JPH11346084A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11346084A
JPH11346084A JP10150195A JP15019598A JPH11346084A JP H11346084 A JPH11346084 A JP H11346084A JP 10150195 A JP10150195 A JP 10150195A JP 15019598 A JP15019598 A JP 15019598A JP H11346084 A JPH11346084 A JP H11346084A
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哲也 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファクシミリ装置のCIS34が用紙への画
像データの記録部としてのプロセスユニット3から出る
磁界による悪影響を受けなくする。 【解決手段】 ファクシミリ装置の操作パネル8の下面
側に配置する原稿読取ユニット6におけるCIS34
を、メイン下ケース1a内に配置するプロセスユニット
3の上方の上ケース1bの上面であって、上ケース1b
を介して配置し、CIS34の下面を、プロセスユニッ
ト3から出る磁界を金属板製の磁気遮蔽板90にて覆
い、磁気遮蔽板90と、メイン下ケース1aの下面を覆
うための金属製の底カバーに電気的に接続させておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
や複写機等の画像形成装置に係り、より詳しくは、画像
形成手段であるプロセスユニットから発生する磁界が原
稿読取ユニットにおける原稿読取り用のイメージセンサ
の性能に悪影響を及ぼさないようにするための構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ファクシミリ装置や複写機等
の画像形成装置には、原稿読取部と、画像データを用紙
に記録するための記録部と、記録部に用紙を供給する給
紙部とが備えられているのが通常である。そして、最近
の小型のファクシミリ装置や複写機では、小型化のため
に、原稿読取部に、光源と画像検出部とが一体的なケー
ス内に収められた密着型イメージセンサ(CIS)を採
用されたものが出現した。
【0003】他方、記録部として、静電潜像が形成され
る感光体とこの感光体にトナー像を形成する現像部と感
光体に形成されたトナー像を用紙に転写する転写部とを
有するプロセスユニットからなるものを採用している場
合、特開平9−230675号公報に開示されているよ
うに、現像部や転写部にはかなり高い電圧が印加されて
いた結果、これら部位から浮遊電界が発生していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、密着型
イメージセンサは、セラミック基板上に、発光素子と光
電変換素子とが実装されており、セラミック材料は他の
基板材と比較して誘電率が高いため、前記の電界が及ぶ
範囲内に密着型イメージセンサが配置されていると、検
出した画像信号に電気的ノイズが印加され、読み取られ
た画像データが不用意に乱れ、再生する画像の質が悪化
するという問題があった。
【0005】これを回避するため、プロセスユニット
と、前記密着型イメージセンサとの間隔を離すようにす
ると画像形成装置が大型化してまうという問題があっ
た。本発明は、これらの問題を解決するためになされた
ものであり、原稿読取ユニットにおける密着型イメージ
センサに磁界の悪影響を与えずに小型化できる画像形成
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の画像形成装置は、少なく
とも静電潜像が形成される感光体とこの感光体にトナー
像を形成する現像部とトナー像を用紙に転写する転写部
とを有するプロセスユニットと、用紙に転写されたトナ
ー像を加熱定着する定着ユニットとを収納するメイン下
ケースの上面を上ケースにて覆い、該上ケースの上面側
に原稿読取ユニットを配置してなる画像形成装置におい
