JP2729441B2 - リニアモーターカー用浮上案内コイル - Google Patents

リニアモーターカー用浮上案内コイル

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JP2729441B2
JP2729441B2 JP4278051A JP27805192A JP2729441B2 JP 2729441 B2 JP2729441 B2 JP 2729441B2 JP 4278051 A JP4278051 A JP 4278051A JP 27805192 A JP27805192 A JP 27805192A JP 2729441 B2 JP2729441 B2 JP 2729441B2
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Japan
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coil
motor car
linear motor
levitation guide
shaped plate
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順仁 内山
正寿 忍
明生 都
雅 藤縄
裕幸 山口
統理 武本
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NEGUROSU DENKO KK
Mitsubishi Electric Corp
Central Japan Railway Co
Original Assignee
NEGUROSU DENKO KK
Mitsubishi Electric Corp
Central Japan Railway Co
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアモーターカーを
走行せしめる軌道側壁に装着される浮上案内コイルに係
り、特に、二組の浮上案内コイルを接続バーで一つのユ
ニットにまとめたタイプのリニアモーターカー用浮上案
内コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、リニアモーターカーを走行せしめ
る軌道側壁には、リニアモーターカーを浮上せしめる浮
上案内コイルが装着されている。この浮上案内コイル
は、リニアモーターカーに搭載した超電導コイルが近づ
くと、これに反応して発電し、磁場を形成するもので、
軌道側壁の内側に一定の間隔をおいて連続して装着され
る。そのため、この浮上案内コイルの数を合理化するた
めに、二組の浮上案内コイルを一つのユニットにまとめ
たタイプの浮上案内コイルが提案されるに至っている。
そして、このタイプの浮上案内コイル1では、口出し端
子の接続にケーブルSを使用していた(図5参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、リニアモー
ターカー用の浮上案内コイルには、次のような課題が残
されている。
【0004】第1の課題は、電食作用や、アルカリ水溶
液による浸蝕に対する表面保護である。すなわち、超電
導コイルに反応して発電する浮上案内コイルの口出し端
子は、その特殊な電気的環境から、電食作用が著しいも
のになっている。その為、浮上案内コイルの口出し端子
の口金は銀メッキが施されている。一方、浮上案内コイ
ル用の耐電食性や耐浸蝕性を有する導電材として、銅に
銀メッキを施した導電材が有効とされている。しかしな
がら、いずれの導電材も高価であり軌道側壁に連続して
装着される部材としては、できるかぎりの低コスト化が
望まれている。
【0005】第2の課題は、導電材の装着作業性の合理
化にある。すなわち、軌道側壁に沿って延々と配設する
浮上案内コイルは、その導電材の連結作業を合理化する
ことによって、工事全体の工期を短縮することが可能に
なる。ところが、従来の導電材の連結作業は、直径 9mm
前後の太いケーブルSを端子相互の間隔に合わせてケー
ブルSを折曲し、このケーブルSの両端部に接続用の圧
着端子S1を設け、ボルトとナットを空回りしないよう
に両手で挟みながら行うといった面倒な作業になってい
た。したがって、このような面倒な作業を合理化がする
必要がある。しかも、その上、この連結作業によって、
導電材の表面保護を損なわないようにする必要もある。
【0006】そこでこの発明は、上述の課題を解消すべ
く創出されたもので、電食やアルカリ水溶液による浸蝕
に耐え得る耐候性、耐電食性を有し、しかも、導電材の
表面保護を損なわずに、軌道側壁に沿った配設作業を合
理化することが可能になるリニアモーターカー用浮上案
内コイルの提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
この発明は、二つの浮上案内コイルを一つのユニットに
まとめたリニアモーターカー用の浮上案内コイルにおい
て、アルミニウム材の表面にニッケル鍍金を施した帯状
板、又は銅材の表面に錫鍍金を施した帯状板で、コイル
の口出し部相互を接続してユニット内のコイルを短絡す
る接続バーを形成し、帯状板の長手略中央部分に山形状
の屈曲調整部を設け、口出し部に連結する接続バー両端
部に、角根ボルトの角根部分で固定される矩形状の嵌合
孔を開穿したことにある。
【0008】
【作用】すなわちこの発明によると、アルミニウム材の
表面にニッケル鍍金を施した帯状板を使用すると、口出
し部の口金に使用された銀鍍金の銀と帯状板の表面に施
したニッケル鍍金のニッケルとが同電位になり、電食を
防止する。また、アルミニウム材の代わりに、銅材の表
面に錫鍍金を施した帯状板を使用しても、同様の作用が
得られる。
【0009】また、口出し部と帯状板とをネジ止めする
角根ボルトが帯状板の矩形状の嵌合孔に嵌合して固定さ
れ、片手での接続作業を可能にする。また、この固定作
業時に、帯状板の鍍金による表面保護膜を損ねずに済
む。
【0010】さらに、帯状板の長手略中央部分に設けた
山形状の屈曲調整部が帯状板の両端部相互の距離を調整
する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
詳細に説明する。図1は、本発明の浮上案内コイル1の
接続バー2装着部分を示す。この浮上案内コイル1は、
軌道側壁Pの内側に推進用地上コイルQと共に装着され
