JP6213930B2 - 排気弁装置および排気弁装置を備えた地下構造物用蓋 - Google Patents

排気弁装置および排気弁装置を備えた地下構造物用蓋 Download PDF

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Description

本発明は、地下構造物用蓋の蓋本体に貫設された開口孔に取り付けられる排気弁装置、および排気弁装置を備えた地下構造物用蓋に関する。なお、本願明細書でいう「地下構造物用蓋」とは、下水道における地下埋設物,地下構造施設等と地上とを通じる開口部を開閉可能に閉塞するマンホール蓋,大型鉄蓋,汚水桝蓋、電力・通信における地下施設機器や地下ケーブル等を保護する開閉可能な共同溝用鉄蓋,送電用鉄蓋,配電用鉄蓋、上水道やガス配管における路面下の埋設導管およびその付属機器と地上とを結ぶ開閉扉としての機能を有する消火栓蓋,制水弁蓋,仕切弁蓋,空気弁蓋,ガス配管用蓋,量水器蓋等を総称するものである。
地下構造物用蓋の蓋本体には、地下構造物内の異常な圧力を下げるため、排気用の開口孔が形成されているものがある。この開口孔からの雨水の流入を防ぐための器具として、例えば、特許文献1に記載された雨水流入防止装置が知られている。
この雨水流入防止装置は、蓋本体に貫設された通孔(開口孔)に対応する位置に取り付けられた弁ケース内に、弁体、圧縮コイルスプリングおよび吸水体が備えられており、通常時は、圧縮コイルスプリングの復元力によって弁体が開き、通孔(開口孔)が開放されることにより、地下構造物内の異常昇圧が防止される。一方、雨天時は、吸水体が雨水を吸収し、重量が増加することで圧縮コイルスプリングの復元力に抗して弁体が閉じ、雨水の流入が防止される。しかしながら、通常時は、通孔(開口孔)が開放されているため、土砂が流入して固着し、雨天時に弁体が作動しなくなったり、通常時に地下構造物内の臭気が漏れるという問題がある。また、複雑な構造であり、部品点数が多いため、製造の効率が悪いという問題があった。
また、簡単な構成により、地下構造物用蓋の蓋本体に形成された鉤孔(開口孔)からの雨水や土砂の流入を防止するものとして、例えば、特許文献2に記載された鉄蓋の鉤孔用栓が知られている。この鉄蓋の鉤孔用栓は、扁平な弾性材料の閉塞板と、この閉塞板を蓋本体に取り付けるための固定金具とから構成され、閉塞板に十文字状のスリットが形成されている。通常時は、弾性によって閉塞板が閉じ、開口孔が閉塞されることにより、雨水や土砂を流入し難くしたものである。しかしながら、単に扁平な弾性材料の閉塞板に十文字状のスリットが形成されたものであるため、スリットの隙間からの雨水や土砂の流入は避けられず、また、大量の土砂が閉塞板の上に載った場合、閉塞板が撓んで開口孔が下方に開口したままの状態となってしまうという問題があった。
特公昭62−7334号公報 特開平7−76851号公報
本発明が解決しようとする課題は、簡単な構成で、地下構造物内の内圧が上昇したときのみ開口孔を開口させて排気することができ、かつ、通常は開口孔を閉塞させて雨水や土砂の流入を確実に防止することができる排気弁装置、および排気弁装置を備えた地下構造物用蓋を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る排気弁装置は、地下構造物用蓋の蓋本体に貫設された開口孔に取り付けられる排気弁装置であって、中心部から放射状に形成されたスリットによって複数に分割され、前記中心部に向けて下方に傾斜した状態で閉塞し、上方に向けて開放可能な弾性材料からなる弾性弁部と、前記弾性弁部が閉塞した状態から下方に向けて開放することを規制する支持部と、からなる弁部材を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る排気弁装置は、地下構造物用蓋の蓋本体に貫設された開口孔に取り付けられる排気弁装置であって、中心部から放射状に形成されたスリットによって複数に分割され、前記中心部に向けて下方に傾斜した状態で閉塞し、上方に向けて開放可能な弾性弁部を備えた弾性材料からなる弁部材と、前記弁部材の下方に配置され、前記弾性弁部が閉塞した状態から下方に向けて開放することを規制する支持部を備えた下部カバー部材と、からなることを特徴とする。
