JP3044486B2 - ベアリングホルダの取付方法 - Google Patents

ベアリングホルダの取付方法

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JP3044486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベアリングホルダの取
付方法に係り、特に光ディスクドライブ装置,光磁気デ
ィスクドライブ装置などの光学的情報媒体に対する記録
・再生を行うドライブ装置に用いられる対物レンズ駆動
装置における支持部分に適用されるベアリングホルダの
取り付けに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より対物レンズ駆動装置として種々
の構成のものが提案され、実施されている。特開昭60
−253029号公報に示される光学式ピックアップの
ように、対物レンズホルダにおけるトラッキング方向の
偏位動作が回転軸を中心にして行われるようにして、偏
位動作の安定化を図ったものがある。
【0003】図4は上記のトラッキング方向に軸回動す
る構成の対物レンズ駆動装置の一例を示す斜視図であ
り、対物レンズ1を保持する対物レンズ保持体2は、ば
ねホルダ3に一端が固定され、かつ平行に延出する4個
のフォーカス板ばね4の他端で支持されている。ばねホ
ルダ3は、固定部材5とベース6に後述するように設け
られたベアリングで端部が支持されたピボット軸7によ
って回転可能に支持されている。
【0004】対物レンズ保持体2の外周表面部分にはフ
ォーカス用コイル23が巻回され、その表面にトラッキ
ング用コイル24が貼付されている。フォーカス用コイ
ル23とトラッキング用コイル24の近傍にはフォーカ
ス用とトラッキング用とに兼用する磁気回路8,9が設
けられている。そして、フォーカス用コイル23に電流
を流すことにより、対物レンズ保持体2をフォーカス板
ばね4の弾性を受けながらフォーカス方向(矢印A方
向)へ移動させることができる。またトラッキング用コ
イル24へ電流を流すことにより、対物レンズ保持体2
をばねホルダ3とフォーカス板ばね4と共にトラッキン
グ方向(矢印B方向)に移動することを可能にしてい
る。
【0005】図5は図4のピボット軸の軸受部分を示す
一部断面図であり、ばねホルダ3に設けられたピボット
軸7の上下端は円錐状をしており、ピボット軸7の下端
7aが、下部ベアリングホルダ10に収納された人造宝
石などからなる環状の下部ベアリング11の中心孔11
a部分で支持され、またピボット軸7の上端7bが、上
部ベアリングホルダ12に収納された人造宝石などから
なる環状の上部ベアリング13の中心孔13a部分で支
持されている。
【0006】下部ベアリングホルダ10は、下部10a
が円錐状をしており、ベース6に一端が固定された板ば
ね14の他端で上部ベアリング13の方向に上圧され、
上部10bの凹所15でピボット軸7の下端7aを支持
している下部ベアリング11を保持している。
【0007】上部ベアリングホルダ12は、下部12a
の凹所16でピボット軸7の上端を支持している上部ベ
アリング13を保持し、上部12b部分の肩部17に接
着剤18を塗布して、この接着剤18により固定部材5
に固定され、さらに上部12bに突出部19を有し、中
央部に貫通孔20が形成されている。
【0008】従って、ピボット軸7は、板ばね14の弾
発力を受けて下部ベアリング11と上部ベアリング13
とにより挾持された状態で保持される。このピボット軸
7は、ベース6に対して所定の設定範囲から外れて、傾
いて取り付けられると、対物レンズ1が傾いて設置され
ることになり、対物レンズ1が所定のフォーカス方向に
移動(垂直移動)できなくなるという問題がある。
【0009】そこでピボット軸7の傾きを防止するた
め、ピボット軸7に傾き誤差がないように部品寸法公差
を厳しくすると、製造コストが上がるため、簡便な調整
方法として、接着剤18により上部ベアリングホルダ1
2と固定部材5とを接着し、接着剤18が固形化する前
に治具(図示せず)を用いて上部ベアリングホルダ12
の位置決めを行い、上記のピボット軸7の傾き調整を行
っていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の接着剤18を用
いて上部ベアリングホルダ12と固定部材5とを固定す
る方法では、上部ベアリングホルダ12の肩部17と固
定部材5間の接着剤18は、前記位置決め時における上
部ベアリングホルダ12の固定部材5に対する押圧及び
移動によって、図5のC部のように上部ベアリングホル
ダ12の側部へ流出することがある。
【0011】上記の流出した接着剤18は、乾燥して固
形化するまでの間に、重力及び粘性の影響によってピボ
ット軸7側へ流れ落ち、その後、固形化し、例えばピボ
ット軸7の回動を妨げてしまうという問題があった。
【0012】このため接着剤18の流れ落ちの確認が必
要であるが、対物レンズ駆動装置のベアリング部分は、
極めて精密な小型部品から構成されており、目視確認が
困難であった。
【0013】そこで接着剤18の量の管理を行っていた
が、固定部材5と上部ベアリングホルダ12の固定のた
めに使用される接着剤18の量が少量であり、量の管理
作業及び接着剤塗布作業は容易でなく、作業性が悪かっ
た。
【0014】本発明の目的は、ピボット軸を支持するベ
アリングを保持するためのベアリングホルダの取り付け
時の接着剤の他部材への悪影響を防止でき、しかも接着
剤塗布に係る作業性の改善を図ることができるベアリン
グホルダの取付方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のベアリングホルダの取付方法は、ピボット
軸の端部を当該ピボット軸が軸線方向に直交する全方向
に移動することが可能であるように支持するベアリング
を保持するためのベアリングホルダの一部に接着剤を塗
布した後、ベアリングホルダの接着剤を塗布した部分
を、固定部材に押圧すると共にピボット軸の傾き調整の
ために移動させ、この傾き調整時にベアリングホルダを
押圧及び移動する際に、固定部材とベアリングホルダ間
から流出する接着剤をベアリングホルダの受部で受け、
前記傾き調整後に接着剤を固形化することを特徴とす
る。
【0016】
【作用】上記の方法によれば、ベアリングホルダを固定
部材に接着剤を使用して接合する際に、ピボット軸に対
する軸線方向に直交する全方向の傾き調整を行うため、
ベアリングホルダを固定部材に対して押圧かつ移動させ
て位置決めする時、固定部材とベアリングホルダ間から
接着剤が流出しても、ベアリングホルダの受部により流
出した接着剤を受けるため、接着剤の他部材への流れ落
ちがなくなり、他部材における機能に悪影響を与えるこ
とを防止でき、また接着剤の管理が容易になり、接着剤
塗布に係る作業性が改善される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図1は本発明の一実施例を説明するための
対物レンズ駆動装置の要部を示す一部断面図、図2は図
1の上部ベアリングホルダ部分を拡大した断面図であ
り、図4,図5に基づいて説明した部材に対応する部材
には同一符号を付して詳しい説明を省略した。
【0019】本対物レンズ駆動装置における構成上の特
徴は、上部ベアリングホルダ12の外周側部に、流出す
る接着剤18を受けるための受部である凹溝21を設け
た点である。この凹溝21を設けたことによって、図5
により説明した上部ベアリングホルダ12の位置決め作
業時に、上部ベアリングホルダ12の肩部17と固定部
材5間から接着剤18が流出しても、図2に示すよう
に、流出した接着剤18は、凹溝21内へ流れ込むこと
になる(図2のD部)。
【0020】凹溝21に流れ込んだ接着剤18は、それ
自体の表面張力によって、凹溝21から流れ出にくくな
る。従って、ピボット軸7やフォーカス板ばね4に接着
剤18が流れ落ちることが防止される。
【0021】次に本発明に係る上部ベアリングホルダ1
2の取付方法の一実施例を図1を参照して説明する。
【0022】上部ベアリングホルダ12の肩部17に接
着剤(例えばエポキシ系接着剤)18を塗布した後、固
定部材5の孔5aに上部ベアリングホルダ12の突出部
19を挿入して、肩部17の接着剤塗布面を固定部材5
の孔5aの周部に押圧する。そして接着剤18が固形化
しない間に、構成部材の寸法誤差や組立誤差などによっ
