JP3038589U - 水抜き孔用フィルタ - Google Patents

水抜き孔用フィルタ

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JP3038589U JP1996013152U JP1315296U JP3038589U JP 3038589 U JP3038589 U JP 3038589U JP 1996013152 U JP1996013152 U JP 1996013152U JP 1315296 U JP1315296 U JP 1315296U JP 3038589 U JP3038589 U JP 3038589U
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(57)【要約】 【課題】 土留め壁の水抜き孔に取り付けた状態でしっ
かりと固定することができ、排水効率のよい水抜き孔用
フィルタを提供すること。 【解決手段】 土留め壁の壁体を貫通する水抜き孔に挿
入可能な短筒状部10と、短筒状部10の一方の開口端
部の外周面に形成したフランジ状部11と、短筒状部1
0の外面に設けた2つのアジャスター部12と、短筒状
部10の他方の開口端部を覆うように設けられている多
数の小孔13aを有するフィルタ部13と、を具備し、
アジャスター部12は、可撓性を有し、表面が短筒状部
10の中心軸線と略平行する方向に形成してあると共に
フランジ状部11と切り離して設けてあり、短筒状部1
0を水抜き孔内に挿入したときに予め定めた方向に撓む
ように、アジャスター部12が設けられている位置にお
ける法線方向14に対して約45°の角度傾斜して突出
する形状。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、擁壁や石積壁等の土留め壁に形成されている水抜き孔に取り付け られ、土留めされている土砂や礫あるいはゴミ等が水抜き孔内に流入することを 防止する水抜き孔用フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、擁壁や石積壁等の土留め壁には、土留めされている土砂等内に吸収さ れている水を抜き出すことができるように、その壁体を貫通するパイプが埋設さ れている。この水抜きパイプ内に土砂や礫あるいはゴミ等が水と共に流れ込んで このパイプを閉塞してしまうことを防止するために、その壁体に埋設されている 水抜きパイプの土砂側の開口端部にはフィルタが取り付けられている。このフィ ルタの従来の一例として図5に示すものがある(実公昭63−22197号公報 参照)。
【0003】 このフィルタ1は、図5に示すように、短円筒形の筒状部2が壁体6に埋設さ れている水抜きパイプ7の土砂8側の端部内に挿入され、パイプ7の内径と筒状 部2の外径との寸法差を2つの寸法調整部5、5の弾性変形で吸収することによ り、この筒状部2をパイプ7内に固定しようとするものである。各寸法調整部5 は、可撓性を有する合成樹脂材によりフィン状に形成されたものであり、表面が 筒状部2の中心軸線と平行し、各取り付け位置における法線方向外方へ突出して いる。そして、各寸法調整部5の土砂8側の端部5aは、図5に示すように、フ ランジ部3と結合している。
【0004】 なお、筒状部2の土砂8と反対側の開口端部には、多数の小孔を有するフィル タ部4が形成されている。このフィルタ部4は、土砂8及び礫あるいはゴミ等が パイプ7内に流入することを防止して、土砂8内の水分をパイプ7内に流入させ てパイプ7から外部に流出させることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、図5に示すフィルタ1によると、各寸法調整部5のフィルタ部4側の 端部は、基端部が筒状部2の外面と結合しているだけであるので、パイプ7の内 面によって押圧された際に屈曲可能であるが、各寸法調整部5のフランジ部3側 の端部5aは、基端部が筒状部2の外面と結合すると共に、フランジ部3とも結 合しているので、パイプ7の内面によって押圧された際の屈曲が困難である。つ まり、各寸法調整部5の端部5aがフランジ部3と結合していることにより、フ ランジ部3がパイプ7の端部と当接する位置まで筒状部2をパイプ7に挿入する ことは、実際上不可能である。そして、フランジ部3とパイプ7の端部との間に 隙間を有する状態でこのフィルタ1を取り付けることとすると、土砂8等の埋め 戻し時にこのフィルタ1がパイプ7の端部から外れることがある。
