JP3042511B2 - 通信システムと該通信システムの外部送信出力停止方法 - Google Patents

通信システムと該通信システムの外部送信出力停止方法

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JP3042511B2
JP3042511B2 JP10266952A JP26695298A JP3042511B2 JP 3042511 B2 JP3042511 B2 JP 3042511B2 JP 10266952 A JP10266952 A JP 10266952A JP 26695298 A JP26695298 A JP 26695298A JP 3042511 B2 JP3042511 B2 JP 3042511B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信システムに関
し、特に移動体通信における基地局での外部送信出力制
御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来用いられていた移動体通信システム
では、一般に図6にて示す構成のものが採用されてい
た。即ち、図6は従来例の移動体通信システムの模式的
ブロック構成図である。
【0003】移動体通信システムは上位装置320と、
上位装置320と通信線330で接続する複数の基地局
310とから構成される。
【0004】上位装置320は、基地局310と対応す
る複数のIインタフェース321と、Iインタフェース
を制御する制御部325と、必要な情報を制御部325
に入力する入力部326と、必要な情報を外部に出力す
る出力部327と、記憶部328とを備えている。
【0005】Iインタフェース321は、ISDNのD
チャネルのレイヤ2に適用されるプロトコルであるLA
PD(Link Access Procedure
onthe D channel)322と、レイヤ1
に適用されるSインタフェース323とを備えている。
【0006】基地局310はSインタフェース311
と、LAPD312と、各機器の制御を行う制御部31
3と、送出されるデータを変調する送信信号生成部31
4と、送信出力増幅部(以下AMPという)315と、
アンテナ316とを備える。
【0007】それぞれのSインタフェース311、32
3に接続されたLAPD312、322は、Dチャネル
の制御をそれぞれの装置内で行っている。それぞれのL
APD312、322の制御は、それぞれの装置内の制
御部313、325にて行っている。
【0008】上位装置320の制御部325においては
LAPD322を監視する機能、およびLAPD322
において異常が発生した場合、アラームを外部へ報告す
る機能を有している。
【0009】図6において、上位装置320が入力部3
26を経由して外部からの回線より受信したデータや他
の基地局から受信したデータは、基地局310へ送信さ
れ、基地局310が上位装置320から受信したデータ
は、Sインタフェース311から制御部313へ伝送さ
れ、制御部313から伝送されたデータは送信信号生成
部314により送信用信号として生成され、AMP31
5により増幅され、アンテナ316から外部に送信され
る。
【0010】基地局310の制御部313はAMP31
5の出力レベルを監視し、異常発生時にはAMP315
を制御するなどして送信出力をOFFとする方法を行
い、またSインタフェース311およびLAPD312
の異常の場合は制御部313において装置を開始状態に
戻す操作を行っていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの方法では、
送信出力がONの状態で基地局310の制御部313が
故障すると、送信出力をOFFすることができずに不要
電波を発信するという問題点があった。
【0012】本発明は、下位通信装置において、情報を
外部に送出した状態で制御部が故障した場合でも、不要
な情報を送出しないように制御を行う通信システムと外
部送信出力停止方法を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の通信システム
は、上位通信装置と、その上位通信装置と伝送手段で接
続する複数の下位通信装置とから構成される通信システ
ムであって、上位通信装置は、それぞれが下位通信装置
と対応する複数のインタフェースと、そのインタフェー
スを制御するとともにそのインタフェースと下位通信装
置の対応するインタフェースとの間のリンクの異常を検
出して伝送手段のスイッチを制御する制御部とを備え、
そのインタフェースは、制御部の制御により下位通信手
段との間の伝送手段のオンオフを行うスイッチを備え、
下位通信装置は上位インタフェースと対応するインタフ
