JP2002027615A - 磁気浮上式鉄道用地上コイル装置 - Google Patents

磁気浮上式鉄道用地上コイル装置

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JP2002027615A JP2000199654A JP2000199654A JP2002027615A JP 2002027615 A JP2002027615 A JP 2002027615A JP 2000199654 A JP2000199654 A JP 2000199654A JP 2000199654 A JP2000199654 A JP 2000199654A JP 2002027615 A JP2002027615 A JP 2002027615A
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Takeshi Umeki
健 梅木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮上案内コイルとケーブルとの接続作業を容
易に行える磁気浮上式鉄道用地上コイル装置を得る。 【解決手段】 浮上案内コイル26の田の字形コイルを
形成する8の字形コイル14間をコイル26本体内で電
気的に接続し、コイル26本体下部に、ヌルフラックス
ケーブル13結線用の夫々異なるソケット形状の端子接
続部27a,27b,27cを設け、対応するケーブル
端末をプラグ形状として電気的に接続されるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気浮上式鉄道
用地上コイル装置に関し、特にその浮上案内コイルの取
付構造と配線構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9および図10は、それぞれ特開平8
−51013号公報、特開平8−275307号公報等
に記載された従来の磁気浮上式鉄道の軌道装置を示すも
ので、図9はその正面断面図、図10はコンクリートパ
ネルに対する単層配置方式の推進コイルおよび浮上案内
コイルの取り付け状態を示す要部分解斜視図である。ま
た、図11は図10に示す浮上案内コイル4の正面図、
図12は図10に示す推進コイル3の正面図、図13は
浮上案内コイル4の回路構成図、図14は浮上案内コイ
ルの口出し接続状態を示す要部分解斜視図である。図に
おいて1は軌道、2は軌道1の両側に立設された軌道側
壁、3は単層推進用地上コイル(以下、推進コイルと略
称する)、4は単層用浮上案内コイル(以下、浮上案内
コイルと略称する)、5は車両、6は超電導磁石、7は
軌道側壁2に添って取付けられるコンクリートパネル、
8はこのコンクリートパネル7に埋込まれたインサー
ト、9は座金、10はボルト、11,12はそれぞれ推
進コイル3、浮上案内コイル4に設けられたコンクリー
トパネル7への取付用孔である。13は対向する浮上案
内コイル4間を電気的に接続するヌルフラックスケーブ
ル(以下、ケーブルと略称する)である。14は素線等
絶縁を施された8の字形コイル、15は2組の8の字形
コイル14を並設した田の字形コイル、16a ,16
b,16c,16dは浮上案内コイル4本体の下端部に
突設された口出し端子、17は口出し端子16b,16
c間接続用の帯状板、18は口出し端子の孔、19は帯
状板17の両端の折曲部、20は帯状板接続用のボル
ト、21はボルト20が貫通する孔、22は座金、23
はナットである。
【0003】次に、上記従来の磁気浮上式鉄道用地上コ
イル装置における、浮上案内コイルの取付方法と配線方
法について説明する。まず、図10,図11に示すよう
に単層配置方式の浮上案内コイル4は、素線等絶縁が施
された8の字形コイル14を2個組み合わせた田の字形
コイル15をSMC(S heet Molding C
ompound)等の成形によりモールドして形成され
る。取付用孔12は合計7ヶ所形成され、例えばステン
レス製の非磁性金属等のブッシュ24が同時成形され
る。また、推進コイル5はエポキシ樹脂等で注型されて
形成される。取付用孔11は合計4ヶ所形成され、浮上
案内コイルと同様に非磁性金属等のブッシュ25が同時
成形される。
【0004】上記のように形成された推進コイル5は4
ヶ所の取付用孔11に座金9とボルト10を通してコン
クリートパネル7のインサート8に螺合されて固定され
る。次に、推進コイル3に重ねるように車両側に、浮上
案内コイル4が7ヶ所の取付用孔12に座金9とボルト
10を通してコンクリートパネル7のインサート8に螺
合、固定されて地上コイル装置が形成される。
【0005】次に図11,図13に示すように、8の字
形コイル14を並設して田の字形コイル15とし、絶縁
樹脂内に埋設して形成した浮上案内コイル4本体の下端
