JP3040255B2 - ロータリ圧縮機 - Google Patents
ロータリ圧縮機Info
- Publication number
- JP3040255B2 JP3040255B2 JP4167324A JP16732492A JP3040255B2 JP 3040255 B2 JP3040255 B2 JP 3040255B2 JP 4167324 A JP4167324 A JP 4167324A JP 16732492 A JP16732492 A JP 16732492A JP 3040255 B2 JP3040255 B2 JP 3040255B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- metal mesh
- closed container
- gas
- rotary compressor
- Prior art date
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫などに使用され
るロータリ圧縮機のガスと油の冷却に関する。
るロータリ圧縮機のガスと油の冷却に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫などに使用されるロータリ
圧縮機(以下、圧縮機という)には放熱性が良くて熱が
籠もらない特性をもつものが要望されている。その背景
は、冷蔵庫のコンデンサ(放熱器)が意匠上の理由でキ
ャビネットの内側に入りウレタンと一体発泡されるので
放熱がわるい。
圧縮機(以下、圧縮機という)には放熱性が良くて熱が
籠もらない特性をもつものが要望されている。その背景
は、冷蔵庫のコンデンサ(放熱器)が意匠上の理由でキ
ャビネットの内側に入りウレタンと一体発泡されるので
放熱がわるい。
【0003】さらに、フロン規制により冷媒を従来のR
−12からR−134aに変更するためには圧縮機の温
度を下げなければ従来と同等の信頼性が得られないなど
の理由による。
−12からR−134aに変更するためには圧縮機の温
度を下げなければ従来と同等の信頼性が得られないなど
の理由による。
【0004】以下、図面を参照しながら、従来の圧縮機
の油冷却装置の一例について説明する。図3は特公昭6
1−47994号公報に示されているものである。
の油冷却装置の一例について説明する。図3は特公昭6
1−47994号公報に示されているものである。
【0005】図3の中で、1は冷媒圧縮機本体で密閉ケ
ース2内には、電動モータ部3と、ロータリ式の圧縮機
構部4を一体化して収納してある。3aは電動モータの
ステータで密閉ケース2に圧入固定されている。
ース2内には、電動モータ部3と、ロータリ式の圧縮機
構部4を一体化して収納してある。3aは電動モータの
ステータで密閉ケース2に圧入固定されている。
【0006】3bはロータである。5はロータ3bに圧
入したクランク軸6を軸支する主軸受5aを一体に有す
るサイドプレートである。このサイドプレート5は密閉
ケース2に軽圧入後、溶接などにより固定される。7は
クランク軸6の偏心部6aに設けた回転ピストン8を収
納するシリンダプレートである。9はクランク軸6を軸
支する軸受9aを一体に有するサイドプレートである。
入したクランク軸6を軸支する主軸受5aを一体に有す
るサイドプレートである。このサイドプレート5は密閉
ケース2に軽圧入後、溶接などにより固定される。7は
クランク軸6の偏心部6aに設けた回転ピストン8を収
納するシリンダプレートである。9はクランク軸6を軸
支する軸受9aを一体に有するサイドプレートである。
【0007】12は圧縮室11を高圧側と低圧側に区割
するベーンで、12aはベーンスプリングである。13
は軸受9aにボルト10により共締めされるスプリング
ガイドで軸受9aに嵌合する取付基部13aと、下方に
曲がったオイル管13bとよりなる。オイル管13bの
上端は取付基部13aのクランク軸6と同芯に設けた開
口13cと連設し、下端は密閉ケース2の下方に貯留し
たオイル14に浸漬している。
するベーンで、12aはベーンスプリングである。13
は軸受9aにボルト10により共締めされるスプリング
ガイドで軸受9aに嵌合する取付基部13aと、下方に
曲がったオイル管13bとよりなる。オイル管13bの
上端は取付基部13aのクランク軸6と同芯に設けた開
口13cと連設し、下端は密閉ケース2の下方に貯留し
たオイル14に浸漬している。
【0008】15はクランク軸6の端部に形成したネジ
部6bにねじ込んで固着したコイルスプリングで、開口
13cよりオイル管13b内に延出し、先端はわずかに
円錐状の絞り部15aが形成されている。また、17は
吐出ガスを冷凍サイクル(図示せず)に導く吐出管、1
8は圧縮室11に直接連通した吸入管である。
部6bにねじ込んで固着したコイルスプリングで、開口
13cよりオイル管13b内に延出し、先端はわずかに
円錐状の絞り部15aが形成されている。また、17は
吐出ガスを冷凍サイクル(図示せず)に導く吐出管、1
8は圧縮室11に直接連通した吸入管である。
【0009】かかる構成において、電動モータ部3に通
電されると、ロータ3b,クランク軸6,回転ピストン
8の回転により吸入管18から圧縮室11に吸引された
冷媒ガスが圧縮され、吐出弁(図示せず)をへて密閉ケ
ース2内に一旦吐出され、吐出管17をへて冷凍サイク
ルに送られる。
電されると、ロータ3b,クランク軸6,回転ピストン
8の回転により吸入管18から圧縮室11に吸引された
冷媒ガスが圧縮され、吐出弁(図示せず)をへて密閉ケ
ース2内に一旦吐出され、吐出管17をへて冷凍サイク
ルに送られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、圧縮機が過酷に使用されると、オイルが