ェースと、各機器の制御を行う制御部と、送出されるデ
ータを変調する送信信号生成部と、送出の制御を行う送
信出力増幅部と、外部への送信手段と、インタフェース
間の伝送手段の開閉に対応した信号と制御部からの信号
とを受けて送信出力増幅部のオンオフを行う論理回路と
を備える。
【0014】下位通信装置が、さらに上位通信装置に送
信出力増幅部のオンオフ状態を送信する監視部を備えて
いてもよく、通信システムが移動体通信システムであり
下位通信装置が基地局であってもよく、伝送手段が有線
であっても無線であってもよい。
【0015】本発明の通信システムの外部送信出力停止
方法は、上位通信装置と、その上位通信装置と伝送手段
で接続する複数の下位通信装置とから構成される通信シ
ステムの、その下位通信装置の制御部の異常による不要
情報の外部への送出を防止するための外部送信出力停止
方法であって、上位通信装置で上位通信装置のインタフ
ェースと下位通信装置の対応するインタフェースとの間
のリンクの異常を監視し、異常を検出した際には上位通
信装置側で伝送手段を断とし、下位通信装置では、イン
タフェースで伝送手段の断を検知すると制御部を経由せ
ずに外部への情報の送出を停止する。
【0016】他の態様では、上位通信装置で上位通信装
置のインタフェースと下位通信装置の対応するインタフ
ェースとの間のリンクの異常を監視し、異常を検出し、
かつ下位通信装置より情報が外部に送出されている際に
は、上位通信装置側で伝送手段を断とし、異常を検出
し、かつ下位通信装置より情報が外部に送出されていな
い際には、伝送手段の断を行わず、下位通信装置では、
インタフェースで伝送手段の断を検知すると制御部を経
由せずに外部への情報の送出を停止する。
【0017】さらに他の態様では、上位通信装置で上位
通信装置のインタフェースと下位通信装置の対応するイ
ンタフェースとの間のリンクの異常を監視し、異常を検
出した際には上位通信装置側で伝送手段を断とし、所定
の時間間隔で伝送手段を再接続し、上位通信装置のイン
タフェースと下位通信装置の対応するインタフェースと
の間のリンクの異常が継続しておれば、再び伝送手段を
断とし、上位通信装置のインタフェースと下位通信装置
の対応するインタフェースとの間のリンクの異常が正常
に復帰しておれば、伝送手段の接続を継続し、下位通信
装置では、インタフェースで伝送手段の断を検知する
と、制御部を経由せずに外部への情報の送出を停止し、
インタフェースで伝送手段の再接続を検知すると、制御
部を経由せずに外部への情報の送出を再開する。
【0018】以上説明したように本発明によれば、送信
出力増幅部がONの状態で送信しているときに、基地局
の制御部が故障した場合、上位装置側でインタフェース
のリンクが異常であることを自動検出すると、伝送手段
を切断するように制御し、送信出力増幅部をOFFする
ことにより、外部への送信を停止し、不要電波を送出す
ることを自動的に防止する。
【0019】基地局に送信出力増幅部のON/OFFを
監視して上位装置に送信する監視部を設け、送信出力増
幅部がOFFの場合は伝送手段を切断しないこととする
と早く再起動することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の移動
体通信システムと基地局の外部送信出力停止方法とにつ
いて図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実
施の形態の移動体通信システムの模式的ブロック構成図
である。
【0021】移動体通信システムは上位装置120と、
上位装置120と通信線130で接続する複数の基地局
110とから構成される。
【0022】上位装置120は、それぞれの基地局11
0と対応する複数のIインタフェース121と、Iイン
タフェースを制御する制御部125と、必要な情報を制
御部125に入力する入力部126と、必要な情報を外
部に出力する出力部127と、記憶部128とを備えて
いる。
【0023】Iインタフェース121は、LAPD12
2と、Sインタフェース123と、基地局110との間
の通信線130のオンオフを行うスイッチ124とを備
えている。
【0024】基地局110はSインタフェース111
と、LAPD112と、各機器の制御を行う制御部11
3と、送出されるデータを変調する送信信号生成部11
4と、送信出力増幅部(以下AMPという)115と、
アンテナ116と、Sインタフェース111と制御部1
13からの信号を受けて送信出力増幅部115のオンオ
フを行うオア回路117とを備える。
【0025】それぞれのSインタフェース111、12
3に接続されたLAPD112、122は、Dチャネル
の制御をそれぞれの装置内で行っている。それぞれのL
APD112、122の制御は、それぞれの装置内の制
御部113、125にて行っている。
