JP3040717B2 - パネルの建込み方法 - Google Patents
パネルの建込み方法Info
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Description
法に関し、詳しくは、比較的重量があるパネルを凹凸嵌
合させながら容易に建込むことができるようにしようと
する技術に係るものである。
が形成されるとともに表面側の上端部に重ね部が上下方
向に若干の隙間が形成されて挿入される受け部が形成さ
れ、パネルを上下方向に起立保持して下位のパネルの上
方から建込むのに、多人数を要するものとなっていた。
なパネルを略コ字状の建込み治具にて保持して例えばク
レーンにて吊下げ搬送し、パネルを下位のパネルに凹凸
嵌合させて建込むのに、建込み治具を容易に外すことが
できず、凹凸嵌合をおこないながらパネルを建込むの
に、建込み治具を良好に使用し難いものとなっていた。
ものであり、その目的とするところは、比較的重量があ
るパネルを凹凸嵌合させながら容易に建込むことができ
るパネルの建込み方法を提供しようとするにある。
に、本発明は、パネルPの下端部に重ね部1が形成され
るとともに上端部に重ね部1が上下方向に若干の隙間d
が形成されて挿入される受け部2が形成され、建込み治
具Jを用いてパネルPを上下方向に起立保持して下位の
パネルPの上方から建込むパネルの建込み方法におい
て、パネルPの表面部に沿う縦片4と該縦片4の内面に
昇降自在に取付けられる上押さえ片7とを有する建込み
治具Jの該上押さえ片7を縦片4に対して引き上げて、
縦片4の下端に設けた下支持片3と上押さえ片7との間
隔をパネルPの上下高さよりも大きくし、縦片4をパネ
ルPの表面部に沿わせた状態でパネルPの重ね部1の下
部に下支持片3を敷き込むと共に、下支持片3の先端部
に形成され前記隙間dよりも上下高さが低くなった係止
突起12を重ね部1の背面に係止させ、次いで、縦片4
に対して上押さえ片7を下降させて、パネルPを上押さ
え片7と下支持片3との間で挟持した状態で、建込み治
具Jをクレーン等で建込み現場の下位のパネルP上に搬
送し、次いで、搬送されたパネルPの重ね部1と下位の
パネルPの受け部2との間に上下方向に若干の隙間dが
形成されるようにして、搬送されたパネルPを下位のパ
ネルP上に建て込み、その後、前記隙間dの範囲内にお
いて縦片4を下降して、重ね部1の背面に係止している
係止突起12を外すと共に下支持片3を重ね部1の下部
から退避させることを特徴としており、このような建込
み方法を採用することで、パネルPの挟持時においては
下支持片3の先端部に設けた係止突起12が重ね部1の
背面に係止することで、建込み治具JへのパネルPの取
付けが確実に行なわれ、しかもこの係止突起12の上下
高さは、パネルP建込み時に形成される重ね部1と受け
部2との間の上下方向の若干の隙間dよりも低く設定さ
れているので、パネルP建込み後において係止突起12
を重ね部1の背面から容易に外すことができ、従って、
下支持片3を重ね部1の下部からスムーズに退避させる
ことができるものである。
に基づいて詳述する。図3はパネルPを示していて、表
裏の金属外皮16,17間に耐火性を備えた断熱材18
が充填されて断熱及び耐火仕様に構成されている。パネ
ルPの表面側の下端部に重ね部1が形成されるとともに
表面側の上端部に重ね部1が挿入される受け部2が形成
されている。パネルPの厚み方向の中間部で、下端部に
は凸部19が、上端部には凹部20が形成されている。
しかして、図4に示すように、凹部20に凸部19をパ
ッキン21を介装して嵌合した場合に、重ね部1が受け
部2に挿入されて、重ね部1の下部と、受け部2の底部
間には若干の隙間dが構成されて、パネルP,Pが接続
されるものである。即ち、下位のパネルPは固定部にお
いてボルトのような固定具24にて下地(図示せず)に
固定され、この固定具24を上位のパネルPの重ね部1
にて隠すように建込むのである。
て、パネルPの重ね部1の下部を支持する下支持片3と
パネルPの表面部に沿うとともにパネルPの上下高さよ
りも高い縦片4と下支持片3に対向する上片5とで略コ
字状の外部支持枠6が構成されている。下支持片3の先
端部には重ね部1の背面に及ぶとともに上記隙間dより
も上下高さが低い係止突起12が形成されている。係止
突起12は、重ね部1の下部の後方コーナー部のアール
面Rに沿設するものである。このアール面Rは、金属外
皮16のロール成形時の成形面である。
に当接する上押さえ片7と外部支持枠6の縦片4の内面
に摺動する摺動片8とで内部支持枠9が構成されてい
