JP3039411B2 - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
- Publication number
- JP3039411B2 JP3039411B2 JP568497A JP568497A JP3039411B2 JP 3039411 B2 JP3039411 B2 JP 3039411B2 JP 568497 A JP568497 A JP 568497A JP 568497 A JP568497 A JP 568497A JP 3039411 B2 JP3039411 B2 JP 3039411B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- direction adjusting
- piece
- wind direction
- air conditioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
し、特に、複数枚の羽根本体を備えた風向調整羽根を有
する空気調和装置に係るものである。
5号公報に開示されているように、空気調和装置の吹出
口には、風向調整羽根が取り付けられている。この風向
調整羽根は、一端がスイングモータに連結され、他端が
軸受けに支持されており、スイングモータの駆動に従っ
て揺動し、調和空気の吹き出し方向の変更を可能として
いる。
では、調和空気の吹き出し量を多くしなければならず、
吹出口の間口を大きくとる必要がある。そのため、1枚
の風向調整羽根だけで調和空気の吹き出し方向を制御す
ることは困難である。従って、この種の空気調和装置で
は、並設された複数枚の羽根本体、例えば2枚の羽根本
体からなる風向調整羽根が用いられている。
の羽根本体は互いに平行の位置を保ったまま連動する必
要があるので、羽根本体同士が確実に接続されていなけ
ればならない。また、風向調整羽根はスイングモータに
よって駆動されるため、スイングモータと確実に連結さ
れる連結部を備えていなければならない。
羽根本体が一体的に形成されていた。更に、連結部もそ
れらと一体的に形成されていた。
向調整羽根は、2枚の羽根本体及び連結部が一体的に形
成されているので、機種に対応して複数種類の風向調整
羽根を製作しなければならないという問題があった。
は、1枚の風向調整羽根を有する1枚ものや、2枚以上
の風向調整羽根を有する複数枚ものがある。その際、2
枚の風向調整羽根を一体形成していると、当然に1枚も
のの空気調和装置には適用することができず、それぞれ
専用の風向調整羽根を製作しなければならなかった。
整羽根に比べて、製造のために使用する金型の製作費が
高くなる等、風向調整羽根の製造並びに管理に手数を要
し、高価になるという問題があった。
であり、その目的とするところは、複数枚の羽根本体を
備える風向調整羽根を安価に提供することにある。
に、本発明は、一枚の羽根本体を備える複数の羽根部材
を連結部材で連結することにより、複数枚の羽根本体を
備える風向調整羽根を構成することとした。
た手段は、ケーシング(3)に形成された吹出口(2)に複数
枚の風向調整羽根(6A,6B)が並列に設けられ、該風向調
整羽根(6A,6B)によって調和空気の吹出方向を調節する
ようにした空気調和装置において、上記ケーシング(3)
の吹出口(2)の両側部には、ケーシング(3)に1枚の風向
調整羽根(6B)を直接に支持するための支持部材(40)が設
けられ、上記各風向調整羽根(6A,6B)は、支持部材(40)
に対して抜き差し自在な接続部材(30a,30b)が羽根本体
(6a,6b)の両側部に形成されて同一形状に構成される一
方、上記羽根本体(6b)の両側部にはめ込まれる嵌合片(7
3)と、該嵌合片(73)に連続形成され、且つ隣接する風向
調整羽根(6A)の接続部材(30a)に対して抜き差し自在な
延長片(71)とを有する連結部材(70)によって各風向調整
羽根(6A,6B)が連結されている構成としたものである。
根本体(6b)の両側部にはめ込まれると共に、延長片(71)
が風向調整羽根(6A)の接続部材(30a)に差し込まれるこ
とによって、複数枚の風向調整羽根(6A,6B)が連結され
る。そのため、単一の羽根本体(6a,6b)を有する複数の
風向調整羽根(6A,6B)から、複数枚の羽根本体を備える
風向調整羽根が容易かつ安価に構成される。
求項1に記載の空気調和装置において、接続部材(30a,3
0b)は、羽根本体(6a,6b)より延びる基板(36a,36b)と、
該基板(36a,36b)に連続形成され、且つ支持部材(40)又
は連結部材(70)が抜き差しされるスライド溝(39a,39b)
を形成するコ字状の弾性変位自在な把持片(31a,32a,31
b,32b)と、上記基板(36a)に連続形成されて連結部材(7
0)の嵌合片(73)に当接する押さえ片(33a,33b)とを備え
る一方、連結部材(70)の嵌合片(73)は、羽根本体(6b)の
断面に沿う曲線形状に形成され、延長片(71)は、嵌合片
