JP3042008B2 - ブロー中空成形品 - Google Patents

ブロー中空成形品

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JP3042008B2
JP3042008B2 JP10255191A JP10255191A JP3042008B2 JP 3042008 B2 JP3042008 B2 JP 3042008B2 JP 10255191 A JP10255191 A JP 10255191A JP 10255191 A JP10255191 A JP 10255191A JP 3042008 B2 JP3042008 B2 JP 3042008B2
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、耐薬品性、耐
衝撃性およびピンチオフ部の接着強度のすぐれたポリフ
ェニレンスルフィド(以下PPSと略す)樹脂組成物か
らなるブロー中空成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PPS樹脂は耐熱性、耐薬品性、難燃
性、電気特性がすぐれたエンジニアリングプラスチック
であり、電気・電子部品、自動車部品、精密機械部品な
どの用途に使用されており、近年その需要はますます高
まりつつある。しかし、PPS樹脂の成形加工法は、P
PS樹脂の溶融流動性が非常に大きいために、ほとんど
射出成形に限られており、そのため成形品形状は小型の
ものが大部分でたとえばブロー成形などが好適に適用さ
れるボトル、タンクなどの大型部品への応用はあまりな
されていない。ブロー成形の例としてはたとえば特開昭
61−255832号公報に記されたPPSブロー成形
容器および製造法が開示されているが、このものは著し
く高い重合度を有するPPS樹脂を用い、なおかつ特殊
な射出延伸ブロー成形法を組み合わせたものであり、汎
用的なPPSのブロー成形技術が確立したとはいえな
い。一方自動車部品においてはエンジンルーム内のダク
ト類をブロー成形によって製造する方法が普及してきて
おり、現在は主としてポリアミド系材料が使用されてい
るが、エンジンに近い部位のダクト類についてはポリア
ミド系材料では耐熱性が不十分であり、更に耐熱性が高
く、しかも耐薬品性、耐衝撃性も兼備したブロー成形用
材料が求められているのが実状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
の諸要求を満足する耐熱性、耐薬品性、耐衝撃性および
ピンチオフ部の接着強度にすぐれ、大型部品へも適用し
得るブロー中空成形品を特殊な成形法を適用することな
くPPS系樹脂を用いて得ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】脱イオン処理を施したポ
リフェニレンスルフィド樹脂98〜60重量%、エポキ
シ基含有オレフィン系共重合体1〜40重量%および前
記オレフィン系共重合体以外のエラストマー1〜35重
量%を配合してなる樹脂成分100重量部に対して、式
(I) の構造単位を分子中に少なくとも1つ含むヒンダー
ドフェノール系化合物を0.01〜5重量部および繊維
状および/または粒状の強化剤0〜200重量部を添加
してなるポリフェニレンスルフィド樹脂組成物を用いて
ブロー成形してなるブロー中空成形品を提供するもので
ある。
【0005】
【化2】
【0006】(式中、R1 およびR2 は炭素数1〜6の
炭化水素基であり、これらは同一または異なった基であ
ってもよい。)本発明においては、脱イオン処理を施し
たPPS樹脂に対し、エポキシ基含有オレフィン系共重
合体およびヒンダードフェノール系化合物すべてを配合
した樹脂組成物を用い、ブロー成形に供することが重要
であり、これにより通常公知のブロー成形法を用いて良
好な成形品を得ることができ、しかも得られた成形品が
前記諸要求全てを満足するものである。
【0007】本発明で使用するPPSとは、式(II)
【0008】
【化3】
【0009】で示される繰返し単位を70モル%以上、
より好ましくは90モル%以上を含む重合体であり、上
記繰返し単位が70モル%未満では耐熱性が損われるた
め好ましくない。
【0010】PPSは一般に、特公昭45−3368号
公報で代表される製造法により得られる比較的分子量の