る。外部支持枠6と内部支持枠9間には、外部支持枠6
に対して内部支持枠9を昇降させる昇降手段26が設け
られている。即ち、上片5にナット22が溶接されてい
る。ナットの22のねじ孔10に回転操作部14を備え
たねじ棒11が螺合されている。ねじ棒11の下端部が
上押さえ片7に例えば球間接のような継手25にて回転
自在にのみ連結されているのである。外部支持枠6には
吊下げ部15が形成されている。また、外部支持枠6に
は反り防止板23が取付けられて、外部支持枠6の反り
を防止するようにしてある。更に、摺動片8には縦片4
の摺動をガイドする一対のコ字状の摺動ガイド13が形
成されている。
するのに、回転操作部14にてねじ棒11を回転させて
外部支持枠6に対して内部支持枠9を引き上げ、外部支
持枠6の下支持片3と内部支持枠9の上押さえ片7との
間隔をパネルPの高さよりも高くするのである。次に、
パネルPを人手で起立させるとともに、パネルPの重ね
部1の下部に外部支持枠6の下支持片3を敷き込み、回
転操作部14を回転操作してねじ棒11を下降させて内
部支持枠9を下降させ、上押さえ片7をパネルPの上端
面に当接し、パネルPを挟持するのである。このとき、
下支持片3の先端部に設けた係止突起12が重ね部1の
下方の背部に係止することで、建込み治具Jへのパネル
Pの取付けが確実に行なわれる。
けてクレーン等にて引上げて安定的に搬送するのであ
る。この場合、パネルPには建込み治具Jが二箇所に取
付けられ、パネルPをクレーンにて二箇所において係着
して吊下げ搬送するのである。そして、施工現場におい
て、下位のパネルPの上に建込むのである。建込みにお
いて、重ね部1を受け部2に挿入した場合、重ね部1と
受け部2間には上下方向に若干の隙間dが形成されてい
て、回転操作部14を回転操作してねじ棒11を回転さ
せて外部支持枠6を隙間dの範囲内において下降させ
〔図4(b)参照〕、この下降にて重ね部1の下方の背
部に係止している係止突起12を図4(b)の矢印の方
向に外し、下支持片3を重ね部1の下部から退避させ、
クレーンにて建込み治具Jを持ち上げて外すのである。
このとき、係止突起12の上下高さは前記隙間dよりも
低く設定されているので、パネル建込み後において係止
突起12を重ね部1の背面から容易に外すことができ、
従って、下支持片3を重ね部1の下部からスムーズに退
避させることができる。その結果、比較的重量があるパ
ネルPを建込み治具Jを使って容易にかつ少人数で下位
のパネルPに建込むことができるのである。
の摺動をガイドする摺動ガイド13が設けられているの
で、外部支持枠6に対して内部支持枠9を円滑に摺動さ
せることができ、建込み治具Jの着脱が円滑に行なえる
という利点がある。図5は実施の他の形態を示してい
て、下支持片3を略レ字状に形成し、その先端に係止突
起12を形成したものである。
の下端部に重ね部が形成されるとともに上端部に重ね部
が上下方向に若干の隙間が形成されて挿入される受け部
が形成され、建込み治具を用いてパネルを上下方向に起
立保持して下位のパネルの上方から建込むパネルの建込
み方法において、パネルの表面部に沿う縦片と該縦片の
内面に昇降自在に取付けられる上押さえ片とを有する建
込み治具の該上押さえ片を縦片に対して引き上げて、縦
片の下端に設けた下支持片と上押さえ片との間隔をパネ
ルの上下高さよりも大きくし、縦片をパネルの表面部に
沿わせた状態でパネルの重ね部の下部に下支持片を敷き
込むと共に、下支持片の先端部に形成され前記隙間より
も上下高さが低くなった係止突起を重ね部の背面に係止
させ、次いで、縦片に対して上押さえ片を下降させて、
パネルを上押さえ片と下支持片との間で挟持した状態
で、建込み治具をクレーン等で建込み現場の下位のパネ
ル上に搬送し、次いで、搬送されたパネルの重ね部と下
位のパネルの受け部との間に上下方向に若干の隙間が形
成されるようにして、搬送されたパネルを下位のパネル
上に建て込み、その後、前記隙間の範囲内において縦片
を下降して、重ね部の背面に係止している係止突起を外
すと共に下支持片を重ね部の下部から退避させるもので
あるから、パネルの挟持時においては下支持片の先端部
に設けた係止突起が重ね部の背面に係止することで、建
込み治具へのパネルの取付けが確実に行なわれ、しかも
この係止突起の上下高さは、パネル建込み時に形成され
る重ね部と受け部との間の上下方向の若干の隙間よりも
低く設定されているので、パネル建込み後において係止
突起を重ね部の背面から容易に外すことができ、従っ
て、下支持片を重ね部の下部からスムーズに退避させる