て、前記原稿読取ユニットにおける搬送される原稿の画
像データを読取るための密着型イメージセンサと、前記
プロセスユニットとの対峙する間に磁気遮蔽板を配置し
たものである。
【0007】また、請求項2に記載の画像形成装置は、
請求項1に記載の画像形成装置において、前記磁気遮蔽
板には、メイン下ケースの下面を覆う金属製底カバーに
電気的に接続するための接続部を設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用する
画像形成装置の一例としてのファクシミリ装置の主要構
成部品の斜視図、図2はファクシミリ装置の概略側断面
図、図3はファクシミリ装置の一部切欠き平面図、図6
は原稿読取ユニットを含む一部切欠き断面図、図8は原
稿読取ユニットの部品斜視図、図10は原稿読取ユニッ
トの下面図である。
【0009】ファクシミリ装置1の本体ケースは、図1
に示すように、スキャナユニット2、プロセスユニット
3及び定着ユニット4からなる記録部としての記録ユニ
ットと、画像を形成するための用紙Pを供給するための
給紙部としての給紙ユニット5とを上側から装着する合
成樹脂製のメイン下ケース1aと、該メイン下ケース1
aの上側を覆い、前方を大きく上下回動できるように、
メイン下ケース1aの側部後部位に枢着された合成樹脂
製の上ケース1bとからなり、該上ケース1bの上面に
は、原稿読取部としての原稿読取ユニット6及び原稿送
り台7を載置でき、原稿読取りユニット6の上側を、操
作パネル8にて着脱自在に覆うように構成されている。
【0010】そして、プロセスユニット3、定着ユニッ
ト4及び、給紙ユニット5に動力伝達するための駆動モ
ータとギヤ列とを含む駆動系ユニット9は、メイン下ケ
ース1aの左側の収納凹所(図示せず)内に装着固定さ
れる。そして、メイン下ケース1aの後面部の一側(実
施例では右寄り部位)には、図2及び図4に示すよう
に、当該メイン下ケース1aの後面壁1c下端縁から適
宜上下寸法の下連設片部1dより上側にて後面と上面に
わたって窓孔59が穿設されている。この窓孔59を側
面視逆L字状のサブカバー62にて着脱自在に開口でき
るように構成されている。
【0011】さらに、前記メイン下ケース1aの下面を
覆う金属板製の底カバー10の上側には、制御基板1
1、低圧電源基板12、高圧電源基板13、電話回線を
介して他の電話装置やファクシミリ装置との間で会話や
ファクシミリデータの送受信を可能にするためのNCU
(ネットワークコントロールユニット)基板14、プロ
セスユニット3の帯電器28等に対する高圧電源基板1
3が配置されている。即ち、図1、図2及び図4に示す
ように、前記給紙ユニット5の下端部が載置されるメイ
ン下ケース1aの上面壁と後面壁とプロセスユニット3
の後端に対面する仕切り壁面1fと前記底カバー10と
で囲まれる空間を、前記制御基板11、低圧電源基板1
2、NCU基板14及び、増設用の電子部品としての増
設RAM(随時読み書き可能メモリ)ボード60やLA
N(ローカル エリア ネットワーク)ボード61等の
オプショナルボード収納できる収納空間78とする。な
お、底カバー10の上面のうち、前記窓孔59に近い部
位(実施例では後部右端寄り部位)に、制御基板11が
ビス等にて固定配置されている。
【0012】前記メイン下ケース1aの窓孔59より左
側の収納空間78内において、底カバー10の後端寄り
部位の左側にビスを介して電気的に接続されて立設され
た磁界遮蔽のための仕切り板兼用の金属板製の支持板1
4aが固定されている。そして、前記支持板14aの片
面に固定されるNCU基板14の部品側がメイン下ケー
ス1aの後面壁と対面するように縦状に配置される。N
CU基板14の近傍の底カバー10上面側に低圧電源基
板12がビス等により固定配置されている。従って、低
圧電源基板12側から発生した熱は前記支持板14aに
遮られ、直接NCU基板14の部品面に当たらないよう
になっている。
【0013】また、図4に示すように、前記メイン下ケ
ース1aの後面壁及び上面壁に多数穿設された通気孔5
0a,50bを通る空気により、前記低圧電源基板12
