JP3038298U - チップソー - Google Patents

チップソー

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JP3038298U
JP3038298U JP1996011033U JP1103396U JP3038298U JP 3038298 U JP3038298 U JP 3038298U JP 1996011033 U JP1996011033 U JP 1996011033U JP 1103396 U JP1103396 U JP 1103396U JP 3038298 U JP3038298 U JP 3038298U
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JP
Japan
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tip saw
cutting
tip
saw
corrugated
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基弘 藤田
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KIYO CO.,LTD
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KIYO CO.,LTD
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削によって生じる切り粉を素早く飛散させ
るようにして波形歯の凹部に滞留することを無くし、こ
れにより少ない切削抵抗で高速切断できるようにしたチ
ップソーを提供すること。 【解決手段】 側面からみて、先端を鋭突とした指向性
のある凸部(1)…と凹部(2)…の繰り返しによる波形歯
(3)を周縁に備えた円形のチップソーにおいて、該チッ
プソーの左右両側面で前記全ての凹部(2)…に沿って所
定巾の傾斜切込み(4)…が形成されており、該傾斜切込
み(4)…は凹部(2)の稜線に向かってその厚みが徐々に薄
くなるように傾斜して形成されているチップソーの構
造。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【考案の属する技術分野】
本考案は、多数の波形歯を周縁に備えた円形のチップソー（円形鋸歯）に関す るもので、主として木材や樹脂切断用に使用されるチップソーに関するものであ る。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種のチップソーは図４に示すように、先端を鋭突とした指向性のあ る凸部１１…と凹部１２…の繰り返しによる波形歯１３が周縁に形成され、波形 歯１３の切削側先端には超硬合金１４が埋め込まれて形成されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
この従来のチップソーにあっても、一般的な通常回転による切削には充分対応 することができるが、しかし堅い木材や樹脂等の高速切断に際しては、切り粉の 飛散が十分でなく、焼き付きや刃こぼれ等の生じる恐れがあった。
【０００４】 そこで本考案は、切削によって生じる切り粉を素早く飛散させるようにして波 形歯の凹部に滞留することを無くし、これにより少ない切削抵抗で高速切断でき るようにしたチップソーを提供することを主たる目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に本考案では次のような技術的手段を講じた。即ち、本 考案に係るチップソーにあっては、側面からみて、先端を鋭突とした指向性のあ る凸部１…と凹部２…の繰り返しによる波形歯３を周縁に備えた円形のチップソ ーにおいて、該チップソーの左右両側面で全ての凹部２…に沿って所定巾の傾斜 切込み４…が形成されており、該傾斜切込み４…は凹部２の稜線に向かってその 厚みが徐々に薄くなるように傾斜して形成されている構造としたものである。
【０００６】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図１〜図３は本考案に係る円 形チップソーの一実施例を示すものであって、側面からみて、先端を鋭突とした 指向性のある凸部１…と凹部２…の繰り返しによる波形歯３を周縁に備えており 、該波形歯３の切削側先端部分には超硬合金５…が埋め込まれ、その先端に鋭突 な刃５ａが形成されている。
【０００７】 更に、前記凹部２…に沿って所定巾の傾斜切込み４…がチップソーの左右側面 に形成されている。即ち図２に示すように、左右側面で全ての凹部２…に沿って 傾斜切込み４が形成されている。この傾斜切込み４…は、図３に示すように、凹 部２の稜線２ａに向かってその厚みが徐々に薄くなるように傾斜して形成されて いる。尚、前記傾斜切込み４は図２で示すようにその上端が超硬合金５…に連な るように形成しておくのがこのましい。尚、図中６は機械の回転軸に取り付ける ための取付穴を示すものである。
【０００８】 上記のごとく構成されたチップソーにあっては、切削の際に凹部２に送られた 切り粉は、凹部２の稜線２ａに向かってその厚みが徐々に薄くなるように傾斜し て形成されている傾斜切込み４によって外部に素早く飛散され、これにより凹部 ２に切り粉が滞留することを無くし、少ない摩擦抵抗で高速切断が可能となる。 また、切り粉の流れは、超硬合金の刃先５ａから図２の矢印で示すように傾斜切 込み４に沿って流れるため、切り粉の素早い飛散を助長する。
【０００９】 尚、本考案では前記傾斜切込み４の巾や深さ並びに傾斜角度等の寸法は被切削 物の材質に応じて設定される。また、本考案のチップソーは木材や樹脂に限らず 、金属切断用のチップソーにも応用できることは勿論である。
【００１０】 以上本考案の代表的と思われる実施例について説明したが、本考案は必ずしも これらの実施例構造のみに限定されるものでなく、本考案の構成要件を備え、か つ前記の目的を達成し、下記の効果を有する限りにおいては適宜に改変して実施 することができる。
【００１１】
【考案の効果】
本考案のチップソーは上記の如く構成されているので、切削によって生じる切 り粉を傾斜切込みから素早く飛散させることができ、これにより波形歯の凹部に 切り粉が滞留することがなくなって切削抵抗が少なくなり、高速回転による迅速 な切断をスムースに行うことができる、といった顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に係るチップソーの一実施例を示す側面
図。
【図２】上記チップソーの波形歯部分の拡大側面図。
【図３】図２に於けるＡ−Ａ線拡大断面図
【図４】従来のチップソーを示す一部の側面図。
【符号の説明】
１ 凸部 ２ 凹部 ３ 波形歯 ４ 傾斜切込み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 側面からみて、先端を鋭突とした指向性
    のある凸部(1)…と凹部(2)…の繰り返しによる波形歯
    (3)を周縁に備えた円形のチップソーにおいて、該チッ
    プソーの左右両側面で前記全ての凹部(2)…に沿って所
    定巾の傾斜切込み(4)…が形成されており、該傾斜切込
    み(4)…は凹部(2)の稜線に向かってその厚みが徐々に薄
    くなるように傾斜して形成されているチップソー。
JP1996011033U 1996-10-08 1996-10-08 チップソー Expired - Lifetime JP3038298U (ja)

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