部からはアルミニウムの金属に銀めっきが施された第1
ないし第4の口出し端子16a ,16b,16c,16
dがそれぞれ突出している。第2の口出し端子16bと
第3の口出し端子16cとは8の字形コイル14同士を
短絡する帯状板17で接続されている。8の字形コイル
14同士を短絡するのは、対向した浮上案内コイル4同
士を電気的に接続するケーブル13の本数を削減し、ま
た接続作業工数を削減するためである。なお、8の字形
コイル14同士を短絡接続しない時には4本のヌルフラ
ックスケーブルが必要となる。
【0006】図14は第2および第3の口出し端子16
b,16cに帯状板17を固着する状態を示すものであ
り、帯状板17の両端の折曲部19にはボルト20が貫
通する貫通孔21が形成されている。第2および第3の
口出し端子16b,16cと折曲部19とは、口出し端
子16の孔18および貫通孔21に非磁性のステンレス
製のボルト20が挿着されてステンレス製の座金22お
よびナット23により固着されている。
【0007】軌道1で対向した浮上案内コイル4間はケ
ーブル13で接続され、このケーブル13には車両5が
左右の軌道側壁2のどちらかに片寄った場合に、軌道1
の中心線に車両を案内する案内力を発生させる電流が流
れるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気浮上式鉄道
用地上コイル装置は以上のように構成されているので、
浮上案内コイル4の下端部で、対向する浮上案内コイル
4間をケーブル13で接続する作業を行わなければなら
ず、しかも推進コイル配線(図示せず)も重なる極めて
狭い空間での面倒な作業であるという問題点があった。
また、ケーブル13を削減する並設される8の字形コイ
ル14同士の短絡接続作業も浮上案内コイル4の下端部
で行う面倒な作業であるという問題点があった。さらに
配線間違いを生じる危険性があるという問題点があっ
た。また、軌道への取付ボルトの本数が推進コイル1個
当り4本、浮上案内コイル1個当り7本必要であり、1
パネル(長さ約12.6m:推進コイル14個、浮上案
内コイル14個取付)当りでは合計154本ものボルト
が必要となるため、取付作業および取付後の保守作業に
時間がかかるという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、浮上案内コイルとケーブルとの
接続作業を容易に行える磁気浮上式鉄道用地上コイル装
置を得ることを目的とする。加えて、取付ボルト本数を
削減し、取付、保守作業時間を低減できる磁気浮上式鉄
道用地上コイル装置を得ることを目的とする。また、浮
上案内コイルとケーブルとの接続個所を削減し、より作
業性を向上できる磁気浮上式鉄道用地上コイル装置を得
ることを目的とする。さらに誤結線を防止できる磁気浮
上式鉄道用地上コイル装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気浮上
式鉄道用地上コイル装置は、絶縁体でコイル導体が被覆
され、磁気浮上式車両に搭載された超電導磁石との間で
電磁誘導作用を行うように軌道に配置される推進コイル
および浮上案内コイルを備えるもので、上記浮上案内コ
イルには、これに接続されるヌルフラックスケーブル結
線用の口出し端子をプラグ形状(またはソケット形状)
として上記浮上案内コイル本体下部に設け、対応する上
記ヌルフラックスケーブルの端末をソケット形状(また
はプラグ形状)として電気的に接続されるように構成し
たものである。
【0011】また、 田の字形浮上案内コイルを複数個
一体成形し、隣り合う上記田の字形浮上案内コイル間の
軌道への取付ボルトを共用する構造とするとともに、上
記田の字形浮上案内コイルには、これに接続されるヌル
フラックスケーブル結線用の口出し端子をプラグ形状
(またはソケット形状)として上記田の字形浮上案内コ
イル下部に設け、対応する上記ヌルフラックスケーブル
の端末をソケット形状(またはプラグ形状)として電気
的に接続されるように構成したものである。
【0012】さらに、浮上案内コイルは田の字形コイル
を形成する隣り合う8の字形コイル間が浮上案内コイル
本体内で電気的に接続されている。
【0013】そして、ヌルフラックスケーブル接続部に
おける口出し端子および端末は少なくとも2種以上の異
なる形状のものが用いられている。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
磁気浮上式鉄道用地上コイル装置の実施の形態を図に基
づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1の浮上
案内コイルの正面図、図2は図1の要部II−II線断面を
示す断面図、図3は浮上案内コイルの回路構成図、図4
はヌルフラックスケーブル接続部を示す要部断面構成図
