JP2001007089A - プラズマ処理方法及び装置 - Google Patents

プラズマ処理方法及び装置

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JP2001007089A
JP2001007089A JP11179987A JP17998799A JP2001007089A JP 2001007089 A JP2001007089 A JP 2001007089A JP 11179987 A JP11179987 A JP 11179987A JP 17998799 A JP17998799 A JP 17998799A JP 2001007089 A JP2001007089 A JP 2001007089A
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chamber
frequency power
voltage
plasma
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Shiyuushin Amano
修臣 天野
Shoji Nakatani
祥二 中谷
Kenji Sumita
賢二 住田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ処理中に発生するプラズマの状態を
制御できるプラズマ処理装置を提供する。 【解決手段】 高周波電力発生源5とチャンバ1内に導
入されたガスをプラズマ化する磁界を発生させるコイル
6とのインピーダンス整合をとるインピーダンス整合器
7を備えたプラズマ処理装置において、コイル6とイン
ピーダンス整合器7の間に電圧・電流検出部12を配設
し、電圧・電流検出部12で検出された電圧・電流によ
り電圧、電流、位相差、インピーダンス、電力の高調波
成分を測定する高調波測定手段13を設け、その測定結
果と実験的に判っているプラズマ処理結果との相関に基
づいて、高周波電力量とガス供給量とチャンバ1内の圧
力のすべて又は何れかを制御することでプラズマの状態
を制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライエッチング
装置、プラズマCVD装置、スパッタリング装置等のプ
ラズマ処理方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマ処理は、ドライエッチン
グによる微細加工、薄膜形成、及び表面改質等の物質の
表面処理に広く利用されており、特に半導体の分野にお
いては、超高集積回路装置を製造する上で必要不可欠な
技術となっている。
【0003】従来、プラズマ処理装置には、容量結合型
の平行平板プラズマ処理装置が広く用いられてきた。こ
れは、均一なプラズマ処理が要求される中で、比較的低
い真空度の圧力下で均一な低密度プラズマを容易に発生
させることができることによるものである。
【0004】ところが、半導体集積回路の微細化が進む
につれ、最近では高い真空度の圧力下で高密度プラズマ
を生成する必要が生じてきており、コイルに流れる高周
波電流により形成される誘導磁界を減圧下の空間に作用
させてプラズマを発生させる誘導結合型プラズマ発生装
置及びそれを用いたプラズマ処理装置が注目を集めてい
る。
【0005】ドライエッチング装置の場合は、高真空に
おいてプラズマを発生させると、基板表面に形成される
イオンシース中でイオンがイオン又は他の中性ガス粒子
と衝突する確率が小さくなるために、イオンの方向性が
基板に向かって揃い、エッチング異方性が高められ、高
アスペクト比の加工が可能になる。また、プラズマCV
Dの場合は、高真空においてプラズマを発生させると、
イオンによるスパッタリング効果によって微細パターン
の埋め込みと平坦化作用が得られ、高アスペクト比の加
工が可能になる。
【0006】以下、従来の誘導結合型プラズマ処理装置
の一例について、図2を参照して説明する。図2におい
て、101は円筒状のチャンバであって、このチャンバ
101の内部は、圧力制御手段110により所定の圧力
に保持される。チャンバ101には、反応ガスを導入す
る反応ガス導入手段109、図示しない排気手段及び被
処理物を出し入れする搬入出手段が設けられている。チ
ャンバ101の底部には、絶縁体102を介して下部電
極(試料台)103が設けられており、この下部電極1
03はエッチングや膜堆積を行う半導体ウエハ等の被処