【0006】 また、土砂8内の水をフィルタ部4を通してパイプ7内に流入させ易くするた めに、フィルタ部4の直径は、パイプ7の内径に近いものを選択する必要がある 。しかし、フィルタ部4の直径を大きくするために筒状部2の外径の大きいもの を選択すると、この筒状部2をパイプ7内に嵌入することができない場合が起こ る。つまり、従来のフィルタ1に設けられているフィン状の寸法調整部5は、筒 状部2の外面から法線方向に真っ直ぐに起立する形状であるから、この寸法調整 部5の筒状部2の外面と結合する基端部をパイプ7の内周面に沿って約90°屈 曲させることが困難であり、この基端部がパイプ7内への筒状部2の嵌入を妨げ るからである。従って、従来のフィルタ1では、フィルタ部4の直径がパイプ7 の内径よりもかなり小さいものを選択せざるを得ないという問題がある。
【0007】 本考案は、水抜き孔に取り付けた状態でしっかりと固定することができ、しか も、排水効率のよい水抜き孔用フィルタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の考案は、上記問題点を解決するために、土留め壁の壁体を貫通する水抜 き孔の開口端部内に挿入可能な大きさに形成した短筒状部と、該短筒状部の一方 の開口端部の外面からこの外面と略直角をなす外方へ伸延して形成され、上記短 筒状部を上記水抜き孔内に嵌合させた状態で上記水抜き孔の水の流入側の開口縁 部に当接するフランジ状部と、上記短筒状部の外面に設けた1又は2以上のアジ ャスター部と、上記短筒状部の他方の開口端部にこの開口部を覆うように設けら れている網状の又は多数の小孔を有するフィルタ部と、を具備する水抜き孔用フ ィルタにおいて、上記アジャスター部は、可撓性を有する板状体であり、表面が 上記短筒状部の中心軸線と略平行する方向に形成してあると共に、上記短筒状部 の中心軸線から離れる方向に突出し、上記フランジ状部と切り離して設けたこと を特徴とするものである。
【0009】 第2の考案は、第1の考案において、上記アジャスター部は、上記短筒状部を 上記水抜き孔内に挿入したときに予め定めた方向に撓むように、上記短筒状部の 中心軸線に対して直角方向の断面が、当該アジャスター部が設けられている位置 における法線方向に対して所定の角度傾斜して上記短筒状部の中心軸線から離れ る方向に突出する形状であることを特徴とするものである。
【0010】 第3の考案は、第2の考案において、上記アジャスター部の上記所定の傾斜角 度が、約45°であることを特徴とするものである。
【0011】 本考案に係る水抜き孔用フィルタは、短筒状部を水抜き孔の開口端部内に挿入 すると、水抜き孔の内側寸法とアジャスター部の同方向の外側寸法との寸法差に よりアジャスター部が弾性変形し、この弾性変形によりアジャスター部が水抜き 孔の内面を押圧し、この押圧により短筒状部が水抜き孔内に固定される。そして 、アジャスター部は、フランジ状部と切り離して設けてあるので、水抜き孔の内 面に沿って自由に屈曲可能なように所望の弾力性を保持しており、これにより、 フランジ状部が水抜き孔の開口端部と当接する位置まで短筒状部を水抜き孔内に 挿入して嵌合させることができる。
【0012】 また、アジャスター部は、可撓性を有する板状体であり、表面が短筒状部の中 心軸線と略平行する方向に形成してあるので、アジャスター部と水抜き孔の内面 との孔方向の接触長さを長くとることができ、水抜き孔用フィルタが水抜き孔か ら外れ難くすることができる。
【0013】 更に、短筒状部を水抜き孔内に挿入した時に、アジャスター部が予め定めた方 向に撓むように、アジャスター部を法線方向に対して所定の角度傾斜して外側方 向に突出する構成としたものでは、アジャスター部は、水抜き孔の内面に沿って 容易に屈曲することができ、これにより、水抜き孔の内側寸法と短筒状部の外側 寸法との寸法差が小さい場合でも、水抜き孔内への短筒状部の挿入を容易に行う ことができる。
【0014】 そして、アジャスター部の法線方向に対する所定の傾斜角度を約45°にする ことにより、水抜き孔の内側寸法と短筒状部の外側寸法との寸法差が小さい場合 から大きい場合の比較的広い範囲に亘ってこの水抜き孔用フィルタを水抜き孔の 開口端部に嵌入して固定することができる。
【0015】
【考案の実施の形態】