【0026】図2は本発明の基地局の外部送信出力停止
機構の模式的回路図である。制御部113からの送信O
N/OFF信号(TXCONT*)とSインタフェース
111からのリンクON/OFF信号(SRDY*)は
オア回路117において論理和を行い、合成された信号
(TXON*)がAMP115へ送出され、AMP11
5はTXON*によりON/OFF制御される。即ち制
御部113からの送信ON/OFF信号(TXCONT
*)とSインタフェース111からのリンクON/OF
F信号(SRDY*)の少なくともいずれかがOFF信
号の時はAMP115からのアンテナ116への送信が
停止される。
【0027】一方、上位装置120の制御部125にお
いてはLAPD122を監視する機能、Sインタフェー
ス111、123間で通信を制御するスイッチ124を
ON/OFFできる機能およびLAPD122において
異常が発生した場合、アラームを外部へ報告する機能を
有している。
【0028】図1において、上位装置120が入力部1
26を経由して外部からの回線より受信したデータや他
の基地局から受信したデータは、基地局110へ送信さ
れ、基地局110が上位装置120から受信したデータ
は、Sインタフェース111から制御部113へ伝送さ
れ、制御部113から伝送されたデータは送信信号生成
部114により送信用信号として生成され、AMP11
5により増幅され、アンテナ116から外部に送信され
る。
【0029】もし、制御部113が故障したことにより
LAPD112を制御できなくなると、LAPD112
が動作不可となり、上位装置120のLAPD122と
の間でリンク断が発生する。上位装置120の制御部1
25はLAPD122のリンク断を検出すると、制御部
113が故障したと判断して、基地局110と上位装置
120のそれぞれのSインタフェース111と123と
を接続しているスイッチ124をOFFとする。
【0030】上位装置120のスイッチ124がOFF
されたことによりSインタフェース111とSインタフ
ェース123とを結ぶ物理層のレイヤ1のリンクがとれ
なくなると、基地局110においてSインタフェース1
11がリンク断の信号を検出するので、その信号に対応
してオア回路117へのSRDY*へリンクOFF信号
を発信し、オア回路117は制御部112からのTXC
ONT*がON信号であってもTXON*にOFF信号
を発信しAMP115をOFFする。
【0031】AMP115がOFFになることにより、
送信出力は停止する。このように、基地局110におい
て制御部113が故障して自ら送信出力を停止すること
ができない場合であっても、不要電波送出を防止するこ
とができる。
【0032】図3は本発明の第1の実施の形態の移動体
通信システムの基地局の送信出力停止制御機構の送信出
力停止方法のフローチャートであり、(a)は上位装置
のフローチャート、(b)は基地局のフローチャート、
(c)は異なる実施例の上位装置のフローチャートであ
る。本実施の形態の外部送信出力停止方法の動作につい
て、図1、図2および図3を参照して説明する。
【0033】基地局110において、送信出力の制御は
通常制御部113にて行っている。制御部113からの
信号TXCONT*がLレベルになるとAMP115は
ON、HレベルになるとOFFすることができる。
【0034】また、制御部113はLAPD112とデ
ータを送受信し、上位装置120とのDチャネルの送受
信を行っている。
【0035】このような構成において、上位装置120
では制御が開始されると(S11)、制御部125はL
APD122と基地局のLAPD112との間のデータ
リンク層であるレイヤ2のリンク断を監視し(S12
N)、LAPD122がリンク断になったことを検出し
て制御部125に送信すると(S12Y)、制御部12
5はスイッチ124がONであるかを確認し(S1
3)、スイッチ124がONであれば(S13Y)、ス
イッチ124をOFFとして(S14)、処理を終了す
る(S16)。この制御によって上位装置120と基地
局110との間のレイヤ1は断となる。
【0036】基地局110では処理を開始すると(S2
1)、オア回路117においてTXCONT*を監視し
(S22)、TXCONT*がLであると(S22
N)、SRDY*を監視し(S23)、SRDY*がL
であり(S23N)、AMP115がOFFであると
(S26N)、AMP115をONとして(S27)、
アンテナ116からの送信を行う。
【0037】TXCONT*がHであったり(S22
Y)、SRDY*がHであった場合は(S23N)、
AMP115がONであると(S24Y)、 AMP1
15をOFFとして(S25)、アンテナ116からの
送信を停止する。
【0038】上位装置120と基地局110との間のレ
イヤ1が断となると基地局110において、Sインタフ
