JP3040772U - 流量調節弁 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通過する水の流量を自由にかつ簡単に調節で
きるとともに、乱流の発生を極力抑えることのできる流
量調節弁を提供する。 【解決手段】 流量調節弁70は、ケーシング71と、
ストッパ72と、雄ねじ73と、球体74と、ばね75
とを備える。球体74とストッパ72とは、逆止弁機能
を果たす。第2の開口77の開度は、雄ねじ73を回転
操作することによって調節できる。第1の開口76から
流入した水は、球体74の球面に沿ってスムーズに方向
転換し、第2の開口77から弁の外に放出される。
きるとともに、乱流の発生を極力抑えることのできる流
量調節弁を提供する。 【解決手段】 流量調節弁70は、ケーシング71と、
ストッパ72と、雄ねじ73と、球体74と、ばね75
とを備える。球体74とストッパ72とは、逆止弁機能
を果たす。第2の開口77の開度は、雄ねじ73を回転
操作することによって調節できる。第1の開口76から
流入した水は、球体74の球面に沿ってスムーズに方向
転換し、第2の開口77から弁の外に放出される。
Description
【0001】
この考案は、流量調節弁に関し、特に、水道管内に組込まれて水の放出流量を 制御するための流量調節弁に関するものである。この種の流量調節弁は、「節水 弁」とも呼ばれている。
【0002】
一般的に、水道管の蛇口近傍にはたとえばハンドル式の開閉バルブが取付けら れており、この開閉バルブの操作によって蛇口から所望の量の水を放出する。こ のような水道システムにおいては、利用者は、たとえわずかな水を利用するよう な場合であっても、往々にして開閉バルブを大きく開き、多量の水を無駄に放出 してしまう。
【0003】 上記のような水の無駄使いを防止すべく、水道管に節水弁を設けるという工夫 が従来からなされている。図13および図14は、そのような節水弁の一例を示 している。この節水弁1は、たとえば図15に示すように、水道管の蛇口近傍に 取付けられる。節水弁1は、中空のケーシング2と、金属製球体16と、ばね1 7とを備える。ケーシング2の上端には、開口2aを有する鍔部材20が固定し て取付けられている。
【0004】 ケーシング2は、筒状部19と、テーパ部18と、底壁2bとを含む。テーパ 部18には、水の出口となる開口4が設けられている。
【0005】 球体16およびばね17は、ケーシング2内に収容されている。鍔部材20の 底部は筒状部19内に嵌り込み、球体16が上方へ抜け出るのを防止する。ばね 17は、球体16と底壁2bとの間に配置され、球体16を下から支えている。
【0006】 テーパ部18の内周面は、下方に向かうにつれて先細りとなるテーパ形状を有 している。前述の開口4は、このテーパ状の部分に形成されている。
【0007】 図15に示すような態様で節水弁1を使用した場合、図14に示すように、水 は矢印5に従って節水弁1内に送り込まれる。水が節水弁1内に送り込まれると 、球体16は水圧によって押されて下方へ移動する。それにより、図14におい て二点鎖線で示すように、球体16がテーパ部18に当接するようになる。水は 、球体16とテーパ部18との間隙を通って開口4から節水弁1の外部へ放出さ れる。
【0008】 上述のような構造の節水弁1の場合、開口4の開度により放出流量が左右され る。開口4の開度は、球体16とテーパ部18との当接位置によって決定される 。テーパ部18の内面の傾斜角度が垂直に近づくようになれば、球体16とテー パ部18との当接位置はより下方に移ることになるので、開口4の開度は大きく なる。一方、テーパ部18の内面の傾斜角度が水平方向に近づくようになれば、 球体16とテーパ部18との当接位置は上方に移ることになるので、開口4の開 度はより小さくなる。
【0009】 以上の説明から明らかなように、図13および図14に示した節水弁1の場合 、テーパ部18の内面の傾斜角度を異ならせることによって、通過する水の流量 を制御することができる。
【0010】
上述のように、従来の節水弁1では、テーパ部18の内面の傾斜角度によって ほぼ一義的に節水弁1を通過する水の流量が決定されてしまう。そのため、複数 の箇所で水の絞り量を異ならせようとする場合には、予めテーパ部18の内面の 傾斜角度を異ならせた複数種類の節水弁を用意しておかなければならない。
【0011】 この考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目 的は、簡単な操作で水の流量を容易に調節することのできる流量調節弁を提供す ることである。
【0012】
