JP3041106B2 - 超電導磁気浮上式鉄道の端部浮上案内コイル - Google Patents

超電導磁気浮上式鉄道の端部浮上案内コイル

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JP3041106B2
JP3041106B2 JP3280260A JP28026091A JP3041106B2 JP 3041106 B2 JP3041106 B2 JP 3041106B2 JP 3280260 A JP3280260 A JP 3280260A JP 28026091 A JP28026091 A JP 28026091A JP 3041106 B2 JP3041106 B2 JP 3041106B2
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coil
levitation
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levitation guide
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敏明 山田
伸一 福岡
勲 四條
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Toshiba Corp
Central Japan Railway Co
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Toshiba Corp
Central Japan Railway Co
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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導による磁気浮上
式鉄道の軌道側壁の端部浮上案内コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】超電導磁気浮上式鉄道の車両及びの軌道
における駆動走行機能は、車両を推進させる推進系、車
両を軌道の中央に走行させる案内系及び車両を浮上させ
る浮上系とからなる3系統で構成されている。上記3系
統を支持するため、軌道側にはコイルを連続的に配置し
た地上コイルと、車両側には直流磁場を発生する超電導
磁石が車両連結部に搭載されている。図2乃至図4に示
す従来例に基いて超電導磁気浮上式鉄道を説明する。車
両1の左右両側に超電導磁石2が搭載されており、車両
1の走行する軌道3の両側には側壁4が設けられてい
る。
【0003】側壁4の構造には、軌道3の両側にパネル
を取付ける構造、軌道3に専用の座を設けてビームを設
置する構造及び軌道3に直接に側壁を打設する構造など
があり、これらに、夫々推進系を担う推進コイル5、及
び案内系、浮上系の浮上案内コイル6とが配置される。
このように地上コイルを取付けた左右の側壁4、4´…
は、図3に示すように、所定の空隙7を設けて直列に配
置されている。
【0004】標準浮上案内コイル6を取付けた側壁4に
よる標準区間が軌道3の大部分を占めているが、軌道の
分岐部及び橋梁部などの特殊区間では軌道の移動量の確
保及び熱収縮の吸収のため空隙7より広い空隙8を確保
することが必要であり、従って標準の長さ4A より短い
長さ4B の側壁4´を敷設することとなり、特殊区間に
おける側壁の両端部には専用の端部浮上案内コイル9が
配置され、両端部以外の中間部には標準浮上案内コイル
6が配置されている。
【0005】標準浮上案内コイル6及び端部浮上案内コ
イル9には、性能と取付上から夫々4個の標準浮上案内
コイル専用単位コイル6A 及び端部浮上案内コイル専用
単位コイル9B とにより形成されているが、前述の寸法
制約上、端部浮上案内コイル長さAは標準浮上案内コイ
ル長さBより短くなつている。
【0006】又、端部浮上案内コイル9及び標準浮上案
内コイル6には夫々4個の推進コイル取付ボルト点検穴
10が設けられているが、端部浮上案内コイル9に設け
た推進コイル取付ボルト点検穴10の間隔11と、標準
浮上の案内コイル6上の左右の推進コイル取付ボルト点
検穴10の間隔11は同一間隔に配置されている。
【0007】この点検穴10、10…と短くした端部浮
上案内コイル長さBとの寸法関係により、端部浮上案内
コイル専用単位コイルの断面幅12B は、標準浮上案内
コイル専用単位コイル断面幅12A に比して小さくせね
ばならない。
【0008】標準浮上案内コイル6と端部浮上案内コイ
ル9は、共にアルミニューム線を巻線に成型し各4個の
夫々の専用単位コイル6A 、6A…及び専用単位コイル
B、9B …を88字状に配して1組に構成し、専用金
型で樹脂モールドされ、上下に配置された標準浮上案内
コイル専用単位コイル6A 、6A 同士を1組とし、同じ
く上下に配置された端部浮上案内コイル専用単位コイル
