JP3039268U - ギャザー用テープおよびギャザー - Google Patents

ギャザー用テープおよびギャザー

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JP3039268U
JP3039268U JP1996010705U JP1070596U JP3039268U JP 3039268 U JP3039268 U JP 3039268U JP 1996010705 U JP1996010705 U JP 1996010705U JP 1070596 U JP1070596 U JP 1070596U JP 3039268 U JP3039268 U JP 3039268U
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JP1996010705U
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English (en)
Inventor
登 折戸
Original Assignee
登 折戸
佐野 旭
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 布地の一部を縮めてギャザーを形成するのに
使用するテープに関し、無張力の状態で縫着してギャザ
ーを形成できるテープを提供する。 【解決手段】 組物とするときは、熱収縮性弾性糸条2
8を複数本撚り合わせてなる撚り糸29を経方向の挿入
糸とし、上記熱収縮性弾性糸条ないし捲縮加工糸36を
組み糸としてテープを組む。編み物とするときは、前記
撚り糸29を経方向の挿入糸とし、捲縮加工糸36を編
糸とする。また織物とするときは、前記撚り糸29を経
糸として用いる。熱収縮性弾性糸条28とは、加熱によ
り収縮し、かつ収縮した状態で伸縮性を有する糸条であ
り、例えばポリウレタンにアクリルを巻囲してなる撚り
糸がある。得られたテープを無張力状態で布地に縫いつ
けた後、テープを加熱収縮してギャザーを形成する。熱
収縮後のテープは伸縮性に富み、従来のゴムテープで形
成したギャザーと同様の性能を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、布地の一部を縮めてギャザーを形成する際に使用するテープ及び このテープによって形成されたギャザーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のギャザーは、ゴムテープを引き伸ばした状態で布地に縫着し、縫着後ゴ ムテープを緩めることによって形成していた。ここで使用するゴムテープは、経 方向の挿通糸としてゴム糸又は弾性糸を用いた平打又は丸打の組みテープである 。ゴム糸は天然ゴムか合成ゴムの糸を芯に使い、これに綿かスフ糸又はナイロン などのフィラメントを巻き付けて覆った糸条であり、弾性糸は弾性繊維のフィラ メントを芯に(例えばポリウレタン糸)、各種のステープルを鞘としたフィラメ ントコアヤーンである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のギャザーは、前記ゴムテープを引き伸ばした状態(緊張状態)で布地に 縫着し、縫着後ゴムテープを無張力状態に戻すことにより形成していた。しかし この方法では、ゴムテープを引き伸ばした状態で縫着作業を行う必要があり、面 倒で熟練を要する作業であった。
【0004】 本考案は、無張力の状態で縫着することができるギャザー用テープ及びこれに より形成したギャザーを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のギャザー用組みテープ31は、熱収縮性弾性糸条28を複数本 撚り合わせてなる撚り糸29を経方向の挿入糸とし、上記熱収縮性弾性糸条ない し捲縮加工糸36を組み糸として組んでなるものである。
【0006】 請求項2記載のギャザー用織りテープ35は、請求項1記載の撚り糸29を経 糸とし、捲縮加工糸36を緯糸として織ってなるものである。
【0007】 請求項3記載のギャザー用編みテープ38は、請求項1記載の撚り糸29を経 方向の挿入糸とし、捲縮加工糸36を編糸として編んでなるものである。
【0008】 本考案のギャザー用テープにおいて、経方向の挿入糸又は経糸として、熱収縮 性弾性糸条28を複数本撚り合わせてなる撚り糸29を用いている。また、組み 糸として前記熱収縮性弾性糸条28または捲縮加工糸(ストレッチヤーン)36 を用い、緯糸ないし編み糸として捲縮加工糸36を用いている。
【0009】 ここで熱収縮性弾性糸条28とは、加熱により収縮し、かつ収縮した状態で伸 縮性を有する糸条であり、例えばポリウレタンにアクリルを巻囲してなるコアス パンヤーン(登録商標)がある。捲縮加工糸36とは、合成繊維の熱可塑性を利 用し、繊維にらせん状かジグザグ状の形をつけ、バネのような弾性を与えた糸条 であり、例えばウーリーナイロン(東レ製)がある。
【0010】 請求項4記載のギャザーは、請求項1〜3記載のギャザー用テープ31、35 、38を布地34に縫い付けた後、このギャザー用テープを加熱して熱収縮性弾 性糸条28を熱収縮させてテープを経方向に収縮させることにより形成したもの である。
【0011】
【作用】
請求項1ないし3記載のテープ31、35、38は、熱収縮性弾性糸条28を 複数本撚り合わせてなる撚り糸29を経方向の挿入糸又は経糸としているから、 テープを無張力状態で布地34に縫着することができ、縫着作業が簡単になる。