て生じるピボット軸7の傾きの調整のために、上部ベア
リングホルダ12は、適宜の治具を用いて横動されて位
置決めされる。
【0023】上記の上部ベアリングホルダ12の固定部
材5に対する押圧及び移動時に、固定部材5と上部ベア
リングホルダ12間から流出する接着剤18は、上部ベ
アリングホルダ12の外周側部の凹溝21内に流れ込
み、既述したように他部材への流れ落ちが防止される。
【0024】上部ベアリングホルダ12の位置決め、す
なわちピボット軸7の傾き調整が終了した後、接着剤1
8の乾燥工程に入り、接着剤18を固形化し、上部ベア
リングホルダ12は固定部材5に固定される。
【0025】上記の取付方法を実施することにより、上
部ベアリングホルダ12の固定部材5への固定時に、上
部ベアリングホルダ12の位置決めのために、上部ベア
リングホルダ12を押圧及び移動する際に、上部ベアリ
ングホルダ12と固定部材5間から流出する接着剤18
が、凹溝21に入り込むようになり、ピボット軸7など
の他部材へ流れ落ちることを防げる。
【0026】従って、接着剤18の量の管理が従来に比
べて緩和され、作業性は改善される。さらに対物レンズ
駆動装置としての信頼性も向上することになる。
【0027】尚、上記の実施例では、流出する接着剤1
8を受けるための受部として凹溝21を形成するとして
説明したが、凹溝21の形状は限定されず、V字形状あ
るいはU字形状などであってもよい。
【0028】また図3に示す上部ベアリングホルダの他
の例を示す断面図のように、上部ベアリングホルダ12
の外周側部に環状突出部22を形成し、この環状突出部
22を受部として流出する接着剤18を受けるようにす
ることも考えれる。環状突出部22に上部ベアリングホ
ルダ12の側部に向かって下がる傾斜を設けると、接着
剤18の流れ落ち防止効果はさらに向上する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るベア
リングホルダの取付方法によれば、固定部材とベアリン
グホルダとの接着剤による接合時に、ピボット軸に対す
る軸線方向に直交する全方向の傾き調整を行う際に、前
記接合部分から接着剤が流出しても受部で受けることが
できるため、従来のような他部材における機能に悪影響
を与える接着剤の流れ落ちを防ぐことができ、本ベアリ
ングホルダを設けた装置における信頼性が向上し、また
接着剤塗布に係る作業性の改善が図れる等、実用上の効
果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための対物レンズ
駆動装置の要部を示す一部断面図である。
【図2】図1の上部ベアリングホルダ部分を拡大した断
面図である。
【図3】上部ベアリングホルダの他の例を示す断面図で
ある。
【図4】従来の対物レンズ駆動装置の一例を示す斜視図
である。
【図5】図4のピボット軸の軸受部分を示す一部断面図
である。
【符号の説明】
1…対物レンズ、 2…対物レンズ保持体、 5…固定
部材、 7…ピボット軸、12…上部ベアリングホル
ダ、 13…上部ベアリング、 17…肩部、 18…
接着剤、21,22…受部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 17/08 F16C 35/02 G11B 7/09

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピボット軸の端部を当該ピボット軸が軸
    線方向に直交する全方向に移動することが可能であるよ
    うに支持するベアリングを保持するためのベアリングホ
    ルダの一部に接着剤を塗布した後、ベアリングホルダの
    接着剤を塗布した部分を、固定部材に押圧すると共にピ
    ボット軸の傾き調整のために移動させ、この傾き調整時
    にベアリングホルダを押圧及び移動する際に、固定部材
    とベアリングホルダ間から流出する接着剤をベアリング
    ホルダの受部で受け、前記傾き調整後に接着剤を固形化
    することを特徴とするベアリングホルダの取付方法。
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