JP3041955B2 - 装着帯を有する電子機器 - Google Patents

装着帯を有する電子機器

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JP3041955B2
JP3041955B2 JP7503951A JP50395195A JP3041955B2 JP 3041955 B2 JP3041955 B2 JP 3041955B2 JP 7503951 A JP7503951 A JP 7503951A JP 50395195 A JP50395195 A JP 50395195A JP 3041955 B2 JP3041955 B2 JP 3041955B2
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band
secondary battery
electronic device
end piece
conductive
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JP7503951A
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昭男 山本
渉 岩波
宏 矢部
健二 山崎
立身 宮下
明志 鶴渕
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は装着帯を有する電子機器に係り、特に、電池
を内蔵した電子腕時計又は脈拍や体温等の測定機能、通
信機能等を備えた腕時計その他の導電性部材を装着帯内
に配設した電子機器の構成に関する。
背景技術 従来、腕時計型電子機器に使用される導電性部材が内
蔵されたバンドの材質、構造、腕時計型電子機器本体と
バンドの取付構造、腕時計型電子機器本体のバンド取付
部の構造は、実開昭56−114492号公報、実開昭56−1144
93号公報、実開昭58−65908号公報、実開昭58−77492号
公報、実開昭62−71589号公報、特開昭63−197103号公
報、特開平1−279603号公報、実開平3−30890号公
報、実開平3−30891号公報、実開平3−30892号公報に
提案されている。
これらの各公報に記載されているバンド材質は、いず
れも非金属である天然皮革、合成皮革、絶縁性高分子樹
脂、エラストマ状繊維である。
バンド構造については、皮革の中に磁性粉を配し、バ
ンド幅方向側面に金属片を付加した構造、皮革の中にフ
レキシブルな例えば箔やメッシュ状の金属板を配した構
造、絶縁性高分子樹脂の中に導電性高分子樹脂を配した
構造、樹脂の中にフレキシブルな回路基板を配した構
造、合成樹脂の中にフレキシブルシートを配してスイッ
チ機能を設けた構造、及びエラストマ状繊維からなる弾
力性のある織物の中にワイヤを配した構造が各々記載さ
れている。
また、特開昭63−197103号公報及び特開平1−279603
号公報においては、金属拡張バンドの引き続くリンクを
通して導体をジグザグさせる構成についての記載があ
る。
腕時計型電子機器本体とバンドの取付構造について
は、バネ棒による取付け、腕時計型電子機器本体を構成
する胴と裏蓋とでバンドを挟み込んで取付ける方法、腕
時計型電子機器本体にバンドをネジ止め固定する方法、
及び腕時計型電子機器本体を上下から挟み込んで腕時計
型電子機器本体とバンド本体とを一体にした方法が記載
されている。
腕時計型電子機器本体のバンド取付部については、腕
時計型電子機器本体を上下から挟み込んで腕時計型電子
機器本体とバンド本体とを一体にした構造のものを除
き、全て腕時計側で周知の「屋根つきかん」構造となっ
ている。
電子腕時計においては、時計本体内に太陽電池や回転
錘の回転運動をコイル電流に変換する発電装置等を設け
たものがある。後者の場合には、発電装置の発生する電
力を腕時計本体内に内蔵された2次電池(例えば電気2
重層を構成する大容量コンデンサ)に蓄電し、この蓄電
された電力により時計の駆動モータ、ICや表示装置等が
駆動される。
一方、通常の電子腕時計では、実開昭58−77493号と
実開平3−30892号等に回路等をバンド内に収容する旨
の記載があり、また、実開昭59−137588号と実開昭59−
137589号には圧電素子や電磁コイル、整流回路及びバッ
テリーをバンド内に収容する旨の記載がある。
従来の腕時計型電子機器に使用される導電性部材を内
蔵したバンドの材質、構造、腕時計型電子機器本体とバ
ンドの取付構造、腕時計型電子機器本体のバンド取付部
の構造においては、腕への装着性、バンドのフィット
性、強度、耐久性、デザイン上の制約等の点について、
次のような解決すべき課題がある。
先ず第1にバンドの材質については、上記従来例では
絶縁性を確保する必要から大部分が非金属で構成されて
おり、腕時計において使用環境、耐久性及びデザイン上
の理由から金属性のバンドが多用されている現況を考慮
すると、需要を換気する上で重要なバンドデザインにつ
いて狭い範囲の選択しかできず、商品体系上好ましくな
いという問題がある。
第2にバンドの構造については、上記従来例毎に以下
のような問題がある。
1)皮革又は合成樹脂バンドの幅方向側面に金属板を付
加した構造のものは、曲げ剛性が大きくなり、フィット
性が低下する。
2)皮革又は合成樹脂をベースとしてその中に金属板を
配した場合、金属板の厚さが薄ければフィット性は皮革
又は合成樹脂バンド単独の場合と同程度のフィット性が
得られるが、バンドの屈曲やねじり、長期間の継続使用
により金属板が切断したり亀裂が入ったりして耐久性に
問題が出る。
3)バンド構造としてエラストマ状樹脂からなる弾力性
のある織物を使用した場合はこの種の拡張バンドに特有
の欠点をもつ。すなわち、バンドの長さ及び弾力性を腕
の太さ、好み等により調整したい場合には、予めバンド
長や弾力性を変えた複数種類のバンドを用意しておく必
要がある。また、腕への装着と取外しの際には必ずバン
ドを大きく拡張させなければならないため、バンドに収
容する内部構造の柔軟性を大きく取るとともに変形に対
する耐久性を確保した構造とする必要もある。
4)上記拡張バンド内のワイヤは、柔軟性及び変形に対
する耐久性の確保のためにジグザグ形状に配設されてい
るが、腕への装着と取外しの際には多少ともワイヤに引
張応力が作用する一方ワイヤ自体には伸縮性を付与でき
ないため、継続使用により大きな変形が繰り返し起きる
と、ジグザグ形状を保持することができず、ジグザグ形
状に粗密が発生し、フィット性にも影響が出る。また、
織物の端末固定部においてワイヤが固定されているの
で、腕時計型電子機器を床下に落下させる等大きな応力
を加えると、当該端末固定部においてワイヤ自体が変形
する恐れがある。
織物内にワイヤをジグザグ形状に織り込んだ構造のも
のは、脱着時に作用する引張力に応じた変位量及び変位
過程が織物とワイヤとで異なるので、無負荷時と装着時
のバンド長が異なる場合(バンドが伸ばされた状態で腕
に装着された場合)は、バンドに歪みが発生し、フィッ
ト性が低下する。同じ理由でワイヤを織り込んだ織物が
ワイヤ近傍で切れてしまうという欠点もある。
織物をスリーブ状として、その中にワイヤを螺旋状に
編んだものを挿通する場合には、曲げ剛性が大きくな
り、フィット性が低下するという問題がある。
5)特開昭63−197103号公報、特開平1−279603号公報
においては金属拡張バンドの引き続くリンクを通して導
体をジグザグ形状に配設する旨の記載があるが、拡張バ
ンドに関して上記と同様の欠点がある上に、金属性拡張
バンドのリンク機構は複雑であり、しかもその内部にワ
イヤをジグザグ形状に収容する必要があるために組立工
程が複雑になって高価になり、さらに、金属拡張バンド
の平面形状は単純であるため高級感がなく、デザインの
多様化を図ることが困難である。
第3に、腕時計型電子機器本体とバンド取付構造につ
いては、上記従来例毎に以下に示すような問題点があ
る。
1)バネ棒方式を採用している場合、時計本体に対して
バンドはバネ棒を中心として回動するから、時計本体と
バンドとの間に必要な電気的接点部は、常時ある圧力を
持って接触していなければ所定の目的を達成できない。
したがって、時計本体とバンドとは所定の接触圧のもと
で回転可能に取付けられるため、ぎこちない回転運動と
ならざるを得ない。また、長期継続使用において、接点
端子間には当該接触圧下での相対回動運動が繰り返し発
生するため、接点端子が磨耗し、使用とともに接触圧力
が低下する。さらに、接点端子間の相対回転運動が必要
であるために、確実な防水性を付与することも困難であ
る。
2)時計本体を構成する胴と裏蓋とでバンドを挟み込ん
で取付ける場合、胴に対して腕側へ所定の角度を付けて
バンドを取付けなければならないが、上記皮革又は合成
樹脂等を使用したバンドでは、内部の導電性部材の存在
により自重による充分な屈曲が得られず、バンドを強制
的に腕周りに屈曲させながら留金を操作する必要がある
ため装着作業が困難であり、この操作難により時計を落
下させる恐れもある。この場合、時計本体とバンドとの
取付部における屈曲により生ずるねじり、伸び、縮み等
に応じてバンド内の導電性部材が切れたり、亀裂が入っ
たり、例えばシリコン樹脂をバンドに使用した場合には
バンド本体に亀裂が入ったりする問題もある。
3)時計本体にバンドをネジ止め固定する場合、時計本
体を上下から挟み込んで時計本体とバンドとを一体にし
た場合についても基本的には上記2)で述べた内容と同
様の欠点がある。
第4に、腕時計型電子機器本体のバンド取付部の構造
については以下のような問題がある。従来、時計本体側