また、本発明に係る排気弁装置は、地下構造物用蓋の蓋本体に貫設された開口孔に取り付けられる排気弁装置であって、中心部から放射状に形成されたスリットによって複数に分割され、前記中心部に向けて下方に傾斜した状態で閉塞し、上方に向けて開放可能な弾性弁部を備えた弾性材料からなる弁部材と、前記弁部材の下方に配置され、前記弾性弁部が閉塞した状態から下方に向けて開放することを規制する支持部を備えた下部カバー部材と、前記弁部材の上方に配置される上部カバー部材と、からなり、前記上部カバー部材と前記下部カバー部材により、前記弁部材を挟みこむとともに連結したことを特徴とする。
このように本発明に係る排気弁装置は、スリットにより複数に分割された弾性弁部が、中心部に向けて下方に傾斜した状態で開口孔を閉塞させるため、弾性弁部を傾斜させない場合と比較して、弾性弁部同士の密着の度合いが向上し、開口孔を確実に閉塞する。したがって、構成が簡単であり、雨水や土砂の流入を確実に防止することができる。
また、地下構造物内の内圧が上昇したときのみ、弾性弁部が上方に向けて捲れ、開口孔を開口させて排気することができる。
さらに、弾性弁部が閉塞した状態から下方に向けて開放することを規制する支持部を備えているため、弾性弁部が下方に向けて垂れ、開口孔が開放することを防止することができる。
弾性弁部の上方に、上部カバー部材を備えた本発明に係る排気弁装置においては、上部カバー部材によって弾性弁部を保護することができる。
本発明に係る排気弁装置において、前記弾性弁部が両隣に形成された前記スリットを介して接する2つの縁部には、それぞれ上方に向けて突出する鍔部を形成していることが好ましい。
この構成により、隣接する弾性弁部の縁部は、縁部同士の接触面積が鍔部によって拡大し、密着の度合いが更に向上する。したがって、雨水や土砂の流入を確実に防止することができる。
本発明に係る排気弁装置において、前記弾性弁部の2つの縁部に形成した鍔部は、前記弾性弁部の前記中心部側で連接されていることが好ましい。
この構成により、雨水や土砂が鍔部で塞き止められる。したがって、スリットから雨水や土砂が流入することを確実に防止することができる。
本発明に係る排気弁装置において、前記弾性弁部の縁部のうち、前記弾性弁部の基部側には、前記鍔部を形成しないことが好ましい。
この構成により、弾性弁部は、基部側が弾性変形し易いため、弾性弁部が上方に向けて捲れ易い。したがって、開口孔を開口させて効率よく排気することができる。
本発明に係る排気弁装置において、前記支持部は、前記中心部から放射状に形成されるとともに前記中心部を軸として前記スリットから相対的にずれて配置されていることが好ましい。
この構成により、支持部によって弾性弁部が下方から確実に支持されるため、弾性弁部が下方に向けて垂れ、開口孔が開放することを防止することができる。また、石や靴の踵が挟まることを防止することができる。
本発明に係る地下構造物用蓋は、上記した排気弁装置を備えたことを特徴とする。
以上のとおり本発明に係る排気弁装置および排気弁装置を備えた地下構造物用蓋によれば、簡単な構成で、地下構造物内の内圧が上昇したときのみ開口孔を開口させて排気することができ、かつ、通常は開口孔を閉塞させて雨水や土砂の流入を確実に防止することができる。
本発明の第一実施形態に係る排気弁装置を地下構造物用蓋の蓋本体に取り付けた状態を上方から視した平面斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る排気弁装置を示し、(a)が上方から視した斜視図、(b)が下方から視した底面図である。 本発明の第一実施形態に係る排気弁装置を示し、(a)が蓋本体の開口孔に取り付けた状態の正面断面図、(b)が蓋本体の開口孔に取り付けた状態の別の一例を説明する部分断面図である。 本発明の第二実施形態に係る排気弁装置の分解斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る排気弁装置を示し、(a)が弁部材と下部カバー部材との組み合わせ過程を示した正面断面図、(b)が蓋本体の開口孔に取り付けた状態の正面断面図である。 本発明の第三実施形態に係る排気弁装置の分解斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る排気弁装置を示し、(a)が蓋本体の開口孔への取付過程を示した正面断面図、(b)が蓋本体の開口孔に取り付けた状態の正面断面図である。 本発明の第三実施形態の変形例に係る排気弁装置の分解斜視図である。 本発明の第三実施形態の変形例に係る排気弁装置を示し、(a)が組み合わせ過程を示した正面断面図、(b)が上方から視した斜視図である。 本発明の第三実施形態の変形例に係る排気弁装置を示し、(a)が蓋本体の開口孔への取付過程を示した正面断面図、(b)が蓋本体の開口孔に取り付けた状態の正面断面図である。 本発明の第三実施形態の他の変形例に係る排気弁装置の分解斜視図である。 本発明の第三実施形態の他の変形例に係る排気弁装置を上方から視した斜視図である。
