JP3044108B2 - 配線器具 - Google Patents

配線器具

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JP3044108B2
JP3044108B2 JP3340476A JP34047691A JP3044108B2 JP 3044108 B2 JP3044108 B2 JP 3044108B2 JP 3340476 A JP3340476 A JP 3340476A JP 34047691 A JP34047691 A JP 34047691A JP 3044108 B2 JP3044108 B2 JP 3044108B2
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秀樹 横山
裕康 小林
正明 中村
重徳 加藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、造営面にコンセント等
の器具を配設する配線器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】造営面に穿設する穴を角形から丸形にす
ることで、穴あけ作業が容易になることから、最近、丸
形の配線器具が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる丸形の配線器具
にコンセントを配設し、コンセント以外の部分を覆うの
に化粧カバーを用いる。しかし、化粧カバーを用いた場
合、化粧カバーががたつくという問題があった。本発明
は上述の点に鑑みて提供したものであって、化粧カバー
のがたつきをなくすことを目的とした配線器具を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、内
側にスイッチやコンセント等の器具を着脱自在に装着す
開口部を略中央に有し造営面に固定されるプレート枠
、器具の前面を露出させプレート枠の前面に着脱自在
に装着される化プレートと、化粧プレートとプレート
枠との間に介装される化粧カバーとを備え、上記化粧カ
ーの中央に器具の表面を露出させる穴を設け、化粧カ
バーの背面にプレート枠側へ装着するための係止部とが
たつき防止用の突部を形成し、化粧カバーの背面の全周
にわたってリブを形成したものである。また、請求項2
の発明では、略中央に開口部を有し造営面に固定される
丸形のプレート枠と、プレート枠の開口部に着脱自在に
装着され内側にスイッチやコンセント等の器具を着脱自
在に装着する中枠と、中枠に装着される化粧カバーと、
化粧カバーを内部に位置させてプレート枠に装着される
化粧プレートとを備え、上記化粧カバーを円板状に形成
する共に、中央に器具の表面を露出させる穴を設け、化
粧カバーの背面に中枠に装着するための係止部とがたつ
き防止用の突部を設け、化粧カバーの背面の全周にわた
ってリブを形成したしたものである。
【0005】
【作用】而して、請求項1の発明では、化粧カバーの中
央の穴によりコンセント等の器具の前面を露出させるこ
とができ、また、化粧カバーの係止部にて化粧カバーを
化粧プレート側に固定し、また突部により化粧カバーの
がたつきを防止することができ、更には、化粧カバーの
背面の外周に形成したリブにより、化粧プレートとの隙
間から内部がみえないようにすることができる。請求項
2の発明では、化粧プレートに器具を取り付けるために
介在する中枠に化粧カバーをその係止部により固定し、
突部を中枠に当接することにより化粧カバーのがたつき
を防止することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は全体の分解斜視図を示し、造営面の前面に
配設されるプレート枠1は丸形に形成されており、略中
央には開口部2が形成してある。プレート枠1の背面の
両側には造営面の穴を挿通する断面コ字型の脚3が一体
に突設されている。
【0007】合成樹脂製のねじ止め4を基部に装着した
ネジ5がプレート枠1の挿通孔6を介して配設され、ネ
ジ5の先端にははさみ金具7が螺着してある。脚3の内
部の配置されたネジ5を締め付けることで、プレート枠
1の背面周囲とはさみ金具7とで造営材を挟持して、プ
レート枠1が造営面に配設される。また、プレート枠1
の両側には造営面に直接ねじ止めするためのねじ穴8が
穿孔してある。
【0008】プレート枠1の開口部2の内側には中枠9
を介してスイッチやコンセント等の器具が着脱自在に装
着される。中枠9の両側片の両側には係止爪10が一体
に形成されていて、プレート枠1の開口部2の内側には
上記係止爪10が挿入係止される係止凹所11が形成さ
れている。中枠9の内側にはコンセント55が着脱自在
に装着されるようになっている。そしてカバー55aと
ボディ55bとを組立結合する組立枠56に係止突起1
5を形成している。
【0009】中枠9の一方の側片12には弾性片を設け
てコンセント55の一方の係止突起15を係止自在と
し、また、他方の係止突起15を他方の側片12の一対
の係止穴13に挿入係止されるようになっている。この
構成は一般の配線器具用取付枠の構造と同じであり、コ
ンセント55を取り外す場合は、上記弾性片をドライバ
の先端で外側にたわませて、コンセント55を取り外す
ことができる。
【0010】プレート枠1の前面には金属製の耐火パネ
ル16が装着されるようになっており、耐火パネル16
の中央部には一段盛り上げた段差部60が形成されてお
り、段差部60の中央には器具を露出させる穴17が穿
設してある。この穴17は器具、例えば、図7に示すよ
うなコンセント55を1個配置する場合の大きさであ
り、2個装着する場合は、図5の二点鎖線に示す大きさ
の穴17となる。耐火パネル16の段差部分にかけて上
記ドライバの先端を挿入するための貫通穴57が穿設し
てある。
【0011】また、周囲にはネジ5逃げ用の円形の穴1
8と、ねじ穴8逃げ用の半円状の穴19とが形成されて
いる。耐火パネル16の周縁の4か所に、プレート枠1
の孔20に挿入係止する爪21が形成してある。該爪2
1の外側面がわに爪部54を切り起こし形成している。
従って、耐火パネル16をプレート枠1の前面に装着し
て爪21を孔20に挿入した時に、爪部54が孔20の
内側面に係止することで、耐火パネル16をプレート枠
1に確実に固定することができる。
【0012】また、耐火パネル16の外周部分には、化
粧プレート28の係止爪29を挿通させる逃がし用とし
