JP3038229U - 粗供養ケース - Google Patents

粗供養ケース

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治孝 尾▲ざき▼
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有限会社ケイ・アイ・ケイ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的はポケットに簡単に
収納できて、外から目立つようなものでなく後々ま
で、他の用途に再利用することができる粗供養ケースを
開発することにある。 【解決手段】 2つ折りのケース本体(1)の少なく
ともいずれか一方の半分側(1イ)(1ロ)の内面側に袖片部
(2)を重ね合わせて差込部(3)を形成すると共に、少なく
とも一方の前記差込部(3)上のコーナー部分にコーナー
用の袖片部(6)を重ね合わせてコーナー用の差込部(10)
を形成し、この差込部(3)の少なくとも一方にケース本
体(1)の側端方向に2本の平行な切り込み(4)を設け、前
記差込部(3)の一部分をケース本体(1)の側端方向に引き
起こし可能にした栞片部(5)とした事を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、非常に使い勝手の良い粗供養ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に葬儀において、葬儀場で会葬者にお礼の意味で粗供養が配られるよう になっているが、これまでのものでは、紙箱にハンカチと礼状と清めの塩袋とを 収納したものを使用していた。この場合、紙箱はかさ張るので、ポケットに収納 することができず、手でもって帰るしかできず、黒の時礼服に粗供養の紙箱を手 にした姿は、いかにも会葬帰りというような感じになり、好ましいものではなか った。
【0003】 昨今では、会葬が終わると 礼服を平服に着替える人も多く、平服姿で粗供養 箱を手にするということはより好ましいものでなく、出来れば、平服のポケット に収納できるようなものにして欲しいというのが一般の要望であった。
【0004】 また粗供養箱は、帰宅して玄関で開封し、中の塩袋を取り出して足元にまき、 清めをした後、玄関内に入るというように使われるが、その後は無用のものであ るため捨てられてしまう。 昨今、有限の資源を有効に活用しようという省資源の観点からすれば、これは 誠に無駄なことであり、出来れば捨てられてしまう粗供養箱に代わるもので後に 迄有効に活用出来るようなものも要望されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、かかる従来例に鑑みてなされたもので、 ポケットに簡単に収納できて、外から目立つようなものでなく 後々まで、他の用途に再利用することができる粗供養ケースを開発することを その課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための技術的手段】
『請求項1』は《図1》に示す本考案の粗供養ケース(A)の第1実施例(A1)で 「2つ折りのケース本体(1)の少なくともいずれか一方の半分側(1イ)(1ロ)の内面 側において、内面の上端(1c)から下端(1d)にかけて袖片部(2)を重ね合わせて差 込部(3)を形成する」事を特徴とするもので、表に印刷を施したケース本体(1)よ り一回り小さい表紙(11)をケース本体(1)の内側に配設し、その両側部を両差込 部(3)に挿入する。そして、一方の差込部(3)に折り畳まれた会葬礼状(7)と塩袋( 9)とを入れ、反対側の差込部(3)にハンカチなどの引き出物(8)を収納してケース 本体(1)を2つ折りに折り畳めば手帳サイズになり、厚みもほぼ紙入れ程度とな って無理なくポケットに収まる。 また、粗供養ケース(A1)としての使用が終了すると、各種本(12)の表裏両表紙 をケース本体(1)の両半分側(1イ)(1ロ)に設けた差込部(3)にそれぞれ挿入すること で、ブックケースとして再利用できる。
