JP3043431U - カッタ−シャツハンガ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリ−ニング処理されたカッタ−シャツの襟
刳を保形したまま需要者に提供できるカッタ−シャツ専
用ハンガ−の提供を目的とする。 【解決手段】 ハンガ−におけるア−ム部の中央部であ
ってカッタ−シャツの襟刳当接部を突出させて形成す
る。 【効果】 クリ−ニング処理又は仕上げ処理されたカッ
タ−シャツの襟刳を保形したままハンガ−に係架でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はクリ−ニング工場又はクリ−ニング店等でクリ−ニング処理されたカ ッタ−シャツに使用されるハンガ−に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在クリ−ニング店等ではクリ−ニング処理及びアイロンかけ等の仕上げ処理 されたカッタ−シャツの係架には平面的なカッタ−シャツ用ハンガ−が使用され ている。又は、ハンガ−が使用されない場合は、折り畳んだカッタ−シャツの襟 刳に厚紙やプラスチック板等からなる芯を巻いて保形している。

【０００３】 又、洗濯物に関する情報を表示するバ−コ−ドが付されたタッグ片の取付け部 を有するハンガ−としては実用新案登録第２５３５１１４号のハンガ−があるが 、当該タッグ片取り付け部を有するカッタ−シャツ専用のハンガ−はなかった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

クリ−ニング工場等でクリ−ニング処理されたカッタ−シャツを扁平なハンガ −に係架するとせっかく保形したカッタ−シャツの襟刳に皺が寄ったり、つぶれ てしまうおそれがある。

【０００５】 また、ハンガ−に係架せずに襟刳に芯を巻いて行う保形処理は手間及びコスト がかかるうえ、収納時に重ねるとカッタ−シャツの重量で襟刳の形が保持されな いおそれがある。

【０００６】 そこで、本考案ではハンガ−におけるア−ム部を立体的に成形して、クリ−ニ ング処理されたカッタ−シャツの襟刳の形を保持したまま、需要者に提供できる カッタ−シャツ専用ハンガ−及び、洗濯物に関する情報を表示するバ−コ−ドが 付されたタッグ片の取付け部を有するカッタ−シャツ専用ハンガ−を提供するこ とを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

樹脂成形されたハンガ−のア−ム部の中央部であって、カッタ−シャツの襟刳 に当接する部分をア−ム両端部から偏位して突出させて立体的に形成し、当該部 分にフック部を一体に形成するのである。

【０００８】 又、上述のように立体的に形成したハンガ−のフック基部に、タッグ片を全体 的に嵌め込む凹部を一体成形すると共にタッグ片のずれを阻止する当たり部とタ ッグ片の変形通過を許すと共に浮き上がりを阻止する抵抗部を設けるのである。

【０００９】

【考案の実施の形態】

図１は請求項２記載のタッグ片取付け部を有するカッタ−シャツハンガ−の斜 視図である。

【００１０】 図２は、同平面図、図３は同左側面図である。

【００１１】 当該ハンガ−は樹脂成形されたフック部１とア−ム部２からなり、ア−ム部２ の中央部をア−ム両端部から偏位して突出させた突出部３をア−ム部と一体成形 し、当該突出部３とフック部１の基部が連なるようにハンガ−全体を形成するの である。

【００１２】 さらに、ハンガ−の軽量化及びコスト削減のためア−ム部２における４及び６ 、突出部３における５を肉盗みとして切除して成形するのである。

【００１３】 図４はフック部１の基部に設けたバ−コ−ド付きタッグ片取付け部の拡大図で ある。

【００１４】 図４中ａは当該正面図、ｂは同背面図である。

【００１５】 バ−コ−ド付きタッグ片取付け部としてフック基部に設けられた凹部７はタッ グ片９の横幅と同幅に形成されると共に、凹部７の長手方向の下端にはタッグ片 ９がずれ動くのを阻止する当たり部８を設ける。凹部７の側部にはタッグ片９の 変形通過を許すと共にタッグ片９が凹部７から浮き上がるのを阻止する突条の抵 抗部１０を突設する。凹部７の上方におけるフック基部の上端には凹部７へ嵌め 込んだタッグ片９の上端を指先で押して浮き上がらせ取り外しを容易にする指先 導入孔１１を穿設するのである。

【００１６】 クリ−ニング処理及び仕上げ処理を受けた洗濯物がハンガ−に係架される際に 、各洗濯物のタッグからバ−コ−ドが付された細長いタッグ片９を切り離し、当 該タッグ片９を、指先で凹部７へ押し込みタッグ片９を変形させて抵抗部１０を 通過させ長手方向へのずれを阻止して装着し、当たり部８で浮き上りを阻止して 確実に固定するのである。

【００１７】 一旦、凹部７に嵌め込まれたタッグ片９は当たり部８及び抵抗部１０により振 動や衝撃程度の外力では外れることはないのである。

【００１８】 尚、図示していないが凹部をフック基部の両面に設けると共に抵抗部も凹部側 面に設けることもできる。この場合、多数のカッタ−シャツを係架したハンガ− をコンベヤで循環させるとき、右回り、左回りの何れの場合にも使用でき便利で ある。

【００１９】 さらに、図示していないがフック基部の幅広部に同様な構成の凹部を横向きに 形成して実施することも可能である。

【００２０】

【考案の効果】

クリ−ニング処理及び仕上げ処理を受けたカッタ−シャツの襟刳を保持したま ま需要者に提供することができ、また、収納及び保管の際にも係架したまま保形 することが可能である。

【００２１】 又、洗濯物に関する情報を表示するタッグ片を指先で簡単迅速にハンガ−の凹 部に嵌め付け固定することができ、かつ、タッグ片の取り外しが容易であり多数 のカッタ−シャツハンガ−を能率よく分別処理することができる。

【００２２】 さらに、突出部３の断面形状は浅皿型であるため、突出部３を順次に重ね合わ せコンパクトにして保管及び運搬が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 請求項２記載のカッタ−シャツハンガ−の斜
視図。

【図２】 同、平面図。

【図３】 同、左側面図。

【図４】 ａ 同、要部拡大正面図。 ｂ 同、要部拡大背面図。

【符号の説明】

１、フック部 ２、ア−ム部 ３、突出部 ４、
５、６、肉盗み ７、凹部 ８、当たり部 ９、タッグ片 １０、
抵抗部 １１、導入孔

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】カッタ−シャツの衿が当接するア−ム部中
   央をア−ム両端部から偏位して突出させると共にフック
   部を連設し、当該ア−ム部とフック部を一体に樹脂成形
   したカッタ−シャツハンガ−。
2. 【請求項２】ハンガ−におけるフック部にバ−コ−ドが
   付されたタッグ片を嵌め込む凹部とタッグ片のずれを阻
   止する当たり部及びタッグ片の浮き上りを阻止する抵抗
   部とを備えると共に、カッタ−シャツの衿が当接するア
   −ム部中央をア−ム両端部から偏位して突出させると共
   にフック部を連設し、当該ア−ム部とフック部を一体に
   樹脂成形したカッタ−シャツハンガ−。