小さい重合体と、特公昭52−12240号公報で代表
される製造法により得られる本質的に線状で比較的高分
子量の重合体等があり、前記特公昭45−3368号公
報記載の方法で得られた重合体においては、重合後酸素
雰囲気下において加熱することにより、あるいは過酸化
物等の架橋剤を添加して加熱することにより高重合度化
して用いることも可能である。本発明においてはいかな
る方法により得られたPPSを用いることも可能である
が、本質的に線状で比較的高分子量の重合体がより好ま
しく使用される。
【0011】また、PPSはその繰返し単位の30モル
%未満を下記構造式を有する繰返し単位等で構成するこ
とが可能である。
【0012】
【化4】
【0013】本発明で用いるPPSは上記重合工程を経
て生成した後脱イオン処理を施されたものであることが
必須であり、脱イオン処理として酸処理、熱水処理また
は有機溶媒による洗浄を施されたものであることが好ま
しい。
【0014】酸処理を行う場合は次の通りである。本発
明でPPSの酸処理に用いる酸は、PPSを分解する作
用を有しないものであれば特に制限はなく、酢酸、塩
酸、硫酸、リン酸、珪酸、炭酸、プロピル酸等が挙げら
れ、なかでも、酢酸、塩酸がより好ましく用いられ得る
が、硝酸のようなPPSを分解、劣化させるものは好ま
しくない。
【0015】酸処理の方法は、酸または酸の水溶液にP
PSを浸漬せしめる等の方法があり、必要により適宜撹
拌または加熱することも可能である。例えば、酢酸を用
いる場合、pH4の水溶液を80〜90℃に加熱した中
にPPS粉末を浸漬し、30分間撹拌することにより十
分な効果が得られる。酸処理を施されたPPSは残留し
ている酸または塩等を物理的に除去するため、水または
温水で数回洗浄することが必要である。
【0016】洗浄に用いる水は、酸処理によるPPSの
好ましい化学的変性の効果を損わない意味で、蒸留水、
脱イオン水であることが好ましい。
【0017】熱水処理を行う場合は次の通りである。
【0018】本発明において使用するPPSを熱水処理
するにあたり、熱水の温度を100℃以上、より好まし
くは120℃以上、さらに好ましくは150℃以上、特
に好ましくは170℃以上とすることが重要であり、1
00℃未満ではPPSの好ましい化学的変性の効果が小
さいため好ましくない。
【0019】本発明の熱水処理によるPPSの好ましい
化学的変性の効果を発現するため、使用する水は蒸留水
あるいは脱イオン水であることが好ましい。熱水処理の
操作は、通常、所定量の水に所定量のPPSを投入し、
圧力容器内で加熱、撹拌することにより行われる。PP
Sと水との割合は、水の多い方が好ましいが、通常、水
1lに対し、PPS200g以下の浴比が選択される。
【0020】また、処理の雰囲気は、末端基の分解は好
ましくないので、これを回避するため不活性雰囲気下と
することが好ましい。更に、この熱水処理操作を終えた
PPSは、残留している成分を物理的に除去するため温
水で数回洗浄するのが好ましい。
【0021】有機溶媒で洗浄する場合は次の通りであ
る。
【0022】本発明でPPSの洗浄に用いる有機溶媒
は、PPSを分解する作用等を有しないものであれば特
に制限はなく、例えばN−メチルピロリドン、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチ
ルイミダゾリジノン、ヘキサメチルホスホラスアミド、
ピペラジノン類等の含窒素極性溶媒、ジメチルスルホキ
シド、ジメチルスルホン、スルホラン等のスルホキシド
・スルホン系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、ジ
エチルケトン、アセトフェノン等のケトン系溶媒、ジメ
チルエーテル、ジプロピルエーテル、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、クロロホルム、塩
化メチレン、トリクロロエチレン、2塩化エチレン、パ
ークロルエチレン、モノクロルエタン、ジクロルエタ
ン、テトラクロルエタン、パークロルエタン、クロルベ
ンゼン等のハロゲン系溶媒、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール、ペンタノール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、フェノール、クレゾ