この考案は、水道管内に組込まれて水の流量を調節する流量調節弁であって、 ケーシングと、傾斜面体と、雄ねじとを備える。ケーシングは、側壁と底壁とを 備え、上端に水の出入口となる第1の開口を有し、側壁に水の出入口となる複数 の第2の開口を有する。傾斜面体は、第2の開口の開度を調整するためにケーシ ング内に配置され、第1の開口側に向く頂点と、この頂点から複数の第2の開口 に向かって傾斜して広がる傾斜面とを有する。雄ねじは、ケーシングに設けられ た雌ねじに螺合し、傾斜面体を下から支える。雄ねじの位置を調節することによ り、傾斜面体によって部分的に閉塞される前記第2の開口の開度を調整する。
【0013】 上記考案によれば、単に雄ねじの位置を調節するだけで、第2の開口の開度を 調整することができるので、要求される流量が異なっている複数の場所があって も、同じ構造の流量調節弁を複数個用意しておくだけでよい。
【0014】 また、この考案においては、傾斜面体が、第1の開口側に向く頂点から複数の 第2の開口に向かって傾斜して広がる傾斜面を有しているので、第1の開口から 流入した水は傾斜面に沿って第2の開口にまでスムーズに流れる。したがって、 乱流の発生が極力防止され、所望どおりの流量を得ることが可能になる。
【0015】 1つの実施例では、傾斜面体は、雄ねじの上端に固定される。このように傾斜 面体を雄ねじの上端に固定しておけば、流量調節弁の向きを逆転させても使用可 能となる。
【0016】 流量調節弁を、通常とは逆向きで使用する場合を考慮に入れるのであれば、好 ましくは、次のような構成が採用される。
【0017】 すなわち、ケーシングの側壁は、第1の開口から下方に向かって次第に縮径す るテーパ形状の内面を有するテーパ部と、テーパ部の内面の下端部から真っ直ぐ に下方に延びる内面を有する筒状部とを有する。傾斜面体の下端部は、筒状部の 内面に密接する大きさを有している。ケーシングの底壁が第1の開口よりも上流 側に位置するように、ケーシングは水道管の蛇口近傍に取付けられる。傾斜面体 はテーパ部内に位置するようにされ、傾斜面体の下端部とテーパ部の内面との間 の間隙を調節して水の流量調整を行なう。
【0018】 上記のように通常の向きとは逆の状態で流量調節弁を使用した場合には、水は 、水平方向に広がりながら第1の開口から放出されることとなり、上方から見た 場合に、調節弁からの放水面積を増大させることが可能となる。したがって、た とえば手洗い場などに上記のような態様で流量調節弁を取付ければ、手洗いを容 易に行なうことが可能となり、節水効果も得られる。
【0019】 好ましい実施例では、ケーシングの底壁には貫通孔が設けられる。これに対応 して、雄ねじの底面には、貫通孔を通して挿入されるレンチを受入れるためのレ ンチ穴が設けられる。このような構成であれば、雄ねじの回転操作を容易に行な うことができる。
【0020】 1つの実施例では、傾斜面体の傾斜面は球面である。他の実施例では、傾斜面 体は、円錐または角錐形状を有する。さらに他の実施例では、傾斜面体の傾斜面 は、凹んだ湾曲面である。
【0021】 他の実施例では、傾斜面体は球体であり、雄ねじには固定されていない。この 場合、ケーシングには、球体が第1開口から抜け出るのを防止するためのストッ パが設けられている。この実施例の場合、好ましくは、球体と雄ねじとの間に、 球体をストッパ側に向けて付勢するためのばねが配置される。そして、球体とス トッパとが、逆止弁機能を果たすようにされる。
【0022】
【考案の実施の形態】 (実施の形態1) 図1および図2を参照して、この考案の実施の形態1について説明する。
【0023】 図1に示すように、本考案に係る流量調節弁(節水弁)31は、一部品により 形成される円筒状のケーシング32を備える。ケーシング32の側壁には、水の 出入口となる開口34が設けられている。そして、ケーシング32の底壁を貫通 するようにねじ33が取付けられている。
【0024】 次に、図2を用いて、流量調節弁32の構造についてより詳しく説明する。ケ ーシング32の上端には開口32aが形成されている。ケーシング32は、テー パ部36と筒状部37とを含む。テーパ部36は、開口32aから下方に向かっ て縮径しながら延在するテーパ形状の内面を有し、筒状部37は、上記のテーパ 形状の内面の下端部から真っ直ぐ下方に延びる内面を有する。ケーシング32の 底壁32bには、ねじ溝が切られた貫通孔38が形成される。この貫通孔38に 、ねじ33が螺着される。
【0025】 図2に示すように、ねじ33の頭部33a上には、第1の開口32a側に向く 頂点と、この頂点から複数の第2の開口34に向かって傾斜して広がる傾斜面と を有する傾斜面体30が一体的に設けられている。この実施例では、傾斜面体3 0の傾斜面は球面である。
【0026】 傾斜面体30の下端縁は、筒状部37の内面に密接する大きさを有している。 したがって、傾斜面体30は、複数の第2の開口34を部分的に閉塞する。