ことができる。その結果、比較的重量があるパネルを下
位のパネルに上下に凹凸嵌合させて建込む場合であって
も、建込み治具を使って容易にかつ少人数でおこなうこ
とができるという利点がある。
治具の装着状態を示す一部省略した断面図、(b)は部
分拡大断面図である。
(b)は部分側面図、(c)は部分拡大側面図である。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 パネルの下端部に重ね部が形成されると
ともに上端部に重ね部が上下方向に若干の隙間が形成さ
れて挿入される受け部が形成され、建込み治具を用いて
パネルを上下方向に起立保持して下位のパネルの上方か
ら建込むパネルの建込み方法において、パネルの表面部
に沿う縦片と該縦片の内面に昇降自在に取付けられる上
押さえ片とを有する建込み治具の該上押さえ片を縦片に
対して引き上げて、縦片の下端に設けた下支持片と上押
さえ片との間隔をパネルの上下高さよりも大きくし、縦
片をパネルの表面部に沿わせた状態でパネルの重ね部の
下部に下支持片を敷き込むと共に、下支持片の先端部に
形成され前記隙間よりも上下高さが低くなった係止突起
を重ね部の背面に係止させ、次いで、縦片に対して上押
さえ片を下降させて、パネルを上押さえ片と下支持片と
の間で挟持した状態で、建込み治具をクレーン等で建込
み現場の下位のパネル上に搬送し、次いで、搬送された
パネルの重ね部と下位のパネルの受け部との間に上下方
向に若干の隙間が形成されるようにして、搬送されたパ
ネルを下位のパネル上に建て込み、その後、前記隙間の
範囲内において縦片を下降して、重ね部の背面に係止し
ている係止突起を外すと共に下支持片を重ね部の下部か
ら退避させることを特徴とするパネルの建込み方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8172568A JP3040717B2 (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | パネルの建込み方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8172568A JP3040717B2 (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | パネルの建込み方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1018597A JPH1018597A (ja) | 1998-01-20 |
JP3040717B2 true JP3040717B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=15944256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8172568A Expired - Fee Related JP3040717B2 (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | パネルの建込み方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040717B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6055148B1 (ja) * | 2016-04-28 | 2016-12-27 | 株式会社シェリー | 磁気シールド機能付き収納ケース |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10018174B2 (en) | 2014-10-31 | 2018-07-10 | Komatsu Ltd. | Hydraulic pump/motor |
-
1996
- 1996-07-02 JP JP8172568A patent/JP3040717B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6055148B1 (ja) * | 2016-04-28 | 2016-12-27 | 株式会社シェリー | 磁気シールド機能付き収納ケース |
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JPH1018597A (ja) | 1998-01-20 |
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