JP2019027175A - 水抜きパイプ用フィルタ、これを用いた水抜きパイプ装置及びその製造方法並びに水抜きパイプの施工方法 - Google Patents

水抜きパイプ用フィルタ、これを用いた水抜きパイプ装置及びその製造方法並びに水抜きパイプの施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】水抜きパイプ施工時に、フィルタの脱落の虞がない水抜きパイプ装置及び製造方法を提供する。【解決手段】一端を開口させた状態で擁壁に埋設される水抜きパイプ装置100であって、一端を擁壁から開口させる開口端2とし、他端を擁壁に埋設させる埋設端3とする、中空の水抜きパイプ1と、水抜きパイプ1の内部に挿入されるフィルタ体10とを備え、フィルタ体10は、硬質の部材で形成され、水抜きパイプ1に挿通可能な外形とすると共に開口部を形成した芯体11と、芯体11の開口部と側面を覆う可撓性を有する繊維状のフィルタ材20とを備える。フィルタ体10は、フィルタ材20を押圧した状態の外径を、水抜きパイプ1の内径と同じか、これよりも小さくしており、フィルタ体10を、水抜きパイプ1の埋設端3よりも内部に圧入させる。【選択図】図2

Description

本発明は、擁壁や盛土等に設けられる水抜きパイプの背面側に取り付けて、砂礫等が水抜きパイプ内に流入するのを防止する水抜きパイプ用フィルタ、これを用いた水抜きパイプ装置及びその製造方法並びに水抜きパイプの施工方法に関する。
擁壁、擁壁ブロック、石積壁、地盤等に埋め込まれた水抜きパイプ内には、この水抜きパイプの基端開口に面する背土から水(排水)が流入する。この排水は、水抜きパイプ内を流れた後、先端開口から排出される。しかしながら、水抜きパイプ内に排水が流入するに際しては、当該水抜きパイプ内に砂礫等も流入してしまい、この砂礫等の堆積によって当該水抜きパイプ内を排水が流れなくなるおそれがある。また、水抜きパイプ内に砂礫等が流入すると、背土に空洞が形成され、例えば、背土の崩壊や当該背土を覆う補強層の剥離等が生じるおそれがある。そこで、水抜きパイプの基端開口にフィルタを装着し、水抜きパイプ内に砂礫等が流入するのを防止する構造が採用されている(例えば特許文献1、2参照)。
このようなフィルタは、擁壁の施工時に取り付けられる。具体的には、壁面の前面で、擁壁を構築する部位の土砂を重機で除去し、コンクリートパネルで擁壁の型枠を構築し、水抜きパイプを配置した状態でコンクリートを打設する。そしてコンクリートの硬化後に、擁壁の背面側を埋め戻す。この埋め戻し作業の前に、水抜きパイプ用フィルタを、水抜きパイプの背面側から装着する。これによって、水抜きパイプ用フィルタをセットした水抜きパイプを埋設した擁壁が得られる。
このような水抜きパイプ用フィルタ装置90の外形を、図10、図11の斜視図に示す。また水抜きパイプ用フィルタ装置90を埋設した擁壁の断面図を図12に、それぞれ示す。これらに図に示す水抜きパイプ用フィルタ装置90は、有底円筒形状の筒状部92と、その外周部から径方向外方へ延出したフランジ部93とで構成されている。筒状部92の底面には、格子状のフィルタ部94が形成されている。また、筒状部92の外周面には、フィン状の寸法調整部95が軸方向に沿って径方向外方へ突出している。水抜きパイプ用フィルタ装置90は、その全体がポリエチレン等の剛性を有しつつも比較的弾性にも富む合成樹脂材により一体的に成型されている。さらに筒状部92には、フィルタ体91が配置される。
この水抜きパイプ用フィルタ装置90は、図12に示すように、擁壁等の壁体96を貫通する水抜きパイプ97の埋戻し土砂98側に臨む側の端部に取り付けられる。筒状部92の外径は、水抜きパイプ97の寸法誤差や埋設時の変形も考慮して水抜きパイプ97の内径寸法よりも若干小さくされているが、寸法調整部95が弾性変形して筒状部92を水抜きパイプ97内に確実に固定する。
また、壁体96の土中側背面は、図12に示すように鉛直面である場合だけでなく、図13に示したように傾斜している場合もある。そのような場合であっても、フランジ部93およびフィン状の寸法調整部95の変形によってその傾斜角を吸収することができる。
