JP3041770B2 - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents
走査型プローブ顕微鏡Info
- Publication number
- JP3041770B2 JP3041770B2 JP9021679A JP2167997A JP3041770B2 JP 3041770 B2 JP3041770 B2 JP 3041770B2 JP 9021679 A JP9021679 A JP 9021679A JP 2167997 A JP2167997 A JP 2167997A JP 3041770 B2 JP3041770 B2 JP 3041770B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scanning
- signal
- image
- probe
- memory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走査型プローブ顕微
鏡に係り、特に、走査型原子間力顕微鏡(AFM: Ato
mic Force Microscope)に代表される走査型プローブ顕
微鏡のように、試料表面でのプローブ走査速度がモニタ
装置での陰極線等の走査速度に比較して著しく遅い場合
でも、プローブ走査によって得られた試料像を高画質で
表示できるようにした走査型プローブ顕微鏡に関する。
鏡に係り、特に、走査型原子間力顕微鏡(AFM: Ato
mic Force Microscope)に代表される走査型プローブ顕
微鏡のように、試料表面でのプローブ走査速度がモニタ
装置での陰極線等の走査速度に比較して著しく遅い場合
でも、プローブ走査によって得られた試料像を高画質で
表示できるようにした走査型プローブ顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】走査型原子間力顕微鏡(AFM)では、
片持ち梁式に支持された梁部の自由端に探針を設けたカ
ンチレバーが走査プローブとして利用される。このよう
な構成のカンチレバーでは、探針を試料表面で走査する
と試料表面と探針との間に原子間力に基づく引力または
斥力が発生するので、この原子間力をカンチレバーの撓
み量として検出し、これを画像信号としてモニタ装置へ
出力すれば試料表面の形状観察が可能になる。
片持ち梁式に支持された梁部の自由端に探針を設けたカ
ンチレバーが走査プローブとして利用される。このよう
な構成のカンチレバーでは、探針を試料表面で走査する
と試料表面と探針との間に原子間力に基づく引力または
斥力が発生するので、この原子間力をカンチレバーの撓
み量として検出し、これを画像信号としてモニタ装置へ
出力すれば試料表面の形状観察が可能になる。
【0003】図3は、従来の走査型プローブ顕微鏡に用
いられる画像データ表示装置の主要部の構成を示した図
である。走査型プローブ顕微鏡10における試料表面で
の探針のラスタ走査周波数は1ないし100Hz程度で
あるのに対して、テレビモニタ等のCRT表示装置にお
ける走査周波数は数10kHzであり、両者の走査周波
数には大きな差がある。このため、走査型プローブ顕微
鏡10から出力される画像信号をモニタ装置54へ直接
出力することができず、両者の間には走査速度差を吸収
するための一時記憶手段51および画像メモリ52が必
要になる。
いられる画像データ表示装置の主要部の構成を示した図
である。走査型プローブ顕微鏡10における試料表面で
の探針のラスタ走査周波数は1ないし100Hz程度で
あるのに対して、テレビモニタ等のCRT表示装置にお
ける走査周波数は数10kHzであり、両者の走査周波
数には大きな差がある。このため、走査型プローブ顕微
鏡10から出力される画像信号をモニタ装置54へ直接
出力することができず、両者の間には走査速度差を吸収
するための一時記憶手段51および画像メモリ52が必
要になる。
【0004】このような構成では、走査型プローブ顕微
鏡10から出力された画像信号Sは、デジタル信号に変
換されて一時記憶手段51に画像データDとして一時記
憶される。予定量(例えば、1走査ライン分)の画像デ
ータDX が蓄積されると、当該画像データDX は画像メ
モリ52へ転送される。画像メモリ52では、転送され
た画像データDX を順次蓄積して1フレーム分の画像デ
ータDを完成させる。
鏡10から出力された画像信号Sは、デジタル信号に変
換されて一時記憶手段51に画像データDとして一時記
憶される。予定量(例えば、1走査ライン分)の画像デ
