JP3043149U - 手 摺 - Google Patents

手 摺

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JP3043149U
JP3043149U JP1997003643U JP364397U JP3043149U JP 3043149 U JP3043149 U JP 3043149U JP 1997003643 U JP1997003643 U JP 1997003643U JP 364397 U JP364397 U JP 364397U JP 3043149 U JP3043149 U JP 3043149U
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昌貴 堀場
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株式会社ムラヤマ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立や解体が容易で、ガタツキも少なく、ス
テージの角部やステージと階段との連接部で手摺支柱が
2本併設することがなく、体裁もよく、任意の個所に簡
単に手摺支柱を立設でき大きな空隙が生じることを防い
で安全性も向上する手摺を得る。 【解決手段】 任意の方向に接続用のネジ孔18a〜18d
を設けた略球状の接続部材18を上端に設けた手摺支柱17
を適宜間隔で複数本立設し、前記接続部材18に形成した
ネジ孔18a〜18dに手摺パイプ20の端部をねじ込んで手
摺支柱17間に手摺パイプ20を取り付け、任意の方向に接
続用のネジ孔24a〜24dを設けた略リング状の接続部材
19を手摺支柱17の途中に適宜間隔で挿着し、該略リング
状の接続部材19に形成したネジ孔24a〜24dにワイヤー
部材21の端部をねじ込んで手摺支柱17間にワイヤー部材
21を掛け渡す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ステージや該ステージへの階段に設ける手摺に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ボートショーや自動車ショーなどの見本市では商品を展示するステー ジやこのステージの昇降のための階段を展示会場にセットする。かかるステージ や階段は展示期間だけ会場にセットされ、会場現場で組立、解体されるものであ るが、従来は例えば、図18に示すように単管パイプ31をクランプ32で連結してス テージや階段の足場を組み、この上に床板33や踏板34を設置してステージ1や階 段2とし、さらに安全のためにステージ1や階段2に手摺3,4を取り付けてい る。
【0003】 手摺3,4をステージ1や階段2に取り付けるには、階段2の場合は垂直方向 の足場パイプである単管パイプ31に長尺なものを使用し、その上部を階段2上に 突出させて手摺支柱とすればよいが、ステージ1の場合は、高所となるため足場 パイプである単管パイプ31に別の単管パイプ31を継ぎ足す必要があり、垂直方向 の足場パイプである単管パイプ31の上部分にこれにラップさせて手摺支柱となる 単管パイプ31をクランプ32などで連結して床板33の上方に突出させる。
【0004】 そして、ステージ1の個所には手摺支柱間に落下防止のため同じく単管パイプ による手摺パイプ35をグラビティーロック36により連結し、階段2の個所では格 子状のパネル37などを手摺支柱間にクランプ32などで取り付けている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
単管パイプの連結により形成するステージの個所の従来の手摺は、ガタツキが 生じやすく、足場パイプの垂直方向のものに別の単管パイプを連結して手摺支柱 とするため、垂直方向の足場パイプ間には手摺支柱を立設することができない。
【0006】 このため、この間には手摺支柱が存在しないことになり、手摺パイプを水平方 向に設けたとしても、該手摺パイプは管径が細いため、大きな空隙が生じてしま い、ステージ上に立ったときに恐怖感を覚え、この個所から落下するおそれもあ る。また、手摺パイプを設けるには手摺支柱に取り付けのためのグラビティーロ ックを設ける必要があり、多数本の手摺パイプを設けることは手間を要する。
