JP3042150U - 多翼ファン式送風機 - Google Patents

多翼ファン式送風機

Info

Publication number
JP3042150U
JP3042150U JP1997002486U JP248697U JP3042150U JP 3042150 U JP3042150 U JP 3042150U JP 1997002486 U JP1997002486 U JP 1997002486U JP 248697 U JP248697 U JP 248697U JP 3042150 U JP3042150 U JP 3042150U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade fan
fan
blade
rotation
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997002486U
Other languages
English (en)
Inventor
貴史 瀬上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusan Denki Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusan Denki Co Ltd filed Critical Kokusan Denki Co Ltd
Priority to JP1997002486U priority Critical patent/JP3042150U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3042150U publication Critical patent/JP3042150U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1種類の多翼ファンを正逆反転させて使用す
ることにより右回転用と左回転用とに対応させることが
できる多翼ファン式送風機を得る。 【解決手段】 ほぼ円筒形の筒部の両端面が端板で塞が
れているファンケース内に、環状の多翼ファン10を片
側に偏心させた状態で回転自在に配置する。ファンケー
スの片側の端板には、多翼ファン10の中央に対応させ
て吸込口を設ける。ファンケースの筒部には多翼ファン
10が偏心した側で且つ多翼ファン10の回転方向の下
流側に対応させて吐出口を設ける。多翼ファン10は電
動機のロータの外周に支持させる。多翼ファン10は、
電動機のロータの外周にこのロータの軸心に対して板面
が直交する向きで支持させた環状の羽根支持板11と、
この多翼ファン10を正逆反転させて取り付けた際に右
回転用と左回転用とに使用できるように湾曲面の向きを
定めて羽根支持板11の両側の板面に周方向に所定間隔
でそれぞれ突設した多数の送風羽根12とを備えた構造
にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ファンケース内に環状の多翼ファンが片側に偏心させた状態で回転 自在に配置され、該ファンケースの筒部には多翼ファンの回転方向の下流側に対 応させて吐出口が設けられている多翼ファン式送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5(A)(B)は、従来の左回転用の多翼ファン式送風機の構造を示したも のである。
【0003】 この左回転用の多翼ファン式送風機は、ほぼ円筒形の筒部1aの両端面が端板 1b,1cで塞がれているファンケース1を備え、該ファンケース1内にはその 中心から片側に偏心させた状態で電動機2が設置されている。該電動機2は、端 板1bに立設された筒状のボス部3の外周に支持されたステータ4と、筒状のボ ス部3内の中心を貫通して軸受5で回転自在に該ボス部3に支持されている回転 軸6と、該回転軸6に支持されてステータ4の外周に対向して回転するロータ7 とを有して構成されている。ステータ4は、ステータ鉄心の外周の各突極にステ ータコイルをそれぞれ巻装した構造になっている。ロータ7は、カップ状のロー タヨーク8でステータ4の外周に対向する筒状部8aの内周に永久磁石9が取付 けられ、ロータヨーク8が回転軸6に支持された構造になっている。ロータ7の 筒状部8aの外周には、このロータ7の回転で回転する多翼ファン10が取り付 けられている。該多翼ファン10は、ロータヨーク8の外周に該ロータヨーク8 の軸心に対して板面が直交する向きで支持された環状の羽根支持板11と、該羽 根支持板11の片側の板面に該多翼ファン10の軸心方向の片側側から吸い込み が行えるように湾曲面の向きを定めて周方向に所定間隔でそれぞれ突設された多 数の送風羽根12とを備えた構造になっている。羽根支持板11はロータヨーク 8の筒部8aの端部にフランジ状に設けられている。ファンケース1の表側の端 板1cには、多翼ファン10の中央に対応させて吸込口13が設けられている。 ファンケース1の筒部1aには、電動機2と共に多翼ファン10が偏心した側で 且つ該多翼ファン10の回転方向の下流側に対応させて左向きに吐出口14が、 ファンケース1に対する筒体14aの接続により形成されている。多翼ファン1 0の送風羽根12は、円弧状に湾曲していてその湾曲凹面が吐出口14に対向す る箇所で該吐出口14を向く姿勢で羽根支持板11から立設されている。