以下に、本発明に係る排気弁装置を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る排気弁装置10を地下構造物用蓋の蓋本体1に取り付けた状態を示している。また、図2は、本発明の第一実施形態に係る排気弁装置10を示している。なお、以下の説明では、図1を基準とし、蓋本体1の平面側(表側)を上方とし、底面側(裏側)を下方とする。また、同じ構成の説明を適宜省略し、同じ構成は同一の符号で表すものとする。
図1に示しているとおり、蓋本体1には、上下方向に貫通する円形の開口孔2が、8箇所に形成されている。各開口孔2には、第一実施形態に係る排気弁装置10(または、後述する第二実施形態に係る排気弁装置210、第三実施形態に係る排気弁装置310、第三実施形態の変形例に係る排気弁装置311,312)が取り付けられている。なお、蓋本体1の形状は、円形に限らず、四角形その他の角形であってもよく、任意であり、また、開口孔2の数、形状、間隔および配置は、地下構造物の内圧や排気効率などに応じて任意である。
<第一実施形態>
図2に示しているとおり、排気弁装置10は、例えば硬度が約三十度のゴムなどの弾性材料で形成された弁部材20からなり、内側が排気通路である円筒状の弁部胴体部21と、この弁部胴体部21の上方端を閉塞または開放する円盤状の弁部本体部22と、この弁部本体部22の下方に形成された支持部34と、弁部本体部22の外縁に形成された平坦な円環状の弁部円環部31とから構成されている。なお、排気弁装置10(弁部材20)は、開口孔2の深さに応じて上下方向の長さが任意であり、また、排気弁装置10(弁部材20)の形状は、開口孔2の形状に応じて任意である。
弁部本体部22には、中心部3(すなわち、排気弁装置10が開口孔2に取り付けられた状態における開口孔2の中心部)から周縁に至って放射状に形成された5個のスリット23によって分割された5個の三角形状の弾性弁部24が形成されている。弾性弁部24は、中心部3に向けて下方に傾斜した状態で互いに密着して閉塞し、上方に向けて開放可能である。なお、スリット23および弾性弁部24の数は5個に限定されるものではなく、任意である。
弾性弁部24が両隣に形成されたスリット23を介して接する2つの縁部25には、それぞれ上方に向けて突出する鍔部28を形成している。本実施形態において、弾性弁部24の2つの縁部25に形成した2つの鍔部28は、中心部3側の先端部26で、ほぼV字状に連接され、一方、弁部本体部22の周縁側である基部27近傍に鍔部28は形成しておらず、鍔部28と弁部円環部31との間に空隙30が形成されている。隣接する縁部25同士および鍔部28同士は、中心部3側の先端部26に向けて下方に傾斜した状態で密着する。また、弾性弁部24の基部27近傍には、弾性弁部24の開放および閉塞を容易にするための折り目29を形成している。
排気弁装置10(弁部材20)には、弁部本体部22の下方、すなわち、弁部胴体部21の内面から中心部3側に向けて突出して5個の板状部材の支持部34を形成しており、支持部34の上方端である支持縁部35が、中心部3側に向けて下方に傾斜している。支持部34は、弁部材20(弁部本体部22)のスリット23の配置からずれた位置に形成されている。詳説すれば、図2(b)に示しているとおり、下方から視して、支持部34とスリット23とは、中心部3を軸として左右回りに相対的にずれて配置されている。したがって、支持部34は、弾性弁部24を下方から支持し、弾性弁部24が閉塞した状態から下方に向けて開放することを規制する位置に配置されている。
次に、排気弁装置10(弁部材20)を蓋本体1の開口孔2に取り付ける手順を図面に基づいて説明する。図3は、本発明の第一実施形態に係る排気弁装置10(弁部材20)を蓋本体1の開口孔2に取り付けた状態を示している。
例えば、図3(a)に示すとおり、排気弁装置10(弁部材20)を開口孔2に、上方から挿入し、弁部円環部31および弁部胴体部21を、開口孔2に形成された段部4に載せて接着剤などで固定する。または、図3(b)に示すとおり、開口孔2に形成された凹状の溝5に弁部円環部31を嵌めることで固定しても良い。なお、排気弁装置10(弁部材20)を開口孔2に固定する手段は上記の手段に限定されるものではなく、任意である。