である。図1〜図4において、図9〜14に示した従来
の地上コイル装置と同一または相当部分には同一符号を
付し、その説明を一部省略する。26はこの実施の形態
1の浮上案内コイルで、取付用孔12は合計7ヶ所形成
されている。27a ,27b,27cは浮上案内コイル
26本体の下部前面に形成された夫々異なる形状寸法の
ソケット形状の端子接続部、即ち口出し端子(以下、ソ
ケットと略称する)、28はソケット27aに接続され
る8の字形コイル14のリード線、29は溶接部、30
はケーブル13の先端に取り付けられたプラグ形状の端
子接続部、即ち端末(以下、プラグと略称する)であ
る。なお,プラグも対応するソケットに応じ夫々異なる
形状である。
【0015】次に、上記実施の形態1の地上コイル装置
の構成と配線方法について説明する。まず、図1〜図3
に示すように、従来と同様に素線等絶縁を施された8の
字形コイル14を2個並設して田の字形コイル15とな
し、SMC等の成形によりモールドして浮上案内コイル
26を形成する。なお、8の字形コイル14同士は、浮
上案内コイル26本体の内部、溶接部29で短絡接続さ
れている。即ち、一方の8の字形コイルの端部14a を
他方の8の字形コイル14のソケット27bの近傍上部
の溶接部29に導き銀ろう付けにより接続される。ま
た、浮上案内コイル26本体の下部前面には、ソケット
27(27a 、27b、27c)が8の字形コイル14
のリード線28と予め溶接等により電気的に接続した
後、同時成形により一体化して形成される。次に図4に
示すように、浮上案内コイル26の下部前面に配置され
たソケット27に、対応するケーブル13の先端に取り
付けられたプラグ30が挿入されて、ストッパー等(図
示せず)により機械的に固定されて配線接続される。
【0016】この実施の形態1においては、浮上案内コ
イル26とケーブル13の接続をソケットとプラグで簡
便に行えるように構成したので、接続作業が容易となり
作業性を向上できる。また、8の字形コイル14同士を
浮上案内コイル26本体内、溶接部29で短絡接続した
ので、端子接続部(ソケット)が4ヶ所から3ヶ所に削
減できた。また、ソケット(27a,27b,27
c)、プラグ30には、ケーブルの機能種類毎に形状ま
たは寸法の異なる3種類のものを用いたので誤配線を防
止できる。なお、浮上案内コイル26の端子接続部27
をソケットからプラグに、ケーブルの端子接続部をプラ
グからソケットに夫々変更してもよい。
【0017】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2の浮上案内コイルの正面図、図6は浮上案内コイル
の回路構成図である。図5、図6において、図9〜1
4、図1〜4に示した地上コイル装置と同一または相当
部分には同一符号を付し、その説明を一部省略する。3
1はこの実施の形態2の浮上案内コイル、32a 、32
bは浮上案内コイル31本体の下部前面に形成された異
なる形状のソケット、33は溶接部である。
【0018】次に、上記実施の形態2の地上コイル装置
の構成と配線方法について説明する。まず、図5、図6
に示すように、従来と同様に素線等絶縁を施された8の
字形コイル14が2個並設されて田の字形コイル15と
なり、SMC等の成形によりモールドされて浮上案内コ
イル31が形成される。8の字形コイル14同士は、浮
上案内コイル31本体の内部で、8の字形コイルの端部
14a 同士を溶接部33で短絡接続されている。また、
浮上案内コイル31の下部前面にはソケット32(32
a 、32b)が、予め8の字形コイル14のリード線2
8(図2)と溶接等により電気的に接続した後、同時成
形により一体化して形成される。次に図4と同様に、浮
上案内コイル31の下部前面に配置されたソケット32
に、ケーブル13の先端に取り付けられたプラグ30が
挿入されて、ストッパー等(図示せず)により機械的に
固定されて配線接続される。
【0019】上記実施の形態1と同様に、浮上案内コイ
ルとケーブルとの接続作業が容易で、作業性を向上でき
るとともに、誤配線を防止できる。また、8の字形コイ
ルの端部14a 同士を溶接部32で短絡接続したので端
子接続部が4ヶ所から2ヶ所に削減できる。
【0020】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3の一体成形浮上案内コイルを示す正面図である。図
7において、図9〜14、図1〜6に示した地上コイル
装置と同一または相当部分には同一符号を付し、その説
明を一部省略する。図7において、34は8の字形コイ
ル14を例えば12個組み合わせて一体成形した浮上案
内コイル(長さ約5.4m:田の字形コイル6個相
当)、35a,35b,35cは一体成形浮上案内コイ
ル34の下部前面に同時成形された3種の夫々異なる形