からの放熱を効率良く機外に排出できると共に、NCU
基板14の部品面を効率良く冷却することができる。さ
らに、前記金属板製の底カバー10に対して金属板製の
支持板14aを介してNCU基板14のグラウンド部が
電気的に接続されているから、グラウンド(接地)する
ことと、NCU基板14を強固に取付けることとを同時
に達成することができるのである。なお、窓孔59の左
端側の内側に立設した仕切り板81のため、窓孔59か
ら収納空間78内に作業者が手を入れるとき、不用意に
NCU基板14と低圧電源基板12と接触しないように
構成されている。
【0014】次に、記録部における各ユニット等の構成
について説明する。給紙ユニット5のフィダー部ケース
5a内に積層された状態でセットされた用紙Pの先端側
は、フィダー部ケース5a内の付勢ばね15a付き支持
板15にて給紙ローラ16に向かって押圧され、上記駆
動系ユニット9から動力伝達されて回転する給紙ローラ
16と分離パッド17とによって1枚ずつ分離される。
分離された用紙Pは、上下一対のレジストローラ18,
19にてプロセスユニット3の上部側に給送され、この
プロセスユニット3で表面にトナーにより画像を形成さ
れた用紙Pは、定着ユニット4の加熱ローラ21と押圧
ローラ22とにて画像を固定された後、排紙口20から
外に排出され、図示しない排紙トレイの上に排出され
る。
【0015】上面開放箱体状のメイン下ケース1aの平
面視ほぼ中央部に配置するプロセスユニット3の下方の
部位には、スキャナユニット2が前記メイン下ケース1
aの底板部の上面側に一体的に形成したステー部にビス
等にて固定される。露光ユニットとしてのスキャナユニ
ット2には、図2に示すように、合成樹脂製の上支持板
2aの下面側に、レーザ発光部、ポリゴンミラー23、
レンズ24、反射鏡25等を配置し、前記上支持板2a
に感光体ドラム26の軸線に沿って延びるように穿設さ
れた横長スキャナ孔を覆う硝子板を通過してプロセスユ
ニット3における感光体ドラム26の外周面にレーザー
ビームを照射して露光するように構成されている。
【0016】前記プロセスユニット3は、前記感光体ド
ラム26とその上面に当接して回転する転写ローラ2
7、感光体ドラム26の下方に配置したスコロトロン型
等の帯電器28、給紙方向において感光体ドラム26よ
りも上流側に配置した現像ローラ29及び供給ローラ3
0を有する現像装置、さらにその上流側に配置した現像
剤(トナー)供給部すなわち着脱可能なトナーカートリ
ッジ31、また感光体ドラム26よりも下流側に配置し
たクリーニング装置32等から成っている。感光体ドラ
ム26の外周面は、帯電器28にて形成された帯電層に
前記スキャナユニット2からレーザービームを走査する
ことによって静電潜像が形成される。前記トナーカート
リッジ31内の現像剤(トナー)は、攪拌体(図示せ
ず)にて攪拌されて放出されたのち、供給ローラ30を
介して現像ローラ29の外周面に担持され、ブレードに
よってトナー層厚さが規制される。感光体ドラム26の
静電潜像は、現像ローラ29から現像剤が付着すること
によって顕像化され、転写ローラ27と感光体ドラム2
6の間を通る用紙Pに転写される。そして感光体ドラム
26上に残った現像剤はクリーニング装置32で回収さ
れる。
【0017】このプロセスユニット3は、合成樹脂製の
ケースに組み込むことにてカートリッジ化されており、
このカートリッジ化したプロセスユニット3は、前記メ
イン下ケース1aに着脱可能に装着される。前記上ケー
ス1b上に配置される原稿読取ユニット6は、図2、図
8、図9及び図10に示すように、合成樹脂製のユニッ
トケース42内に配置される横長の密着型イメージセン
サ(CIS)34と、原稿送り台7の近傍に配置される
原稿分離送りローラ35a及び分離パッド35bと、前
記密着型イメージセンサ34の搬送上流側に配置される
搬送駆動ローラ36a及び従動ローラ36bと、搬送下
流側に配置される搬送駆動ローラ37a及び従動ローラ
37bと、前記各ローラ35,36a,37aを駆動す
るための駆動モータ40と歯車列41とがフレーム内に
収納された駆動モータユニット39とが備えられ、前記