このように、本実施形態の排気弁装置10(弁部材20)は、スリット23により複数に分割された弾性弁部24が、中心部3に向けて下方に傾斜した状態で互いに密着して開口孔2を閉塞させるため、弾性弁部24を中心部3に向けて下方に傾斜させない場合と比較して、弾性弁部24同士の密着の度合いが向上し、開口孔2を確実に閉塞することができる。また、弾性弁部24が閉塞した状態から下方に向けて開放することを規制する支持部34を備えているため、弾性弁部24が下方に向けて垂れ、開口孔2が開放することを確実に防ぐことができる。したがって、簡単な構成で、雨水や土砂の流入を確実に防止することができる。
また、地下構造物内の内圧が上昇すると、弾性弁部24が上方に向けて捲れ、開口孔2を開口し、地下構造物内の内圧が低下すると、弾性力により弾性弁部24が元の位置に戻る。したがって、地下構造物内の内圧が上昇したときのみ蓋本体1の開口孔2を開口させて排気することができる。特に、弾性弁部24の開放および閉塞を容易にするための折り目29を、弾性弁部24の基部27近傍に形成しているため、蓋本体1の開口孔2を確実に開口させて効率よく排気することができ、また、確実に閉塞することができる。
また、本実施形態の弾性弁部24が両隣に形成されたスリット23を介して接する2つの縁部25には、それぞれ上方に向けて突出する鍔部28が、中心部3側の先端部26から基部27近傍に至って形成されている。この構成により、隣接する弾性弁部24の縁部25同士は、接触面積が鍔部28によって拡大し、密着の度合いが更に向上する。したがって、雨水や土砂の流入を確実に防止することができる。
さらに、本実施形態において、前記2つの縁部25に形成した2つの鍔部28は、弾性弁部24の中心部3側の先端部26で、ほぼV字状に連接されている。この構成により、連接された鍔部28において雨水や土砂が塞き止められる。したがって、スリット23から雨水や土砂が流入することを確実に防止することができる。
また、基部27近傍に鍔部28は形成しておらず、鍔部28と弁部円環部31との間に空隙30が形成されている。この構成により、弾性弁部24は、基部27側が弾性変形し易いため、弾性弁部24が上方に向けて捲れ易い。したがって、蓋本体1の開口孔2を開口させて効率よく排気することができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態に係る排気弁装置を図面に基づいて説明する。図4は、本発明の第二実施形態に係る排気弁装置210を示している。
なお、第一実施形態に係る排気弁装置10と同じ構成は同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
<排気弁装置210>
本発明の第二実施形態に係る排気弁装置210は、弾性材料からなる弁部材20と、この弁部材20の下方に配置される下部カバー部材50と、を組み合わせることで構成される。
<弁部材20>
本発明の第二実施形態に係る弁部材20は、第一実施形態に係る排気弁装置10(弁部材20)の支持部34が形成されていない点が異なり、他の構成は排気弁装置10(弁部材20)と同じである。
<下部カバー部材50>
下部カバー部材50は、例えば金属やプラスチックなどにより製造され、円筒状の下部カバー胴体部51と、この下部カバー胴体部51の下方端から外側方に向けて形成した平坦な円環状の下部カバー円環部54とから構成している。
下部カバー胴体部51は、内側が排気通路であり、支持部52を形成している。
支持部52は、中心部3側から下部カバー胴体部51に至って放射状に形成した5個の板状部材であり、支持部52の上方端である支持縁部53が、中心部3側に向けて弁部材20の弾性弁部24よりも緩やかに下方に傾斜している。支持部52とスリット23とは、中心部3を軸として左右回りに相対的にずれて配置される。したがって、支持部52は、弾性弁部24を下方から支持し、弾性弁部24が閉塞した状態から下方に向けて開放することを規制する位置に配置されている。
次に、排気弁装置210の組み立て手順、および蓋本体1の開口孔2への取付手順を説明する。図5は、本発明の第二実施形態に係る排気弁装置210を蓋本体1の開口孔2に取り付ける過程を示している。