ェース111が上位装置120のSインタフェース12
4との同期がとれなくなり、その結果SRDY*がHレ
ベルとなり(S23Y)、TXCONT*のHレベル
(S22Y)、Lレベル(S22N)にかかわらず、オ
ア回路117からの出力信号TXON*はHレベルとな
る。
【0039】TXON*がHレベルに変化することによ
り、AMP115はOFFし(S25)、アンテナ11
6からの送信は停止される。
【0040】このことによって、送信を行っている状態
で制御部113が故障した場合でも、送信出力を停止す
ることができ、不要な電波の送出を防止することができ
る。実際の適用に当たっては、LAPD122でレイヤ
2のリンクがとれなくなったことと、制御部113が故
障したこととは必ずしも一致しないため、制御部113
が故障したと通常考え得る時間の間LAPD同期がとれ
ない場合のみ本機能が作動する等の制御を行うことが望
ましい。
【0041】図3(c)のフローチャートに示される動
作は第1の実施の形態を応用した他の態様の実施例であ
る。この場合基地局110の動作は図3(b)と同じで
ある。上述の第1の実施の形態では、上位装置120は
LAPD122がリンク断になったことを検出すると、
スイッチ124をOFFとし、処理を終了していたの
で、基地局110で制御部113の故障が修復して正常
な動作に戻った場合にはスイッチ124を他の手段でO
Nに戻す必要がある。
【0042】この実施例では、所定の時間ごとに自動的
にスイッチ124をONにし、まだLAPD122がリ
ンク断になっていれば再びスイッチ124をOFFに
し、LAPD122のリンクがつながっていれば、その
まま正常の状態に復帰させる。
【0043】図3(c)において、ステップS31〜S
34までは図3(a)のステップS11〜S14までと
同じ動作なので説明を省略する。ステップS34のスイ
ッチ124のONからOFFへに切り換え後、予め設定
された時間の経過を待って(S35Y)、通信線スイッ
チ124をOFFからONに切り換える(S36)。こ
こでステップS32に戻り、LAPD122がリンク断
になっていれば(S32Y)、スイッチ124がONな
ので(S33Y)再びスイッチ124をOFFにし(S
34)、ステップ35からの動作を繰り返す。
【0044】ステップS32に戻り、LAPD122の
リンクがつながっていれば(S32N)、スイッチ12
4はONのままで正常の動作に戻りステップS32に戻
って監視の動作を繰り返す。
【0045】基地局110のオア回路117では、TX
CONT*がLに切り替わるので(S22N)、SRD
Y*がLであれば(S26N)、AMP115がOFF
となっているので(S26N)、AMP115をOFF
からONに切り換える(S27)ことによってアンテナ
116からの送信を再開する。
【0046】次に本発明の第2の実施の形態の移動体通
信システムと基地局の外部送信出力停止方法について図
面を参照して説明する。図4は本発明の第2の実施の形
態の移動体通信システムの模式的ブロック構成図であ
り、図5は本発明の第2の実施の形態の移動体通信シス
テムの基地局の送信出力停止制御機構の送信出力停止方
法のフローチャートであり、(a)は上位装置のフロー
チャート、(b)は基地局のフローチャートである。
【0047】図4に示すように、第2の実施の形態の移
動体通信システムでは基地局210に監視部218を備
え、上位装置220の制御部225は監視部218の信
号を受けて必要な処理を行う機能を有する。
【0048】基地局210の監視部218はオア回路2
17のTXON*信号をうけて、AMP215のON/
OFF状態を上位装置220に送信し、上位装置220
の制御部225はAMP215のON/OFF状態を監
視する。制御部225において、LAPD222と対応
する基地局210のLAPD212との間のリンクの断
を検出した場合、別回線にてモニタしている基地局21
0の監視部218からの信号により、AMP215がO
Nの場合のみ、スイッチ224をOFFにし、強制的に
AMP215をOFFにする。
【0049】この動作を図5により説明する。上位装置
120では制御が開始されると(S41)、制御部22
5はLAPD222と基地局210のLAPD212と
の間のデータリンク層であるレイヤ2のリンク断を監視
し(S42N)、LAPD222がリンク断になったこ
とを検出して制御部225に送信すると(S42Y)、
制御部225はスイッチ224がONであるかを確認し
(S43)、スイッチ124がONであれば(S43
Y)、AMP215がONであるかを確認し(S4
4)、AMP215がONであれば(S44Y)、スイ
ッチ224をOFFとし(S45)、処理を終了する
(S17)。この制御によって上位装置120と基地局
110との間のレイヤ1は断となる。