B 、9B 同士を1組とし夫々電気的に8の字結線され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように浮上案内
コイルは、単位コイルを専用金型で樹脂モールドする大
量生産方式で製作されるので、多数の標準浮上案内コイ
ル6の製造には適しているが、端部浮上案内コイル9の
必要数は少しであるため少数生産となり、金型製作費が
かゝり製造コストの上昇となつている。
【0010】又、端部浮上案内コイル9は前述の寸法制
約上、単位コイルの断面幅12B が標準浮上案内コイル
のそれに比し狭くなつているため、コイル導体断面が小
さくなり浮上特性が低下し、又電流密度の上昇によりコ
イル温度上昇が増えている。
【0011】本発明はこれらに鑑み、端部浮上案内コイ
ルの構成を改良し、製造コストの低減を図ると共に、浮
上特性の向上及びコイル温度上昇の低減を可能とするこ
とをを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため本
発明は端部浮上案内コイルにおいて、4個の単位コイル
のうち端の空隙側ではない上下の2個は、従来のアルミ
線によるコイルで8の字結線した標準浮上案内コイル専
用単位コイルとし、端の空隙側の上下2個は銅線を用い
てコイル特性は同一のコイルを用い8の字結線したもの
を端部浮上案内コイル専用単位コイルとし、これらを組
合わせて、標準浮上案内コイル専用金型を用いて樹脂モ
ールドする。
【0013】
【作用】端部浮上案内コイル専用単位コイルは銅コイル
にして、しかもアルミ巻線と同一特性とするので単位コ
イル断面幅を小さく出来る。そして樹脂モールド後、周
囲の樹脂モールドを削り全体の大きさを小さくすること
になる。
【0014】
【実施例】図1に示す実施例に基いて本発明を説明す
る。端部浮上案内コイル13を以下のように構成する。
【0015】端部浮上案内コイル13を構成する4個の
単位コイルのうち、標準浮上案内コイルよりの上下2個
はアルミ線を巻いた標準浮上案内コイル専用単位コイル
Aを用い、8の字結線しておく。端側になる上下の2
個の単位コイルは銅線を巻いて8の字結線したものを端
部浮上案内コイル専用単位コイル13C とし、前記標準
浮上案内コイル専用単位コイル6A 、6A と組合わせ、
標準浮上案内コイル専用金型により樹脂モールドして製
造する。
【0016】このとき端部浮上案内コイル専用単位コイ
ル13C は銅線を用いているので、アルミコイルの場合
と同一のコイル特性とすると、電気的特性に余裕が生
じ、その断面幅12C を小さくすることができる。従っ
て、標準の前記金型を流用して樹脂モールドし、前記寸
法制約上、端部側の大きすぎる樹脂部分14を後加工
で、削り取ってしまい、所要の寸法に仕上げる。
【0017】このようにすることが出来るので、端部浮
上案内コイル13はその製作において標準浮上案内コイ
ル6の金型を流用でき、しかもコイルを銅線とすること
により熱的及び特性的に改善される。
【0018】実際にパネル長さを12、54mとし、車
両速度を100Km/h程度とした時、浮上脈動に関し
本発明のものは従来の88%程度に低減され、温度上昇
に関しては74%程度に低減される。
【0019】
【発明の効果】本発明により、端部浮上案内コイルの製
造に、従来の標準浮上案内コイルの金型を流用してコス
トを低減し、しかも熱的にもコイル特性上も向上したも
のが得られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による端部浮上案内コイルの正面図であ
る。
【図2】磁気浮上式鉄道の断面図である。
【図3】図2の側壁部分平面図である。
【図4】従来の側壁の側面図である。
【符号の説明】
4 側壁 5 推進コイル 6 標準浮上案内コイル 9、13 端部浮上案内コイル 6A 標準浮上案内コイル専用単位コイル 9B 、13C 端部浮上案内コイル専用単位コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 四條 勲 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 7/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 推進コイル、標準浮上案内コイルなど地
    上コイルを配置してなる軌道側壁のうち、前記軌道側壁
    の不連続部に配置した磁気浮上式式鉄道の端部浮上案内
    コイルにおいてアルミニューム巻線による標準浮上案内
    コイル専用単位コイルと、このコイルとコイル特性は同
    一で、銅巻線よりなる端部浮上案内コイル専用単位コイ
    ルとにより構成しことを特徴とする超電導磁気浮上式鉄
    道の端部浮上案内コイル。
JP3280260A 1991-10-28 1991-10-28 超電導磁気浮上式鉄道の端部浮上案内コイル Expired - Lifetime JP3041106B2 (ja)

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