JP3040951U - 殺菌マット - Google Patents
殺菌マットInfo
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- JP3040951U JP3040951U JP1997001590U JP159097U JP3040951U JP 3040951 U JP3040951 U JP 3040951U JP 1997001590 U JP1997001590 U JP 1997001590U JP 159097 U JP159097 U JP 159097U JP 3040951 U JP3040951 U JP 3040951U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disinfectant
- mat
- laminated
- base cloth
- present
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- Expired - Lifetime
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- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 病院とか食品工場のクリーンゾーンで用いる
衛生的で、設置、取り除き等取り扱い容易な殺菌マット
の提供。 【解決手段】 無機系抗菌剤、除菌剤または/および有
機系消毒剤、殺菌剤、除菌剤が含有された基布の裏面に
フィルムがラミネートされてなる殺菌マット。更にその
裏面にノンスリップシートが積層されてなる殺菌マッ
ト。
衛生的で、設置、取り除き等取り扱い容易な殺菌マット
の提供。 【解決手段】 無機系抗菌剤、除菌剤または/および有
機系消毒剤、殺菌剤、除菌剤が含有された基布の裏面に
フィルムがラミネートされてなる殺菌マット。更にその
裏面にノンスリップシートが積層されてなる殺菌マッ
ト。
Description
【0001】
この考案は、病院、電子工場、食品工場、生化学工場などのクリーンゾーン用 の殺菌マットに関する。
【0002】
病院、半導体工場、食品工場などのクリーンゾーンでは、室内、床面をクリー ンに、特に手術室、集中治療室等は無菌にする必要があり、入室する人、器物は 、付着した塵によって菌を持ち込むことがあるので充分に殺菌する必要がある。
【0003】 フイルムに殺菌剤を混入した粘着剤を塗布し、これを何層にも重ねた除菌マッ トが知られているが、このものは乾燥状態のため除菌には効果があるが、殺菌に はほとんど効果はないのが現状である。
【0004】 織物、人工芝状のプラスチックマットに有機系消毒剤を散布する殺菌マットも 知られているが、人の足、器物の台車にまとわりついたり、殺菌剤を人力で散布 するため状態が均一でなく、また、十分な殺菌効果が得られない。その上、床が 濡れたり、殺菌剤の補充を頻繁に行なう必要があり満足できない。
【0005】 近時、衛生思想の普及から抗菌剤を混入した各種製品が知られている。特にプ ラスチックを素材とする日常使用する家具、器具、衛生機器、備品等ににセラミ ック抗菌剤を用いたものがある。
【0006】 本考案者らは先に、表面または内部に無機系抗菌剤、有機系消毒剤または/お よび殺菌剤を含むマットにフィルムをラミネートし、その裏面に粘着剤が施され た殺菌マットを考案したが、このものは殺菌には優れているが、裏面の粘着剤で 床面に固定するために、その設置取り替えのための除去、廃棄が以外に煩瑣で簡 便に設置、取り除きのできる殺菌マットの出現が望まれていた。
【0007】
本考案は、上記クリーンゾーンにおいて簡便に設置でき、取り除きなどの取り 扱い容易で、確実な殺菌効果を発揮する殺菌マットを提供しようとするものであ る。
【0008】
本考案は、無機系の抗菌剤、除菌剤または/および有機系の消毒剤、殺菌剤、 除菌剤の少なくとも1種を含んでいる基布の裏面にフィルムがラミネートされて なる殺菌マットにある。
【0009】 さらに本考案は、無機系の抗菌剤、除菌剤または/および有機系の消毒剤、殺 菌剤、除菌剤の少なくとも1種を含んでいる基布の裏面にフィルムがラミネート され、さらにその裏面にノンスリップシートが積層されてなる殺菌マットにある 。
【0010】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。 図は、本考案の1実施例の斜視図を表わしており、図中1は、基布2の表面を 示す。
【0011】 本考案において、無機系の抗菌剤、除菌剤としては銀イオン入りセラミックが 好ましく使用される。これには品川燃料株式会社製「ゼオミック」(商品名)が 好ましく用いられる。基布2中の銀イオン入りセラミック抗菌剤の含有量はバイ ンダーに対して0.5〜2%である。この種無機系抗菌剤は水に不溶なので殺菌 、除菌効果が持続する。
【0012】 基布2は織物、編物、不織布または厚手のシートが用いられるが不織布が好ま しい。基布を構成する繊維素材としては、木綿、レイヨン綿、パルプ綿等のセル ロース繊維、ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの合成繊維、またはこれら の混紡、混繊、混織、混綿からなるものが好ましい。セルロース繊維と合成繊維 とを混合、混繊して用いる場合はその比率は、セルロース繊維/合繊=80〜5 0/20〜50の範囲が好ましい。セルロース繊維をこの範囲で混合したものは 、散布した水が蒸発乾燥しても殺菌マットの収縮による周辺のそり返りを防ぐ。
【0013】 基布に使用する合製繊維には製造時に各種抗菌剤を入れた繊維、たとえば、( 株)クラレ製「サンタ30」(商品名)が製造されており本考案ではそれらを用 いることができる。
【0014】 本考案で基布に使用できる不織布1としては、目付100〜300g/m2 程 度のものが好ましく、素材としては、上記繊維を用いて、スパンボンド方式、ウ ォータージェット方式、ニードルパンチング方式によって不織布としたものが好 ましい。中でも、木綿、レイヨン綿、ポリエステル繊維を素材とした不織布は、 使用後焼却し易く好都合である。
【0015】 また、基布2には、有機系の殺菌剤、消毒剤または除菌剤の少なくとも1種を 含ませておくのが良い。これらには、界面活性剤たとえば第4級アンモニウム塩 、またはポリヘキサメチレンビグアニジン塩酸塩のようなグアニジジ系殺菌剤が 好ましい。消毒剤、除菌剤としてはたとえば、三洋化成工業(株)製「カチオン G50」(商品名)、上野製薬(株)製「バンドシルIB」(商品名)が好まし く基布2への含有量は1〜10%程度で良い。これらは単独でまたは併用して用 いる。これらの薬剤は水により溶けて速効性の殺菌、殺菌効果を発揮する。これ ら薬剤は基布製造時に水溶液として滴下するか、または基布を該水溶液に浸漬す ることによって含ませる。