しかしながら、この水抜きパイプ用フィルタ装置90は、擁壁等の壁体96を貫通する水抜きパイプ97の埋戻し土砂98側に臨む側の端部に被せているだけであり、図14に示すように土砂の埋め戻し作業の際に、落下する土砂に押されて外れることがあった。土砂の埋め戻し作業時に水抜きパイプ用フィルタ装置90が外れると、手作業で再度水抜きパイプ用フィルタ装置90をセットし直す必要があり、作業効率が悪くなる。またフィルタが外れたことに気付かない場合は、水抜きパイプ用フィルタ装置90がセットされていない水抜きパイプ97が存在することとなってしまい、好ましくない。
加えて、図15に示すように壁体96の土中側背面の傾斜方向が、図14に示すようにオーバーハング状態である場合には、水抜きパイプ97の後端面に水抜きパイプ用フィルタ装置90をセットしても、自重で外れるため、利用できないという問題もあった。
特許第3664712号公報 特許第5855877号公報
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、本発明の目的の一は、施工時の脱落の虞を低減した水抜きパイプ用フィルタ、これを用いた水抜きパイプ装置及びその製造方法並びに水抜きパイプの施工方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記目的を達成するため、本発明の第1の形態に係る水抜きパイプ装置によれば、一端を開口させた状態で擁壁に埋設される水抜きパイプ装置であって、一端を擁壁から開口させる開口端とし、他端を擁壁に埋設させる埋設端とする、中空の水抜きパイプと、前記水抜きパイプの内部に挿入されるフィルタ体とを備え、前記フィルタ体は、硬質の部材で形成され、水抜きパイプに挿通可能な外形とすると共に開口部を形成した芯体と、前記芯体の開口部と側面を覆う可撓性を有するフィルタ材とを備え、前記フィルタ体は、前記フィルタ材を押圧した状態の外径を、前記水抜きパイプの内径と同じか、これよりも小さくしており、前記フィルタ体を、前記水抜きパイプの前記埋設端よりも内部に圧入させることができる。上記構成により、擁壁の施工時に水抜きパイプの埋設端からフィルタ体が抜け落ちる事態を回避して、作業効率を向上させることができる。また水抜きパイプの内面と芯体の外面との隙間にフィルタ材を介在させることで、フィルタ材を濾材として利用することに加え、水抜きパイプ用フィルタを水抜きパイプの内部で安定的に保持するための部材にも兼用できる。
また、第2の形態に係る水抜きパイプ装置によれば、上記構成に加えて、前記フィルタ体を、前記水抜きパイプの前記埋設端よりも1cm以上、内部に配置することができる。
さらに、第3の形態に係る水抜きパイプ用フィルタによれば、擁壁に埋設される中空の水抜きパイプに取り付けて濾過するための水抜きパイプ用フィルタであって、硬質の部材で形成され、水抜きパイプに挿通可能な外形とすると共に開口部を形成した芯体と、前記芯体の開口部と側面を覆う可撓性を有する繊維状のフィルタ材と、を備え、前記フィルタ材を押圧した状態の外径を、前記水抜きパイプの内径と同じか、これよりも小さく形成して、水抜きパイプの埋設される端面よりも内部に圧入可能とすることができる。上記構成により、擁壁の施工時に水抜きパイプの埋設端からフィルタ体が抜け落ちる事態を回避して、作業効率を向上させることができる。
さらにまた、第4の形態に係る水抜きパイプ用フィルタによれば、上記何れかの構成に加えて、前記芯体を、水抜きパイプの内形に沿った円筒状に形成することができる。上記構成により、水抜きパイプの内面と芯体の外面との隙間にフィルタ材を圧入することで、水抜きパイプ用フィルタを水抜きパイプの内部で安定的に保持できる。
さらにまた、第5の形態に係る水抜きパイプ用フィルタによれば、上記何れかの構成に加えて、前記芯体の長さを、内径よりも短く形成することができる。上記構成により、水抜きパイプの内面と芯体の外面との隙間にフィルタ材を圧入することで、水抜きパイプ用フィルタを水抜きパイプの内部で安定的に保持できる。
