者が、股座部材に腰掛けるといった煩わしさを強いら れることもなく、また自分自身で身体を回転させることもなく、便座に簡易に腰 掛けることができる。

【００１２】

【考案の実施の形態】

本考案のトイレにおいて、便座前方の床に回転可能に軸支される回転盤は、ト イレブース内に入った利用者の向きを転向するためのものであって、その上面が 周囲の床面と略同じ高さになるように設けられる。

【００１３】 また、上記回転盤を回転駆動するための駆動手段としては、例えば環状のカサ 歯車を回転盤の回転軸を中心としてその下面に設けると共に、モーターの回転軸 先端に設けた他のカサ歯車を上記カサ歯車と相互に噛合させ、モーターの駆動に よって上記回転盤を回転させる態様のものや、ラック状の歯を回転盤の回転軸を 中心としてその下面に所定円周に沿って設けると共に、モーターの回転軸先端に 設けた歯車を上記ラック状の歯と相互に噛合させ、モーターの駆動によって上記 回転盤を回転させる態様のほか、油圧によって上記回転盤を回転させる態様等を 採用することができる。

【００１４】 また、本考案のトイレにおいて股座部材とは、回転盤上において跨ぐように座 る状態で使用されるものであって、便座と略同じ高さでトイレブースの出入口方 向に支持される。また、股座部材を回転盤上において退避可能に支持する態様と しては、便座と略同じ高さで吊持するように軸支した枢動可能な股座部材を必要 に応じて水平状態に保持する態様や、股座部材を脱着式とし、利用時に必要に応 じて便座と略同じ高さに取付る態様や、更には股座部材の高さを便座或いは車椅 子座席と略同じ高さにフレキシブルに調節できるような装置を付加した態様等、 任意のものを採用することができる。

【００１５】 尚、車椅子を利用する足の不自由な者が使用する本考案のトイレ、特に股座部 材を設ける態様のトイレにおいては、その使用中にあってはトイレブースの出入 口付近に近接させた車椅子はそのまま放置しておくことができるように、トイレ ブースの出入口には引込みタイプの扉や、自動開閉式引込みタイプの扉や、カー テンによる仕切り等を採用するのが望ましい。

【００１６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明するが、本考案はこれに限定 されるものではない。ここで図１において（ａ）は本考案のトイレの実施例を示 す概略平面図、（ｂ）は（ａ）の概略側面図、（ｃ）は（ａ）の概略正面図、（ ｄ）は（ａ）のＤ−Ｄ線に沿う床下の概略断面図である。また図２（ａ）〜（ｄ ）は本考案のトイレ、及びその使用方法を経時的に示す概略平面図、並びに概略 側面図である。

【００１７】 本考案のトイレは、図１（ａ）〜（ｄ）に示すように、便座１０前方の床に回 転可能に設けられる回転テーブル１１と、該テーブル１１を回転駆動する駆動モ ーター１２と、上記テーブル１１上に設けられる手摺１３と、上記テーブル１１ 上において退避可能に必要に応じてトイレブースの出入口方向に支持され、上記 駆動モーター１２によるテーブル１１の回転に従って所定円周方向に移動し、便 座に対して突合せ状態に転向される股座部材１４と、を備えている。尚、トイレ ブースの壁面には、出入口付近から便座付近にわたって他の手摺１５が設けられ る。

【００１８】 上記テーブル１１は、その上面が周囲の床面と略同じ高さになるように回転可 能に軸支されており（１１ａ）、その下面にはテーブル１１の回転軸を中心とす る環状のカサ歯車１１ｂが設けられている。このカサ歯車１１ｂはその内周面及 び外周面が複数個所において対峙された複数対の送りローラー１１ｃによって回 転可能に挟持されている。

【００１９】 テーブル１１を回転駆動する駆動モーター１２には、図１（ｄ）に示すように 、テーブル１１のカサ歯車１１ｂと相互に噛合する他のカサ歯車１２ａがその先 端部に設けられている。この駆動モーター１２は、トイレブースの壁面に取り付 けられた操作スイッチ１２ｂによってその駆動についての始動、及び停止が操作 されるようになっている。

【００２０】 テーブル１１上に設けられる手摺１３は、テーブル１１の上面において中心部 から若干偏位した位置に設けられており、またトイレブースの壁面に設けられる 手摺１５としては逆Ｔ字型のものを採用している。