【0007】 かかる不都合を解消するには、足場パイプの垂直方向の単管パイプ間にも手摺 支柱を設ければよいが、そのためには、垂直方向の足場パイプ間にさらに別の単 管パイプを足場パイプとして別途設ける必要があり、下部から足場パイプをさら に組み上げることになって大掛かりなものとなる。
【0008】 また、階段の部分に設ける格子状のパネルは、該パネルの外形を階段の傾斜角 や手摺支柱間のスパンに合致するものに作成する必要があり、汎用性に乏しい。
【0009】 また、階段とステージとの連接部や、ステージの角部では、隣接する辺の側の 手摺支柱が近接して併設することになり、両手摺支柱を連結する必要があり、支 柱本数が多くなって組立や解体の手間を要するだけでなく、体裁もよくない。
【0010】 本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、組立や解体が容易で、ガタツキ も少なく、ステージの角部やステージと階段との連接部で手摺支柱が2本併設す ることがなく、体裁もよく、任意の個所に簡単に手摺支柱を立設でき大きな空隙 が生じることを防いで安全性も向上する手摺を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、第1に、任意の方向に接続用のネジ孔を設 けた略球状の接続部材を上端に設けた手摺支柱を適宜間隔で複数本立設し、前記 接続部材に形成したネジ孔に手摺パイプの端部をねじ込んで手摺支柱間に手摺パ イプを取り付けることを要旨とするものである。
【0012】 第2に、任意の方向に接続用のネジ孔を設けた略球状の接続部材を上端に設け た手摺支柱を適宜間隔で複数本立設し、前記接続部材に形成したネジ孔に手摺パ イプの端部をねじ込んで手摺支柱間に手摺パイプを取り付け、任意の方向に接続 用のネジ孔を設けた略リング状の接続部材を手摺支柱の途中に適宜間隔で挿着し 、該略リング状の接続部材に形成したネジ孔にワイヤー部材の端部をねじ込んで 手摺支柱間にワイヤー部材を掛け渡すことを要旨とするものである。
【0013】 第3に、任意の方向に接続用のネジ孔を設けた略球状の接続部材を上端に設け た手摺支柱の下部をステージや階段などを構成する足場材の垂直方向の足場パイ プの上端に接続金物を介して結合し、また、前記垂直方向の足場パイプ間の位置 では足場材の水平ジョイント材に係止する接続金物の上部に形成した挿着孔に手 摺支柱の下部を挿入して手摺支柱を足場材に結合し、前記球状の接続部材に形成 したネジ孔に手摺パイプの端部をねじ込んで手摺支柱間に手摺パイプを取り付け 、任意の方向に接続用のネジ孔を設けた略リング状の接続部材を手摺支柱の途中 に適宜間隔で挿着し、該略リング状の接続部材に形成したネジ孔にワイヤー部材 の端部をねじ込んで手摺支柱間にワイヤー部材を掛け渡すことを要旨とするもの である。
【0014】 請求項1記載の本考案によれば、手摺支柱の上端に設けた略球状の接続部材に は任意の方向に接続用のネジ孔が設けてあるから、手摺の設置条件に合致するネ ジ孔を選択して手摺パイプの端部をこのネジ孔にねじ込めば、ステージのような 水平な場所でも、階段のような傾斜している個所でも、所望の角度、方向に自由 に手摺パイプを取り付けることができる。
【0015】 請求項2記載の本考案によれば、手摺支柱の上端に設けた略球状の接続部材に は任意の方向に接続用のネジ孔が設けてあるから、手摺の設置条件に合致するネ ジ孔を選択して手摺パイプの端部をこのネジ孔にねじ込めば、ステージのような 水平な場所でも、階段のような傾斜している個所でも、所望の角度、方向に自由 に手摺パイプを取り付けることができる。さらに、手摺支柱の途中には任意の方 向に接続用のネジ孔を設けた略リング状の接続部材を適宜間隔で挿着したから、 手摺の設置条件に合致するネジ孔を選択してこれにワイヤー部材の端部をねじ込 めば手摺支柱間に所望の間隔、角度、方向で自由にワイヤー部材を掛け渡すこと ができ、手摺支柱間に大きな空隙が生じることを防止できる。
