JP3043359B2 - 移動槽接続用配管の転倒・復元装置 - Google Patents

移動槽接続用配管の転倒・復元装置

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JP3043359B2
JP3043359B2 JP2093978A JP9397890A JP3043359B2 JP 3043359 B2 JP3043359 B2 JP 3043359B2 JP 2093978 A JP2093978 A JP 2093978A JP 9397890 A JP9397890 A JP 9397890A JP 3043359 B2 JP3043359 B2 JP 3043359B2
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J19/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J19/0006Controlling or regulating processes
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば移動槽式の多目的バッチシステムに
おける移動槽と固定槽との配管を接続する場合における
移動槽接続用配管の転倒・復元装置に関する。
〔発明の背景及び従来技術〕
従来のプラントにおける配管は、槽が固定式のため、
槽と槽とを接続する配管及び槽への原材料等の供給配
管,槽からの払出し配管などは固定的に設置され複雑な
管路を構成していた。
そのため、槽及びプロセスの数が多いと、多数の槽と
槽との間の配管はくもの巣状となり、更に多品種のバッ
チプロセスの場合には品種ごとに配管をつなぎ替える必
要があるので、運転管理,保全管理が煩雑となるばかり
でなく、それぞれの単位操作のつなぎに中間槽を必要と
することもあり、全体のレイアウトは複雑となり、その
上、前記したように、配管がくもの巣状となるため配管
の一部に残液が貯留し、次の製品に前記の残液が混入す
る恐れがあり、また、配管の洗浄操作も煩雑で時間がか
かり生産性も悪化していた。
そこで、多品種のバッチプロセスにおいても配管を最
小限として手動等によってつなぎ替えを必要としない移
動槽式多目的バッチプロセスの開発が要望され一部実施
されている。この移動槽式多目的バッチプロセスは、主
となる槽を移動槽台車に載置し、この移動槽台車を搬送
台車に積載して移動せしめ、必要とされるステーション
架台近辺において位置決めし、移載装置によって移動槽
台車をステーション架台に移載して槽に接続している配
管とステーションに固設している固定配管とを配管接続
して原料投入,調合攪拌,反応生成物の払い出し等独立
した各単位操作を行い、操作終了後は配管を切り離し、
次の処理のため別のステーションへ移動し、前記した配
管接続,操作,切り離しを繰り返すものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記した移動槽式多目的バッチプロセ
スにおいては、土地の有効利用と効率的生産を行うた
め、搬送台車が走行する搬送路の両側にステーションを
設置するレイアウトが多く、従って移動槽側の配管接続
方向がそれぞれ異なるというケースがある。
また、自動配管接続装置で移動槽側の配管と固定槽側
の配管を接続する場合、その動力源が必要となってその
投資負担が重くなり、そのうえ危険物取扱いの関係上防
爆型装置としなければならないので一層コスト増とな
る。したがって、簡単な人手作業で配管接続が完全に行
なえる方法が要望されている。
しかし、従来方式の人手作業による配管接続において
は伸縮配管継手が不可欠となり、可能な限り配管の長さ
を短かくするという前記のバッチプロセスの長所を生か
すことができない。
また、配管を移動槽を中心として左右に張り出させる
ようにすることも考えられるが、左又は右と一方の配管
を使用し、切り替えて他方の配管を使用したとき、前記
の一方の配管内の残存液が貯留する等して、上記の残存
液の処理に問題が残されている。
そこで、本発明は、搬送台車が走行する搬送路の両側
にステーションを設置しても移動槽の配管とステーショ
