JP3041459B2 - 摩擦クラッチ用アダプタ・クリップ - Google Patents

摩擦クラッチ用アダプタ・クリップ

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JP3041459B2
JP3041459B2 JP2418529A JP41852990A JP3041459B2 JP 3041459 B2 JP3041459 B2 JP 3041459B2 JP 2418529 A JP2418529 A JP 2418529A JP 41852990 A JP41852990 A JP 41852990A JP 3041459 B2 JP3041459 B2 JP 3041459B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
    • F16D13/757Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters the adjusting device being located on or inside the clutch cover, e.g. acting on the diaphragm or on the pressure plate
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/22Friction clutches with axially-movable clutching members
    • F16D13/38Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs
    • F16D13/385Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs double clutches, i.e. comprising two friction disc mounted on one driven shaft

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に多板摩擦クラッ
チ、ことに中間板位置決め手段と共に使うように旧式の
クラッチ・カバーを更新するアダプタ・クリップに関す
る。
【0002】
【従来の技術】エンジンのクランク軸のような回転動力
の源を、変速機又は動力取出し単位のような従動機構
に、選択的に連結するのに使用されるクラッチは、よく
知られた装置である。典型的にはクラッチのカバーは、
エンジン・クランク軸の端部にこれと一緒に回転するよ
うに取付けたフライホイールに連結されている。フライ
ホイールとクラッチ・カバーとの間には、プレッシャ・
プレートすなわち圧力板を配置してある。圧力板は、フ
ライホイールとカバーと一緒に回転するように連結して
あるが、これ等に対し軸線方向に移動することができ
る。圧力板を軸線方向に前後に選択的に動かすようにシ
フト.レバー・アセンブリを設けてある。
【0003】クラッチ内には、圧力板と、フライホイー
ルとの間に従動デイスクを配置してある。この従動デイ
スクは、クラッチの出力軸に取付けられ、変速機又は動
力取出し単位への入力部を形成する。圧力板を、フライ
ホイールに向かい動かすときは、従動デスイスクはこれ
等の圧力板とフライホイールとの間に摩擦を伴って係合
し、クラッチの出力軸をフライホイールカバー及び圧力
板と共に回転させる。この圧力板をフライホイールから
遠ざかる向きに動かすとき、従動デイスクは、このよう
な摩擦を伴う係合から解放され、この駆動作用を伴う連
結を離脱する。
【0004】摩擦クラッチによりトルクを、フライホイ
ールから出力軸に伝える能力は、前記したように複数の
従動デイスクを使うことにより増す。多板クラッチで
は、中間板をフライホイールと圧力板との間に配置す
る。圧力板については、中間板をクラッチのフライホイ
ール及びカバーと一緒に回転するように連結するが、こ
れ等に対し軸線方向に動くことができるようにする。第
1の従動デイスクは、圧力板と中間板との間に配置され
るが、第2の従動デイスクは、中間板とフライホイール
との間に配置される。この多板クラッチの作用は前記し
たのと同様である。
【0005】圧力板をフライホイールから遠ざかる向き
に動かし各従動デイスクの摩擦を伴う係合を解放すると
きは、中間板は望ましくない摩耗を防ぐように2枚の従
動デイスク間に互いに等しい距離に位置させることが望
ましい。従来多板クラッチは、このようにして中間板を
位置決めする手段は設けてない。しかし今日このような
位置決め手段を設けることは一般的であり、これを行う
のに種種の位置決め機構が知られている。これ等の位置
決め機構の多くは、中間板の外周辺を貫いて形成した軸
線方向に延びる穴内に摩擦を介して支えたピンを使用す