ール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール等のアルコール・フェノール系溶媒、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒等が挙げら
れる。これらの有機溶媒のうちでも、N−メチルピロリ
ドン、アセトン、ジメチルホルムアミド、クロロホルム
等の使用が特に好ましい。また、これらの有機溶媒は、
1種類または2種類以上の混合で使用される。
【0023】有機溶媒による洗浄の方法としては、有機
溶媒中にPPSを浸漬せしめる等の方法があり、必要に
より適宜撹拌または加熱することも可能である。
【0024】有機溶媒でPPSを洗浄する際の洗浄温度
については特に制限はなく、常温〜300℃程度の任意
の温度が選択できる。洗浄温度が高くなる程洗浄効率が
高くなる傾向があるが、通常は常温〜150℃の洗浄温
度で十分効果が得られる。
【0025】圧力容器中で、有機溶媒の沸点以上の温度
で加圧下に洗浄することも可能である。また、洗浄時間
についても特に制限はない。洗浄条件にもよるが、バッ
チ式洗浄の場合、通常5分間以上洗浄することにより、
十分な効果が得られる。また連続式で洗浄することも可
能である。
【0026】重合により生成したPPSを有機溶媒で洗
浄するのみで十分であるが、本発明の効果をさらに発揮
させるために、水洗浄または温水洗浄と組合わせるのが
好ましい。また、N−メチルピロリドン等の高沸点水溶
性有機溶媒を用いた場合は、有機溶媒洗浄後、水または
温水で洗浄することにより、残存有機溶媒の除去が容易
に行えて好ましい。これらの洗浄に用いる水は蒸留水、
脱イオン水であることが好ましい。
【0027】本発明で用いられるPPSの溶融粘度は、
特に制限なく、ポリオレフィン類との混練が可能であれ
ばいかなる溶融粘度のものでも用いることができるが、
通常は320℃、剪断速度10 sec-1における溶融粘度
が100〜10,000ポイズのものが用いられる。
【0028】本発明で用いるエポキシ基含有オレフィン
系重合体とは、側鎖または主鎖にエポキシ基を有するオ
レフィン系重合体であり、通常のエポキシ樹脂は含まれ
ない。エポキシ基含有オレフィン系重合体として、側鎖
にグリシジルエステル、グリシジルエーテル、グリシジ
ルアミンなどのグリシジル基を有するオレフィン系重合
体、二重結合含有オレフィン系重合体の二重結合をエポ
キシ酸化したものなどが挙げられる。本発明ではこれら
エポキシ基含有オレフィン系重合体のうち、α−オレフ
ィンとα,β−不飽和酸のグリシジルエステルからなる
共重合体が好ましく用いられる。ここでいうα−オレフ
ィンとしてはエチレン、プロピレン、ブテン−1などが
挙げられる。また、α,β−不飽和酸のグリシジルエス
テルとは式(III)
【0029】
【化5】
【0030】(Rは水素原子または低級アルキル基を示
す)で示される化合物であり、具体的にはアクリル酸グ
リシジル、メタクリル酸グリシジル、エタクリル酸グリ
シジルなどが挙げられる。エポキシ基含有オレフィン系
重合体におけるエポキシ基の含有量は0.1〜30重量
%、特に0.2〜20重量%が好ましく、0.1重量%
未満では目的とする効果が得られず、30重量%を越え
るとPPSとの溶融混練時にゲル化を生じ、押出安定
性、成形性および機械特性が低下するため好ましくな
い。
【0031】エポキシ基含有オレフィン系重合体には、
本発明の効果を損なわない範囲で、他のオレフィン系モ
ノマ、例えばアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、
アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニル、ビニルエー
テルなどを共重合せしめてもよい。
【0032】本発明で第3成分として用いられるエラス
トマ−の例としては、例えば、ポリオレフィン系エラス
トマ、ジエン系エラストマ、アクリル系エラストマ、ポ
リアミドエラストマ、ポリエステルエラストマ、シリコ
ーンエラストマ、フッ素エラストマ、多硫化物エラスト
マなどが挙げられる。ポリオレフィン系エラストマの具