【0016】 基布2には、無機系のアルカリ性物質を含ませておくと、使用時細菌の繁殖を 押さえることができ衛生的である。アルカリ性物質としては炭酸ソーダ、重炭酸 ソーダが良く含有量は0.5〜3%程度で良い。アルカリ性物質の代わりに酸性 物質を含ませても良い。
【0017】 また、基布2には塩化マグネシウム、塩化カルシウムのような乾燥防止剤を含 ませておくと、使用時マットに散水した水の乾燥を防ぎ、水の補給回数を減少す ることができる。含有量としては5〜25%の範囲である。無機アルカリ性物質 、酸性物質、乾燥防止剤を基布に含ませるには有機系の殺菌剤、消毒剤、除菌罪 を含ませるのと同様の手段が適用できる。
【0018】 ラミネートフィルム3は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルの厚 さ30〜300μmのフィルムが用いられ,基布2の裏面にラミネートされてい る。ラミネートフィルムは、基布2に含浸される水、薬剤の止水の役目を果たす ものである。
【0019】 ラミネートフィルム3の裏面にはノンスリップシート4を積層し殺菌マットを 所定の位置に固定設置するようにしても良い。ノンスリップシート4はポリオレ フィン、EVA樹脂、アクリル樹脂等の発泡シート、ポリエステル、ナイロン、 ポリオレフィン繊維からなるネットに発泡樹脂を付着させたネットシートを積層 したものである。これには、たとえば(株)クラレ製「フロアホールド」(商品 名)や、住友スリーエム(株)製「フィットネット」(商品名)などがある。こ れらノンスリップシートは本考案を構成する基布2にラミネートしているフィル ム3の裏面に一体的に積層する。
【0020】 本考案の殺菌マットの大きさは、使用目的、使用場所によって異なるが、通常 1枚の大きさが1〜2m×1〜3m程度である。
【0021】 本考案の殺菌マットを使用するに当たっては、床面の所定の位置に殺菌マット と同じ大きさに裁断した上述のノンスリップシートを置き、その上に本考案マッ トを置くだけで設置固定でき、使用が済んだものは殺菌マットだけを取り替えれ ば良く取り扱いが容易である。
【0022】 また、本考案の他の実施態様である裏面にノンスリップシートを一体的に積層 した殺菌マットの場合は単に床面の所定の位置に置くだけで設置固定できる利点 がある。
【0023】 次にマット上に水を散布し基布2に十分水分を含浸させる。本考案はこのよう に床に直接置いて固定するので段差が少ないため上を通過するストレッチャー等 の振動が少なく、また履物の裏、器物たとえばストレッチャーの車輪などに付着 している菌は、基布2に含まれるイオン化された無機系抗菌剤、除菌剤、有機系 の消毒剤、殺菌剤、除菌剤により持続的に殺菌または除菌される。
【0024】 また、本考案は、基布2に含まれる薬剤が基布2のクッション性により、靴、 スリッパ等履物の裏の溝等の凹部にも行きわたり、基布2上を通る人、器物に速 効的に殺菌、除菌を確実に行う。また、基布2に含有するアルカリ性物質は散水 時pH10〜12を保ち基布2に菌が繁殖するのを抑制する。また、基布2に含 む乾燥防止剤は、散水した水の乾燥を防ぎ水の補給回数を減らすことができる。
【0025】 本考案マットは、外部から病室などクリーンゾーンに細菌が履物等とともに持 ち込まれるのを防ぐことができる。本考案マット上を、ある程度人、台車などが 通過たとえば1週間程度で、新しいものに替える。使用済みのものの取り除きは 容易で、取り除いた物は焼却処分できる。
【0026】
本考案は、上記の様に構成されているので、クリーンゾーン特に病院の手術室 や、集中治療室の入口に極めて容易に設置固定でき、使用後の取り除き等の取り 扱いも容易で、入室する人の履物、台車等に付着する菌の殺菌、除菌を確実に行 うことができる。
【図1】本考案殺菌マットの斜視図である。
1 表面 2 基布 3 ラミネートフィルム 4 ノンスリップシート
Claims (3)
- 【請求項1】 無機系の抗菌剤、除菌剤または/および
有機系の消毒剤、殺菌剤、除菌剤の少なくとも1種を含
んでいる基布の裏面にフィルムがラミネートされてなる
殺菌マット。 - 【請求項2】 無機系の抗菌剤、除菌剤または/および
有機系の消毒剤、殺菌剤、除菌剤の少なくと1種を含ん
でいる基布の裏面にフィルムがラミネートされ、さらに
その裏面にノンスリップシートが積層されてなる殺菌マ
ット。 - 【請求項3】 基布がアルカリ性物質、乾燥防止剤を含
む請求項1または2の殺菌マット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001590U JP3040951U (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 殺菌マット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001590U JP3040951U (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 殺菌マット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3040951U true JP3040951U (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=43175496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997001590U Expired - Lifetime JP3040951U (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 殺菌マット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040951U (ja) |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP1997001590U patent/JP3040951U/ja not_active Expired - Lifetime
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