ン側の配管とが容易に接続することができ、長い伸縮配
管継手を必要とせず、人手作業で配管接続を可能とした
移動槽における移動槽接続用配管の転倒・復元装置の提
供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る移動槽接続用配管の転倒・復元装置は、
前記の目的を達成するために、自動搬送車に積載された
移動槽台車に載置された移動槽に連結される接続用配管
を前記自動搬送車の搬送方向の両側に配置されたステー
ションのいずれかの側に転倒・復元せしめる装置であっ
て、前記接続用配管は移動槽に連結された配管とスイベ
ルジョイントを介して垂直方向に起立せしめられるとと
もに、該接続用配管の起立基部に先端を固定した水平状
の回動軸と、該回動軸に垂設するバランスウエイト並び
に回転ローラを付設せしめた回転アームと、前記ステー
ションに配設され前記移動槽台車の移載方向に上り勾配
となる上部ローラガイド及び下部ローラガイドとから構
成され、前記移動槽台車の移載あるいは復帰につれて前
記回転ローラが上部ローラガイドと下部ローラガイドで
形成される間隙を回転移動することによって、接続用配
管がステーション側に転倒もしくは自動搬送車側に復元
することをその特徴とし、更に、前記の転倒・復元手段
の第二の発明として、接続用配管に横設される回動軸
と、該回動軸に垂設したバランスウエイト及び軸止した
ピニオンと、前記移動槽台車上に移載方向に付設された
スライドベースと、該スライドベースに嵌合するととも
に、その前後にばねを介装せしめた前記ピニオンと噛合
するラックと、前記ステーションに立設し上記ラックの
移動を阻止するラックストッパーとから構成し、前記移
動槽台車の移載に伴って移動するラックと噛合するピニ
オンは回動しラックの移動が前記ラックストッパーにて
阻止されとラックはばねを伸長させながら更に移動しピ
ニオンに装着される接続用配管をステーション側に転倒
させ、移動槽台車の復帰時には前記のばねの復元力によ
ってピニオンが前記と逆方向に回動し接続用配管が自動
搬送車側に復元するようになしたことをその特徴とする
ものである。
[作用] 本発明に係る移動槽接続用配管の転倒・復元装置は、
移動槽台車に積載される移動槽の底部の開孔に連通する
配管とスイベルジョイントを介して垂直方向に起立せし
めた接続用配管と、該接続用配管の起立基部に先端を固
定した水平状の回動軸を、前記回動軸を前記移動槽が積
載される移動槽台車の移動に伴って回動せしめる手段と
よりなるものであるので、移動槽を載置した移動槽台車
を積載した搬送台車が搬送路に沿って設置されているス
テーション架台に併設状態となるように位置決め停止さ
せ、前記の移動槽台車を搬送台車からステーション架台
に移載あるいはステーション架台から搬送台車へ復帰さ
せ、該移載,復帰作動時の移動台車の移動に伴って接続
用配管に固定した回動軸を回動せしめるようにしたの
で、前記の回動軸の回動によって、該回動軸に固定され
ている接続用配管は起立状態から転倒あるいは転倒状態
から起立させることができるもので、前記の接続用配管
の転倒あるいは起立により、ステーション架台に固設さ
れる固定配管と接離せしめるものであって、ステーショ
ン架台が搬送台車の進行方向の右側あるいは左側の何れ
に位置していても移動槽の接続用配管とステーション架
台に固設の固定配管とを容易に配管接続することができ
るものである。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図において、第1図Aは、搬送路上を制御システ
ムにより自走する搬送台車1に移動槽4を載置した移動
槽台車8が積載された状態を示し、第1図Bは搬送台車
1の進行方向右側に設置されているステーション架台13
に移動装置により移動槽台車8が移載された状態を示
し、第1図Cは搬送台車1の進行方向左側に設置されて
いるステーション架台13′に移動槽台車8が移載されて
いる状態を示している。
更に詳細に説明するに、搬送台車1は車輪2,2′を備
えて搬送路を制御システムにより自走し、ステーション
架台13近傍の位置決め装置3によって所定の位置に確実
に停止せしめられる。
4は移動槽であり、該移動槽4は、前記した搬送台車
