JP3039602B2 - ハンドセットを備えたファクシミリ装置 - Google Patents

ハンドセットを備えたファクシミリ装置

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JP3039602B2
JP3039602B2 JP6107974A JP10797494A JP3039602B2 JP 3039602 B2 JP3039602 B2 JP 3039602B2 JP 6107974 A JP6107974 A JP 6107974A JP 10797494 A JP10797494 A JP 10797494A JP 3039602 B2 JP3039602 B2 JP 3039602B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハンドセットを備え
たファクシミリ装置に関し、更に詳細には、制御基板の
点検や保守部品の交換が容易であり、しかもセンサと制
御基板とを電気的に接続するコネクタ付きハーネスを不
要として、組立工程数および製造コストの低減を併せて
図り得るファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般的に、原稿に記録された文字・図形等
の画像を読取って、それを電気信号に変換して相手方に
送信し、これを相手方において画像に再生するファクシ
ミリ装置が広く普及している。このファクシミリ装置
は、図6に示す如く、筐体110の内部に原稿の読取
りを行なう光・電気変換系からなる読取り部112と、 外部から入力される画像データに応じて感光部に静電
潜像を形成し、これを可視像化した後に用紙に転写する
画像記録部114とを備えている。また、筐体110の
内部底面には、これら読取り部112および画像記録部
114から所要の情報信号を入力し、逆にこれに向けて
制御信号を出力する制御基板116が配設されている。
この制御基板116には、ROM(読取専用メモリ)やR
AM(ランダムアクセスメモリ)等の電気的素子118が
外部からの着脱交換自在に実装されている。
【0003】また、ファクシミリ装置の多くは、この相
手先との通話をなし得るようハンドセット(送受話器)1
20を備えている。このハンドセット120は、図6お
よび図7に示すように、ファクシミリ装置における筐体
110の側面122に取付けたホルダ124に載置さ
れ、必要に応じてユーザーが該ハンドセット120を取
上げて相手先との通話を行なうものである。そこでハン
ドセット120を取上げた際に、前記制御基板116へ
電話回線の切換えを指示するために、その指示信号を出
力可能なスイッチ126が前記ホルダ124に配設され
ている。例えば図7は、前記スイッチ126の配設構造
を概略的に示すものであって、前記ホルダ124には、
ハンドセット120の載置により下降し、その取上げに
より上昇するプランジャ128と、該プランジャ128
の昇降に応動して付勢・滅勢がなされるスイッチ126
とが設けられている。このスイッチ126と前記制御基
板116との電気的接続は、該スイッチ126を実装し
た基板130の端子と制御基板116の端子とをコネク
タ付きハーネス132で結線することにより行なわれ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようにファクシミリ装置の制御基板116には、ROM
やRAM等の回路素子118が実装されているが、これ
らの回路素子118はメモリの書換えや交換のため該制
御基板116から取外す作業が往々にして必要とされ
る。この素子制御交換の際には、制御基板116がファ
クシミリ装置の筐体110の底部に配設されている関係
から、該装置を裏返さなければならないが、大型の装置
ではこれを裏返すこと自体困難な場合が多い。
【0005】また、感光部に形成された静電潜像をトナ
ーにより現像する方式の画像記録部を有するファクシミ
リ装置では、素子交換作業に先立ってトナーボックスを
取外し、かつ該トナーの飛散に備えて紙等を周りに敷き
詰める等の準備が必要で、これらの諸作業が極めて煩雑
であった。更に、図7に関して説明した如く、ホルダ1
24に対するハンドセット120の載置・取上げを検出
するスイッチ126と、筐体110に内蔵した制御基板
116との接続は、コネクタ付きハーネス132を使用
して結線する必要があり、部品点数および組立て工程数
が増大して製造コストが嵩む難点もあった。
【0006】この発明は、前述したハンドセットを備え
たファクシミリ装置に内在している前記欠点に鑑み、こ
れを好適に解決するべく提案されたものであって、制御
基板の点検や保守部品の交換が容易であり、しかもセン
サと制御基板とを接続するコネクタ付きハーネスを不要
として、組立工程数および製造コストの低減を併せて図