【0012】 請求項4記載のギャザーは、請求項1〜3記載のギャザー用テープ31、35 、38を布地34に縫いつけた後、テープを加熱することによってギャザーを形 成したものである。熱収縮後のテープは伸縮性に富んでいるので、従来のゴムテ ープで形成したギャザーと同様の性能を持っている。また組みテープ31の組み 糸、織りテープ35の緯糸又は編みテープ38の編糸として、前記熱収縮性弾性 糸条28または捲縮加工糸36を使ったので、組み糸、緯糸又は編み糸によって テープの伸長性が阻害されることがない。
【0013】
【考案の実施の形態】
図3は請求項1記載のテープを製造する組み機を示したものである。この組み 機は、中心に不動スピンドル25を備え、その外周に連続8字状に設けられたガ イド溝26に沿って走行する多数の移動スピンドル27、27(図に黒丸及び二 重黒丸で示すもの)を備えている。
【0014】 不動スピンドル25に挿入糸を巻回したボビンを装着し、移動スピンドル27 に組み糸を巻回したボビンを装着する。そして、ボビンの軸方向に経糸及び組み 糸を引き出しながら移動スピンドル27をガイド溝26に沿って走行させること により、平打組物が製造される。図に移動スピンドル27の走行方向を矢印で表 し、走行順序を1〜24の番号で表している。
【0015】 不動スピンドル25に熱収縮性弾性糸条を10本撚り合わせた撚り糸を巻回し たボビンを装着し、移動スピンドル27に撚り合わされていない、即ち単一の熱 収縮性弾性糸条を巻回したボビンを装着する。熱収縮性弾性糸条28としては、 例えばポリウレタンにアクリルを巻回したコアスパンヤーン(登録商標)が特に 適している。
【0016】 図2は前記組み機で組んだ組みテープ31を示したものである。図示のテープ は、移動スピンドルの左半分27B(1〜6、19〜24)に巻回された組み糸 32を省略して示してある。右半分の移動スピンドル27A(7〜18)に巻回 された組み糸32は、一越ごとに挿入糸33に組み込まれ、最外側の挿入糸33 を巻きながら反転して逆の方向に組み込まれている。
【0017】 図1は本考案のギャザーの斜視図である。組みテープ31を布地34に縫着し たあと、スチームをかけて組みテープ31を熱収縮させたものである。スチーム で加熱されたときの熱収縮性弾性糸条28の熱収縮により組みテープ31が経方 向に収縮し、布地34が縮んでギャザーが形成される。熱収縮後のテープ31は 伸縮性に富んでおり、従来方法で製造したギャザーと同様な性能を備えている。
【0018】 図4は請求項2記載の織りテープを示したものである。織りテープ35は、熱 収縮性弾性糸条28を10本撚り合わせた撚り糸29を経糸33に、捲縮加工糸 36を緯糸37にして織ったものである。熱収縮性弾性糸条28の熱収縮により 織りテープ35が経方向に収縮することを考慮して、製織時には緯糸の密度を粗 くしている。
【0019】 図5は請求項3記載の編みテープを示したものである。編みテープ37は、熱 収縮性弾性糸条28を10本撚り合わせた撚り糸29を経方向の挿入糸33とし 、捲縮加工糸36を編み糸39として編んだものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のギャザーの斜視図
【図2】本考案のギャザー用組みテープの平面図
【図3】ギャザー用組みテープの組み機の模式図
【図4】本考案のギャザー用織りテープの平面図
【図5】本考案のギャザー用編みテープの平面図
【符号の説明】
28 熱収縮性弾性糸 29 緯糸 31 組みテープ 34 布地 35 織りテープ 36 捲縮加工糸
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱収縮性弾性糸条(28)を複数本撚り合わ
    せてなる撚り糸(29)を経方向の挿入糸とし、上記熱収縮
    性弾性糸条ないし捲縮加工糸(36)を組み糸として組んで
    なる、ギャザー用組みテープ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撚り糸(29)を経糸とし、
    捲縮加工糸(36)を緯糸として織ってなる、ギャザー用織
    りテープ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の撚り糸(29)を経方向の挿
    入糸とし、捲縮加工糸(36)を編糸として編んでなる、ギ
    ャザー用編みテープ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載のギャザー用テー
    プ(31,35,38)を布地(34)に縫いつけた後、このギャザー
    用テープを加熱して熱収縮性弾性糸条(28)を熱収縮され
    ることにより形成された、ギャザー。
JP1996010705U 1996-09-30 1996-09-30 ギャザー用テープおよびギャザー Expired - Lifetime JP3039268U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0644063U (ja) * 1992-11-19 1994-06-10 モレックス インコーポレーテッド プリント回路基板接続用電気コネクタ

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