【0004】 このような電動送風機は、多翼ファン10を電動機2で図5(A)で左回転( 反時計方向の回転)させることにより、吸込口13から吸い込んだ空気をファン ケース1内で加圧して吐出口14から吐出させるようになっている。
【0005】 図6は、従来の右回転用の多翼ファン式送風機の構造を示したものである。こ の多翼ファン式送風機では、ファンケース1の筒部1aに吐出口14が右向きに 設けられている。多翼ファン10の円弧状に湾曲した送風羽根12は、その湾曲 凹面が吐出口14に対向する箇所で該吐出口14を向く姿勢で羽根支持板11か ら立設されている。即ち、右回転用の多翼ファン式送風機では、湾曲した送風羽 根12の湾曲凹面の向きが左回転用の多翼ファン式送風機とは逆になっている。 その他の構成は、左回転用の多翼ファン式送風機と同様になっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来の多翼ファン式送風機では、右回転用と左回転用と では湾曲した送風羽根12の湾曲凹面の向きが違うので、メーカーでは2種類の 多翼ファン10を必要とする問題点があった。
【0007】 本考案の目的は、1種類の多翼ファンを正逆反転させて使用することにより右 回転用と左回転用とに対応させることができる多翼ファン式送風機を提供するこ とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案で改良しようとする多翼ファン式送風機は、ほぼ円筒形の筒部の両端面 が端板で塞がれているファンケース内に環状の多翼ファンが片側に偏心させた状 態で回転自在に配置され、ファンケースの片側の端板には多翼ファンの中央に対 応させて吸込口が設けられ、ファンケースの筒部には多翼ファンが偏心した側で 且つ多翼ファンの回転方向の下流側に対応させて吐出口が設けられ、多翼ファン を電動機で回転させることにより吸込口から吸い込んだ空気をファンケース内で 加圧して吐出口から吐出させる構造のものである。
【0009】 本考案で用いるは、多翼ファンは正逆反転させて取り付けることにより右回転 用と左回転用とに使用できる構造になっている。
【0010】 このような多翼ファンを用いると、1種類の多翼ファンを正逆反転させて使用 することにより右回転用と左回転用とに対応させることができる。
【0011】 この場合、多翼ファンは、電動機のロータの外周に該ロータの軸心に対して板 面が直交する向きで支持された環状の羽根支持板と、該多翼ファンを正逆反転さ せて取り付けた際に右回転用と左回転用とに使用できるように湾曲面の向きを定 めて前記羽根支持板の両側の板面に周方向に所定間隔でそれぞれ突設された多数 の送風羽根とを備えた構造にすることにより形成することができる。
【0012】 また、多翼ファンは、電動機のロータの外周に嵌め付けられる環状支持体と、 該多翼ファンを正逆反転させて取り付けた際に右回転用と左回転用とに使用でき るように湾曲面の向きを定めて環状支持体の外周に周方向に所定間隔で径方向に 突設された多数の右・左回転共用送風羽根とを備えた構造にすることにより形成 することもできる。
【0013】
【考案の実施の形態】
図1(A)(B)(C)は本考案で用いる多翼ファンにおける実施の形態の第 1例を示したもので、(A)は本例の多翼ファンの正面図、(B)は本例の多翼 ファンの縦断面図、(C)は本例の多翼ファンの背面図である。
【0014】 この多翼ファン10は、前述した電動機2のロータ7の外周に該ロータ7の軸 心に対して板面が直交する向きで支持された環状の羽根支持板11と、該羽根支 持板11をロータ7の外周に嵌合して支持させる環状支持体15と、該多翼ファ ン10を正逆反転させて取り付けた際に右回転用と左回転用とに使用できるよう に湾曲面の向きを定めて羽根支持板11の両側の板面に周方向に所定間隔でそれ ぞれ突設された多数の送風羽根12とを備えて樹脂等で一体成形で形成された構 造になっている。このような多翼ファン10の各送風羽根12は、図1(A)に 示すように一方の面から見た状態と、反転させて図1(B)に示すように他方の 面から見た状態とでは、各送風羽根12の湾曲面の向きが逆になっている。
【0015】 図2(A)(B)は左回転用の多翼ファン式送風機に本考案を適用した例を示 したもので、(A)は吸込口を有する端板を省略した該多翼ファン式送風機の平 面図、(B)は本例の多翼ファン式送風機の縦断面図である。
【0016】 この例では、多翼ファン10を図1(A)に示す向きにして、その環状支持体 15をロータ7の外周、即ちロータヨーク8の筒部8aの外周に嵌合して接着剤 等で固定して支持させた構造になっている。このようにすると、各送風羽根12 の湾曲凹面が吐出口14に対向する箇所で該吐出口14を向くようになる。
【0017】 図3は右回転用の多翼ファン式送風機に本考案を適用した例を示したもので、 該図は吸込口を有する端板を省略した該多翼ファン式送風機の平面図である。
【0018】 この例では、多翼ファン10を図1(A)に示す状態から反転させて図1(B )に示す向きにして、その環状支持体15をロータ7の外周、即ちロータヨーク 8の筒部8aの外周に嵌合して接着剤等で固定して支持させた構造になっている 。このようにすると、やはり各送風羽根12の湾曲凹面が吐出口14に対向する 箇所で該吐出口14を向くようになる。
【0019】 これら図2(A)(B)及び図3に示す多翼ファン式送風機のその他の構成は 、図5(B)と同様になっており、対応する部分に同一符号を付けて示している 。
【0020】 以上のように、図1(A)〜(C)に示す構造の多翼ファン10を用いると、 1種類の多翼ファン10を正逆反転させて使用することにより右回転用と左回転 用とに対応させることができる。
【0021】 図4は、本考案で用いる多翼ファンにおける実施の形態の第2例を示す平面図 である。
【0022】 この多翼ファン10は、前述した電動機2のロータ7の外周に嵌合して支持さ せる環状支持体15と、該多翼ファン10を正逆反転させて取り付けた際に右回 転用と左回転用とに使用できるように湾曲面の向きを定めて環状支持体15の外 周に周方向に所定間隔で径方向に突設された多数の右・左回転共用送風羽根12 ´とを備えて樹脂等で一体成形で形成された構造になっている。
【0023】 このような多翼ファン10は、反転させると右・左回転共用送風羽根12´の 湾曲凹面の向きが図1(C)に示すような向きになる。
【0024】 このような多翼ファン10も、いずれかの向きにして、その環状支持体15を 前述したようにロータ7の外周、即ちロータヨーク8の筒部8aの外周に嵌合し て接着剤等で固定して支持させる。
【0025】 従って、この図4に示す構造の多翼ファン10でも、1種類の多翼ファン10 を正逆反転させて使用することにより右回転用と左回転用とに対応させることが できる。この第2例の多翼ファン10では、第1例と違って環状の羽根支持板1 1が不要になる。
【0026】
【考案の効果】
本考案では、多翼ファンとしては正逆反転させて取り付けることにより右回転 用と左回転用とに使用できる構造のものを用いているので、1種類の多翼ファン を正逆反転させて使用することにより右回転用と左回転用とに対応させることが できる。このため、本考案によれば、部品の共用化を図れて多翼ファン式送風機 のコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案で用いる多翼ファンにおける実施の形態
の第1例を示したもので、(A)は本例の多翼ファンの
正面図、(B)は本例の多翼ファンの縦断面図、(C)
は本例の多翼ファンの背面図である。
【図2】(A)(B)は左回転用の多翼ファン式送風機
に本考案を適用した例を示したもので、(A)は吸込口
を有する端板を省略した該多翼ファン式送風機の平面
図、(B)は本例の多翼ファン式送風機の縦断面図であ
る。
【図3】右回転用の多翼ファン式送風機に本考案を適用
した例で、吸込口を有する端板を省略した該多翼ファン
式送風機の平面図である。
【図4】本考案で用いる多翼ファンにおける実施の形態
の第2例を示す平面図である。
【図5】(A)(B)は従来の左回転用の多翼ファン式
送風機の構造を示したもので、(A)は吸込口を有する
端板を省略した該多翼ファン式送風機の平面図、(B)
は該多翼ファン式送風機の縦断面図である。
【図6】従来の右回転用の多翼ファン式送風機で、該図
は吸込口を有する端板を省略した該多翼ファン式送風機
の平面図である。
【符号の説明】
1 ファンケース 1a 筒部 1b,1c 端板 2 電動機 3 ボス部 4 ステータ 5 軸受 6 回転軸 7 ロータ 8 ロータヨーク 8a 筒状部 9 永久磁石 10 多翼ファン 11 羽根支持板 12 送風羽根 12´ 右・左回転共用送風羽根 13 吸込口 14 吐出口 14a 筒体 15 環状支持体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ円筒形の筒部の両端面が端板で塞が
    れているファンケース内に環状の多翼ファンが片側に偏
    心させた状態で回転自在に配置され、前記ファンケース
    の片側の前記端板には前記多翼ファンの中央に対応させ
    て吸込口が設けられ、前記ファンケースの前記筒部には
    前記多翼ファンが偏心した側で且つ前記多翼ファンの回