さらにまた、第6の形態に係る水抜きパイプ用フィルタによれば、上記何れかの構成に加えて、前記芯体の一方の端面を、前記フィルタ材から表出させることができる。
さらにまた、第7の形態に係る水抜きパイプ用フィルタによれば、上記何れかの構成に加えて、前記フィルタ材を繊維状に構成することができる。上記構成により、水抜きパイプ用フィルタの透水性を高めることが可能となる。
さらにまた、第8の形態に係る水抜きパイプ用フィルタによれば、上記何れかの構成に加えて、前記フィルタ材を不織布で構成することができる。
さらにまた、第9の形態に係る水抜きパイプ用フィルタの製造方法によれば、上記何れかの構成に加えて、擁壁に埋設される中空の水抜きパイプに取り付けて濾過するための水抜きパイプ用フィルタの製造方法であって、硬質の部材で形成され、水抜きパイプに挿通可能な外形とすると共に開口部を形成した芯体を準備する工程と、可撓性を有する繊維状のフィルタ材を、前記芯体の開口部と側面を覆う状態に固定する工程と、を含み、前記フィルタ材を押圧した状態の外径を、前記水抜きパイプの内径と同じか、これよりも小さく形成して、水抜きパイプの埋設される端面よりも内部に圧入可能とすることができる。これにより、擁壁の施工時に水抜きパイプの埋設端からフィルタ体が抜け落ちる事態を回避して、作業効率を向上させることができる。
さらにまた、第10の形態に係る水抜きパイプ用フィルタの製造方法によれば、上記何れかに加えて、前記フィルタ材を固定する工程が、前記芯材の側面及び端面に接着材を塗布する工程と、前記フィルタ材で、前記接着材を塗布した芯材の開口部と側面を覆い、この状態で前記水抜きパイプと同型の接着用パイプの内部に圧入する工程と、前記接着材を硬化させた後、前記接着用パイプから水抜きパイプ用フィルタ装置を抜く工程とを含むことができる。これにより、簡単な構成でフィルタ材を芯材に固定しつつ、水抜きパイプに挿入可能な形状に水抜きパイプ用フィルタ装置を形成することが可能となる。
さらにまた、第11の形態に係る水抜きパイプの施工方法によれば、擁壁の背面側を掘り返すと共に、一端を擁壁から開口させる開口端とし、他端を擁壁に埋設させる埋設端とする、中空の水抜きパイプを一以上配置して、コンクリートで固めて擁壁を形成する工程と、前記一以上の水抜きパイプがコンクリートに固定された状態で、各水抜きパイプの内部に、埋設端側からそれぞれ、硬質の部材で形成され、水抜きパイプに挿通可能な外形とすると共に開口部を形成した芯体と、前記芯体の開口部と側面を覆う可撓性を有する繊維状のフィルタ材とを備え、前記フィルタ材を押圧した状態の外径を、前記水抜きパイプの内径と同じか、これよりも小さく形成したフィルタ体を挿入して、前記埋設端よりも前記水抜きパイプの内部側に配置する工程と、前記擁壁の背面を埋め戻す工程とを含むことができる。これにより、擁壁の施工時に水抜きパイプの埋設端からフィルタ体が抜け落ちる事態を回避して、作業効率を向上させることができる。また水抜きパイプの内面と芯体の外面との隙間にフィルタ材を介在させることで、フィルタ材を濾材として利用することに加え、水抜きパイプ用フィルタを水抜きパイプの内部で安定的に保持するための部材にも兼用できる。
本発明の一実施形態に係る水抜きパイプ装置を示す分解斜視図である。 図1の水抜きパイプ装置を背面側から見た分解斜視図である。 図1の水抜きパイプ装置を埋設した擁壁を示す断面図である。 図1の水抜きパイプ装置の背面図である。 図4の水抜きパイプ用フィルタの分解斜視図である。 図1の水抜きパイプ装置を埋設した擁壁の背面を埋め戻す工程を示す断面図である。 後端面が上向きに傾斜した水抜きパイプに水抜きパイプ用フィルタをセットした状態を示す断面図である。 図1の水抜きパイプ用フィルタの製造工程を示す透視図である。 図1の水抜きパイプ用フィルタの製造工程を示す透視図である。 従来の水抜きパイプ用フィルタを示す斜視図である。 図10の水抜きパイプ用フィルタを背面側から見た斜視図である。 水抜きパイプ用フィルタをセットした水抜きパイプを埋設した擁壁の一例を示す断面図である。 水抜きパイプ用フィルタをセットした水抜きパイプを埋設した擁壁の他の例を示す断面図である。 