が剛性の高い金属製であるのに対し、殆どの文献におい
てバンドは本体よりも強度の低い非金属であるため、非
金属バンドをその表面側又は裏面側の一方で時計本体に
固定したのではバンドの屈曲によりバンド固定部付近で
最大曲げモーメントが作用し、当該位置でバンドが破損
し易い。そこで、時計本体のバンド取付部の構造を「屋
根つきかん」構造とし、屋根部と裏蓋とでバンドを挟む
取付構造をとらざるを得ない。このことは、需要者の視
覚に最も訴え易い非常に重要な時計本体の平面形状デザ
インを著しく制約する結果となり、デザインバラエティ
を富ませることができないという欠点を生む。
次に、電池を内蔵した電子腕時計においては、以下の
ような問題がある。上記発電装置内蔵の電子腕時計にお
いては2次電池の容量をなるべく大きくすることが望ま
しいが、時計本体内に内蔵されるため容積に制限があ
り、しかも充電許容回数等の性能を満たすために特定の
2次電池しか使用できないため蓄電容量が充分でない。
例えば通常の腕時計では腕から外した状態で数日間の駆
動に堪えうる程度である。また、発電装置で発生した電
力により2次電池を過充電させないためにリミッタ回路
が内蔵され、余剰電力は捨てている。例えば腕に装着し
た人が通常の生活をした場合、発電装置で発生する電力
の半分程度を捨てていることになる。
また、上記各文献に記載された腕時計は、いずれもバ
ンド内に電池等を配置して時計本体以外にそれらの収容
空間を形成している点で進歩が認められるが、バンド内
で回路や配線が切断されたり、発電部がバンドの撓みに
より故障する等、実際にバンド内に電池を収容した場合
に起こる事故や耐久性に対する対策が何ら講じられてい
ない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので
あり、その課題は、バンド内に導電性部材を収容した腕
時計型電子機器において、上記のようなバンド自体又は
その取付構造における諸問題を解決するとともに、バン
ド内蔵部の断線や故障の少ない耐久性の高い構造を実現
することにある。
発明の開示 本発明は、本体と導電性部材が内部に組み込まれた装
着帯とからなる装着帯を有する電子機器において、装着
帯は、本体に係合されたエンドピースと、エンドピース
に対し装着帯の締結時における湾曲方向に回動自在に接
続されたベースとから構成し、導電性部材を、エンドピ
ースに対しては保持された状態で収容し、ベースに対し
ては相対的に移動可能に収容すると共に、少なくとも装
着帯の延長方向に対して交差する方向に収容されている
部分を有しているものである。
ここで、エンドピースは本体に固定されていることが
好ましい。
また、エンドピースとベースとの間において装着帯の
延長方向に対して交差する方向に設置された中空部材を
設け、中空部材の内部に導電性部材を挿通させるように
することが好ましい。この場合、中空部材をエンドピー
スとベースとの間に取り付けられた円筒形状の連結軸と
することが望ましい。
また、本体内には発電装置と、該発電装置の発生電力
を蓄電する2次電池と、2次電池の出力により駆動され
る電子装置とを配し、装着帯の内部には発電装置で発生
した電力のうち2次電池に蓄積できない余剰電力を蓄積
するための補助2次電池を設置する場合もある。
ここで、補助2次電池への電力供給又は補助2次電池
からの電力取出を選択的に行うための選択手段を備える
ことが望ましく、この場合に選択開閉回路には、2次電
池の充電状態に基づいて2次電池の充電速度の調整又は
2次電池の過充電の防止のために補助2次電池への接続
を断続する制御手段、若しくは補助2次電池の異常を検
知すると補助2次電池の接続を遮断する制御手段を設け
ることが好ましい。また、選択開閉回路に、補助2次電
池への充電電流を制限する電流制限手段を備えることが
好ましい。
次に、導電性部材を挿通する本体又は装着帯に設けら
れた挿通孔に、導電性部材の周囲を完全に包囲する絶縁
体からなる絶縁包囲部材を介して導電性部材を挿通させ
る場合がある。
ここで、絶縁包囲部材は、導電性部材との間に間隙を
以て本体に固着され、装着帯の回動に伴って変形可能な
可撓性を備えていることが好ましい。また、絶縁包囲部
材には導電性部材と挿通孔との間の密閉性を確保するた
めの凸状シール部を一体形成することが好ましく、さら
にまた、絶縁包囲部材には、導電性部材に沿って延長形
成された部材被覆部を一体に設けることが望ましい。
また、装着帯の内部には、導電性部材を挿通する挿通
孔を有し、挿通孔を介して導電接続された電子機能部材
を収容する収容ユニットと、挿通孔に対応する貫通孔を
備えた取付部材と、導電性部材と挿通孔との挿通部をシ
ールするシール部材とを設け、導電性部材を上記貫通孔
及び挿通孔に挿通させた状態で、取付部材と収容ユニッ
トとの間にシール部材を配置して挟圧保持する場合もあ
る。
上記各手段においては、それぞれ導電性部材を、その
延長方向に対して交差する方向に屈曲した屈曲形状を有
して該延長方向に伸縮自在に構成し、その伸縮を妨げな
いように周囲に形成された絶縁被覆を設けることが好ま
しい。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明に係る実施例1のバンド構成を示す
平面図である。
第2図は、同実施例におけるバンド内の構造を示す分
解平面図である。
第3図は、同実施例におけるバンド内の構造を示す縦
断面図である。
第4図は、同実施例における本体とバンドとの取付構
造を示す概略断面図である。
第5図は、本発明に係る実施例2のバンド内の構造を
示す分解平面図である。
第6図は、同実施例におけるバンド内の構造を示す縦
断面図である。
第7図は、同実施例における本体とバンドとの取付構
造を示す概略断面図である。
第8図は、本発明に係る実施例3のバンド構造を示す
平面図である。
第9図は、同実施例におけるバンド内の構造を示す分
解平面図である。
第10図は、同実施例におけるバンド内の構造を示す縦
断面図である。
第11図は、本発明に係る実施例4のバンド内の構造を
示す分解平面図である。
第12図は、同実施例におけるバンド内の構造縦断面図
である。
第13図は、本発明に係る実施例5の全体構成を示す斜
視図である。
第14図は、同実施例における電力供給系の例を示す概
略回路構成図である。
第15図は、同実施例における電力供給系の別の例を示
す概略回路構成図である。
第16図は、同実施例における電力供給系のさらに別の
例を示す概略回路構成図である。
第17図は、同実施例の変形例の全体構成を示す斜視図
である。
第18図は、同実施例におけるバンド構造の例を示す全
体構成図である。
第19図は、同バンドの内部詳細図である。
第20図は、同実施例におけるバンド構造の他の例を示
す全体構成図である。
第21図は、同バンドの内部詳細図である。
第22図は、同実施例における時計本体とバンドとの接
続部分の例を示す断面図である。
第23図は、第16図に示す変形例に適用する発電装置の
内部構造を示す説明図である。
第24図は、本発明に係る実施例6における絶縁包囲部
材の形状を示す斜視図である。
第25図は、同実施例の本体とエンドピースとの間の導
電接続構造を示す縦断面図である。
第26図は、本発明に係る実施例7における本体とエン
ドピースとの間の導電接続構造を示す縦断面図である。
第27図は、同実施例7の変形例を示す縦断面図であ
る。
第28図は、同実施例7における絶縁被覆された導電線
を製造するための金型構造を示す縦断面図である。
第29図は、本発明に係る実施例8における本体とエン
ドピースとの間の導電接続構造を示す縦断面図である。
第30図は、同実施例8における導電線と収容部材との
間の接続構造を示す斜視図である。
第31図は、同実施例8における導電線と収容部材との
間の接続状態を示す断面図である。
第32図は、本発明に係る実施例9における内駒部材の
構成例を示す斜視図である。
第33図は、同実施例9のバンド構造を示す分解斜視図
である。
第34図は、同実施例9の組立斜視図である。
第35図は、同実施例9のバンド構造の異なる例を示す
分解斜視図である。
第36図は、同バンドの組立斜視図である。
第37図は、同実施例9のバンド構造の異なる例を示す
分解斜視図である。
第38図は、同バンドの組立斜視図である。
第39図は、内駒部材と外鞘部材とを単一部材で構成し
た駒部材の構造を示す斜視図である。
第40図は、本発明に係る実施例10のバンド構造を示す
分解斜視図である。
第41図は、同実施例10の組立斜視図である。
第42図は、同実施例10におけるバンドの内部構造を示
す断面図である。
第43図は、同実施例10と同様の駒部材に凹凸形状部を
形成した駒部材を示す斜視図である。
第44図は、本発明に係る実施例11のバンド構造を示す
分解斜視図である。
第45図は、同実施例11のバンド構造を示す断面図であ
る。
第46図は、同実施例11の概略斜視図である。
第47図は、本発明に係る実施例12のバンド構造を示す
分解平面図である。
第48図は、同実施例12の導電性部材の構造を示す拡大
説明図である。
発明を実施するための最良の形態 次に、添付図面を参照して本発明に係る装着帯を有す
る電子機器の実施例を説明する。
〔実施例1〕 第1図乃至第4図は本発明に係る電子機器の実施例1
を示すものである。第1図に示すように、バンド11は、
金属製のエンドピース21と、これに接続されるとともに
相互に接続されてベースを構成する複数の駒部材31と、
エンドピース21の反対側に取付けられたセンサボックス
40とからなる。第2図に示すように、バンド11の内部に
は導電性部材である一対の導電線30,30が配設され、こ