(73)から該嵌合片(73)の湾曲方向と逆方向にコ字状に湾
曲し、先端部が上記接続部材(30a)のスライド溝(39a)に
挿入される挿入部(71)に構成されると共に、該挿入部(7
1)と該嵌合片(73)との間で上記接続部材(30a)の把持片
(32a)と押さえ片(33a)とを挟持するように構成されてい
る構成としたものである。
a)によって挿入部(71)がスライド溝(39a)に確実に挟持
され、風向調整羽根(6A)と連結部材(70)とが確実に連結
される。また、羽根本体(6b)の断面形状に形成された嵌
合片(73)が風向調整羽根(6B)の羽根本体(6b)を確実に把
持するので、風向調整羽根(6B)と連結部材(70)とが確実
に連結される。
求項2に記載の空気調和装置において、支持部材(40)及
び挿入部(71)には凹部(56)が形成される一方、接続部材
(30a,30b)の把持片(32a,32b)には、上記凹部(56)に係合
する凸部(34a,34b)が形成されている構成としたもので
ある。
と凹部(56)の係合により、支持部材(40)と連結部材(7
0)、及び連結部材(70)と風向調整羽根(6A)とが堅固に連
結される。
に基づいて説明する。本実施形態では、本発明を天井吊
り下げ型の空気調和装置(1)に適用した場合について説
明する。
(1)の斜視図、図2は空気調和装置(1)の内部構造を示す
平面図、図3はその縦断面図である。
(1)は、天井面(A)に設置され、水平方向に開口する吹出
口(2)、つまり吹出口(2A)〜(2D)を4辺に有する箱形の
ケーシング(3)を備えている。このケーシング(3)の内部
には、各吹出口(2)に対向するように環状に配設された
熱交換器(4)と、ケーシング(3)の中央部に位置するター
ボファン(5)とが収容されている。また、各吹出口(2)に
は、室内へ吹き出す調和空気の風向を調整する風向調整
羽根である2段フラップ(6)が水平軸回りに回動自在に
設けられている。
吸込口(7)を有する吸込グリル(8)が開閉自在に取り付け
られている。吸込グリル(8)には、吸込空気中の塵埃等
を除去するエアフィルタ(9)が設けられている。
ン(5)が設置されている。ターボファン(5)は、円形のエ
ンドプレート(21)と、中央部に空気導入開口(20a)を有
する円形のシュラウド(20)と、これらシュラウド(20)及
びエンドプレート(21)の間に保持されたブレード(22)と
を備えている。これにより、エンドプレート(21)とシュ
ラウド(20)との間に、空気吸込口(7)から吸い込んだ空
気を熱交換器(4)に向って案内する空気通路(C)が形成さ
れている。エンドプレート(21)の中心部分は下側に膨出
してハブ部(23)を構成している。この膨出によりハブ部
(23)の上側にモータ(25)の収容空間が形成されている。
ハブ部(23)の中心部には円柱状のボス部(24)が一体形成
されている。このボス部(24)がケーシング(3)中央部に
配置されたモータ(25)の駆動軸(25a)下端部に直結され
ている。これにより、モータ(25)の駆動に伴ってターボ
ファン(5)全体が回転し、ターボファン(5)の下側から吸
い込んだ空気を径方向外側に吹き出すようになってい
る。
ターボファン(5)へ室内空気を案内するためのベルマウ
ス(26)が配設されている。このベルマウス(26)は、中央
部にシュラウド(20)の開口(20a)よりも僅かに小さい開
口(26a)を有している。この開口(26a)の縁部は、断面円
弧状に形成されており、ターボファン(5)に対し空気を
円滑に流すようになっている。
複数本の伝熱管に対して多数の板状フィンを直交状態で
取り付けて成るクロスフィンタイプであって、冷房運転
時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器として機能
する。これにより、ターボファン(5)から導出した空気
を温度調整する。
で発生したドレンを回収するドレンパン(10)が配設され
ている。
おける右下の隅角部)にはケーシング内部空間に対して
仕切板(11)によって区画された配管スペース(12A)が形
成されている。この配管スペース(12A)には、冷媒配管
(13)、ドレンポンプ(14)、及びケーシング(3)を天井裏
空間のコンクリート部材に対して吊り下げボルトにより
吊り下げるための吊り金具(15A)等が配置されている。
この配管スペース(12A)は、ケーシング(3)に対して着脱
自在なコーナカバー(16A)によって覆われている。他の
3箇所の隅角部には、ケーシング内部空間に対して断熱
材(17)によって区画されたスペース(12B),(12C),(12D)
が形成されている。配管スペース(12A)と対角するスペ
ースであるモータスペース(12C)には、2段フラップ(6)
の角度を制御する制御手段であるモータ(50)が収納され
ている。モータ(50)の軸(51)は支持部材(40)のジョイン
ト部(48)に接続されている。スペース(12A),(12B),(12
D)には、後述する支持部材(40)及びこれら支持部材(40)