体例としては、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−ブテン共重合体、ポリブテン、エチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体な
どが挙げられる。ジエン系エラストマとしてはスチレン
−ブタジエン共重合体、ポリブタジエン、ブタジエン−
アクリロニトリル共重合体、ポリイソプレン、ブテン−
イソプレン共重合体、スチレン−エチレン−ブタジエン
−スチレン共重合体およびこれらの水添物などが挙げら
れる。
【0033】アクリル系エラストマの具体例として、エ
チレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、エチレン
−(メタ)アクリル酸エチル共重合体、エチレン−(メ
タ)アクリル酸プロピル共重合体、エチレン−(メタ)
アクリル酸ブチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリ
ル酸ブチル共重合体などのオレフィン−アクリル酸エス
テル共重合体、(メタ)アクリル酸メチル−アクリロニ
トリル共重合体、(メタ)アクリル酸プロピル−アクリ
ロニトリル共重合体、(メタ)アクリル酸ブチル−アク
リロニトリル共重合体などの(メタ)アクリル酸エステ
ル−アクリロニトリル共重合体、エチレン−(メタ)ア
クリル酸共重合体およびそれのNa、Zn、K、Ca、
Mgなどの金属塩、上述のブタジエン−アクリロニトリ
ル共重合体などが挙げられる。
【0034】ポリアミド系エラストマとは、ポリアミド
成分のハードセグメントとポリエーテル成分および/ま
たはポリエステル成分のソフトセグメントを有するブロ
ック共重合体のエラストマである。ポリアミド成分の例
としては、式(IV)、式(V)
【0035】
【化6】
【0036】(ここでRI 、RIIおよびRIII は炭素数
2〜15のアルキレン基またはその置換体を示す)が挙
げられる。ポリエーテル成分の例としては、式(VI)
【0037】
【化7】
【0038】(Rは炭素数2〜15のアルキレン基また
はその置換体を示す)が挙げられ、ポリエステル成分の
例としては、式(VII) 、式(VIII)
【0039】
【化8】
【0040】(ここでRI 、RIIおよびRIII は炭素数
2〜15のアルキレン基またはその置換体を示す)が挙
げられる。またポリアミド系エラストマとしてはナイロ
ン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン11お
よびナイロン12のランダム共重合体も含まれる。
【0041】シリコーンエラストマは、式(IX)
【0042】
【化9】
【0043】で表わされるポリシロキサンであり、Rと
してはメチル基の他、エチル基、プロピル基、フェニル
基、ビニル基、フッ化アルキル基、式(X)
【0044】
【化10】
【0045】等が挙げられる。
【0046】フッ素系エラストマとしては例えば、フッ
化ビニリデン−パーフルオロプロパン共重合体、フッ化
ビニリデン−三フッ化塩化エチレン共重合体、四フッ化
エチレン−プロピレン共重合体、四フッ化エチレン−C
2 3 OCF3 共重合体などの他、ジヒドロパーフルオ
ロブチルアクリレート重合体、トリフルオロメトキシジ
ヒドロパーフルオロアクリレート共重合体などの含フッ
素アクリレート重合体、式(XI)
【0047】
【化11】
【0048】などのフルオロシリコーン系エラストマ、
式(XII)
【0049】
【化12】
【0050】などのフォスファゼン系エラストマ等が挙
げられる。
【0051】多硫化物エラストマとは、式(XIII)
【0052】
【化13】
【0053】で表わされるポリマであり、Rの例として
【0054】
【化14】
【0055】(R´は炭素数1〜4のアルキル基)、
【0056】
【化15】
【0057】などが挙げられ、mは1〜4である。これ
らのエラストマは1種または2種以上の混合物で使用さ
れる。
【0058】本発明で用いるヒンダードフェノール系化
合物とは、少なくとも式(I) の構造単位を分子中に少な
くとも1つ含む化合物である。
【0059】
【化16】
【0060】(式中、R1 およびR2 は炭素数1〜6の
炭化水素基であり、これらは同一または異なった基であ
ってもよい。)本発明で使用し得るヒンダードフェノー