【0016】 請求項3記載の本考案によれば、手摺支柱の上端に設けた略球状の接続部材に は任意の方向に接続用のネジ孔が設けてあるから、手摺の設置条件に合致するネ ジ孔を選択して手摺パイプの端部をこのネジ孔にねじ込み、さらに、手摺支柱の 途中には任意の方向に接続用のネジ孔を設けた略リング状の接続部材を適宜間隔 で挿着したから、手摺の設置条件に合致するネジ孔を選択してこれにワイヤー部 材の端部をねじ込めば、ステージのような水平な場所でも、階段のような傾斜し ている個所でも、手摺支柱間に所望の角度、方向に自由に手摺パイプを取り付け ることができ、また、ワイヤー部材を掛け渡すことができ、手摺支柱間に大きな 空隙が生じることを防止できる。
【0017】 そして、手摺支柱の下部をステージや階段などを構成する足場材の垂直方向の 足場パイプの上端に接続金物を介して結合することで、足場材の垂直方向の足場 パイプに接続させて立設することができるだけでなく、前記垂直方向の足場パイ プ間の位置でも足場材の水平ジョイント材に係止する接続金物の上部に形成した 挿着孔に手摺支柱の下部を挿入することにより、手摺支柱を足場材に結合させて 立設できるから、手摺支柱のスパンを短くでき、支柱間に大きな空隙が生じるこ とを防止できる。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、図面について本考案の実施の形態を詳細に説明する。図1は本考案の手 摺の実施の形態を示す側面図で、本考案の手摺も図18について既に説明した従来 例と同様に手摺3,4はステージ1や階段2に設けるもので、全体の基本構成か ら説明すると、ステージ1は適宜間隔で設置したシャッキベース5上に単管パイ プで構成する足場材である柱材6をジョイント材7で連結し、柱材6を相互に接 続金物8により水平つなぎ材9で結合して足場を組み、この上に床板10をセット するものである。
【0019】 階段2は傾斜する斜めの桁材11の上端と下端とに柱材12,13を設け、柱材12と 桁材11を補強用の水平桁材14で結合し、桁材11の上に踏板受材15を階段状に固定 したものを階段ユニットとし、この踏板受材15の上に踏板16をセットするもので あり、この階段ユニットを複数個連続させて所要長の階段とし、階段ユニットの 下方には柱材12、13に柱材6、ジャッキベース5をジョイント材7で連結して所 定の高さを確保し、水平方向には接続金物8により水平つなぎ材9を配する。
【0020】 かかる階段2の足場とステージ1の足場とはその連接部に位置する足場材は階 段ユニットの柱材12を使用し、この柱材12をステージ1の側の柱材6に接続金物 8により水平つなぎ材9で結合して、足場材を共用のものとする。
【0021】 本考案の手摺は前記のようなステージ1や階段2に設置するもので、図2にも 示すようにアルミニウムなどを材質とする中空パイプ状の手摺支柱17と、この手 摺支柱17の上端に設ける略球状の接続部材18と、手摺支柱17の途中に適宜間隔で 設ける略リング状の接続部材19と、略球状の接続部材18間に掛け渡す手摺パイプ 20と、略リング状の接続部材19間に掛け渡すワイヤー部材21とで構成する。
【0022】 手摺支柱17は図3に示すように中空パイプ状で、下部にステージ1や階段2の 柱材6,8,13への接続用の接続金物22との接続部として手摺支柱17の径よりも 大きい径の継手管17aを接着により装着し、また、上部には内壁にネジ部17bを 設けて、ここに図4に示すように略球状の接続部材18との接続部材29をねじ込み により固定した。
【0023】 接続部材29は円錐形状のエンド金物29aと、該エンド金物29aの上部から突出 長が調節自在に突出するボルト部29bと、該ボルト部29bからこれと直交する方 向に突設したピン29cと、ボルト部29bの外側に回転自在に装着され前記ピン29 cが係合する縦長孔29eを有する円筒状のボルト回し29dとで構成し、前記エン ド金物29aの外周面には前記ネジ部17bに螺合するネジ部29fが設けてある。
【0024】 略球状の接続部材18は一例として図6、図7に示すように下部に手摺支柱17の 上部に取り付けた接続部材24が挿入するネジ孔18aを設け、外周部の任意の位置 、角度、方向に手摺パイプ20の端部が挿入するネジ孔18b,18c,18dを設けた 。
【0025】 このネジ孔18a〜18dの形成部位は接続部材18が取り付けられる手摺支柱17の 設置位置により決定されるものであり、図6、図7に示す接続部材18は図2にお いてステージ1と階段2との連接部に設置される手摺支柱17に設けるもので、ネ ジ孔18a、18bを互いに直交する水平方向に、また、ネジ孔18dを階段用に斜め 下向きに形成する。