同士を連結する自在継手(52)が収納されている。また、
各スペース(12B),(12C),(12D)には吊り金具(図示せ
ず)が配置されており、各々はコーナカバー(16B),(16
C),(16D)によって覆われている。これらコーナカバー(1
6A)〜(16D)により、空気調和装置(1)の外観が良好に確
保されている。
プ(6)を説明する。図4に示すように、2段フラップ(6)
は、上下に並設された第1羽根部材(6A)及び第2羽根部
材(6B)と、これら2つの羽根部材(6A),(6B)を連結する
連結部材(70)とから構成されている。
る。図5に示すように、第1羽根部材(6A)は、断面の外
縁が円弧状に湾曲した流線形状の羽根本体(6a)と、この
羽根本体(6a)の両側端部に設けられた接続部材たる接続
部(30a)とから構成されている。接続部(30a)は、第1羽
根部材(6A)を連結部材(70)に接続するための部分であ
り、羽根本体(6a)の両側端部の下方に、それぞれ羽根本
体(6a)と一体的に形成されている。
(図5に示すY方向)と直交して羽根本体(6a)の下方
(図5に示すZ方向)に延びる側板(35a)と、羽根本体
(6a)の下方に延びて側板(35a)と直交する基板たる正面
板(36a)と、正面板(36a)から後方(図5に示すX方向)
に延びる平板状の上板(31a)と、同じく正面板(36a)から
後方に延び、上板(31a)に対し所定間隔を存して略平行
に並ぶ中板(32a)及び下板(33a)とから構成されている。
上板(31a)は側板(35a)に固定されているが、中板(32a)
及び下板(33a)は側板(35a)に固定されていない。このよ
うに、上板(31a)、中板(32a)及び下板(33a)は、正面板
(36a)を根本として後方に向かって延び、互いに所定間
隔を存してほぼ平行に並んでいる。
(32a)との間には両側方及び後方に開口するスライド溝
(39a)が形成されている。上板(31a)及び中板(32a)は本
発明でいうところの把持片を構成し、下板(33a)は押さ
え板を構成している。
て傾斜しており、連結部材(70)の挿入部たる支持部(71)
を後方から前方へ向かってスライド挿入する際に、その
挿入が容易になるように形成されている。中板(32a)の
上面には、後面が傾斜面(37a)で、かつ前面が鉛直面(38
a)で成る凸部(34a)が設けられている。つまり、凸部(34
a)は、スライド溝(39a)に挿入される方向(図5のX’
方向)の支持部(71)のスライド移動に対しては、支持部
(71)が傾斜面(37a)を乗り上げるようにしてそのスライ
ド挿入を許容する一方、スライド溝(39a)から離脱する
方向(図5のX方向)のスライド移動に対しては、鉛直
面(38a)で引っかけることにより、その離脱を阻止する
ように構成されている。
固定されておらず、正面板(36a)のみによって支持され
ている。従って、この中板(32a)は、正面板(36a)と連続
している根本を支点として、微小な弾性変位が自在であ
る。また、中板(32a)が有するこの弾性力は、スライド
溝(39a)に挿入された支持部(71)を上板(31a)と中板(32
a)との間に挟む付勢力を発生させる。
結部材(70)の支持部(71)が挿入されていない状態では、
支持部(71)の厚さより若干小さく構成されている。しか
し、この溝幅は、支持部(71)が挿入されることにより、
中板(32a)が下方に微小変位し、支持部(71)の厚さと等
しくなる。
合成樹脂により形成されている。
1羽根部材(6A)と同一の形状及び同一の材料から構成さ
れている。つまり、2段フラップ(6)は、同一の羽根部
材(6A),(6B)を積層することによって構成されている。
は、連結部材(70)によって連結されている。連結部材(7
0)は、水平方向に延びる挿入部たる支持部(71)と、この
支持部(71)からU字型の屈曲部(72)を介して略水平に延
び、第2羽根部材(6B)の羽根本体(6b)を把持する嵌合片
たる把持部(73)とから構成されている。支持部(71)は、
矩形平板に形成された平坦部(57)と、平坦部(57)の裏面
に形成された凹部(56)とから構成されている。
ド溝(39a)に挿入されており、中板(32a)の付勢力によっ
て上板(31a)及び中板(32a)に掴持されている。中板(32
a)の凸部(34a)は支持部(71)の凹部(56)に係合し、支持
部(71)がスライド溝(39a)から離脱しないように支持部
(71)を係止している。把持部(73)は、第2羽根部材(6B)
の羽根本体(6b)の外縁に沿って延びるC字型の胴部(74)
と、この胴部(74)の羽根本体(6b)との対向面に設けられ
た複数の突条(76)とを備えている。突条(76)は羽根本体
(6b)に当接し、第2羽根部材(6B)を連結部材(70)に拘止
している。屈曲部(72)は、第1羽根部材(6A)を下方に付
勢することにより、第1羽根部材(6A)の下板(33a)を把
持部(73)の上面に圧接させ、第1羽根部材(6A)と第2羽
根部材(6B)との連結を強化している。
形成されている。
