JP3043900B2 - 斜板装置 - Google Patents

斜板装置

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JP3043900B2
JP3043900B2 JP4143682A JP14368292A JP3043900B2 JP 3043900 B2 JP3043900 B2 JP 3043900B2 JP 4143682 A JP4143682 A JP 4143682A JP 14368292 A JP14368292 A JP 14368292A JP 3043900 B2 JP3043900 B2 JP 3043900B2
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Japan
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oil
guide piston
swash plate
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rotating shaft
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勝裕 森
哲美 渡辺
直行 角屋
茂美 山平
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Japan Petroleum Energy Center JPEC
Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Petroleum Energy Center PEC
Idemitsu Kosan Co Ltd
Aisin Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、スターリン
グエンジンの作動ピストンの往復動を回転運動に変換し
て出力として取出すに適する、即ち、往復運動を回転運
動に変換するための斜板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の斜板装置は、たとえば、実公昭6
3−997号公報や実開昭59−17359号公報に開
示されるが、添付図4を用いて基本的構成を説明する。
【0003】シリンダ1内に、好ましくは、複数個のガ
イドピストン2を往復動可能に収納する。各ガイドピス
トン2は、位相をずらして往復動する。ガイドピストン
2は、図示しないエンジンの作動ピストンにロッド14
を介して連結する。シリンダ1に軸支された回転軸3の
中心部に長手方向に延在するオイル孔4を設け、このオ
イル孔4を、回転軸3によって作動させられるオイルポ
ンプ5に連通させる。回転軸3の中心線に対して所定の
角度をもたせた摺動面6、7を有する斜板8を回転軸3
に支持させる。回転軸3と斜板8とは、シリンダ1に対
しベアリング9、10を介して支承される。ガイドピス
トン2の中央くぼみ部11と斜板8との間にシュー1
2、13を介在させ、シュー12、13を介してガイド
ピストン2の動きを斜板8に伝達し、往復動を回転動に
変換させる。又、逆の変換も可能となる。
【0004】オイル孔4は、噴射孔15を介して各ベア
リング9、10に潤滑用オイルを供給し、又、斜板8の
噴射孔16が間欠的にオイルを斜板摺動面6、7にオイ
ルを供給する。この結果、ベアリング9、10と斜板摺
動面6、7とにガイドピストン2の往復動中、並びに斜
板8の回転運動中に潤滑用のオイル供給が可能となり、
摩耗を最小にし、摺動部の焼付きを防止している。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】図4に示す如き従来
例において、噴射孔16からのオイルがシューとガイド
ピストンとの摺動面およびガイドピストン外周面とシリ
ンダ内周面との摺動面に飛散し、焼付きを防止すると共
に、異常摩耗を防止している。
【0006】しかしながら、オイル噴射が理想通りに行
かず、又、ロッドからガイドピストンを介してシューに
作用する力の大きさに対し、最適条件でオイルが噴射さ
れる訳けでないので、特に、シューとガイドピストンと
の摺接面にオイル切れがみられ、斜板駆動部のメカロス
の増大の原因となっている。それ故に、本発明は、シュ
ーとガイドピストンとの摺動面に潤滑用のオイルを確実
に供給できる手段を開発することを解決すべき課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、オイルポンプに通じるシリンダ内の
環状溝に、ガイドピストン内に設けられ且つシューに開
口するオイル穴を、ガイドピストンの往復動中シューに
作用する力が大の時、連通し、シューにオイルを供給す
る手段を採用する。
【0008】より具体的には、本発明は、往復動する作
動ピストンにロッドを介して連結されたガイドピストン
と、回転可能にシリンダに支持された回転軸と、回転軸
の中心線に対して所定の角度をなす摺動面を有し且つ回
転軸に支持された斜板と、ガイドピストンのくぼみ部と
斜板の摺動面との間に介在するシューと、回転軸と連動
するオイルポンプと、回転軸に穿設され且つオイルポン
プに通じるオイル孔と、該オイル孔と連通し且つ各ベア
リング部および斜板摺動面にその開口を向けた複数個の
噴射孔と、ガイドピストン内に穿設され且つその開口が
シューの球面に向けられたオイル穴と、オイル孔に通じ
且つシリンダ内に設けた環状溝と、該環状溝と連通可能
