JP3043217B2 - プラズマ発生装置 - Google Patents
プラズマ発生装置Info
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/70—Feed lines
- H05B6/705—Feed lines using microwave tuning
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B2206/00—Aspects relating to heating by electric, magnetic, or electromagnetic fields covered by group H05B6/00
- H05B2206/04—Heating using microwaves
- H05B2206/044—Microwave heating devices provided with two or more magnetrons or microwave sources of other kind
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- Plasma Technology (AREA)
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- ing And Chemical Polishing (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、均一なプラズマを発生
させることができるプラズマ発生装置に関する。
させることができるプラズマ発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体集積回路の製造におい
ては、アッシング、エッチング、CVD、スパッタリン
グ等の諸工程で、処理ガスのイオン化や化学反応等を促
進するために、プラズマが利用されている。従来より、
この種のプラズマを発生させる方法として、渦巻き状の
アンテナを用いる高周波誘電方式が知られている。
ては、アッシング、エッチング、CVD、スパッタリン
グ等の諸工程で、処理ガスのイオン化や化学反応等を促
進するために、プラズマが利用されている。従来より、
この種のプラズマを発生させる方法として、渦巻き状の
アンテナを用いる高周波誘電方式が知られている。
【0003】この高周波誘電方式は、例えば欧州特許公
開明細書第379828号に記載されているように、ウ
エハ載置台と対向するチャンバの一面(一般に上面)を
石英ガラス等の絶縁物で構成して、その外側の壁面に渦
巻き状のアンテナを固定し、これに高周波電流を流して
チャンバ内に高周波電磁場をつくり、この電磁場空間内
で流れる電子を処理ガスの中性粒子に衝突させて、ガス
を電離させ、プラズマを生成するようにしている。
開明細書第379828号に記載されているように、ウ
エハ載置台と対向するチャンバの一面(一般に上面)を
石英ガラス等の絶縁物で構成して、その外側の壁面に渦
巻き状のアンテナを固定し、これに高周波電流を流して
チャンバ内に高周波電磁場をつくり、この電磁場空間内
で流れる電子を処理ガスの中性粒子に衝突させて、ガス
を電離させ、プラズマを生成するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような高周波誘
導方式を用いるプラズマ処理装置では、渦巻き状アンテ
ナ直下のチャンバ内空間でプラズマが生成される。この
プラズマの生成密度は、各位置での電界強度に比例し、
半径方向において渦巻き状アンテナの中間部程に対応す
る位置でプラズマ密度が最も高く、それより内側および
外側に向かうほどプラズマ密度が低くなる。
導方式を用いるプラズマ処理装置では、渦巻き状アンテ
ナ直下のチャンバ内空間でプラズマが生成される。この
プラズマの生成密度は、各位置での電界強度に比例し、
半径方向において渦巻き状アンテナの中間部程に対応す
る位置でプラズマ密度が最も高く、それより内側および
外側に向かうほどプラズマ密度が低くなる。
【0005】このように半径方向において不均一な密度
分布で発生したプラズマは高密度領域から低密度領域へ
拡散するため、下方の半導体ウェハ付近ではプラズマが
かなり均一化される。
分布で発生したプラズマは高密度領域から低密度領域へ
拡散するため、下方の半導体ウェハ付近ではプラズマが
かなり均一化される。
【0006】しかし、従来のこの種のプラズマ処理装置
においては、プラズマの半径方向の拡散によって、半導
体ウェハの表面(被処理面)上で、ウェハ中心部付近の
プラズマ密度がウェハ外周縁部付近のプラズマ密度より
も高くなる傾向があり、プラズマ処理の均一性、再現性
を得るのが難しいという問題があった。
においては、プラズマの半径方向の拡散によって、半導
体ウェハの表面(被処理面)上で、ウェハ中心部付近の
プラズマ密度がウェハ外周縁部付近のプラズマ密度より
も高くなる傾向があり、プラズマ処理の均一性、再現性
を得るのが難しいという問題があった。
【0007】さらに、従来のプラズマ発生装置において
は、チャンバ内の圧力により発生するプラズマ密度の半
径方向の分布が変化してしまうという問題があった。
は、チャンバ内の圧力により発生するプラズマ密度の半
径方向の分布が変化してしまうという問題があった。
【0008】またさらに、従来のプラズマ発生装置にお
いては、例えばSiO2 膜をプラズマエッチングする場
合に、適当なエッチング速度及び高い選択比を得ること
はできなかった。
いては、例えばSiO2 膜をプラズマエッチングする場
合に、適当なエッチング速度及び高い選択比を得ること
はできなかった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は高周波アンテナを用いる高周波誘導方式
において、被処理体の被処理面付近のプラズマ密度を均
一化してプラズマ処理の均一性、再現性を得るように
し、また、チャンバ内の圧力により発生するプラズマ密
度の半径方向の分布に影響がでることを防止し、さらに
また、適当なエッチング速度及び高い選択比を得ること
ができるプラズマ発生装置を提供することにある。
で、その目的は高周波アンテナを用いる高周波誘導方式
において、被処理体の被処理面付近のプラズマ密度を均
一化してプラズマ処理の均一性、再現性を得るように
し、また、チャンバ内の圧力により発生するプラズマ密
度の半径方向の分布に影響がでることを防止し、さらに
また、適当なエッチング速度及び高い選択比を得ること
ができるプラズマ発生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わるプラズ
マ発生装置は、チャンバ内にプラズマを発生させ、チャ
ンバ内に載置された被処理体にプラズマを用いて所定の
処理を施すプラズマ発生装置において、上記チャンバ内
の上記被処理体に対向して上記チャンバの外に配置され
た複数の1巻き高周波コイルと、各高周波コイルに供給
する高周波電圧信号の位相を検出する位相検出部と、単
一の高周波信号を出力する高周波発振部と、上記位相検
出部で検出された各高周波電圧信号の位相を所定の位相
差にするように上記高周波発振部から出力される高周波
信号より複数の所定の位相差をもった高周波電圧信号を
生成する位相調整部とを具備したことを特徴とする。
マ発生装置は、チャンバ内にプラズマを発生させ、チャ
ンバ内に載置された被処理体にプラズマを用いて所定の
処理を施すプラズマ発生装置において、上記チャンバ内
の上記被処理体に対向して上記チャンバの外に配置され
た複数の1巻き高周波コイルと、各高周波コイルに供給
する高周波電圧信号の位相を検出する位相検出部と、単
一の高周波信号を出力する高周波発振部と、上記位相検
出部で検出された各高周波電圧信号の位相を所定の位相
差にするように上記高周波発振部から出力される高周波
信号より複数の所定の位相差をもった高周波電圧信号を
生成する位相調整部とを具備したことを特徴とする。
【0011】請求項2に係わるプラズマ発生装置は、チ
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、各高周波コイルからの反射電力を検出す
る反射電力検出手段と、この反射電力検出手段により検
出された反射電力を最小にするように各高周波コイルに
供給する各高周波信号の位相を所定の位相差に調整する
位相調整部とを具備したことを特徴とする。
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、各高周波コイルからの反射電力を検出す
る反射電力検出手段と、この反射電力検出手段により検
出された反射電力を最小にするように各高周波コイルに
供給する各高周波信号の位相を所定の位相差に調整する
位相調整部とを具備したことを特徴とする。
【0012】請求項3に係わるプラズマ発生装置は、チ
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、高周波電力を出力する電源部と、この電
源部から出力される高周波電力を複数に分配する分配部
と、各高周波コイルに供給する高周波電圧信号の位相を
検出する位相検出部と、上記位相検出部で検出された各
高周波電圧信号の位相を所定の位相差にするように、上
記分配器から出力される高周波電力の位相を調整する位
相調整部とを具備したことを特徴とする。
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、高周波電力を出力する電源部と、この電
源部から出力される高周波電力を複数に分配する分配部
と、各高周波コイルに供給する高周波電圧信号の位相を
検出する位相検出部と、上記位相検出部で検出された各
高周波電圧信号の位相を所定の位相差にするように、上
記分配器から出力される高周波電力の位相を調整する位
相調整部とを具備したことを特徴とする。
【0013】請求項4に係わるプラズマ発生装置は、チ
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、高周波電力を出力する電源部と、この電
源部から出力される高周波電力を複数に分配する分配部
と、各高周波コイルからの反射電力を検出する反射電力
検出手段と、この反射電力検出手段により検出された反
射電力を最小にするように各高周波コイルに供給する各
高周波信号の位相を所定の位相差に調整する位相調整部
とを具備したことを特徴とする。
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、高周波電力を出力する電源部と、この電
源部から出力される高周波電力を複数に分配する分配部
と、各高周波コイルからの反射電力を検出する反射電力
検出手段と、この反射電力検出手段により検出された反
射電力を最小にするように各高周波コイルに供給する各
高周波信号の位相を所定の位相差に調整する位相調整部
とを具備したことを特徴とする。
【0014】請求項5に係わるプラズマ発生装置は、チ
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、各高周波コイルに供給する高周波電流信
号の位相を検出する位相検出部と、単一の高周波信号を
出力する高周波発振部と、上記位相検出部で検出された
各高周波電流信号の位相を所定の位相差にするように上
記高周波発振部から出力される高周波信号より複数の所
定の位相差をもった高周波電流信号を生成する位相調整
部とを具備したことを特徴とする。
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、各高周波コイルに供給する高周波電流信
号の位相を検出する位相検出部と、単一の高周波信号を
出力する高周波発振部と、上記位相検出部で検出された
各高周波電流信号の位相を所定の位相差にするように上
