JP3037463U

JP3037463U - 金封

Info

Publication number: JP3037463U
Application number: JP1996011909U
Authority: JP
Inventors: 邦彦宮江
Original assignee: 邦彦宮江
Priority date: 1996-11-05
Filing date: 1996-11-05
Publication date: 1997-05-16
Anticipated expiration: 2002-11-05

Abstract

(57)【要約】【課題】収納する紙幣の出し入れを簡易迅速に行うこ
とのできる金封とする。【解決手段】表面形成部２の両側に裏面形成折曲部３
Ａ、３Ｂを有し、裏面形成折曲部３Ａ、３Ｂを折り返
し、更に折り返した裏面形成折曲部３Ａ、３Ｂと重合し
た表面形成部２の上・下折曲部４Ａ、４Ｂを裏面へ折曲
し、重合した上・下折曲部４Ａ、４Ｂの中央部に水引５
を巻止する金封１の構成に於いて、裏面形成折曲部３
Ａ、３Ｂが表面形成部２の半分の横巾とした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、慶弔、仏事等に関連して紙幣を包む金封に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の慶弔、仏事等に使用される金封は、一枚の紙を折り畳んで袋状に形成するものであり、形成する金封の横巾の３倍の長さを有し、三等分にした中央部を表面形成部、両側を裏面形成折曲部とし、更に形成する金封の縦長の２倍を越える縦長の残余は、同等の長さの上・下折曲部としている。

【０００３】そして、金封の形成は一枚の紙を折り畳んで行うのであり、先ず両側の裏面形成折曲部を裏側へ折り曲げ、表面形成部と二片の裏面形成折曲部が三重に折り重なった状態とし、更に三重に折り重なった上・下折曲部を裏面側の中央方向に折曲し、重合する上・下端の部分に水引の環体を位置せしめて巻止するものである。

【０００４】一方、紙幣は袋状に形成した金封の表面形成部と裏面形成折曲部の内側部との間に収納されるのであり、金封は通常折り畳んで水引が巻止した状態にあるため、金封への紙幣の収納及び金封から紙幣の取り出しは、水引を除去し、折り畳んだ包みを開いて行うこととなるのである。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

上記のように、従来の金封では収納する紙幣の出し入れは、その都度金封を開き、折り畳んで行う必要があり、かつ水引の着脱も大変手数の掛かる作業であるため、受付等に於ける整理の迅速性に支障となっているのである。

【０００６】そこで、本考案は収納する紙幣の出し入れを簡易迅速に行うことのできる金封を提供せんとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案の金封は、表面形成部の両側に裏面形成折曲部を有し、裏面形成折曲部を折り返し、更に折り返した裏面形成折曲部と重合した表面形成部の上・下折曲部を裏面へ折曲し、重合した上・下折曲部の中央部に水引を巻止する金封の構成に於いて、裏面形成折曲部が表面形成部の半分の横巾としたものである。

【０００８】本考案の金封は裏面形成折曲部の横巾が表面形成部の半分の長さであるため、折曲した場合、裏面形成部同士が重合せず、上部又は下部を開けば、裏面形成折曲部を大きく開口することが可能となり、この開口部分から紙幣の出し入れを行えるのである。

【０００９】よって、水引を着脱することもなく、折り畳んだ金封を全面開いて、再度折り畳むことなく紙幣の出し入れを行えるものである。又、裏面形成折曲部は裏面中央部で突き合わせとなっているけれども、上・下折曲部によって開くことなく、かつ外見上は従来と同様の裏面を形成してるものである。

【００１０】

【考案の実施の形態】

本考案の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は紙幣の出し入れ時の金封の状態を示す斜視図であり、図２は裏面形成折曲部を折り曲げた状態の裏面図を表したものである。

【００１１】金封１は表面形成部２、裏面形成折曲部３Ａ、３Ｂ及び上・下折曲部４Ａ、４Ｂ、更に折り畳んだ金封本体を巻止する水引５より成り、裏面形成折曲部３Ａ、３Ｂの横巾Ｓは、表面形成部２の横巾Ｌの半分の長さとしてある。

【００１２】又、上・下折曲部４Ａ、４Ｂの縦長Ｍは、従来の金封と同様に表面形成部２の縦長Ｎの半分の長さより長く、折曲した時に端部同士が重合し、この重合部分に水引５を掛けて巻止するものとなっている。

【００１３】したがって、図１に示すように、下折曲部４Ｂ（上折曲部４Ａであってもよい）を水引５より外して開けば、裏面形成折曲部３Ａ、３Ｂの下半が大きく開口するため、紙幣（内袋に入れたものであっても）を容易に出し入れできるものとなる。

【００１４】又、上・下折曲部４Ａ、４Ｂを折り曲げた状態では、裏面形成折曲部３Ａ、３Ｂが開く虞れもなく、かつ従来の外観と相異なく同一の形態と成るものである。

【００１５】

【考案の効果】

以上のように、本考案は紙幣の出し入れに金封を開いたり、折り畳んだりする必要はなく、迅速容易に行える効果があり、特に水引の抜き差しの手数から解放される効果も大きく、更に外観上は従来の金封と異なるものとならない効果をも有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の金封の一実施の形態を示す紙幣の出し
入れ時の斜視図である。

【図２】図１の裏面形成折曲部を折り曲げた状態の裏面
図である。

【符号の説明】

１金封２表面形成部３Ａ裏面形成折曲部３Ｂ裏面形成折曲部４Ａ上・下折曲部４Ｂ上・下折曲部５水引

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】表面形成部の両側に裏面形成折曲部を有
し、裏面形成折曲部を折り返し、更に折り返した裏面形
成折曲部と重合した表面形成部の上・下折曲部を裏面へ
折曲し、重合した上・下折曲部の中央部に水引を巻止す
る金封の構成に於いて、裏面形成折曲部が表面形成部の
半分の横巾としたことを特徴とする金封。