ータDX が蓄積されると、当該画像データDX は画像メ
モリ52へ転送される。画像メモリ52では、転送され
た画像データDX を順次蓄積して1フレーム分の画像デ
ータDを完成させる。
【0005】これと並行して、画像データ読出手段53
は、モニタ装置54へ供給される水平および垂直同期信
号SH,SVに同期して画像メモリ52から画像データ
Dを順次かつ繰り返し読み出し、これをアナログ信号の
映像信号Vに変換してモニタ装置54へ転送させる。し
たがって、モニタ装置54には走査型プローブ顕微鏡1
0での走査が完了した部分の映像から次々と表示される
ことになり、走査が完了した時点で完全な映像が表示さ
れることになる。
は、モニタ装置54へ供給される水平および垂直同期信
号SH,SVに同期して画像メモリ52から画像データ
Dを順次かつ繰り返し読み出し、これをアナログ信号の
映像信号Vに変換してモニタ装置54へ転送させる。し
たがって、モニタ装置54には走査型プローブ顕微鏡1
0での走査が完了した部分の映像から次々と表示される
ことになり、走査が完了した時点で完全な映像が表示さ
れることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術の構
成では、一時記憶手段51および画像データ読出手段5
3が同時には画像メモリ52へアクセスできない、換言
すれば、一時記憶手段51から画像メモリ52へ画像デ
ータDが転送されている期間は、画像データ読出手段5
3は画像メモリ52から画像データDを読み出すことが
できない。このため、一時記憶手段51が画像メモリ5
2へ画像データDを転送している間はモニタ装置54上
の映像が欠けてしまうという問題がある。
成では、一時記憶手段51および画像データ読出手段5
3が同時には画像メモリ52へアクセスできない、換言
すれば、一時記憶手段51から画像メモリ52へ画像デ
ータDが転送されている期間は、画像データ読出手段5
3は画像メモリ52から画像データDを読み出すことが
できない。このため、一時記憶手段51が画像メモリ5
2へ画像データDを転送している間はモニタ装置54上
の映像が欠けてしまうという問題がある。
【0007】このような問題点を解決するためには、一
時記憶手段51から画像メモリ52への画像データの転
送を、モニタ装置用の水平および垂直同期信号SH,S
Vのブランク期間を利用して実行する方式が考えられ
る。しかしながら、一時記憶手段51から画像メモリ5
2へのデータ転送がプローブ走査信号の帰線期間以外に
行われてしまうと、前記と同様の理由から、このデータ
転送中は走査型プローブ顕微鏡10から一時記憶手段5
1へのデータ転送が中断されて当該タイミングでの画像
データが欠落してしまうことから、モニタ装置54上で
は当該画像データの欠落が画像のチラツキとなって現れ
るという問題があった。
時記憶手段51から画像メモリ52への画像データの転
送を、モニタ装置用の水平および垂直同期信号SH,S
Vのブランク期間を利用して実行する方式が考えられ
る。しかしながら、一時記憶手段51から画像メモリ5
2へのデータ転送がプローブ走査信号の帰線期間以外に
行われてしまうと、前記と同様の理由から、このデータ
転送中は走査型プローブ顕微鏡10から一時記憶手段5
1へのデータ転送が中断されて当該タイミングでの画像
データが欠落してしまうことから、モニタ装置54上で
は当該画像データの欠落が画像のチラツキとなって現れ
るという問題があった。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、画像信号を取り込む際のプローブ等の走査
速度と画像を表示する際の陰極線等の走査速度とが大き
く異なる場合でも、画像を途切れる事なくリアルタイム
で、かつモニタ装置上でチラツキなく表示できるように
した走査型プローブ顕微鏡を提供することにある。
点を解決し、画像信号を取り込む際のプローブ等の走査
速度と画像を表示する際の陰極線等の走査速度とが大き
く異なる場合でも、画像を途切れる事なくリアルタイム
で、かつモニタ装置上でチラツキなく表示できるように
した走査型プローブ顕微鏡を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、プローブ走査用の走査信号を発生
する手段と、モニタ表示用の同期信号を発生する手段
と、前記プローブ走査信号の帰線期間および同期信号の
ブランク期間を検出する検出手段と、プローブ走査に応
答して得られる画像信号を画像データに変換して一時記
憶するデータメモリと、前記データメモリから転送され