【0050】AMP215がOFFであれば(S44
N)、スイッチ224はOFFとせず監視動作を継続
し、AMP215がONになれば(S44Y)、スイッ
チ224をOFFとし(S45)、処理を終了する(S
17)。
【0051】基地局210のオア回路217の動作は第
1の実施の形態と同じなので説明を省略する。
【0052】このように、第2の実施の形態では、不要
電波を送出している時以外はスイッチ224をOFFと
しない。LAPD222と基地局210のLAPD21
2との間のデータリンク層であるレイヤ2のリンクが異
常の場合であっても必ずしもSインタフェースを切断す
るわけではないため、Sインタフェースを切断したとき
と比較して、上位装置220でスイッチ224をONに
切り換える必要がなく、基地局のみで送信を再開できる
ので、早く再起動できるという効果が得られる。
【0053】第2の実施の形態でも図3(c)の基地局
のフローチャートに示したような一定の時間間隔でスイ
ッチ224をONし、レイヤ2のリンクの異常が回復し
ていればスイッチ224をONのままに保持する方法と
してもよい。
【0054】これまでの実施の形態では通信システムを
移動体通信システムとして説明したが、これは移動体通
信システムに限られるものではない。また伝送手段は通
信線として説明したが無線であってもよく、外部への発
信手段も無線としたが有線でも適用できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
位通信装置の送信出力増幅部がONの状態で外部に送信
しているときに、下位通信装置の制御部が故障した場
合、故障の結果として上位通信装置側でインタフェース
のリンクが異常であることを自動検出すると、上位通信
装置から下位通信装置への伝送手段を切断するように制
御し、その結果下位通信装置が送信出力増幅部をOFF
することにより、外部の送信を停止し、不要電波を送出
することを自動的に防止するという効果がある。
【0056】また、所定時間ごとに上位通信装置から下
位通信装置への伝送手段を再接続しインタフェースのリ
ンクが正常に戻っていれば接続を継続することにより再
起動の時間を短縮できる。
【0057】さらに、下位通信装置に送信出力増幅部の
ON/OFFを監視して上位装置に送信する監視部を設
け、送信出力増幅部がOFFの場合は伝送手段を切断し
ないこととすると早く再起動できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の移動体通信システ
ムの模式的ブロック構成図である。
【図2】本発明の基地局の外部送信出力停止機構の模式
的回路図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の移動体通信システ
ムの基地局の送信出力停止制御機構の送信出力停止方法
のフローチャートである。(a)は上位装置のフローチ
ャートである。(b)は基地局のフローチャートであ
る。(c)は異なる実施例の上位装置のフローチャート
である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の移動体通信システ
ムの模式的ブロック構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の移動体通信システ
ムの基地局の送信出力停止制御機構の送信出力停止方法
のフローチャートである。(a)は上位装置のフローチ
ャートである。(b)は基地局のフローチャートであ
る。
【図6】従来例の移動体通信システムの模式的ブロック
構成図である。
【符号の説明】
110、210、310 基地局 111、211、311 Sインタフェース 112、212、312 LAPD 113、213、313 制御部 114、214、314 送信信号生成部 115、215、315 送信出力増幅部 116、216、316 アンテナ 117、217 オア回路 120、220、320 上位装置 121、221、321 Iインタフェース 122、222、322 LAPD 123、223、323 Sインタフェース 124、224、324 スイッチ 125、225、325 制御部 126、226、326 入力部 127、227、327 出力部 128、228、328 記憶部 130、230、330 通信線 218 監視部 S11〜S16、S21〜S29、S31〜S38、S
41〜S47、S51〜S59 ステップ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位通信装置と、該上位通信装置と伝送
    手段で接続する複数の下位通信装置とから構成される通
    信システムであって、 前記上位通信装置は、それぞれが前記下位通信装置と対
    応する複数のインタフェースと、該インタフェースを制
