JP3947886B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に係り、より詳しくは、電話回線のためのNCU(ネットワーク コントロール ユニット)基板の配置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ファクシミリ装置には、原稿読取部と、他のファクシミリ装置から送られてきたファクシミリデータを用紙に記録するための記録部と、前記記録部に用紙を供給する給紙部と、他のファクシミリ装置と電話回線を介して通信するためのNCU基板とを備えているのが通常である。そして、特開平10−20738号公報等に開示されているように、本体ケースの底側に、制御基板、低圧電源基板、NCU基板等を配置することが開示されている。この場合、全ての基板を本体ケースの底面を覆うための底カバーとほぼ平行状に寝かせて配置すると、必要面積が大きくなり、ファクシミリ装置の小型化が図れないという不都合や、モジュラージャックとの接続のためのコネクタの配置関係等から、NCU基板を立てた状態にして固定するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、低圧電源基板では他の回路基板に比べて発熱量が大きいから、その近くの上側にNCU基板を配置すると、前記の熱により、NCU基板上の電子部品が劣化し易くなるので、その対策として、耐熱性を有する高価な電子部品を使用することになり、製造コストが高くなるという問題があった。
【0004】
また、前記底カバーの端部を上方向に折り曲げて本体ケースの内面に沿わせるようにした上向き片に前記NCU基板をその部品面が本体ケースの内側に向くように固定した場合には、本体ケースの縦壁面に通気孔を穿設しても、前記上向き片が邪魔になり、NCU基板の部品部分の冷却効果がきわめて悪いという問題があった。
【0005】
本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、NCU基板の部品に対する冷却効果が高いファクシミリ装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1に記載した発明のファクシミリ装置は、原稿読取部と、記録部と、前記記録部に用紙を供給する給紙部と、電話回線のためのNCU基板とを備えてなるファクシミリ装置において、その本体ケース内にて底カバー上に電源基板を寝かせて配置する一方、本体ケースの縦方向の壁面に穿設された通気孔に部品面を対面させて立設すべきNCU基板を、前記電源基板からの放熱を遮断するように配置した金属製の支持板に取付け、且つ前記NCU基板が前記支持板を介して接地されているものである。
【0007】
また、請求項2に記載の発明のファクシミリ装置は、請求項1に記載のファクシミリ装置において、本体ケースの後面の一部に窓孔を穿設し、該窓孔をサブカバーにて開閉可能に構成する一方、前記底カバーの上面には、前記窓孔に近い部位に制御基板を固定し、前記窓孔の側方の本体ケースの後面とほぼ平行状に前記NCU基板を前記支持板を介して立設させたものである。
そして、請求項3に記載の発明のファクシミリ装置は、請求項1または請求項2に記載のファクシミリ装置において、前記本体ケース内に、冷却用フアンを備え、
前記通気孔から吸い込まれた冷却空気は、前記NCU基板、制御基板、前記電源基板の表面個所を通過して、前記冷却用フアンにて前記本体ケースの外に放出されるように構成したものである。