るもので、リニアモーターカーZに搭載した超電導コイ
ルRが近づくと、これに反応して浮上案内コイル1が発
電し、浮上用の磁場を形成する。
【0012】この発明浮上案内コイル1は、二組のコイ
ルが一つのユニットにまとめられたタイプのものである
(図3参照)。このタイプの浮上案内コイル1は、二組
のコイルから4個の口出し部1Aが突出している。そし
て、この4個の口出し部1Aのうち、ユニット内のコイ
ルを短絡する口出し部1A相互間に連結バー2を連結す
る(図6参照)。尚、図中符号4は8の字コイル、符号
5はヌルフラックス接続、符号6はヌルフラックスケー
ブルを示す。
【0013】連結バー2は、アルミニウム材の表面にニ
ッケル鍍金を施した帯状板、又は銅材の表面に錫鍍金を
施した帯状板を使用する。そして、連結バー2の両端部
に矩形状の嵌合孔2Aを開穿している(図2参照)。こ
の嵌合孔2Aは、口出し部1Aと連結バー2とを連結す
る角根ボルト3の角根部分3Aが嵌合する形状を成す。
そして、嵌合孔2Aに角根部分3Aを嵌合させた状態
で、座金3Bやナット3Cを角根ボルト3にネジ止めす
る。
【0014】また、帯状板2の長手略中央部分に山形状
の屈曲調整部2Bを設け、帯状板の両端部相互の距離を
調整するものである(図2参照)。このとき、図示例で
は、口出し部1Aの連結孔1Bの向きに合わせるため
に、連結バー2の両端部を鈎形状に屈曲する屈曲部2C
を設け、左右の角根ボルト3が直線状に対向するように
形成しているが、口出し部1Aの連結孔1Bの向きが異
なる場合には、例えば、連結バー2の両端部に屈曲部2
Cを設けずに、左右の角根ボルト3が同一方向を向くよ
うに形成しても良い。
【0015】また、屈曲調整部2Bの形状は、図4(I)
乃至(III) に示す如く、連結バー2の長手略中央部分が
屈曲できるものであれば、その形状は問わない。
【0016】
【発明の効果】この発明は、上述の如く構成したことに
より、当初の目的を達成する。
【0017】すなわち、請求項1により、リニアモータ
ーカーの軌道側壁に沿って行われる配設作業を合理化
し、工事期間を短縮することができる。
【0018】また、口金による電食の虞がなく、屋外の
軌道側壁に使用するコンクリートや、トンネル内から融
出するアルカリ水溶液による浸蝕に耐え、しかも従来比
で2割から5割ものコストダウンを図ることが可能にな
った。
【0019】このように、本発明によると、電食やアル
カリ水溶液による浸蝕に耐え、しかも、導電材の表面保
護を損なわずに、軌道側壁に沿った配設作業を合理化す
ることが可能になるなど、リニアモーターカー開発にと
って有益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用箇所を示す断面図。
【図2】本発明の装着状態を示す分解斜視図。
【図3】本発明の浮上案内コイルを示す正面図。
【図4】本発明の帯状板の他の実施例を示す斜視図。
【図5】従来例を示す正面図。
【図6】浮上コイルの基本回路構成図。
【符号の説明】
P 軌道側壁 Q 推進用地上コイル R 超電導コイル S ケーブル S1 圧着端子 Z リニアモーターカー 1 浮上案内コイル 1A 口出し部 1B 連結孔 2 接続バー 2A 嵌合孔 2B 屈曲調整部 2C 屈曲部 3 角根ボルト 3A 角根部分 3B 座金 3C ナット 4 8の字コイル 5 ヌルフラックス接続 6 ヌルフラックスケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 順仁 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道 株式会社内 (72)発明者 忍 正寿 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道 株式会社内 (72)発明者 都 明生 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道 株式会社内 (72)発明者 藤縄 雅 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機 株式会社内 (72)発明者 山口 裕幸 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機 株式会社内 (72)発明者 武本 統理 東京都江戸川区中央一丁目3番3号 ネ グロス電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−299175(JP,A) 特開 昭52−36529(JP,A) 実開 昭58−118677(JP,U) 実開 昭63−111774(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二つの浮上案内コイルを一つのユニットに
    まとめたリニアモーターカー用の浮上案内コイルにおい
    て、アルミニウム材の表面にニッケル鍍金を施した帯状
    板、又は銅材の表面に錫鍍金を施した帯状板で、コイル
    の口出し部相互を接続してユニット内のコイルを短絡す
    る接続バーを形成し、帯状板の長手略中央部分に山形状
    の屈曲調整部を設け、口出し部に連結する接続バー両端
    部に、角根ボルトの角根部分で固定される矩形状の嵌合
    孔を開穿したことを特徴とするリニアモーターカー用浮
    上案内コイル。
JP4278051A 1992-09-21 1992-09-21 リニアモーターカー用浮上案内コイル Expired - Lifetime JP2729441B2 (ja)

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JPS5821036B2 (ja) * 1975-09-18 1983-04-26 日本電気株式会社 ヒヨウメンシヨリホウ
JPS58118677U (ja) * 1982-02-08 1983-08-12 日本電気株式会社 接続配線板
JPH0341417Y2 (ja) * 1987-01-09 1991-08-30
JP2761557B2 (ja) * 1989-05-12 1998-06-04 日本電信電話株式会社 ケーブル接続器

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