【００２１】 股座部材１４は、上記手摺１３の脚部において便座と略同じ高さで軸支されて おり（支軸１４ａ）、支持具１４ｂによって必要に応じて水平状態に支持するこ とができるようになっている。尚、股座部材１４の水平状態への支持操作につい ては、手動及び自動を問わない。

【００２２】 上述した本考案に係るトイレにおいては、先ず、テーブル１１上において水平 状態に支持された股座部材１４に対して車椅子９を接近させ、トイレを使用する 足の不自由な者がトイレブースの側壁面に設けた手摺１５を利用して自分自身で 身体を前方にずらして車椅子９から股座部材１４に移動させ（図２（ａ））、股 座部材１４に腰掛けると共に、手摺１３に手を掛けることによりその腰掛けた状 態が支えられる。次いで、操作スイッチ１２ｂの操作により駆動モーター１２を 駆動してテーブル１１を回転させ（図２（ｂ））、股座部材１４に腰掛けた者の 背向いに便座１０が位置するように股座部材１４の向きを便座１０に対して突合 せ状態に転向する（図２（ｃ））。そして、トイレブースの側壁面に設けた手摺 １５を再び利用して自分自身で身体を後方にずらして股座部材１４から便座１０ に移動させる（図２（ｄ））。尚、便座１０から車椅子９に移動するにあたって は、上述した車椅子９から便座１０への移動とは逆の手順によって簡易に移動す ることができる。

【００２３】 このように、本考案に係るトイレにおいては、車椅子を利用する足の不自由な 者、特に自分自身で全く起立することができない足の不自由な者が、自分自身で 身体を回転させることもなく、また介助者に頼ることもなく、便座に簡易に腰掛 けることができる。しかも、回転盤上において必要に応じてトイレブースの出入 口方向に支持される上記股座部材を退避可能に設ける態様を採用したことにより 、回転盤上に設けた手摺の利用により起立することができる程度の足の不自由な 者が、股座部材に腰掛けるといった煩わしさを強いられることもなく、また自分 自身で身体を回転させることもなく、便座に簡易に腰掛けることができる。また 、トイレブース内に車椅子を前進或いは後退させて入る必要がなくなるので、一 般健常者が利用するトイレブースと同様のスペースで確保することができ、特殊 な車椅子９’（図３（ｂ））の利用を前提とすることもなく、一般の車椅子９か ら便座への簡易な移動を可能にする。

【００２４】 尚、本考案に係るトイレにおいては、使用中にあってはトイレブースの出入口 付近に近接させた車椅子９はそのまま放置しておくことができるように、トイレ ブースの出入口には引込みタイプの扉や、自動開閉式引込みタイプの扉や、カー テンによる仕切り等を採用する（図示せず）。

【００２５】 上記実施態様においては、テーブル上において退避可能に必要に応じて水平状 態に支持できる股座部材１４を設ける態様を採用したが、テーブル１１上に手摺 のみを設ける態様を採用することもでき、テーブル１１上に設けた手摺１３の利 用により起立することができる程度の足の不自由な者の上記手摺１３の利用によ る自己の身体を支持した状態での起立を可能にすると共に、その者の背向いに便 座１０が位置するようにテーブル１１を回転させることにより足の不自由な者が 、便座１０に簡易に腰掛けることができる。また、必要に応じて水平状態に支持 できる股座部材１４に代えて、股座部材１４を水平状態に固定支持した態様を採 用すれば、車椅子９を利用する足の不自由な者、特に自分自身で全く起立するこ とができない足の不自由な者が、使用の度に股座部材１４を水平状態に支持させ るといった手間を省き、自分自身で身体を回転させることもなく、また介助者に 頼ることもなく、便座１０に簡易に腰掛けることができる。更には、股座部材の 高さを便座或いは車椅子座席と略同じ高さにフレキシブルに調節できるような装 置を股座部材と手摺１３との支持部に設けた態様を採用すれば、利用者の車椅子 から股座部材、及び股座部材から便座への容易な移動を可能にする。

【００２６】 また、本考案に係るトイレにおいては、カサ歯車１１ｂ，１２ａ等に駆動手段 の一部として採用した上記態様に代えて、ラック状の歯をテーブル１１の回転軸 を中心としてその下面に所定円周に沿って設けると共に、モーター１２の回転軸 先端に設けた歯車を上記ラック状の歯と相互に噛合させ、モーター１２の駆動に よって上記テーブル１１を回転させる態様のほか、油圧によって上記テーブル１ １を回転させる態様等を採用することができる（図示せず）。