ル系化合物の具体例としてはトリエチレングリコール−
ビス[3−ターシャリブチル−5−メチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジ
オール−ビス[3−(3,5−ジターシャリブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、2,4−ビ
ス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−
3,5−ジターシャリブチルアニリノ)−1,3,5−
トリアジン、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−
(3,5−ジタースアリブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]、2,2−チオ−ジエチレンビス
[3−(3,5−ジターシャリブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−
(3,5−ジターシャリブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート、2,2−チオビス(4−メチル−
6−ターシャリブチルフェノール)、N,N´−ヘキサ
メチレンビス(3,5−ジターシャリブチル−4−ヒド
ロキシ−ヒドロシンナマミド)、3,5−ジターシャリ
ブチル−4−ヒドロキシベンジルフォスフォネートジエ
チルエステル、1,3,5−トリメチル−2,4,6−
トリス(3,5−ジターシャリブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン、ビス(3,5−ジターシャリブチ
ル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸エチル)カルシ
ウムおよびN,N´−ビス[3−(3,5−ジターシャ
リブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ヒ
ドラジンなどを挙げることができ、これらは各々単体ま
たは2種以上の混合物の方で用いることができる。
【0061】本発明で用いる樹脂組成物におけるPPS
の配合割合は60〜98重量%、好ましくは65〜95
重量%の範囲内である。配合割合が60重量%に満たな
いと成形した中空成形品の耐熱性、耐薬品性が不足する
ので好ましくなく、一方配合量が98重量%を越えると
中空成形品の成形性、耐衝撃性が不足するので好ましく
ない。第2成分のエポキシ基含有オレフィン系共重合体
の配合割合は1〜40重量%、好ましくは5〜30重量
%の範囲内である。また、第3成分のエラストマーの配
合割合は1〜35重量%である。エラストマーの添加は
特に表面外観の向上に有効であるが、配合量が35重量
%を越えると中空成形品の耐熱性が損なわれるので好ま
しくない。また、ヒンダードフェノール系化合物の配合
割合はエポキシ基含有オレフィン系共重合体および前記
オレフィン系共重合体以外のエラストマーを含有してな
るPPS組成物100重量部に対して、0.01〜5重
量部、好ましくは0.05〜4重量部の範囲内である。
0.01重量部未満では目的とする中空成形品のピンチ
オフ部接着強度が得られず、5重量部を越えると改良効
果が飽和状態になり、経済的にも好ましくない。
【0062】本発明において、繊維状および/または粒
状の強化剤は必須成分ではないが、必要に応じてPPS
とエポキシ基含有オレフィン系共重合体およびエラスト
マーの合計100重量部に対して200重量部を越えな
い範囲で配合することが可能であり、通常10〜150
重量部の範囲で配合することにより強度、剛性、耐熱
性、寸法安定性等の向上を図ることが可能である。
【0063】かかる繊維状強化剤としては、ガラス繊
維、シラスガラス繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、
セラミック繊維、アスベスト繊維、石コウ繊維、金属繊
維等の無機繊維および炭素繊維等が挙げられる。
【0064】また粒状の強化剤としては、ワラステナイ
ト、セリサイト、カオリン、マイカ、クレー、ベントナ
イト、アスベスト、タルク、アルミナシリケートなどの
珪酸塩、アルミナ、塩化珪素、酸化マグネシウム、酸化