本考案に係る水抜き孔用フィルタの一実施形態を図1及び図4を参照して説明 する。各図に示す9は水抜き孔用フィルタ、10は短筒状部、11はフランジ状 部、12はアジャスター部であり、13はフィルタ部である。 短筒状部10は、図1(a)の部分断面正面図に示すように短円筒形状であり 、土留め壁の壁体6を貫通する水抜きパイプ7の内径よりも少し小さい外径に形 成してある。この短筒状部10の一方の開口端部には、その外周面から径方向外 方へ伸延する円環状のフランジ状部11を形成してある。また、短筒状部10の 他方の開口端部には、その開口部を覆うフィルタ部13を形成してある。このフ ィルタ部13は、図1(b)の平面図に示すように、円板状体に多数の小孔13 aを設けたものである。ただし、フィルタ部13は、円板状体に多数の小孔を設 けたものとする代わりに、網状に形成したものでもよい。このように、フィルタ 部13が設けられている短筒状部10は、フィルタ部13を底部として皿状ない し器状の体をなすものであり、土砂8の土質状態に応じて繊維状フィルタ(図示 せず)をその内側に収容可能である。そして、この繊維状フィルタとフィルタ部 13により2重フィルタとして使用することも可能である。この場合は、フィル タ部13が繊維状フィルタの受部としても機能する。
【0016】 また、短筒状部10の外周面には、外周に沿って180°おきの2か所に可撓 性を有する板状のアジャスター部12、12を設けてある。この2つの各アジャ スター部12は、表面が短筒状部10の中心軸線と略平行する方向に形成してあ ると共に、フランジ状部11と間隔を隔てて設けてある。そして、短筒状部10 を水抜きパイプ7内に挿入したときに、各アジャスター部12は、予め定めた方 向に撓むように、短筒状部10の中心軸線に対して直角方向の断面が、各アジャ スター部12が設けられている位置における法線方向(半径方向)14に対して 約45°の角度傾斜して、短筒状部10の中心軸線から離れる方向に突出する形 状としてある。そして、各アジャスター部12のフィルタ部13側の端部の外側 縁12aは、フランジ状部11側からフィルタ部13側に向かうに従って短筒状 部10の外面に接近し、短筒状部10のフィルタ部13側の端部で短筒状部10 の外面と接する傾斜縁として形成してある。このように、各アジャスター部12 のフィルタ部13側の端部の外側縁12aを傾斜縁として形成したことにより、 短筒状部10を水抜きパイプ7の開口部内に挿入し易くすることができる。これ ら短筒状部10、フランジ状部11、アジャスター部12、12、及びフィルタ 部13は、ポリエチレン等の弾力性を有する合成樹脂材により一体に成形されて いる。なお、図1に現れている15は、この水抜き孔用フィルタ9を成形加工す るために必要な補助孔である。
【0017】 この水抜き孔用フィルタ9は、図4に示すように、擁壁等の土留め壁の壁体6 を貫通する水抜きパイプ7の土砂8に臨む側の開口端部に取り付けられる。この 水抜き孔用フィルタ9を取り付ける手順は、土砂8を埋め戻しする前に、フィル タ部13側を先にして短筒状部10をパイプ7の土砂8に臨む側の開口部内に挿 入し、フランジ状部11がパイプ7の端部及び壁体6の内側壁面6aに当接する まで押し込んで嵌合させる。しかる後に、土砂8を埋め戻しする。
【0018】 この短筒状部10の外径は、水抜きパイプ7の規格違いあるいは製造メーカの 相違による内径寸法の相違や、パイプ7を壁体6内へ埋設施工した時の変形も考 慮してパイプ7の内径寸法よりも若干小さく形成してある。しかし、短筒状部1 0の外径をパイプ7の内径寸法よりも若干小さく形成しているにも拘わらず、各 アジャスター部12が水抜きパイプ7の内周面により押し付けられて生じる各ア ジャスター部12の弾性変形に基づく反力により、この水抜き孔用フィルタ9を パイプ7の開口端部に確実に固定して取り付けることができる。図1(c)は、 水抜き孔用フィルタ9をパイプ7に取り付けた状態を示す底面図であり、各アジ ャスター部12が予め定めた方向に弾性変形している状態を示している。ただし 、同図では、壁体6を省略している。
【0019】 また、アジャスター部12は、フランジ状部11と切り離して設けてあるので 、パイプ7の内周方向に沿って屈曲が自由自在であり、従って、フランジ状部1 1が水抜きパイプ7の開口端部と当接する位置までこの短筒状部10を水抜き孔 内に挿入させることができること、及び、アジャスター部12は、表面が短筒状 部10の中心軸線と略平行する方向に形成してあるので、アジャスター部12と 水抜きパイプ7の内面との孔方向の接触長さを長くとることができることにより 、水抜きパイプ7に対してこの水抜き孔用フィルタ9を従来よりも取り付け易く 、しかも、確実に固定することができる。
【0020】 更に、短筒状部10を水抜きパイプ7内に挿入した時に、各アジャスター部1 2が予め定めた方向(傾斜する方向)に撓むように、アジャスター部12が法線 方向に対して約45°の角度傾斜して外側方向に突出する形状としているので、 水抜きパイプ7の内径と短筒状部10の外径との寸法差が小さい場合でも、水抜 きパイプ7内への短筒状部10の挿入を容易に行うことができる。これにより、 水抜きパイプ7の内径に近い外径のフィルタ部13を採用することができるので 、土砂8等内に吸収されている水をフィルタ部13を通して水抜きパイプ7内に 効率よく排出させることができる。
【0021】 そして、アジャスター部12の法線方向14に対する所定の傾斜角度を約45 °とすることにより、水抜きパイプ7の内径寸法と短筒状部10の外径寸法との 寸法差が大きい場合から小さい場合の比較的広い範囲に亘ってこの水抜き孔用フ ィルタ9を水抜きパイプ7の開口端部に簡単で、しかも確実に固定することがで きる。
【0022】 また、水抜きパイプ7は、その中心軸線が壁体6の内側壁面6aに対して常に 垂直であるとは限らないが、この場合でも、特にアジャスター部12の弾性変形 により、フランジ状部11の全面を壁体6の内側壁面にぴったりと接触させた状 態でこの水抜き孔用フィルタ9を取り付けることができる。
【0023】 ただし、上記実施形態では、図1(b)の平面図に示すように、アジャスター 部12を短筒状部10の外面にその周方向に沿って180°おきの2か所に設け た構成としたが、この構成とする代わりに、図2の平面図に示すように、上記実 施形態と同等のアジャスター部12を短筒状部10の外面にその周方向に沿って 90°おきの4か所に設けた構成としてもよい。また、図3の平面図に示すよう に、短筒状部10の外面にその周方向に沿って180°おきの2か所にアジャス ター部12を2つずつ設けた構成としてもよい。これら各組の互いに隣合う2つ のアジャスター部12は、図3に示す方向から見て、各アジャスター部12の取 り付け位置における法線方向に対して互いに離れる方向に約45°傾斜するよう に形成されている。このアジャスター部12は、上記実施形態と同様に作用する ので、その詳細な説明を省略する。
【0024】 そして、上記実施形態では、水抜き孔をパイプ7により形成し、このパイプ7 の開口端部に水抜き孔用フィルタ9を取り付けた例を示したが、水抜きパイプ7 を使用せずに、壁体6に貫通孔を形成し、この貫通孔の土砂8側の開口端部に、 上記実施形態と同様にして水抜き孔用フィルタ9を取り付けることも可能である 。
【0025】 また、図1(b)、図2、及び図3に示すように、アジャスター部12の法線 方向14に対する傾斜角度を約45°としたが、これ以外の傾斜角度としてもよ い。ただし、20°〜70°の傾斜角度が好ましい。更に、上記実施形態では、 短筒状部10の平面形状を円形としたが、これ以外に、例えば楕円形、四角形等 としてもよい。要は、短筒状部10の平面形状は、水抜き孔の形状に合わせた形 状とするのがよい。
【0026】
【考案の効果】
本考案に係る水抜き孔用フィルタによると、アジャスター部は、フランジ状部 と切り離して設けてあるので、水抜き孔の内面に沿って自由に屈曲させることが でき、従って、フランジ状部が水抜き孔の開口端部と当接する位置まで短筒状部 を水抜き孔内に挿入させることができること、及び、アジャスター部は、表面が 短筒状部の中心軸線と略平行する方向に形成してあるので、アジャスター部と水 抜き孔の内面との孔方向の接触長さを長くとることができることにより、水抜き 孔に対してこの水抜き孔用フィルタを従来よりも取り付け易く、しかも、確実に 固定することができる。
【0027】 また、短筒状部を水抜き孔内に挿入した時に、アジャスター部が予め定めた方 向に撓むように、アジャスター部が法線方向に対して所定の角度傾斜して外側方 向に突出する構成としたものでは、水抜き孔の内側寸法と短筒状部の外側寸法と の寸法差が小さい場合でも、水抜き孔内への短筒状部の挿入を容易に行うことが できる。これにより、水抜き孔の内側寸法に近い外側寸法のフィルタ部を採用す ることができるので、土砂等内に吸収されている水をフィルタ部を通して水抜き 孔内に効率よく排出させることができるという効果がある。
【0028】 そして、アジャスター部の法線方向に対する所定の傾斜角度を約45°にする ことにより、水抜き孔の内側寸法と短筒状部の外側寸法との寸法差が大きい場合 から小さい場合の比較的広い範囲に亘ってこの水抜き孔用フィルタを水抜き孔の 開口端部に簡単で、しかも確実に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの考案の一実施形態に係る水抜き孔
用フィルタの部分断面正面図、(b)は同実施形態の水
抜き孔用フィルタの平面図、(c)は同実施形態の水抜
き孔用フィルタを水抜きパイプに取り付けた状態を示す
底面図である。
【図2】同考案に係る水抜き孔用フィルタの他の実施形
態を示す平面図である。
【図3】同考案に係る水抜き孔用フィルタの更に他の実
施形態を示す平面図である。
【図4】同実施形態に係る水抜き孔用フィルタの設置状
態を示す断面図である。
【図5】従来の水抜きパイプ用フィルタの設置状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
6 壁体 7 水抜きパイプ 8 土砂 9 水抜き孔用フィルタ 10 短筒状部 11 フランジ状部 12 アジャスター部 13 フィルタ部 14 法線方向

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土留め壁の壁体を貫通する水抜き孔の開
    口端部内に挿入可能な大きさに形成した短筒状部と、該
    短筒状部の一方の開口端部の外面からこの外面と略直角
    をなす外方へ伸延して形成され、上記短筒状部を上記水
    抜き孔内に嵌合させた状態で上記水抜き孔の水の流入側
    の開口縁部に当接するフランジ状部と、上記短筒状部の
    外面に設けた1又は2以上のアジャスター部と、上記短
    筒状部の他方の開口端部にこの開口部を覆うように設け
    られている網状の又は多数の小孔を有するフィルタ部
    と、を具備する水抜き孔用フィルタにおいて、 上記アジャスター部は、可撓性を有する板状体であり、
    表面が上記短筒状部の中心軸線と略平行する方向に形成
    してあると共に、上記短筒状部の中心軸線から離れる方
    向に突出し、上記フランジ状部と切り離して設けたこと
    を特徴とする水抜き孔用フィルタ。
  2. 【請求項2】 土留め壁の壁体を貫通する水抜き孔の開
    口端部内に挿入可能な大きさに形成した短筒状部と、該
    短筒状部の一方の開口端部の外面からこの外面と略直角
    をなす外方へ伸延して形成され、上記短筒状部を上記水
    抜き孔内に嵌合させた状態で上記水抜き孔の水の流入側
    の開口縁部に当接するフランジ状部と、上記短筒状部の
    外面に設けた1又は2以上のアジャスター部と、上記短
    筒状部の他方の開口端部にこの開口部を覆うように設け
    られている網状の又は多数の小孔を有するフィルタ部
    と、を具備する水抜き孔用フィルタにおいて、 上記アジャスター部は、可撓性を有する板状体であり、
    表面が上記短筒状部の中心軸線と略平行する方向に形成
    してあると共に、上記フランジ状部と切り離して設けて
    あり、かつ、上記短筒状部を上記水抜き孔内に挿入した
    ときに予め定めた方向に撓むように、上記短筒状部の中
    心軸線に対して直角方向の断面が、当該アジャスター部
    が設けられている位置における法線方向に対して所定の
    角度傾斜して上記短筒状部の中心軸線から離れる方向に
    突出する形状であることを特徴とする水抜き孔用フィル
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の水抜き孔用フィルタに
    おいて、上記アジャスター部の上記所定の傾斜角度が、
    約45°であることを特徴とする水抜き孔用フィルタ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019027175A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 哲郎 藤山 水抜きパイプ用フィルタ、これを用いた水抜きパイプ装置及びその製造方法並びに水抜きパイプの施工方法

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