り得るファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した問題点を解決
し、所期の目的を好適に達成するために請求項1のハン
ドセットを備えたファクシミリ装置は、原稿読取り部と
画像記録部とを内蔵し、筐体の側面に設けたホルダに取
上げ自在に載置される相手先通話用のハンドセットを備
えるファクシミリ装置であって、筐体の側面に開設さ
れ、ホルダの着脱自在な取付けを許容する開口部と、筐
体の側面の内側でかつ開口部に近接して立設した制御基
板と、ホルダに設けられ、ハンドセットの取上げ動作お
よび載置動作に応答して作動するプランジャと、制御基
板に設けられ、プランジャの移動軌跡に臨み、該プラン
ジャの動きを検出してハンドセットの取上げ・載置に関
する状態信号を該制御基板に与えるセンサとを設けてい
る。
【0008】また、請求項2のハンドセットを備えたフ
ァクシミリ装置は、請求項1の構成の他に、前記プラン
ジャが外方へ延出するレバー片を有し、前記ホルダを筐
体の開口部に取付けた際に、該レバー片が該開口部を介
して筐体内部に臨んで、制御基板に設けたセンサを作動
させ得るようになっている。更に、前記センサは、非接
触式センサから構成されていてもよいし、接触式センサ
から構成されていてもよい(請求項に従属する請求項3
ないし請求項4)。
【0009】
【作用】上記構成を有する請求項1のハンドセットを備
えたファクシミリ装置において、回路素子等を実装した
制御基板は、筐体の側面の内側でかつ開口部に近接した
位置に立設されているので、該制御基板の点検時や回路
素子の交換作業時には、ハンドセットが載置されるホル
ダを筐体から取外し、開放された開口部を介して該作業
をなし得る。また、回路素子交換後、ホルダを筐体の開
口部に取付けると、ホルダに設けられたプランジャが制
御基板に設けられたセンサに臨むことになる。そして、
ハンドセットの取上げ動作および載置動作に応答してプ
ランジャが作動すると、センサがその動きを検出して、
ハンドセットの状態を制御基板に伝える。更に、請求項
2のハンドセットを備えたファクシミリ装置において、
ハンドセットがホルダから取上げられたり、ホルダに載
置されたりすると、レバー片が動くことによりセンサが
作動させられ、該ハンドセットの状態を制御基板に伝え
る。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係るハンドセットを備えたフ
ァクシミリ装置につき、好適な一実施例を挙げて、図1
〜図5を参照しながら以下説明する。図4に示す画像記
録ユニット10は、主フレーム12上に画像の記録に必
要な一切の部品が搭載され、かつ被着されるべきハウジ
ング58を取り去った独立の単体構造となっている。好
適な実施例に係る画像記録ユニット10は、その主フレ
ーム12の斜め上方に着脱自在に配設した給紙カセット
14と、この給紙カセット14内に収納した画像用の記
録用紙16を1枚ずつ分離して取出す給紙ローラ18お
よび分離パッド20と、用紙給送経路に臨ませた感光部
としての感光体ユニット22へ向けて記録用紙16を搬
送する1対の搬送ローラ24,24とからなる給紙部と
しての給紙ユニット26を有している。前記感光体ユニ
ット22は、用紙給送経路を挟んで上下に対向する転写
ローラ28および感光ドラム30からなり、感光体ユニ
ット22の下方に位置するスキャナとしてのスキャナユ
ニット32からの走査光を感光ドラム30に照射するこ
とによって、帯電させたドラム表面に所要の画像データ
に応じた静電潜像を形成し得るようになっている。
【0011】スキャナユニット32は、発光源としての
レーザー発光部34と、そのレーザー光を平行光に変換
するレンズ36と、一定速度で回転しつつこの平行光を
反射する反射鏡38とを備え、図示しないホストコンピ
ュータ等の外部機器から入力される画像データに応じた
走査光を前記感光体ユニット22に照射し得るようにな
っている。また、前記給紙ユニット26の下方でかつ感
光体ユニット22の左側にトナーカートリッジ40が着
脱自在に設けられ、該トナーカートリッジ40に貯留し
た粉体状トナーは、撹拌室41内で撹拌羽根42,44
により撹拌された後、矢印方向に回転する現像ローラ4
6を介して感光ドラム30に供給される。そして帯電さ
せた感光ドラム30に形成された前述の静電潜像は該ト
ナーにより可視像化(現像)され、該感光ドラム30と転
写ローラ28との間を通過する記録用紙16に可視像化
された画像を転写する。前記感光体ユニット22の下流
側には、用紙給送経路を挟んで対向する押圧ローラ48
と加熱ローラ50とを備えた定着部としての定着ユニッ
ト52が配設され、該感光体ユニット22を通過した記
録用紙16に転写された可視像をこの定着ユニット52
で定着させるようになっている。
【0012】定着ユニット52の下流側には用紙給送経