【0027】 次に、図1および図2に示された節水弁31の動作について説明する。通常の 使用時には、図2に示す矢印35に沿って水が第1の開口32aから節水弁31 内に送り込まれる。なお、図示した節水弁31の場合、傾斜面体30がねじ33 の頭部に固定され、ねじ33がケーシング32に螺着されているので、節水弁3 1の向きを逆にし、水が逆の方向から流れるようにして使用することも可能であ る。これについては後述する。
【0028】 図2の矢印35で示されるように、開口32aを通してケーシング32内に送 り込まれた水は、傾斜面体30の傾斜面に沿って方向転換し、開口34を通って 弁の外に放出される。このとき、開口34を通して放出される水の流量は、傾斜 面体30の位置によって決定される。傾斜面体30の位置は、ねじ33を回転操 作することによって調節できる。言換えれば、ねじ33を回転操作して上下方向 に移動させることにより、開口34の実質的な開口量(開度)を調節することが できる。
【0029】 ねじ33を回転操作することによって水の流量調整を行なうことができるので 、1種類の弁31を多数用意しておけば、異なった流量が必要とされるいくつか の場所においても容易に対応することができる。
【0030】 また、図示した実施例では、弁内に流入した水は、傾斜面体30の傾斜面に沿 ってスムーズに方向転換して流れるので、乱流の発生を極力少なくすることがで きる。したがって、所望どおりの流量を得ることが可能である。
【0031】 なお、ねじ33のねじ部の長さLは、ケーシング32の底面32cからの筒状 部37の高さHよりも大きいことが好ましい。それにより、図2に示される状態 とは逆転した状態(水道管内においてケーシング32の底壁32bを上流側に配 置した状態)でも使用することが可能となる。
【0032】 (実施の形態2) 次に、図3を用いて、本考案の実施の形態2について説明する。図2に示した のと同じ参照番号は、同一または相当の要素を示すものである。以下では、実施 の形態1と異なる点についてのみ説明する。
【0033】 図3に示す実施例では、ねじ33の頭部33aと、ケーシング32の底壁32 bとの間に、ばね40が介在している。ばね40は、ねじ33の頭部33aを、 ケーシング32の底壁32bから離れる方向に付勢するためのものである。この ように、ばね40などの弾性部材を設けることにより、ねじ33とケーシング3 2との間の遊びをなくすことができる。
【0034】 (実施の形態3) 図4に示す実施例では、ねじ33に螺着されるナット39が設けられている。 このナット39は、ケーシング32の底面32cに固定されることが好ましい。 それにより、ねじ33を回転操作した場合の共回りを回避することができる。ま た、このようにナット39を設けることにより、ねじ33をケーシング32に強 固に固定することが可能となり、ねじ33の緩みや脱落を確実に防止できる。な お、図4に示した実施例の場合、貫通孔38の内面に必ずしもねじを形成しなく てもよい。請求項1における「雌ねじ」は、図4に示されているナット39の内 面の雌ねじをも含むものであると解釈すべきである。
【0035】 (実施の形態4) 図5に示した実施例では、ケーシング32の底面32cに凹部42が形成され 、この凹部42内にナット39が嵌入される。ここで、凹部42の側壁は、ナッ ト39の外面の少なくとも一部と接触することによりナット39の回転を阻止し 得るような形状を有することが好ましい。この実施例では、ケーシング32の底 壁32bの一部を、ナット支持部41として機能させている。この実施の形態4 においても、前述した実施の形態3の場合と同様の効果が得られる。
【0036】 なお、図5に示す構造では、ケーシング32の底面32cに凹部42を設けた が、ケーシング32の底面32cの周縁部を下方に垂下させることにより、結果 としてナット39を受入れる凹部を形成するものであってもよい。
【0037】 (実施の形態5) 次に、図6および図7を用いて、本考案の実施の形態5について説明する。
【0038】 この実施例では、前述の実施の形態1における節水弁31を、実施の形態1の 場合とは上下逆転させた状態で使用する。図6を参照して、ケーシング32の底 壁32bを開口32aよりも水道管の上流側に配置する。それにより、水は、矢 印35に従って開口34からケーシング32内に入り、開口32aから流出する 。このとき、図6に示されるように、ねじ33の頭部3aおよび傾斜面体30は 、テーパ部36内に配置される。傾斜面体30の下端縁とテーパ部36との間隙 が小さい場合には、この間隙を通過する水の流速が大きくなり、そのため、水は 水平方向に広がるようにして節水弁1から流出する。つまり、節水弁1の上方か ら見た場合に水の放出面積を増大させることが可能となる。このとき、上記のよ うな間隙が小さいため水の流量は小さく抑えられる。