【0026】 そして、ネジ孔18a〜18dの形成個所の周囲の接続部材18の外周面は接続する 手摺支柱17や手摺パイプ20の接続方向と直交する方向の平坦面18eに形成してお く。
【0027】 略リング状の接続部材19は一例として図8、図9に示すように、中央に手摺支 柱17が挿通する挿通孔19aを設けたもので、外周面の中央部を垂直の平坦部19b に、その上部と下部をそれぞれ挿通孔19aの方向に傾斜する傾斜部19c,19dに 形成し、平坦部19b、傾斜部19c,19dの任意個所にワイヤー部材21の端部が挿 入するネジ孔24a,24b,24c,24dを設けた。
【0028】 このネジ孔24a〜24dの形成部位は前記接続部材18のネジ孔と同様に、接続部 材19が取り付けられる手摺支柱17の設置位置により決定されるものであり、図8 、図9に示す接続部材19は図2においてステージ1と階段2との連接部に設置さ れる手摺支柱17に設けるもので、ネジ孔24a,24c,24dを平坦部19bで90度 の間隔に設け、ネジ孔24bを階段用として下向きの傾斜部19dに設けた。
【0029】 そして、かかる接続部材19の平坦部19bの適宜位置に接続部材19を手摺支柱17 に固定するための六角穴付止めネジであるセットスクリュー25を、該接続部材19 の内方に突出するように取り付けておく。
【0030】 図10、図11は柱材6,12,13と手摺支柱17を接続する円柱状の接続金物を示し 、下部を柱材6,12,13への接続部22a、上部を手摺支柱17への接続部17bとす るもので、両接続部22a,22bの間に設けた締めつけボルト22cにより接続部22 a,22bがともに拡径されるように分割体で構成してある。
【0031】 図12、図13は手摺パイプ20を示し、該手摺パイプ20は手摺支柱17と同様にアル ミニウムなどを材質とする中空パイプ状に形成し、両端の内壁にネジ部20aを設 けて、ここに図13に示すように略球状の接続部材18との接続部材26をねじ込みに より固定した。
【0032】 接続部材26は前記接続部材29と同様の構造であり、円錐形状のエンド金物26a と、該エンド金物26aの端部から突出長が調節自在に突出するボルト部26bと、 該ボルト部26bからこれと直交する方向に突設したピン26cと、ボルト部26bの 外側に回転自在に装着され前記ピン26cが係合する横長孔26eを有する円筒状の ボルト回し26dとで構成し、前記エンド金物26aの外周面には前記ネジ部20aに 螺合するネジ部26fが設けてある。
【0033】 図14はワイヤー部材21を示し、略リング状の接続部材19との接続部材27,28を それぞれワイヤーロープ21aの両端に設けた。接続部材27は、細長筒状のステム ボールターミナル27cの一端にワイヤーロープ21aの一端を挿着し、ステムボー ルターミナル27cの他端を円筒状のカップ27bの基端に回動自在に挿着し、該カ ップ27bの先端に略リング状の接続部材19に形成してあるネジ孔24a,24b,24 c,24dに螺合するカップネジ27aの基端部を挿着して接着により固定したもの である。
【0034】 他方の接続部材28は、細長筒状のメスネジターミナル28cの一端にワイヤーロ ープ21aの他端を挿着し、該メスネジターミナル28cの他端の内部に形成してあ るネジ部にステムボールネジ28dの一端を突出長さ調節自在にねじ込み、該ステ ムボールネジ28dに長さ調節用の六角ナット28eを挿着し、該ステムボールネジ 28dの他端を円筒状のカップ28bの基端に回動自在に挿着し、該カップ28bの先 端に略リング状の接続部材19に形成してあるネジ孔24a,24b,24c,24dに螺 合するカップネジ28aの基端部を挿着して接着により固定したものである。
【0035】 次に手摺を組み立ててステージ1や階段2に設置する方法について説明する。 ステージ1や階段2の柱材6,12,13の上端の内部に接続金物22の下部の接続部 22aを挿入し、上部の接続部22bを手摺支柱17の下端の継手管17aの内部に挿入 し、この状態で締めつけボルト22cを締めつければ、分割体で構成される接続部 22a,22bがともに外側に移動して全体が拡径し柱材6,12,13や手摺支柱17に 内部から圧着する。