原稿分離送りローラ35a及び分離パッド35bを介し
て1枚ずつ送られる原稿(図示せず)は下面が白色の下
向き凸湾曲状に配置された押圧板38とCIS34の上
面との間を通過するとき、原稿の画像が読み取られるよ
うに構成されている。
【0018】図2、図6及び図11に示すように、原稿
読取ユニット6における密着型イメージセンサ(CI
S)34は、前記定着ユニット4の配置位置よりも、冷
却空気流の上流側であるプロセスユニット3の上方の、
前記上ケース1bの上面側に配置され、且つ図6及び図
11に示すように、前記上ケース1bの下面とプロセス
ユニット3の上面との間の隙間を、前記冷却空気流の通
路85となるよう形成し、その通路85のうち上下隙間
寸法の最も狭い部位の近傍の上方に、前記密着型イメー
ジセンサ34を配置したものである。
【0019】そして、上ケース1bの下面から下向き
に、且つ用紙Pの搬送方向と平行状に延びるように突出
させ、且つ用紙Pの搬送方向と直角な幅方向に適宜間隔
にて配置された複数列のリブ86を前記通路85内に臨
ませて、該リブ86を冷却空気流のための整流板とプロ
セスユニット3における感光体ドラム26と転写ローラ
27との間への用紙ガイド板との機能を兼用するように
構成したものである。
【0020】さらに、図6に示すように、前記原稿読取
ユニット6におけるユニットケース42の下面側の一側
部位には、前記駆動モータユニット39の配置箇所の下
面側に、前記冷却用フアン43への空気通路87が穿設
されており、原稿台7の上面と操作パネル8との間の空
間から入る空気が、ユニットケース42の上面に穿設さ
れた前記従動ローラ36b,37bの配置のための孔等
からユニットケース42内を通過してCIS34を冷却
した後、前記空気通路87の箇所を通過するとき、前記
駆動モータ40を冷却するように構成されている。
【0021】そして、図8〜図10に示すように、前記
高電圧が印加されたプロセスユニット3における転写ロ
ーラ27等の箇所と、前記CIS34の下面との間に
は、当該CIS34の下面のほぼ全体を覆うように形成
された磁気遮蔽板90を配置する。該磁気遮蔽板90は
高透磁性を有する珪素鋼板やパーマロイ等の金属板製で
あり、この磁気遮蔽板90には、金属板製の底カバー1
0にアース(グラウンド)するための接続部としてのコ
ード91の一端がビス止めされ、該コード91の他端を
底カバー10の適宜箇所に電気的に接続するのである。
なお、前記密着型イメージセンサ34の搬送上流側に配
置される搬送駆動ローラ36a及び搬送下流側に配置さ
れる搬送駆動ローラ37aに各々従動ローラ36b及び
従動ローラ37bを押圧するための板バネ92,93も
前記磁気遮蔽板90に電気的に接続してグラウンドさせ
る。
【0022】さらに他の実施例として、駆動モータユニ
ット39における歯車列41等を支持する金属板製のフ
レーム94に前記磁気遮蔽板90を電気的に接続し、こ
のフレーム94に電気的に接続させ、前記空気通路87
を貫通させた板バネ製の接続片95から、前記冷却用フ
アン43の収納部44のケース部44aの外面に沿設し
た導板96を介して底カバー10に接続しても良いので
ある(図5、図6、図7、図8、図10及び図12参
照)。この実施例によれば、上ケース1bごと、原稿読
取ユニット6がメイン下ケース1aの上面から離れると
きには、接続片95と導板96との電気的接続は一旦遮
断されることになる。
【0023】また、メイン下ケース1aにおける前側右
部位には、ケースの外側へ空気を吹出す冷却用フアン4
3を収納するための収納部44と、用紙Pの通過方向と
直交する方向に延びる通風ダクト45とが連通して形成
される。この場合、図2、図6及び図11に示すよう
に、通風ダクト45の上面板部45aを断面下向きの略
V字状に形成し、この上面板部45aがメイン下ケース
1aの上面側に配置するプロセスユニット3と定着ユニ
ット4との間に位置して定着ユニット4おける加熱ロー
ラ21の熱がプロセスユニット3側に伝達されないよう
になっている。なお、断面下向き略V字状の上面板部4
5aの下端間を合成樹脂板製等の仕切り板46にて連設