請求項4に記載の発明のファクシミリ装置は、原稿読取部と、記録部と、前記記録部に用紙を供給する給紙部と、電話回線のためのNCU基板とを備えてなるファクシミリ装置において、その本体ケース内にて底カバー上に電源基板を寝かせて配置する一方、本体ケースの縦方向の壁面に穿設された通気孔に部品面を対面させて立設すべきNCU基板を、前記電源基板からの放熱を遮断するように配置した支持板に取付け、前記本体ケース内に、冷却用フアンを備え、前記通気孔から吸い込まれた冷却空気は、前記NCU基板、制御基板、前記電源基板の表面個所を通過して、前記冷却用フアンにて前記本体ケースの外に放出されるように構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明を適用する電子機器の一例としてのファクシミリ装置の主要構成部品の斜視図、図2はファクシミリ装置の概略側断面図、図3はファクシミリ装置の一部切欠き平面図、図4は本体ケース内の制御基板、NCU基板、冷却用フアン、スピーカ等の配置を示す平面図、図7はNCU基板の装着状態を示す側断面図である。
【0009】
ファクシミリ装置1の本体ケースは、図1に示すように、スキャナユニット2、プロセスユニット3及び定着ユニット4からなる記録部としての記録ユニットと、画像を形成するための用紙Pを供給するための給紙部としての給紙ユニット5とを上側から装着する合成樹脂製のメイン下ケース1aと、該メイン下ケース1aの上側を覆い、前方を大きく上下回動できるように、メイン下ケース1aの側部後部位に枢着された合成樹脂製の上ケース1bとからなり、該上ケース1bの上面には、原稿読取部としての原稿読取ユニット6及び原稿送り台7を載置でき、原稿読取りユニット6の上側を、操作パネル8にて着脱自在に覆うように構成されている。
【0010】
そして、プロセスユニット3、定着ユニット4及び、給紙ユニット5に動力伝達するための駆動モータとギヤ列とを含む駆動系ユニット9は、メイン下ケース1aの左側の収納凹所(図示せず)内に装着固定される。
そして、メイン下ケース1aの後面部の一側(実施例では右寄り部位)には、図2、図4、図6(a)、図6(b)及び図8に示すように、当該メイン下ケース1aの後面壁1c下端縁から適宜上下寸法の下連設片部1dより上側にて後面と上面にわたって窓孔59が穿設されている。この窓孔59を側面視逆L字状のサブカバー62にて着脱自在に開口できるように構成されている。
【0011】
さらに、前記メイン下ケース1aの下面を覆う金属板製の底カバー10の上側には、制御基板11、低圧電源基板12、高圧電源基板13、電話回線を介して他の電話装置やファクシミリ装置との間で会話やファクシミリデータの送受信を可能にするためのNCU(ネットワークコントロールユニット)基板14等が配置されている。即ち、図4に示すように、平面視において、底カバー10の上面には、その前側右寄り部位にプロセスユニット3の帯電器28等に対する高圧電源基板13が配置されている。
【0012】
そして、図2、図7及び図8に示すように、前記給紙ユニット5の下端部が載置されるメイン下ケース1aの上面壁1eと後面壁1cとプロセスユニット3の後端に対面する仕切り壁面1fと前記底カバー10とで囲まれる空間を、前記制御基板11、低圧電源基板12、NCU基板14及び、増設用の電子部品としての増設RAM(随時読み書き可能メモリ)ボード60やLAN(ローカル エリア ネットワーク)ボード61等のオプショナルボード収納できる収納空間78とする。なお、底カバー10の上面のうち、前記窓孔59に近い部位(実施例では後部右端寄り部位)に、制御基板11がビス等にて固定配置されている。また、この制御基板11とパーソナルコンピュータ等の外部装置(図示せず)とを接続するケーブル75のためのコネクタ76の支持部(基部)が前記底カバー10の後端から立ち上がった上向き片10aと前記メイン下ケース1aの下連設片部1cとにビス77にて共締めされている(図6(a)、図6(b)及び図8参照)。
【0013】
図7に示すように、前記メイン下ケース1aの窓孔59より左側の収納空間78内において、底カバー10の後端寄り部位の左側にビス79を介して電気的に接続されて立設し、且つ上端が上面壁1eにビス80にて磁界遮蔽のための仕切り板兼用の金属板製の支持板14aが固定されている。そして、前記支持板14aの片面に固定されるNCU基板14の部品側がメイン下ケース1aの後面壁1cと対面するように縦状に配置される。NCU基板14の近傍の底カバー10上面側に低圧電源基板12がビス等により固定配置されている。従って、低圧電源基板12側から発生した熱は前記支持板14aに遮られ、直接NCU基板14の部品面に当たらないようになっている。