【0036】 これにより、接続部材22の両端に柱材6,12,13や手摺支柱17の端部が固定さ れ、柱材6,12,13に手摺支柱17が接続される。
【0037】 次に、手摺支柱17に略リング状の接続部材19を挿通孔19aを介して挿着する。 挿着する接続部材19の個数や位置は手摺支柱17の高さや設置条件により個々に決 定する。挿着した接続部材19は六角穴付止めネジであるセットスクリュー25を締 めつけることで手摺支柱17に固定される。
【0038】 次に手摺支柱17の上端に略球状の接続部材18を装着する。接続部材18の取り付 けは、手摺支柱17の上部のネジ部17bに接続部材29の下部のネジ部29fを螺合し て接続部材29を手摺支柱17の上部に固定し、接続部材29の上部に突出しているボ ルト部29bを接続部材18の下部のネジ孔18aにねじ込む。
【0039】 この接続部材29のねじ込みはボルト部29bの外側に装着してあるボルト回し29 dを手で回せば、該ボルト回し29dに形成してある縦長孔29eを介してここに係 合しているピン29cが回ることでボルト部29bが回り、ピン29cが縦長孔29eの 上端位置に達するまでボルト回し29dを回せば、この状態でボルト部29bが接続 部材18のネジ孔18aに完全に挿入され、接続部材29を介して手摺支柱17の上部に 略球状の接続部材18が取り付けられる。
【0040】 なお、手摺支柱17に対する接続部材18,19の取り付けは手摺支柱17を柱材6, 12,13の上に設置する前の段階で予め行ってもよい。
【0041】 次に手摺支柱17の上部に取り付けた略球状の接続部材18の周面に設けてあるネ ジ孔例えばネジ孔18b〜18dのいずれかを設置場所に応じて選択し、このネジ孔 18b〜18dに手摺パイプ20に取り付けてある接続部材26のボルト部26bをねじ込 んで手摺パイプ20を手摺支柱17に固定する。
【0042】 この場合、略球状の接続部材18のネジ孔18b〜18dの形成部位は手摺支柱17の 設置条件に対応できるように種々のパターンのものを用意してあるから、手摺支 柱17が階段2の途中に設置されるものであっても、また、ステージ1のコーナー 部に設置されるものであっても、1個の接続部材18に対して種々の方向、角度に 自由に手摺パイプ20を接続できる。
【0043】 次に手摺支柱17の途中に取り付けた略リング状の接続部材19にワイヤー部材21 を接続する。この取り付けは、ワイヤー部材21の一方の端部に取り付けた接続部 材27のカップネジ27aを接続部材19の周囲に設けてあるネジ孔24a,24b,24c 、24dのいずれかを選択してここにねじ込む。ねじ込みの作業はカップ27bを手 で回せばカップネジ27aがネジ孔24a,24b,24c,24dに入り込む。
【0044】 このとき、ワイヤーロープ21aはステムボールターミナル27cに装着され、こ のステムボールターミナル27cはカップ27bに対して回動自在に組合わさってい るから、カップ27bのねじ込みによりワイヤーロープ21aが捩れることはない。
【0045】 次にワイヤー部材21の他方の端部に取り付けた接続部材28のカップネジ28aを 前記した接続部材27と同様にして略リング状の接続部材19のネジ孔24a,24b, 24c,24dにそのいずれかを選択してねじ込む。そして、六角ナット28eを回し てステムボールネジ28dとメスネジターミナル28cとの螺合長を調整してワイヤ ー部材21全体の張設長を調整し、テンションをかける。
【0046】 このワイヤー部材21の取り付けも前記した手摺パイプ20と同様に略リング状の 接続部材19のネジ孔24a〜24dの形成部位は手摺支柱17の設置条件に対応できる ように種々のパターンのものを用意してあるから、手摺支柱17が階段2の途中に 設置されるものであっても、1個の接続部材19に対して種々の方向、角度に自由 にワイヤー部材21を接続できる。
【0047】 また、接続部材19も手摺支柱17にネジで固定するだけであるから、任意位置に 所望数だけ自由に取り付けられ、手摺支柱17間に大きな空隙が生じることがない 。
【0048】 以上のようにして柱材6,12,13の上に手摺支柱17を立設し、該手摺支柱17間 に手摺パイプ20とワイヤー部材21を掛け渡すものであるが、柱材6,12,13間で 下方に柱材6,12,13が存在しない個所にも手摺支柱17を設置することができ、 この場合は、図15〜図17に示すような接続金物23を使用する。