の導電線30は合成樹脂等の絶縁物で被覆された導線であ
る。導電線30の端部30aには絶縁被覆を例えば加熱した
こてにより周回方向に溶かして形成した環状の凹溝が設
けられ、その先の絶縁被覆を除去された線端はハンダ等
により固められている。
第3図に示すように、エンドピース21はエンドピース
片21aと21bとからなり、駒部材31は駒片31aと31bとから
構成されている。エンドピース片21aには、第2図に示
すように本体取付用のネジ穴91とエンドピース片固定用
のネジ穴92が穿設されている。エンドピース片21bに
は、ネジ穴91に対応する貫通孔と、ネジ穴92に対応する
位置に図示しないザグリ部を備えた貫通孔とが穿設され
ている。エンドピース片21a,21bは、それぞれ導電線30
と後述するパイプ50を収容する凹部21cを備えている。
駒片31aにはそれぞれ3つずつのネジ穴93が穿設され、
駒片31bにおけるネジ孔93に対応する位置には図示しな
い貫通孔が穿設されている。駒片31a,31bにも導電線30
及びパイプ50を収容する凹部31c,31dが穿設されてい
る。
エンドピース21と駒部材31との間及び隣接する駒部材
31の間には、バンド11の延長方向と直交する方向に配向
された金属製のパイプ50が収容され、その内部に上記導
電線30が挿通されている。導電線30は、パイプ50を挿通
して蛇行状にバンド内に延長し、センサボックス40内に
収容されたセンサに導電接続されている。パイプ50はエ
ンドピース21及び駒部材31により回動自在に挟持され、
エンドピース21と駒部材31及び隣接する駒部材31同士を
回動自在に連結している。
バンド11の組立は以下のようにして行われる。エンド
ピース片21a、所要数の駒片31a及びセンサボックス40を
平面上に並べた後、所要数のパイプ50に挿通した導電線
30の端末近傍をエンドピース片21aの凹部21cにセット
し、導電線30に挿通したパイプ50をエンドピース片21a
と駒片31aとの連結部に配置して、エンドピース片21aと
21bとをネジ止め固定する。次に、駒片31aの凹部31cに
導電線30をセットし、隣接する駒片31aの連結部に導電
線30を挿通したパイプ50を配置して、駒片31aと31bとを
ネジ止め固定する。以下、同様に順次駒片をネジ止め
し、最後に、上記端部30aと同様の構造を形成した導電
線30の他端に、防水用のパッキング(図示せず)をセッ
トしてセンサボックス40に穿設された導通孔に当該パッ
キングとともに導電線30を圧入する。
第4図に示すように、腕時計本体は胴60と裏蓋70とか
らなり、胴60の側面には導通孔が形成されて導電線30の
端部30aを収容するようになっている。また、胴60の下
面にはパッキング84が収容された凹溝と、裏蓋70の取付
用ネジ穴(図示せず)とが設けられている。裏蓋70に
は、胴60にネジ止めするための図示しない貫通孔と、エ
ンドピース21を取付けるための図示しない貫通孔が設け
られている。裏蓋70は、胴60の底面下において時計の12
時方向及び6時方向に胴60から一部突出するように形成
されている。
腕時計本体とバンドとは、エンドピース21より突出し
た導電線30の端部30aをパッキング81とともに胴60の導
通孔に圧入し、エンドピース21と裏蓋70とをネジ80で固
定することにより、取付けられる。ここで、エンドピー
ス21内に挿通されている導電線30は、その収容用の凹部
21cにより挟圧されるか、若しくは凹部21cの内部で接着
されることにより、導電線30の延長方向に保持すること
が望ましい。このように導電線30がエンドピース21内に
保持されていることにより、バンド11が変形した場合で
も胴60の内部に導入された導電線30の端部30aは常に胴6
0に対して移動せず、導電線30の接続部の耐久性を確保
することができる。
バンド11は腕時計本体の12時側と6時側とにそれぞれ
取付けられるので、一方を導電性部材の収容された上記
バンド11とし、通常のバンドとして形成される他方に、
例えばヘアピン等を用いたバンドの長さ調節機構を設け
ることもできる。導電性部材の収容されたバンド11の長
さ調節を行う場合には、通常の腕時計用バンドに使用さ
れる公知のフリーアジャストタイプ形式とすれば良い。
〔実施例2〕 第5図乃至第7図は本発明の実施例2を示すものであ
る。エンドピース22はエンドピース片22aと22bとから構
成され、第5図に示すように、エンドピース片22aに
は、エンドピース片22bに形成された図示しない貫通孔
に対応したネジ穴94が穿設されている。エンドピース片
22aには導電線30を収容するようにその延長方向に形成
された実施例1と同様の凹部22cの他に、当該凹部22cに
対して直交する凹溝22dが形成されている。第6図に示
すように、エンドピース片22bには、バネ棒42を収容す
るための凹溝22eが形成されている。凹溝22eは、バネ棒
42を収容するためのものであり、このバネ棒を迂回する
ために湾曲する導電線30の脹らみを凹溝22dが収容す
る。
エンドピース22は、同様に駒片32aと32bとから構成さ
れた駒部材32に接続されている。駒片32aは実施例1の
駒片31aと同様の構造であり、駒片31bと同一の駒片32b
に形成された図示しない貫通孔に対応するネジ穴95が穿
設されている。
第7図に示すように、腕時計本体は胴61と裏蓋71とか
らなり、胴61の側面には導電線30を導入するための導通
孔が形成され、胴61の下面には防水用パッキング84を収
容するための凹溝が形成されている。胴61の内側側面に
は裏蓋71に形成された図示しないダボと係合する図示し
ないダボ溝が設けられ、相互に嵌合している。
腕時計本体とバンドとの取付方法は以下の通りであ
る。エンドピース片22bの凹溝22eにバネ棒42を収容する
点を除いて上記実施例1と同様に組立られたバンドのエ
ンドピース22を、バネ棒42の端部を押して胴61の図示し
ない「かんまた」内に保持し、胴61の「かん」61aの突
出方向に沿って移動させ、エンドピース22の端面より突
出した導電線30の端部30aにパッキング82をセットす
る。パッキング82をセットした端部30aを胴61の導通孔
に圧入し、その後、バネ棒42の端部を胴61の「かん」61
aの「かん穴」に係合させる。
エンドピース22は、胴61の側面とバネ棒42との間でガ
タを極力抑制できる寸法であること、及び、エンドピー
ス片22aのバンド厚さ方向上部と、エンドピース片22bの
バンド厚さ方向下部とを、胴61の側面に接触させること
等により、バンドの回動に伴うエンドピース片22の回動
を極力抑制することが、防水性確保の点から望ましい。
〔実施例3〕 第8図乃至第10図は本発明に係る実施例3を示すもの
である。この実施例3は、天然皮革、合成皮革、合成樹
脂等の材質を用いたバンド13を示すものである。バンド
13は、エンドピース片23aと23bとからなる金属製又は樹
脂製のエンドピース23と、天然皮革、合成皮革、合成樹
脂等の材質を用いた表部材33aと裏部材33bとからなるベ
ース33と、尾錠43とを有する。
エンドピース片23a,23bには導電線30及びパイプ51を
収容するための凹部23cが形成されている。エンドピー
ス片23aには、腕時計本体取付用のネジ穴96と、エンド
ピース片固定用のネジ穴97とが設けられ、エンドピース
片23bには、ネジ穴96に対応する貫通孔と、ネジ穴97に
対応する図示しないザグリ部付き貫通孔が設けられてい
る。
ベース33を構成する表部材33aと裏部材33bは、それぞ
れ樹脂、例えばウレタンゴムで形成され、その成形時に
導電線30及びパイプ51を収容するための凹部33c、及
び、図示しないセンサユニットを収容するための凹部が
形成される。ベース33は、裏部材33bの成形品に導電線3
0を挿通したパイプ51、導電線30、及びセンサ(図示せ
ず)をセットした後、表部材33aを接着することにより
形成される。この後、エンドピース片23aにベース33か
ら突出したパイプ51及び導電線30を配置し、エンドピー
ス片23aと23bとをネジ止め固定する。尾錠43は、表部材
33aと裏部材33bとの接着時に取付けられる。
パイプ51は、バンドに加わるねじりモーメントや引張
力等の負荷に対して充分に耐えられるように、ベース33
の幅方向端部近傍まで伸びている。パイプ51の反エンド
ピース側には切欠部51aが形成され、この切欠部51aから
バンド長さ方向に屈曲させた導電線30をベース33内に配
設している。このことにより、エンドピース23とベース
33との連結強度を高めるとともにベース33の連結部の形
状を保持することができる。なお、エンドピース23の材
質は金属、非金属を問わない。また、凹部23cの大きさ
は、実施例2の凹部22cともに、実施例1に述べた凹部2
1cと同様である。バンドの長さ調節は、通常の場合と同
様に尾錠43が係合する他側のベースに形成された孔の位
置による。
〔実施例4〕 第11図及び第12図は本発明に係る実施例4を示すもの
である。実施例4は、実施例3と同様のベース33を備え
ているが、エンドピース24にバネ棒42が挿通される構造
となっている点で異なる。エンドピース24はエンドピー
ス片24aと24bとからなり、エンドピース片24aには固定
用のネジ穴98が形成され、このネジ穴98はエンドピース
片24bに形成された図示しない貫通孔に対応している。
エンドピース片24aには、導電線30用の凹部24cの他に、
バネ棒42の挿通により迂回する導電線30の湾曲部を収容
する凹溝24dが穿設され、エンドピース片24bには、バネ
棒42を収容する凹溝24eが設けられている。その他の導
電線収容用の凹部等の構造、バンドの組立方法及び本体