記高周波発振部から出力される高周波信号より複数の所
定の位相差をもった高周波電流信号を生成する位相調整
部とを具備したことを特徴とする。
【0015】請求項6に係わるプラズマ発生装置は、チ
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、高周波電力を出力する電源部と、この電
源部から出力される高周波電力を複数に分配する分配部
と、各高周波コイルに供給する高周波電流信号の位相を
検出する位相検出部と、上記位相検出部で検出された各
高周波電流信号の位相を所定の位相差にするように、上
記分配部から出力される高周波電力の位相を調整する位
相調整部とを具備したことを特徴とする。 請求項7に
係わるプラズマ発生装置は、チャンバ内にプラズマを発
生させ、チャンバ内に載置された被処理体にプラズマを
用いて所定の処理を施すプラズマ発生装置において、上
記チャンバ内の上記被処理体に対向して上記チャンバの
外に配置された複数の1巻き高周波コイルと、上記チャ
ンバ内の圧力を検出する圧力検出手段と、高周波電力を
出力する電源部と、この電源部から出力される高周波電
力を複数に分配して上記複数の1巻コイルにそれぞれ供
給する分配部と、上記圧力検出手段で検出される上記チ
ャンバ内の圧力に応じて上記複数の1巻コイルに分配す
る分配比率を変化させる制御手段とを具備したことを特
徴とする。
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、高周波電力を出力する電源部と、この電
源部から出力される高周波電力を複数に分配する分配部
と、各高周波コイルに供給する高周波電流信号の位相を
検出する位相検出部と、上記位相検出部で検出された各
高周波電流信号の位相を所定の位相差にするように、上
記分配部から出力される高周波電力の位相を調整する位
相調整部とを具備したことを特徴とする。 請求項7に
係わるプラズマ発生装置は、チャンバ内にプラズマを発
生させ、チャンバ内に載置された被処理体にプラズマを
用いて所定の処理を施すプラズマ発生装置において、上
記チャンバ内の上記被処理体に対向して上記チャンバの
外に配置された複数の1巻き高周波コイルと、上記チャ
ンバ内の圧力を検出する圧力検出手段と、高周波電力を
出力する電源部と、この電源部から出力される高周波電
力を複数に分配して上記複数の1巻コイルにそれぞれ供
給する分配部と、上記圧力検出手段で検出される上記チ
ャンバ内の圧力に応じて上記複数の1巻コイルに分配す
る分配比率を変化させる制御手段とを具備したことを特
徴とする。
【0016】請求項8に係わるプラズマ発生装置は、チ
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、各高周波コイルに供給する高周波電圧信
号の位相を検出する位相検出部と、単一の高周波信号を
出力する高周波発振部と、上記位相検出部で検出された
各高周波電圧信号の位相を所定の位相差にするように上
記高周波発振部から出力される高周波信号より複数の所
定の位相差をもった高周波電圧信号を生成する位相調整
部とを具備し、上記チャンバ内にはC4F8 とH2 との
混合ガスが供給されていることを特徴とする。
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、各高周波コイルに供給する高周波電圧信
号の位相を検出する位相検出部と、単一の高周波信号を
出力する高周波発振部と、上記位相検出部で検出された
各高周波電圧信号の位相を所定の位相差にするように上
記高周波発振部から出力される高周波信号より複数の所
定の位相差をもった高周波電圧信号を生成する位相調整
部とを具備し、上記チャンバ内にはC4F8 とH2 との
混合ガスが供給されていることを特徴とする。
【0017】請求項9に係わるプラズマ発生装置は、チ
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、上記チャンバ内の圧力を検出する圧力検
出手段と、高周波電力を出力する電源部と、この電源部
から出力される高周波電力を複数に分配して上記複数の
1巻コイルにそれぞれ供給する分配部と、上記圧力検出
手段で検出される上記チャンバ内の圧力に応じて上記複
数の1巻コイルに分配する分配比率を変化させる制御手
段とを具備し、上記チャンバ内にはC4F8 とH2 との
混合ガスが供給されていることを特徴とする。
ャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置され
た被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラズ
マ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体に
対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き高
周波コイルと、上記チャンバ内の圧力を検出する圧力検
出手段と、高周波電力を出力する電源部と、この電源部
から出力される高周波電力を複数に分配して上記複数の
1巻コイルにそれぞれ供給する分配部と、上記圧力検出
手段で検出される上記チャンバ内の圧力に応じて上記複
数の1巻コイルに分配する分配比率を変化させる制御手
段とを具備し、上記チャンバ内にはC4F8 とH2 との
混合ガスが供給されていることを特徴とする。
【0018】請求項10に係わるプラズマ発生装置は、
チャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置さ
れた被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラ
ズマ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体
に対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き
高周波コイルと、上記被処理体が載置される載置台に設
けられた下部電極と、上記チャンバ内の圧力を検出する
圧力検出手段と、高周波電力を出力する電源部と、この
電源部から出力される高周波電力を複数に分配して上記
複数の1巻コイルにそれぞれ供給する分配部と、上記圧
力検出手段で検出される上記チャンバ内の圧力に応じて
上記複数の1巻コイルに分配する分配比率を変化させる
制御手段とを具備し、上記下部電極に高周波電圧が印加
されていることを特徴とする。
チャンバ内にプラズマを発生させ、チャンバ内に載置さ
れた被処理体にプラズマを用いて所定の処理を施すプラ
ズマ発生装置において、上記チャンバ内の上記被処理体
に対向して上記チャンバの外に配置された複数の1巻き
高周波コイルと、上記被処理体が載置される載置台に設
けられた下部電極と、上記チャンバ内の圧力を検出する
圧力検出手段と、高周波電力を出力する電源部と、この
電源部から出力される高周波電力を複数に分配して上記
複数の1巻コイルにそれぞれ供給する分配部と、上記圧
力検出手段で検出される上記チャンバ内の圧力に応じて
上記複数の1巻コイルに分配する分配比率を変化させる
制御手段とを具備し、上記下部電極に高周波電圧が印加
されていることを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1において、上記チャンバ内の上記被処
理体に対向して上記チャンバの外に配置された複数の1
巻き高周波コイルに供給する高周波電圧の位相を位相検
出部で検出し、各高周波電圧信号の位相を所定の位相差
となるように位相調整部で調整するようにしている。
理体に対向して上記チャンバの外に配置された複数の1
巻き高周波コイルに供給する高周波電圧の位相を位相検
出部で検出し、各高周波電圧信号の位相を所定の位相差
となるように位相調整部で調整するようにしている。
【0020】請求項2において、上記チャンバ内の上記
被処理体に対向して上記チャンバの外に配置された複数
の1巻き高周波コイルからの反射電力を反射電力検出手
段で検出し、この反射電力検出手段で検出された反射電
力を最小になるように、各高周波コイルに供給する各高
周波信号の位相を所定の位相差に調整するようにしてい
る。
被処理体に対向して上記チャンバの外に配置された複数
の1巻き高周波コイルからの反射電力を反射電力検出手
段で検出し、この反射電力検出手段で検出された反射電
力を最小になるように、各高周波コイルに供給する各高
周波信号の位相を所定の位相差に調整するようにしてい
る。
【0021】請求項3において、高周波電力を出力する
電源部から出力される高周波電力を複数に分配し、位相
検出部で検出された各高周波コイルに供給する高周波電
圧信号の位相を所定の位相差にするように分配部から出
力される高周波電力の位相を調整するようにしている。
電源部から出力される高周波電力を複数に分配し、位相
検出部で検出された各高周波コイルに供給する高周波電
圧信号の位相を所定の位相差にするように分配部から出
力される高周波電力の位相を調整するようにしている。
【0022】請求項4において、高周波電力を出力する
電源部から出力される高周波電力を複数に分配し、反射
電力検出手段で検出された反射電力が最小になるよう
に、各高周波コイルに供給する各高周波信号の位相を所
定の位相差に調整するようにしている。
電源部から出力される高周波電力を複数に分配し、反射
電力検出手段で検出された反射電力が最小になるよう
に、各高周波コイルに供給する各高周波信号の位相を所
定の位相差に調整するようにしている。
【0023】請求項5において、上記チャンバ内の上記
被処理体に対向して上記チャンバの外に配置された複数
の1巻き高周波コイルに供給する高周波電流の位相を位
相検出部で検出し、各高周波電流信号の位相を所定の位
相差となるように位相調整部で調整するようにしてい
る。
被処理体に対向して上記チャンバの外に配置された複数
の1巻き高周波コイルに供給する高周波電流の位相を位
相検出部で検出し、各高周波電流信号の位相を所定の位
相差となるように位相調整部で調整するようにしてい
る。
【0024】請求項6において、高周波電力を出力する
電源部から出力される高周波電力を複数に分配し、位相
検出部で検出された各高周波コイルに供給する高周波電
流信号の位相を所定の位相差にするように分配部から出
力される高周波電力の位相を調整するようにしている。
電源部から出力される高周波電力を複数に分配し、位相
検出部で検出された各高周波コイルに供給する高周波電
流信号の位相を所定の位相差にするように分配部から出
力される高周波電力の位相を調整するようにしている。
【0025】請求項7において、高周波電力を各高周波
コイルに分配する分配比率をチャンバ内の圧力に応じて
変化させるようにすることにより、発生するプラズマ密
度の半径方向分布のチャンバ内圧力依存性を解消するこ
とができる。
コイルに分配する分配比率をチャンバ内の圧力に応じて
変化させるようにすることにより、発生するプラズマ密
度の半径方向分布のチャンバ内圧力依存性を解消するこ
とができる。
【0026】請求項8及び9において、チャンバ内にC
4 F8 とH2 との混合ガスを供給しておくことにより、
適当なエッチング速度及び選択度比を得ることができ
る。
4 F8 とH2 との混合ガスを供給しておくことにより、
適当なエッチング速度及び選択度比を得ることができ
る。
【0027】請求項10において、高周波電力を各高周
波コイルに分配する分配比率をチャンバ内の圧力に応じ
て変化させるようにすると共に、ウェハ等の処理体が載
置される載置台の下部電極に高周波電圧を供給すること
により、適当なエッチング速度及び選択比を得ることが
できる。
波コイルに分配する分配比率をチャンバ内の圧力に応じ
て変化させるようにすると共に、ウェハ等の処理体が載
置される載置台の下部電極に高周波電圧を供給すること