路を挟んで対向する排出ローラ54,54が設けられ、
可視像の定着がなされた記録用紙16はこれにより外部
へ排出される。なお主フレーム12の底面付近には、電
源部56等が配設されている。この構成に係る画像記録
ユニット10によれば、画像データに応じたスキャナユ
ニット32からの走査光を、帯電させた感光ドラム30
に照射して該ドラム表面に静電潜像を形成し、その静電
潜像をトナーカートリッジ40から供給したトナーによ
り可視像化する。また、給紙ユニット26から1枚ずつ
供給される記録用紙16を感光体ユニット22に送り、
感光ドラム30に可視像化された画像を該記録用紙16
に転写し、次いで定着ユニット52に通過させることに
より該記録用紙16に転写された可視像を定着させて一
連のプリント作業を終了するものである。
【0013】また、図5に示すように、筐体としてのハ
ウジング58は、上方から画像記録ユニット10から被
着することにより、図4に示すレーザーファクシミリ装
置60が完成する。前記ハウジング58は、底部が全面
的に開放した内部が空洞の外部エンクロージャーとして
構成され、これを画像記録ユニット10に被着した際
に、レーザーファクシミリ装置60の底部を除いた外観
形状を最終的に決定する。この図5において、ハウジン
グ58の上部左側には、画像記録ユニット10に装着さ
れる給紙カセット14の挿通を許容する開口部59が開
設され、また、該ハウジング58の略中央部には原稿6
1がセットされる原稿載置部62がスロープ状に形成さ
れている。更に、ハウジング58の手前側となる上面に
は、後述する原稿読取り部63や画像記録ユニット10
を操作するためのボタン群からなる操作部64が設けら
れ、また、該ハウジング58の手前側下部には、後述
する原稿読取り部63での読取りが終了した原稿61を
排出する排紙口65および画像記録ユニット10での
画像記録の終了した記録用紙16を排出する排紙口66
が開設されている。
【0014】更に、ハウジング58の一方の側面58a
には、図1に示すように、所要の開口面積に設定した開
口部67が開設され、この開口部67にハンドセット6
8を載置するホルダ69が、図示しないネジ等により着
脱自在に取付けられるようになっている。すなわち、ホ
ルダ69は、例えば図3(図1のA−A線断面図)に示す
ように、上カバー70と下カバー71とを組合わせた樹
脂成形品として構成され、その中空内部に後述するプラ
ンジャ72およびレバー片73が収納される。このホル
ダ69の上カバー70には側部から水平方向に延出する
舌片70aが形成されると共に、下カバー71には斜め
下方に湾曲的に延在するスカート片71aが形成されて
いる。そして、図2および図3に示すように、前記開口
部67の下端縁部にスカート片71aを挿入係合させた
後、該開口部67の上端縁部に前記舌片70aを弾力的
に係合させることによって、前記ホルダ69を開口部6
7に容易に取付けることができる。また、前記開口部6
7に取付けたホルダ69を取外すには、舌片70aを下
向きに押圧して開口部67における上端縁部との係合を
解除することにより容易に実施し得る。なお、図示の取
付け構造は単なる一例に過ぎず、ホルダ69をハウジン
グ58の開口部67に着脱自在に取付ける手段は適宜の
ものであってよい。
【0015】前記ハウジング58における側面58aの
内部で、かつ開口部67に近接した位置には、図3に示
すように、制御基板74が垂直に配設され、該制御基板
74に交換自在に実装した前記ROMやRAM等のIC
等の電気的素子としての回路素子75を該開口部67に
指向させている。従って、これらROM等の回路素子7
5は、ホルダ69を取外した後、開口部67を介して容
易に交換することができ、従来例の如くファクシミリ装
置本体を裏返す等の繁雑な作業は必要としない。
【0016】そして、前記ホルダ69には、ハンドセッ
ト68の取上げおよび載置の各動作に応動するプランジ
ャ72が配設され、該プランジャ72に一体的に形成し
たレバー片73を該ホルダ69の外方へ延出させてい
る。すなわち図2および図3に示す如く、ホルダ69に
おけるハンドセット載置面に通孔69aが開設され、こ
の通孔69aを介して前記プランジャ72の頭部72a
を出没自在に突出させている。ホルダ69の内部に位置
するプランジャ72は、その一端部においてピン75に
より回動可能に枢支され、他端部は前記レバー片73と
して形成されている。またホルダ69の内底部とプラン
ジャ72との間には圧縮バネ76が弾力的に介装され、
これによりプランジャ72を常には上方へ押し上げ付勢
して、プランジャ頭部72aを通孔69aの上方へ突出
させている。
【0017】また、プランジャ72に形成されて外方へ
延出する前記レバー片73は、前記ホルダ69を開口部
67に取付けた際に、該開口部67を介してハウジング
58の内部に臨み得るようになっている。従って、図2