水抜きパイプ用フィルタをセットした水抜きパイプを埋設した擁壁の背面を埋め戻す工程を示す断面図である。 水抜きパイプの後端面が上向きに傾斜した状態で、水抜きパイプ用フィルタをセットしようとする状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための水抜きパイプ用フィルタ、これを用いた水抜きパイプ装置及びその製造方法並びに水抜きパイプの施工方法を例示するものであって、本発明は水抜きパイプ用フィルタ、これを用いた水抜きパイプ装置及びその製造方法並びに水抜きパイプの施工方法を以下のものに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1に係る水抜きパイプ装置を図1〜図9に基づいて説明する。これらの図において、図1は本発明の一実施形態に係る水抜きパイプ装置100を示す分解斜視図、図2は図1の水抜きパイプ装置100を背面側から見た分解斜視図、図3は図1の水抜きパイプ装置100を埋設した擁壁を示す断面図、図4は図1の水抜きパイプ装置100の背面図、図5は図4の水抜きパイプ用フィルタの分解斜視図、図6は図1の水抜きパイプ装置100を埋設した擁壁の背面を埋め戻す工程を示す断面図、図7は後端面が上向きに傾斜した水抜きパイプに水抜きパイプ用フィルタをセットした状態を示す断面図、図8は図5の水抜きパイプ用フィルタを背面から見た分解斜視図、図9は図1の水抜きパイプ用フィルタの製造工程を示す透視図を、それぞれ示している。これらの図に示す水抜きパイプ装置100は、一端を開口させた状態で擁壁に埋設される。この水抜きパイプ装置100は、埋設端に面する背土HD(図3等参照)から流入した排水を、開口端から排出する管である。
図1及び図2に示す水抜きパイプ装置100は、水抜きパイプ1と、この水抜きパイプ1の内部に挿入されるフィルタ体10とを備える。水抜きパイプ1は、図1及び図2に示すように中空状に形成される。図3の断面図に示すように、中空の一端を擁壁YHから開口させる開口端2とし、他端を擁壁YHに埋設させる埋設端3とする。この水抜きパイプ1は、例えば断面真円形状の硬質塩化ビニル管等によって構成される。ただ水抜きパイプ1の断面形状は、真円形状に限らず、楕円形状、方形状、多角形状とすることもできる。水抜きパイプ1の断面形状に応じて、フィルタ体10の外形を設計する。また水抜きパイプ1の外径や内径、厚さ等は、特に限定されない。水抜きパイプ1は、強度等を重視して使用されるVP管(いわゆる塩ビ厚肉管)等の厚肉管であっても、排水性等を重視して使用されるVU管(いわゆる塩ビ薄肉管)等の薄肉管であってもよい。また、水抜きパイプ1の素材も特に限定されず、硬質塩化ビニルではなく、例えば金属等であってもよい。ここでは、塩ビ厚肉管VP65(内径約67mm、肉厚約4mm)を使用している。
(フィルタ体10)
フィルタ体10は、水抜きパイプ1の埋設端3に挿入されて、これを濾過する水抜きパイプ用フィルタを構成する。このフィルタ体10は、芯体11と、フィルタ材20とを備える。芯体11は、水抜きパイプ1に挿通可能な外形に形成される。また、中央に開口部12を形成している。芯体11の厚さは特に限定されないが、排水性の観点からは可及的に薄くするのが好ましい。また芯体11の長さは特に限定されず、例えば、3〜10cm、好ましくは5〜8cmとする。ここでは、既製品の塩ビ厚肉管VP50(内径51mm、肉厚4mm)を輪切りにして使用している。
(フィルタ材20)
フィルタ材20は、透水性に優れた濾材である。このようなフィルタ材20には、排水マットとして利用されている材質が種々利用できる。好適には繊維状の材質が利用でき、例えば不織布、具体的には土木用短繊維不織布やニードフルマットが利用できる。また樹脂製や金属製のメッシュを利用することもできる。あるいはヤシ繊維や合成繊維、ヤシ繊維を金網で被覆加工したもの等を利用してもよい。
フィルタ体10は、図4の背面図に示すように芯体11の開口部12と側面を覆う。芯材は硬質の部材で構成され、一方フィルタ材20は可撓性を有する部材で構成される。