ジルコニウム、酸化チタンなどの金属酸化物、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、ドロマイトなどの炭酸塩、
硫酸カルシウム、硫酸バリウム等の硫酸塩、ガラス・ビ
ーズ、窒化ホウ素、炭化珪素、サロヤン、シリカなどが
挙げられ、これらは中空であってもよい。これら強化剤
は2種以上を併用することが可能であり、必要によりシ
ラン系およびチタン系などのカップリング剤で予備処理
して使用することができる。
【0065】また本発明で用いるPPSとエポキシ基含
有オレフィン系共重合体、エラストマー、ヒンダードフ
ェノール系化合物および必要に応じて強化剤を配合して
なる樹脂組成物には、本発明の効果を損わない範囲で、
熱安定剤、滑剤、結晶核剤、紫外線防止剤、着色剤、難
燃剤などの通常の添加剤および少量の他種ポリマを添加
することができ、更に、PPSの架橋度を制御する目的
で、通常の過酸化剤および、特開昭59−131650
号公報に記載されているチオホスフィン酸金属塩等の架
橋促進剤または特開昭58−204045号公報、特開
昭58−204046号公報等に記載されているジアル
キル錫ジカルボキシレート、アミノトリアゾール等の架
橋防止剤を配合することも可能である。
【0066】本発明で用いる樹脂組成物の調製方法は特
に制限なく、PPS樹脂、エポキシ基含有オレフィン系
共重合体、エラストマーおよびヒンダードフェノール系
化合物の粉末、ペレットまたは細片をリボンブレンダ
ー、ヘンシェルミキサー、Vブレンダーなどを用いてド
ライブレンドした後、バンバリーミキサー、ミキシング
ロール、単軸又は2軸の押出機、ニーダーなどを用いて
溶融混練する方法などが挙げられる。中でも十分な混練
力を有する単軸又は2軸の押出機を用いて溶融混練する
方法が代表的である。
【0067】本発明のブロー中空成形品は上記のように
して得られた樹脂組成物を通常公知のブロー成形法、す
なわち基本的には樹脂組成物を押出機に供給し、溶融押
出しをしてパリソンを形成せしめその後目的とする2〜
3次元的中空成形体とすることによって得られる。通常
公知のブロー成形法の代表例としてはダイレクトブロー
法、アキュームレーターブロー法、多次元ブロー法など
を挙げることができ、また他材料との組み合わせにおい
て用いられる多層ブロー成形法、エクスチェンジブロー
成形法などを適用することももちろん可能である。
【0068】このようにして成形された成形品はボト
ル、タンク、ダクトなどであり、耐熱性、耐薬品性、耐
衝撃性にすぐれた中空成形品として薬液用容器、空調ダ
クト類、自動車エンジンルーム内のダクト、パイプなど
に有用である。
【0069】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明する。なお、実施例および比較例に記された諸特性は
下記の方法で測定した。
【0070】(1) 成形性:樹脂組成物ペレットを50mm
φ押出し機を具備するブロー成形機に供給し、シリンダ
ー温度320℃で押し出しを行い、外径100mm、肉厚
4mmのパリソンを形成した後金型内で空気を吹き込み、
1辺150mm、高さ500mmの正四角柱型容器を成形し
た。この成形品胴部の上部および下部各5か所の厚みを
測定し、上部平均厚みと下部平均厚みの差が1mm以内の
ものは成形性良好、厚みの差が1mmを越えるものは不良
と判定した。
【0071】(2) 耐熱性:上記容器胴部に2.5Kgの荷
重をかけて所定の温度で1時間処理した際に変形量が2
mm以内となる最高温度を測定し、耐熱性の目安とした。
【0072】(3) 耐衝撃性:上記容器を1mの高さから
コンクリート床上に落下せしめ容器の破損、クラックの
有無を目視判定した。n=20で試験を行い、破壊しな
かったものの個数を数え、非破壊率として100分率で
表示し、耐衝撃性の目安とした 。(4) ピンチオフ部の接着強度:上記容器のピンチオフ
部を切り出し、接着強度を測定した。図3は、容器の金
型内での断面図であり、ダイ1から吐出された樹脂が金
型2の内壁面に沿って容器5を形成しており、通風口6
から矢印Aの方向に空気が吹き込まれている。また、ブ
ロー成形の初期の工程でピンチ3を使用した部位である
ピンチオフ部4が容器底部中央に存在する。
【0073】参考例1(PPSの重合) オートクレーブに硫化ナトリウム3.26Kg(25モ
