JP3043701U - 記録媒体の包装体 - Google Patents

記録媒体の包装体

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JP3043701U
JP3043701U JP1997004761U JP476197U JP3043701U JP 3043701 U JP3043701 U JP 3043701U JP 1997004761 U JP1997004761 U JP 1997004761U JP 476197 U JP476197 U JP 476197U JP 3043701 U JP3043701 U JP 3043701U
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JP1997004761U
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Inventor
勇司 市村
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TDK Corp
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取っ手部を特別な工程で形成せず、かつ別個
に準備しておく必要なく、記録媒体の包装体に取っ手部
を設ける。 【解決手段】 包装体10は、積み重ねたカセット11
群の底面及び対向する一対の側面をフィルム12で覆っ
てカセット11群の天面でフィルム12の端面部を重ね
合わせ、天面で重なり合うフィルム12のうち下側のフ
ィルム12の端面部をカセット11群の天面の一端側縁
部付近とし、上側のフィルム12の端面部をカセット1
1群の天面の他端側縁部付近とし、下側のフィルム12
の端面部近傍を上側のフィルム12と熱接着するととも
に、カセット11群の他の一対の左右側面のフィルム1
2を折り返して重なり合う端面部同士を熱接着してカセ
ット11群をキャラメル包装し、カセット11群の天面
の上側のフィルム12の端面部側に非接着領域を設け取
っ手部14として利用するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、複数のビデオテープカセット等の記録媒体を包装した記録媒体の包 装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ビデオテープカセット等の記録媒体を複数積み重ねたものを包装し た記録媒体の包装体が知られている。 図6は、従来のこの種の記録媒体の包装体の第1の例を示す外観斜視図である 。図6において、包装体1は、複数巻の(ビデオテープ)カセット11を積み重 ねたカセット11群を、樹脂製のフィルム2によって包装したものである。図6 では、カセット11群の一部が見えるように図示している。
【0003】 フィルム2は、カセット11群の底面及び一対の側面(図中、横幅が長い方の 面)を覆って天面で重ね合わせられている。そして、この天面では、上側と下側 とのフィルム2の端面部(図中、領域3a)同士が熱接着されている。また、カ セット11群の他の一対の側面においては、フィルム2が折りたたまれるととも に、重なり合う端面部(図中、領域3b)が熱接着されている。これにより、カ セット11群がフィルム2によって封止されている。
【0004】 また、第2の例としては、段ボールやコートボール等から収納箱を形成し、こ の中にカセット11群を詰めたものが知られている。さらに、第3の例としては 、例えば特開平8−324671号公報に開示されているように、フィルム等か ら袋を形成し、この袋内にカセット11群を詰めたものが知られている。
【0005】 ここで、包装体1を店頭販売するときに、消費者が包装体1をレジまで運んだ り又は持ち帰ることは、その重量や大きさから容易ではない。一方、この包装体 1をさらに袋に入れることは過剰包装になり、ゴミを増やす原因ともなる。した がって、このような場合には、紐や帯を両面粘着テープによって包装体1に取り 付ける等、包装体1に取っ手(手提げ)となる部分を新たに設けて対応している 。一方、第2の例や第3の例では、段ボールや袋を抜き加工して、取っ手部(開 口部)を形成している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来の記録媒体の包装体において、第1の例では、取っ手部を 包装体1とは別個に準備しておく必要があるとともに、これらの取っ手部を取り 付けるための工程が必要となるという問題があった。さらにまた、取っ手部を予 め取り付けておくと、店頭等で包装体1を並べたときや積み重ねたとき等に、取 っ手部が邪魔となり、安定して積み重ねることができない等の問題があった。 また、第2の例や第3の例では、製造工程で抜き加工がさらに必要になるので 、工程が増加するという問題があった。
