JP3041114B2 - 酸窒化膜層の絶縁膜形成方法 - Google Patents

酸窒化膜層の絶縁膜形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、絶縁膜形成方法、特
に膜厚が薄くかつ特性の優れた絶縁膜の形成方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】超LSIの発展、特にデバイスの微細化
は、薄くかつ熱的に安定な絶縁膜形成技術の進歩に負う
ところが大きい。これは、デバイスの信頼性および動作
能力が、この絶縁膜の特性によって大きく左右されるか
らである。絶縁膜としては、シリコン酸化膜(SiO2
膜)がその安定性により、依然として、主要な材料であ
り今後も用い続けられることに疑う余地はない。
【0003】酸化膜の形成方法は、例えば文献:「MO
SLSI製造技術、徳山巍、橋本哲一編著、日経マグロ
ウヒル社、65頁(1985年)」に開示されている。
この従来の酸化膜形成方法では、まず、抵抗加熱炉によ
り、800〜1200℃に加熱された石英管内に、清浄
化処理を行ったシリコン(Si)基板を設置する。次
に、酸化膜形成のための酸化性ガスを石英管内へ導入す
る。酸化性ガスとしては、酸素(O2 )ガス、酸素と水
素の混合ガスを用いる。それにより、Si基板の表面に
SiO2 膜が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の酸化膜形成方法では、高温で熱処理を行うため
膜の成長速度が速く、膜厚が薄い場合それを制御するの
が困難となる。そのため、将来、デバイスへの適用が予
定されている10nm以下の酸化膜を再現性よく形成す
るのは難しい。
【0005】従来の方法により、10nm以下の酸化膜
を形成するには、酸化温度を800℃以下に下げ、酸素
を窒素で希釈したりするなどして、酸化速度を落として
やる必要がある。
【0006】ところが、このような低温による酸化で
は、Si基板とSiO2 膜との界面における平坦性が損
なわれる。また、希釈法による酸化を行なうと、高温長
時間の酸化過程により基板中の不純物が酸化膜中に取り
込まれ、これが核となって絶縁破壊が生じる、などの問
題があった。そのため、これらの方法では、膜質の劣化
を招くことなく薄膜化を達成することは困難である。
【0007】また、上述の低温酸化法や希釈酸化法によ
って形成される酸化膜とSiとの界面近傍には、多数の
Si原子の不対結合や、歪んだSi−O結合が存在す
る。高エネルギー電子に対し、これらの結合は、電子ト
ラップとして働く。そのため、このような従来方法で形
成された絶縁膜を、例えばMOS型電界効果トランジス
タ(MOSFET)のゲート絶縁膜として用いた場合、
しきい値電圧の変動や伝達コンダクタンスの低下、さら
には高電界ストレスやホットキャリヤ耐性の低下が、問
題となる。
【0008】この発明はこのような点に鑑みなされたも
のであり、従って、この発明の目的は、従来に比して薄
くしかも膜厚の制御性に優れ、かつ絶縁耐性が高く膜質
の優れた絶縁膜の形成方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明によれば、反応炉内で、シリコンの下地上
にいくつかの酸窒化膜層からなる絶縁膜を形成する方法
において、反応炉内を、窒素非含有の酸化性ガスと窒素
含有の酸化性ガスとからなる混合ガスの雰囲気とし、か
つ下地を加熱処理しながら、前記下地に第1の絶縁膜で
ある酸窒化膜層を形成する工程と、前記反応炉内の前記
混合ガスの混合比を窒素含有の酸化性ガスの比率が高く
なるようにして順次変え、かつ下地を加熱処理しなが
ら、前記第1絶縁膜上に第2以降の絶縁膜である酸窒化
膜層を順次形成していく工程とを含むことを特徴とす
る。
【0010】この発明の実施に当たり、好ましくは、前
述の窒素含有の酸化性ガスを、一酸化窒素(NO)、一
酸化二窒素(N2 O)および二酸化窒素(NO2 )より
なるガス群から選択される1種のガスまたは複数の混合
ガスとするのがよい。
【0011】なお、ここでいうシリコンの下地とは、シ
リコン基板はもとより、そのほか、この基板にエピタキ
シャル層を形成したもの、またこれらに限らず基板やエ
ピタキシャル層に素子が作り込まれている中間体など、
絶縁膜が形成されるべき広く下地を意味している。
【0012】またここでいう混合比とは、この明細書で
は分圧比と同義であり、従って、分圧比によって規定さ
れるものである。
【0013】
【作用】この発明の構成によれば、まず、反応炉内を、
窒素非含有の酸化性ガスと窒素含有の酸化性ガス(例え