1上において、進行方向と直交する方向に設置されたガ
イドレール6上に車輪7,7′を備えた移動槽台車8上に
立設された枠体9に固定されている。
10は前記した移動槽4の底部中央に開孔する排出口に
接続される配管11に配装された排出弁であり、前記の配
管11の他端はスイベルジョイント12を介して接続用配管
5が回動可能に接続されている。また、15は移動槽台車
8に立設した配管11の支持架台である。
前記した接続用配管5は、移動槽台車8が搬送台車1
に積載されているときは、垂直方向に起立状態に保持さ
れ(第1図A参照)、後記する移載装置が作動して移動
槽台車8がステーション架台13,13′に移載するとき、
前記の接続用配管5は転倒し、固定配管100と接続する
ようにされる(第1図B,C参照)。
前記したステーション架台13及び13′は、搬送路に沿
って右及び左側に設置され、その上面に搬送方向と直交
してガイドレール14,14′が設けられている。
第1図において、A,A′はステーション架台13,13′に
設けられる接続用配管転倒装置である。
次に、前記した接続用配管転倒装置A,A′について説
明するが、接続用配管転倒装置A,A′は同一の構成であ
るのでその一つのAについて説明する。第2図,第3図
は接続用配管転倒装置Aの第1実施例である。第2図,
第3図において、前記したように、接続用配管5は、移
動槽4の底部中央部に開孔する排出口に連結された配管
11の他端にスイベルジョイント12を介して垂直方向に起
立せしめられてある。16は、前記した起立状とされた接
続用配管5の前記起立状となる曲折部5′に一端を固定
した水平状の回動軸であり、該回動軸16の他端には回転
アーム17が垂下固設される。前記した回動軸16は、移動
槽台車8に立設された軸受用架台18,18′に設けられる
軸受19,19′によって回動可能に保持されている。
前記した回転アーム17の先端部の外側に突設した突軸
20に回転ローラ21を回転自在に遊嵌してある。また、22
は前記した回動軸16に垂設したバランスウエイトであ
り、23は前記したバランスウエイト22と軸受用架台18と
の間に介装したばねである。
24は、ステーション架台13に立設された下部ローラガ
イドであり、該下部ローラガイド24のガイド面は移動槽
台車8の移動方向に上り勾配に形成されている。25は、
上部ローラガイドであり、該上部ローラガイド25は、前
記した下部ローラガイド24との間で前記した回転ローラ
21が自在に回転移動するための所定の間隙を隔ててその
頂部が軸支26されるとともに下端側は引張りばね27によ
って下部ローラガイド24に連結され、前記した下部ロー
ラガイド24と上部ローラガイド25とは回転ローラ21が自
由に回転移動する間隙を隔てて対峙するように設けられ
ている。
接続用配管5の転倒装置の第1実施例は以上のように
構成されているので、搬送台車1が搬送路を自走して位
置決め装置3によりステーション架台近傍の所定の位置
に確実に停止される。このとき、搬送台車1上のガイド
レール6と、ステーション架台13上のガイドレール14と
は略直線状に位置せしめられることとなるので、移載装
置あるいはプッシュプル方式、ローラ方式等によって、
移動槽4を載置した移動槽台車8を搬送台車1上よりス
テーション架台13上に移動せしめるが、移動前において
は移動槽4の配管11にスイベルジョイント12を介して回
動自在に連結される接続用配管5は、垂直状に起立した
状態とされているが、この起立状態は、接続用配管5の
曲折部5′に一端を固着した水平状の回動軸16に垂下固
設したバランスウエイト22により確実に保持されてい
る。
そして、前記したように、移動槽台車8の移動を開始
すると、前記した接続用配管5の曲折部5′に一端を固
定した回動軸16の他端に垂設した回転アーム17の先端の
回転ローラ21は、移動槽台車8の移動より若干遅れて下
部及び上部ローラガイド24,25間に案内されて下部ロー
ラガイド24の上面の勾配面を回転しながら上昇すること
となる。このとき、上部ガイドローラ25はその頂部が軸
支され、下端部は引張りばねによって下部ローラガイド
24に連結されているので、上部ローラガイド25は頂部を