【0007】 したがって、本考案が解決しようとする課題は、取っ手部を特別な工程で形成 する必要がなく、取っ手部を別個に準備しておく必要がなく、過剰包装とならず 、さらには店頭に並べたとき等に取っ手部が邪魔にならないように、記録媒体の 包装体に取っ手部を設けることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本考案は、積み重ねた複数の記録媒体の底面及 び対向する一対の側面を樹脂製のフィルムで覆って前記記録媒体の天面で前記フ ィルムの端面部を重ね合わせ、前記天面で重なり合う前記フィルムのうち下側の フィルムの端面部を前記天面の一端側縁部付近とし、上側のフィルムの端面部を 前記天面の他端側縁部付近とし、前記下側のフィルムの端面部近傍を前記上側の フィルムと熱接着するとともに、前記記録媒体の他の一対の左右側面の前記フィ ルムを折り返して重なり合う端面部同士を熱接着して前記記録媒体をキャラメル 包装し、前記天面の前記上側のフィルムの端面部側に非接着領域を設け取っ手部 として利用するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案においては、記録媒体の包装体の天面では、フィルム同士が重なり合い 、下側のフィルムの端面部近傍がその上側のフィルムと熱接着されるとともに、 上側のフィルムの端面部側に非接着領域が設けられ、これが取っ手部となる。し たがって、上側フィルムと下側フィルムとの間に指や手を挿入して、記録媒体の 包装体を簡便に持ち運ぶことができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本考案の一実施形態について説明する。図1は、本 考案による記録媒体の包装体の一実施形態を示す外観斜視図である。 図1において、包装体10は、記録媒体の一実施形態であるカセット(ケース に収納されたビデオテープカセット)11を10巻積み重ねたもの(カセット1 1群)を、樹脂製のフィルム12により包装したものである。図1では、カセッ ト11群の一部が見えるように図示している。
【0011】 本考案の包装体10は、図1中、天面(上面)側で重なり合うフィルム12の うち上側のフィルムの端面部を含む一部にフィルム12間を接着しない領域(非 接着領域)を設けることにより、フィルム12間に指又は手を挿入可能とした取 っ手部14を設け、この取っ手部14を利用して包装体10を持ち運ぶことがで きるようにしたものである。 なお、斜線部で示す領域13a及び13bは、フィルム12を熱接着した領域 である。
【0012】 図2は、包装前のフィルム12を展開して示す平面図である。本実施形態にお けるフィルム12は、厚みが52μmのポリプロピレンから形成されている。こ のような材質を選定したのは、カセット11群の重量(約2〜3Kg)を持ち上 げるのに十分耐えうる強度を有し、流通過程で受ける負荷によっては破れ等が発 生せず、かつ開封時に切り込み等を入れれば簡便に破ることができる強度を有す るからである。
【0013】 フィルム12の両面には、感熱接着剤がコーティングされている。感熱接着剤 は、加熱により接着性が付与される接着剤(ヒートシール剤)であり、それを構 成する材料としては、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂等の熱硬 化性樹脂があげられる。なお、図2において、斜線部で示す領域13a及び13 bは、図1と同様に、包装時に熱接着される部分を示したものである。
【0014】 図2において、フィルム12の折り線12a〜12gは、カセット11群を包 装するときに折り曲げられるラインを示したものである。折り線12a、12b 、12c及び12dで囲まれる領域Bは、カセット11群の底面と略一致する大 きさとなっており、また、折り線12a、12b、12c及び12e、並びに1 2a、12b、12d及び12fで囲まれる領域Cは、カセット11群の図1中 、A面と略一致する大きさとなっている。
【0015】 次に、包装体10の形成方法について説明する。 先ず、図3に示すように、フィルム12の領域B上にカセット11群の底面が 重なるように配置する。そして、折り線12c及び12dからフィルム12をカ セット11群側に折り曲げる。続いて、折り線12eを折り曲げてカセット11 群の天面にフィルム12を重ねる(図4)。ここで、天面に重ねられたフィルム 12の端面部は、カセット11群の天面の一端側縁部(図中、奥側)近傍に位置 する。そして、さらにその上側にフィルム12が重なるように折り線12fを折 り曲げる。ここで重なるフィルム12の端面部は、カセット11群の天面の他端 側縁部(図中、手前側)近傍に位置する。
【0016】 次に、図5に示すように、フィルム12のうちカセット11群の天面側の折り 線12a及び12bより外側部分D、並びにカセット11群の底面側の折り線1 2a及び12bより外側部分Eがカセット11群の側面に密着するように、折り 線12a、12b及び12gをそれぞれ折り曲げる。 この折り曲げ後に、カセット11群の天面側の下側のフィルム12の端面部近 傍(領域13a)とその上側のフィルム12とを、ヒーター等を用いて熱接着す る。