【0007】 『請求項2』は《図2〜4》に示す粗供養ケース(A)の第2実施例(A2)〜第4 実施例(A4)で「2つ折りのケース本体(1)のいずれか一方の半分側(1イ)の内面側 に内面の上端(1c)から下端(1d)にかけて袖片部(2)を重ね合わせて差込部(3)を形 成し、他の半分側(1ロ)の内面側の少なくともいずれか一方のコーナ部分に、コー ナー用の袖片部(6)を重ね合わせてコーナー用の差込部(10)を形成する」事を特 徴とするもので、コーナー用の差込部(10)に折り畳まれた会葬礼状(7)と塩袋(9) とを入れ、反対側の差込部(3)にハンカチなどの引き出物(8)を挿入してケース本 体(1)を2つ折りに折り畳めば、第1実施例(A1)の作用効果と同様、手帳サイズ になり、厚みもほぼ紙入れ程度となって無理なくポケットに収まるしブックケー スとして再利用も可能である。
【0008】 『請求項3』は《図8〜10》に示す粗供養ケース(A)は第5実施例(A5)で「 2つ折りのケース本体(1)の一側端(1a)から他側端(1b)に至る切断線(13)をケー ス本体(1)に設け、ケース本体(1)の少なくともいずれか一方の半分側(1イ)(1ロ)の 内面側に前記切断線(13)を跨ぐ袖片部(2)を重ね合わせて差込部(3)を形成すると 共に、前記切断線(13)からケース本体(1)の上端(1c)又は下端(1d)の間にて、ケ ース本体(1)の少なくともいずれか一方の半分側(1イ)の内面側或いは差込部(3)の 外側に他の袖片部(2)を重ね合わせて他の差込部(3)を形成した」ことを特徴とす る。
【0009】 これによれば、再利用時に切断線(13)の処で第5実施例にかかる粗供養ケース (A5)を切断する事で、高さの小さい本(12)、例えば文庫本やパスポートのブック カバーとして使用する事ができるし、切断しない場合には、高さの大きい新刊本 (図示せず)のブックカバーとして使用する事ができ、大小のいずれの本にも適 用する事ができる。 なお、図8ではケース本体(1)の半分側(1イ)(1ロ)が非対称になっているが、両 方を(1イ)(1イ)或いは(1ロ)(1ロ)と対称に形成してもよい事は言うまでもない。
【0010】 『請求項4』は請求項3を更に詳細に規定したもので「2つ折りのケース本体 (1)の一側端(1a)から他側端(1b)に至る切断線(13)をケース本体(1)に設け、一方 の半分側(1イ)の内面側に前記切断線(13)を跨ぐ袖片部(2)を重ね合わせて差込部( 3)を形成すると共に、前記切断線(13)の両側にて他の半分側(1ロ)の内面側の両コ ーナー部に第1と第2のコーナー用の袖片部(6)を重ね合わせて外側コーナー用 の差込部(31)(33)を形成し、前記切断線(13)を挟んで前記一方の外側コーナー用 の差込部(31)の反対側にて、前記切断線(13)に沿って第3のコーナー用の袖片部 (6)を重ね合わせて内側コーナー用の差込部(32)を形成し、前記内側コーナー用 の差込部(32)と他方の外側コーナー用の差込部(33)との間にケース本体(1)の側 端(1a)から栞片部(5)を延出し、ケース本体(1)の一方の半分側(1イ)の内面側或い は差込部(3)を構成する袖片部(2)の外側に前記切断線(13)の内側にて前記切断線 (13)に沿ってコーナー用の袖片部(6)を重ね合わせ、前記他の半分側の内側コー ナー用の差込部(32)に対応する位置に他の内側コーナー用の差込部(34)を形成し た」ことを特徴とする。