説明する。
材(6B)を接続する。具体的には、連結部材(70)の把持部
(73)に対し、羽根本体(6b)の側端を側方から(図4のY
方向又はY’方向へ)挿入する。なお、連結部材(70)は
第2羽根部材(6B)の両側端にそれぞれ接続される。
羽根部材(6A)のスライド溝(39a)に挿入する。具体的に
は、第2羽根部材(6B)に接続された連結部材(70)の支持
部(71)に対しスライド溝(39a)を位置合わせしたうえ
で、第1羽根部材(6A)を後方(図4のX方向)にスライ
ド移動させる。このとき、支持部(71)は中板(32a)先端
の傾斜面上を滑り、更に凸部(34a)の傾斜面(37a)を乗り
越えた後、この凸部(34a)に係止され、スライド溝(39a)
に拘止される。なお、支持部(71)のスライド溝(39a)へ
の上記接続は、第1羽根部材(6A)の両側部の接続部(30
a)において行う。
2羽根部材(6B)とが連結部材(70)によって連結され、2
段フラップ(6)が簡易に組み立てられる。
を説明する。図6は、スペース(12D)の一部を切り欠い
た内部構造を示す断面図である。図6に示すように、2
段フラップ(6)は、支持部材(40)を介してケーシング(3)
内部に固定されている。
と、外箱体(41)に回動自在に嵌入された回動体(42)とか
ら構成されている。外箱体(41)は、ネジ(58)によってケ
ーシング(3)内部にネジ止め固定されている。回動体(4
2)の左端はジョイント部(48)に形成され、右端は平板状
の支持板(54)に形成されている。この支持板(54)の下面
には、凹部(56)が設けられている。
ライド溝(39b)には、上記支持板(54)が係合されてい
る。第2羽根部材(6B)の凸部(34b)は、支持板(54)の凹
部(56)に嵌入され、支持板(54)を係止している。そのた
め、2段フラップ(6)は、支持部材(40)の回動体(42)の
回動に従って回動するように構成されている。
は、隣り合う支持部材(40a)のジョイント部(48a)と自在
継手(52)を介して連結されている。従って、図2を参照
して以下に示すように、空調機ケーシング(3)の4辺の
吹出口(2A)〜(2D)に位置する4つの2段フラップ(6)
は、モータ(50)の駆動により、互いに同調して連動す
る。
の駆動により2段フラップ(6)の羽根本体(6a),(6b)の角
度が制御される。図2を参照して、2段フラップ(6)の
動作を説明する。
は、モータスペース(12C)内の支持部材(40c)のジョイン
ト部(48c)に伝達され、ジョイント部(48c)が水平軸回り
に回動する。これに従い、支持部材(40c)の回動体(42)
全体が回動し、その一部である支持板(54)も回動する。
空気吹出口(2B)及び(2C)に設けられた2段フラップ(6-
B),(6-C)は、第2羽根部材(6B)の接続部(30b)において
支持板(54)と接続されているため、2段フラップ(6-B),
(6-C)全体が支持板(54)の回動に従って回動する。
B)は吹出口(2A)に設けられた2段フラップ(6-A)と、吹
出口(2C)に設けられた2段フラップ(6-C)は吹出口(2D)
に設けられた2段フラップ(6-D)と、それぞれ支持部材
(40)及び自在継手(52)を介して連結されている。そのた
め、上記と同様に、各2段フラップ(6-A),(6-D)は他の
2段フラップ(6-B),(6-C)と同調して連動する。
にそれぞれ設けられた2段フラップ(6-A)〜(6-D)は、一
つのモータ(50)によって、互いに連動するように制御さ
れている。
明する。
2羽根部材(6B)の中板(32b)の先端部を下方に変位させ
る。その結果、スライド溝(39b)の溝幅が若干増加し、
凸部(34b)の係止が解かれる。その状態で、2段フラッ
プ(6)を吹出口の前方(図7に示すX’方向)にスライ
ド移動させ、2段フラップ(6)を取り外す。
は、接続部(30b)を支持部材(40)の支持板(54)の位置に
合わせ、この支持板(54)がスライド溝(39b)に挿入され
るようにフラップ(6)を吹出口の後方(図7に示すX方
向)にスライド移動させる。このスライド移動の際に、
支持板(54)は、中板(32b)の先端部の斜面を滑りながら
スライド溝(39b)に導入され、その後、凸部(34b)の傾斜
面(37b)を乗り越えた後、スライド溝(39b)の奥部に収納
される。その結果、凸部(34b)が支持板(54)の凹部(56)
と係合することにより、支持板(54)が係止される。以上
のようにして、2段フラップ(6)は支持部材(40)に接続
される。
本体を有する同一形状の羽根部材(6A),(6B)を連結部材
(70)で連結することにより、2枚の羽根本体を備える風
向調整羽根を容易に構成することができる。
根部材(6A),(6B)を製造すればよいので、金型費を安価
に抑えることができる。
材(6A)の上板(31a)及び中板(32a)に掴持されると共にス
ライド溝(39a)に係止され、把持部(73)は第2羽根部材
(6B)の羽根本体(6b)を突条(74)で拘止しながら把持して