る画像データを順次蓄積する画像メモリと、前記画像メ
モリから画像データを読み出して映像信号に変換し、こ
れを前記各モニタ用同期信号に同期してモニタ装置へ出
力する手段とを設け、前記データメモリから画像メモリ
への画像データの転送は、プローブ走査信号の帰線期間
とモニタ用同期信号のブランク期間とが重なる期間内に
行われるようにした点に特徴がある。
ために、本発明では、プローブ走査用の走査信号を発生
する手段と、モニタ表示用の同期信号を発生する手段
と、前記プローブ走査信号の帰線期間および同期信号の
ブランク期間を検出する検出手段と、プローブ走査に応
答して得られる画像信号を画像データに変換して一時記
憶するデータメモリと、前記データメモリから転送され
る画像データを順次蓄積する画像メモリと、前記画像メ
モリから画像データを読み出して映像信号に変換し、こ
れを前記各モニタ用同期信号に同期してモニタ装置へ出
力する手段とを設け、前記データメモリから画像メモリ
への画像データの転送は、プローブ走査信号の帰線期間
とモニタ用同期信号のブランク期間とが重なる期間内に
行われるようにした点に特徴がある。
【0010】上記した構成によれば、データメモリから
画像メモリへの画像データの転送はプローブ走査信号の
帰線期間内に行われるので、画像信号のデータメモリへ
の一時記憶が中断されない。しかも、この帰線期間はモ
ニタ用同期信号のブランク期間でもあるので、画像メモ
リからの画像データの読み出しが中断させることもな
い。
画像メモリへの画像データの転送はプローブ走査信号の
帰線期間内に行われるので、画像信号のデータメモリへ
の一時記憶が中断されない。しかも、この帰線期間はモ
ニタ用同期信号のブランク期間でもあるので、画像メモ
リからの画像データの読み出しが中断させることもな
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施形態である走査
型プローブ顕微鏡の画像データ表示装置のブロック図で
ある。図2(a) は、画像データ表示装置のプローブ走査
用の水平および垂直走査信号Sh,Svと後述するブラ
ンクタイミング信号SBとの同期関係を示した図であ
り、同図(b) は、前記ブランクタイミング信号SBを含
む画像データ表示装置の主要部の信号波形を示した図で
ある。なお、図2(a) 、(b) は、それぞれのブランクタ
イミング信号SBを比較すれば明らかなように、時間軸
に関する尺度が異なる。
細に説明する。図1は、本発明の一実施形態である走査
型プローブ顕微鏡の画像データ表示装置のブロック図で
ある。図2(a) は、画像データ表示装置のプローブ走査
用の水平および垂直走査信号Sh,Svと後述するブラ
ンクタイミング信号SBとの同期関係を示した図であ
り、同図(b) は、前記ブランクタイミング信号SBを含
む画像データ表示装置の主要部の信号波形を示した図で
ある。なお、図2(a) 、(b) は、それぞれのブランクタ
イミング信号SBを比較すれば明らかなように、時間軸
に関する尺度が異なる。
【0012】A/D変換器31は、走査型プローブ顕微
鏡10から順次出力される画像信号Sをデジタル信号に
変換し、これを画像データDとしてデータバスDB1上
へ順次送出する。同期信号発生部36は、画像メモリコ
ントローラ34から出力される基準クロックCLKに基
づいて、これに同期するモニタ用水平および垂直同期信
号SH、SVならびに当該水平同期信号SHをn倍した
基準同期信号nSHを生成して出力する。さらに、同期
信号発生部36はモニタ用垂直同期信号SVのブランク
期間を表す垂直ブランク信号SVBを出力する。
鏡10から順次出力される画像信号Sをデジタル信号に
変換し、これを画像データDとしてデータバスDB1上
へ順次送出する。同期信号発生部36は、画像メモリコ
ントローラ34から出力される基準クロックCLKに基
づいて、これに同期するモニタ用水平および垂直同期信
号SH、SVならびに当該水平同期信号SHをn倍した
基準同期信号nSHを生成して出力する。さらに、同期
信号発生部36はモニタ用垂直同期信号SVのブランク
期間を表す垂直ブランク信号SVBを出力する。
【0013】CPU32は、走査型プローブ顕微鏡10
の例えば1走査ライン分の画像データDX を記憶できる
データメモリ32aを備え、走査期間Ts 中にデータバ
スDB1を介して入力される画像データDをデータメモ
リ32aに順次記憶する。また、CPU32の走査信号
発生部32bは、前記基準同期信号nSHに基づいて、
これに同期するプローブ走査用の水平および垂直走査信