【0014】
また、前記メイン下ケース1aの後面壁1c及び上面壁1eに多数穿設された通気孔50a,50bを通る空気により、前記低圧電源基板12からの放熱を効率良く機外に排出できると共に、NCU基板14の部品面を効率良く冷却することができる。さらに、前記金属板製の底カバー10に対して金属板製の支持板14aを介してNCU基板14のグラウンド部が電気的に接続されているから、グラウンド(接地)することと、NCU基板14を強固に取付けることとを同時に達成することができるのである。
【0015】
なお、窓孔59の左端側の内側に立設した仕切り板81のため、窓孔59から収納空間78内に作業者が手を入れるとき、不用意にNCU基板14と低圧電源基板12と接触しないように構成されている。NCU基板14に設けたモジュラーコネクタ82は、メイン下ケース1aの側面に露出させ、電話回線用のモジュラージャック(図示せず)が接続されるようになっている。
【0016】
この構成において、前記増設RAMボード60やLANボード61等のオプショナルボードを増設するときには、前記窓孔59を塞いでいるサブカバー62を取り外し(図6(b)参照)、収納空間78内に入れる。大きい形状のLANボード61を取付けするためには、上向き片10a等に予めビス止めされて前記窓孔59の下縁近傍を塞いだ金属板製のコネクタ部用予備カバー84を除去した後、LANボード61の下面に突出する雄コネクタ83aを制御基板11の上面に突設した雌コネクタ83bに差し込み固定する一方、LANボード61の後面に突設したコネクタ85の基部は、前述と同様にして前記底カバー10の後端から立ち上がった上向き片10aと前記メイン下ケース1aの下連設片部1cとにビス(図示せず)にて共締めするのである(図2及び図8参照)。これにより、金属板製の底カバー10に対してLANボード61のグラウンド部が電気的に接続されてグラウンド(接地)することと、LANボード61を強固に取付けることとを同時に達成することができるのである。
【0017】
小さい形状の増設RAMボード60は、図4に示すように、前記制御基板11の上面に突設したコネクタ86を介して取付ければ良いのである。
次に、記録ユニット等の構成について説明する。給紙ユニット5のフィダー部ケース5a内に積層された状態でセットされた用紙Pの先端側は、フィダー部ケース5a内の付勢ばね15a付き支持板15にて給紙ローラ16に向かって押圧され、上記駆動系ユニット9から動力伝達されて回転する給紙ローラ16と分離パッド17とによって1枚ずつ分離される。分離された用紙Pは、上下一対のレジストローラ18,19にてプロセスユニット3の上部側に給送され、このプロセスユニット3で表面にトナーにより画像を形成された用紙Pは、定着ユニット4の加熱ローラ21と押圧ローラ22とにて画像を固定された後、排紙口20から外に排出され、図示しない排紙トレイの上に排出される。
【0018】
上面開放箱体状のメイン下ケース1aの平面視ほぼ中央部に配置するプロセスユニット3の下方の部位には、スキャナユニット2が前記メイン下ケース1aの底板部の上面側に一体的に形成したステー部にビス等にて固定される。露光ユニットとしてのスキャナユニット2には、図2に示すように、合成樹脂製の上支持板2aの下面側に、レーザ発光部、ポリゴンミラー23、レンズ24、反射鏡25等を配置し、前記上支持板2aに感光体ドラム26の軸線に沿って延びるように穿設された横長スキャナ孔を覆う硝子板を通過してプロセスユニット3における感光体ドラム26の外周面にレーザービームを照射して露光するように構成されている。
【0019】