このフィルタ体10は、フィルタ材20を押圧した状態の外径を、水抜きパイプ1の内径と同じか、これよりも小さくしている。これにより、フィルタ体10を埋設端3から圧入可能としている。また水抜きパイプ1の内面と芯体11の外面との隙間にフィルタ材20を介在させることで、フィルタ材20を濾材として利用することに加え、水抜きパイプ用フィルタを水抜きパイプ1の内部で安定的に保持するための部材にも兼用できる。
図5に示す例では、芯体11は水抜きパイプ1の内形に沿った円筒状に形成されている。これにより、水抜きパイプ1の内部で、フィルタ体10を安定的に保持できる。特に図4に示すように水抜きパイプ1の内面と芯体11の外面との隙間cにフィルタ材20を圧入することで、水抜きパイプ用フィルタを水抜きパイプ1の内部で安定的に保持できる。
また芯体11の長さは、内径よりも短く形成することが好ましい。これによってフィルタ体10を薄く構成して、軽量化や低コスト化を図ることができる。
さらにフィルタ体10は、図3に示すように水抜きパイプ1の背面側、すなわち埋設端3よりも内部に圧入されている。これにより、擁壁YHの施工時に水抜きパイプ1の埋設端3からフィルタ体10が抜け落ちる事態を回避して、作業効率を向上させることができる。すなわち、擁壁YHの施工時には、壁面の前面で、擁壁YHを構築する部位の背土HDを重機で除去し、コンクリートパネルで擁壁YHの型枠を構築し、水抜きパイプ1を配置した状態でコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後に、擁壁YHの背面側を埋め戻す。この埋め戻し作業に先立ち、従来は図10、図11等に示す水抜きパイプ用フィルタ90を用いて、図12、図13に示すように水抜きパイプ97の埋設端に被せた上で、埋め戻し作業を行っていた。しかしながらこの構成では、図14で示すように埋め戻し作業中に、水抜きパイプ用フィルタ90が落下する土砂に押されて外れることがあった。
これに対して本実施形態に係る水抜きパイプ用フィルタ装置によれば、この埋め戻し作業の前に、フィルタ体10を、水抜きパイプ1の埋設端3側から圧入することで、図6に示すようにフィルタ体10が埋設端3から露出しないため、埋め戻し作業時に落下する土砂に触れて外れる虞を低減でき、確実に水抜きパイプ1の埋設端3にセットした状態で埋め戻し作業を終えることが可能となり、もって水抜きパイプ用フィルタ装置をセットした水抜きパイプ1を埋設した擁壁YHを得ることができる。
またこのようにすることで、図7に示すように水抜きパイプ1の埋設端3がオーバーハング状態に傾斜されていても、埋設端3から内部に押し込まれたフィルタ体10は埋設端3から抜け落ちることがない。特に埋め戻し作業に際しても、傾斜する埋設端3ではその内部に挿入されたフィルタ体10が傾斜によって影になるため、落下する土砂に晒されるリスクが低減され、もって確実にフィルタ体10を埋設端3の内部で保持できる利点が得られる。
フィルタ体10を、水抜きパイプ1の埋設端3よりも押し込む深さは特に限定するものでないが、好ましくは1cm以上、より好ましくは5cm以上とする。
またフィルタ材20は、芯体11の全体を被覆する必要はなく、部分的に芯体11を表出させてもよい。図4に示す例では、芯体11の一方の端面、すなわち埋設端3に面する側の端縁を、フィルタ材20で被覆せずに表出させている。この面はフィルタ材20の濾過機能が要求されないため、フィルタ材20の使用量を低減することでコスト削減に寄与する。またフィルタ体10を水抜きパイプ1の埋設端3から押し込む際に、フィルタ体10の内、芯体11の露出された端縁を押し込むことで、硬質の部材を押圧でき、ユーザによる押し込み作業の作業性を向上させる効果も期待できる。
(水抜きパイプ用フィルタの製造方法)
ここで、水抜きパイプ用フィルタの製造方法を説明する。まず芯体11を準備し、次にフィルタ材20を、芯体11の開口部12と側面を覆う状態に固定する。例えば、図5に示すように芯材の側面及び端面に接着材30を塗布する。次に接着材30を塗布した芯材の開口部12と側面をフィルタ材20で覆う。なお接着材30の塗布は、芯材側に限らず、フィルタ材20側に塗布してもよいし、両方に塗布してもよい。
