JP3042803B2 - Tftポリシリコン薄膜作成方法 - Google Patents

Tftポリシリコン薄膜作成方法

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JP3042803B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はSRAM等の超LSIを
製造する方法に係り、特にTFTポリシリコン薄膜を作
成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の微細化が進むにつれて、スピー
ドアップ化、リーク電流低減化の要求が厳しくなってお
り、この観点から、TFTに使用される薄膜として、オ
ン電流(ION)が大きく、オフ電流(IOFF )の小さい
特性を有するポリシリコン薄膜が採用されている。
【0003】従来、TFTポリシリコン薄膜を生成する
方法としては、図2に示すようにシリコンウエハ10上に
SiO2 膜20を生成し、LP−CVD法によりSi膜30
を生成し、更に、窒素雰囲気下にてSi膜30を固相成長
させてポリSi膜30' を生成するという方法が採られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、TFTポリシリ
コン薄膜の膜厚が100 Å以下である場合、IOFF の値も
十分に小さく特に大きな問題はないが、膜厚が200 Å以
上である場合、次に述べる理由によりIOFF の値が極端
に大きくバラツキも大きくなるという問題がある。TF
Tポリシリコン薄膜のグレインサイズとIoff の値とは
相関関係があり、Ioff の値を下げバラツキもなくすに
は、成膜プロセスでのデポ条件及び固相成長条件を最適
化する必要がある。ところが、TFTポリシリコン薄膜
の膜厚が200 Å以上になると、この最適条件を見出すこ
とは様々な要因が複雑に絡みあって容易なことでなく、
結果として生成されたTFTポリシリコン薄膜のグレイ
ンサイズは大きく不均一であり、IOFF の値も大きくバ
ラツキも大きくなる。
【0005】本発明は上記した背景のもとで創作された
ものであり、その目的とするところは、膜厚が200 Å以
上であっても容易にグレインサイズを小さく均一にする
ことができるTFTポリシリコン薄膜作成方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるTFTポ
リシリコン薄膜生成方法は、LP−CVD法によりウエ
ハ上にSi薄膜を堆積させ、当該Si薄膜にシリコンを
イオン注入することによって、Si薄膜をアモルファス
化した後、当該アモルファス化したSi薄膜を固相成長
させて膜厚が100Å以下のポリSi膜を形成し、更に
エピタキシャル成長させてTFTポリシリコン膜を作成
するようにしている。
【0007】
【実施例】以下、SRAM等の超LSIを製造する前工
程として、本発明にかかるTFTポリシリコン薄膜作成
方法の一実施例を図1を参照して説明する。
【0008】まず、洗浄済みのシリコンウエハ10を高温
の酸化雰囲気中にさらしてシリコンウエハ10の表面に均
一な酸化膜であるSiO2 膜20を形成する。
【0009】そしてLP−CVD法によりSi2 6
ガスを用いてSiO2 膜20の表面にSi膜を堆積させ、
100 ÅのSi膜30を生成する。なお、デポ条件は400 〜
500度、圧力50Paに設定されている。
【0010】次いで、Si膜30に対してSiのイオン打
ち込みをしてアモルファス化を図り、更に、窒素雰囲気
中にさらして固相成長を行い、 100ÅのポリSi膜40を
生成する。なお、固相成長の条件は約600 度、24時間以
上に設定されている。
【0011】その後、Si2 6 系ガスを用いたLP−
CVD法によりポリSi膜40をエピタキシャル成長さ
せ、約400 ÅのポリSi膜50を生成する。なお、エピタ
キシャル成長の条件は約850 度に設定されている。
【0012】これによりシリコンウエハ10上に500 Åの
TFTポリシリコン薄膜αが作成される。なお、その後
は、TFTのチャネル注入が行われ、フォトリソグラフ
ィ又はエッチングにより加工が行われる。
【0013】本案方法はTFTポリシリコン薄膜αを2
層に分けて成長させているところに特徴がある。即ち、
まず第1段階として、100 ÅのSi膜30を固相成長させ
て、固相成長膜であるポリSi膜40を生成する。このポ
リSi膜40のグレインは径自体が小さいためそのバラツ
キは小さい。そして第2段階として、このポリSi膜40
を種としてこの全面をエピタキシャル成長させ、400 Å
のエピタキシャル膜であるポリSi膜50を生成する。エ
ピタキシャル成長は、下層のポリSi膜40に転写される
形で行われるので、成長後のポリSi膜50のグレインの
径のバラツキは小さく、しかもグレインの形も均一にな
る。それ故、TFTポリシリコン薄膜αの膜厚が500 Å
又はこれ以上であっても、グレインサイズが均一化し、
その結果、従来に比べてIOFF の値が小さくそのバラツ
キも小さくなる。
【0014】なお、本発明のTFTポリシリコン薄膜生
成方法は下層のポリSi膜の膜厚を100 Å、上層のポリ
Si膜の膜厚を400 Åとしたが、これに限定されること
はなく、IOFF のバラツキが小さい領域で、適宜設定す
れば良い。また、下層のポリSi膜をエピタキシャル成
長をさせる手段についてもLP−CVD法だけに限定さ
れるものではない。
【0015】
【発明の効果】以上、本発明にかかるTFTポリシリコ
ン薄膜作成方法による場合、TFTポリシリコン薄膜を
エピタキシャル成長により作成する上での下地となるポ
リSi膜はグレインが均一でそのサイズも小さいことか
ら、TFTポリシリコン薄膜の膜厚が200Å以上であ
ってもグレインサイズが小さく均一となり、オフ電流
(I OFF )を小さくすることが可能となる。このよう
な電気的特性の優れたTFTポリシリコン薄膜が非常に
簡単な方法により得られることから、コストの面でもメ
リットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTFTポリシリコン薄膜作成方法の一
実施例を説明するための図であって、プロセスを示す説
明図である。
【図2】従来のTFTポリシリコン薄膜作成方法を説明
するための図であって、図1に対応する図である。
【符号の説明】
α TFTポリシリコン薄膜 10 シリコンウエハ 20 SiO2 膜 30 Si膜 40、50 ポリSi膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−58875(JP,A) 特開 昭56−76522(JP,A) 特開 昭57−96518(JP,A) 特開 昭58−37913(JP,A) 特開 平2−100315(JP,A) 特開 昭58−112324(JP,A) 特開 昭64−48411(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LP−CVD法によりウエハ上にSi薄
    膜を堆積させ、当該Si薄膜にシリコンをイオン注入す
    ることによって、Si薄膜をアモルファス化した後、当
    該アモルファス化したSi薄膜を固相成長させて膜厚が
    100Å以下のポリSi膜を形成し、更にエピタキシャ
    ル成長させてTFTポリシリコン膜を作成したことを特
    徴とするTFTポリシリコン薄膜作成方法。
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