号Sh、Svに関するデジタル信号を生成し、それぞれ
D/A変換器38、39へ出力する。すなわち、プロー
ブ用の各走査信号Sh、Svとモニタ用の各同期信号S
H、SVとは同期することになる。 さらに、CPU3
2のブランクタイミング検出部32cは、図2に示した
ように、モニタ用垂直同期信号SVのブランク期間TB
のうち、プローブ走査用の水平走査信号Shの帰線期間
Tb の最初に表れる期間を前記垂直ブランク信号SVB
に基づいて検出し、このブランク期間TB に同期したブ
ランクタイミング信号SBを発生する。
の例えば1走査ライン分の画像データDX を記憶できる
データメモリ32aを備え、走査期間Ts 中にデータバ
スDB1を介して入力される画像データDをデータメモ
リ32aに順次記憶する。また、CPU32の走査信号
発生部32bは、前記基準同期信号nSHに基づいて、
これに同期するプローブ走査用の水平および垂直走査信
号Sh、Svに関するデジタル信号を生成し、それぞれ
D/A変換器38、39へ出力する。すなわち、プロー
ブ用の各走査信号Sh、Svとモニタ用の各同期信号S
H、SVとは同期することになる。 さらに、CPU3
2のブランクタイミング検出部32cは、図2に示した
ように、モニタ用垂直同期信号SVのブランク期間TB
のうち、プローブ走査用の水平走査信号Shの帰線期間
Tb の最初に表れる期間を前記垂直ブランク信号SVB
に基づいて検出し、このブランク期間TB に同期したブ
ランクタイミング信号SBを発生する。
【0014】画像メモリコントローラ34は、CPU3
2から出力される前記ブランクタイミング信号SBに同
期して画像メモリ33へライト信号WRを出力する一
方、モニタ用の水平および垂直同期信号SH,SVに同
期して画像メモリ33へリード信号RDを出力する。画
像メモリ33は少なくとも1フレーム(1画面)分の記
憶容量を備え、画像メモリコントローラ34から出力さ
れるリード信号RDに同期して、記憶した画像データD
をRAM・DAC(データテーブルが登録されたRAM
を備えたD/A変換器)35へ転送する。RAM・DA
C35は、転送された画像データDを映像信号VにD/
A変換し、同期信号発生部36から出力される前記モニ
タ用水平および垂直同期信号SH、SVに同期してモニ
タ装置37へ出力する。
2から出力される前記ブランクタイミング信号SBに同
期して画像メモリ33へライト信号WRを出力する一
方、モニタ用の水平および垂直同期信号SH,SVに同
期して画像メモリ33へリード信号RDを出力する。画
像メモリ33は少なくとも1フレーム(1画面)分の記
憶容量を備え、画像メモリコントローラ34から出力さ
れるリード信号RDに同期して、記憶した画像データD
をRAM・DAC(データテーブルが登録されたRAM
を備えたD/A変換器)35へ転送する。RAM・DA
C35は、転送された画像データDを映像信号VにD/
A変換し、同期信号発生部36から出力される前記モニ
タ用水平および垂直同期信号SH、SVに同期してモニ
タ装置37へ出力する。
【0015】このような構成において、走査型プローブ
顕微鏡10の探針(プローブ)10aが試料表面で前記
プローブ用の水平および垂直走査信号Sh、Svに同期
してラスタ走査されると、試料の表面形状に応答した画
像信号Sが当該走査タイミングに同期して出力される。
この画像信号Sは、プローブ走査用の水平走査信号Sh
の走査期間Ts 内であれば、A/D変換器31によって
デジタル信号の画像データDに変換されてCPU32の
データメモリ32aに一時記憶される。
顕微鏡10の探針(プローブ)10aが試料表面で前記
プローブ用の水平および垂直走査信号Sh、Svに同期
してラスタ走査されると、試料の表面形状に応答した画
像信号Sが当該走査タイミングに同期して出力される。
この画像信号Sは、プローブ走査用の水平走査信号Sh
の走査期間Ts 内であれば、A/D変換器31によって
デジタル信号の画像データDに変換されてCPU32の
データメモリ32aに一時記憶される。
【0016】一方、CPU32のブランクタイミング検
出部32cは、走査信号発生部32bから出力されるプ
ローブ水平走査信号Shの帰線期間Tbと、同期信号発
生部36から出力されるモニタ用の垂直ブランク信号S
VBとに基づいて、帰線期間Tb の最初に現れるブラン
ク期間TB に同期したブランクタイミング信号SBを発
生する。
出部32cは、走査信号発生部32bから出力されるプ
ローブ水平走査信号Shの帰線期間Tbと、同期信号発
生部36から出力されるモニタ用の垂直ブランク信号S