この状態で、図8に示すように水抜きパイプ1と同型の接着用パイプ40の内部に圧入する。そして図9に示すように、接着用パイプ40の内面でフィルタ材20を押圧した状態で保持し、接着材30を固化させる。接着材30の固化は、接着材の種類に応じて自然放置としてもよいし、加熱環境下、冷却環境下、乾燥環境下などとしてもよい。
このようにして接着材30を硬化させた後、接着用パイプ40から水抜きパイプ用フィルタ装置を引き抜く。このようにしてパイプ用フィルタ装置を得ることができる。
(水抜きパイプ1の施工方法)
さらに、水抜きパイプ1を擁壁YHに施工する施工方法について説明する。まず、擁壁YHの背面側の背土HDを掘り返すと共に、水抜きパイプ1を一以上配置して、コンクリートで固めて擁壁YHを形成する。
次に水抜きパイプ1がコンクリートに固定された状態で、各水抜きパイプ1の内部に、埋設端3側からそれぞれフィルタ体10を挿入する。ここでは埋設端3よりも水抜きパイプ1の内部側に配置する。
最後に擁壁YHの背面の背土HDを埋め戻す。このようにして水抜きパイプ1を擁壁YHに施工することができる。
以上の水抜きパイプ装置100及びフィルタ体10によれば、極めて単純な形状としながら、施工時の特に埋め戻し作業の際にフィルタが水抜きパイプ1の後端から抜け落ちる事態を回避できる。それは、フィルタ体10を水抜きパイプ1の後端すなわち埋設端3に被せて露出させるのでなく、水抜きパイプ1の内部に押し込む構成としたからである。また、水抜きパイプ1の埋設端3に圧入したフィルタ体10が水抜きパイプ1内部で移動しないように固定するための緩衝材として、フィルタ材20を兼用している。すなわち、フィルタ材20の本来の機能である砂礫等が流入を阻止することに加えて、芯材と水抜きパイプ1の内面との間に介在させて、フィルタ体10の固定機能も果たしている。このフィルタ体10は、芯体11の開口部12から側面にかけて覆うように配置するのみで足りるので、構成が極めて簡単で安価に製造することができる。また、芯体11は中空のパイプでよく、従来のようにメッシュ等を設ける必要もない。またフィルタ材20の固定は、接着材30で芯材に固定することに加えて、芯材と水抜きパイプ1の内面との間で挟持されるため、確実に保持される。このように、フィルタ体10を簡単な構造としつつも、濾過機能に加えて、水抜きパイプ1内での保持と施工時の抜け落ち防止を確実に奏することができ、極めて便利に使用できる利点が得られる。
本発明の水抜きパイプ用フィルタ、これを用いた水抜きパイプ装置及びその製造方法並びに水抜きパイプの施工方法は、擁壁やブロック擁壁において、砂礫等が水抜きパイプ内に流入するのを防止する水抜きパイプのフィルタとして好適に利用できる。また水抜きパイプの開口端側から流入する水が埋設端側から背土に供給されて、背土を洗って再度外に流れ出す「吸い出し」を防止する吸い出し防止材や洗掘防止材として、好適に利用できる。
100…水抜きパイプ装置
1…水抜きパイプ
2…開口端
3…埋設端
10…フィルタ体
11…芯体
12…開口部
20…フィルタ材
30…接着材
40…接着用パイプ
90…水抜きパイプ用フィルタ装置
91…フィルタ材
92…筒状部
93…フランジ部
94…フィルタ部
95…寸法調整部
96…壁体
97…水抜きパイプ
98…埋戻し土砂
YH…擁壁
HD…背土

Claims (11)

  1. 一端を開口させた状態で擁壁に埋設される水抜きパイプ装置であって、
    一端を擁壁から開口させる開口端とし、他端を擁壁に埋設させる埋設端とする、中空の水抜きパイプと、
    前記水抜きパイプの内部に挿入されるフィルタ体と、
    を備え、
    前記フィルタ体は、
    硬質の部材で形成され、水抜きパイプに挿通可能な外形とすると共に開口部を形成した芯体と、
    前記芯体の開口部と側面を覆う可撓性を有するフィルタ材と、
    を備え、
    前記フィルタ体は、前記フィルタ材を押圧した状態の外径を、前記水抜きパイプの内径と同じか、これよりも小さくしており、