【0039】 一方、上記の間隙を大きくすることにより水の流量を増大させることは可能と なるが、放出される水の広がりの度合いは相対的に小さくなる。
【0040】 上記のような特徴に鑑み、本実施の形態5における節水弁1は、図7に示され るように、たとえば手洗い場の水道管14の蛇口に取付けられる中空の蛇口金具 13内に配置されることが好ましい。それにより、蛇口金具13を通して放出さ れる水の放出面積を増大させることができ、手を洗うことが容易に行なえるばか りでなく、節水効果も得られる。
【0041】 (実施の形態6) 次に、図8を用いて、本考案の実施の形態6について説明する。
【0042】 節水弁51は、ケーシング52と、雄ねじ53bと、傾斜面体50とを備える 。ケーシング52の上端には開口52aが形成され、側壁にも複数の開口54が 形成されている。ケーシング52は、テーパ部56と、筒状部57と、底壁52 bとを有する。
【0043】 傾斜面体50は、球面の形態となっている傾斜面を有する。したがって、第1 の開口52aを通して節水弁51内に流入した水は、傾斜面体50の傾斜面に沿 ってスムーズに方向転換し、第2の開口54から弁の外に出る。この傾斜面体5 0は、雄ねじ53bの上面に固定して設けられる。
【0044】 ケーシング52の筒状部57の内面には、雄ねじ53bに螺合する雌ねじ57 aが形成されている。ケーシング52の底壁52bには、貫通孔58が形成され ている。また、雄ねじ53bの底面には、雄ねじを回転操作するためのレンチ穴 53cが形成されている。レンチ孔53cは、図示した実施例の場合、六角孔で あるが、円以外の形状であれば他の形状のものであってもよい。
【0045】 雄ねじ53bを回転操作する際には、レンチ(図示せず)をケーシング52の 底壁52bの貫通孔58を通してレンチ穴53c内に嵌入し、このレンチを回転 操作する。これにより、雄ねじ53bが回転し、ケーシング52内を上下方向に 移動する。傾斜面体50もそれに伴って上下方向に移動するので、開口54の開 度を調節できる。
【0046】 (実施の形態7) 図9において、図8に示したのと同一の参照番号は、同一または相当の要素を 示すものである。図9に示した実施例の場合、傾斜面体60は球体であり、雄ね じ53bの上面にたとえば溶接等によって固定されている。この実施例において も、レンチ穴53cにレンチを嵌入して雄ねじ53bを回転操作すれば、球体6 0の上下方向の位置を変更することができるので、開口54の開度を自由に調節 できる。
【0047】 (実施の形態8) 図10に示す節水弁70は、ケーシング71と、ケーシング71の上端に嵌め られたストッパ72と、ケーシング71の下方部分の内面に螺合している雄ねじ 73と、球体74と、ばね75とを備える。
【0048】 ストッパ72は、水の流入口となる第1の開口76を有する。ケーシング71 は、水の流出口となる複数の第2の開口77を有する。雄ねじ73の上面には、 ばね75の下方部分を収容するための凹部78が形成されている。また、図示す るように、ケーシング71の底壁には貫通孔80が形成され、雄ねじ73の底面 にはレンチ孔79が形成されている。
【0049】 ストッパ72は、ケーシング71内に収容された球体74が上方へ抜け出るの を防止している。ばね75は、球体74を、ストッパ72に当接するように付勢 している。この実施例では、球体74とストッパ72とは、逆止弁機能を果たす 。すなわち、第1の開口76から第2の開口77に向かう水の流れを許容するが 、その逆の流れは阻止する。
【0050】 次に、図10に示した節水弁70の動作について説明する。水が第1の開口7 6を通ってケーシング71内に流入すると、球体74は水圧により下方に移動す る。球体74は、ケーシング71の内壁面に沿って移動して、最終的に、想像線 で示すように雄ねじ73の上面に当接した位置で停止する。水は、球体74によ って閉塞されていない第2の開口77の領域を通って放出される。第2の開口7 7の開度は、球体74の停止位置(雄ねじ73と当接して)によって決定される 。したがって、ケーシング71の底壁の貫通孔80を通してレンチ孔79内に嵌 入されるレンチによって雄ねじ73を回転操作すれば、第2の開口77を通過す る水の流量を自由に調節することができる。
【0051】 また、図10に示した実施例の場合、第1の開口76を通って流入した水は、 球体74の球面に沿ってスムーズに方向転換されて第2の開口77に至るので、 乱流の発生を極力抑えることができる。したがって、所望どおりの流量を得るこ とが容易である。