により、適当なエッチング速度及び選択比を得ることが
できる。
【0028】
【実施例】以下図面を参照して本発明の第1実施例に係
わるプラズマ発生装置について説明する。図1はプラズ
マ発生装置の制御ブロック図、図2はプラズマ発生装置
の全体構成を示す断面図、図3は高周波アンテナの形状
を示す平面図、図4は静電チャックの構成を示す断面図
である。
わるプラズマ発生装置について説明する。図1はプラズ
マ発生装置の制御ブロック図、図2はプラズマ発生装置
の全体構成を示す断面図、図3は高周波アンテナの形状
を示す平面図、図4は静電チャックの構成を示す断面図
である。
【0029】図1において、10はプラズマ処理装置の
チャンバである。このチャンバ10の底面及び側面はア
ルミニウムで構成され、上面は石英ガラス11よりなる
円筒状の密閉容器で構成されている。このチャンバ10
の底面中央部には円柱状のセラミックあるいは石英等の
絶縁物より構成される支持部材12が配設されている。
チャンバである。このチャンバ10の底面及び側面はア
ルミニウムで構成され、上面は石英ガラス11よりなる
円筒状の密閉容器で構成されている。このチャンバ10
の底面中央部には円柱状のセラミックあるいは石英等の
絶縁物より構成される支持部材12が配設されている。
【0030】この支持部材12の上端には例えばアルミ
ニウムよりなる円盤状の電極基台13が設置され、この
基台13の上面には石英あるいはセラミック等の絶縁性
部材よりなるウェハ載置台14が設置されている。
ニウムよりなる円盤状の電極基台13が設置され、この
基台13の上面には石英あるいはセラミック等の絶縁性
部材よりなるウェハ載置台14が設置されている。
【0031】上記チャンバ10の上面の石英ガラス11
の外側の壁面には、円盤状の静電シ−ルドを行うための
例えば、アルミニウムよりなる常磁性金属15が設置さ
れ、この常磁性金属15の上には、第1の1巻き高周波
コイル16とこの第1の1巻高周波コイル16より大き
い半径を有する第2の1巻き高周波コイル17が何らか
の絶縁物を介して設けられている。なお、この常磁性金
属15は接地されている。
の外側の壁面には、円盤状の静電シ−ルドを行うための
例えば、アルミニウムよりなる常磁性金属15が設置さ
れ、この常磁性金属15の上には、第1の1巻き高周波
コイル16とこの第1の1巻高周波コイル16より大き
い半径を有する第2の1巻き高周波コイル17が何らか
の絶縁物を介して設けられている。なお、この常磁性金
属15は接地されている。
【0032】この常磁性金属15は第1の1巻き高周波
コイル16と第2の1巻き高周波コイル17に加わる電
圧によって、プラズマとの間に寄生的に存在する容量性
結合を避けるために設置されている。
コイル16と第2の1巻き高周波コイル17に加わる電
圧によって、プラズマとの間に寄生的に存在する容量性
結合を避けるために設置されている。
【0033】第1の1巻き高周波コイル16と第2の1
巻き高周波コイル17は図3の平面図に示すような物理
的配置を有している。図3に示すように、各高周波コイ
ル16,17は同心円状に配設されており、第1の1巻
き高周波コイル16は第2の1巻き高周波コイル17よ
り小径をなしている。
巻き高周波コイル17は図3の平面図に示すような物理
的配置を有している。図3に示すように、各高周波コイ
ル16,17は同心円状に配設されており、第1の1巻
き高周波コイル16は第2の1巻き高周波コイル17よ
り小径をなしている。
【0034】なお、図1のチャンバ10は図2のチャン
バより簡略化して図示してあり、チャンバ10及びその
周辺部の詳細な構成は図2を参照して後述する。
バより簡略化して図示してあり、チャンバ10及びその
周辺部の詳細な構成は図2を参照して後述する。
【0035】図1に戻って、21は例えば、13.56
MHzの高周波信号を出力する発振回路21aを内蔵する
制御回路である。
MHzの高周波信号を出力する発振回路21aを内蔵する
制御回路である。
【0036】この発振回路21aから出力される高周波
信号は位相検出器22a及び22bにそれぞれ出力され
る。この位相検出器22a及び22bは入力される高周
波信号の位相をそれぞれ検出する。この位相検出器22
a及び22bには後述するマッチング回路の出力電圧が
入力されており、その位相を検出している。
信号は位相検出器22a及び22bにそれぞれ出力され
る。この位相検出器22a及び22bは入力される高周
波信号の位相をそれぞれ検出する。この位相検出器22
a及び22bには後述するマッチング回路の出力電圧が
入力されており、その位相を検出している。
【0037】この位相検出器22a,22bの出力電圧
はル−プフィルタ23a,23bにそれぞれ入力されて
いる。このル−プフィルタ23a,23bにはそれぞれ
制御回路21で設定される位相差信号22c,22dが
それぞれ入力されている。このル−プフィルタ23a,
23bによりその出力の位相が該位相差信号で設定され
た位相となるように制御される。
はル−プフィルタ23a,23bにそれぞれ入力されて
いる。このル−プフィルタ23a,23bにはそれぞれ
制御回路21で設定される位相差信号22c,22dが
それぞれ入力されている。このル−プフィルタ23a,
23bによりその出力の位相が該位相差信号で設定され
た位相となるように制御される。
【0038】このル−プフィルタ23a,23bの出力
は入力電圧によって発振周波数を可変する電圧制御発振
器(VCO)24a,24bに出力される。この電圧制
御発振器24a,24bは入力電圧に応じて、その出力
電圧の発振周波数を制御する。
は入力電圧によって発振周波数を可変する電圧制御発振
器(VCO)24a,24bに出力される。この電圧制
御発振器24a,24bは入力電圧に応じて、その出力
電圧の発振周波数を制御する。
【0039】そして、この電圧制御発振器24a,24
bの出力はそれぞれ電力増幅器25a,25bに出力さ
れて、電力が増幅される。
bの出力はそれぞれ電力増幅器25a,25bに出力さ
れて、電力が増幅される。
【0040】そして、電力増幅器25a,25bから出
力される電力はそれぞれマッチング回路26a,26b
を介して第1の1巻き高周波コイル16,第2の1巻き
高周波コイル17の一端にそれぞれ供給される。
力される電力はそれぞれマッチング回路26a,26b
を介して第1の1巻き高周波コイル16,第2の1巻き
高周波コイル17の一端にそれぞれ供給される。
【0041】マッチング回路26a,26bの出力はそ
れぞれコンデンサ27a,27bを介して前述した位相
検出器22a,22bに接続される。
れぞれコンデンサ27a,27bを介して前述した位相
検出器22a,22bに接続される。
【0042】次に、図2を参照してチャンバ10の周辺
部の詳細な構成について説明する。図2において、図1
と同じ部分には同一番号を付し、その詳細な説明につい
ては省略する。このチャンバ10の底部の四隅には脚3
1a〜31bが取り付けられている。なお、脚31c及
び31dについては図2中には図示していない。
部の詳細な構成について説明する。図2において、図1
と同じ部分には同一番号を付し、その詳細な説明につい
ては省略する。このチャンバ10の底部の四隅には脚3
1a〜31bが取り付けられている。なお、脚31c及
び31dについては図2中には図示していない。
【0043】また、基台13には下部電源32の非接地
側端子がコンデンサ33を介して接続されている。
側端子がコンデンサ33を介して接続されている。
【0044】さらに、基台13とウェハ載置台14との
間には、静電チャック用電極34が埋設されている。こ
の静電チャック用電極34は図4に示すようにアルミニ
ウムあるいは銅よりなる電極層41の両面をポリイミド
絶縁層42で被覆した構成を有する。
間には、静電チャック用電極34が埋設されている。こ
の静電チャック用電極34は図4に示すようにアルミニ
ウムあるいは銅よりなる電極層41の両面をポリイミド
絶縁層42で被覆した構成を有する。
【0045】電極層41には直流電源43の非接地側端
子が接続されている。このように、電極層41に正の電
圧が印加されると、ウェハ載置台14に載置されている
ウェハ44は静電的に吸着される。
子が接続されている。このように、電極層41に正の電
圧が印加されると、ウェハ載置台14に載置されている
ウェハ44は静電的に吸着される。
【0046】チャンバ10の側面上部には、ガス導入管
45が気密に貫通され、シャワ−ヘッド46に接続され
ている。
45が気密に貫通され、シャワ−ヘッド46に接続され
ている。
【0047】また、チャンバ10の側面下部には、ガス
排出管47が設けられている。
排出管47が設けられている。
【0048】チャンバ10の側面上部には筒状のケ−シ
ング48の下端部が固定され、その上端部にはマッチン
グボックス49が設置されている。このマッチングボッ
クス48は図1のマッチング回路26a,26bを収納
している。
ング48の下端部が固定され、その上端部にはマッチン
グボックス49が設置されている。このマッチングボッ
クス48は図1のマッチング回路26a,26bを収納
している。
【0049】また、ケ−シング48内において、常磁性
金属15の上には、第1の1巻き高周波コイル16とこ
の第1の1巻き高周波コイル16より大きい半径を有す
る第2の1巻き高周波コイル17が設けられている。
金属15の上には、第1の1巻き高周波コイル16とこ
の第1の1巻き高周波コイル16より大きい半径を有す
る第2の1巻き高周波コイル17が設けられている。
【0050】そして、第1の1巻き高周波コイル16と
第2の1巻き高周波コイル17との間にはアルミニウ
ム、銅よりなる円筒状の電磁シ−ルド筒50が配設され
ている。
第2の1巻き高周波コイル17との間にはアルミニウ
ム、銅よりなる円筒状の電磁シ−ルド筒50が配設され
ている。
【0051】この電磁シ−ルド筒50は第1の1巻き高
周波コイル16と第2の1巻き高周波コイル17との間
の電界の相互干渉をなくすために設けられている。な
お、この電磁シ−ルド筒50は接地されている。
周波コイル16と第2の1巻き高周波コイル17との間
の電界の相互干渉をなくすために設けられている。な
お、この電磁シ−ルド筒50は接地されている。
【0052】さらに、マッチングボックス49には制御
装置51が接続される。この制御装置51は前述した制
御回路21、位相検出器22a,22b、ル−プフィル
タ23a,23b、電圧制御発振器24a,24b、電
力増幅器25a,25bを含んでいる。
装置51が接続される。この制御装置51は前述した制
御回路21、位相検出器22a,22b、ル−プフィル
タ23a,23b、電圧制御発振器24a,24b、電
力増幅器25a,25bを含んでいる。
【0053】第1の1巻き高周波コイル16と第2の1
巻き高周波コイル17は図2に示すように、ほぼ全周に
わたって、銅を打ち抜いて、1〜3mmの厚さで、幅が5
〜15mmで銅板を打ち抜いて形成している。
巻き高周波コイル17は図2に示すように、ほぼ全周に
わたって、銅を打ち抜いて、1〜3mmの厚さで、幅が5
〜15mmで銅板を打ち抜いて形成している。
【0054】各高周波コイル16,17の両端は一対と
なって、径外側方向に取り出される。そして、高周波コ
イル16,17の一端16a,17aはそれぞれマッチ
ング回路26の出力とインピ−ダンス50Ωの同軸ケ−
ブルで接続されている。また、高周波コイル16,17
の他端16b,17bはそれぞれ接地されている。
なって、径外側方向に取り出される。そして、高周波コ
イル16,17の一端16a,17aはそれぞれマッチ
ング回路26の出力とインピ−ダンス50Ωの同軸ケ−
ブルで接続されている。また、高周波コイル16,17
の他端16b,17bはそれぞれ接地されている。
【0055】次に、上記のように構成された本発明の第
1実施例の動作について説明する。図1及び図2を参照