前記プロセスユニット3は、前記感光体ドラム26とその上面に当接して回転する転写ローラ27、感光体ドラム26の下方に配置したスコロトロン型等の帯電器28、給紙方向において感光体ドラム26よりも上流側に配置した現像ローラ29及び供給ローラ30を有する現像装置、さらにその上流側に配置した現像剤(トナー)供給部すなわち着脱可能なトナーカートリッジ31、また感光体ドラム26よりも下流側に配置したクリーニング装置32等から成っている。感光体ドラム26の外周面は、帯電器28にて形成された帯電層に前記スキャナユニット2からレーザービームを走査することによって静電潜像が形成される。前記トナーカートリッジ31内の現像剤(トナー)は、攪拌体(図示せず)にて攪拌されて放出されたのち、供給ローラ30を介して現像ローラ29の外周面に担持され、ブレードによってトナー層厚さが規制される。感光体ドラム26の静電潜像は、現像ローラ29から現像剤が付着することによって顕像化され、転写ローラ27と感光体ドラム26の間を通る用紙Pに転写される。そして感光体ドラム26上に残った現像剤はクリーニング装置32で回収される。
【0020】
このプロセスユニット3は、合成樹脂製のケースに組み込むことにてカートリッジ化されており、このカートリッジ化したプロセスユニット3は、前記メイン下ケース1aに着脱可能に装着される。
前記上ケース1b上に配置される原稿読取ユニット6は、図1及び図2に示すように、ユニットケース42内に配置される横長の密着型イメージセンサ(CIS)34と、原稿送り台7の近傍に配置される原稿分離送りローラ35と、前記密着型イメージセンサ34を挟んで搬送上流側及び下流側にそれぞれ配置される搬送ローラ対36,37と、前記各ローラ35,36,37を駆動するための駆動モータと歯車列とがフレーム内に収納された駆動モータユニットとが備えられ、前記原稿分離送りローラ35を介して1枚ずつ送られる原稿(図示せず)は下面が白色の下向き凸湾曲状に配置された押圧板38とCIS34の上面との間を通過するとき、原稿の画像が読み取られるように構成されている。
【0021】
また、メイン下ケース1aにおける前側右部位には、ケースの外側へ空気を吹出す冷却用フアン43を収納するための収納部44と、用紙Pの通過方向と直交する方向に延びる通風ダクト45とが連通して形成される。この場合、図2に示すように、通風ダクト45の上面板部45aを断面下向きの略V字状に形成し、この上面板部45aがメイン下ケース1aの上面側に配置するプロセスユニット3と定着ユニット4との間に位置して定着ユニット4おける加熱ローラ21の熱がプロセスユニット3側に伝達されないようになっている。なお、断面下向き略V字状の上面板部45aの下端間を合成樹脂板製等の仕切り板46にて連設し、これらの部材で囲まれた部位が通風ダクト43となるように構成されている。
【0022】
また、図5、図6(a)、図6(b)及び図7に示すように、メイン下ケース1aの後面壁1c(前記NCU基板14と対面する箇所)及び上面壁1eと、サブカバー62とにはそれぞれ多数個の通気孔50a,50bが穿設され、同様に、前記冷却用フアン43が配置されるメイン下ケース1aの右側面に吹出孔52が多数個穿設されている一方、底カバー10の後部左寄り部位と前部左寄り部位とにも空気吸い込み孔53a,53bが多数個穿設されている。
【0023】
また、図2、図5及び図8に示すように、メイン下ケース1aの内側には、給紙ユニット5の載置部の下方に通気孔54と、プロセスユニット3の後面と対峙する箇所に通気孔55a、55bと、前記上面板部45aの箇所に通気孔56と、前記冷却用フアン43の収納部44を仕切る壁面等に通気孔57とがそれぞれ穿設されている。
【0024】
そして、他の電話装置との会話を行うための送受話器(ハンドセット)64は、メイン下ケース1aの左側面から外向きに突設した受け台65上に載置され、発呼用のスピーカ66は、メイン下ケース1a内の右側面の後部側に固定されている。
図9は、本発明が適用されたファクシミリ装置1の制御系統を示すブロック図である。ファクシミリ装置1は、操作パネル8を介して入力される使用者からの各種指令に応じて、各種処理動作の設定、原稿読取ユニット6による原稿画像の読み取り、原稿画像の送信データ化、送信データの符号化、ファクシミリデータの送受信、受信データの復号化、復号化したファクシミリデータの記録ユニットでの用紙Pへの記録を実行する他、原稿読取ユニット6のCIS(密着型イメージセンサ)34による原稿読取りと記録ユニットによる用紙Pへの画像形成というコピー(複写)処理機能、図示しないパーソナルコンピュータ等の外部装置からのデータ伝送に基づき、その伝送されたデータを用紙Pに印字するプリンタ処理機能、前記原稿読取ユニット6を使って読み取った画像データを前記外部装置へ送信するというスキャナ処理機能をも備えている。