支点として若干の揺動が可能となり、また、引張りばね
27は止め具等によって所定以上に伸びないようにされて
いるので、回転ローラ21の移動は極めて円滑に行われる
ものである。そして、前記の回転ローラ21が勾配面を移
動槽台車8の移動より若干遅れて上昇することにより、
回転アーム17を介して回動軸16を回動し、この回動軸16
の回動により、回動軸16が固定される接続用配管5をス
テーション架台13側に転倒せしめることとなる。前記し
た回転ローラ21が下部ローラガイド24の頂部に達すると
きに移動槽台車8が完全にステーション架台13上に移動
することとなる。
前記した接続用配管5の転倒により、接続用配管5の
先端とステーション架台13に固設している固定配管100
とは人手作業等で簡単に接続することができる。このと
き、通常は固定配管100の先端部分はフレキシブルチュ
ーブと接続しているので接続作業は容易である。
前記したように、回動軸16にはバランスウエイト22が
垂下固定してあり、該バランスウエイト22と軸受用架台
18との間にはばね23が介装してあるので、通常状態にお
いては、バランスウエイト22の動きを規制し、接続用配
管5の揺動等を防止することができ、また、回動軸16の
回動時には円滑な回動を行わしめ、その結果接続用配管
5の転倒に対してもいたずらな揺動は生じないものであ
る。
ステーション架台13で所定の作業が終了すると、配管
接続を解除して、前記と逆方向に移動槽台車8を移動せ
しめて、移動槽台車8をステーション架台13より搬送台
車1に復帰させるが、このとき、回転ローラ21は、上部
及び下部ローラガイド25,24間に案内されて前記と逆方
向に移動し、バランスウエイト22の復元力と相俟って接
続用配管5はスムーズに起立する。このときも前記のバ
ランスウエイト22と軸受用架台18とはばね23によって接
続用配管5の揺動等は一切生じないものである。
前記した説明においては、搬送路の右側に設置される
ステーション架台13に移動槽台車8を移載せしめるとき
について説明したが、搬送路の左側にステーション架台
13′が設置されている場合にも同様であり、要は、下部
ローラガイド24の上面に形成される勾配が、接続用配管
5が転倒する方向に沿って上り勾配とすることによって
搬送路の左右何れの方向にでも実施できるものである。
第4図,第5図は、接続用配管転倒装置の第2実施例
を示し、本第2実施例においては、第1実施例と同一又
は均等の部材は同一符号を付してある。
移動槽4の底部中央に開口する排出口に連結される配
管11にスイベルジョイント12を介して垂直状に起立した
接続用配管5を回動自在に連結し、前記接続用配管5の
起立折曲部5′に一端を固着した水平状の回動軸16を軸
受用架台18,18′の軸受19,19′にて回動可能に支承し、
前記の回動軸16にバランスウエイト22を垂下固設し、該
バランスウエイト22と軸受用架台18′との間にばね23を
介装した点については第1実施例と同様である。
そして、第2実施例においては、移動槽台車8上に、
その長手方向に凹部71を有するスライドベース70を固着
している。72は、前記のスライドベース70の凹部71に係
合する長手方向に凸部73を有するラックであり、該ラッ
ク72は前記したスライドベース70上を摺動する。74は前
記した回動軸16に軸止されるとともに、前記ラック72に
噛合するピニオンである。
前記したラック72の両端部75,75′と移動槽台車8の
長手方向両端に立設される支持棒76,76′との間にそれ
ぞればね77,77′を介装せしめてあり、該それぞれのば
ね77,77′の引張力は均等としてある。78はステーショ
ン架台13に立設したラックストッパであり、該ラックス
トッパ78は前記したラック72の側壁と衝接してラック72
のそれ以上の移動を阻止するものである。
接続用配管5の転倒装置は、以上のように構成され、
通常の状態においては、ラック72はスライドベース70の
長手方向中央部に位置し、ラック72の長手方向中央部に
ピニオン74を位置せしめ、接続用配管5は垂直に起立し
ている。
移動槽台車8がステーション架台13方向に移動させら
れると、移動槽台車8上に固定されるスライドベース70
と係合するラック72も同時に移動するが、移動が進行す