【0052】 図10に示した実施例では、球体74とストッパ72とが逆止弁機能を果たす ので、水の逆流を防止できる。
【0053】 (実施の形態9) 図11は、傾斜面体の他の例を示している。ケーシングに螺合して取付けられ る雄ねじ90の頭部には、四角錐の形態となっている傾斜面体91が固定して設 けられている。傾斜面体91の4つの側面は、それぞれ、ケーシングの側壁に設 けられた水の流出口となる4つの開口に向き合うようにされる。このようにすれ ば、ケーシングの第1の開口から流入した水は、傾斜面体91の側面に沿ってス ムーズに方向転換されるとともに、効率的に各対応の開口から弁の外に放出され る。
【0054】 図11に示した傾斜面体91は四角錐の形状を有していたが、三角錐等の他の 角錐であってもよく、また円錐形状のものであってもよい。
【0055】 (実施の形態10) 図12は、軽斜面体のさらに他の例を図示している。ケーシングに螺合して取 付けられる雄ねじ92の上面には、凹んだ湾曲面を有する傾斜面体93が固定し て設けられている。この実施例においても、傾斜面体93の頂点側から流入した 水は、凹んだ湾曲面に沿ってスムーズに方向転換されて流出口となる開口に向け られる。
【0056】 以上、本考案を種々の実施例を用いて説明したが、これらの実施例は例示的な ものである。したがって、本考案の均等の範囲内において、種々の修正や変形が 可能である。
【図1】この考案に従った流量調節弁(節水弁)の一例
を示す部分断面斜視図である。
を示す部分断面斜視図である。
【図2】図1の節水弁の断面図である。
【図3】この考案の他の実施例の断面図である。
【図4】この考案のさらに他の実施例の断面図である。
【図5】この考案のさらに他の実施例の断面図である。
【図6】この考案のさらに他の実施例の断面図である。
【図7】図6に示した節水弁の使用例を示す斜視図であ
る。
る。
【図8】この考案のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図9】この考案のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図10】この考案のさらに他の実施例を示す断面図で
ある。
ある。
【図11】傾斜面体の他の例を示す斜視図である。
【図12】傾斜面体のさらに他の例を示す断面図であ
る。
る。
【図13】従来の節水弁の一例を示す斜視図である。
【図14】図13に示した節水弁の断面図である。
【図15】図13に示した節水弁の使用例を示す側面図
である。
である。
30 傾斜面体 31 節水弁 32 ケーシング 33 雄ねじ 70 流量調節弁 71 ケーシング 72 ストッパ 73 雄ねじ 74 球体 75 ばね 76 第1の開口 77 第2の開口 79 レンチ孔
Claims (9)
- 【請求項1】 水道管内に組込まれて水の流量を調節す
る流量調節弁であって、 側壁と底壁とを備え、上端に水の出入口となる第1の開
口を有し、前記側壁に水の出入口となる複数の第2の開
口を有するケーシングと、 前記第2の開口の開度を調整するために前記ケーシング
内に配置され、前記第1の開口側に向く頂点と、この頂
点から前記複数の第2の開口に向かって傾斜して広がる
傾斜面とを有する傾斜面体と、 前記ケーシングに設けられた雌ねじに螺合し、前記傾斜
面体を下から支える雄ねじとを備え、 前記雄ねじの位置を調節することにより、前記傾斜面体
によって部分的に閉塞される前記第2の開口の開度を調
整する、流量調節弁。 - 【請求項2】 前記傾斜面体は、前記雄ねじの上端に固
定されている、請求項1に記載の流量調節弁。 - 【請求項3】 前記ケーシングの側壁は、前記第1の開
口から下方に向かって次第に縮径するテーパ形状の内面
を有するテーパ部と、前記テーパ部の内面の下端部から
真っ直ぐに下方に延びる内面を有する筒状部とを有し、 前記傾斜面体の下端部は、前記筒状部の内面に密接する
大きさを有しており、 前記ケーシングの底壁が前記第1の開口よりも上流側に
位置するように、前記ケーシングは前記水道管の蛇口近
傍に取付けられるものであり、 前記傾斜面体は前記テーパ部内に位置するようにされ、
前記傾斜面体の下端部と前記テーパ部の内面との間の間
隙を調節して水の流量調整を行なう、請求項2に記載の
流量調節弁。 - 【請求項4】 前記ケーシングの底壁には貫通孔が設け
られ、 前記雄ねじの底面には、前記貫通孔を通して挿入される
レンチを受入れるためのレンチ穴が設けられている、請
求項1〜3のいずれかに記載の流量調節弁。 - 【請求項5】 前記傾斜面体の傾斜面は球面である、請
求項1〜4のいずれかに記載の流量調節弁。 - 【請求項6】 前記傾斜面体は、円錐または角錐形状を
有している、請求項1〜4のいずれかに記載の流量調節