【００２７】

【考案の効果】

本考案のトイレは、便座前方の床に回転可能に軸支される回転盤上に手摺を設 けると共に、該回転盤を駆動手段によって回転駆動する態様を採用したことによ り、回転盤上に設けた手摺の利用により起立することができる程度の足の不自由 な者の回転盤上における手摺の利用による自己の身体を支持した状態での起立を 可能にすると共に、その者の背向いに便座が位置するように回転盤を回転させる ことにより足の不自由な者が、便座に簡易に腰掛けることができる。

【００２８】 本考案の他のトイレは、車椅子を極力接近させることができるように回転盤上 においてトイレブースの出入口方向に股座部材を支持すると共に、股座部材を駆 動手段による回転盤の回転に従って便座に対して突合せ状態に転向させる態様を 採用したことにより、先ず回転盤上においてトイレブースの出入口方向に支持さ れた股座部材に対して車椅子を極力接近させることによりその車椅子から股座部 材に自分自身で身体を前方にずらして移動することができ、次いで便座に対して 突合せ状態に転向させた股座部材から便座に自分自身で後方にずらして移動する ことができる。このように、車椅子を利用する足の不自由な者、特に自分自身で 全く起立することができない足の不自由な者が、自分自身で身体を回転させるこ ともなく、また介助者に頼ることもなく、便座に簡易に腰掛けることができる。

【００２９】 本考案の更に他のトイレは、車椅子を極力接近させることができるように回転 盤上においてトイレブースの出入口方向に股座部材を支持すると共に、股座部材 を駆動手段による回転盤の回転に従って便座に対して突合せ状態に転向させる態 様を採用することにより、先ず回転盤上においてトイレブースの出入口方向に支 持された股座部材に対して車椅子を極力接近させることによりその車椅子から股 座部材に自分自身で身体を前方にずらして移動することができ、次いで便座に対 して突合せ状態に転向させた股座部材から便座に自分自身で後方にずらして移動 することができ、延いては車椅子を利用する足の不自由な者、特に自分自身で全 く起立することができない足の不自由な者が、自分自身で身体を回転させること もなく、また介助者に頼ることもなく、便座に簡易に腰掛けることができる。し かも、回転盤上において必要に応じてトイレブースの出入口方向に支持される上 記股座部材を退避可能に設ける態様を採用したことにより、回転盤上に設けた手 摺の利用により起立することができる程度の足の不自由な者が、股座部材に腰掛 けるといった煩わしさを強いられることもなく、また自分自身で身体を回転させ ることもなく、便座に簡易に腰掛けることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）は本考案のトイレの実施例を示す概略平
面図、（ｂ）は（ａ）の概略側面図、（ｃ）は（ａ）の
概略正面図、（ｄ）は（ａ）のＤ−Ｄ線に沿う床下の概
略断面図である。

【図２】（ａ）〜（ｄ）は本考案のトイレ、及びその使
用方法を経時的に示す概略平面図、並びに概略側面図で
ある。

【図３】（ａ）〜（ｄ）は、従来のトイレの概略平面
図、及び各トイレにおける車椅子から便座への移動の方
法を示す概略斜視図である。

【符号の説明】

９，９’ 車椅子 １０ 便座 １１ ターンテーブル（回転盤） １２ 駆動モータ（駆動手段） １３，１５ 手摺 １４ 股座部材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 便座前方の床に回転可能に軸支される回
   転盤と、該回転盤を回転駆動する駆動手段と、上記回転
   盤上に設けられる手摺と、を備えてなることを特徴とす
   るトイレ。
2. 【請求項２】 便座前方の床に回転可能に軸支される回
   転盤と、該回転盤を回転駆動する駆動手段と、上記回転
   盤上に設けられる手摺と、上記回転盤上においてトイレ
   ブースの出入口方向に支持され、上記駆動手段による回
   転盤の回転に従って所定円周方向に移動し、便座に対し
   て突合せ状態に転向される股座部材と、を備えてなるこ
   とを特徴とするトイレ。
3. 【請求項３】 便座前方の床に回転可能に軸支される回
   転盤と、該回転盤を回転駆動する駆動手段と、上記回転
   盤上に設けられる手摺と、上記回転盤上において退避可
   能に必要に応じてトイレブースの出入口方向に支持さ
   れ、上記駆動手段による回転盤の回転に従って所定円周
   方向に移動し、便座に対して突合せ状態に転向される股
   座部材と、を備えてなることを特徴とするトイレ。