し、これらの部材で囲まれた部位が通風ダクト43とな
るように構成されている。
【0024】また、図4、図5及び図11に示すよう
に、メイン下ケース1aの後面壁1c(前記NCU基板
14と対面する箇所)及び上面壁1eと、サブカバー6
2とにはそれぞれ多数個の通気孔50a,50bが穿設
されている一方、図6に示すように、前記冷却用フアン
43が配置されるメイン下ケース1aの右側面に吹出孔
52が多数個穿設され、また、底カバー10の後部左寄
り部位と前部左寄り部位とにも空気吸い込み孔53a,
53bが多数個穿設されている。
【0025】図2、図5、図6、及び図12に示すよう
に、メイン下ケース1aの内側には、給紙ユニット5の
載置部の下方に通気孔54と、プロセスユニット3の後
面と対峙する箇所に通気孔55a、55bと、前記上面
板部45aの箇所に通気孔56と、前記冷却用フアン4
3の収納部44を仕切る壁面等に通気孔57とがそれぞ
れ穿設されている。
【0026】さらに、図2及び図11等に示すように、
メイン下ケース1aの上面壁1eの近傍には、給紙ユニ
ット5におけるユニットケース5aの裏面に当接するが
接近する箇所には、シール88を張設して、前記上面壁
1eとユニットケース5aの裏面との隙間から空気が入
らないように塞ぎ、前記多数個の通気孔50a,50b
から空気がメイン下ケース1a内に入り易くするように
構成している。また、前記上面板部45aの箇所に張設
したシール89は、プロセスユニット3の前面との隙間
を塞ぎ、通風ダクト43内に沿って冷却空気が流れ易い
ように構成されている。
【0027】そして、他の電話装置との会話を行うため
の送受話器(ハンドセット)64は、メイン下ケース1
aの左側面から外向きに突設した受け台65上に載置さ
れ、発呼用のスピーカ66は、メイン下ケース1a内の
右側面の後部側に固定されている。図14は、本発明が
適用されたファクシミリ装置1の制御系統を示すブロッ
ク図である。ファクシミリ装置1は、操作パネル8を介
して入力される使用者からの各種指令に応じて、各種処
理動作の設定、原稿読取ユニット6による原稿画像の読
み取り、原稿画像の送信データ化、送信データの符号
化、ファクシミリデータの送受信、受信データの復号
化、復号化したファクシミリデータの記録ユニットでの
用紙Pへの記録を実行する他、原稿読取ユニット6のC
IS(密着型イメージセンサ)34による原稿読取りと
記録部の各ユニットによる用紙Pへの画像形成というコ
ピー(複写)処理機能、図示しないパーソナルコンピュ
ータ等の外部装置からのデータ伝送に基づき、その伝送
されたデータを用紙Pに印字するプリンタ処理機能、前
記原稿読取ユニット6を使って読み取った画像データを
前記外部装置へ送信するというスキャナ処理機能をも備
えている。
【0028】これらの動作を行うために、ファクシミリ
装置1は、操作パネル8、原稿読取ユニット6、レーザ
光のスキャナユニット2、プロセスユニット3、定着ユ
ニット4等からなる記録部の各ユニット、制御基板11
に搭載されて、各種制御・演算を実行するCPU67、
制御プログラムを記憶したROM68、一部が受信バッ
ファメモリ69aとして用いられているRAM69、N
CU基板14、該NCU基板14を介して他のファクシ
ミリ装置との間でファクシミリデータを送受信するため
のモデム70、他の電話装置との会話を行うための送受
話器(ハンドセット)64、発呼用のスピーカ66、前
記記録部の各ユニットの各駆動部に動力を付与するため
のステッピングモータを備えた駆動系ユニット9、前記
制御基板11等に低圧の電力を供給するための低圧電源
基板12、前記プロセスユニット3の帯電器28、転写
ローラ27等に高圧電力を供給するための高圧電源基板
13、冷却空気を機外に排出するための冷却用フアン4
3、およびこれらを接続するバスライン71等を備えて
いる。
【0029】なお、使用者の要望にて付加できる前述し
たメモリ量を増加するための増設RAMボード60、及
び複数のコンピュータ等の外部装置とデータを伝送する
ようにネットワークを構築するためのLANボード61
も接続できる。上述の構成において、電源を投入する