ての角穴状の穴51が4か所に形成してある。従って、
耐火パネル16が邪魔することなく、化粧プレート28
をプレート枠1に固定することができる。更に、耐火パ
ネル16の中央には角穴状の穴17が穿設してあり、ス
イッチ14等の器具の表面ないし前面部を露出させて、
操作等がしやすいようにしてある。また、穴17の形状
は用いられる器具の形状に合わせて加工できる。
【0013】また、ねじ5を挿通させる穴18の大きさ
は、ねじ5の頭より大きく、そのため、耐火パネル16
単品が脱落するおそれがある。そこで、穴18の内縁の
両側より内方に向かって凸部52を突設している。両凸
部52間の寸法は、ねじ5の頭より小さくしているた
め、凸部52にねじ5の頭が引っ掛かって耐火パネル1
6単品の脱落を防止することができる。
【0014】一方、壁面にプレート枠1を直付けする場
合に、ねじを挿通させる耐火パネル16の穴19にも、
上記と同様な凸部53を形成している。従って、この場
合にも、耐火パネル16単品の脱落を防ぐことができ
る。化粧カバー59よりやや大きい開口部27を内側に
穿設した化粧プレート28は、丸形枠状形成されてい
て、図3に示すように、裏面には係止爪29が一体に形
成されている。この係止爪29はプレート枠1に穿孔し
た係止凹所30に挿入係止することで、化粧プレート2
8がプレート枠1に着脱自在に装着されるようになって
いる。
【0015】また、化粧プレート28の背面を示す図3
に示すように、化粧プレート28の背面の周囲にはプレ
ート枠1との嵌合時のガイド用のリブ31が形成され、
また、開口部27に沿って内部隠し用のリブ32が一体
に形成されている。図4は化粧カバー59を示し、コン
セント55の差し込み孔を露出させる中央の穴58の実
線に示してある大きさはコンセント55が1個の場合を
示し、二点鎖線は2個の場合を示している。化粧カバー
59の背面には、6個の突部61と4個の係止部62と
が一体に形成してある。係止部62は弾性を有してい
て、中枠9の両側の係合凹所63(図2参照)に係合し
て中枠9に化粧カバー59が着脱自在に装着される。ま
た、突部61は、図1に示すように、中枠9の前面に当
接して化粧カバー59のがたつきを防止するものであ
る。
【0016】また、化粧カバー59の外周にはリブ66
が全周にわたって形成してある。このリブ66により、
化粧プレート28との間の隙間から内部を見えないよう
にすることができる。そして、化粧カバー59を中枠9
に取り付ける際の係止部62と突部61の逃げを耐火パ
ネル16に形成している。すなわち、化粧カバー59の
係止部62の逃がし用の穴64を段差部60の縁部に形
成し、また、突部61逃がし用の穴65を段差部60の
上面の両側に夫々3つ形成している。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明は上述のように、内側に
スイッチやコンセント等の器具を着脱自在に装着する
口部を略中央に有し造営面に固定されるプレート枠と
器具の前面を露出させプレート枠の前面に着脱自在に装
着される化粧プレートと、化粧プレートとプレート枠と
の間に介装される化粧カバーとを備え、上記化粧カバ
中央に器具の表面を露出させる穴を設け、化粧カバー
の背面にプレート枠側へ装着するための係止部とがたつ
き防止用の突部を形成し、化粧カバーの背面の全周にわ
たってリブを形成したものであるから、化粧カバーの中
央の穴によりコンセント等の器具の前面を露出させるこ
とができ、また、化粧カバーの係止部にて化粧カバーを
化粧プレート側に固定し、また突部により化粧カバーの
がたつきを防止することができ、更には、化粧カバーの
背面の外周に形成したリブにより、化粧プレートとの隙
間から内部がみえないようにすることができる効果を奏
するものである。請求項2の発明は、化粧プレートに器
具を取り付けるために介在する中枠に化粧カバーをその
係止部により固定し、突部を中枠に当接することにより
化粧カバーのがたつきを防止することができる効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明図である。
【図2】同上の全体の分解斜視図である。
【図3】同上の化粧プレートの背面図である。
【図4】(a)〜(c)は同上の化粧カバーの正面図、
側面図及び背面図である。
【図5】同上の耐火パネルの拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 プレート枠 2 開口部 9 中枠 28 化粧プレート 55 コンセント 58 穴 59 化粧カバー 61 突部 62 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 重徳 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−117518(JP,A) 特開 平1−103113(JP,A) 実開 昭53−55797(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側にスイッチやコンセント等の器具を着
    脱自在に装着する開口部を略中央に有し造営面に固定さ
    るプレート枠と、器具の前面を露出させプレート枠の
    前面に着脱自在に装着される化粧プレートと、化粧プレ
    ートとプレート枠との間に介装される化粧カバーとを備
    え、上記化粧カバーの中央に器具の表面を露出させる穴
    設け、化粧カバーの背面にプレート枠側へ装着するた
    めの係止部とがたつき防止用の突部を形成し、化粧カバ
    ーの背面の全周にわたってリブを形成したことを特徴と
    する配線器具。
  2. 【請求項2】略中央に開口部を有し造営面に固定される
    丸形のプレート枠と、プレート枠の開口部に着脱自在に
    装着され内側にスイッチやコンセント等の器具を着脱自
    在に装着する中枠と、中枠に装着される化粧カバーと、
    化粧カバーを内部に位置させてプレート枠に装着される
    化粧プレートとを備え、上記化粧カバーを円板状に形成
    する共に、中央に器具の表面を露出させる穴を設け、化
    粧カバーの背面に中枠に装着するための係止部とがたつ
    き防止用の突部を設け、化粧カバーの背面の全周にわた
    ってリブを形成したことを特徴とする配線器具
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