状(寸法も含む)ソケットである。
【0021】図7に示すように、この実施の形態3の一
体成形浮上案内コイル34においては、隣り合う田の字
形コイル間の軌道、具体的には軌道側壁への取付用孔が
共用できるため、田の字形コイル6個分では合計10個
の取付用孔12が共用でき、従来の合計42本から10
本のボルトが削減できる。従って、取付け作業および取
付け後の保守作業が容易となり、作業に要する時間が短
縮できる。また上記実施の形態1と同様、一方の8の字
形コイルの端部14a を他方の8の字形コイル14のソ
ケット35bの近傍上部に導き、ここで溶接により短絡
接続したので端子接続部が24ヶ所から18ヶ所に削減
できる。また、上記実施の形態と同様、誤配線を防止で
きる。
【0022】実施の形態4.図8はこの発明の実施の形
態4の一体成形浮上案内コイルを示す正面図である。図
8において、図9〜14、図1〜8に示した地上コイル
装置と同一または相当部分には同一符号を付し、その説
明を一部省略する。図8において、36は8の字形コイ
ル14を例えば12個組み合わせて一体成形した浮上案
内コイル(長さ約5.4m:田の字形コイル6個相
当)、37a,37bは一体成形浮上案内コイル36の
下部前面に同時成形された、寸法または形状の異なる2
種のソケットである。
【0023】上記実施の形態3と同様、図8に示すよう
に、一体成形浮上案内コイル36において、隣り合う田
の字形コイル間の軌道側壁への取付用孔が共用できるた
め、田の字形コイル6個分では合計10個の取付用孔1
2が共用でき、従来の合計42本から10本のボルトが
削減できる。取付け、保守作業時間が短縮でき、容易に
なる。上記実施の形態2と同様に、8の字形コイルの端
部14a 同士を溶接により短絡接続したので端子接続部
が24ヶ所から12ヶ所に削減できる。また、上記実施
の形態と同様に誤配線を防止できる。
【0024】なお、上記実施の形態においては、ヌルフ
ラックスケーブル結線用の口出し端子が浮上案内コイル
本体の下部前面に形成された場合について説明したが、
前面に限定されたものではなく、下面、側面、裏面等、
配線方向により変えることも可能であり、同様の効果を
奏する。また、夫々異なる形状,寸法のソケット形状の
場合について説明したが、形状あるいは寸法だけ異なる
ものであっても、あるいはプラグ形状であっても、ソケ
ット形状,プラグ形状が混在していても良く、同様の効
果がある。結線用の口出し端子全てが異種のものでなく
とも良く、誤配線防止効果がある。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、絶縁体でコイル導体
が被覆され、磁気浮上式車両に搭載された超電導磁石と
の間で電磁誘導作用を行うように軌道に配置される推進
コイルおよび浮上案内コイルを備える磁気浮上式鉄道用
地上コイル装置において、上記浮上案内コイルには、こ
れに接続されるヌルフラックスケーブル結線用の口出し
端子をプラグ形状(またはソケット形状)として上記浮
上案内コイル本体下部に設け、対応する上記ヌルフラッ
クスケーブルの端末をソケット形状(またはプラグ形
状)として電気的に接続されるように構成したので、浮
上案内コイルとケーブルとの接続作業を容易に行える効
果がある。
【0026】また、絶縁体でコイル導体が被覆され、磁
気浮上式車両に搭載された超電導磁石との間で電磁誘導
作用を行うように軌道に配置される推進コイルおよび浮
上案内コイルを備える磁気浮上式鉄道用地上コイル装置
において、田の字形上記浮上案内コイルを複数個一体成
形し、隣り合う上記田の字形浮上案内コイル間の軌道へ
の取付ボルトを共用する構造とするとともに、上記田の
字形浮上案内コイルには、これに接続されるヌルフラッ
クスケーブル結線用の口出し端子をプラグ形状(または
ソケット形状)として上記田の字形浮上案内コイル下部
に設け、対応する上記ヌルフラックスケーブルの端末を
ソケット形状(またはプラグ形状)として電気的に接続
されるように構成したので、上記効果に加え、軌道への
浮上案内コイル取付ボルト本数を削減でき、取付、保守
作業時間を低減できる効果がある。
【0027】さらに、浮上案内コイルは田の字形コイル
を形成する隣り合う8の字形コイル間が浮上案内コイル
本体内で電気的に接続されているので、浮上案内コイル
とケーブルとの接続個所を削減でき、より作業性を向上
できる。
【0028】そして、ヌルフラックスケーブル接続部に
おける口出し端子および端末は少なくとも2種以上の異
なる形状または寸法のものが用いられているので、誤結
線を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の単層用浮上案内コ
イルの正面図である。
【図2】 図1のII−II断面を示す要部断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の単層用浮上案内コ
イルの回路構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態1のヌルフラックスケ
ーブル接続部を示す部分断面構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2の単層用浮上案内コ
イルの正面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2の単層用浮上案内コ
イルの回路構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3の単層用一体成形浮
上案内コイルの正面図である。
【図8】 この発明の実施の形態4の単層用一体成形浮
上案内コイルの正面図である。
【図9】 従来の磁気浮上式鉄道の軌道装置を示す正面
断面図である。
【図10】 従来の磁気浮上式鉄道のコンクリートパネ
ルに対する単層配置方式の推進コイルおよび浮上案内コ
イルの取付状態を示す要部分解斜視図である。
【図11】 従来の単層用浮上案内コイルの正面図であ
る。
【図12】 従来の単層用推進コイルの正面図である。
【図13】 従来の単層用浮上案内コイルの回路構成図
である。
【図14】 従来の単層用浮上案内コイルの口出し接続
状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 軌道 2 軌道側壁 3 単層用推進コイル 4 単層用浮上案内
コイル 11,12 取付用孔 13 ヌルフラッ
クスケーブル 14 8の字形コイル 15 田の字形コ
イル 26,31 単層用浮上案内コイル 27,27a,27b,27c,32a,32b、35
a,35b,35c,37a,37b ソケット形状の
端子接続部 29,32 溶接部 34,36 単層用一体成形浮上案内コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅木 健 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 Fターム(参考) 5H113 CC04 CC08 DA02 DA04 DA05 DA06 DB03 DB07 DB10 EE01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体でコイル導体が被覆され、磁気浮
    上式車両に搭載された超電導磁石との間で電磁誘導作用
    を行うように軌道に配置される推進コイルおよび浮上案
    内コイルを備える磁気浮上式鉄道用地上コイル装置にお
    いて、上記浮上案内コイルには、これに接続されるヌル
    フラックスケーブル結線用の口出し端子をプラグ形状
    (またはソケット形状)として上記浮上案内コイル本体
    下部に設け、対応する上記ヌルフラックスケーブルの端
    末をソケット形状(またはプラグ形状)として電気的に
    接続されるように構成したことを特徴とする磁気浮上式
    鉄道用地上コイル装置。
  2. 【請求項2】 絶縁体でコイル導体が被覆され、磁気浮
    上式車両に搭載された超電導磁石との間で電磁誘導作用
    を行うように軌道に配置される推進コイルおよび浮上案
    内コイルを備える磁気浮上式鉄道用地上コイル装置にお
    いて、田の字形上記浮上案内コイルを複数個一体成形
    し、隣り合う上記田の字形浮上案内コイル間の軌道への
    取付ボルトを共用する構造とするとともに、上記田の字
    形浮上案内コイルには、これに接続されるヌルフラック
    スケーブル結線用の口出し端子をプラグ形状(またはソ
    ケット形状)として上記田の字形浮上案内コイル下部に
    設け、対応する上記ヌルフラックスケーブルの端末をソ
    ケット形状(またはプラグ形状)として電気的に接続さ
    れるように構成したことを特徴とする磁気浮上式鉄道用
    地上コイル装置。
  3. 【請求項3】 浮上案内コイルは田の字形コイルを形成
    する隣り合う8の字形コイル間が浮上案内コイル本体内
    で電気的に接続されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の磁気浮上式鉄道用地上コイル装置。
  4. 【請求項4】 ヌルフラックスケーブル接続部における
    口出し端子および端末は少なくとも2種以上の異なる形
    状または寸法のものが用いられていることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の磁気浮
    上式鉄道用地上コイル装置。
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