る。各従動デイスクが摩擦を介して係合するときに、各
ピンの前端部は、フライホイールに係合するようにして
あるが、各従動デイスクを解放するときは、各ピンの前
端部は、カバーに形成した係合面に係合するようにして
ある。クラッチ内に摩耗が生ずると、各ピンは中間板に
対して軸線方向に動かして、クラッチの係合を離脱する
ときに、中間板が各従動デイスク間で等距離に留まるよ
うに中間板の位置を絶えず変えるようにする。このよう
な中間板位置決め手段の例はフロタウ(Flotow)
等を発明者とする米国特許第4,941,557号明細
書に記載してある。
【0006】前記したように若干の旧式の多板クラッチ
には、2枚の従動デイスクの間で中間板を等距離に位置
させる手段は設けてなかった。このような旧式クラッチ
を周期的保守のために使用状態からはずすときは、これ
等のクラッチは中間板位置決め手段を備えるように更新
するのが望ましいことが分っている。理論的にはこのよ
うな更新は、比較的簡単安価に行うことができる。その
理由は、旧式の中間板(穴又は位置決めピンを設けてな
い)の代わりに新式の中間板(このような穴及び位置決
めピンを持つ)を設けるだけでよいからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし実際にはこの更
新処理が複雑であるという問題が生じている。このよう
な旧式のクラッチのカバーは前記したように位置決めピ
ン用の適宜の係合面を設けるようにしてないという問題
がある。これ等の旧式のカバーには所要の係合面を形成
するように、適当な場所にボスを溶接することが知られ
ている。しかしこれは時間がかかり幾分有効でない仕事
であることが分っている。すなわち、旧式カバーに迅速
容易に取付けて所要の係合面を形成することのできるア
ダプタ・クリップを設けて、カバーを中間板位置決めピ
ンと共に使えるようにすることが望ましい。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、旧式の多板摩
擦クラッチのカバーに取付けられ中間板位置決めピンを
迅速容易に使用できるアダプタ・クリップに関する。こ
のアダプタ・クリップは、円形のくぼみ区域を形成した
中央ウエブ部分を備えている。この中央ウエブ部分はさ
らに、その各側部から互いに反対の方向に延びる第1及
び第2のフランジ部分を形成してある。第1及び第2の
脚部分は、中央ウエブ部分の互いに対向する端部から延
びている。第1の脚部分は、比較的長い距離にわたって
延びフック付き端部部分に終っているが、第2の脚部分
は比較的短い距離にわたり延びている。このアダプタア
・クリップは、旧式カバーの脚部分に形成したみぞ穴内
に迅速容易に取付けることができる。
【0009】本発明の目的は、旧式のクラッチ・カバー
に迅速容易に取付けられ、クラッチ・カバーを中間板位
置決めピンと共に使うことができるようにするアダプタ
・クリップを提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、構造及び取付けが簡
単案価なこのようなアダプタ・リップを提供することに
ある。
【0011】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると図
1及び図2には普通の多板クラッチ10を例示してあ
る。多板クラッチ10の構造及び作用は前記した特許明
細書に記載してあるように当業界にはよく知られてい
る。この特許明細書の記載はこの説明に参照してある。
本発明の説明に必要な多板クラッチ10の部分だけを述
べることにする。
【0012】多板クラッチ10は、複数の脚部分11a
を持つフライホイール・リング又はカバー11を備えて
いる。図示の実施例ではこのような4個の脚部分11a
は、カバー11の円周のまわりに90°の間隔で設けて
ある。各脚部分11aは、大体において軸線方向に延
び、みぞ穴11bを形成している。各みぞ穴11bは、
協働する脚部分11aの端部から軸線方向に延び、大体
において平らな軸線方向に向いた底面11cに終る。盛
り上がった肩部11dは、みぞ穴11bの縁部に隣接す
る底面の側部に形成してある。各肩部11dは、フライ
スのような普通の金属除去工具により脚部分11aにみ
ぞ穴11bを形成したときに形成される。
【0013】脚部分11aは、フライホイール12に向
かい軸線方向に延びている。フライホール12は車両エ
ンジンのクランク軸(図示してない)にこれと一緒に回
転するように連結してある。カバー11の脚部分11a
はねじフアスナ(図示してない)によりフライホイール
12によく知られているようにして取付けてある。圧力
板13は、カバー11とフライホイール12との間に配
置してある。圧力板13が、カバー11及びフライホイ
ール12と共に回転するがこれ等に対し圧力板13が軸
線方向に動くことができるように、圧力板13をカバー
11に連結する手段(図示してない)を設けてある。圧
力板13を、軸線方向に前後に選択的に動かすように、
シフト・レバー・アセンプリ(図示してない)を設けて
ある。
【0014】中間板15は、フライホイール12と圧力
板13との間に配置してある。中間板15が、カバー1
1、フライホイール12及び圧力板13と共に回転する
がこれ等に対し中間板15が軸線方向に動くことができ
るように、中間板15を圧力板13に連結する手段(図
示してない)を設けてある。第1の従動デイスク16
は、圧力板13と中間板15との間に配置してあるが、
第2の従動デイスク17は、中間板15とフライホイー
ル12との間に配置してある。各従動デイスク16,1
7は、多板クラッチ10の出力軸(図示してない)に支
えられている。
【0015】車両の操縦者が圧力板13をフライホイー
ル12に向かって動かす(シフト・レバー・アセンブリ
によって)ときは、各従動デイスク16,17は、それ
ぞれ押圧力板13と中間板15との間と、中間板15と
フライホイール12との間とに摩擦を伴って係合する。
従って多板クラッチ10の出力軸は、カバー11、フラ
イホイール12及び圧力板13と共に回転する。圧力板
13をフライホイール12から遠ざかる向きに動かすと
きは、各従動きデイスク16,17は、このような摩擦
を伴う係合から解放され、この駆動作用を伴う連結を離
脱する。以上述べた多板クラッチ10の構造及び作用は
当業界では普通のものである。
【0016】図1及び図2に例示した多板クラッチ10
は、多板クラッチ10を係合を離脱したときに、フライ
ホイール12と圧力板13との間に中間板15を位置決
めする手段を設けてない。図3は多板クラッチ10に使
う公知の中間板位置決め手段20を示す。図示のように
位置決め手段20は、中間板15を貫いて形成した各穴
(図示してない)を貫いて延びる複数個のピン21(1
個だけ例示してある)を備えている。各ピン21は、前
記特許明細書に記載してあるように、中間板15に対し
て軸線方向に選択的に移動するように中間板15に摩擦
を伴ってはめ込まれる。
【0017】各ピン21は、フライホイール12と、対
応する脚部分11aに形成したみぞ穴の底面11cとの
間に形成された軸線方向の空間内に延びている。しかし
前記したように図1及び図2に例示したカバー11は、
ピン21に任意普通の係合面を形成するように構成して
なかった旧式のカバーである。図3はピン21の端部に
対する係合面を形成するように底面11cに固定し従来
のボス22を示す。このようなボス22は、或る量の溶
接材を底面11cに施し、この溶接材を冷却し、この溶
接材を適正な寸法を持つボス22を形成するように機械
加工することによって形成する。前記したようにこの工
程は時間がかかりやっかいであった。
【0018】図4は、溶接ボス22の代りにピン21に
対する一層適宜な係合面を形成するように旧式のクラッ
チ・カバー11に取付けたアダプタ・クリップ25を示
す。図5及び図6はアダプタ・クリップ25の構造を示
す。アダプタ・クリップ25は、円形のくぼみ区域26
aを形成した中央ウエブ部分26を備えている。中央ウ
エブ部分26にはさらに第1及び第2のフランジ部分2
7、28を形成してある。これ等のフランジ部分27、
28は、中央ウエブ部分26の各側部から互いに反対の
方向に延びている。第1及び第2の脚部分29,30
は、中央ウエブ部分26の互いに対向する端部から延び
ている。第1の脚部分29は、比較的長い距離にわたっ
て延びフック付き端部部分29aに終るが、第2の脚部
分30は比較的短い距離だけ延びている。
【0019】図4に示すようにアダプタ・クリップ25
は、脚部分11aのみぞ穴11b内に位置し、フランジ
部分27,28が肩部11dに当たるようにしてある。
アダプタ・クリップ25の第1の脚部分29は、カバー
11の外周縁部に沿い軸線方向に延びている。第1の脚
部分29のフック付き端部部分29aは、カバー11に
形成したすみ部に沿って延びこれに係合して、アダプタ
・クリップ25をカバー11に保持するようにしてあ
る。第2の脚部分30は、カバー11の内周縁部に沿つ
て軸線方向に延びている。このようにして取付けるとき
は、中央ウエブ部分26は、みぞ穴11bにより形成さ
れたすきまを横切って延び、円形のくぼみ区域26a
が、ピン21に軸線方向に整合するようにしてある。
【0020】このようにして取付けるときは、アダプタ
・クリップ25はピン21に対する係合面を形成する。
すなわち多板クラッチ10の係合を離脱し、中間板15
をカバー11に向かい動かすときは、前記した特許明細
書に詳細に記載してあるように、ピン21が円形くぼみ
区域26aに係合してこのような運動を制限する。円形
くぼみ区域26aは、係合面を適正に位置決めするよう
に設けてある。すなわちくぼみ区域26aの深さは、異
なる寸法の肩部11dに適合するように変えてもよい。
【0021】アダプタ・クリップ25は、ボス22をカ
バー11に溶接する代りの簡単安価な構造を持つ。カバ
ー11にアダプタ・クリップ25を取付けるのに特殊な
工具又は専門的知識を必要としないのは明らかである。
又このような取付けは極めて短い時限で行われる。従っ
て中間板位置決め手段を備えない旧式のクラッチがこの
ような手段に極めて迅速容易に適合するようにすること
ができる。
【0022】図7は1変型によるアダプタ・クリップ2
5′を示す。アダプタ・クリップ25′は、中央ウエブ
部分26を貫いて穴31を形成したことを除いて前記し
たアダプタ・クリップ25と同じである。穴31は、円
形くぼみ区域26aの軸線から片寄らせて、位置決めピ
ン21の端部の少なくとも−部分かこの穴を横切るよう
にするのがよい。穴31を貫いて工具を挿入し、ピン2
1の露出端部に係合させるように、穴31を設けてあ
る。このためにカバー11に対応する穴又は切欠き(図
示してない)を形成するのがよい。すなわち多板クラッ
チ11を取付けるときは、工具は穴31を貫いて挿入さ
れ、ピン21をそれぞれ初期出発位置に積極的に押し、
フライホイール12に係合する。
【0023】以上本発明をその実施例について詳細に説
明したが本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の変
化変型を行うことができるのはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】中間板位置決め手段を持たない従来の多板クラ
ッチの側面図である。
【図2】図1に示したクラッチの一部分の拡大側面図で
ある。
【図3】中間板位置決め手段を持つ従来のクラッチを示
す図2と同様な側面図である。
【図4】中間板位置決め手段と共に使うようにクラッチ
・カバーに取付けた本発明アダプタ・クリップの図2と
同様な側面図である。
【図5】図4に例示したアダプタ・クリップの端面図で
ある。
【図6】図5の6−6線に沿う断面図である。
【図7】本発明アダプタ・クリップの1変型の図5と同
様な端面図である。
【符号の説明】
10 多板クラッチ 11 カバー 11a 脚部分 11b みぞ穴 21 位置決めピン 25 アダプタ・クリップ 26 中央ウエブ部分 27 第1のフランジ部分 28 第2のフランジ部分 29 第1の脚部分 30 第2の脚部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 390033020 Eaton Center,Cleve land,Ohio 44114,U.S. A. (56)参考文献 特開 昭49−56055(JP,A) 特開 平1−307523(JP,A) 特開 昭63−163032(JP,A) 特開 昭48−45739(JP,A) 特開 昭47−12815(JP,A) 実開 平2−27023(JP,U) 実開 昭49−64647(JP,U) 実開 昭56−135534(JP,U) 特公 昭44−3124(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 13/00 - 13/76

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多板摩擦クラッチのカバーの脚部分に形成
    したみぞ穴内に取付けるのに適するアダプタ・クリップ
    において、 中央ウエウ部分と、 この中央ウエブ部分の互いに対向する側部に形成した第
    1及び第2のフランジ部分と、 前記中央ウエブ部分の互いに対向する端部に形成され、
    前記アダプタ・クリップを前記カバーに釈放可能に連結
    するのに適する第1及び第2の脚部分と を包含するアダプタ・クリップ
JP2418529A 1989-12-29 1990-12-28 摩擦クラッチ用アダプタ・クリップ Expired - Fee Related JP3041459B2 (ja)

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US458988 1989-12-29
US07/458,988 US5054597A (en) 1989-12-29 1989-12-29 Adapter clip for friction clutch having intermediate plate positioning means

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JPH04210126A JPH04210126A (ja) 1992-07-31
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