への取付方法は実施例1又は実施例3と同様である。
以上説明した各実施例は、バンド内に血圧、脈拍、体
温等の測定用センサを内蔵した電子腕時計を例に、その
バンド構造とバンド取付構造を示したものであるが、当
該センサに限らず、バンド内に通信用アンテナや以下に
説明する2次電池等を収容する場合にもバンド内に導電
線を配設する場合等、バンド内に導電性部材を収容した
ものであればいかなるものであっても本発明を適用でき
る。
〔実施例5〕 次に、上記各実施例で示した腕時計において、バンド
内に2次電池を収容した場合の実施例を説明する。第13
図に示すように、本実施例は電子腕時計に関するもので
あり、時計駆動装置、発電装置及び2次電池を内蔵した
時計本体1と、皮革、樹脂又は相互に連結された複数の
金属駒部材等からなるバンド2から概略構成される。本
実施例では、バンド2の時計本体寄りに2次電池101,10
2を収容し、2次電池101,102と時計本体とを導電線103
で接続している。2次電池101,102には種々のものを用
いることができるが、充放電許容回数の点で電気2重層
コンデンサ、電圧復帰特性やエネルギー密度の点でポリ
アセンリチウムキャパシタ等が好ましい。2次電池の数
は1個でもよく、又は必要に応じて任意数設けてもよ
い。
第14図は本実施例の電力供給系の回路を示すものであ
り、発電装置Gは後述するように回転錘の回転力により
ロータを回転させ、電磁コイルに起電力を発生させて出
力電流を得るものである。発電装置Gに対し並列にリミ
ッタ回路Lと逆流防止ダイオードD1が接続されている。
リミッタ回路Lは2次電池の過充電防止のための回路で
ある。整流ダイオードD2は発電装置Gの電磁コイルで発
生する交流電流を半波整流し、かつ電流の逆流を防止す
るためのものである。
発電装置G及びリミッタ回路Lに対し並列に接続され
た大容量コンデンサSCは時計本体に内蔵される2次電池
であり、発電装置Gの発生した電力を蓄電するようにな
っている。また、制御駆動回路Pは時計用の駆動モータ
(或いは表示装置)Rを駆動するとともに、リミッタ回
路L、後述する昇圧回路B及び後述する選択開閉回路SW
を制御するための集積回路である。なお、CBは制御駆動
回路Pのためのバックアップコンデンサである。
バンド内蔵部Tは第13図のバンド2内に収容される部
分であり、時計本体に収容された大容量コンデンサSCに
対して並列に接続された補助2次電池であるバンド内蔵
コンデンサC1,C2からなる。
昇圧回路Bは、発電回路Gで発生し各2次電池に蓄電
された電力を制御駆動回路Pの稼働電圧まで昇圧するた
めの回路である。2次電池であるコンデンサの出力電圧
は充電量によって大きく変動するため、制御駆動回路P
の動作を常時維持するために、コンデンサの出力電圧に
応じて、制御駆動回路P及びバックアップコンデンサCB
側の電位を例えば2倍、3倍等に昇圧する。この具体的
な回路構成は特開昭60−203887号、特開昭61−124887号
等に記載されている。
この実施例では簡易な回路構成で蓄電容量を増大でき
る点で実用的なものであり、通常の時計本体内の回路構
成を変更することなく適用できる。ただし、所定出力電
位にまで充電させるための時間が長くなるので、上記昇
圧回路Bによって駆動電圧を確保する回路構成は必須と
なる。
第15図は上記バンド内蔵部Tを選択開閉回路SWにより
接続/遮断できるように構成したものである。選択開閉
回路SWは制御駆動回路Pからの指令に基づいて時計本体
の回路部分とバンド内蔵部Tとの接続状態を選択的に変
更するものである。この選択開閉回路としては制御駆動
回路Pの制御信号によって動作する単なる開閉スイッチ
でもよく、また、自身で検知した電圧や電流等に基づい
て回路を開閉するものでもよい。選択開閉回路SWは通常
時計本体内のIC内に設けられるが、選択開閉回路SWを別
のICで構成しバンド内に設けることも可能である。
この実施例では、大容量コンデンサSCが充電状態にな
ると、過充電を防止するために制御駆動回路Pが選択開
閉回路SWに閉路信号を送出し、バンド内蔵部Tを本体回
路部分に接続させる。すると、バンド内蔵コンデンサC
1,C2の接続により合成容量が増大して過充電が防止さ
れ、さらに充電が行われる。また、2次電池の出力電圧
が時計の許容最低電圧以下に低下すると、選択開閉回路
SWに開路信号が送出され、バンド内蔵コンデンサC1,C2
が切り離される。また、選択開閉回路SWでは充電電流が
検知され、特に充電開始時において充電電流を所定値以
下に制限して本体側の電圧低下を防止するとともに、例
えばバンド内蔵コンデンサやバンド内配線等が短絡する
等の事故が発生した場合には開路することにより電力の
消失を防止する。バンド内蔵部Tに断線又は短絡事故が
発生した場合に、時計本体側に設けた表示装置又は発音
装置で警報を行うことも可能である。
なお、全2次電池に充電しても過充電の危険が生ずる
場合には、従来と同様にリミッタ回路Lを動作させる。
しかし、バンド内に2次電池を設けることにより少なく
とも収容容積の点においては制限が大幅に緩和されるた
め、このような事態の生ずる機会は従来よりも格段に減
少する。
このように、バンド内蔵部Tと本体回路部分との接続
を断続する選択開閉回路により、蓄電量の少ない場合に
は補助2次電池を切離し、2次電池の容量を小さくして
電圧を維持できる。また、蓄電量が多い場合にはバンド
内の補助2次電池を接続して2次電池の容量を増大させ
ることにより発生電力を捨てることなく蓄電できる。さ
らに、充電時には選択開閉回路を遮断して本体側の電圧
低下を防止することもでき、しかもバンド内で短絡等の
事故が発生した場合にも選択開閉回路を遮断して自動的
に時計本体の機能停止を回避することができる。
上記実施例の特徴は第16図に示す変形例においてもそ
のまま該当する。この例はバンド内蔵部Tのバンド内蔵
コンデンサC1,C2のそれぞれに対応した選択開閉回路S1,
S2を直列に接続している点のみが上記実施例と異なる。
各選択開閉回路S1,S2は上記選択開閉回路SWと同等の機
能を有し、通常時計本体内のIC内に構成される。もちろ
ん、バンド内に別のICとして組入れてもよい。この例で
は、特にバンド内に多数の補助2次電池を設置した場合
や各補助2次電池が大容量である場合に制御性が向上す
る。例えば、上述の本体側電圧を補助2次電池の容量調
整により維持できる点や複数の補助2次電池のうち事故
発生部のみを切り離せる点で効果的である。
第17図は他の変形例を示すものであり、第13図に示す
電子腕時計と同様のバンド2の内部に、第14図及び第15
図に示す発電装置Gと同様の発電装置111を2次電池104
とともに収容したものである。発電装置111と2次電池1
04とは導電線112で接続され、2次電池104と時計本体と
は導電線105で接続されている。発電装置111は、第23図
に示すように、偏芯した重量配分をもつ回転錘142と、
この回転錘142に対し増速輪列143,144を介して接続さ
れ、回転方向に着磁されたローダ145と、ロータ145を貫
通孔内に収容するコ字型板状のステータ146と、ステー
タ146の両端に各々ねじ止めされた鉄芯147と、鉄芯147
の周りに巻回された電磁コイル148とからなる。2次電
池104と発電装置111とはバンド内に設けらた空間内に収
容されている。バンド自体が導電体である場合にはそれ
ぞれが絶縁性のケースに収められた上でバンド内に配置
される。
第18図乃至第22図はバンド内に上記実施例の2次電池
を収容する場合に好適なバンド構造を示すものである。
第18図に示すバンド15は、時計本体に接続される好まし
くは金属製のエンドピース25と、エンドピース25に回動
自在に連結され、バンドの主要部を構成する好ましくは
皮革や合成樹脂製のベース35とから概略構成される。エ
ンドピース25は、エンドピース片25aとエンドピース片2
5b(図示せず)から構成され、ベース35は表部材35aと
裏部材35b(図示せず)とから構成される。
第19図に示すように、エンドピース片25aには本体に
固定するためのねじ穴123a,123dと、エンドピース片25b
に固定するためのねじ穴123b,123c,123eが形成されてい
る。また、導電線30及び連結パイプ52を収容する凹部12
3fが形成されている。エンドピース片25bには、エンド
ピース片25aのねじ穴123b,123c,123eに対応する位置に
貫通孔(図示せず)及びザグリ部(締結ボルトの頭部が
エンドピース片25bの底面から突出しないようにするも
の。図示せず。)が形成されている。また、エンドピー
ス片25bの上面には、エンドピース片25aの凹部123fの同
様の凹部が形成されている。
ここで導電線30は導線に絶縁樹脂被覆を施したもので
あり、時計本体側に接続する端部30aの周面には接続部
のパッキングに嵌合させるために絶縁被覆に形成された
環状の凹溝があり、また、先端は絶縁被覆が除去されて
いる。連結パイプ52はエンドピース25の凹部に回動自在
に嵌合するとともにベース35の表部材35aと裏部材35bの
間に接着固定され、その内部を貫通するように導電線30
が挿通されている。連結パイプ52はベース35の連結部を
支持し連結を確実に行うためにベース35の側端まで伸び
ているが、エンドピース25とは逆側に切欠部52aが形成
され、この切欠部52aから導電線30がベース35内に引き
出されている。ベース35の内部には導電線30と2次電池
101が接着挟持されている。2次電池101には選択開閉回
路や開閉スイッチ等を内蔵させてもよく、或いは専用の
選択開閉回路を別個にベース内に内蔵させてもよい。も