    前記フィルタ体が、前記水抜きパイプの前記埋設端よりも内部に圧入されてなる水抜きパイプ装置。
  2. 請求項1に記載の水抜きパイプ装置であって、
    前記フィルタ体が、前記水抜きパイプの前記埋設端よりも1cm以上、内部に配置されてなる水抜きパイプ装置。
  3. 擁壁に埋設される中空の水抜きパイプに取り付けて濾過するための水抜きパイプ用フィルタであって、
    硬質の部材で形成され、水抜きパイプに挿通可能な外形とすると共に開口部を形成した芯体と、
    前記芯体の開口部と側面を覆う可撓性を有する繊維状のフィルタ材と、
    を備え、
    前記フィルタ材を押圧した状態の外径を、前記水抜きパイプの内径と同じか、これよりも小さく形成して、水抜きパイプの埋設される端面よりも内部に圧入可能としてなる水抜きパイプ用フィルタ。
  4. 請求項3に記載の水抜きパイプ用フィルタであって、
    前記芯体が、水抜きパイプの内形に沿った円筒状に形成されてなる水抜きパイプ用フィルタ。
  5. 請求項4に記載の水抜きパイプ用フィルタであって、
    前記芯体の長さが、内径よりも短く形成されてなる水抜きパイプ用フィルタ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の水抜きパイプ用フィルタであって、
    前記芯体の一方の端面が、前記フィルタ材から表出されてなる水抜きパイプ用フィルタ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の水抜きパイプ用フィルタであって、
    前記フィルタ材が、繊維状に構成されてなる水抜きパイプ用フィルタ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の水抜きパイプ用フィルタであって、
    前記フィルタ材が、不織布で構成されてなる水抜きパイプ用フィルタ。
  9. 擁壁に埋設される中空の水抜きパイプに取り付けて濾過するための水抜きパイプ用フィルタの製造方法であって、
    硬質の部材で形成され、水抜きパイプに挿通可能な外形とすると共に開口部を形成した芯体を準備する工程と、
    可撓性を有する繊維状のフィルタ材を、前記芯体の開口部と側面を覆う状態に固定する工程と、
    を含み、
    前記フィルタ材を押圧した状態の外径を、前記水抜きパイプの内径と同じか、これよりも小さく形成して、水抜きパイプの埋設される端面よりも内部に圧入可能としてなる水抜きパイプ用フィルタの製造方法。
  10. 請求項9に記載の水抜きパイプ用フィルタ装置の製造方法であって、
    前記フィルタ材を固定する工程が、
    前記芯材の側面及び端面に接着材を塗布する工程と、
    前記フィルタ材で、前記接着材を塗布した芯材の開口部と側面を覆い、この状態で前記水抜きパイプと同型の接着用パイプの内部に圧入する工程と、
    前記接着材を硬化させた後、前記接着用パイプから水抜きパイプ用フィルタ装置を抜く工程と
    を含む水抜きパイプ用フィルタ装置の製造方法。
  11. 一端を開口させた状態で擁壁に埋設される水抜きパイプの施工方法であって、
    擁壁の背面側を掘り返すと共に、一端を擁壁から開口させる開口端とし、他端を擁壁に埋設させる埋設端とする、中空の水抜きパイプを一以上配置して、コンクリートで固めて擁壁を形成する工程と、
    前記一以上の水抜きパイプがコンクリートに固定された状態で、各水抜きパイプの内部に、埋設端側からそれぞれ、
    硬質の部材で形成され、水抜きパイプに挿通可能な外形とすると共に開口部を形成した芯体と、
    前記芯体の開口部と側面を覆う可撓性を有する繊維状のフィルタ材とを備え、前記フィルタ材を押圧した状態の外径を、前記水抜きパイプの内径と同じか、これよりも小さく形成したフィルタ体を挿入して、前記埋設端よりも前記水抜きパイプの内部側に配置する工程と、
    前記擁壁の背面を埋め戻す工程と、
    を含む水抜きパイプの施工方法。
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