にして且つシリンダ内周面に開口しガイドピストン外周
面とシリンダ内周面との摺動面にオイルを供給する複数
個のオイル供給孔を含み、ガイドピストンのオイル穴と
シリンダ内の環状溝とが連通自在である斜板装置を提供
する。
【0009】
【作用】本発明によれば、シリンダ内の環状溝に常時オ
イルをため、ガイドピストンの往復動中、斜板の両側の
シューのそれぞれが大きな荷重を受ける時に、オイルを
シューの摺動面に供給できるので、シューの焼付けや異
常摩耗を防止できる。環状溝とオイル供給孔との非連通
時、環状溝はガイドピストン外周面にオイルを供給する
ので、ガイドピストン外周面とシリンダ内周面との摺動
面でのオイル切れはない。
【0010】
【実施例】図1に本発明の一例を示すが、図4の従来例
と基本的構成を同一とするので、同一構成部分には図4
に用いた引照番号を記し、その説明を省略する。
【0011】各シリンダ1の上死点及び下死点側に環状
溝17、17を設ける。各シュー12、13の球状摺動
面に開口するオイル穴18、18をガイドピストン2に
設ける。オイル穴18、18の他方の開口は、ガイドピ
ストン2が往復動し且つシュー12、13への荷重が大
きい時環状溝17と連通し、シュー12、13の摺動面
へのオイルの供給を可能にする。
【0012】環状溝17は、シリンダ1に設けた複数個
の放射孔19に通じ、放射孔19が環状のオイル貯20
に常時連通させる。オイル貯20は、回転軸3のオイル
孔4に通じ、回転軸3の回転中、常時、オイルを受け
る。
【0013】図2を参照する。シリンダ1の内周面21
と環状溝17との間に複数個のオイル供給孔22を設け
る。オイル供給孔22は、オイルをシリンダ内周面21
とガイドピストン外周面とに常時供給し、ガイドピスト
ン2とシリンダ1との間の摺動面にオイル切れを作らな
いようにする。
【0014】図3に、ガイドピストン2の往復動と荷重
の変化を示す。シュー12、13へのオイル供給は、荷
重の大なる領域で、オイル穴18、18がオイル供給孔
22を介して、環状溝17に通じるようにして行なう。
たとえば、ガイドピストン2の上・下死点時でも、或い
は、最大荷重時でもよく、その中間の領域でもよい。
【0015】
【効果】本発明によれば、シューとガイドピストン並び
に斜板摺動面6、7に充分なオイルが回るので、異常摩
耗がなく、摩耗粉がベアリングに入ったりオイルフィル
ターの目づまりを作ることはない。オイル穴により、ガ
イドピストンの重心位置が変りガイドピストンに偏運動
を作ることなく、ガイドピストンのスムースな動きを確
保する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の斜板装置の断面図である。
【図2】ガイドピストンのオイル穴を示す断面図であ
る。
【図3】ガイドピストンに作用する荷重を示すグラフ図
である。
【図4】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ガイドピストン 3 回転軸 4 オイル孔 5 オイルポンプ 8 斜板 17 環状溝 18 オイル穴 22 オイル供給孔
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 哲美 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (72)発明者 角屋 直行 千葉県袖ヶ浦市上泉1280番地 出光興産 株式会社中央研究所内 (72)発明者 山平 茂美 千葉県袖ヶ浦市上泉1280番地 出光興産 株式会社中央研究所内 (56)参考文献 実開 平3−49458(JP,U) 実開 昭58−104455(JP,U) 実開 平2−132867(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 23/00 - 23/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復動する作動ピストンにロッドを介し
    て連結されたガイドピストンと、回転可能にシリンダに
    支持された回転軸と、回転軸の中心線に対して所定の角
    度をなす摺動面を有し且つ回転軸に支持された斜板と、
    ガイドピストンのくぼみ部と斜板の摺動面との間に介在
    するシューと、回転軸と連動するオイルポンプと、回転
    軸に穿設され且つオイルポンプに通じるオイル孔と、該
    オイル孔と連通し且つ各ベアリング部および斜板摺動面
    にその開口を向けた複数個の噴射孔と、ガイドピストン
    内に穿設され且つその開口がシューの球面に向けられた
    オイル穴と、オイル孔に通じ且つシリンダ内に設けた環
    状溝と、該環状溝と連通可能にして且つシリンダ内周面
    に開口しガイドピストン外周面とシリンダ内周面との摺
    動面にオイルを供給する複数個のオイル供給孔を含み、
    ガイドピストンのオイル穴とシリンダ内の環状溝とが連
    通自在である斜板装置。
  2. 【請求項2】 ガイドピストンのオイル穴とシリンダ内
    の環状溝とがガイドピストンの上・下死点若しくはその
    近くで連通する請求項1の斜板装置。
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KR101874804B1 (ko) * 2017-05-19 2018-07-05 김병수 운동방향 전환장치

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