ちろんこれらの回路部分は時計本体に収容してもよい。
連結パイプ52はエンドピース25とベース35とを回動自
在に連結するとともに、エンドピース25内の導電線30の
部分をその延長方向に対して固定し、時計本体に接続さ
れる端部30aに負荷がかからないようにしている。ま
た、切欠部52aはベース35内の導電線30の部分が延長方
向に多少移動できるようにしている。
第20図に示すバンド16は、ベースとして金属製の駒部
材36を複数連結したものを採用した例である。エンドピ
ース26は上記25と同様であるので説明を省略する。駒部
材36は駒片36aと36b(図示せず)とからなり、第21図に
示す駒片36aには、駒片36bに固定するためのねじ穴134
a,134b,134cが形成されている。また、導電線30及びパ
イプ53を収容する凹部134dと、2次電池101を収容する
ための凹部134eが穿設されている。これらの凹部は駒片
36bにも同様に形成されている。駒片36bには、駒片36a
のねじ穴134a,134b,134cに対応する位置に貫通孔(図示
せず)及びザグリ部(締結ボルトの頭部が裏部材36bの
底面から突出しないようにするもの。図示せず。)が形
成されている。円筒状のパイプ53は、エンドピースと駒
部材の凹部に回動自在に嵌合して両者を回動自在に連結
する。2次電池101は、絶縁ケースに収容されて又は絶
縁シートを貼着した凹部134e内に収容されている。
第22図はバンドを構成するエンドピース27と時計本体
の胴62との接続部分を示すものであり、第18図乃至第21
図に示す例においても同様に構成されるものである。こ
のバンドはエンドピース27と複数の駒部材37を連結した
ものであるが、第19図に示すものとほぼ同様であるので
説明は省略する。胴62の側面にはエンドピース27を接続
する部分において導電線の端部30aを受け入れる配線孔
を備えている。導電線30は配線孔内に挿入され、その先
端部は時計内部の接続端子に接続され、環状の凹溝にパ
ッキング83が嵌合された状態で固定される。時計本体の
裏蓋72は側方へ延長された支持部72aを備え、この支持
部72aの上にエンドピース27が配置され、ねじ止めされ
る。なお、エンドピースの取付構造は上記のように固定
構造ではなく、ばね棒を介して間接的に連結したもので
もよい。
このように、ベースは時計本体に接続されたエンドピ
ースに回動自在に連結され、しかも導電線を挿通したパ
イプを回動軸に対し平行に配置しているため、バンドの
装着性を妨げることなく導電線の本体側の接続点や2次
電池側の接続点に負荷が加わることを防止できる。ま
た、パイプ自体を連結軸としているので、部品点数が削
減されるとともに組立も容易になる。
上記実施例は電子腕時計に本発明を適用した一例であ
るが、本発明は、腕その他の身体各部に装着するための
固定バンドを有する電子機器であれば、電子血圧計、通
信機器、電子手帳等の機能を有するいかなる機器であっ
ても適用できるものである。また、発電装置としては太
陽電池や他の公知の発電機構が使用可能であることはも
ちろんである。
次に、主として電子腕時計としての防水構造と、バン
ドの耐久性とを主要観点として製作した異なる実施例の
細部構成を説明する。その中で最初に、導電性部材の被
覆構造及び接続構造に関する複数の実施例を順次説明す
る。なお、以下の各実施例を採用する電子機器としての
全体構成は、上記各実施例で説明した構成と概略におい
て共通する。
〔実施例6〕 第24図及び第25図は実施例6を説明するための説明図
である。第24図に示す絶縁包囲部材150は、IIR(ブチル
ゴム)又はNBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)等
の弾性を有する絶縁高分子材料で成形されている。絶縁
包囲部材150は、第25図に示すように、導電端子部材155
の周囲に被覆された状態で使用される。この場合、導電
端子部材155を金型内に収容して、インサート成形によ
り絶縁包囲部材150を成形することが好ましい。
ここで、絶縁包囲部材150としては、図示のように単
独の導電体を挿通させる場合に限らず、複数の導電体を
包囲するように形成してもよい。この場合、複数の導電
体は、相互に絶縁性を保つために、絶縁包囲部材150の
内部に構成された絶縁性樹脂中に埋設されることが好ま
しい。
第25図は上記絶縁包囲部材150及び導電端子部材155を
腕時計の胴63とエンドピース28との間の接続に用いた例
を示すものである。腕時計本体の胴63は裏蓋73に対しネ
ジ85により固定され、裏蓋73の張出部に対してネジ86a,
86bによりエンドピース28が固定されている。隣接する
胴63とエンドピース28の対向する側面には、対応する位
置にそれぞれ導通孔が形成され、この両導通孔に絶縁包
囲部材150を装備した導電端子部材155が圧入されてい
る。絶縁包囲部材150は、第24図に示すように、リング
状に形成された凸状シール部151,152を備えている。こ
の凸状シール部は、それぞれ胴63の導通孔とエンドピー
ス28の導通孔に圧入され、絶縁包囲部材150と両導通孔
との間をシールする。
絶縁包囲部材150は、防水用のパッキングと、導電性
部材間及び導電性部材と時計本体又はバンドとの間の絶
縁材とを兼用している。したがって、絶縁被覆とパッキ
ングとの間の位置が予め規定されるため、組立が容易に
なり、製造コストを低減することができる。また、汗や
水等が直接導通端子部材155に付着しないために耐蝕性
を考慮する必要がなく、導電端子部材155の材質を電気
的特性のみを基準として選択できる。さらに、絶縁被覆
の上に別体のシール部材を嵌合させる必要がないため、
端子部の径を小さくすることができ、胴63の薄型化を図
ることができる。
導電端子部材155は、エンドピース28内に電池等を内
蔵する場合、直接電池の電極又は接続金具に接続され
る。また、バンド内に上記各実施例と同様の導電線30を
配設する場合には、エンドピース28内で導電線30にハン
ダ等により接続してもよく、或いは、導電端子部材155
の代わりに導電線30自体を絶縁包囲部材150に挿通する
構成としてもよい。
ここで、第25図では裏蓋73を介してエンドピース28を
胴63に対して固定しているが、エンドピース28をかん付
き構造等により胴63に対して回動可能に構成してもよ
い。この場合、絶縁包囲部材150はエンドピース28の回
動変位に追随できるように充分な弾性もしくは可撓性を
備えた材質で構成される必要がある。また、導電端子部
材や導電線等の導電性部材にはエンドピースの回動に追
随できるようにヒンジ構造等の曲折部を設け、また、エ
ンドピースの回動に伴う導電部材の延長方向(長さ方
向)の変位を吸収するためにスライド構造を設けること
が望ましい。
〔実施例7〕 第26図には本発明に係る実施例7の構造を示す。腕時
計本体の胴64とエンドピース29とは、裏蓋74を介してそ
れぞれネジ85,86により接続固定されている。導電線30
は、その両端で導電端子部材156,157に挿入され、絶縁
包囲部材160の端部に形成された拡径部161,162に被覆さ
れている。拡径部161,162には凸状シール部163,164が一
体成形されている。絶縁包囲部材160は、拡径部161,162
の間において導電線30を完全に被覆するように連続形成
されている。導電線30を絶縁包囲部材160で被覆したも
のの両端部は、胴64の側面に穿設された導通孔と、バン
ドのベースを構成する駒部材のうち、電池、センサ等を
内蔵する駒部材39に形成された導通孔とに圧入されてい
る。胴64の内部では、導電端子部材156の先端から突出
した導電線30の端部が、内部に取付けられた回路基板64
aに接続された弾性端子片64bに圧接されている。
第27図は上記実施例の変形例を示すものである。この
変形例では、絶縁包囲部材168は導電線30の外径よりも
大きな内径を有し、導電線30と絶縁包囲部材168との間
に間隙が存在している。絶縁包囲部材168の端部165には
凸状シール部166が形成され、時計の胴64の側面に穿設
された導通孔に挿入されている。端部165は、胴64の内
部から圧入された筒状の嵌合部材167により導通孔の内
面との間に挟持され、胴64に対して固着されている。胴
64が金属等の導電体である場合には、嵌合部材167は絶
縁不良を防止するために絶縁体で構成することが好まし
い。嵌合部材167が圧入された後に導電線30は弾性端子
片64bに鑞付け等で導電接続される。この例では、絶縁
包囲部材168は可撓性のある材料で製造されているとと
もにエンドピース29′が時計本体の胴64に対してかん65
により回動可能に取り付けられている。したがって、こ
のエンドピース29′が回動すると、絶縁包囲部材168は
回動方向に応じて変形する。この場合、内部に収容され
た導電線30は周囲の絶縁包囲部材168との間に間隙を有
するので、絶縁包囲部材168の変形により受ける応力が
低減される。嵌合部材167は、絶縁包囲部材168の端部16
5を確実に固定するとともに、内部に挿通された導電線3
0の屈曲を防止するように所定長さ分だけ支持してい
る。ここで、導電線30の屈曲に起因する長さ方向の変位
は弾性端子片64bの弾性により吸収されるようになって
いる。この場合、例えば、エンドピース29′の回動軸線
近傍に導電線30を屈曲可能とするヒンジ構造部、或い
は、導電線30の一部に摺動可能に重合したスライド構造
部を設けることにより、導電線30の導通を維持したま
ま、導電線30の長さ方向の変位を吸収し、導電線30を屈
曲させる応力を解消することができる。
上記第26図及び第27図に示す配線構造は上記実施例1