ると、前記ラック72の長手方向の端部75はステーション
架台13に立設されるラックストッパ78に衝接し、ラック
72のそれ以上の移動は阻止されるが、移動槽台車8は、
前記のラック72の停止に関係なくばね77を伸張しながら
更に移動が続けられるので、回動軸16に軸止されるピニ
オン74がラック72上を該ラック72と噛合しながら回動す
るので、回動軸16は回動し、接続用配管5は転倒する。
この転倒によりステーション架台13に固設されている固
定配管100と接続用配管5とは人手作業等により簡単に
接続することができる。
ステーション架台13での所定の作業終了後前記と逆方
向に移動槽台車8を移動せしめて、ステーション架台13
から搬送台車1に復帰させると前記のばね77の復元力で
ラック72は前記と逆方向に移動し、バランスウエイト22
によりピニオン74も逆方向に回動し、接続用配管5は円
滑に起立する。
前述したように、移動槽4を載置した移動槽台車8を
搬送台車1よりステーション架台13上に移載するとき、
その移載装置の駆動力で接続用配管5を転倒させるよう
にすれば効果的であるので、上記した移載装置の実施例
を第6図,第7図に基いて説明する。
前記した搬送台車1の上面中央部に所定の間隔を隔て
て長手方向に平行にレール状ガイドローラ取付用突出体
32,32′を設けるとともに、搬送台車1に電動機33を設
置し、該電動機33の軸34には駆動用歯車35を軸止し、該
駆動用歯車35に中間歯車36及び37を噛合させ、前記中間
歯車37にピニオン38,39をそれぞれ噛合させ、前記の電
動機33の駆動によって減速機を介して軸34を回転させ、
該軸34に軸止の駆動用歯車35を回転させて中間歯車36,3
7を介してピニオン38,39をそれぞれ同方向に回転せしめ
ている。
40は移載用駆動腕であり、該移載用駆動腕40の巾方向
の両端部を下方に垂下突設させて支持部材41,42を形成
するとともに移載用駆動腕40の中央部には底面にラック
43を刻設した中央支持部44を下方に垂下突設し、前記し
たラック43に前記のピニオン38,39を噛合させる。前記
した移載用駆動腕40の両端支持部41,42のそれぞれの内
側部及び外側部に長手方向溝を穿設し、該それぞれの溝
に、前記したガイドローラ取付用突出体32,32′に所定
の間隔を設けて回転自在に軸支したガイドローラ49,49
……及び50,50……を遊嵌し、前記駆動腕40を円滑に移
行せしめるようにしている。
51は、移載用従動腕であり、該移載用従動腕51の上面
中央部には上下に出入自在とされた爪52が設けられると
ともに、移載用従動腕51の両端は下方に突設して支持部
53,54を形成し、該支持部53,54のそれぞれの内側の長手
方向に所定の間隔を隔てて複数の第2ガイドローラ55,5
5……及び56,56……を回転自在に軸支し、前記第2ガイ
ドローラ55,55……及び56,56……を前記した移載用駆動
腕40の両端支持部41,42の外側にそれぞれ形成した長手
方向溝に遊嵌し、移載用従動腕51を移載用駆動腕40に支
持させ、前記移載用従動腕51を円滑に移行させるように
している。
57は、前記した搬送台車1の上部の一端に設けたワイ
ヤ固定部であり、また58は前記した移載用駆動腕40の前
記ワイヤ固定部57より遠い位置の一端部に配設されたプ
ーリであり、前記したワイヤ固定部57に一端を固定され
たワイヤ59は前記した移載用駆動腕40の一端の支持部41
と中央支持部44との間隙内を通過するようにされ、前記
の移載用駆動腕40の略全長の長さでプーリ58を介して逆
方向に伸長し、ワイヤ59の他端は前記した移載用従動腕
51の一端60に固定される。
したがって、前記した電動機33の駆動によって軸34を
回転し、該軸34に軸止の駆動用歯車35を回転させ、これ
と噛合する中間歯車36,37を介してピニオン38,39を回転
せしめ、該ピニオン38,39と噛合する移載用駆動腕40の
中央支持部44底面に刻設したラック43により前記の移動
用駆動腕40をその長手方向に水平に移動せしめる。そし
て、前記したように、移載用駆動腕40に配設のプーリ58
に巻回されたワイヤ59が移載用従動腕51の一端に固定さ
れているため、前記の移載用駆動腕40の移動により、移
載用従動腕51は移載用駆動腕40の移動の2倍長水平に移
動することとなる。
そして、前記電動機33により駆動歯車35を前記と反対
方向に回転し、前記した移載用従動腕51を元の位置に戻
すための手段として、移載用駆動腕40の端部支持部42と
中央支持部44の間隙のワイヤ59′の一端を移載用従動腕
51の一端に設けたワイヤ止め具60′に固定し、前記の移
載用駆動腕40に設けたプーリ58の位置とは長手方向の反
対側の位置に設けたプーリ58′を介して、搬送台車1上
部のワイヤ固定部57′に前記のワイヤ59′の他端を固定
して移載用従動腕51を戻すようにしている。65は、前記
した移動槽台車8の下面中央部に設けた当板であり、該
当板65の中間部には前記した移載用従動腕51の上部に設
けられた爪52が係合可能な間隙部65′を形成し、前記爪
52を間隙部の65′に係合せしめることにより、前記した
移載用従動腕51の移動に伴って移動槽1を固設した移動
槽台車8も同時に移動するものである。
13はステーション架台であり、14は前記ステーション
架台13上に敷設のレールである。
したがって、搬送台車1上のレール6の位置とステー
ション架台13上のレール14の位置が直線的に一致すれば
移動槽4を載置した移動槽台車8は移載装置の操作によ
り容易に移載,復帰が可能となり、前記の移載,復帰に
伴って移動槽4にスイベルジョイント12を介して垂直状
に起立されている接続用配管5の転倒,起立も特別の動
力装置を必要としないで容易に実施することができるも
のである。
前記したスイベルジョイントは既によく知られている
ものであり、一般に市販されているものを使用すること
ができ、また接続用配管5の先端部には常時キャップを
被嵌せしめ配管内を外部と遮断しておくのが好ましい。
また、接続用配管の洗浄は、移動槽の洗浄時に同時に
実施するのがよい。
前記した接続用配管5と固定配管100との接続は、設
備コスト等を必要とせず簡単な人手作業で行うことで説
明したが、当然のことながら自動配管接続装置を用いる
こともできるものである。
本実施例は、移動槽式多目的バッチプロセス、すなわ
ち移動槽を載置した移動槽台車を積載した搬送台車が制
御システムにより搬送路を自走して、該搬送路に沿って
設置されているステーション架台の近傍の所定位置に位
置決め停止させ、移載装置を作動して移動槽台車を搬送
台車からステーション架台に移載せしめ、該ステーショ
ン架台でそれぞれ独立した単位作業を移動槽において行
い、所定作業終了後、再度移載装置を作動して移動槽台
車をステーション架台から搬送台車に復帰せしめ、搬送
台車は別の作業を行うため他のステーション架台へと移
動して効率的に多品種少量生産を行うようなシステムに
おいて、搬送路の両側にステーション架台があっても移
載装置によって移動槽台車は搬送台車からステーション
架台に移載し、また復帰し、その際の移載装置の駆動力
を利用して移動槽に対して揺動可能とした接続用配管を
転倒せしめることにより、ステーション架台上の固定配
管と容易に接続することができ、移動槽台車の復帰時に
は、接続用配管を起立させて、搬送台車が他のステーシ
ョン架台へと容易に移動することを可能としたものであ
り、従来配管の接続場所によってステーション架台の位
置が制限されていたものが、本実施例の配管接続装置に
よりステーション架台の位置に関係なく移動槽との配管
接続が可能となるもので、移動槽式多目的バッチシステ
ムの実施に効果があるものである。
〔発明の効果〕
本発明に係る移動槽接続用配管の転倒・復元装置は、
移動槽台車に載置される移動槽の底部開孔に連結される
配管とスイベルジョイントを介して垂直方向に起立せし
めた接続用配管を、該接続用配管の起立基部に先端を固
定した水平状の回動軸と、前記回動軸を移動槽台車の移
動に伴って回動せしめる手段を備え、前記の移動槽台車
の左又は右方向の移動によって回動軸を左又は右に回動
させ、該回動軸の回動によって前記の接続用配管を左あ
るいは右方向に転倒,起立せしめるようにしたので、搬
送台車が走行する搬送路の両側にステーション架台を設
置されていても、移動槽台車の搬送台車からステーショ
ン架台への移動により接続用配管が転倒することにより
