JP3038042U - 墓所の囲み塀及びその据付構造 - Google Patents

墓所の囲み塀及びその据付構造

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JP3038042U
JP3038042U JP1996012460U JP1246096U JP3038042U JP 3038042 U JP3038042 U JP 3038042U JP 1996012460 U JP1996012460 U JP 1996012460U JP 1246096 U JP1246096 U JP 1246096U JP 3038042 U JP3038042 U JP 3038042U
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enclosure wall
horizontal member
grave
pillar
synthetic resin
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Inventor
義弘 西野
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有限会社加賀額塀商会
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 墓所を囲む縁石に固定して設ける囲み塀及び
その据付構造に関し、軽量かつ安価で据え付けが簡単な
囲み塀及びその据付構造を提供する。 【解決手段】 合成樹脂製のパイプ材で製造した支柱1
及び横架材2を備えている。支柱1の頂部には閉塞具5
が固定されている。横架材2の両端は、互いに隣接する
2本の支柱1、1の上部及び下部にそれぞれ支持されて
いる。横架材2は支柱より小径の合成樹脂製のパイプ材
で製造される。横架材の両端は、互いに隣接する支柱
1、1の対向面に設けた上下の取付孔3、3に挿入され
た状態で支持されている。支柱1及び横架材2の表面が
岩石の微粉末を含む塗料で被覆することができる。また
上下の横架材2、2の間に額縁14を形成し、この額縁
に家紋等の標章を表示したプレート17を架設すること
もできる。横架材2を長くしても自重で撓むことがない
ので、支柱間隔を広くすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、墓所を囲む縁石に固定して設けられる囲み塀及びその据付構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、墓所の囲み塀は、縁石に立設された石柱と、互いに隣接する石柱間に装 架された石板又は石桁で形成されたものであり、全体が石造りであった。また囲 み塀の中には石板の表面に家紋等の標章を刻設したものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
石材を組み立ててなる石造りの囲み塀は、重量感があり、風雨に晒されても朽 ちないので、広く採用されている。しかし石材は高価であり、研削、研磨に手間 を要し、重くて据付作業が大変である。
【0004】 本考案は、軽量かつ安価で、製造コストが低く、しかも簡単に据え付けること ができる囲み塀及びその据付構造を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の墓所の囲み塀は、合成樹脂製のパイプ材で製造した支柱1及び横架 材2を備えている。支柱1の頂部には閉塞具5が固定されている。横架材2の両 端は、互いに隣接する2本の支柱1、1の上部及び下部にそれぞれ支持されてい る。
【0006】 請求項2の考案では、支柱1が大径の合成樹脂製のパイプ材で製造され、横架 材2は支柱より小径の合成樹脂製のパイプ材で製造される。横架材の両端は、互 いに隣接する支柱1、1の対向面に設けた上下の取付孔3、3に挿入された状態 で支持されている。
【0007】 請求項3の囲み塀は、上記構造の囲み塀の支柱1及び横架材2の表面が岩石の 微粉末を含む塗料で被覆されているものである。
【0008】 上記構造の囲み塀において、上下の横架材2、2の間に額縁14を形成し、こ の額縁に家紋等の標章を表示したプレート17を架設することができる。
【0009】 請求項5の構造では、支柱1の下部内面に嵌着される係合部24とこの係合部 24を墓所の縁石27に垂直に固定する座部23とを備えた取付具25を用い、 取付具25の座部23を墓所の縁石27の上面に固定し、支柱1の下部を取付具 25の係合部24に冠着して立設する。
【0010】
【作用】
請求項1記載の墓所の囲み塀は、支柱1及び横架材2を合成樹脂製のパイプで 製造したので、軽量かつ安価な囲み塀を提供することができる。特に横架材2を 長くしても自重で撓むことがないので、支柱間隔を広くすることができ、従って 軽量かつ安価な囲み塀を得ることができる。
【0011】 請求項2記載の考案は、大径の支柱1に取付孔3を設け、小径の横架材2の両 端をこの取付孔3に挿入して支持したので、強固な囲み塀を作ることができる。
【0012】 請求項3記載の考案は、支柱1及び横架材2が石造りのような外観を呈するの で、墓石と調和する囲み塀を得ることができる。
【0013】 請求項4記載の考案は、囲み塀に家紋等の標章を設けることができるから、墓 の所有者を表示することができ、かつ厳かな雰囲気の囲み塀を得ることができる 。
【0014】 請求項5記載の考案は、取付具25を墓所の縁石27の上面に固定し、この取 付具に支柱1、1を冠着して囲み塀を据え付けたので、外部から取付具25が見 えず奇麗であり、しかも据付作業が容易である。特に請求項3記載の囲み塀では 、石材を組み立てたような外観を有し、縁石等と完全に調和する。
【0015】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の第1実施例の正面図である。本実施例の囲み塀は、高さ400 mmの支柱1と長さ900mmの横架材2とを備えている。支柱1及び横架材2 は、塩化ビニル製パイプを切断し、所定間隔を隔てて塩化ビニル製の細い糸条を 溶着して節6を形成したあと、吹付塗装により枯れ竹に似せたものである。支柱 1は横架材2に比べて大径のパイプを用い、外周面の縦方向上下に取付孔3、3 が設けられている。下方の取付孔3の直上には上下方向の長孔4が設けられ、支 柱1の頂部にキャップ5が嵌装されており、支柱の下端付近に水抜孔10が設け られている。上方の取付孔3と下方の取付孔3の近傍に前記の節6が位置してい る。長孔4には2本一組みの塩化ビニルパイプ製の目隠し材7が装着されている 。上下の横架材2及び目隠し材7の両隅及び中間二箇所に節6が位置している。 本実施例の囲み塀はすだれのような外観を呈しており、シンプルな構造で耐久性 に富んでいる。
【0016】 図2は本考案の第2実施例の正面図である。本実施例の囲み塀は、上下の横架 材2、2の対向面にそれぞれ4個の長孔9が設けられている。竹を軸方向に割っ た形状(断面円弧形)の短冊片11を塩化ビニルで製造し、これをひも12でた すき状に結んで斜め格子を3個形成し、その上端を上方の長孔9に嵌挿し、その 下端を下方の長孔9に嵌挿している。本実施例の囲み塀は、竹矢来のような外観 をしており、繊細で壮観な雰囲気を醸し出す。
【0017】 図3は本考案の第3実施例を示したもので、支柱1及び横架材2の表面に岩石 の微粉末が塗着されており、全体として灰色の御影石のような外観をしている。 本実施例の囲み塀は、周囲の環境に自然に溶けこみ、墓石を引き立たせる。
【0018】 図4、5は本考案の第4実施例を示したものである。上下の横架材2、2には その対向面に4つの長孔9が設けられており、短冊片11をたすき状に組んだ斜 め格子が左右の支柱に隣接して形成されており、中間の長孔9に2本一組みのた て桟13が装着されている。たて桟13、13と横架材2、2とで家紋嵌込部1 4が形成されている。
【0019】 家紋嵌込部14へ家紋15を装着するには、四隅に透孔16を有する正方形の 銅板17にシルクスクリーン印刷により家紋15を印刷し、これを家紋嵌込部1 4に嵌め込み、C形のステンレス製掴み金具18を上方の横架材2に2個、下方 の横架材2に2個それぞれ嵌装して、その取付孔19と銅板の透孔16にステン レス製のボルト21を通して、ステンレス製の袋ナット22で止める。銅板は風 雨に晒されて緑青が発生するので、これに家紋15を設けたものは、墓所に厳か な雰囲気を醸し出すことができる。
【0020】 図6は第1〜第4実施例の囲み塀の据付構造を示したものである。囲み塀の支 柱1の内径に等しい外径の座部23及びその外周付近に、座部の外径と同一円弧 の係合部24を対称に設けたステンレス製の取付金具25を準備し、座部23の 中心二箇所に穿設した貫通孔26に墓所の縁石27に埋めこまれたアンカーボル ト28を挿通してナットで固定する。このとき、支柱の水抜孔10は、係合部2 4相互間の間隙に臨んでおり、取付孔3や長孔9から入った雨水が支柱1から排 出される。次に支柱1を取付金具25の上方から冠着し、ステンレス製のビス2 9で固定する。
【0021】 図7は取付金具の他の例を示したもので、座部23の下面中心にステンレス製 パイプ31を垂下したものである。この取付具25は墓所の縁石27にドリルで 孔を開け、パイプ31を嵌挿して接着剤で固着して使用する。
【0022】 図8は墓所の縁石27に第4実施例の囲み塀を据付けたときの斜視図である。 墓所の周囲の長さが長いときは、支柱の数を多くする。中間の支柱1aには両側 に横架材2、2を装着する。この構造により、より経済的かつ美観に優れた囲み 塀を設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】囲み塀の第1実施例を示す正面図
【図2】囲み塀の第2実施例を示す正面図
【図3】囲み塀の第3実施例を示す正面図
【図4】囲み塀の第4実施例を示す正面図
【図5】家紋嵌込部の斜視図
【図6】据付構造を示す斜視図
【図7】取付金具の他の例を示す斜視図
【図8】囲み塀で囲まれた墓所を示す斜視図
【符号の説明】
14 額縁 17 銅板 23 座部 24 係合部 25 取付金具 27 縁石

