JP3039249U

JP3039249U - 耳飾りの試着用吊り具

Info

Publication number: JP3039249U
Application number: JP1996010286U
Authority: JP
Inventors: 孔隆長崎
Original assignee: 孔隆長崎
Priority date: 1996-09-05
Filing date: 1996-09-05
Publication date: 1997-07-15
Anticipated expiration: 2002-09-05

Abstract

(57)【要約】【目的】イヤリングまたはピアスの販売時において、間
接的な試着を具現することで購入者が行う試着作業を簡
単にし、品定めしやすく且つ、脱落による破損や紛失を
防ぐ。特にピアスの試着前後の消毒や滅菌作業を不要と
し、衛生的であり販売する者と購入しようとする者の両
者に利益を得る。【構成】支柱（３）にイヤリングの金具部（ａ）または
ピアスの金具部（ｂ、ｃ）を差し込むための溝状のフッ
ク（２）を有する保持部（１）を連結させる。保持部に
（１）にイヤリングまたはピアスを取り付けて、支柱
（３）を手指で摘んで持ち耳たぶにあてて試着する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、装身具である耳飾り（以下イヤリングという）の販売時において、購入者が自己に似合うかどうか試着する場合、直接耳たぶに装着することなく試着作業ができる耳飾りの試着用吊り具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、購入者はイヤリングを試着するのに、直接片手にイヤリングを持ち、耳にあてながらもう一方の手で、その金具のネジを回して締め装着していた。また、耳たぶに穿孔器などであけた孔に金具部（ｂ、ｃ）を突き刺して装着する耳飾り（以下ピアスという）の試着においては、衛生上問題があり、その都度消毒滅菌の必要があった。多数試着する場合は、販売する者にも試着する者にも、大変な手数がかかっていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の方法では、ひとつひとつの試着に手間がかかり、また直接指で摘んで耳たぶにかざし、鏡に映して見るとイヤリングやピアスのデザインは微小で揺れ動くものが多く、指先が相対的に大きくて見ずらいのである。それに加え、試着中にそれらが指先から脱落して、破損や紛失することもしばしばあった。ピアスの試着においては、耳たぶの孔に直接金具部を突き刺すために衛生面から、試着時の前後に消毒や滅菌作業をしなければならないという問題点があった。本考案は、従来のイヤリングやピアスにおけるこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは簡単に試着作業を可能とし、指先に邪魔されず自己に似合うかどうかの判断を容易にする。そして、衛生面の心配も不要となる耳飾りの試着用吊り具を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案における耳飾りの試着用吊り具は、支柱（３）とイヤリングやピアスの金具を保持する保持部（１）で構成されており、耳元で装着準備をすることなく、保持部（１）にイヤリングまたはピアスを取りつけて、支柱（３）を手指で摘み耳たぶにかざすことで、上記の課題を解決することができる。

【０００５】

【作用】

イヤリング又はピアスの金具（ａ、ｂ、ｃ）を保持部（１）で保持し、支柱（３）を手指で摘んで耳たぶにあてて、鏡で映し見る試着方法は従来の両手を用いて、耳たぶに装着するより簡単にでき、また直接指先でイヤリングやピアスをつまんで耳たぶにかざす場合は、それらに対し指先の存在が相対的に大きくて、判断の障害になっていたがこれらを排除し、かつ指先からの脱落による破損や紛失を防ぐことができる。ピアスにおいては、耳たぶの孔に直接突き刺すこともなく、試着前後の消毒や滅菌の作業を不要とすることができる。

【０００６】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。本考案の耳飾りの試着用吊り具は、図１に示すように、溝状のフック（２）を有する保持部（１）に細い支柱（３）が連結されている、イヤリング又はピアスの金具部（ａ、ｂ、ｃ）を溝状のフック（２）に平行になるように差し込み、支柱（３）を手指で摘んで耳たぶにかざして、鏡などで映して試着する。溝状のフック（２）を有する保持部（１）の形状を図２に示すごとく、細い支柱の先端に孔（４）をあけ、ピアスの金具部（ｂ、ｃ）を通す保持部（５）とすることで、同じ効果が得られる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、上記のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。イヤリングまたはピアスの販売時における購入者の試着作業を簡単にし、手指で摘んで耳たぶにあてて鏡に映し見るよりも、実際に試着した状態に極めて近いので、購入者は品定めを容易に判断することができる。また微小で繊細なピアスなどは、手指からの取りこぼしも多く、脱落による破損や紛失など生じていたが、これらを防ぎ解消することができる。女性客の多くは、指先の爪に鮮やかな色のマニキュアを施しているので、微小な色石をデザインされたイヤリングやピアスを指先で摘むと、色彩の干渉が生じ色調が変わることがあったがこれも解消することができる。実際にピアスを試着すれば、ピアスの金具部（ｂ、ｃ）は耳たぶの孔に直接突き刺すために、血液や体液に汚染される恐れがあるが本考案の耳飾りの試着用吊り具は、間接的に試着を具現するものであり、衛生的で試着の前後に消毒や滅菌の作業を不要とすることができる。

【０００８】また本考案の耳飾りの試着用吊り具に、イヤリングまたはピアスを装着し、価格の表示をして展示することもできる。このように、販売する者と購入しようとする者の両者に利益をもたらすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】耳飾りの試着用吊り具の斜視図である。

【図２】図１の溝状のフックを孔にして保持部とする耳
飾りの試着用吊り具の斜視図である。

【図３】保持部が、溝状のフックと孔の両方を有する耳
飾りの試着用吊り具の断面図である。

【図４】保持部にピアスを装着した状態を示す要部斜視
図である。

【図５】イヤリングの断面図である。

【図６】ピアスの断面図である。

【図７】ピアスの断面図である。

【符号の説明】

１保持部２溝状のフック３支柱４孔５保持部６支柱ａイヤリングの金具部ｂピアスの金具部ｃピアスの金具部ｄピアス

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【手続補正書】

【提出日】平成９年１月２３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】図１に示す、チューブ状の管に平行して耳
飾りの金具部を差し込むための切れ目を入れた、溝状の
フック（２）を有する保持部（１）を支柱（３）に連結
させた構成からなる耳飾りの試着用吊り具。
【請求項２】図２に示す、支柱（６）の先端に孔（４）
をあけ、耳飾りの金具部を通して架ける保持部（５）と
なる構成の請求項１記載の耳飾りの試着用吊り具。