【0011】 これによれば、請求項3に記載の作用効果の他、栞片部(5)が形成されている ので、これを引き起こして本(12)のページに差し込んでやれば、前記栞片部(5) がケース(A)付属のしおりとしての働きをなし、非常に使い勝手が良くしかもな くすような事がない。また、コーナー用の差込部(10)の部分は名刺入れとして使 用することも可能である。 前記栞片部(5)は別体のシートを用意し別にケース本体(1)の側端(1a)から延出 して形成してもよいし、袖片部(2)或いはコーナー用の袖片部(6)の一部を切り込 み(4)にて切断し、袖片部(2)或いはコーナー用の袖片部(6)から形成してもよい 。 ここで、内側コーナー用の差込部(34)を形成するコーナー用の袖片部(6)は、 袖片部(2)の外側にその2辺が直接接着される場合の他、袖片部(2)の一部を切り 取って(その切り取りラインを(15)で示す。)コーナー用の袖片部(6)とし、半 分側(1イ)の内面側にその2辺が直接接着される場合と、コーナー用の袖片部(6) を別途用意し、袖片部(2)の内面側にて半分側(1イ)の内面側にその2辺が直接接 着される場合とがある。 なお、コーナー用の袖片部(6)は別体のシートを用意し、これを重ね合わせて 形成してもよいが、袖片部(2)の一部を用いてコーナー用の袖片部(6)を形成して もよい。また、コーナー用の差込部(10)にはそれぞれ(31)〜(34)を付してその位 置関係をより明確にしている。
【0012】 『請求項5』は粗供養ケース(A)の使用例であり、「2つ折りのケース本体(1) の少なくともいずれか一方の半分側(1イ)(1ロ)の外面側又は袖片部(2)或いはコー ナー用の袖片部(6)に宣伝広告が表れるようになっている」事を特徴とするもの で、広告媒体としての用途にも使用出来るものである。特に、葬儀関係の商品の 宣伝広告が好ましい。
【0013】
【実施例】
以下、図1に示す第1実施例(A1)に基づいてこの考案を詳説し、第2実施例以 下は相違部分のみについて説明する。 ケース本体(1)は平面状であり、その材質は布、合成樹脂、皮等で構成され、 書籍や手帳等に沿って折り曲げ可能であれば自由に選択し得る。その大きさは、 本(12)(一般的には文庫本やパスポート或いは新刊本の大きさ)に合わせてある。 ケース本体(1)の両半分側(1イ)(1ロ)の内面側に袖片部(2)を重ね合わせ、袖片部(2 )の長手辺(2a)をケース本体(1)の両側端(1a)(1b)に合わせ、袖片部(2)の短手辺( 2b)(2c)をケース本体(1)の上下端(1c)(1d)に夫々合わせ、袖片部(2)のこれら辺 とケース本体(1)のこれら端同士を接着(材質が軟質塩化ビニルやポリエチレン のような合成樹脂の場合には一般的には熱圧着)して差込部(3)を形成する。
【0014】 このように重ね合わされた袖片部(2)は、袖片部(2)の長手辺(2a)と短手辺(2b) (2c)がケース本体(1)の対応する辺部(1a)(1b)(1c)(1d)にそれぞれ接着され、残 る長手辺(2d)はケース本体(1)には接着されていないので、ケース本体(1)の両半 分に差込部(3)が夫々形成されることになる。この袖片部(2)は、ケース本体(1) と一体に形成しケース本体(1)の両側端(1a)(1b)を折り返し線として折り返し、 対応する縁部を接着しても差し支えない。
【0015】 (11)は表紙で本体ケース(1)よりやや小さめに形成されており、その表面に必 要な印刷が施されている。 場合によっては宣伝広告用の文字や絵柄を印刷しておいてもよく、そうする事 により、本体ケース(1)が透明体の場合は外からその広告文字や絵柄を見ること が出来、本体ケース(1)が宣伝広告媒体として働く事になる。勿論、本体ケース( 1)の外表面に宣伝広告用の文字や絵柄を直接印刷してもよい。 (8)は引き出物で、一般的にはハンカチであり、(7)は2つ折りの会葬礼状で、 内側に貼着した白紙に会葬お礼の文言が印刷されている。勿論、会葬礼状(7)の 形成は問われるものではない。(9)は塩袋で、中に少量の塩が入っており、『清 め』のために使用される。
【0016】 図2は第2実施例(A2)で、図中、ケース本体(1)の右半分側(1イ)は図1と同じ であり、左半分側(1ロ)が相違する。半分側(1ロ)において、その内面側のコーナ部 分に、コーナー用の袖片部(6)をそれぞれ重ね合わせてコーナー用の差込部(10) を形成し、更に栞片部(5)を長辺(1a)の一部から延出した例である。