弁。 - 【請求項7】 前記傾斜面体の傾斜面は、凹んだ湾曲面
である、請求項1〜4のいずれかに記載の流量調節弁。 - 【請求項8】 前記傾斜面体は球体であり、 前記ケーシングには、前記球体が前記第1開口から抜け
出るのを防止するためのストッパが設けられている、請
求項1または4に記載の流量調節弁。 - 【請求項9】 前記球体と、前記雄ねじとの間には、前
記球体を前記ストッパ側に向けて付勢するためのばねが
配置されており、 前記球体と前記ストッパとは、逆止弁機能を果たす、請
求項8に記載の流量調節弁。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997000918U JP3040772U (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 流量調節弁 |
KR2019970008940U KR200156196Y1 (ko) | 1997-02-21 | 1997-04-28 | 유량 조절 밸브 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997000918U JP3040772U (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 流量調節弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=11487074
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP1997000918U Expired - Lifetime JP3040772U (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 流量調節弁 |
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Country | Link |
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KR (1) | KR200156196Y1 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010109679A1 (ja) * | 2009-03-26 | 2010-09-30 | Takano Masaaki | 節水コマ |
WO2011083937A2 (ko) * | 2010-01-05 | 2011-07-14 | Kwon Woo Hyun | 수도물 절수장치 |
JP2012132275A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-12 | Ryobi Ltd | ドアクローザ |
JP2013540921A (ja) * | 2010-09-19 | 2013-11-07 | パク、ウンテ | 流体排出装置 |
US10627176B2 (en) * | 2016-12-09 | 2020-04-21 | Baltimore Aircoil Company, Inc. | Cooling tower water distribution system |
CN111577908A (zh) * | 2020-03-09 | 2020-08-25 | 窦新磊 | 一种具有开关功能的调压节水水龙头阀体 |
-
1997
- 1997-02-21 JP JP1997000918U patent/JP3040772U/ja not_active Expired - Lifetime
- 1997-04-28 KR KR2019970008940U patent/KR200156196Y1/ko not_active IP Right Cessation
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WO2011083937A3 (ko) * | 2010-01-05 | 2011-10-13 | Kwon Woo Hyun | 수도물 절수장치 |
JP2013540921A (ja) * | 2010-09-19 | 2013-11-07 | パク、ウンテ | 流体排出装置 |
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CN111577908A (zh) * | 2020-03-09 | 2020-08-25 | 窦新磊 | 一种具有开关功能的调压节水水龙头阀体 |
Also Published As
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