いる。そのため、連結部材(70)を介して第1羽根部材(6
A)と第2羽根部材(6B)とを確実に連結することができ
る。
中板(32a),(32b)によりスライド溝(39a),(39b)を形成し
ているので、中板(32a),(32b)の上下方向の弾性変位に
より、スライド溝(39a)、(39b)の溝幅が変化する。ま
た、中板(32a),(32b)の先端部は傾斜面に形成されてい
る。そのため、支持部材(40)の支持板(54)及び連結部材
(70)の支持部(71)は、この傾斜面に沿ってスライド溝(3
9a),(39b)に挿入されるので、第1羽根部材(6A)の取り
付け及び2段フラップ(6)の支持部材(40)への取り付け
を容易に行うことができる。従って、2段フラップ(6)
の取り付け及び組立を迅速且つ容易に行うことができ
る。
中板(32b)を下方に微小変位させた状態でスライド移動
させるだけで取り外すことができる。従って、2段フラ
ップ(6)の取り外しを迅速かつ容易に行うことができ、
2段フラップ(6)の清掃作業や交換作業が容易になる。
(3)の四隅部(12A)〜(12D)に設けられ、回動体(42)のジ
ョイント部(48)が自在継手(52)を介して連動自在に連結
されているので、ケーシング(3)の4辺に設けられた4
つの2段フラップ(6)を一つのモータ(50)によって制御
することができる。従って、複数のモータ(50)を設ける
必要がなく、空気調和装置(1)のコストの低減を図るこ
とができる。
(6B)を備えているが、本発明は、3枚以上の羽根部材を
備えるものであってもよい。
ような効果が発揮される。
に形成された複数の風向調整羽根を連結部材によって一
体に連結するようにしたので、風向調整羽根の汎用性を
向上させることができる。
整羽根を有する空気調和装置に適用できると共に、2枚
以上の風向調整羽根を有するものにも適用することがで
きるので、1種類の風向調整羽根を製作するだけで足
り、製造及び管理を容易かつ安価に行うことができる。
接続部材を利用して隣り合う風向調整羽根を連結するの
で、連結部材を連結するための連結構造を風向調整羽根
に施す必要がなく、形状の簡略化を図ることができる。
向調整羽根の接続部材にスライド溝を形成する把持片を
設けるようにしたために、支持部材や連結部材の着脱を
容易に行うことができるので、作業性の向上を図ること
ができる。
持部材や連結部材の挿入を容易に行うことができ、風向
調整羽根の着脱を容易に行うことができる。
続部材に凹部を設け、支持部材及び連結部材に凸部を設
けたために、風向調整羽根の支持を確実に行うことがで
きる。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 ケーシング(3)に形成された吹出口(2)に
複数枚の風向調整羽根(6A,6B)が並列に設けられ、該風
向調整羽根(6A,6B)によって調和空気の吹出方向を調節
するようにした空気調和装置において、 上記ケーシング(3)の吹出口(2)の両側部には、ケーシン
グ(3)に1枚の風向調整羽根(6B)を直接に支持するため
の支持部材(40)が設けられ、 上記各風向調整羽根(6A,6B)は、支持部材(40)に対して
抜き差し自在な接続部材(30a,30b)が羽根本体(6a,6b)の
両側部に形成されて同一形状に構成される一方、 上記羽根本体(6b)の両側部にはめ込まれる嵌合片(73)
と、該嵌合片(73)に連続形成され、且つ隣接する風向調
整羽根(6A)の接続部材(30a)に対して抜き差し自在な延
長片(71)とを有する連結部材(70)によって各風向調整羽
根(6A,6B)が連結されていることを特徴とする空気調和
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和装置におい
て、 接続部材(30a,30b)は、羽根本体(6a,6b)より延びる基板
(36a,36b)と、該基板(36a,36b)に連続形成され、且つ支
持部材(40)又は連結部材(70)が抜き差しされるスライド
溝(39a,39b)を形成するコ字状の弾性変位自在な把持片
(31a,32a,31b,32b)と、上記基板(36a)に連続形成されて
連結部材(70)の嵌合片(73)に当接する押さえ片(33a,33
b)とを備える一方、 連結部材(70)の嵌合片(73)は、羽根本体(6b)の断面に沿
う曲線形状に形成され、延長片(71)は、嵌合片(73)から
該嵌合片(73)の湾曲方向と逆方向にコ字状に湾曲し、先
端部が上記接続部材(30a)のスライド溝(39a)に挿入され
る挿入部(71)に構成されると共に、該挿入部(71)と該嵌
合片(73)との間で上記接続部材(30a)の把持片(32a)と押
さえ片(33a)とを挟持するように構成されていることを
特徴とする空気調和装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の空気調和装置におい
て、 支持部材(40)及び挿入部(71)には凹部(56)が形成される
一方、 接続部材(30a,30b)の把持片(32a,32b)には、上記凹部(5