して、プラズマ発生装置におけるプラズマ生成及びプラ
ズマ処理の作用について説明する。処理を受けるべき半
導体ウェハ44がウェハ載置台14に配置され、チェン
バ10内がガス排気管47を介して所定の真空度に排気
され、ガス供給管45より所定の処理ガス(C4 F8 と
H2 との混合ガス)が所定の圧力・流量でチャンバ10
内に供給される状態を作り出す。
1実施例の動作について説明する。図1及び図2を参照
して、プラズマ発生装置におけるプラズマ生成及びプラ
ズマ処理の作用について説明する。処理を受けるべき半
導体ウェハ44がウェハ載置台14に配置され、チェン
バ10内がガス排気管47を介して所定の真空度に排気
され、ガス供給管45より所定の処理ガス(C4 F8 と
H2 との混合ガス)が所定の圧力・流量でチャンバ10
内に供給される状態を作り出す。
【0056】このような状態下で、発振回路21aから
出力された13.56MHzの高周波信号は位相検出器2
2a,22bに出力され、各高周波信号の位相がそれぞ
れ検出される。さらに、この位相検出器22a,22b
にはマッチング回路26a,26bの出力信号が入力さ
れており、このマッチング回路26a,26bの出力信
号の位相がそれぞれ検出される。
出力された13.56MHzの高周波信号は位相検出器2
2a,22bに出力され、各高周波信号の位相がそれぞ
れ検出される。さらに、この位相検出器22a,22b
にはマッチング回路26a,26bの出力信号が入力さ
れており、このマッチング回路26a,26bの出力信
号の位相がそれぞれ検出される。
【0057】さらに、位相検出器22a及び22bから
出力される高周波信号はル−プフィルタ23a,23b
に供給される。このル−プフィルタ23a,23bは制
御回路21から出力される位相差信号で設定された位相
差となるように入力信号を制御する。
出力される高周波信号はル−プフィルタ23a,23b
に供給される。このル−プフィルタ23a,23bは制
御回路21から出力される位相差信号で設定された位相
差となるように入力信号を制御する。
【0058】そして、ル−プフィルタ23a,23bの
出力は電圧制御発振器24a,24bに出力される。こ
の電圧制御発振器24a,24bはル−プフィルタ23
a,23bの出力に応じた発振周波数を有する信号を出
力する。
出力は電圧制御発振器24a,24bに出力される。こ
の電圧制御発振器24a,24bはル−プフィルタ23
a,23bの出力に応じた発振周波数を有する信号を出
力する。
【0059】さらに、この電圧制御発振器24a,24
bから出力される信号は電力増幅器25a,25bにそ
れぞれ出力されて、電力が増幅される。
bから出力される信号は電力増幅器25a,25bにそ
れぞれ出力されて、電力が増幅される。
【0060】そして、このこの電力増幅器25a,25
bの出力はマッチング回路26a,26bに出力され
る。
bの出力はマッチング回路26a,26bに出力され
る。
【0061】このマッチング回路26a,26bにより
高周波コイル16,17に供給される高周波電圧の位相
が制御される。例えば、マッチング回路26a,26b
の出力が同一位相となるように制御される。
高周波コイル16,17に供給される高周波電圧の位相
が制御される。例えば、マッチング回路26a,26b
の出力が同一位相となるように制御される。
【0062】マッチング回路26a,26bから同一位
相の高周波電圧が高周波コイル16,17に出力され
る。
相の高周波電圧が高周波コイル16,17に出力され
る。
【0063】そして、プラズマに含まれるイオン、電子
やそれ以外の活性種が半導体ウェハ44の表面全体に均
一に供給または照射され、ウェハ44の表面全体で均一
に所定のプラズマ処理が行われる。
やそれ以外の活性種が半導体ウェハ44の表面全体に均
一に供給または照射され、ウェハ44の表面全体で均一
に所定のプラズマ処理が行われる。
【0064】たとえば、プラズマエッチングでは、プラ
ズマで活性状態に励起されたガス分子がウェハ44の表
面の被加工物質と化学反応してその固体の反応生成物が
ウェハ表面に堆積して、膜が形成される。いずれのプラ
ズマ処理においても、本発明のプラズマ処理装置では、
半導体ウェハ44の表面全体にプラズマが均一な密度で
作用するため、ウェハ44の表面上で均一な処理が行わ
れる。
ズマで活性状態に励起されたガス分子がウェハ44の表
面の被加工物質と化学反応してその固体の反応生成物が
ウェハ表面に堆積して、膜が形成される。いずれのプラ
ズマ処理においても、本発明のプラズマ処理装置では、
半導体ウェハ44の表面全体にプラズマが均一な密度で
作用するため、ウェハ44の表面上で均一な処理が行わ
れる。
【0065】以上のように第1実施例によれば、第1の
1巻き高周波コイル16と第2の1巻き高周波コイル1
7に供給される高周波信号の位相を同一になるように制
御したので、負荷整合を良好なものとし、プラズマをチ
ャンバ10内に効率良く発生させることができる。
1巻き高周波コイル16と第2の1巻き高周波コイル1
7に供給される高周波信号の位相を同一になるように制
御したので、負荷整合を良好なものとし、プラズマをチ
ャンバ10内に効率良く発生させることができる。
【0066】また、処理ガスとしてチャンバ10内にC
4 F8 とH2 との混合ガスが供給しておくことにより、
エッチング速度が5500オングストロ−グ/min とい
う適当なエッチング速度を得ることができる。
4 F8 とH2 との混合ガスが供給しておくことにより、
エッチング速度が5500オングストロ−グ/min とい
う適当なエッチング速度を得ることができる。
【0067】次に、本発明の第2実施例について図5を
参照して説明する。前述した第1実施例では各マッチン
グ回路26a,26bの出力の位相を検出し、各マッチ
ング回路26a,26bの位相を同じになるように制御
して、発生するプラズマを均一にするようにしたが、こ
の第2実施例では、マッチング回路26a,26bから
の反射電力を検出し、その反射電力が小さくなるように
高周波電圧信号の位相を制御している。
参照して説明する。前述した第1実施例では各マッチン
グ回路26a,26bの出力の位相を検出し、各マッチ
ング回路26a,26bの位相を同じになるように制御
して、発生するプラズマを均一にするようにしたが、こ
の第2実施例では、マッチング回路26a,26bから
の反射電力を検出し、その反射電力が小さくなるように
高周波電圧信号の位相を制御している。
【0068】図5において、図1と同一部分には同一番
号を付し、その詳細な説明については省略する。図5に
おいて、61a,61bはマッチング回路26a,26
bと電力増幅器25a,25bとの間に反射電力を制御
回路21に出力する方向性結合器61a,61bをそれ
ぞれ設けるようにしている。
号を付し、その詳細な説明については省略する。図5に
おいて、61a,61bはマッチング回路26a,26
bと電力増幅器25a,25bとの間に反射電力を制御
回路21に出力する方向性結合器61a,61bをそれ
ぞれ設けるようにしている。
【0069】そして、制御回路21は入力される反射電
力が最小になるように、ル−プフィルタ23a,23b
に位相差信号を出力する。
力が最小になるように、ル−プフィルタ23a,23b
に位相差信号を出力する。
【0070】以上のように構成された本発明の第2実施
例の動作について説明する。処理を受けるべき半導体ウ
ェハ44がウェハ載置台14に配置され、チェンバ10
内がガス排気管47を介して所定の真空度に排気され、
ガス供給管45より所定の処理ガスが所定の圧力・流量
でチャンバ10内に供給される状態を作り出す。
例の動作について説明する。処理を受けるべき半導体ウ
ェハ44がウェハ載置台14に配置され、チェンバ10
内がガス排気管47を介して所定の真空度に排気され、
ガス供給管45より所定の処理ガスが所定の圧力・流量
でチャンバ10内に供給される状態を作り出す。
【0071】このような状態下で、発振回路21aから
出力された13.56MHzの高周波信号は位相検出器2
2a,22bに出力され、各高周波信号の位相がそれぞ
れ検出される。さらに、この位相検出器22a,22b
にはマッチング回路26a,26bの出力信号が入力さ
れており、このマッチング回路26a,26bの出力信
号の位相がそれぞれ検出される。
出力された13.56MHzの高周波信号は位相検出器2
2a,22bに出力され、各高周波信号の位相がそれぞ
れ検出される。さらに、この位相検出器22a,22b
にはマッチング回路26a,26bの出力信号が入力さ
れており、このマッチング回路26a,26bの出力信
号の位相がそれぞれ検出される。
【0072】さらに、位相検出器22a及び22bから
出力される高周波信号はル−プフィルタ23a,23b
に供給される。このル−プフィルタ23a,23bは制
御回路21から出力される位相差信号で設定された位相
差となるように入力信号を制御する。ここで、この位相
差信号は反射電力を最小となるように設定される。
出力される高周波信号はル−プフィルタ23a,23b
に供給される。このル−プフィルタ23a,23bは制
御回路21から出力される位相差信号で設定された位相
差となるように入力信号を制御する。ここで、この位相
差信号は反射電力を最小となるように設定される。
【0073】そして、ル−プフィルタ23a,23bの
出力は電圧制御発振器24a,24bに出力される。こ
の電圧制御発振器24a,24bはル−プフィルタ23
a,23bの出力に応じた発振周波数を有する信号を出
力する。
出力は電圧制御発振器24a,24bに出力される。こ
の電圧制御発振器24a,24bはル−プフィルタ23
a,23bの出力に応じた発振周波数を有する信号を出
力する。
【0074】さらに、この電圧制御発振器24a,24
bから出力される信号は電力増幅器25a,25bにそ
れぞれ出力されて、電力が増幅される。
bから出力される信号は電力増幅器25a,25bにそ
れぞれ出力されて、電力が増幅される。
【0075】そして、このこの電力増幅器25a,25
bの出力はマッチング回路26a,26bに出力され
る。
bの出力はマッチング回路26a,26bに出力され
る。
【0076】このマッチング回路26a,26bにより
高周波コイル16,17に供給される高周波電圧の位相
が制御される。例えば、マッチング回路26a,26b
の出力が同一位相となるように制御される。
高周波コイル16,17に供給される高周波電圧の位相
が制御される。例えば、マッチング回路26a,26b
の出力が同一位相となるように制御される。
【0077】マッチング回路26a,26bから同一位
相の高周波電圧が高周波コイル16,17に出力され
る。
相の高周波電圧が高周波コイル16,17に出力され
る。
【0078】そして、プラズマに含まれるイオン、電子
やそれ以外の活性種が半導体ウェハ44の表面全体に均
一に供給または照射され、ウェハ44の表面全体で均一
に所定のプラズマ処理が行われる。
やそれ以外の活性種が半導体ウェハ44の表面全体に均
一に供給または照射され、ウェハ44の表面全体で均一
に所定のプラズマ処理が行われる。
【0079】たとえば、プラズマエッチングでは、プラ
ズマで活性状態に励起されたガス分子がウェハ44の表
面の被加工物質と化学反応してその固体の反応生成物が
ウェハ表面に堆積して、膜が形成される。いずれのプラ
ズマ処理においても、本発明のプラズマ処理装置では、
半導体ウェハ44の表面全体にプラズマが均一な密度で
作用するため、ウェハ44の表面上で均一な処理が行わ
れる。
ズマで活性状態に励起されたガス分子がウェハ44の表
面の被加工物質と化学反応してその固体の反応生成物が
ウェハ表面に堆積して、膜が形成される。いずれのプラ
ズマ処理においても、本発明のプラズマ処理装置では、
半導体ウェハ44の表面全体にプラズマが均一な密度で