の如くハンドセット68をホルダ69から取上げると、
プランジャ72の頭部72aは通孔69aの上方に突出
する。更に、図3の如くハンドセット68をホルダ69
に載置すると、プランジャ72は前記ピン75を中心に
反時計方向へ回動し、その頭部72aを通孔69aに没
入させる。同時に、前記開口部67を介してハウジング
58内部に臨んでいるレバー片73の開放端73aは、
該開口部67に近接して立設した前記制御基板74の手
前で垂直な円弧状軌跡を描くことになる。
【0018】更に、制御基板74における前記レバー片
73の開放端73aが描く円弧状軌跡の上限領域にあた
る部分には、図3に示すように、センサとしてのマイク
ロスイッチ77が設けられている。なお、ハンドセット
68がホルダ69に載置されている時には、レバー片7
3は図3にて実線で示す位置にあり、マイクロスイッチ
77とレバー片73の開放端73aは接していない。従
って、ハンドセット68がホルダ69から取上げられる
と、レバー片73は反矢印方向に回動し、マイクロスイ
ッチ77とレバー片73の開放端73aとは接触するの
で、ハンドセット68がホルダ69から取上げられたこ
とを検出し、ファクシミリ作動モードから電話作動モー
ドに切換えられる。
【0019】そして、ハウジング58の手前側となる内
部には、レーザーファクシミリ装置60の主要部をなす
原稿読取り部63が配設されている。この原稿読取り部
63には、前記原稿載置部62から原稿61を取出す給
送ローラ90、該原稿61を各葉に分離する分離ローラ
92、該原稿61を搬送する搬送ローラ94,94およ
び読取りが終了した原稿61を排出する排紙ローラ9
6,96が水平方向に配置されている。また、下側の搬
送ローラ94の下流側には、原稿給送経路に指向して発
光ダイオードからなる発光源98が設けられている。更
に、原稿給送経路の下方には、原稿61における前記発
光源98からの光照射面に指向する第1ミラー93と、
この第1ミラー93からの反射光を2次反射する第2ミ
ラー95と、この第2ミラー95からの反射光を読取り
ヘッド97に結像させるレンズ100と、結像された反
射光を受けて原稿読取りを行なうCCD素子からなる読
取りヘッド97とが配設されている。この読取りヘッド
97で読取られた画像は電気信号に変換された後、電話
回線等を介して相手先のファクシミリ装置へ送信され、
そこで画像として再生される。また、ハウジング58に
おける操作部64を形成したパネル部99(その直下に
原稿読取り部63が配設されている)は、該原稿読取り
部63の保守点検用に開閉蓋から形成されている。
【0020】次に、このように構成されたハンドセット
を備えるファクシミリ装置における制御基板74の点検
作業や、IC等の回路素子75の交換作業について説明
する。先ず、図示しないネジ等を緩めて、図2の反矢印
方向にホルダ69を取外すと、ハウジング58の側面5
8aに開口部67が現われる。これにより、その開口部
67を通して立設している制御基板74上に取付けられ
た各回路素子75を見ることができるので、制御基板7
4を点検したり、開口部67を介して交換すべき回路素
子75を取外し、新しい回路素子75を取付ける。そし
て、回路素子75の交換が終了したならば、図2に示す
ように、矢印方向からホルダ69を開口部67を塞ぐよ
うに取付け、ネジ等により締付けて固定する。
【0021】このように、ホルダ69をハウジング58
から取外すだけで、制御基板74の点検作業や、回路素
子75の交換作業に取りかかることができるので、従来
のように、装置を裏返したりする必要がない。従って、
レーザーファクシミリのように、トナーボックスを取外
したり、トナーの飛散に備えて紙等を周りに敷詰めたり
する必要がなく、極めて容易に交換作業を行なうことが
できる。
【0022】次に、このように構成されたハンドセット
を備えるファクシミリ装置におけるハンドセット68の
取上げ・載置状態の検出動作について、図3を参照して
説明する。先ず、図3に示すように、ハンドセット68
がホルダ69に載置されている状態においては、プラン
ジャ72の頭部72aはハンドセット68の重さによ
り、圧縮バネ76のバネ力に抗して下方に押され、レバ
ー片73は実線位置に保持されている。このとき、マイ
クロスイッチ77とレバー片73の開放端73aは接し
ていない。
【0023】そして、ハンドセット68がホルダ69か
ら取上げられると、プランジャ72は圧縮バネ76のバ
ネ力により上方に持ち上げられるので、レバー片73は
ピン75を中心として反矢印方向に回動し、マイクロス
イッチ77とレバー片73の開放端73aとは当接して
保持される。従って、図示しない制御手段は、マイクロ
スイッチ77の作動、すなわちマイクロスイッチ77と
レバー片73の開放端73aとの当接状態に基づいて、
ハンドセット68の取上げ、載置状態を知ることができ
る。