【0049】 接続金物23は上部金物23a、下部金物23bおよび上部金物23a、下部金物23b を結合するベースパイプ23cの組合せで構成されるもので、上部金物23aには上 部に手摺支柱17の下部の継手管17aが嵌合する筒状部30dを突設し、その下方に ステージ1の床板10等に掛止する断面コ字形の切欠きで形成するフック部30aを 設け、さらにその下方の途中に水平つなぎ材9に係止するフック部30bを設け、 その下方にベースパイプ23cが挿着する穴30eを設けた。
【0050】 下部金物23bには上部にベースパイプ23cが挿着する穴30fを設け、下部にさ らに下段の水平つなぎ材9に係止するフック部30cを設けた。
【0051】 そして、この接続金物23を使用して手摺支柱17を立設するには、ステージ1の 床板10などにフック部30aを係止して筒状部30dを床板10の上方に突出させ、フ ック部30b、30cをそれぞれ上段と下段の水平つなぎ材9に係止し、ボルトで水 平つなぎ材9に固定する。そして、筒状部30dに手摺支柱17の継手管17aを被せ るようにして装着すればよい。
【0052】 これにより、水平つなぎ材9があれば、垂直方向の柱材6,12,13が存在しな い個所でも手摺支柱17を設置でき、床板10の上方に接続のための部材が大きく突 出することもない。
【0053】 なお、ステージ1や階段2の足場材の構成によっては水平つなぎ材9の間隔が 異なる場合があり、これに対処するためにベースパイプ23cは異なる長さのもの を用意しておく。この場合、ベースパイプ23cの挿着は穴30e,30fに両端を挿 入するだけでよいから、異なる長さのベースパイプ23cに簡単に交換できる。
【0054】
【考案の効果】
以上述べたように本考案の手摺は、工具を使用せずにねじ込みだけで手摺支柱 を設置し、これに手摺パイプやワイヤー部材の接続部材を取り付け、また、この 接続部材に手摺パイプやワイヤー部材を取り付けることができるから、組立や解 体が容易で、ガタツキも少なく、接続部材により手摺パイプやワイヤー部材を任 意の方向、角度に自由にセットできるから、ステージの角部やステージと階段と の連接部で手摺支柱が2本併設することがなく、体裁もよく、また、下方に手摺 支柱を接続するための柱材の存在しない個所でも簡単に手摺支柱を立設できステ ージや階段の周囲に大きな空隙が生じることを防いで安全性も向上するものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の手摺の実施の形態を示すステージや階
段に取り付けた状態の正面図である。
【図2】本考案の手摺の実施の形態を示す正面図であ
る。
【図3】本考案の手摺の実施の形態を示す手摺支柱の縦
断正面図である。
【図4】本考案の手摺の実施の形態を示す手摺支柱の上
部に取りつく接続部材の一部切欠いた正面図である。
【図5】本考案の手摺の実施の形態を示す手摺支柱に接
続部材を取り付けた状態の正面図である。
【図6】本考案の手摺の実施の形態を示す要部である略
球状の接続部材の正面図である。
【図7】本考案の手摺の実施の形態を示す要部である略
球状の接続部材の平面図である。
【図8】本考案の手摺の実施の形態を示す要部である略
リング状の接続部材の縦断正面図である。
【図9】本考案の手摺の実施の形態を示す要部である略
リング状の接続部材の平面図である。
【図10】本考案の手摺の実施の形態を示す要部である
柱材との接続金物の一部切欠いた正面図である。
【図11】本考案の手摺の実施の形態を示す要部である
柱材と手摺支柱とを接続金物で接続した状態の一部切欠
いた正面図である。
【図12】本考案の手摺の実施の形態を示す要部である
手摺パイプの正面図である。
【図13】本考案の手摺の実施の形態を示す要部である
手摺パイプの接続部材の一部切欠いた正面図である。
【図14】本考案の手摺の実施の形態を示す要部である
ワイヤー部材の正面図である。
【図15】本考案の手摺の実施の形態を示す水平つなぎ
材との接続金物の背面図である。
【図16】本考案の手摺の実施の形態を示す水平つなぎ
材との接続金物の側面図である。
【図17】本考案の手摺の実施の形態を示す水平つなぎ
材との接続金物の正面図である。