作用するため、ウェハ44の表面上で均一な処理が行わ
れる。
【0080】以上のようにこの第2実施例によれば、第
1の1巻き高周波コイル16と第2の1巻き高周波コイ
ル17からの反射電力を最小になるように、第1の1巻
き高周波コイル16と第2の1巻き高周波コイル17に
供給される高周波信号の位相を制御するようにしたの
で、負荷整合を良好なものとし、プラズマをチャンバ1
0内に効率良く発生させることができる。
1の1巻き高周波コイル16と第2の1巻き高周波コイ
ル17からの反射電力を最小になるように、第1の1巻
き高周波コイル16と第2の1巻き高周波コイル17に
供給される高周波信号の位相を制御するようにしたの
で、負荷整合を良好なものとし、プラズマをチャンバ1
0内に効率良く発生させることができる。
【0081】次に、本発明の第3実施例について図6を
参照して説明する。ここで、図6のチャンバ10の構成
は、図1のチャンバ10の構成と同じであるので、その
詳細な説明については省略する。
参照して説明する。ここで、図6のチャンバ10の構成
は、図1のチャンバ10の構成と同じであるので、その
詳細な説明については省略する。
【0082】図6において、71はプロセス・レシピ−
に従って、負荷への合計電力量を示す電力量信号aを電
源部72に出力すると共に、電力の分配比率bを分配器
73に出力する。この分配比率bは、10%〜90%ま
で可変可能である。
に従って、負荷への合計電力量を示す電力量信号aを電
源部72に出力すると共に、電力の分配比率bを分配器
73に出力する。この分配比率bは、10%〜90%ま
で可変可能である。
【0083】電源部72は入力される電力量信号aに相
当する13.56MHzの高周波電力を分配器73に出力
する。
当する13.56MHzの高周波電力を分配器73に出力
する。
【0084】この分配器73は電源部72から出力され
る高周波電力を前述した分配比率となるように2分割し
て位相調整器74に出力する。
る高周波電力を前述した分配比率となるように2分割し
て位相調整器74に出力する。
【0085】この位相調整器74は後述するマッチング
回路75の2系統の出力段の信号を入力して、それぞれ
の位相を検出する。
回路75の2系統の出力段の信号を入力して、それぞれ
の位相を検出する。
【0086】そして、マッチング回路75の2系統の出
力段の信号がそれぞれ所定の位相となるように分配器7
3から出力される高周波電力の位相を調整し、マッチン
グ回路75に出力する。
力段の信号がそれぞれ所定の位相となるように分配器7
3から出力される高周波電力の位相を調整し、マッチン
グ回路75に出力する。
【0087】そして、マッチング回路75を介して出力
される2系統の高周波電力は第1の1巻き高周波コイル
16及び第2の高周波コイル17に出力される。
される2系統の高周波電力は第1の1巻き高周波コイル
16及び第2の高周波コイル17に出力される。
【0088】次に、上記のように構成された本発明の第
3実施例の動作について説明する。制御回路71はプロ
セス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び分配率
を信号a及びbにより指令する。
3実施例の動作について説明する。制御回路71はプロ
セス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び分配率
を信号a及びbにより指令する。
【0089】電源部72は入力される電力量信号aに応
じた13.56MHz の高周波電力を分配器73に出力す
る。この分配器73は入力される分配比率bに応じて、
入力される高周波電力を2分割して位相調整器74に出
力する。
じた13.56MHz の高周波電力を分配器73に出力す
る。この分配器73は入力される分配比率bに応じて、
入力される高周波電力を2分割して位相調整器74に出
力する。
【0090】位相調整器74はマッチング回路75の出
力段の位相がそれぞれ所定の位相となるように分配器7
3から出力される高周波電力の位相を調整し、マッチン
グ回路75に出力する。
力段の位相がそれぞれ所定の位相となるように分配器7
3から出力される高周波電力の位相を調整し、マッチン
グ回路75に出力する。
【0091】このようにして、マッチング回路75から
出力される2系統の出力は高周波コイル16及び17に
供給される。
出力される2系統の出力は高周波コイル16及び17に
供給される。
【0092】そして、プラズマに含まれるイオン、電子
やそれ以外の活性種が半導体ウェハの表面全体に均一に
供給または照射され、ウェハの表面全体で均一に所定の
プラズマ処理が行われる。
やそれ以外の活性種が半導体ウェハの表面全体に均一に
供給または照射され、ウェハの表面全体で均一に所定の
プラズマ処理が行われる。
【0093】以上のようにこの第3実施例によれば、高
周波電力を出力する電源から出力される高周波電力を分
配して、2つの高周波コイルに供給し、その高周波コイ
ルに供給する高周波電圧信号の位相を所定の位相差とな
るように調整するようにしたので、負荷整合を良好なも
のとし、プラズマをチャンバ10内に効率良く発生させ
ることができる。
周波電力を出力する電源から出力される高周波電力を分
配して、2つの高周波コイルに供給し、その高周波コイ
ルに供給する高周波電圧信号の位相を所定の位相差とな
るように調整するようにしたので、負荷整合を良好なも
のとし、プラズマをチャンバ10内に効率良く発生させ
ることができる。
【0094】次に、本発明の第4実施例について図7を
参照して説明する。図7において、図6と同じ部分には
同じ番号を付し、その詳細な説明については省略する。
マッチング回路75は2系統の反射電力を測定し、位相
調整器74に反射電力信号c,dを出力する。
参照して説明する。図7において、図6と同じ部分には
同じ番号を付し、その詳細な説明については省略する。
マッチング回路75は2系統の反射電力を測定し、位相
調整器74に反射電力信号c,dを出力する。
【0095】位相調整器74は入力される反射電力信号
c,dが最小になるように各系統の位相を調整する。
c,dが最小になるように各系統の位相を調整する。
【0096】以上のように上記のように構成された本発
明の第4実施例の動作について説明する。制御回路71
はプロセス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び
分配率を信号a及びbにより指令する。
明の第4実施例の動作について説明する。制御回路71
はプロセス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び
分配率を信号a及びbにより指令する。
【0097】電源部72は入力される電力量信号aに応
じた13.56MHz の高周波電力を分配器73に出力す
る。この分配器73は入力される分配比率bに応じて、
入力される高周波電力を2分割して位相調整器74に出
力する。
じた13.56MHz の高周波電力を分配器73に出力す
る。この分配器73は入力される分配比率bに応じて、
入力される高周波電力を2分割して位相調整器74に出
力する。
【0098】位相調整器74はマッチング回路75から
出力される2系統の反射電力信号c,dより、反射電力
信号が最小になるように2系統の位相を調整する。
出力される2系統の反射電力信号c,dより、反射電力
信号が最小になるように2系統の位相を調整する。
【0099】そして、マッチング回路75を介して出力
される2系統の高周波電力は第1の1巻き高周波コイル
16及び第2の高周波コイル17に出力される。
される2系統の高周波電力は第1の1巻き高周波コイル
16及び第2の高周波コイル17に出力される。
【0100】次に、上記のように構成された本発明の第
4実施例の動作について説明する。制御回路71はプロ
セス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び分配率
を信号a及びbにより指令する。
4実施例の動作について説明する。制御回路71はプロ
セス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び分配率
を信号a及びbにより指令する。
【0101】電源部72は入力される電力量信号aに応
じた13.56MHz の高周波電力を分配器73に出力す
る。この分配器73は入力される分配比率bに応じて、
入力される高周波電力を2分割して位相調整器74に出
力する。
じた13.56MHz の高周波電力を分配器73に出力す
る。この分配器73は入力される分配比率bに応じて、
入力される高周波電力を2分割して位相調整器74に出
力する。
【0102】位相調整器74はマッチング回路75から
出力される2系統の反射電力信号c,dより、反射電力
信号が最小になるように2系統の位相を調整する。
出力される2系統の反射電力信号c,dより、反射電力
信号が最小になるように2系統の位相を調整する。
【0103】そして、マッチング回路75を介して出力
される2系統の高周波電力は第1の1巻き高周波コイル
16及び第2の高周波コイル17に出力される。
される2系統の高周波電力は第1の1巻き高周波コイル
16及び第2の高周波コイル17に出力される。
【0104】そして、プラズマに含まれるイオン、電子
やそれ以外の活性種が半導体ウェハの表面全体に均一に
供給または照射され、ウェハの表面全体で均一に所定の
プラズマ処理が行われる。
やそれ以外の活性種が半導体ウェハの表面全体に均一に
供給または照射され、ウェハの表面全体で均一に所定の
プラズマ処理が行われる。
【0105】以上のようにこの第4実施例によれば、高
周波電力を出力する電源から出力される高周波電力を分
配して、2つの高周波コイルに供給し、その高周波コイ
ルからの電力反射量を最小となるように高周波電圧信号
の位相を調整するようにしたので、負荷整合を良好なも
のとし、プラズマをチャンバ10内に効率良く発生させ
ることができる。
周波電力を出力する電源から出力される高周波電力を分
配して、2つの高周波コイルに供給し、その高周波コイ
ルからの電力反射量を最小となるように高周波電圧信号
の位相を調整するようにしたので、負荷整合を良好なも
のとし、プラズマをチャンバ10内に効率良く発生させ
ることができる。
【0106】さらに、本発明の第5実施例について図8
を参照して説明する。図8において、図6と同じ部分に
は同じ番号を付し、その詳細な説明については省略す
る。マッチング回路75の2系統の出力段の高周波電圧
信号はそれぞれ制御回路71にフィ−ドバックされ、そ
の位相が検出される。制御回路71は入力される高周波
電圧信号の位相が所定の位相となるように位相調整器7
4に位相差信号e,fを位相調整器74に出力する。
を参照して説明する。図8において、図6と同じ部分に
は同じ番号を付し、その詳細な説明については省略す
る。マッチング回路75の2系統の出力段の高周波電圧
信号はそれぞれ制御回路71にフィ−ドバックされ、そ
の位相が検出される。制御回路71は入力される高周波
電圧信号の位相が所定の位相となるように位相調整器7
4に位相差信号e,fを位相調整器74に出力する。
【0107】位相調整器74は分配器73から出力され
る2系統の高周波電力の位相を位相差信号e,fに応じ
た位相を持つように位相を調整してマッチング回路75
に出力する。
る2系統の高周波電力の位相を位相差信号e,fに応じ
た位相を持つように位相を調整してマッチング回路75
に出力する。
【0108】次に、上記のように構成された本発明の第
5実施例の動作について説明する。制御回路71はプロ
セス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び分配率
を信号a及びbにより指令する。
5実施例の動作について説明する。制御回路71はプロ