高温になり圧縮機に熱が籠もるという課題を有してい
た。
うな構成では、圧縮機が過酷に使用されると、オイルが
高温になり圧縮機に熱が籠もるという課題を有してい
た。
【0011】本発明は上記課題に鑑み、放熱が良好な圧
縮機を提供するものである。
縮機を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の圧縮機は、油が充填され横型に配置された密
閉容内に前記密閉容器内側壁面に接触させて配設された
金属メッシュと、圧縮要素とを備えるとともに、前記圧
縮要素で圧縮された冷媒ガスを前記密閉容器内に吐出す
る吐出管路とこの吐出管路の途中に設けられたポンプ部
により冷媒ガスとともに前記油を密閉容器内に吐出する
給油機構を設け、前記給油機構から吐出されるガスと油
を前記金属メッシュの上方から下にむかってふりかけて
冷却するようにしたものである。
に本発明の圧縮機は、油が充填され横型に配置された密
閉容内に前記密閉容器内側壁面に接触させて配設された
金属メッシュと、圧縮要素とを備えるとともに、前記圧
縮要素で圧縮された冷媒ガスを前記密閉容器内に吐出す
る吐出管路とこの吐出管路の途中に設けられたポンプ部
により冷媒ガスとともに前記油を密閉容器内に吐出する
給油機構を設け、前記給油機構から吐出されるガスと油
を前記金属メッシュの上方から下にむかってふりかけて
冷却するようにしたものである。
【0013】
【作用】本発明は上記した構成によって、高温のガスと
油が温度の低い密閉容器の側面の金属メッシュで冷却さ
れることとなる。
油が温度の低い密閉容器の側面の金属メッシュで冷却さ
れることとなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例の圧縮機について図
面を参照しながら説明する。なお、従来例と同一構成に
おいては同一符号を用いて、その詳細な説明を省略す
る。
面を参照しながら説明する。なお、従来例と同一構成に
おいては同一符号を用いて、その詳細な説明を省略す
る。
【0015】図1,図2において、密閉容器21と、金
属メッシュ22と、圧縮要素23と、給油機構24と、
油25とを備えるとともに、前記密閉容器と前記金属メ
ッシュを接触させ、圧縮要素23と一体に配置された給
油機構24から吐出されるガスと油を前記金属メッシュ
にふりかけて冷却する。
属メッシュ22と、圧縮要素23と、給油機構24と、
油25とを備えるとともに、前記密閉容器と前記金属メ
ッシュを接触させ、圧縮要素23と一体に配置された給
油機構24から吐出されるガスと油を前記金属メッシュ
にふりかけて冷却する。
【0016】この圧縮機は、横型に配置された密閉容器
21と、金属メッシュ22と、圧縮要素23と、給油機
構24と、油25とを備えるとともに、密閉容器の側面
21aに金属メッシュ22を接触させ、圧縮要素23と
一体に配置された給油機構24から吐出される油を金属
メッシュ22の上方から下にむかってふりかけて油25
を冷却することを特徴としている。金属メッシュ22
は、熱伝導の良好なアルミ系または銅系にしている。
21と、金属メッシュ22と、圧縮要素23と、給油機
構24と、油25とを備えるとともに、密閉容器の側面
21aに金属メッシュ22を接触させ、圧縮要素23と
一体に配置された給油機構24から吐出される油を金属
メッシュ22の上方から下にむかってふりかけて油25
を冷却することを特徴としている。金属メッシュ22
は、熱伝導の良好なアルミ系または銅系にしている。
【0017】この圧縮機が冷蔵庫に使用され過酷に使用
されると、オイルが高温になり圧縮機に熱が籠もる、す
なわち、冷蔵庫が40℃の周囲温度で運転されると圧縮
機各部の温度は概ね次のようになる。吐出ガス160
℃,モータ110℃,油100℃,密閉容器の側面86
℃。
されると、オイルが高温になり圧縮機に熱が籠もる、す
なわち、冷蔵庫が40℃の周囲温度で運転されると圧縮
機各部の温度は概ね次のようになる。吐出ガス160
℃,モータ110℃,油100℃,密閉容器の側面86
℃。
【0018】このことはガスを密閉容器の側面にふりか
けると160−86=74℃の分だけガスを冷却できる
ことを示し、また、油を密閉容器の側面にふりかけると
100−86=14℃の分だけ油を冷却できることを示
しているので、前記のように密閉容器の側面21aに金
属メッシュ22を接触させ、給油機構24から吐出され
るガスと油を金属メッシュ22にむかってふりかけて冷
却するものである。
けると160−86=74℃の分だけガスを冷却できる
ことを示し、また、油を密閉容器の側面にふりかけると
100−86=14℃の分だけ油を冷却できることを示
しているので、前記のように密閉容器の側面21aに金
属メッシュ22を接触させ、給油機構24から吐出され
るガスと油を金属メッシュ22にむかってふりかけて冷
却するものである。
【0019】以上のような構成において、圧縮機が運転
を始めると圧縮要素23から吐出されたガスは吐出マフ
ラー26から孔27を通り、給油機構24のポンプ部2
8でガスと油25が混ざって、上端29から吐出され
る。吐出された油は金属メッシュ22と接触して冷却さ
れた後、密閉容器の底に溜る。一方、吐出されたガスは
金属メッシュ22によって油と分離され冷却された後、
金属メッシュホルダー29のガス孔30から出て吐出管
31から冷凍サイクル(図示せず)へ送られる。
を始めると圧縮要素23から吐出されたガスは吐出マフ
ラー26から孔27を通り、給油機構24のポンプ部2
8でガスと油25が混ざって、上端29から吐出され
る。吐出された油は金属メッシュ22と接触して冷却さ
れた後、密閉容器の底に溜る。一方、吐出されたガスは