ばN2 Oガス)とからなる混合ガスの雰囲気とし、かつ
加熱処理することにより、下地上に第1の絶縁膜である
酸窒化膜層(SiOX Y 膜、X、Y>0を満たす値で
ある。)を形成する。次に、同一反応炉内を、混合ガス
における窒素非含有の酸化性ガスと窒素含有の酸化性ガ
スとの混合比を変えた混合ガスの雰囲気とし、かつ加熱
処理することにより、前記第1の絶縁膜層上に第2の絶
縁膜である酸窒化膜層を形成する。更に、反応炉内のガ
スの混合比を順次変え、かつ下地を加熱処理しながら、
第2酸窒化膜層上に第3以降の絶縁膜である酸窒化膜層
を順次形成する。このようにして行なわれる成膜工程
は、必要な工程数だけ行なわれる。
【0014】このように、この発明の成膜工程では、最
初の絶縁膜形成時の窒素含有の酸化性ガスの混合比を低
くし、以降、順次高くしていくので、膜厚の細かな制御
と、膜中への窒素の効果的な導入、及びそれによる誘電
率の向上の図れる高品質の絶縁膜となる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の絶縁膜形
成方法の実施例を詳細に説明する。
【0016】なお、説明に用いる各図は、この発明が理
解できる程度に、各構成成分の大きさ、形状および配置
関係を概略的に示してあるにすぎない。また次の説明で
は、特定の材料および特定の数値的条件を挙げて説明す
るが、これらの材料および条件は、単なる好適例にすぎ
ず、従って、この発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0017】1.絶縁膜形成装置の説明 まず、この発明の方法を実施するために好適な装置例に
ついて説明する。
【0018】図2は、この装置の主要部の構成を概略的
に示す図であり、図3は、実施例の装置の全体構成、特
にガス供給系を概略的に示す図である。なお、図2では
反応炉10内にシリコンの下地としてこの場合シリコン
基板18(以下、「基板」と略称することもある。)を
配置した状態を示してある。
【0019】図2にも示すように、反応炉10は、ステ
ンレスからなる本体10aおよび昇降部10cを、また
石英からなる蓋部材10bおよび(基板18の)支持体
20を備えている。
【0020】反応炉10内への基板18の出し入れは、
昇降装置22の昇降部材10cの昇降により行う。本体
10aと蓋部材10bおよび昇降部材10cの間には、
気密保持部材24例えばバイトンパッキンを設けてあ
る。従って、反応炉10内の真空引きを行った際に、気
密保持部材24を介して気密状態が保てるようになって
いる。
【0021】さらに、この反応炉10には加熱部16を
設けてある。この加熱部16は、任意好適な構成の赤外
線照射手段、例えば、支持部材16bによって支持され
た赤外線ランプ16aをもって構成する。赤外線ランプ
16aとしては、タングステンハロゲンランプその他の
任意好適なランプを用いる。好ましくは、複数個の赤外
線ランプ16aを配置して反応炉内の加熱を均一に行え
るようにする。これは、反応炉10の蓋部材10bを赤
外線透過材とすることにより可能である。
【0022】また、基板18の表面温度を測定するた
め、凹部aの基板近傍にはオプティカルパイロメータの
ような温度測定器26を設けてある。
【0023】さらに、この反応炉10には、ガス供給部
28と排気管30を設けてある。ガス供給部28には、
バルブ44を介して絶縁膜形成プロセスに用いる各種ガ
スが供給される。また、排気管30には真空排気装置
(図示せず)が接続してある。
【0024】図3において、42はガス供給系、44は
バルブ、46a乃至46cは自動開閉バルブ、50はガ
ス供給部14から反応炉10へ導入されるガス流量のモ
ニターである。
【0025】ガス供給部14は、(窒素含有及び非含有
の)酸化性ガス源14a、14b、及び不活性ガス源1
4cから構成されている。それぞれのガスは、バルブ4
4、および46a乃至46cを適当量開閉することによ
り、所望の流量で反応炉10内へ送給することができ
る。
【0026】2.絶縁膜の形成方法 次に、この発明の絶縁膜、つまり酸窒化膜の形成方法の
実施例について説明する。図1(A)〜(D)は、この
実施例の絶縁膜形成方法の説明に供する工程図である。
また、図4は、この実施例の形成方法中で行った加熱サ
イクルおよびガス制御サイクルの説明図である。加熱サ
イクルは、縦軸に温度をとりかつ横軸に処理時間をとっ
て示してある。また図中、破線は、反応炉内における一
酸化二窒素(N2 O)ガスの分圧比を示す。次の説明
は、これらの図を適宜参照しておこなう。