セス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び分配率
を信号a及びbにより指令する。
【0109】電源部72は入力される電力量信号aに応
じた13.56MHz の高周波電力を分配器73に出力す
る。この分配器73は入力される分配比率bに応じて、
入力される高周波電力を2分割して位相調整器74に出
力する。
じた13.56MHz の高周波電力を分配器73に出力す
る。この分配器73は入力される分配比率bに応じて、
入力される高周波電力を2分割して位相調整器74に出
力する。
【0110】マッチング回路75の2系統の出力段の高
周波電圧信号はそれぞれ制御回路71にフィ−ドバック
され、その位相が検出される。制御回路71は入力され
る高周波電圧信号の位相が所定の位相となるように位相
調整器74に位相差信号e,fを位相調整器74に出力
する。
周波電圧信号はそれぞれ制御回路71にフィ−ドバック
され、その位相が検出される。制御回路71は入力され
る高周波電圧信号の位相が所定の位相となるように位相
調整器74に位相差信号e,fを位相調整器74に出力
する。
【0111】位相調整器74は分配器73から出力され
る2系統の高周波電力の位相を位相差信号e,fに応じ
た位相を持つように位相を調整してマッチング回路75
に出力する。
る2系統の高周波電力の位相を位相差信号e,fに応じ
た位相を持つように位相を調整してマッチング回路75
に出力する。
【0112】このようにして、マッチング回路75から
出力される2系統の出力は高周波コイル16及び17に
供給される。
出力される2系統の出力は高周波コイル16及び17に
供給される。
【0113】そして、プラズマに含まれるイオン、電子
やそれ以外の活性種が半導体ウェハの表面全体に均一に
供給または照射され、ウェハの表面全体で均一に所定の
プラズマ処理が行われる。
やそれ以外の活性種が半導体ウェハの表面全体に均一に
供給または照射され、ウェハの表面全体で均一に所定の
プラズマ処理が行われる。
【0114】以上のように本発明の第5実施例によれ
ば、高周波電力を出力する電源から出力される高周波電
力を分配して、2つの高周波コイルに供給し、その高周
波コイルに供給する高周波電圧信号の位相を制御回路で
検出し、その位相差が所定の位相差となるように調整す
るようにしたので、負荷整合を良好なものとし、プラズ
マをチャンバ10内に効率良く発生させることができ
る。
ば、高周波電力を出力する電源から出力される高周波電
力を分配して、2つの高周波コイルに供給し、その高周
波コイルに供給する高周波電圧信号の位相を制御回路で
検出し、その位相差が所定の位相差となるように調整す
るようにしたので、負荷整合を良好なものとし、プラズ
マをチャンバ10内に効率良く発生させることができ
る。
【0115】次に、本発明の第6実施例について図9を
参照して説明する。図9において、図6の構成と同じ部
分には同一番号を付し、その詳細な説明については省略
する。
参照して説明する。図9において、図6の構成と同じ部
分には同一番号を付し、その詳細な説明については省略
する。
【0116】この第6実施例では、マッチング回路75
を介して2系統の反射電力は制御回路71に入力されて
いる。そして、この制御回路71は各反射電力を最小に
するような位相差を決定し、位相差信号g,hを位相調
整器74に出力する。
を介して2系統の反射電力は制御回路71に入力されて
いる。そして、この制御回路71は各反射電力を最小に
するような位相差を決定し、位相差信号g,hを位相調
整器74に出力する。
【0117】次に、上記のように構成された本発明の第
6実施例の動作について説明する。制御回路71はプロ
セス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び分配率
を信号a及びbにより指令する。電源部72は入力され
る電力量信号aに応じた13.56MHz の高周波電力を
分配器73に出力する。この分配器73は入力される分
配比率bに応じて、入力される高周波電力を2分割して
位相調整器74に出力する。そして、マッチング回路7
5から出力される2系統の反射電力は制御回路71に出
力される。そして、この制御回路71は各反射電力を最
小にするような位相差を決定し、位相差信号g,hを位
相調整器74に出力する。
6実施例の動作について説明する。制御回路71はプロ
セス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び分配率
を信号a及びbにより指令する。電源部72は入力され
る電力量信号aに応じた13.56MHz の高周波電力を
分配器73に出力する。この分配器73は入力される分
配比率bに応じて、入力される高周波電力を2分割して
位相調整器74に出力する。そして、マッチング回路7
5から出力される2系統の反射電力は制御回路71に出
力される。そして、この制御回路71は各反射電力を最
小にするような位相差を決定し、位相差信号g,hを位
相調整器74に出力する。
【0118】次に、上記のように構成された本発明の第
6実施例の動作について説明する。制御回路71はプロ
セス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び分配率
を信号a及びbにより指令する。
6実施例の動作について説明する。制御回路71はプロ
セス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び分配率
を信号a及びbにより指令する。
【0119】電源部72は入力される電力量信号aに応
じた13.56MHz の高周波電力を分配器73に出力す
る。この分配器73は入力される分配比率bに応じて、
入力される高周波電力を2分割して位相調整器74に出
力する。
じた13.56MHz の高周波電力を分配器73に出力す
る。この分配器73は入力される分配比率bに応じて、
入力される高周波電力を2分割して位相調整器74に出
力する。
【0120】マッチング回路75を介して2系統の反射
電力は制御回路71に入力され、この制御回路71は各
反射電力を最小にするような位相差を決定し、位相差信
号g,hを位相調整器74に出力する。
電力は制御回路71に入力され、この制御回路71は各
反射電力を最小にするような位相差を決定し、位相差信
号g,hを位相調整器74に出力する。
【0121】位相調整器74は分配器73から出力され
る2系統の高周波電力の位相を位相差信号e,fに応じ
た位相を持つように位相を調整してマッチング回路75
に出力する。
る2系統の高周波電力の位相を位相差信号e,fに応じ
た位相を持つように位相を調整してマッチング回路75
に出力する。
【0122】このようにして、マッチング回路75から
出力される2系統の出力は高周波コイル16及び17に
供給される。
出力される2系統の出力は高周波コイル16及び17に
供給される。
【0123】そして、プラズマに含まれるイオン、電子
やそれ以外の活性種が半導体ウェハの表面全体に均一に
供給または照射され、ウェハの表面全体で均一に所定の
プラズマ処理が行われる。
やそれ以外の活性種が半導体ウェハの表面全体に均一に
供給または照射され、ウェハの表面全体で均一に所定の
プラズマ処理が行われる。
【0124】以上のように本発明の第6実施例によれ
ば、高周波電力を出力する電源から出力される高周波電
力を分配して、2つの高周波コイルに供給し、その高周
波コイルからの反射電力を検出し、その反射電力が最小
となるように高周波コイルに供給する高周波電圧の位相
差を調整するようにしたので、負荷整合を良好なものと
し、プラズマをチャンバ10内に効率良く発生させるこ
とができる。
ば、高周波電力を出力する電源から出力される高周波電
力を分配して、2つの高周波コイルに供給し、その高周
波コイルからの反射電力を検出し、その反射電力が最小
となるように高周波コイルに供給する高周波電圧の位相
差を調整するようにしたので、負荷整合を良好なものと
し、プラズマをチャンバ10内に効率良く発生させるこ
とができる。
【0125】次に、本発明の第7実施例について図10
乃至図15を参照して説明する。図10のチャンバ10
の構成は、図1のチャンバ10の構成と同じであるの
で、その詳細な説明については省略する。また、図10
のチャンバ10の詳細な構成は図2に示すとおりであ
る。
乃至図15を参照して説明する。図10のチャンバ10
の構成は、図1のチャンバ10の構成と同じであるの
で、その詳細な説明については省略する。また、図10
のチャンバ10の詳細な構成は図2に示すとおりであ
る。
【0126】ところで、チャンバ10内には処理ガスと
してC4 F8 とH2 との混合ガスが供給されている。こ
の混合ガスの供給は図2のガス導入管47を介して行わ
れる。
してC4 F8 とH2 との混合ガスが供給されている。こ
の混合ガスの供給は図2のガス導入管47を介して行わ
れる。
【0127】また、図2に示すように下部電源32とし
て10KHz〜100MHzの高周波電力が供給されてい
る。
て10KHz〜100MHzの高周波電力が供給されてい
る。
【0128】また、チャンバ10内の圧力を検出するた
めの圧力センサ81がチャンバ10に設けられている。
めの圧力センサ81がチャンバ10に設けられている。
【0129】また、71は高周波電源部82を内蔵して
おり、プロセス・レシピ−に従って、負荷への高周波電
源部82の合計電力量が制御される。電力の分配比率b
を分配器73に出力する制御回路である。
おり、プロセス・レシピ−に従って、負荷への高周波電
源部82の合計電力量が制御される。電力の分配比率b
を分配器73に出力する制御回路である。
【0130】高周波電源部82は13.56MHzの高周
波電力を分配器73に出力する。制御回路71高周波電
源部82から出力される高周波電力を2系統に分配する
分配器73に分配比率bを出力する。この分配比率b
は、10%〜90%まで可変可能である。
波電力を分配器73に出力する。制御回路71高周波電
源部82から出力される高周波電力を2系統に分配する
分配器73に分配比率bを出力する。この分配比率b
は、10%〜90%まで可変可能である。
【0131】この分配器73は電源部82から出力され
る高周波電力を前述した分配比率bとなるように分配し
て位相調整器74に出力する。
る高周波電力を前述した分配比率bとなるように分配し
て位相調整器74に出力する。
【0132】この位相調整器74は後述するマッチング
回路75a,75bのそれぞれの出力段の信号を入力し
て、それぞれの位相を検出する。
回路75a,75bのそれぞれの出力段の信号を入力し
て、それぞれの位相を検出する。
【0133】そして、マッチング回路75a,75bの
それぞれの出力段の信号がそれぞれ所定の位相となるよ
うに分配器73から出力される高周波電力の位相を調整
し、マッチング回路75a,75bにそれぞれ出力す
る。
それぞれの出力段の信号がそれぞれ所定の位相となるよ
うに分配器73から出力される高周波電力の位相を調整
し、マッチング回路75a,75bにそれぞれ出力す
る。
【0134】そして、マッチング回路75a,75bを
介して出力される高周波電力は第1の1巻き高周波コイ
ル16及び第2の高周波コイル17にそれぞれ出力され
る。
介して出力される高周波電力は第1の1巻き高周波コイ
ル16及び第2の高周波コイル17にそれぞれ出力され
る。
【0135】ところで、制御回路71には前述した圧力
センサ81で検出されたチャンバ10内の圧力に応じて
分配比率bを決定する。このときの分配比率bはチャン
バ10内に発生するプラズマがウェハ載置台14に載置
されたウェハの半径方向に対してチャンバ10内の圧力
に拘らずほぼ均一になるように調整される。
センサ81で検出されたチャンバ10内の圧力に応じて
分配比率bを決定する。このときの分配比率bはチャン