乃至実施例4に示したバンド内に配設する場合に適した
ものであり、特に第26図に示す絶縁包囲部材160は第28
図に示すようにインサート成形により製造することが好
ましい。導電線30と導電端子部材156,157とは予め嵌合
された上で必要に応じて鑞付け、溶着、カシメ等により
固着される。導電端子部材156,157の表面上には環状溝1
56a,157aが形成されており、さらに、金型A及びBのキ
ャビティには、環状溝156a,157aに対応させて環状凹部
a,bが形成されている。この金型内に実施例6と同様の
弾性を有する合成樹脂材料を射出し固化させて第26図に
示す絶縁包囲部材160を成形する。
本実施例は、配線と端子部とを一体の絶縁包囲部材で
被覆しているので、導電線30の端子部(若しくは接続
部)における絶縁作業を組立時に行う必要がなく製造コ
ストを低減することができる。また、凸状シール部を一
体に形成しているため、防水性と絶縁性とを確実に充足
することができるとともに、接続部の径を小さくできる
ため、胴64の薄型化を図ることができる。
本実施例に示す配線構造は実施例6と同様の効果を奏
するが、両端部にて拡径しているために、例えば実施例
1乃至実施例4に適用する際に、パイプ50,51に挿通さ
せることが困難な場合が考えられる。この場合には、パ
イプを形状記憶合金製の開口部を有するロール状の板状
体で構成し、高温相にて開口部が開き、低温相にて開口
部が閉鎖するように予め処理し、加熱して開口部を開か
せて拡径した状態で配線を挿通し、冷却して開口部が閉
鎖された状態でバンド内に配設すればよい。
〔実施例8〕 第29図には本発明に係る実施例8を示す。この実施例
では、実施例7と同様の端部構造をもつ絶縁包囲部材17
0が胴64とエンドピース29の間に接続されている。この
実施例において実施例7と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。本実施例では、第29図に示す
ように、絶縁包囲部材170の他方の端部172は導電線30の
周囲を被覆した状態のまま終端している。この端部を第
30図に示すように、取付板180の貫通孔182,183に挿通
し、さらにシール部材であるパッキング82に挿通して、
バンド内に収容されるセンサ又は電池用の収容部材190
に形成された導通孔192,193に挿入する。
取付板180には固定孔181,184が形成され、この固定孔
181,184を通してネジ87,88を収容部材190のネジ穴191,1
94に螺入することにより、第31図に示すように、導電線
30が収容部材190に固定される。収容部材190の導通孔19
2,193の開口縁にはパッキング82収容用の凹部192a,193a
が形成され、パッギング82は、この凹部192a,193aの内
部に収容された状態で、取付板180と収容部材190の間に
挟圧保持され、その挟圧による変形により、導電線30を
締め付け保持するようになっている。
収容部材190の導電線30の取付側には取付板180を収容
できる凹入部190aが形成され、この凹入部190aは、導通
孔192,193を通して収容凹部190bに連通している。収容
凹部190bには、センサ、電池等の電子機能部品が収容さ
れる。なお、収容部材190の上面には図示しない蓋部材
が取付けられ、収容凹部190bが密閉されるようになって
いる。該蓋部材の取付けは、ネジ止め、カシメ等の周知
の方法で行われ、蓋部材と収容部材との取付構造はパッ
キングを挟圧する構造、段差形状による嵌合等、任意に
構成できる。なお、上記収容部材190はバンドの駒部材
の内部に配置されるようになっていても、或いは収容部
材190自体がベースの駒部材、バンドの中どめ(締め
具)として構成されていてもよい。
この実施例では端部172が拡径していないため、バン
ド構造を完成させてから絶縁包囲部材170の被覆する導
電線30をバンド内に挿通できるため製造が容易になる。
また、電子機能部品に対する配線接続も確実に行うこと
ができる。導電線30は取付板180により収容部材190に対
して確実に固定され、導電線30と電子機能部品との接続
点に負荷がかかることを防止できる。
次に、バンドのベースの構成として複数の駒部材を相
互に回動可能に連結した構成をもつ複数の実施例を順次
説明する。
〔実施例9〕 第32図乃至第36図には本発明に係る駒部材の実施例9
を示す。この実施例9は駒部材の外郭を構成する外鞘部
材と、この外鞘部材の内部に回動可能に収容されて、隣
接する外鞘部材間を接続する機能を持つ内駒部材とから
構成されている。外鞘部材及び内駒部材は金属、非金属
を問わず任意の材質で構成できるが、通常は金属製の板
材で形成される。
第32図は内駒部材の種々の構成例を示す斜視図であ
る。内駒部材210,220,230は、それぞれ一枚の板材をプ
レス加工等により折曲して形成したものである。それぞ
れ折曲された板状部の間を導電性部材が挿通できるよう
に、開口部211,221,222,231,232が形成されている。こ
れらの種々の内駒部材のうち、外鞘部材とのフィット
性、回動特性を考慮すると、端部を曲面形状とした内駒
部材230が最も好ましい。
内駒部材240,250は2枚の板状体241と242、251と252
で構成する例を示すものであり、各板状体には、鉤状に
突出する突起部241a,242a,251a,251b,252a,252bが設け
られ、これらの突起部が対向する他方の板状体の表面に
当接することにより、導電性部材の挿通する開口及び空
間が確保される。このように内駒部材を2体に分割する
ことにより、それぞれの板状体に対して、例えば板状体
241′,241″に示すように凹凸形状部241c′,241c″を設
けることができる等、デザイン上の変化を付けることが
容易になる。
第33図は上記内駒部材220と、この内駒部材220を収容
可能な外鞘部材310とを組み合わせたベース構造を示す
ものである。外鞘部材310は、板材を角筒状に屈曲させ
て形成したものであり、前後面に開口部311,312を備え
るとともに、左右側面に開蓋部313,314を備えている。
内駒部材220は開蓋部313又は314から外鞘部材310内に挿
入され、開口部221を備えた後端部を開口部311から外部
に露出させる。このとき、内駒部材220は、その横幅の
変化により開口部311から脱出できないようになってい
る。
同様に隣接する外鞘部材にも他の内駒部材220を挿入
し、当該他の内駒部材220における開口部311から突出し
た後端部を、外鞘部材310の前側の開口部312から内部に
導入する。この状態で連結部材320を左右の開蓋部313,3
14から打ち込み、圧入すると、連結部材320の突出軸32
1,322が内駒部材220の上下の板状部の間に遊びを持って
挿入され、第34図に示すように、内駒部材220を介して
外鞘部材310が相互に連結された状態となる。
このバンドは、上記のように組立てた後、バレル研磨
を施して表面を鏡面とし、洗浄後、外鞘部材の表面のみ
に例えばスジ目加工を施すことにより、外鞘部材の表面
のスジ目と、凹部となる内駒部材の表面の鏡面とが鮮や
かな対称をなす良質のデザインをマスキング作業なしで
構成できる。
このバンド構造は、組立後に導電性部材を挿通可能で
ある点で本発明の構成に適したものである。第34図に示
すようにバンドを直線状態にすれば、開口部に導電線30
を挿し入れるだけで容易に配線できる。
各駒部材の間の回動角は、内駒部材の厚さと外鞘部材
内の収容空間の高さとの関係により設定することができ
る。すなわち、バンドの曲折に伴って内駒部材の前後端
が外鞘部材内部の上下面に当接する角度で隣接する駒部
材間の回動が規制されるので、バンドにおいて局部的に
大きな曲折角が発生することがなく、内部に挿通される
導電性部材の変形疲労を低減できる。ただし、回動角を
小さくすると装着性を悪化させるので、内駒部材と外鞘
部材の厚さの比率は、装着性と導電性部材の可撓性及び
耐久性との兼ね合いにより適宜設定することが望まし
い。
第35図は内駒部材240を用いたバンド構造を示すもの
であり、外鞘部材310及び連結部材320は第33図のものと
同様である。組立方法も2枚の板状体241′,242を外鞘
部材310の内部に収容する点を除いて第33図に示すもの
と同様である。この例では、板状体241′に形成された
凹凸形状部241c′により外鞘部材310の間に一部露出す
る内駒部材の外観を変えることができ、たとえば、第34
図に示される外鞘部材310間に形成される内駒部材の露
出する凹部を第36図に示すように平坦化することも可能
である。
なお、第33図及び第35図に示す外鞘部材310の開口部3
11,312の開口縁の形状は、図示のような直線形状に限ら
ず、波形状、凹凸形状等の種々の形状に容易に加工する
ことができるため、外観のバラエティを富ませることが
できるとともに、このような開口縁形状のみの変更は製
造コストの上昇を抑制できるという利点もある。
第37図には、内駒部材210は、外鞘部材330との組合せ
により形成されるバンド構造を示す。外鞘部材330は、
後部に開口部331を備え、前方に突出した前収容部332が
形成され、この前収容部332の前面に開口部333が形成さ
れている。内駒部材210は開蓋部334又は335から外鞘部
材330の内部に導入され、その開口部211の開口縁が外鞘
部材330の開口部333から前方へ引き出される。この開口
部211の開口縁は、隣接する外鞘部材330の開口部331か
らその内部に導入され、連結部材320の突出軸321に係合
される。
このようにして組み立てられたバンドは、第38図に示
すように、前収容部332を隣接する外鞘部材330の開口部