理物104を保持する。
【0007】チャンバ101の上方には、第1の高周波
(RF:Radio Frequency ) 電源105が設けられると
ともに、各一端が接地された4本の渦巻き状のコイル部
分が電気的に並列に接続されてなるマルチスパイラルコ
イル106が設けられている。第1の高周波電源105
はインピーダンス整合器107を介してマルチスパイラ
ルコイル106に接続されている。
【0008】チャンバ101の下方には、第2の高周波
電源108が設けられている。第2の高周波電源108
は、チャンバ101及び絶縁体102とは電気的に絶縁
されている一方、下部電極103とは電気的に接続され
ており、チャンバ101内に生成されるプラズマに対し
て高周波バイアス電圧を印加する。通常、安全のために
第1の高周波電源105、第2の高周波電源108及び
マルチスパイラルコイル106の接地電位は、チャンバ
101と同電位にとられている。
【0009】次に、以上の構成の誘導結合型プラズマ処
理装置を用いてプラズマ処理を行う方法について説明す
る。まず、図示しない搬入出手段により被処理物104
をチャンバ101内に搬入して下部電極103の上に保
持する。その後、反応ガス導入手段109より反応ガス
をチャンバ101に導入するとともに、図示しない排気
手段によりチャンバ101内の気体を排出し、圧力制御
手段110によりチャンバ101の内部を所定の圧力に
維持する。次に、第1の高周波電源105から高周波電
力をマルチスパイラルコイル106に印加するととも
に、第2の高周波電源108から高周波電力を下部電極
103に印加する。
【0010】ここで、プロセス結果等に影響を及ぼす反
応ガス導入手段109より導入するガスの供給量、圧力
制御手段110で調整するチャンバ101内の圧力、第
1の高周波電源105及び第2の高周波電源108から
印加する高周波電力供給量は、予め実験的に目標値が求
められ、プロセス制御中はその目標値となるように、コ
ントローラ111より指令を出し、コントロールされて
いる。
【0011】こうして、マルチスパイラルコイル106
に印加される高周波電力によりマルチスパイラルコイル
106に高周波電流が流れ、この高周波電流により発生
する交番磁界がチャンバ101に作用するので、チャン
バ101内の空間に存在する電子は、マルチスパイラル
コイル106により発生する磁界を打ち消すような磁界
を発生させる方向に移動する。この誘導結合によって電
子が移動することにより、チャンバ101内の気体がプ
ラズマ化する。
【0012】この場合、インピーダンス整合器107は
プラズマに対してインピーダンス整合をとるので、安定
なプラズマ放電を起こすことができる。チャンバ101
内に生成されたプラズマを被処理物104に作用させる
ことにより、被処理物104の表面酸化、表面窒化及び
不純物ドープ等の表面改質、並びに被処理物104表面
での薄膜形成及びドライエッチングなどが可能となる。
【0013】被処理物104に対する処理が終了した時
点で、第1の高周波電源105及び第2の高周波電源1
08からの高周波電力の供給を終了した後、チャンバ1
01内への反応ガス導入を終了するとともに、チャンバ
101の残留気体を排出し、その後、被処理物104を
チャンバ101の外部に取り出すと、プラズマ処理は完
了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプラズマ処理装置では、チャンバ101内において
は、チャンバ101の壁面がコンタミネーションやデポ
ジションにより短時間または長時間で変動したり、温度
変化による各部材の電気的特性の変化等の要因により、
コイル106や下部電極103に供給される実際の電力
が変動する場合があり、高周波電源105、108によ
って設定した電力値と、実際に供給される電力とが異な
ってしまい、発生するプラズマの状態が変化する。とこ
ろが、高周波電源105、108、圧力制御手段11
0、ガス導入手段109は、予め実験的に目標値が求め
られており、処理中はこの目標値になるようにコントロ
ーラ111より指令を出し、コントロールされているた
めに、例えばエッチングにおいては、エッチングレート
や均一性が変動してしまうという問題があった。
【0015】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、プラ
ズマ処理中に発生するプラズマの状態を制御できるプラ