ル、結晶水40%を含む)、水酸化ナトリウム4g、酢
酸ナトリウム三水和物1.36Kg(約10モル)および
N−メチル−2−ピロリドン(以下NMPと略称する)
7.9Kgを仕込み、撹拌しながら徐々に205℃まで昇
温し、水1.36Kgを含む留出水約1.5lを除去し
た。残留混合物に1,4−ジクロルベンゼン3.75Kg
(25.5モル)およびNMP2Kgを加え、265℃で
4時間加熱した。反応生成物を70℃の温水で5回洗浄
し、80℃で24時間減圧乾燥して、溶融粘度約250
0ポアズ(320℃、剪断速度10秒-1)の粉末状PP
S(P−1)約2Kgを得た。
【0074】同様の操作を繰返し、以下に記載の実施例
に供した。
【0075】参考例2(PPSの酸処理) 参考例1で得られたPPS粉末約2Kgを、90℃に加熱
されたpH4の酢酸水溶液20l中に投入し、約30分
間撹拌し続けたのちろ過し、ろ液のpHが7になるまで
約90℃の脱イオン水で洗浄し、120℃で24時間減
圧乾燥して粉末状とし、酸処理PPS(P−2)を得
た。
【0076】参考例3(PPSの熱水処理) 参考例1で得られたPPS粉末約2Kgと脱イオン水10
lとをオートクレーブに仕込み、常圧で密閉したのち、
175℃まで昇温し、撹拌しながら約30分間保温した
のち冷却した。内容物を取りだしろ過し、更に、70℃
の脱イオン水約10lの中にPPSを浸漬、撹拌し、ろ
過する操作を5回繰返した。その後120℃で24時間
減圧乾燥して熱水洗浄PPS(P−3)を得た。
【0077】参考例4(PPSの溶媒洗浄) 参考例1で得られた粉末約2Kgを100℃に加熱したN
MP20l中に投入し、約30分間撹拌した後、ろ過
し、続いて約90℃のイオン交換水で洗浄した。このも
のを120℃で24時間減圧乾燥してNMP洗浄PPS
(P−4)を得た 。実施例1 参考例2で得られたPPS樹脂(P−2)64.5重量
%、エチレン/グリシジルメタクリレート共重合体(8
8/12重量比)10重量%、三井石油化学(株)製エ
チレン/プロピレンゴム(“タフマ”P0680)10
重量%、ヒンダードフェノール系化合物(“イルガノッ
クス”1010)0.5重量%およびガラス繊維15重
量%をヘンシェルミキサーでドライブレンドした後、6
5mmφ単軸押出し機のホッパーに投入し、シリンダー温
度320℃、スクリュー回転数40rpm の条件で溶融混
練を行いペレット化した。このペレットを130℃で3
時間熱風乾燥した後、前記のブロー成形機を用いて1辺
150mm、高さ500mmの正四角柱型容器を成形したと
ころ、パリソンのドローダウンも小さく、表面外観良好
な中空成形品が得られた。この中空成形品の物性は表1
に示す通りであり、成形品中の肉厚の偏りもなく、耐熱
性、耐衝撃性、ピンチオフ部接着強度も良好な極めて実
用価値の高い成形品であることが判明した。図1は実施
例1で得られた容器底部の拡大断面図であるが、ピンチ
オフ部4も他の部分と同様の肉厚を有するものであっ
た。
【0078】比較例1 エチレン/グリシジルメタクリレート共重合体およびエ
チレン/プロピレンゴムを使用せず、PPS樹脂(P−
2)84.5重量%、ヒンダードフェノール系化合物
0.5重量%、ガラス繊維15重量%の組成とした以外
は実施例1と同様の手順で溶融混練を行い、得られたペ
レットを乾燥後ブロー成形機に供して成形を試みたが、
このものはパリソンのドローダウンが大きく均一な肉厚
の成形品を得ることができなかった。また耐熱性、耐衝
撃性も劣るものであった。
【0079】比較例2 実施例1でヒンダードフェノール系化合物を添加せず、
PPS樹脂を65重量%とした以外は同様の組成および
同様の手順で溶融混練、ブロー成形を行った。このもの
はブロー成形性はほぼ良好であったが、ピンチオフ部の
接着強度が低いものであった。図2は比較例2で得られ
た容器底部の拡大断面図であるが、ピンチオフ部4に
は、V字型の溝ができていた。
【0080】実施例2 参考例3で得られたPPS樹脂(P−3)60重量%、
実施例1で用いたエチレン/グリシジルメタクリレート
共重合体10重量%およびエチレン/ブテン−1共重合
体(三井石油化学(株)製“タフマ”A4085)10
重量%、ヒンダードフェノール系化合物(“イルガノッ
クス”1010)0.5重量%およびガラス繊維19.