と、前記各基板11,12、13、14に電力が供給さ
れ、各種制御実行可能となる一方、冷却用フアン43が
回転駆動する。すると、メイン下ケース1aの後端面等
の通気孔50a,50bから吸い込まれた冷却空気は、
NCU基板14、制御基板11、低圧電源基板12の表
面箇所を通過し、次いで、スキャナユニット2の下面側
と底カバー10との間を通ってメイン下ケース1aの前
方に至る一方、給紙ユニット5の載置部の下方の通気孔
54や、プロセスユニット3の後面と対峙する箇所の通
気孔55a、55bを介してプロセスユニット3の上面
と上ケース1bの下面との間の通路85を通過した冷却
空気は、前記上面板部45aの箇所の通気孔56や通気
孔57を介して収納部44に集まり、冷却用フアン43
にて本体ケースの外に放出されるのである。これによ
り、定着ユニット4の加熱ローラ21の熱がプロセスユ
ニット3に悪影響を及ぼさないのである。
【0030】また、前記読取ユニット6におけるCIS
34は、発熱量の大きい定着ユニット4の箇所よりも冷
却空気流の上流側であるプロセスユニット3の上方の上
ケース1bの上面に配置されているので、前記定着ユニ
ット4からの熱の悪影響を受け難い。また、上ケース1
bとプロセスユニット3の上面との間の通路85のう
ち、上下隙間寸法の最も小さい箇所の近傍に前記CIS
34が配置されていると、ノズル効果のため、通路85
の隙間寸法の小さい箇所を通過する冷却空気流の流速が
速くなり、上ケース1bを冷却する効果が大きくなる。
さらに、前記通路85中に、用紙Pの搬送方向に延び、
該用紙Pの搬送方向と直角な幅方向に適宜間隔にて配置
された多数枚のリブ86のため、冷却空気流は、前記用
紙Pの幅方向とほぼ平行状にのびる横長のCIS34の
全長にわたって前記通路85中を用紙Pの搬送方向に沿
ってほぼ均一に流れ、CIS34の全長に対応する上ケ
ース1bを効率良く冷却させることができると共に、前
記多数枚のリブ86の存在により、用紙Pが詰まりなく
プロセスユニット3に円滑に供給でき、リブ86が整流
板(冷却フィン)と用紙ガイドとの2つの機能を同時に
果たすので、構成も簡単になるという効果を奏する。
【0031】そして、原稿台7の上面と操作パネル8と
の間の空間から入る空気は、ユニットケース42の上面
に穿設された前記従動ローラ36b,37bの配置のた
めの孔等からユニットケース42内を通過して前記空気
通路87の箇所を通過するので、駆動モータ40よりも
風上側に配置されるCIS34を冷たい外気の空気流で
効率良く冷却したのち、駆動モータ40も冷却できる。
【0032】しかも、前記空気通路87が、前記冷却用
フアン43を内蔵する収納部44への通気孔57に近い
箇所に穿設されているので、冷却用フアン43による空
気吸い込み作用が向上するという効果も奏する。他方、
用紙Pに画像データを記録するとき等に高電圧が印加さ
れたプロセスユニット3から出る磁界は、CIS34の
下面の磁気遮蔽板90により遮断され、CIS34には
前記磁界による悪影響を及ぼさないから、読み取られた
原稿の画像信号に乱れが発生しないという効果を奏す
る。また、磁気遮蔽板90を金属板にて構成すれば、C
IS34の下面側の強度の補強にも寄与することができ
る。磁気遮蔽板90と金属製の底カバー10とを電気的
に接続させおけば、この底カバー10に基準電圧部位と
して電気的に接続された制御基板11等の各種基板を底
カバー10からまとめて外部のグラウンド(アース)に
接続できるという効果を奏する。
【0033】本発明は、上述したように、ファクシミリ
装置ばかりでなく、CIS34を使用した複写機につい
ても適用できることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
した発明の画像形成装置は、少なくとも静電潜像が形成
される感光体とこの感光体にトナー像を形成する現像部
とトナー像を用紙に転写する転写部とを有するプロセス
ユニットと、用紙に転写されたトナー像を加熱定着する
定着ユニットとを収納するメイン下ケースの上面を上ケ
ースにて覆い、該上ケースの上面側に原稿読取ユニット
を配置してなる画像形成装置において、前記原稿読取ユ