ステーション架台上の固定配管と容易に接続が可能とな
り、また、移動槽台車の搬送台車への復帰時に接続用配
管を転倒から起立させ、搬送台車が他のステーション架
台へ容易に移動することを可能としたものであり、ステ
ーション架台の設置位置の自由度を得ることができ、移
動槽式多目的バッチシステムの実施に効果があるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施例を示し、第1図は移動槽台車が
搬送路の左又は右側のステーション架台へ移載されたと
きの説明図、第2図は接続用配管の転倒装置の第1実施
例の説明図、第3図は第2図のI−I′矢視図で(イ)
は接続用配管の起立時を示し、(ロ)は同配管の転倒時
を示す。第4図は接続用配管の転倒装置の第2実施例の
説明図、第5図は第4図のIV−IV矢視図で(イ)は接続
用配管の起立時、(ロ)は同配管の転倒時を示す。第6
図は移載装置の正面図、第7図は移載装置の側面図であ
る。 1:搬送台車、4:移動槽 5:接続用配管、8:移動槽台車 11:配管、12:スイベルジョイト 13:ステーション架台、16:回動軸 21:回転ローラ、22:バランスウエイト 24:下部ローラガイド、25:上部ローラガイド 70:スライドベース、72:ラック 74:ピニオン、78:ラックストッパ 77,77′:ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67D 5/00 - 5/60 F16L 1/00 B01J 4/00 - 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動搬送車に積載された移動槽台車に載置
    された移動槽に連結される接続管を前記自動搬送車の搬
    送方向の両側に配置されたステーションのいずれかの側
    に転倒・復元せしめる装置であって、 前記接続用配管は移動槽に連結される配管とスイベルジ
    ョイントを介して垂直方向に起立せしめられるととも
    に、該接続用配管の起立基部に先端を固定した水平状の
    回動軸と、 該回動軸に垂設するバランスウエイト並びに回転ローラ
    を付設せしめた回転アームと、 前記ステーションの架台に配設され前記移動槽台車の移
    載方向に上り勾配となる上部ローラガイド及び下部ロー
    ラガイドとから構成され、 前記移動槽台車の移載あるいは復帰につれて前記回転ロ
    ーラが上部ローラガイドと下部ローラガイドで形成され
    る間隙を回転移動することによって、接続用配管がステ
    ーション側に転倒もしくは自動搬送車側に復元すること
    を特徴とする移動槽接続用配管の転倒・復元装置。
  2. 【請求項2】自動搬送車に積載された移動槽台車に載置
    された移動槽に連結される接続用管を前記自動搬送車の
    搬送方向の両側に配置されたステーションのいずれかの
    側に転倒・復元せしめる装置であって、 前記の接続用配管は移動槽に連結される配管とスイベル
    ジョイントを介して垂直方向に起立せしめられるととも
    に、該接続用配管の起立基部に先端を固定した水平状の
    回動軸と、 該回動軸に垂設したバランスウエイト及び軸止したピニ
    オンと、 前記移動槽台車上に移載方向に付設されたスライドベー
    スと、 該スライドベースに嵌合するとともに、その前後にばね
    を介装せしめた前記ピニオンと噛合するラックと、 前記ステーションに立設し上記ラックの移動を阻止する
    ラックストッパーとから構成し、 前記移動槽台車の移載に伴って移動するラックと噛合す
    るピニオンは回動しラックの移動が前記ラックストッパ
    ーにて阻止されるとラックはばねを伸長させながら更に
    移動しピニオンに装着される接続用配管をステーション
    側に転倒させ、移動槽台車の復帰時には前記のばねの復
    元力によってピニオンが前記と逆方向に回動し接続用配
    管が自動搬送車側に復元するようになしたことを特徴と
    する移動槽接続用配管の転倒・復元装置。
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