JP3037838B2 - 粗圧延機尾端速度制御方法 - Google Patents

粗圧延機尾端速度制御方法

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JP3037838B2
JP3037838B2 JP4291475A JP29147592A JP3037838B2 JP 3037838 B2 JP3037838 B2 JP 3037838B2 JP 4291475 A JP4291475 A JP 4291475A JP 29147592 A JP29147592 A JP 29147592A JP 3037838 B2 JP3037838 B2 JP 3037838B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板材を圧延する圧延設
備に配設された粗圧延機の尾端速度制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】板材を圧延する従来の圧延設備は、図2
に示すように、粗圧延機20の出側に、多数の粗出側テ
ーブル21(図面簡単化のため4個のみを示す)、デフ
レクターロール23、トップベンディングロール24、
ボトムベンディングロール25、フォーミングロール2
6およびクレードルロール27が配置されている。そし
て、粗圧延機20は電動機16により、粗出側テーブル
21は電動機22により、デフレクターロール23は電
動機12により、トップベンディングロール24は電動
機13により、ボトムベンディングロール25は電動機
14により、フォーミングロール26およびクレードル
ロール27は電動機15によってそれぞれ駆動される。
【0003】このような圧延設備において、圧延材18
は矢印の方向へ進み、粗圧延機20で圧延された後、粗
出側テーブル21およびデフレクターロール23によっ
て搬送される。そして、この圧延材18は、トップベン
ディングロール24、ボトムベンディングロール25、
フォーミングロール26およびクレードルロール27に
よってコイル状に巻き取られる。このような圧延設備の
うち、デフレクターロール23、トップベンディングロ
ール24、ボトムベンディングロール25、フォーミン
グロール26、クレードルロール27を総称してコイル
ボックスと称する。
【0004】従来、圧延材18が粗圧延機20とコイル
ボックスがタンデム状態となるとき、あるいはタンデム
状態になったときは、図3に示すのように、コイルボッ
クス速度基準装置1より出力された速度基準を、デフレ
クターロール速度基準装置2とトップベンディングロー
ル速度基準装置3とボトムベンディングロール速度基準
装置4とクレードルロールおよびフォーミングロール速
度基準装置5と粗圧延機速度基準装置6に入力し、それ
ぞれの基準装置に対応する駆動装置、すなわちデフレク
ターロール駆動装置7、トップベンディングロール駆動
装置8、ボトムベンディングロール駆動装置9、クレー
ドルロールおよびフォーミングロール駆動装置10、粗
圧延機駆動装置11の粗圧延機速度基準となり、粗圧延
機20はコイルボックスに同期した状態で圧延されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の速度基準装置では、高速で圧延材18を巻き取ろう
とした場合、粗圧延機20も高速で圧延し圧延材18を
粗圧延機20から抜くが、このとき粗圧延機20の負荷
となる圧延材18が無くなるので、粗圧延機20に流れ
ていた負荷電流が急減する。そうすると、粗圧延機駆動
装置11の保護機能である過電圧検出などにかかり粗圧
延機駆動装置11がトリップするため、コイルボックス
巻き取り速度を高速にすることができないという問題が
あった。
【0006】本発明は上記問題を解決するためになされ
たもので、その目的は粗圧延機とコイルボックスがタン
デム状態となったとき、粗圧延機駆動装置のトリップを
防止してコイルボックス巻き取り速度の高速化を図った
粗圧延機尾端速度制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、駆動装置により駆動される粗圧延機とこ
の粗圧延機により圧延される圧延材をコイル状に巻き取
るコイルボックスとがタンデム状態となった時の粗圧延
機の速度制御方法において、前記圧延材の尾端が高速で
前記粗圧延機を抜けるとき当該粗圧延機の速度を減速さ
せながら前記尾端を当該粗圧延機より抜くと共に前記尾
端が当該粗圧延機より抜けたら当該粗圧延機の速度を減
速する前の速度へ増速させることにより当該粗圧延機が
前記圧延材を高速で抜けるときに起る過電圧による前記
駆動装置のトリップを防止することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の粗圧延機尾端速度制御方法によれば、
粗圧延機とコイルボックスがタンデム状態になっても粗
圧延機駆動装置のトリップを防止してコイルボックス巻
き取り速度を高速で運転することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施例のブロック構成図であ
り、既に説明した図3の従来例と相違する点は、コイル
ボックス減速速度演算装置17を追加した点のみで、そ
の他の構成は同一であるので、同一部分には同一符号を
付してその説明を省略する。
【0010】同図において、コイルボックス減速速度演
算装置17は、図2の粗圧延材の入り側直近にある検出
器28が圧延材18の尾端を検出して粗圧延機20抜け
までの間で粗圧延機20の過電流を検出すると、コイル
ボックスの速度基準を減速し続けるが、圧延材18が粗
圧延機20を抜けるとコイルボックスの速度基準を元の
速度に戻すことにより粗圧延機駆動装置のトリップを防
止する。したがって、コイルボックス巻き取り速度を高
速で運転することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
粗圧延機とコイルボックスがタンデム状態となり、圧延
材が粗圧延機を抜けるときの速度をコイルボックス減速
速度演算装置により演算してコイルボックスの速度基準
を元の速度に戻すように制御されるので、圧延機の負荷
を軽減されコイルボックス巻き取り速度の高速化が可能
となり、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図。
【図2】本発明が適用される圧延設備の配置図。
【図3】従来の圧延設備において、粗圧延機とコイルボ
ックスがタンデム状態となったときの速度基準ブロック
図。
【符号の説明】
1…コイルボックス速度基準装置、2…デフレクターロ
ール速度基準装置、3…トップベンディングロール速度
基準装置、4…ボトムベンディングロール速度基準装
置、5…クレードルロールおよびフォーミングロール速
度基準装置、6…粗圧延機速度基準装置、7…デフレク
ターロール駆動装置、8…トップベンディングロール駆
動装置、9…ボトムベンディングロール駆動装置、10
…クレードルロールおよびフォーミングロール駆動装
置、11…粗圧延機駆動装置、12,13,14,1
5,16…電動機、17…コイルボックス減速速度演算
装置、18…圧延材、20…粗圧延機、21…粗出側テ
ーブル、22…電動機、23…デフレクターロール、2
4…トップベンディングロール、25…ボトムベンディ
ングロール、26…フォーミングロール、27…クレー
ドルロール、28…検出器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置により駆動される粗圧延機とこ
    の粗圧延機により圧延される圧延材をコイル状に巻き取
    るコイルボックスとがタンデム状態となった時の粗圧延
    機の速度制御方法において、前記圧延材の尾端が高速で
    前記粗圧延機を抜けるとき当該粗圧延機の速度を減速さ
    せながら前記尾端を当該粗圧延機より抜くと共に前記尾
    端が当該粗圧延機より抜けたら当該粗圧延機の速度を減
    速する前の速度へ増速させることにより当該粗圧延機が
    前記圧延材を高速で抜けるときに起る過電圧による前記
    駆動装置のトリップを防止することを特徴とする粗圧延
    機尾端速度制御方法。
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