VBとに基づいて、帰線期間Tb の最初に現れるブラン
ク期間TB に同期したブランクタイミング信号SBを発
生する。
【0017】CPU32は、ブランクタイミング信号S
Bの発生(例えば、図2に示した例では立ち下がり)タ
イミングで割込処理を開始し、データメモリ32aに一
時記憶されている画像データDX を、この帰線期間Tb
の特にブランク期間TB 中にデータバスDB2上へ送出
する。このとき、画像メモリコントローラ34も前記ブ
ランクタイミング信号SBに同期して画像メモリ33へ
ライト信号WRを出力する。このため、データメモリ3
2aからデータバスDB2上へ送出された画像データD
X は、このブランク期間TB 中に画像メモリ33に転送
されて順次記憶されることになる。なお、当該画像デー
タDX の画像メモリ33上での記憶アドレスは、CPU
32からCPUアドレスバスAB1を介して画像メモリ
コントローラ34へ通知され、さらにメモリアドレスバ
スAB2を介して画像メモリ33へ通知される。
Bの発生(例えば、図2に示した例では立ち下がり)タ
イミングで割込処理を開始し、データメモリ32aに一
時記憶されている画像データDX を、この帰線期間Tb
の特にブランク期間TB 中にデータバスDB2上へ送出
する。このとき、画像メモリコントローラ34も前記ブ
ランクタイミング信号SBに同期して画像メモリ33へ
ライト信号WRを出力する。このため、データメモリ3
2aからデータバスDB2上へ送出された画像データD
X は、このブランク期間TB 中に画像メモリ33に転送
されて順次記憶されることになる。なお、当該画像デー
タDX の画像メモリ33上での記憶アドレスは、CPU
32からCPUアドレスバスAB1を介して画像メモリ
コントローラ34へ通知され、さらにメモリアドレスバ
スAB2を介して画像メモリ33へ通知される。
【0018】一方、画像メモリコントローラ34がモニ
タ用の各同期信号SH、SVに同期してリード信号RD
を出力すると、画像メモリ33は、記憶した画像データ
DをRAM・DAC35へ転送する。RAM・DAC3
5は、転送された画像データDに基づいて既登録のデー
タテーブルを参照し、当該画像データに応じた階調デー
タを検索する。そして、この階調データをD/A変換し
て映像信号Vを生成し、これをモニタ用の各同期信号S
H、SVに同期してモニタ装置37へ出力する。モニタ
装置37では、入力された映像信号Vが各同期信号S
H、SVに応答した走査タイミングでモニタ画面上に可
視表示される。
タ用の各同期信号SH、SVに同期してリード信号RD
を出力すると、画像メモリ33は、記憶した画像データ
DをRAM・DAC35へ転送する。RAM・DAC3
5は、転送された画像データDに基づいて既登録のデー
タテーブルを参照し、当該画像データに応じた階調デー
タを検索する。そして、この階調データをD/A変換し
て映像信号Vを生成し、これをモニタ用の各同期信号S
H、SVに同期してモニタ装置37へ出力する。モニタ
装置37では、入力された映像信号Vが各同期信号S
H、SVに応答した走査タイミングでモニタ画面上に可
視表示される。
【0019】このように、本実施形態によれば、データ
メモリ32aから画像メモリ33へのデータ転送が、プ
ローブ走査信号の帰線期間を利用して行われるので、デ
ータメモリ32aへの画像データの書き込み動作と当該
データメモリ32aから画像メモリ33へのデータ転送
動作とが時分割的に行われることになる。したがって、
データメモリ32a上には画像データを完全な状態で記
憶できるようになる。
メモリ32aから画像メモリ33へのデータ転送が、プ
ローブ走査信号の帰線期間を利用して行われるので、デ
ータメモリ32aへの画像データの書き込み動作と当該
データメモリ32aから画像メモリ33へのデータ転送
動作とが時分割的に行われることになる。したがって、
データメモリ32a上には画像データを完全な状態で記
憶できるようになる。
【0020】さらに、本実施形態によれば、データメモ
リ32aから画像メモリ33へのデータ転送がプローブ
走査信号の帰線期間を利用して行われるのみならず、こ
の帰線期間がモニタ用同期信号のブランク期間とも一致
するので、表示画面のチラツキや表示欠が防止される。
リ32aから画像メモリ33へのデータ転送がプローブ
走査信号の帰線期間を利用して行われるのみならず、こ
の帰線期間がモニタ用同期信号のブランク期間とも一致
するので、表示画面のチラツキや表示欠が防止される。
【0021】なお、上記した実施形態では、モニタ用垂