6)に係合する凸部(34a,34b)が形成されていることを特
徴とする空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP568497A JP3039411B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP568497A JP3039411B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10205869A JPH10205869A (ja) | 1998-08-04 |
JP3039411B2 true JP3039411B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=11617935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP568497A Expired - Lifetime JP3039411B2 (ja) | 1997-01-16 | 1997-01-16 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3039411B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110470041A (zh) * | 2019-08-26 | 2019-11-19 | 广东美博制冷设备有限公司 | 一种空调格栅组件及空调 |
-
1997
- 1997-01-16 JP JP568497A patent/JP3039411B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10205869A (ja) | 1998-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2021513046A (ja) | エアコン室内機及びエアコン | |
EP1980799B1 (en) | Slide-type lock device and air-conditioner equipped therewith | |
JP2006250404A (ja) | 室内機ユニット及び空気調和装置 | |
JP3039411B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP4602800B2 (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP2996146B2 (ja) | 空気調和装置の風向調整羽根支持構造 | |
JP3039410B2 (ja) | 空気調和装置の風向調整装置 | |
JP3255545B2 (ja) | 室内ユニット | |
JP4539803B2 (ja) | 空気調和機 | |
EP3760942B1 (en) | Air-conditioning indoor unit and air conditioner | |
JP4266157B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP2004156890A (ja) | 空気調和機の熱交換器 | |
EP1804002A1 (en) | Ceiling-embedded air conditioner | |
JP3332728B2 (ja) | 天井吊り形空気調和機 | |
JP2000065388A (ja) | 空気調和機 | |
JP3101485B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JPS6038810Y2 (ja) | 床置形空気調和機 | |
WO2023157119A1 (ja) | 室内機、および空気調和機 | |
JP7146610B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2532361Y2 (ja) | 空気調和機の室内機ユニット | |
TW200528670A (en) | Air conditioner | |
JP3604751B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP3363631B2 (ja) | 空気調和機 | |
JPH10205873A (ja) | 空気調和装置の風向調整装置 | |
JPH07110159A (ja) | 空気調和機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000201 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080303 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303 Year of fee payment: 13 |