    御するとともに該インタフェースと前記下位通信装置の
    対応するインタフェースとの間のリンクの異常を検出し
    て前記伝送手段のスイッチを制御する制御部とを備え、
    該インタフェースは、前記制御部の制御により前記下位
    通信手段との間の伝送手段のオンオフを行う前記スイッ
    チを備え、 前記下位通信装置は前記上位通信装置の前記インタフェ
    ースと対応するインタフェースと、各機器の制御を行う
    制御部と、送出されるデータを変調する送信信号生成部
    と、送出の制御を行う送信出力増幅部と、外部への送信
    手段と、前記インタフェース間の伝送手段の開閉に対応
    した信号と前記制御部からの信号とを受けて前記送信出
    力増幅部のオンオフを行う論理回路と、を備えることを
    特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記下位通信装置が、さらに前記上位通
    信装置に前記送信出力増幅部のオンオフ状態を送信する
    監視部を備える請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記通信システムが移動体通信システム
    であり前記下位通信装置が基地局である請求項1に記載
    の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記伝送手段が有線である請求項1に記
    載の通信システム。
  5. 【請求項5】 前記伝送手段が無線である請求項1に記
    載の通信システム。
  6. 【請求項6】 上位通信装置と、該上位通信装置と伝送
    手段で接続する複数の下位通信装置とから構成される通
    信システムの、該下位通信装置の制御部の異常による不
    要情報の外部への送出を防止するための外部送信出力停
    止方法であって、 前記上位通信装置で前記上位通信装置のインタフェース
    と前記下位通信装置の対応するインタフェースとの間の
    リンクの異常を監視し、 異常を検出した際には前記上位通信装置側で前記伝送手
    段を断とし、 前記下位通信装置では、前記インタフェースで前記伝送
    手段の断を検知すると前記制御部を経由せずに外部への
    情報の送出を停止することを特徴とする外部送信出力停
    止方法。
  7. 【請求項7】 上位通信装置と、該上位通信装置と伝送
    手段で接続する複数の下位通信装置とから構成される通
    信システムの、該下位通信装置の制御部の異常による不
    要情報の送出を防止するための外部送信出力停止方法で
    あって、 前記上位通信装置で前記上位通信装置のインタフェース
    と前記下位通信装置の対応するインタフェースとの間の
    リンクの異常を監視し、 異常を検出し、かつ前記下位通信装置より情報が外部に
    送出されている際には、前記上位通信装置側で前記伝送
    手段を断とし、 異常を検出し、かつ前記下位通信装置より情報が外部に
    送出されていない際には、前記伝送手段の断を行わず、 前記下位通信装置では、前記インタフェースで前記伝送
    手段の断を検知すると前記制御部を経由せずに外部への
    情報の送出を停止することを特徴とする外部送信出力停
    止方法。
  8. 【請求項8】 上位通信装置と、該上位通信装置と伝送
    手段で接続する複数の下位通信装置とから構成される通
    信システムの、該下位通信装置の制御部の異常による不
    要情報の送出を防止するための外部送信出力停止方法で
    あって、 前記上位通信装置で前記上位通信装置のインタフェース
    と前記下位通信装置の対応するインタフェースとの間の
    リンクの異常を監視し、 異常を検出した際には前記上位通信装置側で前記伝送手
    段を断とし、 所定の時間間隔で前記伝送手段を再接続し、前記上位通
    信装置のインタフェースと前記下位通信装置の対応する
    インタフェースとの間のリンクの異常が継続しておれ
    ば、再び前記伝送手段を断とし、 前記上位通信装置のインタフェースと前記下位通信装置
    の対応するインタフェースとの間のリンクの異常が正常
    に復帰しておれば、前記伝送手段の接続を継続し、 前記下位通信装置では、前記インタフェースで前記伝送
    手段の断を検知すると、前記制御部を経由せずに外部へ
    の情報の送出を停止し、 前記インタフェースで前記伝送手段の再接続を検知する
    と、前記制御部を経由せずに外部への情報の送出を再開
    することを特徴とする外部送信出力停止方法。
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