【0024】また、プランジャ72に外方に延出するレ
バー片73を一体形成し、そのレバー片73の動きを制
御基板74に直接実装されたマイクロスイッチ77で検
出し、ハンドセットの取上げ、載置状態を知ることがで
きるようにしたので、従来例の如く、コネクタ付きハー
ネスを使用して両者を結線する必要がない。このため結
線する工程数と部品数とを低減させることができ、従っ
て、製造コストを低廉に抑えることができる。なお、前
記実施例においては、マイクロスイッチのような機械・
電気式センサ(接触式センサ)を採用したが、レバー片の
近接を光学的あるいは磁気的に検出する非接触式センサ
を採用してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上に説明した如く、請求項1に係るハ
ンドセットを備えたファクシミリ装置によれば、該装置
の筐体側面の内側でかつ開口部に近接して制御基板を立
設してあるので、制御基板の点検や、ROM等の回路素
子の交換を極めて容易になし得るものである。また、ハ
ンドセットが載置されるホルダに設けたプランジャの動
きを、制御基板に設けたセンサにより直接検出し得るよ
う構成したので、センサと制御基板とを接続するコネク
タ付きハーネスを不要とし、組立工程数および製造コス
トの低減を併せて図り得る等の有益な効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るファクシミリ装置
の要部を拡大的に示す斜視図である。
【図2】ハンドセットが載置されるホルダを、ファクシ
ミリ装置における筐体側面に開設した開口部に取付ける
寸前の状態を説明的に示す断面図である。
【図3】ハンドセットを載置するホルダをファクシミリ
装置の筐体側面に取付けた状態で示す断面図であって、
該ホルダは図1のA−A線断面となっている。
【図4】ファクシミリ装置の縦断面図である。
【図5】ファクシミリ装置を画像記録ユニットとハウジ
ングとに分解した斜視図である。
【図6】従来のファクシミリ装置の概略構成を示す縦断
面図である。
【図7】従来のファクシミリ装置におけるホルダのスイ
ッチと制御基板とをハーネスで結線する関係を示す概略
説明図である。
【符号の説明】
58 ハウジング(筐体) 58a 側面 63 原稿読取り部 67 開口部 68 ハンドセット 69 ホルダ 72 プランジャ 73 レバー片 74 制御基板 77 マイクロスイッチ(センサ)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿読取り部(63)と画像記録部とを内蔵
    し、筐体(58)の側面(58a)に設けたホルダ(69)に取上げ
    自在に載置される相手先通話用のハンドセット(68)を備
    えるファクシミリ装置において、 前記筐体(58)の側面(58a)に開設され、前記ホルダ(69)
    の着脱自在な取付けを許容する開口部(67)と、 前記筐体(58)の側面(58a)の内側でかつ前記開口部(67)
    に近接して立設した制御基板(74)と、 前記ホルダ(69)に設けられ、ハンドセット(68)の取上げ
    動作および載置動作に応答して作動するプランジャ(72)
    と、 前記制御基板(74)に設けられ、プランジャ(72)の移動軌
    跡に臨み、該プランジャ(72)の動きを検出して前記ハン
    ドセット(68)の取上げ・載置に関する状態信号を該制御
    基板(74)に与えるセンサ(77)とを設けたことを特徴とす
    るハンドセットを備えたファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記プランジャ(72)は外方へ延出するレ
    バー片(73)を有し、前記ホルダ(69)を筐体(58)の開口部
    (67)に取付けた際に、該レバー片(73)は該開口部(67)を
    介して筐体内部に臨んで、前記制御基板(74)に設けたセ
    ンサ(77)を作動させ得るようになっている請求項1記載
    のハンドセットを備えたファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記センサ(77)は非接触式センサである
    請求項1記載のハンドセットを備えたファクシミリ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記センサ(77)は接触式センサである請
    求項1記載のハンドセットを備えたファクシミリ装置。
JP6107974A 1994-04-22 1994-04-22 ハンドセットを備えたファクシミリ装置 Expired - Fee Related JP3039602B2 (ja)

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