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のパイプ材で製造した支柱
    (1) 及び横架材(2) を備えており、支柱(1) の頂部には
    閉塞具(5) が固定されており、横架材(2) の両端が互い
    に隣接する2本の支柱(1,1) の上部及び下部にそれぞれ
    支持されていることを特徴とする、墓所の囲み塀。
  2. 【請求項2】 大径の合成樹脂製のパイプ材で製造した
    支柱(1) とこれより小径の合成樹脂製のパイプ材で製造
    した横架材(2) とを備えており、横架材の両端が互いに
    隣接する支柱(1,1) の対向面に設けた上下の取付孔(3,
    3) に挿入された状態で支持されていることを特徴とす
    る、請求項1記載の墓所の囲み塀。
  3. 【請求項3】 支柱(1) 及び横架材(2) の表面が岩石の
    微粉末を含む塗料で被覆されていることを特徴とする、
    請求項1又は2記載の墓所の囲み塀。
  4. 【請求項4】 上下の横架材(2,2) の間に家紋等の標章
    を表示したプレート(17)を架設するための額縁(14)が設
    けられていることを特徴とする、請求項1、2又は3記
    載の墓所の囲み塀。
  5. 【請求項5】 支柱(1) の下部内面に嵌着される係合部
    (24)とこの係合部(24)を墓所の縁石(27)に垂直に固定す
    る座部(23)とを備えた取付具(25)を用い、取付具(25)の
    座部(23)を墓所の縁石(27)の上面に固定し、支柱(1) の
    下部を取付具(25)の係合部(24)に冠着して立設したこと
    を特徴とする、請求項1、2、3又は4記載の墓所の囲
    み塀の据付構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100853101B1 (ko) * 2008-02-15 2008-08-19 박헌조 대나무를 이용한 울타리 제조방법
KR100861655B1 (ko) * 2008-03-29 2008-10-02 염동인 조립식 경계휀스
JP2018115451A (ja) * 2017-01-17 2018-07-26 大和ハウス工業株式会社 腰壁

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