331に組み合わせた状態で、相互に連結される。この構
造によれば、開口部333の開口縁は、内部に挿通される
導電性部材30との間に内駒部材210が介挿されているこ
とにより、導電性部材30と直接接触することがないた
め、開口部333の開口縁形状を鋭利な形状のままにして
も支障がなく、切削等により形成できる。一方、外鞘部
材330の前収容部332は隣接する外鞘部材330の開口部と
組合せられるので、外鞘部材330間に内駒部材が大きく
露出することもなく、外観を整えることが可能である。
第39図に示す駒部材350は、第37図及び第38図に示す
内駒部材210と外駒部材330の機能を単一部材で実現する
ものである。駒部材350は後部に突出する舌状部350a,35
0bの間に開口部351を設けたものであり、舌状部350aの
左右側面側には一対の突起部353,354が形成されてい
る。開口部351の開口縁は隣接する駒部材350の前部にあ
る開口部352から内部に導入され、第37図及び第38図に
示す連結部材320の突出軸342に係合される。これらの構
造によれば単独の駒部材によりきわめて容易に組立作業
ができ、組立コストの低減を図ることができる。
本実施例においては、バンド内に2本の導電性部材を
挿通させた場合について説明したが、2本以外の1又は
3本以上の導電性部材をバンドに挿通させてもよく、ま
た、バンド内に積層箔から成る導電性部材や樹脂ベース
上に配線パターンを形成したフレキシブルシート(基
板)を挿通させてもよい。
〔実施例10〕 第40図は本発明にかかる実施例10を示すものである。
この実施例10は駒部材360の間を接続部材370を介して接
続したバンド構造を持つものである。駒部材360は、角
筒形状で上記実施例9の外鞘部材又は駒部材とほぼ同様
の形状を持ち、前部及び後部に開口部361,362を備え、
左右側面部に開蓋部363,364を備えている。一方、接続
部材370は中央に駒部材360の幅とほぼ等しい長さの橋状
部371を有し、この橋状部371の両端にそれぞれ角筒状の
筒状部372,373を備えている。
この接続部材370には、橋状部381の両側に係合板382,
383を備えた係合部材380が挿入され、一対の駒部材360
は、接続部材370の筒状部372と373との間にそれぞれ前
方及び後方から挿入される。係合部材380の係合板382,3
83の表面上には、それぞれ係合リブ384,385が設けられ
ているので、左右から接続部材370の筒状部372,373に連
結部材390を打ち込むと、連結部材390の底面上に形成さ
れている係合溝393と係合部材380の係合リブ384,385が
嵌合する。このとき同時に、連結部材390の突出軸391,3
92が接続部材370の筒状部372,373を通して駒部材360の
開蓋部363,364に係合するので、第41図に示すように駒
部材360と接続部材370とが交互に連結された状態とな
る。
このバンド構造では、駒部材360と接続部材370との2
部材で構成される点では上記実施例9と同様の構成であ
るが、実施例9における内駒部材に対応する駒部材360
の露出面積を大きくとることが可能であり、もちろん、
当該露出面積を小さくすることも可能であるから、実施
例9よりもさらにデザイン上の制約を少なくすることが
できる。
また、この実施例10では、第41図及び第42図に示すよ
うに、駒部材360間の間隔を大きくとっても橋状部371の
幅を調整するだけで内部の導電線が露出することがな
く、デザイン上好都合である。そして、駒部材360の間
隔を接続部材370の形状変更によりきわめて簡単に変更
することができることも明らかである。
この実施例10では接続部材370と係合部材380とを別部
材で構成しているが、両部材を一体に形成することも可
能であり、例えば接続部材370の下部側にもう一つの橋
状部を設けるようにしてもよい。また、連結部材390と
係合部材380との係合構造に代えて、接続部材370の筒状
部372,373に対して連結部材390が直接係合する構造とな
っていてもよい。さらに、第43図に示す駒部材360′の
ように、露出面に凹凸形状部360c′を設けること等も可
能であり、その他、上記各開口部の開口縁の縁形状等に
ついても種々のデザイン的な変形を施すことができる。
〔実施例11〕 第44図乃至第46図には本発明に係る実施例11の構造を
示す。この実施例11は楕円筒状の駒部材400を、接続部
材410を介して連結したバンド構造を示すものである。
駒部材400は、前後導電性部材を挿通させるための開口
部401,402を備え、左右側面部に開蓋部403,404を備えて
いる。接続部材410は、上枠部411及び下枠部412と、左
右の側面部413,414とにより構成される矩形枠状体であ
り、側面部413,414からはそれぞれ係合腕部415,416,41
7,418が突出している。係合腕部415,416,417,418は、一
度前後方向に伸びた後、再び基部側に折り返され、その
後、さらに屈曲して、側面部413,414の内側で中央部に
向かって延伸する係合端部415a(図示せず),416a,417
a,418aが設けられている。
このバンド構造の接続部材410は、下枠部412にある突
当部412aの存在が示す(第44図)ように、板材を折曲し
てロ字状に成形したものである。第45図に示すように駒
部材400と接続部材410とを組立る方法は以下の通りであ
る。接続部材410は、係合腕部415,416,417,418を形成し
た後、上枠部411、下枠部412、側面部413,414を形成す
るために折曲されるが、折曲する前に、駒部材400を接
続部材410に隣接させ、上枠部411と側面部413,414とを
折曲により形成する際に、係合端部415a(図示せず),4
16a,417a,418aを駒部材400の開蓋部403,404に係合させ
る。最後に、側面部413,414と下枠部412とを折曲により
形成して、突当部412aにて閉鎖する。
このようにして組立られた本実施例では、係合腕部を
設けることにより、バンド構造を駒部材と接続部材の2
部品のみで構成することができ、製造コストを低減にで
きるという効果を有する。また、係合腕部を屈曲形状と
しているため、その可撓性及び弾力性を屈曲形状や長さ
により調整することができ、内部に挿通する導電性部材
を保護するために、バンドに適度な回動抵抗を付与した
り、駒部材間の回動角の規制を行うことができる。ここ
で、係合腕部の弾性が隣接する駒部材間の圧接力を生む
ようにするために、或いは、バンドが伸びた状態で隣接
する駒部材が相互に接触しないようにするために、それ
ぞれ隣接する係合腕部の位置間隔を設定することもでき
る。
なお、この実施例11においても駒部材及び接続部材の
デザイン上の自由度は高く、例えば第46図に点線で示す
ように、駒部材400の上面に凹凸形状部400cを設けた
り、駒部材400の開蓋部の上下において突出縁400dを設
けることもでき、接続部材410においても同様である。
〔実施例12〕 最後に、第47図及び第48図を参照して導電性部材の異
なる態様を示す実施例12を説明する。導電性部材として
は、通常、上記各実施例に示された絶縁被覆を備えた導
電線を用いるが、特に導電性部材の耐久性を考慮した場
合、バンドの変形に伴う繰り返し応力に晒されて亀裂が
発生したり、切断したりする危険性がある。このため、
第47図に示すように、螺旋状又は波状に屈曲した導電線
500を使用することが好ましい。導電線500は、螺旋状又
は波状の形状によりその延長方向に大きな伸縮性を備え
ており、バンドの変形に対して延長方向に容易に伸縮で
きるとともに容易に屈曲できるため、バンドの繰り返し
変形に対する耐久性を高めることができる。
導電線500は、バンドの変形に対する追従を妨げず、
しかもその変形に際して不必要な接触による磨耗や螺旋
形状又は波形状部分の偏りを防止するために、第48図に
示すように、その形状を保持しうる絶縁管510内に収容
され、当該絶縁管の端部から露出する導電端子部材520
に接続される。通常、導電線500はその全長にわたり螺
旋状又は波状に屈曲した形状を備えているが、部分的に
のみ当該形状に加工されていてもよい。特に、大きな変
形をうける部分、例えば第47図のパイプ50に挿通されて
いる部分のみを螺旋形状に成形してもよい。このように
部分的にのみ導電線を屈曲形状とすることにより、製造
コストを低減することができるとともに、導電線500の
平均収容径を低減し、バンドを薄型化することができ
る。
産業上の利用可能性 以上説明したように本発明は、装着帯の内部に導電性
部材を収容した電子機器において、本体に係合されたエ
ンドピースと、エンドピースに対して回動自在に接続さ
れたベースとから構成されているので、ベースが自重に
より回動して腕等に適合するため装着性が向上し、ま
た、導電性部材がエンドピースに対しては保持され、ベ
ースに対しては移動可能に配設されているため、装着帯
が変形しても、本体と導電性部材との接続部に加わる応
力を低減することができるとともに、内部の導電性部材
自体に加わる応力及び変形量も低減することができ、電
気的な耐久性、信頼性、安全性を高めることができる。
請求項2によれば、エンドピースが本体に対して固定
されているため、導電性部材が本体と装着帯との接続部
における変形や負荷を受けることがなく、導電性部材の
耐久性を確保できる。また、本体との取付部を「屋根つ
きかん」構造に限らず、「かん付き」構造、「かん無
し」構造等、自由に設計でき、デザイン上の制約も低減
することができる。
請求項3によれば、中空部材は回動軸に沿って配置さ
れているため、ベースが回動しても挿通された導電性部
材の変形量を抑制できるとともに、導電性部材における
装着帯の延長方向の位置を保持することができるから、
導電性部材に局部的な負荷や大きな変形を与えることが
なく、耐久性、信頼性及び安全性を高めることができ
る。
請求項4によれば、中空部材を円筒形状の連結軸とす
ることにより、導電性部材の位置決めと支持機能及び回
動自在の連結機能を兼ねた構造となるので、連結構造が
簡易になり、部品点数も低減され、組立も容易になる。
請求項5によれば、バンド内に補助2次電池を設けた
ため、収容容積を制限されずに蓄電容量を増大でき、こ
こに時計本体内の2次電池に蓄電できない余剰電力を蓄
電できるから、非発電時の動作期間を長くとることがで
きるとともに過充電を防止するために電力を捨てる機会
は従来よりも格段に減少する。
請求項6によれば、選択開閉回路により補助2次電池
の接続を断続するようにすれば、操作釦等の操作部材や
請求項7又は8の制御手段により、必要に応じて2次電
池と補助2次電池の合成容量を調節できるとともに、補
助2次電池側の断線や短絡等の事故にも対応できる。
請求項9によれば、電流制限手段により補助2次電池
への充電時において時計本体側の電圧低下を防止でき
る。
請求項10によれば、絶縁包囲部材により、導電性部材
の挿通部における絶縁性を確実に確保でき、汗や水の付
着に伴う絶縁不良を防止できる。
請求項11によれば、絶縁包囲部材は導電性部材との間
に間隙を以て本体に固着されており、しかも可撓性を備
えているので、装看帯の回動により絶縁包囲部材が変形
しても導電性部材にかかる応力は少なく、絶縁不良の発
生を防止できると同時に導電性部材の断線を防止するこ
とができる。
請求項12によれば、凸状シール部を一体に設けること
により、絶縁包囲部材が導電性部材の挿通部における絶
縁性と防水性とを確保するので、絶縁不良や液蝕による
耐久性の劣化を防止できるとともに、導電性部材の挿通
部における組立作業を容易にすることができる。
請求項13によれば、絶縁包囲部材に部材被覆部を一体
に設けることにより導電性部材の延長方向に亘る絶縁被
覆をも兼ねることができる。
請求項14によれば、導電性部材の端部に絶縁包囲部
材、シール部、端子部等の拡径形状部を設けることな
く、導電性部材の端部を確実に装着帯内の電子機能部材
に接続することができるので、装着帯を製作した後に導
電性部材を挿通させることができるなど、組立作業を容
易に行うことができる。
請求項15によれば、導電性部材が延長方向に伸縮自在
に構成され、これを妨げない絶縁被覆が設けられている
ので、装着帯の変形に起因する導電性部材の亀裂や切断
等の破損が防止され、耐久性を向上させることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 健二 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 宮下 立身 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 鶴渕 明志 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−109468(JP,A) 特開 平2−257722(JP,A) 特開 平4−336804(JP,A) 特開 昭56−151381(JP,A) 特開 昭51−87727(JP,A) 特開 昭61−139781(JP,A) 特開 昭57−154086(JP,A) 特開 昭62−227203(JP,A) 実開 平3−120815(JP,U) 実開 昭51−161161(JP,U) 実開 平1−81593(JP,U) 実開 昭56−114493(JP,U) 実開 昭62−184494(JP,U) 実開 昭61−10594(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04G 1/00 G04C 10/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と導電性部材が内部に組み込まれた装
    着帯とからなる装着帯を有する電子機器において、 前記装着帯は、前記本体に係合されたエンドピースと、
    該エンドピースに対し前記装着帯の締結時における湾曲
    方向に回動自在に接続されたベースとから構成され、前
    記導電性部材は、前記エンドピースに対しては保持され
    た状態で収容され、前記ベースに対しては相対的に移動
    可能に収容されていると共に、少なくとも前記装着帯の
    延長方向に対して交差する方向に収容されている部分を
    有していることを特徴とする装着帯を有する電子機器。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記エンドピースは、
    前記本体に固定されていることを特徴とする装着帯を有
    する電子機器。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記エンドピースと前
    記ベースとの間において前記装着帯の延長方向に対して
    交差する方向に設置された中空部材を設け、該中空部材
    の内部に前記導電性部材を挿通させたことを特徴とする
    装着帯を有する電子機器。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記中空部材は前記エ
    ンドピースと前記ベースとの間に取り付けちれた円筒形
    状の連結軸を構成していることを特徴とする装着帯を有
    する電子機器。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記本体の内部には、
    発電装置と、該発電装置の発生電力を蓄電する2次電池
    と、該2次電池の出力により駆動される電子装置とを備
    え、前記装着帯の内部には、前記発電装置で発生した電
    力のうち、前記2次電池に蓄積できない余剰電力を蓄積
    するための補助2次電池を設置したことを特徴とする装
    着帯を有する電子機器。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記補助2次電池への
    電力供給又は前記補助2次電池からの電力取出を選択的
    に行うための選択開閉回路を備えたことを特徴とする装
    着帯を有する電子機器。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記選択開閉回路は、
    前記2次電池の充電状態に基づいて、前記2次電池の充
    電速度の調整又は前記2次電池の過充電の防止のために
    前記補助2次電池への接続を断続する制御手段を備えて
    いることを特徴とする装着帯を有する電子機器。
  8. 【請求項8】請求項6において、前記選択開閉回路は、
    前記補助2次電池の異常を検知すると前記補助2次電池
    の接続を遮断する制御手段を備えていることを特徴とす
    る装着帯を有する電子機器。
  9. 【請求項9】請求項6において、前記選択開閉回路は、
    前記補助2次電池への充電電流を制限する電流制限手段
    を備えていることを特徴とする装着帯を有する電子機
    器。
  10. 【請求項10】請求項1において、前記導電性部材を挿
    通する前記本体又は前記装着帯に設けられた挿通孔に、
    前記導電性部材の周囲を完全に包囲する絶縁体からなる
    絶縁包囲部材を介して前記導電性部材を挿通させたこと
    を特徴とする装着帯を有する電子機器。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記絶縁包囲部材
    は、前記導電性部材との間に間隙を以て前記本体に固着
    され、前記装着帯の回動に伴って変形可能な可換性を備
    えていることを特徴とする装着帯を有する電子機器。
  12. 【請求項12】請求項10において、前記絶縁包囲部材に
    は、前記導電性部材と前記挿通孔との間の密閉性を確保
    するための凸状シール部が一体形成されていることを特
    徴とする装着帯を有する電子機器。
  13. 【請求項13】請求項10又は請求項12において、前記絶
    縁包囲部材には、前記導電性部材に沿って延長形成され
    た部材被覆部が一体に設けられていることを特徴とする
    装着帯を有する電子機器。
  14. 【請求項14】請求項1において、前記装着帯の内部に
    は、前記導電性部材を挿通する挿通孔を有し、該挿通孔
    を介して導電接続された電子機能部材を収容する収容ユ
    ニットと、前記挿通孔に対応する貫通孔を備えた取付部
    材と、前記導電性部材と前記挿通孔との挿通部をシール
    するシール部材とを有し、前記導電性部材を前記貫通孔
    及び前記挿通孔に挿通させた状態で、前記取付部材と前
    記収容ユニットとの間に前記シール部材を配置して挟圧
    保持したことを特徴とする装着帯を有する電子機器。
  15. 【請求項15】請求項1において、前記導電性部材は、
    その延長方向に対して交差する方向に屈曲した屈曲形状
    を有して該延長方向に伸縮自在に構成され、その伸縮を
    妨げないように周囲に形成された絶縁被覆を備えている
    ことを特徴とする装着帯を有する電子機器。
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