    転方向の下流側に対応させて吐出口が設けられ、前記多
    翼ファンを電動機で回転させることにより前記吸込口か
    ら吸い込んだ空気を前記ファンケース内で加圧して前記
    吐出口から吐出させる多翼ファン式送風機において、 前記多翼ファンは正逆反転させて取り付けることにより
    右回転用と左回転用とに使用できる構造になっているこ
    とを特徴とする多翼ファン式送風機。
  2. 【請求項2】 前記多翼ファンは前記電動機のロータの
    外周に該ロータの軸心に対して板面が直交する向きで支
    持された環状の羽根支持板と、該多翼ファンを正逆反転
    させて取り付けた際に右回転用と左回転用とに使用でき
    るように湾曲面の向きを定めて前記羽根支持板の両側の
    板面に周方向に所定間隔でそれぞれ突設された多数の送
    風羽根とを備えていることを特徴とする請求項1に記載
    の多翼ファン式送風機。
  3. 【請求項3】 前記多翼ファンは前記電動機のロータの
    外周に嵌め付けられる環状支持体と、該多翼ファンを正
    逆反転させて取り付けた際に右回転用と左回転用とに使
    用できるように湾曲面の向きを定めて前記環状支持体の
    外周に周方向に所定間隔で径方向に突設された多数の右
    ・左回転共用送風羽根とを備えていることを特徴とする
    請求項1に記載の多翼ファン式送風機。
JP1997002486U 1997-04-04 1997-04-04 多翼ファン式送風機 Expired - Lifetime JP3042150U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997002486U JP3042150U (ja) 1997-04-04 1997-04-04 多翼ファン式送風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997002486U JP3042150U (ja) 1997-04-04 1997-04-04 多翼ファン式送風機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3042150U true JP3042150U (ja) 1997-10-14

Family

ID=43176656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997002486U Expired - Lifetime JP3042150U (ja) 1997-04-04 1997-04-04 多翼ファン式送風機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3042150U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI381097B (zh) 雙重反轉式軸流送風機
US20020141888A1 (en) Two sided radial fan for motor cooling
US20170248145A1 (en) Outer-rotor motor and blower having the same
JP2001221199A (ja) 電動ポンプ
KR20130069079A (ko) 스위치드 릴럭턴스 모터
BR102016011535A2 (pt) motor de fase única, dispositivo de geração de fluxo de ar, e, aparelho elétrico
US10267319B2 (en) Blower
US20080100165A1 (en) Integrated permanent magnet motor and blower
JP3717803B2 (ja) 直列ファン
JP3042150U (ja) 多翼ファン式送風機
JP2007170270A (ja) 送風機
JPWO2019003487A1 (ja) 電動機および電動送風機
JPH03134295A (ja) 整流子電動機を備えた送風機
JP2005113730A (ja) 遠心送風機及びこれを用いた空気調和機
JPH06294393A (ja) 送風装置
KR20070100525A (ko) 송풍기 및 그 송풍기를 갖는 공기 조화기
JP2003049799A (ja) 電動送風機および電気掃除機
JP2012154282A (ja) 電動流体ポンプ
JP7282200B2 (ja) ロータ、電動機、送風機及び電気掃除機又はハンドドライヤー
JPH06299995A (ja) 送風装置
JP7146534B2 (ja) 軸流ファン
JPS63314394A (ja) 遠心ポンプ
JPS61294193A (ja) 送風装置
JP3367368B2 (ja) 送風装置
JPH0622598U (ja) ファン