【0027】2−1.第1の絶縁膜の形成 まず、反応炉10内に、シリコンの下地としてp型(1
00)Si基板18を設置する。必要に応じ、基板表面
の清浄化を行い、また反応炉内の清浄を行なう。その
際、例えば反応炉10内を10-3〜10-5Torrの高
真空に排気する(図4にV1で示す期間)。
【0028】次に、バルブ44、46a、46bを開
き、反応炉内に、窒素を含まない酸化性ガス例えばO2
ガス、および窒素を含む酸化性ガス例えばN2 Oガスを
導入する。この際、各バルブの開閉量を適当に調節する
ことにより、反応炉10内におけるN2 Oガスの分圧比
を、例えば10%以下とする。炉内に所望の混合比によ
るガスの雰囲気が形成されたところで、ガスの送給を停
止する。そして、炉内の圧力を常圧(760Torr)
とするが、成膜時の反応副生成物を反応炉外へ排気する
ため、炉内を例えば100〜10-2Torrの低真空の
状態に維持してもよい。
【0029】次に、基板18を加熱部16により加熱処
理を行ない(図4にH1で示す期間)、基板表面に第1
の絶縁膜である酸窒化膜62を形成する。
【0030】基板18に対する加熱のピーク温度Tは、
1000〜1200℃とするのがよい。この基板の加熱
は、好ましくは、赤外線ランプ、アークランプ、レーザ
ビームあるいはヒータなどの加熱手段を用いて行なう。
この実施例では、赤外線ランプ16aとしてタングステ
ンハロゲンランプを用い、かつ基板18の表面温度を、
温度測定手段例えばオプティカルパイロメータ26で測
定しながら、約50℃/秒〜200℃/秒の間の適当な
割合、好ましくは、昇温速度約100℃/秒で、約11
00℃まで上昇させ、この温度に一定の時間期間保持し
て、例えば、膜厚が数10オングストローム程度の第1
絶縁膜を形成する(図1の(B))。
【0031】なお、この酸窒化膜の膜厚制御は、例え
ば、処理温度、加熱時間およびガスの反応炉内での圧力
を調整することによって行なうことができ、数10オン
グストローム以上の任意の膜厚形成を達成できる。
【0032】2−2.第2の絶縁膜の形成 次に、反応炉10内を例えば10-3〜10-5Torrの
高真空にいったん排気する(図4にV2で示す期間)。
それから、各バルブ44、46a、46bを開き、反応
炉内に、各ガスを導入する。この際、各バルブの開閉量
を適当に調節することにより、反応炉10内のN2 Oガ
スの分圧比を第1絶縁膜形成時よりも高く、例えば50
%とする。炉内に所望の混合比によるガスの雰囲気が形
成されたところで、ガスの送給を停止する。そして、炉
内の圧力を常圧とするが、場合によっては、100〜1
-2Torrの低真空の状態としてもよい。
【0033】このように設定したガスの雰囲気中で、基
板温度を例えば約50℃/秒〜200℃/秒の範囲の適
当な割合で、1000〜1200℃の温度範囲の適当な
温度Tまで上昇させ、この温度に一定の時間期間(図4
のH2 で示す期間)保持して第1絶縁膜62上に数オン
グストローム乃至数10オングストロームの第2の絶縁
膜である酸窒化膜64を得る(図1の(C))。
【0034】この場合の加熱手段は、第1の絶縁膜形成
時に用いたと同様な加熱手段を用いればよい。なお、こ
のようにして得られる酸窒化膜の膜厚は、加熱時間、温
度およびガスの圧力を調整することによって適当に制御
できる。
【0035】2−3.第3の絶縁膜の形成 次に、第3の絶縁膜である酸窒化膜66を形成する。そ
の際、反応炉内のN2 Oガスの分圧比を第2の絶縁膜形
成時よりも更に高く、例えばほぼ100%とする以外
は、第1および第2の絶縁膜成膜時の工程に準じた要領
で実施する。図4において、処理温度Tでの一定の時間
期間Hnのnを3と置き換えてみればよい。このように
して、第2絶縁膜64上に数オングストローム乃至数1
0オングストロームの第3の絶縁膜である酸窒化膜66
を得る(図1の(D))。
【0036】なお、このようにして得られる酸窒化膜の
膜厚は、加熱時間、温度およびガスの圧力を調整するこ
とによって適当に制御できる。
【0037】所望の膜厚の酸窒化膜が得られたところ
で、混合ガスの送給を停止し、次にバルブ44、46c
を開いて、不活性ガス例えば窒素(N2 )ガスを反応炉
内へ導入しながら(図4にVn(この場合n=3)で示
す期間)、基板18を室温まで冷却することにより、成
膜工程を終了する。
【0038】なお、上述した各処理期間H1、H2およ
びHn(この場合n=3)における基板加熱温度をTと
してあるが、この温度は各処理ごとに変えてもよい。
【0039】以上、この実施例では、第1乃至第3の絶
縁膜を形成する方法について説明したが、実施に当たり