【0017】 続いて、フィルム12の側面から外側に突出している台形状の部分F及びGが カセット11群の側面に密着するように、折り線12a及び12bを折り曲げる 。このときは、本実施形態では、最初に台形状の部分Fがカセット11群に密着 し、その上側に台形状の部分Gが重なるように折り曲げる。 以上により図1に示した形態となる。そして、上記の台形状の部分F及びGの 重なり合う端面部(領域13b)を熱接着する。これにより、カセット11群が フィルム12によりいわゆるキャラメル包装されて封止され、包装体10が形成 される。これにより、カセット11群へのゴミや湿気の侵入を防止することがで きる。
【0018】 以上の包装体10において、図1中、天面側のフィルム12の重なり合う部分 のうち、下側のフィルム12の端面部近傍の領域13aのみが熱接着されており 、それ以外の部分、すなわち上側のフィルム12の端面部側が非接着領域となり 、これが取っ手部14となり、図1中、矢印方向からフィルム12間に指や手を 挿入して、包装体10を持ち上げることができる。
【0019】 よって、紐等を後付けしたり、抜き加工で開口部分を設けたりすることなく、 取っ手部14を包装体10に設けることができる。 包装体10を開封してカセット11を取り出すときは、フィルム12のいずれ かの場所にカッターや爪等で切り込みを入れれば、その箇所から容易にフィルム 12を破ることができる。
【0020】 なお、従来の第1の例(図6)では、カセット11群の天面でのフィルム12 の重なり合う幅(図6中、L1)は、約13mmであったが、本実施形態では、 重なり合う幅(図1中、L2)を90mmに設定しており、指や手が十分奥まで 入る長さを確保している。
【0021】 以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案は、上述した実施形態 に限定されることなく、種々の変形が可能である。 例えば、包装体10の取っ手部14となるフィルム12の表面部に、取っ手部 14を表す印刷(マーク等)を予め施しておくことも可能である。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、従来の形態を変えることなくフィルムの一部を用いて取っ手 部を設けたので、取っ手部を特別な工程で形成する必要がなく、取っ手部を別に 設ける必要がなく、過剰包装とならず、かつ店頭に並べたときでも取っ手部が邪 魔にならないようにすることができる。これにより、材料コスト及び製造コスト を低減し、店頭販売時においても持ち帰り用袋が必要なくなり資源を節約できる 等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による記録媒体の包装体の一実施形態を
示す外観斜視図である。
【図2】包装前のフィルムを展開して示す平面図であ
る。
【図3】フィルム上にカセット群を配置した状態を示す
斜視図である。
【図4】図3の状態からフィルムを折り曲げた状態を示
す斜視図である。
【図5】図4の状態からさらにフィルムを折り曲げた状
態を示す斜視図である。
【図6】従来の記録媒体の包装体の第1の例を示す外観
斜視図である。
【符号の説明】
10 包装体 11 ビデオテープカセット 12 フィルム 12a〜12g 折り線 13a、13b 領域(熱接着領域) 14 取っ手部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積み重ねた複数の記録媒体の底面及び対
    向する一対の側面を樹脂製のフィルムで覆って前記記録
    媒体の天面で前記フィルムの端面部を重ね合わせ、前記
    天面で重なり合う前記フィルムのうち下側のフィルムの
    端面部を前記天面の一端側縁部付近とし、上側のフィル
    ムの端面部を前記天面の他端側縁部付近とし、前記下側
    のフィルムの端面部近傍を前記上側のフィルムと熱接着
    するとともに、前記記録媒体の他の一対の左右側面の前
    記フィルムを折り返して重なり合う端面部同士を熱接着
    して前記記録媒体をキャラメル包装し、前記天面の前記
    上側のフィルムの端面部側に非接着領域を設け取っ手部
    として利用するようにしたことを特徴とする記録媒体の
    包装体。
JP1997004761U 1997-05-23 1997-05-23 記録媒体の包装体 Expired - Lifetime JP3043701U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019059552A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 積層材料で形成されたパッケージ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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