【0025】
これらの動作を行うために、ファクシミリ装置1は、操作パネル8、原稿読取ユニット6、レーザ光のスキャナユニット2、プロセスユニット3、定着ユニット4等からなる記録ユニット、制御基板11に搭載されて、各種制御・演算を実行するCPU67、制御プログラムを記憶したROM68、一部が受信バッファメモリ69aとして用いられているRAM69、NCU基板14、該NCU基板14を介して他のファクシミリ装置との間でファクシミリデータを送受信するためのモデム70、他の電話装置との会話を行うための送受話器(ハンドセット)64、発呼用のスピーカ66、前記記録ユニットの各駆動部に動力を付与するためのステッピングモータを備えた駆動系ユニット9、前記制御基板11等に低圧の電力を供給するための低圧電源基板12、前記プロセスユニット3の帯電器28に高圧電力を供給するための高圧電源基板13、冷却空気を機外に排出するための冷却用フアン43、およびこれらを接続するバスライン71等を備えている。
【0026】
なお、使用者の要望にて付加できる前述したメモリ量を増加するための増設RAMボード60、及び複数のコンピュータ等の外部装置とデータを伝送するようにネットワークを構築するためのLANボード61も図9に示すごとく接続できる。
上述の構成において、電源を投入すると、前記各基板11,12、13、14に電力が供給され、各種制御実行可能となる一方、冷却用フアン43が回転駆動する。すると、メイン下ケース1aの後端面等の通気孔50a,50bから吸い込まれた冷却空気は、NCU基板14、制御基板11、低圧電源基板12の表面箇所を通過し、次いで、スキャナユニット2の下面側と底カバー10との間を通ってメイン下ケース1aの前方に至る一方、給紙ユニット5の載置部の下方の通気孔54や、プロセスユニット3の後面と対峙する箇所の通気孔55a、55bを介してプロセスユニット3の上面と上ケース1bとの間を通過した冷却空気は、前記上面板部45aの箇所の通気孔56や通気孔57を介して収納部44に集まり、冷却用フアン43にて本体ケースの外に放出されるのである。これにより、定着ユニット4の加熱ローラ21の熱がプロセスユニット3に悪影響を及ぼすことがない。
【0027】
本発明が適用されるファクシミリ装置の記録部は、前記レーザ光による静電写真式画像形成によるものばかりでなく、インクジェット式プリンタ、サーマルヘッドによるプリンタであっても良い。
【0028】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1に記載した発明のファクシミリ装置は、原稿読取部と、記録部と、記録部に用紙を供給する給紙部と、電話回線のためのNCU基板とを備えてなるファクシミリ装置であって、その本体ケース内にて底カバー上に電源基板を寝かせて配置する一方、本体ケースの縦方向の壁面に穿設された通気孔に部品面を対面させて立設すべきNCU基板を、電源基板からの放熱を遮断するように配置した金属製の支持板に取付けたものである。
【0029】
従って、底カバー上面側に配置された電源基板からの熱が金属製の支持板に遮断されて、NCU基板の部品の箇所に放射熱が直接当たらないし、NCU基板の部品面が本体ケースの縦方向の壁面に穿設された通気孔を介して通過する冷却空気に触れて冷却効果が向上する。しかして、NCU基板に使用する部品は耐熱性の高い高価なものでなくても良く、製造コストを低減できるという効果を奏するのである。
【0030】
また、請求項1に記載の発明のファクシミリ装置は、前記NCU基板が前記支持板を介して接地されているものであるから、ラウンド(接地)することと、NCU基板を強固に取付けることとを同時に達成することができるという効果を奏するのである。