ニットにおける搬送される原稿の画像データを読取るた
めの密着型イメージセンサと、前記プロセスユニットと
の対峙する間に磁気遮蔽板を配置したものである。
【0035】この構成により、高電圧が印加されたプロ
セスユニットと密着型イメージセンサとを近接させて配
置しても、プロセスユニットから出る磁界は、密着型イ
メージセンサの下面の磁気遮蔽板により遮断され、密着
型イメージセンサには前記磁界による悪影響を及ぼさな
いから、読み取られた原稿の画像信号に乱れが発生しな
い。従って、画像形成装置を小型化しても得られる画像
の品質が悪化しないという効果を奏する。また、磁気遮
蔽板を金属板にて構成すれば、密着型イメージセンサの
下面側の強度の補強にも寄与することができるという効
果を奏する。
【0036】また、請求項2に記載の画像形成装置は、
請求項1に記載の画像形成装置において、前記磁気遮蔽
板には、メイン下ケースの下面を覆う金属製底カバーに
電気的に接続するための接続部を設けたものであるか
ら、画像形成のための制御基板等の他の電子部品と共に
底カバーを介して外部に纏めてアースすることができる
という効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の主要部品の斜視図である。
【図2】ファクシミリ装置の概略側断面図である。
【図3】ファクシミリ装置の一部切欠き平面図である。
【図4】メイン下ケースの下面を覆う底カバー及び制御
基板等の配置を示す平面図である。
【図5】メイン下ケースの平面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視断面図である。
【図7】メイン下ケース1aに対して上ケース1bを開
閉する状態を示す一部切欠き側断面図である。
【図8】原稿読取ユニットの構成部品を示す斜視図であ
る。
【図9】原稿読取ユニットの平面図である。
【図10】原稿読取ユニットの下面図である。
【図11】ファクシミリ装置の要部拡大側断面図であ
る。
【図12】冷却用フアンの収納部のケース部の拡大側面
図である。
【図13】制御手段のブロック図である。
【符号の説明】
P 用紙 1 ファクシミリ装置 1a メイン下ケース 1b 上ケース 3 プロセスユニット 4 定着ユニット 5 給紙ユニット 6 原稿読取ユニット 7 原稿送り台 8 操作パネル 10 底カバー 34 密着型イメージセンサ(CIS) 42 ユニットケース 90 磁気遮蔽板 91 コード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも静電潜像が形成される感光体
    とこの感光体にトナー像を形成する現像部とトナー像を
    用紙に転写する転写部とを有するプロセスユニットと、
    用紙に転写されたトナー像を加熱定着する定着ユニット
    とを収納するメイン下ケースの上面を上ケースにて覆
    い、該上ケースの上面側に原稿読取ユニットを配置して
    なる画像形成装置において、前記原稿読取ユニットにお
    ける搬送される原稿の画像データを読取るための密着型
    イメージセンサと、前記プロセスユニットとの対峙する
    間に磁気遮蔽板を配置したことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記磁気遮蔽板には、メイン下ケースの
    下面を覆う金属製底カバーに電気的に接続するための接
    続部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8068764B2 (en) 2006-12-26 2011-11-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device
JP2021030517A (ja) * 2019-08-21 2021-03-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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