ズマ処理方法及び装置を提供することを目的としてい
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマ処理方
法は、高周波電源からインピーダンス整合器を介してコ
イルに高周波電力を供給してチャンバ内に磁界を発生さ
せ、チャンバ内に導入されたガスをプラズマ化して処理
を行うプラズマ処理方法において、プラズマ処理中にプ
ラズマの状態の変化を検出し、検出結果に基づいて高周
波電源から出力される高周波電力量とガス供給量とチャ
ンバ内の圧力の全て又はいずれかを制御するものであ
る。
【0017】すなわち、プラズマ処理を行っているプラ
ズマ放電中において、電流・電圧波形はさまざまな歪み
波形となり、この波形の歪み・変動はプラズマの状態の
変化に対応しており、プロセス条件により異なる形状を
示すことになる。しかし、どのように変化するのかとい
うことは従来明らかでなかったが、本発明者等は、電
圧、電流、位相差、インピーダンス、電力についてそれ
ぞれ第5次までの高調波成分の測定を行い、その変化が
プラズマ処理結果と相関があるということが判った。こ
れによって、プラズマ処理中にプラズマの状態の変化を
検出し、検出結果に基づいて高周波電源から出力される
高周波電力量とガス供給量とチャンバ内の圧力の全て又
はいずれかを制御することにより、プラズマの状態を適
切に制御できる。
【0018】また、コイルとインピーダンス整合器の間
に配設した電圧・電流検出部にて検出された電圧・電流
により、電圧、電流、位相差、インピーダンス、電力の
高調波成分を測定することにより、プラズマの状態を適
切にリアルタイムで検出し、プラズマの状態を適切に制
御できる。
【0019】また、本発明のプラズマ処理装置は、内部
が真空状態に保持されるチャンバと、チャンバ内の圧力
を調整する圧力制御手段と、チャンバ内にガスを導入す
るガス導入手段と、高周波電力を発生させる高周波電力
発生源と、チャンバ内に導入されたガスをプラズマ化す
る磁界を発生させるコイルと、高周波電力発生源とコイ
ルとのインピーダンス整合をとるインピーダンス整合器
とを備えたプラズマ処理装置において、コイルとインピ
ーダンス整合器の間に電圧・電流検出部を配設し、電圧
・電流検出部で検出された電圧・電流により、電圧、電
流、位相差、インピーダンス、電力の高調波成分を測定
する高調波測定手段を設けたものであり、電圧、電流、
位相差、インピーダンス、電力の高調波成分を測定する
ことにより、プラズマ処理中の実際のプラズマの状態を
検出することができる。
【0020】また、高調波測定手段により検出される値
に従って、高周波電力発生源から出力される高周波電力
量と、ガス導入手段から導入されるガス供給量と、圧力
制御手段により調整されるチャンバ内の圧力の全て又は
いずれかを制御する制御手段を備えることにより、発生
するプラズマの状態を制御し、例えばエッチングレート
や均一性の安定化を図ることができる。
【0021】また、電圧・電流検出部は、インピーダン
ス整合器の中に設置し、またはコイルとインピーダンス
整合器の間に電磁シールド用の部材を設置してその中に
設置することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプラズマ処理方法
及び装置の一実施形態について、図1を参照して説明す
る。
【0023】図1において、1は円筒状のチャンバであ
って、このチャンバ1の内部は、圧力制御手段10によ
り所定の圧力に保持される。チャンバ1には、反応ガス
を導入する反応ガス導入手段9、図示しない排気手段及
び被処理物を出し入れする搬入出手段が設けられてい
る。チャンバ1の底部には、絶縁体2を介して下部電極
(試料台)3が設けられており、この下部電極3はエッ
チングや膜堆積を行う半導体ウエハ等の被処理物4を保
持する。
【0024】チャンバ1の上方には、例えば13.56
Mhzの高周波電力を出力する第1の高周波電源5が設
けられるとともに、各一端が接地された4本の渦巻き状
のコイル部分が電気的に並列に接続されてなるマルチス
パイラルコイル6が設けられている。第1の高周波電源
5はインピーダンス整合器7を介して、さらに電圧、電
流を検出する電圧・電流検出部12を介してマルチスパ
イラルコイル6に接続されている。電圧・電流検出部1
2は、マルチスパイラルコイル6とインピーダンス整合
器7の間に配設された電磁シールド用の部材の中に設置
されているが、インピーダンス整合器7の中に設置して