【0017】 図3は第3実施例(A3)で、図中、ケース本体(1)の右半分側(1イ)は図1と同じ であり、左半分側(1ロ)が相違する。半分側(1ロ)において、その内面側のコーナ部 分に、コーナー用の袖片部(6)をそれぞれ重ね合わせてコーナー用の差込部(10) を形成し、栞片部(5)を長辺(1a)の一部から延出し、更に、図中左側の下側のコ ーナー用の袖片部(6)の下側のコーナー部に1/4円状のコーナー用の袖片部(6) を重ね合わせ、その縁部(6a)(6b)を接着して1/4円状のコーナー用差込部(10) を形成する。これにより、ケース本体(1)と袖片部(2)のみが重ね合わされた部分 は2重となり、さらにコーナー用の袖片部(6)が重ね合わされた部分は3重とな る。前記接着は材質により任意の方法を選択できる。 同様にコーナー用の袖片部(6)の円弧状の部分も袖片部(2)に接着されていない ので、コーナー用の差込部(10)が形成されることになる。
【0018】 図4は第4実施例(A4)で、第1〜3実施例(A1〜A3)と違って両方に栞片部(5) を形成した例である。前記栞片部(5)は、2本の平行な切り込み(4)により形成さ れ、図2に示す実施例は左右の栞片部(5)の夫々の上下位置をずらしてあり、ま た、栞片部(5)の先端を舌状に丸く形成してあるが、左右の栞片部(5)を同位置に 形成し先端を舌状に形成しない場合もある。
【0019】 図8は第5実施例(A5)で、第1〜4実施例(A1)〜(A4)との相違部分を主として 説明する。この場合は、新刊本の高さに合わせて形成した2つ折りのケース本体 (1)の一側端(1a)から他側端(1b)に至る切断線(13)を、文庫本(12)の高さに合わ せてケース本体(1)に設けている点が特徴的である。そして、ケース本体(1)の一 方の半分側(1イ)の内面側に前記切断線(13)を跨ぐ袖片部(2)を重ね合わせ、前述 同様その対応側縁部分を接着して差込部(3)を形成する。そして、他の半分側(1ロ )の内面側の両コーナー部において、前記切断線(13)の両側にて第1と第2のコ ーナー用の袖片部(6)を他の半分側(1ロ)に重ね合わせ、その対応側縁部分を接着 して外側コーナー用の差込部(31)(33)をそれぞれ形成する。
【0020】 次に、前記切断線(13)を挟んで図中上の外側コーナー用の差込部(31)の反対側 にて、前記切断線(13)に沿って第3のコーナー用の袖片部(6)を重ね合わせ、そ の上縁と外縁とを、ケース本体(1)の他の半分側(1ロ)の内面側の前記切断線(13) に沿うラインと側縁(1a)の一部に接着して内側コーナー用の差込部(32)を形成す る。 更に、前記内側コーナー用の差込部(32)と図中下側の外側コーナー用の差込部 (33)との間にケース本体(1)の側端から栞片部(5)を延出する。
【0021】 更に、ケース本体(1)の一方の半分側(1イ)の内面側或いは差込部(3)を構成する 袖片部(2)の外側に、前記切断線(13)の内側にて前記切断線(13)に沿って袖片部( 2)を重ね合わせ、対応部分を接着して前記他の半分側(1ロ)の内側コーナー用の差 込部(32)に対応する位置に他の内側コーナー用の差込部(34)を形成する。 ここで、内側コーナー用の差込部(34)を形成するコーナー用の袖片部(6)は、 袖片部(2)の外側にその2辺が直接接着される場合の他、袖片部(2)の一部を切り 取ってコーナー用の袖片部(6)とし、半分側(1イ)の内面側にその2辺が直接接着 される場合と、コーナー用の袖片部(6)を別途用意し、袖片部(2)の内面側にて半 分側(1イ)の内面側にその2辺が直接接着される場合とがある。図中、(15)はコー ナー用の袖片部(6)の切欠ラインで、袖片部(2)の切り取り位置を示す。