直同期信号SVのブランク期間TBのうち、プローブ用
の水平走査信号Shの帰線期間Tb の最初に表れる期間
にデータ転送を行うものとして説明したが、本発明はこ
れのみに限定されるものではなく、モニタ用垂直同期信
号SVのブランク期間TB とプローブ用水平走査信号S
hの帰線期間Tb とが重なる期間であれば、2番目以降
の期間や複数の期間を利用してデータ転送が行われるよ
うにしても良い。
直同期信号SVのブランク期間TBのうち、プローブ用
の水平走査信号Shの帰線期間Tb の最初に表れる期間
にデータ転送を行うものとして説明したが、本発明はこ
れのみに限定されるものではなく、モニタ用垂直同期信
号SVのブランク期間TB とプローブ用水平走査信号S
hの帰線期間Tb とが重なる期間であれば、2番目以降
の期間や複数の期間を利用してデータ転送が行われるよ
うにしても良い。
【0022】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、以下
のような効果が達成される。 (1) 試料表面を走査して得られる画像データが順次記憶
されるデータメモリから画像メモリへのデータ転送が、
プローブ走査信号の帰線期間を利用して行われるように
したので、データメモリへの画像データの書き込み動作
が当該データメモリから画像メモリへのデータ転送動作
によって妨げられてしまうことがない。したがって、デ
ータメモリ上には画像データを完全な状態で記憶でき
る。(2) データメモリから画像メモリへのデータ転送が
プローブ走査信号の帰線期間を利用して行われるのみな
らず、この帰線期間がモニタ用同期信号のブランク期間
とも一致するようにしたので、表示画面のチラツキや表
示欠が防止される。
のような効果が達成される。 (1) 試料表面を走査して得られる画像データが順次記憶
されるデータメモリから画像メモリへのデータ転送が、
プローブ走査信号の帰線期間を利用して行われるように
したので、データメモリへの画像データの書き込み動作
が当該データメモリから画像メモリへのデータ転送動作
によって妨げられてしまうことがない。したがって、デ
ータメモリ上には画像データを完全な状態で記憶でき
る。(2) データメモリから画像メモリへのデータ転送が
プローブ走査信号の帰線期間を利用して行われるのみな
らず、この帰線期間がモニタ用同期信号のブランク期間
とも一致するようにしたので、表示画面のチラツキや表
示欠が防止される。
【図1】本発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】図1の主要部の信号波形図である。
【図3】従来技術の主要部のブロック図である。
10 走査型プローブ顕微鏡 31 A/D変換器 32 CPU 32a データメモリ 33 画像メモリ 34 画像メモリコントローラ 35 RAM・DAC 36 同期信号発生部 37 モニタ装置 38,39 D/A変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 13/10 - 13/24 G01B 21/30 G01B 7/34 H01J 37/252 - 37/295 G01N 23/00 - 23/227 JICSTファイル(JOIS)
Claims (3)
- 【請求項1】 プローブに設けられた探針を試料表面で
ラスタ走査して得られる画像情報をモニタ装置上に表示
する走査型プローブ顕微鏡において、 プローブ走査用の水平および垂直走査信号を発生するプ
ローブ走査信号発生手段と、 モニタ装置へ供給する水平および垂直同期信号を発生す
るモニタ用同期信号発生手段と、 前記走査信号の帰線
期間および前記同期信号のブランク期間を検出する検出
手段と、 プローブ走査に応答して得られる画像信号を画像データ
に変換して一時記憶するデータメモリと、 前記データメモリから転送される画像データを順次蓄積
する画像メモリと、 前記画像メモリから画像データを読み出して映像信号に
変換し、これを前記各モニタ用同期信号に同期してモニ
タ装置へ出力する手段とを具備し、 前記データメモリから画像メモリへの画像データの転送
は、プローブ走査信号の帰線期間内であって、かつモニ
タ用同期信号のブランク期間内に行われることを特徴と
する走査型プローブ顕微鏡。 - 【請求項2】 前記プローブ走査信号はモニタ用同期信
号に同期することを特徴とする請求項1に記載の走査型
プローブ顕微鏡。 - 【請求項3】 前記データメモリから画像メモリへの画
像データの転送は、プローブ走査信号の水平帰線期間内
であって、かつモニタ用同期信号の垂直ブランク期間内