もよい。電圧・電流検出部12で検出された電圧・電流
信号は、電圧、電流、位相差、インピーダンス、電力の
高調波成分を測定できる高調波測定手段13に取り込ま
れる。
【0025】チャンバ1の下方には、第2の高周波電源
8が設けられている。第2の高周波電源8は、チャンバ
1及び絶縁体2とは電気的に絶縁されている一方、下部
電極3とは電気的に接続されており、チャンバ1内に生
成されるプラズマに対して高周波バイアス電圧を印加す
るものであって、通常数100Khzから13.56M
hzまでの周波数が使用される。なお、通常、安全のた
めに第1の高周波電源5、第2の高周波電源8及びマル
チスパイラルコイル6の接地電位は、チャンバ1と同電
位にとられている。
【0026】次に、以上の構成のプラズマ処理装置を用
いてプラズマ処理を行う方法について説明する。まず、
図示しない搬入出手段により被処理物4をチャンバ1内
に搬入して下部電極3の上に保持する。次に、反応ガス
導入手段9より反応ガスをチャンバ1に導入するととも
に、図示しない排気手段によりチャンバ1内の気体を排
出し、圧力制御手段10によりチャンバ1の内部を所定
の圧力に維持する。次に、第1の高周波電源5から高周
波電力をマルチスパイラルコイル6に印加するととも
に、第2の高周波電源8から高周波電力を下部電極3に
印加する。
【0027】マルチスパイラルコイル6に印加される高
周波電力によりマルチスパイラルコイル6に高周波電流
が流れ、この高周波電流により発生する交番磁界がチャ
ンバ1に作用するので、チャンバ1内の空間に存在する
電子はマルチスパイラルコイル6により発生する磁界を
打ち消すような磁界を発生させる方向に移動する。この
誘導結合によって電子が移動することにより、チャンバ
1内の気体がプラズマ化する。この場合、インピーダン
ス整合器7はプラズマに対してインピーダンス整合をと
るので、安定なプラズマ放電を起こすことができる。
【0028】放電がはじまった後、プラズマ放電中にお
ける電流・電圧波形は、様々な歪み波形となり、プロセ
ス条件により異なる形状を示す。この波形の歪み・変動
は、プラズマの状態の変化から生じるものであり、これ
を電圧・電流検出部12で検出し、高調波測定手段13
により、電圧、電流、位相差、インピーダンス、電力に
ついて、それぞれ第5次までの高調波成分の測定をリア
ルタイムで行うことにより、プラズマの状態を検出する
ことができる。この測定結果をコントローラ11に出力
し、コントローラ11にて高周波電源5、8から出力さ
れる高周波電力量と、反応ガス導入手段9から導入され
るガス供給量と、圧力制御手段10により調整されるチ
ャンバ1内の圧力の、全て又はいずれかを制御すること
で、発生するプラズマの状態を制御することができる。
【0029】このようにして、チャンバ1内に生成され
たプラズマを被処理物4に作用させることにより、被処
理物4の表面酸化、表面窒化及び不純物ドープ等の表面
改質、並びに被処理物4表面での薄膜形成及びドライエ
ッチングが可能となる。
【0030】被処理物4に対する処理が終了した時点
で、第1の高周波電源5及び第2の高周波電源8からの
高周波電力の供給を終了した後、チャンバ1内への反応
ガス導入を終了するとともに、チャンバ1の残留気体を
排出し、その後、被処理物4をチャンバ1の外部に取り
出すと、プラズマ処理は完了する。
【0031】
【発明の効果】本発明のプラズマ処理方法によれば、以
上のようにプラズマ処理中にプラズマの状態の変化を検
出し、検出結果に基づいて高周波電源から出力される高
周波電力量とガス供給量とチャンバ内の圧力の全て又は
いずれかを制御するものであり、プラズマの状態を適切
に制御できる。
【0032】また、コイルとインピーダンス整合器の間
に配設した電圧・電流検出部にて検出された電圧・電流
により、電圧、電流、位相差、インピーダンス、電力の
高調波成分を測定することにより、プラズマの状態を適
切にリアルタイムで検出し、プラズマの状態を適切に制
御できる。
【0033】また、本発明のプラズマ処理装置によれ
ば、コイルとインピーダンス整合器の間に電圧・電流検
出部を配設し、電圧・電流検出部で検出された電圧・電
流により、電圧、電流、位相差、インピーダンス、電力
の高調波成分を測定する高調波測定手段を設けたので、
電圧、電流、位相差、インピーダンス、電力の高調波成
分を測定することにより、プラズマ処理中の実際のプラ
ズマの状態を検出することができる。