【0031】
そして、請求項2に記載の発明のファクシミリ装置は、請求項1に記載のファクシミリ装置において、本体ケースの後面の一部に窓孔を穿設し、該窓孔をサブカバーにて開閉可能に構成する一方、前記底カバーの上面には、前記窓孔に近い部位に制御基板を固定し、前記窓孔の側方の本体ケースの後面とほぼ平行状に前記NCU基板を前記支持板を介して立設させたものである。
【0032】
前記サブカバーを外して、窓孔の部分から増設すべき電子部品を装着する等、作業者の手が内部に入るので、この場合に、前記窓孔の側方の本体ケースの後面とほぼ平行状に前記NCU基板を前記支持板を介して立設させてあれば、当該NCU基板には作業者の手が不用意に触れ難くなり、故障の原因を無くし、安全性が高くなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ファクシミリ装置の主要部品の斜視図である。
【図2】 ファクシミリ装置の概略側断面図である。
【図3】 ファクシミリ装置の一部切欠き平面図である。
【図4】 メイン下ケースの下面を覆う底カバー及び制御基板等の配置を示す平面図である。
【図5】 メイン下ケースの平面図である。
【図6】 (a)はファクシミリ装置の後部の斜視図、(b)はカバー体を外した状態のファクシミリ装置の後部の斜視図である。
【図7】 図6(b)のVII −VII 線矢視断面図である。
【図8】 図6(b)の VIII −VIII線矢視断面図である。
【図9】 制御手段のブロック図である。
【符号の説明】
P 用紙
1 ファクシミリ装置
1a メイン下ケース
1b 上ケース
1c 後面壁
1e 上面壁
10 底カバー
11 制御基板
12 低圧電源基板
14 NCU基板
14a 支持板
50a,50b 通気孔
59 窓孔
60 RAMボード
61 LANボード
62 サブカバー
78 収納空間
82 モジュラーコネクタ
Claims (4)
- 原稿読取部と、記録部と、前記記録部に用紙を供給する給紙部と、電話回線のためのNCU基板とを備えてなるファクシミリ装置において、その本体ケース内にて底カバー上に電源基板を寝かせて配置する一方、本体ケースの縦方向の壁面に穿設された通気孔に部品面を対面させて立設すべきNCU基板を、前記電源基板からの放熱を遮断するように配置した金属製の支持板に取付け、且つ前記NCU基板が前記支持板を介して接地されていることを特徴とするファクシミリ装置。
- 本体ケースの後面の一部に窓孔を穿設し、該窓孔をサブカバーにて開閉可能に構成する一方、前記底カバーの上面には、前記窓孔に近い部位に制御基板を固定し、前記窓孔の側方の本体ケースの後面とほぼ平行状に前記NCU基板を前記支持板を介して立設させたことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
- 前記本体ケース内に、冷却用フアンを備え、
前記通気孔から吸い込まれた冷却空気は、前記NCU基板、制御基板、前記電源基板の表面個所を通過して、前記冷却用フアンにて前記本体ケースの外に放出されるように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載のファクシミリ装置。 - 原稿読取部と、記録部と、前記記録部に用紙を供給する給紙部と、電話回線のためのNCU基板とを備えてなるファクシミリ装置において、その本体ケース内にて底カバー上に電源基板を寝かせて配置する一方、本体ケースの縦方向の壁面に穿設された通気孔に部品面を対面させて立設すべきNCU基板を、前記電源基板からの放熱を遮断するように配置した支持板に取付け、
前記本体ケース内に、冷却用フアンを備え、
前記通気孔から吸い込まれた冷却空気は、前記NCU基板、制御基板、前記電源基板の表面個所を通過して、前記冷却用フアンにて前記本体ケースの外に放出されるように構成したことを特徴とするファクシミリ装置。
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