【図18】従来の手摺の正面図である。
【符号の説明】
1…ステージ 2…階段 3…手摺 4…手摺 5…ジャッキベース 6…柱材 7…ジョイント材 8…接続金物 9…水平つなぎ材 10…床板 11…桁材 12,13…柱材 14…水平桁材 15…踏板受材 16…踏板 17…手摺支柱 17a…継手管 17b…ネジ部 18…接続部材 18a,18b,18c,
18d…ネジ孔 18e…平坦部 19…接続部材 19a…挿通孔 19b…平坦部 19c,19d…傾斜部 20…手摺パイプ 20a…ネジ部 21…ワイヤー部材 21a…ワイヤーロー
プ 22…接続金物 22a,22b…接続部 22c…締めつけボルト 23…接続金物 23a…上部金物 23b…下部金物 23c…ベースパイプ 24a,24b,24c,24d…ネジ孔 25…セットスクリュ
ー 26…接続部材 26a…エンド金物 26b…ボルト部 26c…ピン 26d…ボルト回し 26e…横長孔 26f…ネジ部 27…接続部材 27a…カップネジ 27b…カップ 27c…ステムボールターミナル 28…接続部材 28a…カップネジ 28b…カップ 28c…メスネジターミナル 28d…ステムボール
ネジ 28e…六角ナット 29…接続部材 29a…エンド金物 29b…ボルト部 29c…ピン 29d…ボルト回し 29e…縦長孔 29f…ネジ部 30a…フック部 30b…フック部 30c…フック部 30d…筒状部 30e,30f…穴 31…単管パイプ 32…クランプ 33…床板 34…踏板 35…手摺パイプ 36…グラビティーロック 37…パネル

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の方向に接続用のネジ孔を設けた略
    球状の接続部材を上端に設けた手摺支柱を適宜間隔で複
    数本立設し、前記接続部材に形成したネジ孔に手摺パイ
    プの端部をねじ込んで手摺支柱間に手摺パイプを取り付
    けることを特徴とする手摺。
  2. 【請求項2】 任意の方向に接続用のネジ孔を設けた略
    球状の接続部材を上端に設けた手摺支柱を適宜間隔で複
    数本立設し、前記接続部材に形成したネジ孔に手摺パイ
    プの端部をねじ込んで手摺支柱間に手摺パイプを取り付
    け、任意の方向に接続用のネジ孔を設けた略リング状の
    接続部材を手摺支柱の途中に適宜間隔で挿着し、該略リ
    ング状の接続部材に形成したネジ孔にワイヤー部材の端
    部をねじ込んで手摺支柱間にワイヤー部材を掛け渡すこ
    とを特徴とする手摺。
  3. 【請求項3】 任意の方向に接続用のネジ孔を設けた略
    球状の接続部材を上端に設けた手摺支柱の下部をステー
    ジや階段などを構成する足場材の垂直方向の足場パイプ
    の上端に接続金物を介して結合し、また、前記垂直方向
    の足場パイプ間の位置では足場材の水平ジョイント材に
    係止する接続金物の上部に形成した挿着孔に手摺支柱の
    下部を挿入して手摺支柱を足場材に結合し、前記球状の
    接続部材に形成したネジ孔に手摺パイプの端部をねじ込
    んで手摺支柱間に手摺パイプを取り付け、任意の方向に
    接続用のネジ孔を設けた略リング状の接続部材を手摺支
    柱の途中に適宜間隔で挿着し、該略リング状の接続部材
    に形成したネジ孔にワイヤー部材の端部をねじ込んで手
    摺支柱間にワイヤー部材を掛け渡すことを特徴とする手
    摺。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018071143A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 三井住友建設株式会社 手摺装置
JP2018071145A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 三井住友建設株式会社 手摺装置
JP2018162639A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 積水化学工業株式会社 階段構造

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