【0034】また、高調波測定手段により検出される値
に従って、高周波電力発生源から出力される高周波電力
量と、ガス導入手段から導入されるガス供給量と、圧力
制御手段により調整されるチャンバ内の圧力の全て又は
いずれかを制御する制御手段を備えると、発生するプラ
ズマの状態を制御し、例えばエッチングレートや均一性
の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の誘導結合型プラズマ処理
装置の概略構成図である。
【図2】従来例の誘導結合型プラズマ処理装置の概略構
成図である。
【符号の説明】
1 チャンバ 5 第1の高周波電源 6 マルチスパイラルコイル 7 インピーダンス整合器 9 反応ガス導入手段 10 圧力制御手段 11 コントローラ(制御手段) 12 電圧・電流検出部 13 高調波測定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住田 賢二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4K030 EA03 FA04 JA05 JA09 JA16 KA30 KA34 KA39 KA41 KA46 4K057 DA16 DG07 DG08 DG15 DM16 DM33 5F004 AA01 AA16 BA20 BB13 CA02 CA03 CB05 5F045 EH11 GB04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電源からインピーダンス整合器を
    介してコイルに高周波電力を供給してチャンバ内に磁界
    を発生させ、チャンバ内に導入されたガスをプラズマ化
    して処理を行うプラズマ処理方法において、プラズマ処
    理中にプラズマの状態の変化を検出し、検出結果に基づ
    いて高周波電源から出力される高周波電力量とガス供給
    量とチャンバ内の圧力の全て又はいずれかを制御するこ
    とを特徴とするプラズマ処理方法。
  2. 【請求項2】 コイルとインピーダンス整合器の間に配
    設した電圧・電流検出部にて検出された電圧・電流によ
    り、電圧、電流、位相差、インピーダンス、電力の高調
    波成分を測定し、その測定値に基づいて高周波電源から
    出力される高周波電力量とガス供給量とチャンバ内の圧
    力の全て又はいずれかを制御することを特徴とする請求
    項1記載のプラズマ処理方法。
  3. 【請求項3】 内部が真空状態に保持されるチャンバ
    と、チャンバ内の圧力を調整する圧力制御手段と、チャ
    ンバ内にガスを導入するガス導入手段と、高周波電力を
    発生させる高周波電力発生源と、チャンバ内に導入され
    たガスをプラズマ化する磁界を発生させるコイルと、高
    周波電力発生源とコイルとのインピーダンス整合をとる
    インピーダンス整合器とを備えたプラズマ処理装置にお
    いて、コイルとインピーダンス整合器の間に電圧・電流
    検出部を配設し、電圧・電流検出部で検出された電圧・
    電流により、電圧、電流、位相差、インピーダンス、電
    力の高調波成分を測定する高調波測定手段を設けたこと
    を特徴とするプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 高調波測定手段により検出される値に従
    って、高周波電力発生源から出力される高周波電力量
    と、ガス導入手段から導入されるガス供給量と、圧力制
    御手段により調整されるチャンバ内の圧力の全て又はい
    ずれかを制御する制御手段を備えたことを特徴とする請
    求項3記載のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 インピーダンス整合器の中に電圧・電流
    検出部を設置したことを特徴とする請求項3又は4記載
    のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 コイルとインピーダンス整合器の間に電
    磁シールド用の部材を設置し、その中に電圧・電流検出
    部を設置したことを特徴とする請求項3又は4記載のプ
    ラズマ処理装置。
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