【0022】 次に、本体ケース(1)を本来の用途である粗供養用として用いる場合には、表 紙(11)の両側部分を、本体ケース(1)の両袖片部(2)にて形成された差込部(3) 内に(図1参照)挿入し、或いは、本体ケース(1)の右半分側(1イ)の差込部(3) と、左半分側(1ロ)のコーナー用の差込部(10)内に挿入し(図2、3参照)、或い は本体ケース(1)のコーナー用の差込部(10)内に挿入し(図4参照)、或いは 、本体ケース(1)の右半分側(1イ)の差込部(3)と、左半分側(1ロ)の上下のコーナ ー用の差込部(10)内に挿入し(図8参照)、表紙(11)の印刷面が本体ケース(1) を通して外に表れるように配置する。 次に、会葬礼状(7)と塩袋(9)とを左半分側(1ロ)の差込部(3)、或いは下のコー ナー用の差込部(10)内に差し込むと共に、反対側の差し込み袋(3)に折り畳んだ ハンカチ(8)を差し込み、本体ケース(1)の中央から折り畳む事になる。図6、9 が粗供養ケース(A)の折り畳み時の姿図である。
【0023】 このように組み立てた粗供養ケース(A)は、いずれの実施例でも厚みが紙入れ 程度であり、大きさは文庫本或いは新刊本程度であるからポケットに簡単に収納 することが出来る。従って会葬が終わり、平服に着換えた時粗供養ケース(A)を ポケットに納める事が出来るので、会葬帰りであることが知られずにすむ。帰宅 すると玄関先で粗供養ケース(A)から塩袋(9)を取り出し、足元に撒いて『清め』 を行い家の中に入る。
【0024】 粗供養ケース(A1)としての役目が終わると、会葬礼状(7)などは然るべき処分 をし、残ったケース(A)はブックケースとして使用される。即ち、図6、9に示 すように、書籍手帳等の表裏両表紙を夫々差込部(3)に差し込み、書籍手帳等を 閉じる際に栞片部(5)を引き起こし、所望のページに挿入すればよいのである。 この表紙の差し込みの時には、切り込み(4)を設けた場合、これにより袖片部(2) がケース本体(1)の上下端(1c)(1d)方向に開かれるので、差し込みが容易となる 。また、栞片部(5)の先端を舌状に形成しておけば、栞片部(5)をつまんで引き起 こすのが容易となり、所望のページへの挿入も容易となる。
【0025】 また、左右の栞片部(5)の上下位置をずらしておけば、夫々異なるページへの 挿入が容易となり、そのページを開く際にも便利である。さらに、栞片部(5)を 使用すると否とにもかからわず、切り込み(4)を利用してメモ用紙等の差し込み や取り出しをすることができる。また、コーナー用の差込部(10)に名刺等を差し 込むこともでき、コーナー用の袖片部(6)を名刺入れとして使用することもでき る。
【0026】 また、実施例5の場合には、粗供養ケース(A3)としての役目が終わると、会葬 礼状(7)など然るべき処分をした後、切断線(13)の処で粗供養ケース(A3)を切断 する事で、高さの小さい本(12)、例えば文庫本やパスポートのブックカバーとし て使用する事ができるし、切断しない場合には、高さの大きい新刊本のブックカ バーとして使用する事ができ、大小のいずれの本にも適用する事ができる。
【0027】 ここで、内側コーナー用の差込部(34)を構成する袖片部(2)をケース本体(1)の 一方の半分側の内面側に設けた場合、袖片部(2)を切除し(勿論切除しなくても よいが)、内側コーナー用の差込部(34)に文庫本或いはパスポート(12)の表紙の コーナを挿入して使用する事になる。 内側コーナー用の差込部(34)を袖片部(2)の外側に設けた場合には、そのまま 、内側コーナー用の差込部(34)に文庫本或いはパスポート(12)の表紙のコーナを 挿入して使用する事になる。
【0028】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、粗供養ケースとして使用した場合には紙箱 のように嵩高いものにならず、ポケットに簡単にしまい込むことが出来、粗供養 ケースとしての役目が終わるとブックケースとして使用でき、しかも書籍や手帳 等の表紙を差し込んで保持する差込部を構成する袖片部の一部に切り込みを設け て栞片部を設けることにより、その部分をしおりとして使用出来、従来にない新 たな利用価値を提供すると共に、メモ用紙差込取出を容易にし、書籍手帳等の差 し込みを容易にする効果を有する。 更に、ケース本体に切断線を設けておけば、切断線を利用する事により、高さ の相違する本のブックカバーに対応する事ができ、無駄を極力省くことが出来る 事になる。 また、2つ折りのケース本体の少なくともいずれか一方の半分側の外面側又は 袖片部或いはコーナー用の袖片部に宣伝広告が表れるようになっておれば、広告 媒体としての用途にも使用出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案第1実施例正面図
【図2】本案第2実施例正面図
【図3】本案第3実施例正面図
【図4】本案第4実施例正面図
【図5】図3のX−X線断面図
【図6】本案第3実施例の粗供養ケースとしての使用状
態を示す斜視図
【図7】本案第1〜4実施例のブックケースとしての使
用状態を示す斜視図
【図8】本案第5実施例正面図
【図9】本案第5実施例の粗供養ケースとしての使用状
態を示す斜視図
【図10】本案第5実施例のブックケースとしての使用
状態を示す斜視図
【記号の説明】
(1)…ケース本体 (2)…袖片部 (3)…差込部 (4)…切り込み (5)…栞片部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つ折りのケース本体の少なくと
    もいずれか一方の半分側の内面側において、内面の上端
    から下端にかけて袖片部を重ね合わせて差込部を形成す
    る事を特徴とする粗供養ケース。
  2. 【請求項2】 2つ折りのケース本体のいずれか
    一方の半分側の内面側に内面の上端から下端にかけて袖
    片部を重ね合わせて差込部を形成し、他の半分側の内面
    側の少なくともいずれか一方のコーナ部分に、コーナー
    用の袖片部を重ね合わせてコーナー用の差込部を形成す
    る事を特徴とする粗供養ケース。
  3. 【請求項3】 2つ折りのケース本体の一側端か
    ら他側端に至る切断線をケース本体に設け、ケース本体
    の少なくともいずれか一方の半分側の内面側に前記切断
    線を跨ぐ袖片部を重ね合わせて差込部を形成すると共
    に、前記切断線からケース本体の上端又は下端の間に
    て、ケース本体の少なくともいずれか一方の半分側の内
    面側或いは差込部の外側に他の袖片部を重ね合わせて他
    の差込部を形成したことを特徴とする粗供養ケース。
  4. 【請求項4】 2つ折りのケース本体の一側端か
    ら他側端に至る切断線をケース本体に設け、一方の半分
    側の内面側に前記切断線を跨ぐ袖片部を重ね合わせて差
    込部を形成すると共に、前記切断線の両側にて他の半分
    側の内面側の両コーナー部に第1と第2のコーナー用の
    袖片部を重ね合わせて外側コーナー用の差込部を形成
    し、前記切断線を挟んで前記一方の外側コーナー用の差
    込部の反対側にて、前記切断線に沿って第3のコーナー
    用の袖片部を重ね合わせて内側コーナー用の差込部を形
    成し、前記内側コーナー用の差込部と他方の外側コーナ
    ー用の差込部との間にケース本体の側端から栞片部を延
    出し、ケース本体の一方の半分側の内面側或いは差込部
    を構成する袖片部の外側に前記切断線の内側にて前記切
    断線に沿って袖片部を重ね合わせ、前記他の半分側の内
    側コーナー用の差込部に対応する位置に他の内側コーナ
    ー用の差込部を形成したことを特徴とする粗供養ケー
    ス。
  5. 【請求項5】 2つ折りのケース本体の少なくと
    もいずれか一方の半分側の外面側又は袖片部或いはコー
    ナー用の袖片部に宣伝広告が表れるようになっている事
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の粗供養ケー
    ス。
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