下部カバー部材50の下部カバー胴体部51を、弁部材20の弁部胴体部21の内側に挿入し、弁部材20と下部カバー部材50とを組み合わせる。その際、弾性弁部24は、中心部3側が、下部カバー部材50(下部カバー胴体部51)の支持部52によって下方から上方に押し上げられる。このことにより、中心部3側に向けて弾性弁部24よりも緩やかに下方に傾斜した支持部52の支持縁部53に沿って、傾斜の度合いが徐々に変化し(図5(b)に示しているとおり、弾性弁部24が、二点鎖線の位置から実線の位置に変化し)、隣接する縁部25同士および鍔部28同士が密着するとともに下方から支持縁部53に支持される。
組み合わせた排気弁装置210を、開口孔2に上方から挿入し、取り付ける。固定する手段は、第一実施形態に係る排気弁装置10(弁部材20)と同じであるため、詳細な説明は省略する。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態に係る排気弁装置を図面に基づいて説明する。図6は、本発明の第三実施形態に係る排気弁装置310を示している。
なお、第一実施形態に係る排気弁装置10(弁部材20)または第二実施形態に係る排気弁装置210と同じ構成は同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
<排気弁装置310>
排気弁装置310は、弾性材料からなる弁部材20と、この弁部材20の上方に配置される上部カバー部材40と、弁部材20の下方に配置される下部カバー部材50とから構成され、上部カバー部材40と下部カバー部材50とが、弁部材20を挟み込むとともに連結される。
<上部カバー部材40>
上部カバー部材40は、例えば金属やプラスチックなどにより製造され、平坦な円環状の上部カバー円環部41と、この上部カバー円環部41の裏側から下方に向けて突出した複数の爪部43とから構成されている。
上部カバー円環部41は、中央に窓部42を形成している。爪部43は、上部カバー円環部41の円周に沿って湾曲した板状に形成され、5箇所に形成するとともに、上部カバー円環部41の円周に沿って所定の間隔で配置している。爪部43の下方側先端には、連結手段としての係止爪部44を形成している。なお、爪部43の数、間隔、および係止爪部44の形状は任意である。
<弁部材20>
弁部材20の弁部円環部31には、上部カバー部材40の爪部43が挿通可能な、上下方向に貫通する爪挿入孔32を、5箇所に形成するとともに、弁部円環部31の円周に沿って、上部カバー部材40の爪部43の間隔と同じ所定の間隔で配置している。なお、爪挿入孔32の数および間隔は、上部カバー部材40の爪部43に応じて任意である。
<下部カバー部材50>
下部カバー部材50の下部カバー円環部54には、上部カバー部材40の係止爪部44が係止可能な、上下方向に貫通する連結手段としての被係止部55を、5箇所に形成するとともに、円周に沿って、上部カバー部材40の爪部43(係止爪部44)の間隔と同じ所定の間隔で配置している。なお、被係止部55の数および間隔は、上部カバー部材40の爪部43(係止爪部44)に応じて任意である。
次に、排気弁装置310の組み立て手順、および蓋本体1の開口孔2への取付手順を説明する。図7は、本発明の第三実施形態に係る排気弁装置310を蓋本体1の開口孔2に取り付ける過程を示している。
図7(a)に示しているとおり、上部カバー部材40の爪部43を、弁部材20(弁部円環部31)の爪挿入孔32に挿入し、上部カバー部材40の上部カバー円環部41と弁部材20の弁部円環部31とを接触させるとともに、上部カバー円環部41の窓部42から、弁部材20の弾性弁部24(弁部本体部22)を露出させ、上部カバー部材40と弁部材20とを組み合わせる。
次に、組み合わせた上部カバー部材40および弁部材20を、蓋本体1の開口孔2に上方から挿入する。この状態で、下部カバー部材50を、蓋本体1の開口孔2に下方から挿入し、図7(b)に示しているとおり、上部カバー部材40の係止爪部44を下部カバー部材50の被係止部55に連結することにより、排気弁装置310を組み立てるとともに蓋本体1の開口孔2に取り付ける。
このような構成により、排気弁装置310は、上部カバー部材40によって弁部材20を保護することができる。また、接着剤などを用いることなく、排気弁装置を蓋本体1の開口孔2に容易に取り付けることができる。
<第三実施形態の変形例>
次に、本発明の第三実施形態に係る排気弁装置の変形例を、図面に基づいて説明する。図8は、本発明の第三実施形態の変形例に係る排気弁装置311を示している。
<上部カバー部材40>