に行われることを特徴とする請求項1または2に記載の
走査型プローブ顕微鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9021679A JP3041770B2 (ja) | 1996-10-08 | 1997-02-04 | 走査型プローブ顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26754996 | 1996-10-08 | ||
JP8-267549 | 1996-10-08 | ||
JP9021679A JP3041770B2 (ja) | 1996-10-08 | 1997-02-04 | 走査型プローブ顕微鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10170526A JPH10170526A (ja) | 1998-06-26 |
JP3041770B2 true JP3041770B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=26358770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9021679A Expired - Fee Related JP3041770B2 (ja) | 1996-10-08 | 1997-02-04 | 走査型プローブ顕微鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3041770B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-04 JP JP9021679A patent/JP3041770B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10170526A (ja) | 1998-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS63245569A (ja) | 画像表示処理装置 | |
TW484109B (en) | Apparatus and method for inspecting screen of displaying device | |
JP3041770B2 (ja) | 走査型プローブ顕微鏡 | |
KR20000022942A (ko) | 영상표시장치 | |
JP3804893B2 (ja) | 映像信号処理回路 | |
JPH0370288A (ja) | スキャンコンバータ | |
JPH1023359A (ja) | 表示装置 | |
KR100250679B1 (ko) | 프로젝터의 순차주사변환장치 | |
JP2898436B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JPH07128371A (ja) | デジタルオシロスコープ | |
JPH0724858Y2 (ja) | フリツカ除去装置 | |
JP2002034005A (ja) | 信号発生装置及び信号発生方法 | |
JPH07123333A (ja) | カーソル表示方法 | |
JP2805182B2 (ja) | フレームメモリの画像データ書込方法 | |
JPH01126686A (ja) | ビデオ合成装置 | |
JP2969082B2 (ja) | 生体信号表示装置 | |
JP3633243B2 (ja) | レーダ表示処理装置 | |
KR100203584B1 (ko) | 프로젝터의 영상데이터처리장치 | |
KR960016847B1 (ko) | 디지탈 콘버젼스 보정장치 | |
JPH09146514A (ja) | Crt表示装置 | |
JPH0968968A (ja) | 画像表示装置 | |
JPH03120984A (ja) | 高品位テレビジョン表示装置 | |
JP2631221B2 (ja) | Crt表示制御装置 | |
JPH0673070B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JPS63109063A (ja) | プリンタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090310 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |