JP3041234U

JP3041234U - フラワースタンド

Info

Publication number: JP3041234U
Application number: JP1997002030U
Authority: JP
Inventors: 幾夫稲井
Original assignee: 幾夫稲井
Priority date: 1997-03-06
Filing date: 1997-03-06
Publication date: 1997-09-09
Anticipated expiration: 2003-03-06

Abstract

(57)【要約】【課題】鉢の高さ調節が極めて簡単に行えるようにす
ると共に、高さ調節により支柱を疵付けるおそれのない
フラワースタンドを提供する。【解決手段】円形支柱２と、該円形支柱の所望の高さ
に止着される複数のステー３とからなり、該ステーは一
対の弾性板４，５を二股状に接合し該接合部６に鉢を支
持できるようにすると共に該各弾性板の先端部に前記円
形支柱より少し大径の係合孔９，１０を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、鉢植の花，観葉植物等をディスプレイするためのポール型のフラワースタンドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

スタンドに鉛直に支持された支柱に大小の植木鉢を立体的に支持し空間を有効利用できるようにしたフラワースタンドは、実開昭６２−２００９６８号，実用新案登録番号第３００２６４１号等の公報により知られている。前者は支柱に鉢乗せ台の基部と数個の円筒状のスペーサとを交互に嵌合させて支持することにより鉢乗せ台の高さを調節可能としたものであり、また、後者は鉢乗せ用のステーの基部を支柱に対してネジ止めすることによりその高さ調節を可能としたものであった。しかし、前者は例えば植物の成長に合わせて使用途中で支持高さを変えようとすると、支柱からスペーサおよび鉢乗せ台をいったん抜き取って使用スペーサの数を変えて再び嵌めなおさねばならないので、多くの手間を要するものであった。また、後者はステーの止めネジをいったん緩めて高さ調節した後に締なおす手間を要するものであると共に、そのネジ先によって支柱表面の塗膜等に疵を付けるおそれがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記従来の欠点を解決し、鉢の高さ調節が極めて簡単に行えるようにすると共に、高さ調節により支柱を疵付けるおそれのないフラワースタンドを提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そのために本考案のフラワースタンドは、円形支柱と、該円形支柱の所望の高さに止着される複数のステーとからなり、該ステーは一対の弾性板を二股状に接合し該接合部に鉢を支持できるようにすると共に該各弾性板の先端部に前記円形支柱より少し大径の係合孔を設けてなることを特徴とする。また本考案は上記フラワースタンドにおいて、係合孔の内面に合成樹脂製のリングを装着したことを特徴とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

次に図面と共に本考案の実施の形態を説明する。図１にこのフラワースタンドの使用状態を示し、図２にその要部の拡大図、図３に縦断面図を夫々示す。同図において、１は円板状のスタンド、２は該スタンド上に鉛直に樹立された直径３１．８ミリの円形支柱、３は該円形支柱２に止着される複数のステーである。

【０００６】ステー３は、厚さ２．３ミリ程の鉄板を長手方向の略々中間部位にて夫々角度ａ＝１１度、角度ｂ＝１８度に夫々上向きに折曲してなる一対の弾性板４，５を一端の接合部６にて溶接またはネジ止等により接合して二股状にし、該接合部６に鉢を支持するための受皿７またはフック８を固着しすると共に、該各弾性板４，５の先端部に夫々内径３５ミリ程の係合孔９，１０を設けている。なお、１１は係合孔９，１０の内面に装着した内径３２ミリ程の合成樹脂製のリングである。

【０００７】このため図４に示したように係合孔９，１０が略々水平となるように該ステー３を手で保持し該係合孔９，１０中に円形支柱２を挿通することにより、該ステー３は該円形支柱２に沿って自由に上下に移動でき、所望の高さで手を離せば該ステー３は図３に示したように係合孔９，１０が傾斜することにより同図中に符号Ｒ１，Ｒ２にて示した係合孔９の前縁および係合孔１０の後縁が円形支柱２の表面に夫々当接することで動かなくなりその高さで止まり、受皿７上に重い植木鉢１２を乗せても、或いはフック８に植木鉢１２を吊下げても落下することなく保持できる。

【０００８】そして、必要に応じて各ステー３の高さを調節しようとするときは、弾性板４，５を手で握んで係合孔９，１０が図４に示したように略々水平となるようにすれば、該係合孔９，１０の内径は円形支柱２の外径より少し大であるのでスムーズに上下にスライドでき、所望の高さで手を離すだけでその高さで止着される。なお、該ステー３は一対の弾性板４，５により構成され、その弾性により係合孔９，１０の内縁を常に円形支柱２に適度な拘束力で当接させることができるので手を離すだけでその高さでの固定が確実になされる。また、円形支柱２を使用したことによって該ステー３の張出方向も自由に調節することが可能である。

【０００９】また、リング１１は軟弾性の合成樹脂を使用することによって円形支柱２の表面に強く当接してもその塗装を保護し、円形支柱２を疵付けるおそれを一層完全になくすことができる。

【００１０】

【考案の効果】

このように本考案のフラワースタンドでは、鉢を支持するステーを極めて簡単に所望の高さに調節できるようになり、全体を分解したり或いは止めネジを緩めるなどの手間を要しないため、使い勝手が非常に向上すると共に、支柱を疵付けるおそれがないなど有益な効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のフラワースタンドの使用状態を示した
斜視図。

【図２】図１の要部の拡大図。

【図３】図１の要部の縦断面図。

【図４】図３の作動状態を示したステーの縦断面図。

【符号の説明】

２円形支柱３ステー４，５弾性板６接合部７受皿８フック９，１０係合孔１１リング

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】円形支柱と、該円形支柱の所望の高さに
止着される複数のステーとからなり、該ステーは一対の
弾性板を二股状に接合し該接合部に鉢を支持できるよう
にすると共に、該各弾性板の先端部に前記円形支柱より
少し大径の係合孔を設けてなることを特徴としたフラワ
ースタンド。
【請求項２】係合孔の内面に合成樹脂製のリングを装
着した請求項１に記載のフラワースタンド。