上部カバー部材40の爪部43は、上部カバー円環部41の一部に切り込みを入れて下方に折り曲げて形成し、長さが、開口孔2の深さよりも長く形成している。爪部43の中程は、一部に切り欠きを設け、下部カバー部材50との連結手段としての係止切欠部45を形成している。また、爪部43の下方側先端は、上方に向けて外側に折り曲げて蓋係止部46を形成している。なお、蓋係止部46の先端と弁部材20の弁部円環部31との間隔は、開口孔2の深さに応じて任意であり、場合によっては弁部円環部31の裏側にクッション材(図示省略)などを取り付けることで調整してもよい。また、爪部43の数、間隔、長さ、係止切欠部45の形状および蓋係止部46の形状は任意である。
<弁部材20>
本実施形態における弁部本体部22は、6個のスリット23によって分割され、6個の弾性弁部24を形成している。弁部円環部31には、円周方向に切り込まれた爪挿入溝33を、4箇所に形成するとともに、円周に沿って上部カバー部材40の爪部43の間隔と同じ所定の間隔で配置している。なお、爪挿入溝33の数および間隔は、上部カバー部材40の爪部43に応じて任意である。
<下部カバー部材50>
下部カバー部材50の支持部52は6個形成している。下部カバー円環部54には、一部を切り欠いた、上部カバー部材40の係止切欠部45と係止可能な、連結手段としての被係止部55が、4箇所形成するとともに、円周に沿って、上部カバー部材40の爪部43(係止切欠部45)の間隔と同じ所定の間隔で配置している。なお、被係止部55の数および間隔は、上部カバー部材40の爪部43(係止切欠部45)に応じて任意である。
次に、排気弁装置311の組み立て手順、および蓋本体1の開口孔2への取付手順を説明する。図9は、排気弁装置311の組み合わせ過程を示し、図10は、排気弁装置311を蓋本体1の開口孔2に取り付ける過程を示している。
上部カバー部材40の爪部43を、弁部材20(弁部円環部31)の爪挿入溝33に挿入する。その際、上部カバー部材40と弁部材20とを、中心部3を軸として相対的に回転させて爪部43を爪挿入溝33に係止する。
組み合わせた上部カバー部材40および弁部材20に、下部カバー部材50を下方から挿入し、上部カバー部材40の係止切欠部45と、下部カバー部材50の被係止部55とを係止して連結する。この状態で、排気弁装置311を蓋本体1の開口孔2に、上方から挿入し、取り付ける。詳説すれば、図10に示しているとおり、上部カバー部材40の蓋係止部46が、中心部3側に弾性変形しながら開口孔2を通過し、開口孔2の出口側で蓋係止部46が復元するとともに、蓋係止部46が蓋本体1の裏側に係止される。
本発明の第三実施形態の変形例に係る排気弁装置311によれば、蓋本体1を上下方向から挟んで開口孔2に取り付ける本発明の第三実施形態に係る排気弁装置310と異なり、排気弁装置311を組み立てた後に、蓋本体1の上方から開口孔2に取り付けることができる。したがって、蓋本体1を立てたり、裏返したりすることなく、排気弁装置311を開口孔2に容易に取り付けることができ、取り付ける作業の効率を大幅に向上させることができる。
また、上部カバー部材40の爪部43の長さを、開口孔2の深さよりも長く形成している。したがって、蓋本体1の開口孔2に取り付ける際、爪部43が短い場合と比較して、爪部43に作用する応力を緩和することができる。さらに、蓋係止部46の蓋本体1の裏側への引っ掛かりの程度を多くすることで、仮に、蓋係止部46が塑性変形した場合であっても、確実に蓋本体1の裏側に係止させることができる。
<第三実施形態の他の変形例>
次に、本発明の第三実施形態の他の変形例に係る排気弁装置312を、図面に基づいて説明する。図11および図12は、本発明の第三実施形態の他の変形例に係る排気弁装置312を示している。
<上部カバー部材40>
上部カバー部材40の爪部43に形成した係止切欠部45が、本発明の第三実施形態の変形例に係る排気弁装置311における上部カバー部材40の爪部43に形成された係止切欠部45よりも大きく切り欠かれている。
<下部カバー部材50>
下部カバー部材50の下部カバー胴体部51の外側面に、被係止部55を4箇所形成するとともに、下部カバー胴体部51の円周に沿って、上部カバー部材40の爪部43(係止切欠部45)の間隔と同じ所定の間隔で配置している。なお、被係止部55の数および間隔は、上部カバー部材40の爪部43に応じて任意である。