バ10内に発生するプラズマがウェハ載置台14に載置
されたウェハの半径方向に対してチャンバ10内の圧力
に拘らずほぼ均一になるように調整される。
【0136】次に、上記のように構成された本発明の第
3実施例の動作について説明する。制御回路71はプロ
セス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び圧力セ
ンサ81で検出されるチャンバ10内の圧力に応じて分
配率bを調整する。
3実施例の動作について説明する。制御回路71はプロ
セス・レシピ−に従って負荷への合計電力量及び圧力セ
ンサ81で検出されるチャンバ10内の圧力に応じて分
配率bを調整する。
【0137】この分配器73は入力される分配比率bに
応じて、入力される高周波電力を2つに分配して位相調
整器74に出力する。
応じて、入力される高周波電力を2つに分配して位相調
整器74に出力する。
【0138】位相調整器74はマッチング回路75a,
75bの出力段の位相がそれぞれ所定の位相となるよう
に分配器73からそれぞれ出力される2系統の高周波電
力の位相を調整し、マッチング回路75a,75bにそ
れぞれ出力する。
75bの出力段の位相がそれぞれ所定の位相となるよう
に分配器73からそれぞれ出力される2系統の高周波電
力の位相を調整し、マッチング回路75a,75bにそ
れぞれ出力する。
【0139】このようにして、マッチング回路75a,
75bから出力される2系統の出力は高周波コイル16
及び17にそれぞれ供給される。
75bから出力される2系統の出力は高周波コイル16
及び17にそれぞれ供給される。
【0140】そして、プラズマに含まれるイオン、電子
やそれ以外の活性種が半導体ウェハの表面全体に均一に
供給または照射され、ウェハの表面全体で均一に所定の
プラズマ処理が行われる。
やそれ以外の活性種が半導体ウェハの表面全体に均一に
供給または照射され、ウェハの表面全体で均一に所定の
プラズマ処理が行われる。
【0141】ところで、図11乃至図13は内側コイル
(つまり、高周波コイル16)と外側コイル(つまり、
高周波コイル17)に供給する電力の比率を変化させる
ことにより、イオン飽和電流のウェハ径方向の分布を変
化させることを実験で確かめた図である。図11乃至図
13において、半径方向位置『0』はウェハの中心を示
し、半径方向方向『−7.5cm』は6インチウエハの
外周位置、半径方向位置『−10cm』は10インチウ
エハの外周位置を示す。
(つまり、高周波コイル16)と外側コイル(つまり、
高周波コイル17)に供給する電力の比率を変化させる
ことにより、イオン飽和電流のウェハ径方向の分布を変
化させることを実験で確かめた図である。図11乃至図
13において、半径方向位置『0』はウェハの中心を示
し、半径方向方向『−7.5cm』は6インチウエハの
外周位置、半径方向位置『−10cm』は10インチウ
エハの外周位置を示す。
【0142】図11乃至図13に示すように内側コイル
に供給する電力比率を増大させると、ウェハ中心部(つ
まり、半径方向位置『0』)のイオン飽和電流値を大き
くすることができることが判明する。
に供給する電力比率を増大させると、ウェハ中心部(つ
まり、半径方向位置『0』)のイオン飽和電流値を大き
くすることができることが判明する。
【0143】また、図14は内側コイル(つまり、高周
波コイル16)と外側コイル(つまり、高周波コイル1
7)に供給する電力の比率を変化させると共にチャンバ
10内の圧力を変化させた場合のイオン飽和電流のウェ
ハ径方向の分布を変化させることを実験で確かめた図で
ある。
波コイル16)と外側コイル(つまり、高周波コイル1
7)に供給する電力の比率を変化させると共にチャンバ
10内の圧力を変化させた場合のイオン飽和電流のウェ
ハ径方向の分布を変化させることを実験で確かめた図で
ある。
【0144】図14で示すようにチャンバ10内の圧力
が5mtorr 時で内側コイルと外側コイルとの電力比率が
200:800、チャンバ10内の圧力が10mtorr 時
で側コイルと外側コイルとの電力比率は200強:80
0強、チャンバ10内の圧力が30mtorr 時で側コイル
と外側コイルとの電力比率は250強:750強、チャ
ンバ10内の圧力が50mtorr 時で側コイルと外側コイ
ルとの電力比率は300強:700強の時にウェハ上で
均一な分布が得られることが判る。
が5mtorr 時で内側コイルと外側コイルとの電力比率が
200:800、チャンバ10内の圧力が10mtorr 時
で側コイルと外側コイルとの電力比率は200強:80
0強、チャンバ10内の圧力が30mtorr 時で側コイル
と外側コイルとの電力比率は250強:750強、チャ
ンバ10内の圧力が50mtorr 時で側コイルと外側コイ
ルとの電力比率は300強:700強の時にウェハ上で
均一な分布が得られることが判る。
【0145】また、このように電力比率を調整してウェ
ハ上でイオン飽和電流が均一となるように調整し、チャ
ンバ10内に処理ガスとしてC4 F8 とH2 との混合ガ
スを供給しておき、下部電源とし10KHz〜100MHz
(好ましくは400KHz〜2MHz)の高周波電力が供給
しておくと、図15に示すようにウェハ91に形成され
たSiO2 膜92をレジスト93を介してエッチングす
る場合に、エッチング速度が500オングストロ−グ/
min 以上、レジスト93との選択比が20程度と高い選
択比をとることができる。このような数値は電子写真に
より判明することができた。
ハ上でイオン飽和電流が均一となるように調整し、チャ
ンバ10内に処理ガスとしてC4 F8 とH2 との混合ガ
スを供給しておき、下部電源とし10KHz〜100MHz
(好ましくは400KHz〜2MHz)の高周波電力が供給
しておくと、図15に示すようにウェハ91に形成され
たSiO2 膜92をレジスト93を介してエッチングす
る場合に、エッチング速度が500オングストロ−グ/
min 以上、レジスト93との選択比が20程度と高い選
択比をとることができる。このような数値は電子写真に
より判明することができた。
【0146】以上のように第7実施例によれば、高周波
電力を出力する電源から出力される2つに高周波電力を
分配し、その分配比率bをチャンバ10内の圧力に応じ
て調整して、チャンバ10内に発生するプラズマがウェ
ハ載置台14に載置されたウェハの半径方向に対してチ
ャンバ10内の圧力に拘らずほぼ均一になるようにした
ので、発生するプラズマ密度のウェハ半径方向のチャン
バ10内圧力依存生をなくすことができる。
電力を出力する電源から出力される2つに高周波電力を
分配し、その分配比率bをチャンバ10内の圧力に応じ
て調整して、チャンバ10内に発生するプラズマがウェ
ハ載置台14に載置されたウェハの半径方向に対してチ
ャンバ10内の圧力に拘らずほぼ均一になるようにした
ので、発生するプラズマ密度のウェハ半径方向のチャン
バ10内圧力依存生をなくすことができる。
【0147】また、チャンバ内にC4 F8 とH2 との混
合ガスを供給しておき、しかも下部電源とし10KHz〜
100MHz(好ましくは400KHz〜2MHz)の高周波
電力が供給しておくことにより、SiO2 膜をレジスト
でエッチングする場合のエッチング速度を適当な値(エ
ッチング速度がほぼ5500オングストロ−グ/min)
とし、その高い選択比を得ることができる。
合ガスを供給しておき、しかも下部電源とし10KHz〜
100MHz(好ましくは400KHz〜2MHz)の高周波
電力が供給しておくことにより、SiO2 膜をレジスト
でエッチングする場合のエッチング速度を適当な値(エ
ッチング速度がほぼ5500オングストロ−グ/min)
とし、その高い選択比を得ることができる。
【0148】尚、本発明は、プラズマエッチング装置お
よびCVD装置に限定されるものではなく、プラズマス
パッタ装置やプラズマアッシング装置等の他のプラズマ
処理装置にも適用可能であり、被処理体も半導体ウェハ
に限らず、LCD基板その他の被処理体でも可能であ
る。
よびCVD装置に限定されるものではなく、プラズマス
パッタ装置やプラズマアッシング装置等の他のプラズマ
処理装置にも適用可能であり、被処理体も半導体ウェハ
に限らず、LCD基板その他の被処理体でも可能であ
る。
【0149】なお、上記第1乃至第7実施例ではいずれ
も高周波コイルを2つ設けたが、複数の高周波コイルを
設けるようにしても良い。
も高周波コイルを2つ設けたが、複数の高周波コイルを
設けるようにしても良い。
【0150】なお、各高周波コイルに供給する高周波電
圧の位相差は同じとするだけでなく、逆相とするように
しても良い。さらには、所定の位相差を持たせるように
しても良い。
圧の位相差は同じとするだけでなく、逆相とするように
しても良い。さらには、所定の位相差を持たせるように
しても良い。
【0151】さらに、本発明のプラズマ発生装置は平行
平板型プラズマ装置にも適用することができる。
平板型プラズマ装置にも適用することができる。
【0152】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、高
周波アンテナを用いる高周波誘導方式において、被処理
体の被処理面付近のプラズマ密度を均一化してプラズマ
処理の均一性、再現性を得るようにし、また、チャンバ
内の圧力により発生するプラズマ密度の半径方向の分布
に影響がでることを防止し、さらにまた、適当なエッチ
ング速度及び高い選択比を得ることができるプラズマ発
生装置を提供することができる。
周波アンテナを用いる高周波誘導方式において、被処理
体の被処理面付近のプラズマ密度を均一化してプラズマ
処理の均一性、再現性を得るようにし、また、チャンバ
内の圧力により発生するプラズマ密度の半径方向の分布
に影響がでることを防止し、さらにまた、適当なエッチ
ング速度及び高い選択比を得ることができるプラズマ発
生装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係わるプラズマ発生装置
の制御ブロック図。
の制御ブロック図。
【図2】プラズマ発生装置の全体構成を示す断面図。
【図3】高周波アンテナの形状を示す平面図。
【図4】静電チャックの構成を示す断面図。
【図5】本発明の第2実施例に係わるプラズマ発生装置
の制御ブロック図。
の制御ブロック図。
【図6】本発明の第3実施例に係わるプラズマ発生装置
の制御ブロック図。
の制御ブロック図。
【図7】本発明の第4実施例に係わるプラズマ発生装置
の制御ブロック図。
の制御ブロック図。
【図8】本発明の第5実施例に係わるプラズマ発生装置
の制御ブロック図。
の制御ブロック図。
【図9】本発明の第6実施例に係わるプラズマ発生装置
の制御ブロック図。
の制御ブロック図。
【図10】本発明の第7実施例に係わるプラズマ発生装
置の制御ブロック図。
置の制御ブロック図。
【図11】同実施例に係わるイオン飽和電流の径方向分
布を示す図。
布を示す図。
【図12】同実施例に係わるイオン飽和電流の径方向分
布を示す図。
布を示す図。
【図13】同実施例に係わるイオン飽和電流の径方向分
布を示す図。
布を示す図。
【図14】同実施例に係わるイオン飽和電流の径方向分
布を示す図。
布を示す図。
【図15】同実施例に係わるSiO2 膜のエッチング状
態を説明する図。
態を説明する図。
10…チャンバ、11…石英ガラス、12…支持部材、
13…基台、14…ウェハ載置台、15…常磁性金属、
16…第1の1巻き高周波コイル、17…第2の1巻き
高周波コイル、21…制御回路、22a,22b…位相
検出器、23a,23b…ル−プフィルタ、24a,2
4b…電圧制御発振器、25…電力増幅器、26a,2
6b…マッチング回路。
13…基台、14…ウェハ載置台、15…常磁性金属、
16…第1の1巻き高周波コイル、17…第2の1巻き
高周波コイル、21…制御回路、22a,22b…位相