5重量%を実施例1と同様の手順で溶融混練、ブロー成
形を行った。ここでもパリソンのドローダウンは小さ
く、表面外観良好なブロー中空成形品が得られた。
【0081】結果を表1に示す。
【0082】
【表1】
【0083】1) エチレン/グリシジルメタクリレート
=88/12重量%共重合体 2) エチレン/グリシジルメタクリレート=91/9重
量%共重合体 3) エチレン/プロピレンゴム 三井石油化学 “タフ
マ”P0680 4) エチレン/ブテンゴム 三井石油化学 “タフマ”
A4085 5) スチレン−ブタジエン−スチレンゴム水添物 シェ
ル化学 “クレイトン”G1652 6) ポリアミドエラストマー ATO “PEBAX” 7) シリコーンゴム トーレシリコーン “トレフィ
ル”E5000 8) ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−
ジターシャルブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート] チバガイギー “イルガノックス”101
0 9) N,N´−ヘキサメチレンビス(3,5−ジターシ
ャルブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)
チバガイギー “イルガノックス”1098表1から明
らかな様にこのものの物性は均一性、耐熱性、耐衝撃
性、ピンチオフ部の接着強度いずれも良好であった。
【0084】実施例3〜8 PPS樹脂、エポキシ基含有オレフィン系重合体、エラ
ストマー、ヒンダードフェノール系化合物および充填材
の種類と配合量を変えて実施例1と同様の手順で溶融混
練、次いでブロー成形を実施し、いずれの場合も表面外
観良好な中空成形品を得た。これらの諸物性は表1に示
す通りであり、成形品の均一性、耐熱性、耐衝撃性、ピ
ンチオフ部の接着強度いずれもすぐれたものであった。
【0085】実施例9 実施例1でガラス繊維を添加せずPPS樹脂を79.5
重量%とした以外は、同様の組成および同様の手順で溶
融、混練、ブロー成形を行った。この物は、ブロー成形
性は良好でピンチオフ部の接着強度も優れたものであっ
た。
【0086】 成形性(均一性) 良 耐熱性 150℃ 耐衝撃性(非破壊率) 100% ピンチオフ部 引張強度 340Kg/cm2 〃 伸び 16% 比較例3 実施例9でヒンダードフェノール系化合物を添加せずP
PS樹脂を80重量%とした以外は、同様の組成および
同様の手順で溶融、混練、ブロー成形を行った。この物
は、ブロー成形性はほぼ良好であったが、ピンチオフ部
の接着強度が低いものであった。
【0087】 成形性(均一性) 良 耐熱性 150℃ 耐衝撃性(非破壊率) 100% ピンチオフ部 引張強度 270Kg/cm2 〃 伸び 11%
【0088】
【発明の効果】本発明のごとく、脱イオン処理されたP
PS樹脂、エポキシ基含有オレフィン共重合体およびエ
ラストマーおよびヒンダードフェノール化合物からなる
樹脂組成物を用いることにより、PPS樹脂単独使用で
は不可能なすぐれたブロー成形性、耐衝撃性、ピンチオ
フ部の接着強度を有する良好なブロー中空成形品を得る
ことが可能になった。本発明により得られたブロー中空
成形品は大型部品にも適用でき、耐薬品性タンク、ボト
ル、自動車のダクト類などとして有益に使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で成形した容器底部の拡大断面図を示
す。
【図2】比較例2で成形した容器底部の拡大断面図を示
す。
【図3】実施例で成形した容器の金型内での断面図を示
す。
【符号の説明】
1:ダイ 2:金型 3:ピンチ 4:ピンチオフ部 5:容器 6:通風口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 63:00) B29K 81:00 B29L 22:00 C08L 81:00 (56)参考文献 特開 平4−277528(JP,A) 特開 平4−264163(JP,A) 特開 平1−268727(JP,A) 特開 平3−247436(JP,A) 特開 平4−249130(JP,A) 特開 平4−233974(JP,A) 特開 平3−236931(JP,A) 特開 平3−236930(JP,A) 特開 平3−32816(JP,A) 特開 昭63−249616(JP,A) 特開 昭61−255832(JP,A) 特開 平1−306467(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 5/00 C08L 81/02 B29C 49/00 - 49/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱イオン処理を施したポリフェニレンスル
    フィド樹脂98〜60重量%、エポキシ基含有オレフィ
    ン系共重合体1〜40重量%および前記オレフィン系共
    重合体以外のエラストマー1〜35重量%を配合してな
    る樹脂成分100重量部に対して、式(I) の構造単位を
    分子中に少なくとも1つ含むヒンダードフェノール系化
    合物を0.01〜5重量部および繊維状および/または
    粒状の強化剤0〜200重量部を添加してなるポリフェ
    ニレンスルフィド樹脂組成物を用いてブロー成形してな
    るブロー中空成形品。 【化1】 (式中、R1 およびR2 は炭素数1〜6の炭化水素基で
    あり、これらは同一または異なった基であってもよ
    い。)
  2. 【請求項2】脱イオン処理が酸水溶液で処理した後、水
    で洗浄することである請求項1記載のブロー中空成形
    品。
  3. 【請求項3】脱イオン処理が熱水で処理した後、水で洗
    浄することである請求項1記載のブロー中空成形品。
  4. 【請求項4】脱イオン処理が有機溶媒で洗浄した後、水
    で洗浄することである請求項1記載のブロー中空成形
    品。
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