単一の被係止部55は、一対の、上下方向に縦長に形成されて対面する爪支持部56と、この爪支持部56のうちの上方側から、互いに対面する側に向けて形成した係止突部57とから構成している。一対の爪支持部56の間隔は、上部カバー部材40の爪部43の幅とほぼ同じであり、一対の係止突部57の形状は、爪部43の係止切欠部45に倣って形成している。
本発明の第三実施形態の他の変形例に係る排気弁装置312によれば、図12に示しているとおり、上部カバー部材40の爪部43が、被係止部55の爪支持部56で支持され、係止切欠部45が、被係止部55の係止突部57に係止されるため、本発明の第三実施形態の変形例に係る排気弁装置311と比較して、上部カバー部材40と下部カバー部材50との連結状態を堅固にすることができる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1 地下構造物用蓋の蓋本体
2 開口孔
3 中心部
4 段部
5 溝
10,210,310〜312 排気弁装置
20 弁部材
21 弁部胴体部
22 弁部本体部
23 スリット
24 弾性弁部
25 縁部
26 先端部
27 基部
28 鍔部
29 折り目
30 空隙
31 弁部円環部
32 爪挿入孔
33 爪挿入溝
34 支持部
35 支持縁部
40 上部カバー部材
41 上部カバー円環部
42 窓部
43 爪部
44 係止爪部
45 係止切欠部
46 蓋係止部
50 下部カバー部材
51 下部カバー胴体部
52 支持部
53 支持縁部
54 下部カバー円環部
55 被係止部
56 爪支持部
57 係止突部

Claims (8)

  1. 地下構造物用蓋の蓋本体に貫設された開口孔に取り付けられる排気弁装置であって、
    中心部から放射状に形成されたスリットによって複数に分割され、前記中心部に向けて下方に傾斜した状態で閉塞し、上方に向けて開放可能な弾性材料からなる弾性弁部と、前記弾性弁部が閉塞した状態から下方に向けて開放することを規制する支持部と、からなる弁部材を備えた、
    ことを特徴とする排気弁装置。
  2. 地下構造物用蓋の蓋本体に貫設された開口孔に取り付けられる排気弁装置であって、
    中心部から放射状に形成されたスリットによって複数に分割され、前記中心部に向けて下方に傾斜した状態で閉塞し、上方に向けて開放可能な弾性弁部を備えた弾性材料からなる弁部材と、
    前記弁部材の下方に配置され、前記弾性弁部が閉塞した状態から下方に向けて開放することを規制する支持部を備えた下部カバー部材と、
    からなることを特徴とする排気弁装置。
  3. 地下構造物用蓋の蓋本体に貫設された開口孔に取り付けられる排気弁装置であって、
    中心部から放射状に形成されたスリットによって複数に分割され、前記中心部に向けて下方に傾斜した状態で閉塞し、上方に向けて開放可能な弾性弁部を備えた弾性材料からなる弁部材と、
    前記弁部材の下方に配置され、前記弾性弁部が閉塞した状態から下方に向けて開放することを規制する支持部を備えた下部カバー部材と、
    前記弁部材の上方に配置される上部カバー部材と、
    からなり、前記上部カバー部材と前記下部カバー部材により、前記弁部材を挟みこむとともに連結した、
    ことを特徴とする排気弁装置。
  4. 前記弾性弁部が両隣に形成された前記スリットを介して接する2つの縁部には、それぞれ上方に向けて突出する鍔部を形成した、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載された排気弁装置。
  5. 前記弾性弁部の2つの縁部に形成した鍔部は、前記弾性弁部の前記中心部側で連接されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載された排気弁装置。
  6. 前記弾性弁部の縁部のうち、前記弾性弁部の基部側には、前記鍔部を形成しない、
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載された排気弁装置。
  7. 前記支持部は、前記中心部から放射状に形成されるとともに前記中心部を軸として前記スリットから相対的にずれて配置された、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載された排気弁装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載された排気弁装置を備えた、
    ことを特徴とする地下構造物用蓋。
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