この工数に制限されることなく、所望の膜厚の絶縁膜が
得られるまで任意の回数による処理が可能である(図4
参照)。しかし、高温熱処理を繰り返すことで基板に与
えるダメージを考慮すれば、最大でも4回程度に抑える
ことが望ましい。
【0040】以上、この発明の絶縁膜形成方法の実施例
について説明したが、この発明は、上述の実施例に制約
されるものではない。
【0041】上述の実施例では、窒素を含む酸化性ガス
としてN2 Oガスの例を挙げて説明したが、一酸化窒素
(NO)ガスまたは二酸化窒素(NO2 )ガスの単体ガ
ス、あるいは、NOガス、N2 OガスおよびNO2 ガス
よりなる群から選択された2種類以上の混合ガスを用い
てもよい。また、上述した実施例よりも、酸化膜/N2
O酸窒化膜系の絶縁膜の膜厚が薄い領域で、実施例と同
程度の改善効果が得られる。
【0042】また、上述した実施例では下地をシリコン
基板としたが、これに何ら限定されるものではなく、こ
の下地は成膜されるべき下地層がシリコンを含む層であ
ればどのような構成であっても良い。
【0043】
【発明の効果】通常の酸化膜は、膜中にSi原子やO原
子の不対結合や弱い結合が多数存在するため、電子注入
のストレスによって、これら結合が切断されること、ま
た電子注入によるインパクトイオン化で生じた正孔がト
ラップされることなどにより絶縁破壊が発生する。しか
し、この発明により、絶縁膜として酸窒化膜を用いる
と、これら結合部分に窒素原子が侵入したり、置換され
て、Siと窒素の結合の安定性によって絶縁耐性が向上
する。
【0044】また、酸窒化膜は、酸化膜と比べて緻密な
構造を有して、不純物拡散に対する抑止効果を発揮する
とともに、窒素の導入によって誘電率の向上も達成でき
る。
【0045】また、酸窒化に当たり、窒素は酸化種の拡
散を抑制する働きをする、そのため、酸窒化の初期段階
において雰囲気中に多量の窒素が存在すると、膜厚の成
長が抑制され、Siとの界面の平坦性も損なわれる。そ
れが膜厚制御の低下、絶縁耐性の劣化の原因となる。
【0046】従って、この発明の絶縁膜の形成方法によ
れば、第1の絶縁膜形成に際しては、N2 Oガスの分圧
比を低く、以降、これを順次高くしていくことにより、
膜厚の細かな制御と、膜中への窒素の効果的な導入が可
能となる、これにより、従来の酸化膜と比べて、薄くし
かも膜厚の制御性に優れ、かつ絶縁耐性が高く膜質の優
れた絶縁膜が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(D)は、実施例の絶縁膜形成方法の
説明に供する工程図である。
【図2】この発明の実施に使用する絶縁膜形成装置の主
要部の構成を概略的に示す断面図である。
【図3】この発明の実施に使用する成膜装置の系全体を
概略的に示す説明図である。
【図4】実施例の絶縁膜形成過程の説明に供する図であ
り、ガス供給条件および基板加熱条件を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
18:Si基板 62:第1の絶縁膜 64:第2の絶縁膜 66:第3の絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/318

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応炉内で、シリコンの下地上にいくつ
    かの酸窒化膜層からなる絶縁膜を形成する方法におい
    て、 反応炉内を、窒素非含有の酸化性ガスと窒素含有の酸化
    性ガスとからなる混合ガスの雰囲気とし、かつ下地を加
    熱処理しながら、前記下地に第1の絶縁膜である酸窒化
    膜層を形成する工程と、 前記反応炉内の前記混合ガスの混合比を窒素含有の酸化
    性ガスの比率が高くなるようにして順次変え、かつ下地
    を加熱処理しながら、前記第1絶縁膜上に第2以降の絶
    縁膜である酸窒化膜層を順次形成していく工程とを含む
    ことを特徴とする酸窒化膜層の絶縁膜形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の酸窒化膜層の絶縁膜形成
    方法において、 窒素含有の酸化性ガスを、一酸化窒素(NO)、一酸化
    二窒素(N2 O)および二酸化窒素(NO2 )よりなる
    ガス群から選択される1種のガスまたは複数の混合ガス
    とすることを特徴とする酸窒化膜層の絶縁膜形成方法。
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