検出器、23a,23b…ル−プフィルタ、24a,2
4b…電圧制御発振器、25…電力増幅器、26a,2
6b…マッチング回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/31 H01L 21/302 B
Claims (10)
- 【請求項1】 チャンバ内にプラズマを発生させ、チャ
ンバ内に載置された被処理体にプラズマを用いて所定の
処理を施すプラズマ発生装置において、上記チャンバ内
の上記被処理体に対向して上記チャンバの外に配置され
た複数の1巻き高周波コイルと、各高周波コイルに供給
する高周波電圧信号の位相を検出する位相検出部と、単
一の高周波信号を出力する高周波発振部と、上記位相検
出部で検出された各高周波電圧信号の位相を所定の位相
差にするように上記高周波発振部から出力される高周波
信号より複数の所定の位相差をもった高周波電圧信号を
生成する位相調整部とを具備したことを特徴とするプラ
ズマ発生装置。 - 【請求項2】 チャンバ内にプラズマを発生させ、チャ
ンバ内に載置された被処理体にプラズマを用いて所定の
処理を施すプラズマ発生装置において、上記チャンバ内
の上記被処理体に対向して上記チャンバの外に配置され
た複数の1巻き高周波コイルと、各高周波コイルからの
反射電力を検出する反射電力検出手段と、この反射電力
検出手段により検出された反射電力を最小にするように
各高周波コイルに供給する各高周波信号の位相を所定の
位相差に調整する位相調整部とを具備したことを特徴と
するプラズマ発生装置。 - 【請求項3】 チャンバ内にプラズマを発生させ、チャ
ンバ内に載置された被処理体にプラズマを用いて所定の
処理を施すプラズマ発生装置において、上記チャンバ内
の上記被処理体に対向して上記チャンバの外に配置され
た複数の1巻き高周波コイルと、高周波電力を出力する
電源部と、この電源部から出力される高周波電力を複数
に分配する分配部と、各高周波コイルに供給する高周波
電圧信号の位相を検出する位相検出部と、上記位相検出
部で検出された各高周波電圧信号の位相を所定の位相差
にするように、上記分配部から出力される高周波電力の
位相を調整する位相調整部とを具備したことを特徴とす
るプラズマ発生装置。 - 【請求項4】 チャンバ内にプラズマを発生させ、チャ
ンバ内に載置された被処理体にプラズマを用いて所定の
処理を施すプラズマ発生装置において、上記チャンバ内
の上記被処理体に対向して上記チャンバの外に配置され
た複数の1巻き高周波コイルと、高周波電力を出力する
電源部と、この電源部から出力される高周波電力を複数
に分配する分配部と、各高周波コイルからの反射電力を
検出する反射電力検出手段と、この反射電力検出手段に
より検出された反射電力を最小にするように各高周波コ
イルに供給する各高周波信号の位相を所定の位相差に調
整する位相調整部とを具備したことを特徴とするプラズ
マ発生装置。 - 【請求項5】 チャンバ内にプラズマを発生させ、チャ
ンバ内に載置された被処理体にプラズマを用いて所定の
処理を施すプラズマ発生装置において、上記チャンバ内
の上記被処理体に対向して上記チャンバの外に配置され
た複数の1巻き高周波コイルと、各高周波コイルに供給
する高周波電流信号の位相を検出する位相検出部と、単
一の高周波信号を出力する高周波発振部と、上記位相検
出部で検出された各高周波電流信号の位相を所定の位相
差にするように上記高周波発振部から出力される高周波
信号より複数の所定の位相差をもった高周波電流信号を
生成する位相調整部とを具備したことを特徴とするプラ
ズマ発生装置。 - 【請求項6】 チャンバ内にプラズマを発生させ、チャ
ンバ内に載置された被処理体にプラズマを用いて所定の
処理を施すプラズマ発生装置において、上記チャンバ内
の上記被処理体に対向して上記チャンバの外に配置され
た複数の1巻き高周波コイルと、高周波電力を出力する
電源部と、この電源部から出力される高周波電力を複数
に分配する分配部と、各高周波コイルに供給する高周波
電流信号の位相を検出する位相検出部と、上記位相検出
部で検出された各高周波電流信号の位相を所定の位相差
にするように、上記分配部から出力される高周波電力の
位相を調整する位相調整部とを具備したことを特徴とす
るプラズマ発生装置。 - 【請求項7】 チャンバ内にプラズマを発生させ、チャ
ンバ内に載置された被処理体にプラズマを用いて所定の
処理を施すプラズマ発生装置において、上記チャンバ内
の上記被処理体に対向して上記チャンバの外に配置され
た複数の1巻き高周波コイルと、上記チャンバ内の圧力
を検出する圧力検出手段と、高周波電力を出力する電源
部と、この電源部から出力される高周波電力を複数に分
配して上記複数の1巻コイルにそれぞれ供給する分配部
と、上記圧力検出手段で検出される上記チャンバ内の圧
力に応じて上記複数の1巻コイルに分配する分配比率を
変化させる制御手段とを具備したことを特徴とするプラ
ズマ発生装置。 - 【請求項8】 チャンバ内にプラズマを発生させ、チャ
ンバ内に載置された被処理体にプラズマを用いて所定の
処理を施すプラズマ発生装置において、上記チャンバ内
の上記被処理体に対向して上記チャンバの外に配置され
た複数の1巻き高周波コイルと、各高周波コイルに供給
する高周波電圧信号の位相を検出する位相検出部と、単
一の高周波信号を出力する高周波発振部と、上記位相検
出部で検出された各高周波電圧信号の位相を所定の位相
差にするように上記高周波発振部から出力される高周波
信号より複数の所定の位相差をもった高周波電圧信号を
生成する位相調整部とを具備し、上記チャンバ内にはC
4 F8 とH2 との混合ガスが供給されていることを特徴
とするプラズマ発生装置。 - 【請求項9】 チャンバ内にプラズマを発生させ、チャ
ンバ内に載置された被処理体にプラズマを用いて所定の
処理を施すプラズマ発生装置において、上記チャンバ内
の上記被処理体に対向して上記チャンバの外に配置され
た複数の1巻き高周波コイルと、上記チャンバ内の圧力
を検出する圧力検出手段と、高周波電力を出力する電源
部と、この電源部から出力される高周波電力を複数に分
配して上記複数の1巻コイルにそれぞれ供給する分配部
と、上記圧力検出手段で検出される上記チャンバ内の圧
力に応じて上記複数の1巻コイルに分配する分配比率を
変化させる制御手段とを具備し、上記チャンバ内にはC
4 F8 とH2 との混合ガスが供給されていることを特徴
とするプラズマ発生装置。 - 【請求項10】 チャンバ内にプラズマを発生させ、チ
ャンバ内に載置された被処理体にプラズマを用いて所定
の処理を施すプラズマ発生装置において、上記チャンバ
内の上記被処理体に対向して上記チャンバの外に配置さ
れた複数の1巻き高周波コイルと、上記被処理体が載置
される載置台に設けられた下部電極と、上記チャンバ内
の圧力を検出する圧力検出手段と、高周波電力を出力す
る電源部と、この電源部から出力される高周波電力を複
数に分配して上記複数の1巻コイルにそれぞれ供給する
分配部と、上記圧力検出手段で検出される上記チャンバ
内の圧力に応じて上記複数の1巻コイルに分配する分配
比率を変化させる制御手段とを具備し、上記下部電極に
高周波電圧が印加されていることを特徴とするプラズマ
発生装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6056237A JP3043217B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-03-25 | プラズマ発生装置 |
KR1019940026833A KR100276736B1 (ko) | 1993-10-20 | 1994-10-20 | 플라즈마 처리장치 |
US08/327,798 US5571366A (en) | 1993-10-20 | 1994-10-20 | Plasma processing apparatus |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-23993 | 1994-02-22 | ||
JP2399394 | 1994-02-22 | ||
JP6056237A JP3043217B2 (ja) | 1994-02-22 | 1994-03-25 | プラズマ発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07288196A JPH07288196A (ja) | 1995-10-31 |
JP3043217B2 true JP3043217B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=26361446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6056237A Expired - Fee Related JP3043217B2 (ja) | 1993-10-20 | 1994-03-25 | プラズマ発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3043217B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6165311A (en) * | 1991-06-27 | 2000-12-26 | Applied Materials, Inc. | Inductively coupled RF plasma reactor having an overhead solenoidal antenna |
JP4654176B2 (ja) * | 1996-02-22 | 2011-03-16 | 住友精密工業株式会社 | 誘導結合プラズマ・リアクタ |
US6170428B1 (en) * | 1996-07-15 | 2001-01-09 | Applied Materials, Inc. | Symmetric tunable inductively coupled HDP-CVD reactor |
JP3377773B2 (ja) * | 2000-03-24 | 2003-02-17 | 三菱重工業株式会社 | 放電電極への給電方法、高周波プラズマ発生方法および半導体製造方法 |
JP3853723B2 (ja) * | 2002-05-10 | 2006-12-06 | 多津男 庄司 | 導電性物質の温度制御装置 |
JP5167678B2 (ja) * | 2007-04-16 | 2013-03-21 | パナソニック株式会社 | マイクロ波処理装置 |
JP5142364B2 (ja) * | 2007-07-05 | 2013-02-13 | パナソニック株式会社 | マイクロ波処理装置 |
JP5262250B2 (ja) * | 2008-04-01 | 2013-08-14 | パナソニック株式会社 | マイクロ波処理装置 |
KR20120035559A (ko) * | 2010-10-06 | 2012-04-16 | 주식회사 유진테크 | 반원 형상의 안테나를 구비하는 기판 처리 장치 |
JP6636691B2 (ja) * | 2014-09-30 | 2020-01-29 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法 |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP6056237A patent/JP3043217B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH07288196A (ja) | 1995-10-31 |
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