金属メッシュ22によって油と分離され冷却された後、
金属メッシュホルダー29のガス孔30から出て吐出管
31から冷凍サイクル(図示せず)へ送られる。
【0020】したがって、圧縮機の密閉容器の側面から
良好な放熱作用が行われるから圧縮機の温度が下がる。
良好な放熱作用が行われるから圧縮機の温度が下がる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は油が充填され横型
に配置された密閉容内に前記密閉容器内側壁面に接触さ
せて配設された金属メッシュと、圧縮要素とを備えると
ともに、前記圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを前記密閉
容器内に吐出する吐出管路とこの吐出管路の途中に設け
られたポンプ部により冷媒ガスとともに前記油を密閉容
器内に吐出する給油機構を設け、前記給油機構から吐出
されるガスと油を前記金属メッシュの上方から下にむか
ってふりかけて冷却するようにした構成を備えることに
より、高温のガスとオイルが温度の低い密閉容器の側面
の金属メッシュで冷却されるので圧縮機の温度を下げる
ことができる。また、ガスと油を前記金属メッシュの上
方から下にむかってふりかけると重力によって密閉容器
の側面一杯に拡がるので効果的に圧縮機の温度を下げる
ことができる。
に配置された密閉容内に前記密閉容器内側壁面に接触さ
せて配設された金属メッシュと、圧縮要素とを備えると
ともに、前記圧縮要素で圧縮された冷媒ガスを前記密閉
容器内に吐出する吐出管路とこの吐出管路の途中に設け
られたポンプ部により冷媒ガスとともに前記油を密閉容
器内に吐出する給油機構を設け、前記給油機構から吐出
されるガスと油を前記金属メッシュの上方から下にむか
ってふりかけて冷却するようにした構成を備えることに
より、高温のガスとオイルが温度の低い密閉容器の側面
の金属メッシュで冷却されるので圧縮機の温度を下げる
ことができる。また、ガスと油を前記金属メッシュの上
方から下にむかってふりかけると重力によって密閉容器
の側面一杯に拡がるので効果的に圧縮機の温度を下げる
ことができる。
【図1】本発明の一実施例におけるロータリ圧縮機の要
部断面図
部断面図
【図2】図1のA−B−C−D断面図
【図3】従来のロータリ圧縮機における要部断面図
21 密閉容器 21a 密閉容器の側面 22 金属メッシュ 23 圧縮要素 24 給油機構 25 油
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 23/00 - 29/10 331 F04C 18/356
Claims (3)
- 【請求項1】 油を充填した密閉容器内に前記密閉容器
内壁面に接触させて配設された金属メッシュと、圧縮要
素とを備えるとともに、前記圧縮要素で圧縮された冷媒
ガスを前記密閉容器内に吐出する吐出管路とこの吐出管
路の途中に設けられたポンプ部により冷媒ガスとともに
前記油を密閉容器内に吐出する給油機構を設け、前記給
油機構から吐出されるガスと油を前記金属メッシュにふ
りかけて冷却することを特徴とするロータリ圧縮機。 - 【請求項2】 油が充填され横型に配置された密閉容内
に前記密閉容器内側壁面に接触させて配設された金属メ
ッシュと、圧縮要素とを備えるとともに、前記圧縮要素
で圧縮された冷媒ガスを前記密閉容器内に吐出する吐出
管路とこの吐出管路の途中に設けられたポンプ部により
冷媒ガスとともに前記油を密閉容器内に吐出する給油機
構を設け、前記給油機構から吐出されるガスと油を前記
金属メッシュの上方から下にむかってふりかけて冷却す
ることを特徴とするロータリ圧縮機。 - 【請求項3】 金属メッシュは、熱伝導の良好なアルミ
系または銅系であることを特徴とする請求項1,請求項
2記載のロータリ圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4167324A JP3040255B2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | ロータリ圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4167324A JP3040255B2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | ロータリ圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610873A JPH0610873A (ja) | 1994-01-21 |
JP3040255B2 true JP3040255B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=15847640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4167324A Expired - Fee Related JP3040255B2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | ロータリ圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040255B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP4167324A patent/JP3040255B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0610873A (ja) | 1994-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |