JP3037327U - 脚立及び梯子 - Google Patents

脚立及び梯子

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JP3037327U JP1996009966U JP996696U JP3037327U JP 3037327 U JP3037327 U JP 3037327U JP 1996009966 U JP1996009966 U JP 1996009966U JP 996696 U JP996696 U JP 996696U JP 3037327 U JP3037327 U JP 3037327U
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之弘 藤本
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之弘 藤本
澤 英典
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜地や階段等でも使用することができると
共に、支持台と脚体との間の位置の固定を確実にできる
ようにする。 【解決手段】 脚立本体の各脚体4の各縦部材5の下端
部に案内部材14を設け、これらの孔部15に半円弧状
をなす支持台3を移動可能に挿通する。支持台3の下面
には係合部材18を取り付け、脚体4の最下段の踏み桟
6にはロック装置20を設ける。支持台3に対して脚立
本体をこれが垂直状態となるように移動させ、ロック装
置20の被係合部材30を係合部材18に係合させる。
これにより、脚立本体は、支持台3を介して傾斜地や階
段等でも使用することができるようになる。この場合、
係合部材18と被係合部材30は、それらの凹凸部18
a,30aを係合させている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、傾斜地や階段等でも良好に使用することができる脚立及び梯子に関 する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来、作業時の踏み台として用いられる脚立は、2組の脚体の長さが同一であ るため、傾斜地や階段等で使用する場合には、脚体の低い方を石や木などの適当 な台で支えることによって使用するようにしていた。しかしながら、この場合に は、脚立を使用できるように設置するのに多くの時間がかかるのみならず、使用 中に不安感を振り落とせないという問題点があった。
【0003】 このようなことに対処するものとして、韓国実用新案公告第86−1378号 が考案されており、このものは次のような構成となっている。すなわち、脚立本 体の2組の脚体を支える支持台として、2組の円弧状をなす支持台を用いている 。これら各支持台は、断面が円形のパイプから成っており、脚立本体における両 脚体の左右の縦部材の下端部に設けられた円形管から成る案内リングに移動可能 に挿通されていると共に、両脚体における最下段の横部材の中央部に設けられた 案内リングに移動可能に挿通されている。そして、中央部の案内リングには締付 け用のボルトが取り付けられていて、このボルトを締め付けることにより、支持 台と案内リングひいては脚体とを固定する構成となっている。
【0004】 上記した構成の脚立を例えば階段で使用する場合には、例えば、次のようにす る。まず、中央部の案内リングのボルトを緩めた状態で、2組の支持台のそれぞ れの一端部を階段の低い側に当てると共に、他端部を階段の高い側に当て、この 状態で脚立本体を案内リングを介して支持台に対し移動させて垂直状態となるよ うに位置させる。そして、上記ボルトを締め付けて、中央部の案内リングと支持 台とを固定する。このようにすることにより、脚立本体を支持台により垂直状態 に支持することができるので、その脚立本体上に載って作業をすることができる 。この場合、脚立本体に掛かる荷重は、各案内リングを介して支持台にて受けら れることになる。
【0005】 しかしながら、上記した構成のものの場合、中央部の案内リングに取り付けら れたボルトを締め付けて当該ボルトの先端を支持台の下面に圧接させ、その圧接 力により、支持台に対する案内リングひいては脚体の位置を固定する構成である ため、ボルトの先端と支持台の下面との間に滑りが発生して、支持台と脚体との 間の固定が不十分となる場合が考えられる。
【0006】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、傾斜地や 階段等でも使用することができると共に、支持台と脚体との間の位置の固定を確 実に行うことができて、使い勝手の向上を図り得る脚立を提供することにあり、 また、第2の目的は、傾斜地や階段等でも使用することができると共に、支持台 と梯子本体との間の位置の固定を確実に行うことができて、使い勝手の向上を図 り得る梯子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の脚立は、上記した第1の目的を達成するために、2本の縦部材間に 複数本の横部材を配設して成る2組の脚体を備えた脚立本体と、前記各縦部材の 下端部にそれぞれ設けられた案内部と、円弧状をなして前記各脚体に対応して設 けられ、対応する脚体の前記両案内部に移動可能に挿通されると共に、前記脚立 本体の荷重を前記案内部を介して受ける2組の支持台と、これら各支持台に当該 支持台の移動方向に沿って設けられた係合部と、前記各脚体における最下段の横 部材の中央部に前記係合部に係脱可能に係合するように設けられ、その係合によ り前記支持台に対する脚体の位置を固定する被係合部とを具備する構成としたも のである。
【0008】 上記した構成の脚立を例えば階段で使用する場合には、例えば次のようにする 。まず、係合部と被係合部との係合を解除した状態で、2組の支持台のそれぞれ の一端部を階段の低い側に当てると共に、他端部を階段の高い側に当て、この状 態で脚立本体を案内部を介して支持台に対し移動させて、垂直状態となるように 位置させる。そして、各脚体側の被係合部を支持台側の係合部に係合させること により、支持台に対する各脚体の位置を固定する。このようにすることにより、 脚立本体を支持台により垂直状態に支持することができるので、その脚立本体上 に載って作業をすることができる。この場合、脚立本体に掛かる荷重は、各案内 部を介して支持台にて受けられることになる。
【0009】 このような構成のものによれば、各脚体側の被係合部を支持台側の係合部に係 合させることにより、支持台に対する各脚体の位置を固定する構成としているの で、係合部と被係合部との間で滑りが発生することを極力防止することができ、 支持台と脚体との間の位置の固定を確実に行うことができる。
【0010】 この場合、脚立本体は、2組の脚体が連結部を介して回動可能に連結されてい ると共に、それら2組の脚体を直線状となるように延ばした状態に保持すること が可能な構成とすることが好ましい。
【0011】 請求項7の梯子は、上記した第2の目的を達成するために、2本の縦部材間に 多数本の横部材を配設して成る梯子本体と、前記各縦部材の下端部にそれぞれ設 けられた案内部と、円弧状をなして前記両案内部に移動可能に挿通されると共に 、前記梯子本体の荷重を前記案内部を介して受ける支持台と、この支持台に当該 支持台の移動方向に沿って設けられた係合部と、前記梯子本体おける最下段の横 部材の中央部に前記係合部に係脱可能に係合するように設けられ、その係合によ り前記支持台に対する梯子本体の位置を固定する被係合部とを具備する構成とし たものである。
【0012】 上記した構成の梯子を例えば階段に設置して使用する場合には、例えば次のよ うにする。まず、係合部と被係合部との係合を解除した状態で、支持台の一端部 を階段の低い側に当てると共に、他端部を階段の高い側に当て、この状態で梯子 本体を案内部を介して支持台に対し移動させて、ほぼ垂直状態となるように位置 させる。そして、梯子本体側の被係合部を支持台側の係合部に係合させることに より、支持台に対する梯子本体の位置を固定する。そして、梯子本体の上端部を 壁などに立て掛けることにより、梯子本体を支持台によりほぼ垂直状態に支持す ることができるので、その梯子本体に上って作業をすることができるようになる 。この場合、梯子本体に掛かる荷重は、各案内部を介して支持台にて受けられる ことになる。
【0013】 このような構成のものによれば、梯子本体側の被係合部を支持台側の係合部に 係合させることにより、支持台に対する梯子本体の位置を固定する構成としてい るので、係合部と被係合部との間で滑りが発生することを極力防止することがで き、支持台と梯子本体との間の位置の固定を確実に行うことができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の第1実施例について、図1ないし図8を参照して説明する。ま ず、この第1実施例は脚立を対象としたものである。全体の外観を示す図2及び 図3において、脚立1は、概略的には、脚立本体2と、円弧状をなす2組の支持 台3,3とから構成されている。
【0015】 このうち、脚立本体2は、アルミニウムを主体に形成された2組の脚体4,4 を組み合わせて構成されている。2組の脚体4,4は、基本的には同様な構成と なっているものであり、すなわち、2本の縦部材5,5と、これら縦部材5,5 間に設けられた複数本の横部材、この場合3本の踏み桟6及び上端部の天板7と から構成されている。2組の脚体4,4は、上端部の左右両側に設けられた連結 部8における連結軸9を中心に回動可能に連結されている。一方の脚体4の上端 部側の左右両側には、開き止め金具10がリベット11により回動可能に取り付 けられており、また、相手側の脚体4には、その開き止め金具10の孔部10a が引っ掛けられる引掛け用リベット12,13が設けられている。
【0016】 この場合、図2及び図3に示すように脚立本体2を脚立(踏み台)として使用 する場合には、2組の脚体4,4間を所定の角度開いた状態で、開き止め金具1 0の孔部10aを一方の引掛け用リベット12に引っ掛けることにより、両脚体 4,4がその開いた状態に保持される。また、図示はしないが、2組の脚体4, 4を閉じた状態で、開き止め金具10の孔部10aを他方の引掛け用リベット1 3に引っ掛けることにより、両脚体4,4が閉じた状態に保持される。そして、 図8に示すように、2組の脚体4,4を直線状となるように延ばした状態で、開 き止め金具10の孔部10aを一方の引掛け用リベット12に引っ掛けることに より、両脚体4,4が直線状態に保持されるようになり、梯子として使用できる ようなる。
【0017】 各脚体4における各縦部材5の下端部には、それぞれ案内部材14がリベット 止めにより固定状態に取り付けられている。この案内部材14には、図1に示す ように、対応する支持台3を移動可能に挿通するための案内部を構成する矩形状 の孔部15が形成されている。孔部15の下部には、この孔部15よりも小さな 孔部15aも形成されている。
【0018】 一方、上記各支持台3は、断面が矩形状をなすアルミニウム製のパイプにより 半円弧状に形成されていて、それぞれの両端部に脚部16が取り付けられている 。各脚部16の下部には、ゴム17が取り付けられている。そして、各支持台3 の下面には、係合部を構成する多数個の凹凸部18aを有するラック状の係合部 材18が支持台3の長手方向に沿って所定の範囲で設けられている。係合部材1 8は、支持台3に対してねじ(図示せず)により固定されている。しかして、各 支持台3は、対応する脚体4の両案内部材14の孔部15,15aに移動可能に 挿通されている。
【0019】 そして、上記した各脚体4における最下段の横部材である最下段の踏み桟6に は、ロック装置20が設けられている。このロック装置20について、主に図1 、図4ないし図6を参照して説明する。最下段の踏み桟6には取付けフレーム2 1がリベットにより固定され、この取付けフレーム21に逆L字状をなす支持フ レーム22が固着されている。支持フレーム22の横片部22aの一端部には軸 23を介して2本のリンク24の一端部が回動可能に取り付けられ、これら2本 のリンク24の他端部が軸25を介して操作レバー26の中間部に回動可能に連 結されている。
【0020】 操作レバー26の先端部(図1及び図4中下端部)には、軸27を介して取付 板28の一端部が回動可能に連結されている。取付板28の他端部は、支持フレ ーム22の縦片部22bの下端部に軸29を介して回動可能に連結されている。 取付板28は弾性変形可能な構成となっていて、これの上面側の中間部に、被係 合部を構成する複数個の凹凸部20aを有する被係合部材30が取り付けられて いる。
【0021】 この場合、支持フレーム22と、リンク24と、操作レバー26と、取付板2 8とは、対応する支持台3を囲むように配置されている。そして、図4のロック 解除状態において、操作レバー26を、図4中、軸25を中心に矢印A方向へ回 動操作すると、操作レバー26の先端側の軸27が支持台3側に移動しながら軸 25の上方へ移動して、図5及び図6に示すように、被係合部材30の凹凸部3 0aが係合部材18の凹凸部18aに噛み合うように係合すると共に、その係合 状態が保持されるロック状態となる。このとき、支持フレーム22の横片部22 a下面と支持台3の上面との間には、隙間Gが形成されている。また、このロッ ク状態から、操作レバー26を、図5中、軸25を中心に矢印B方向へ回動操作 すると、操作レバー26の先端側の軸27が支持台3の下方側へ移動しながら軸 25の下方に移動して、図1及び図4のロック解除状態となる。これに伴い、被 係合部材30の凹凸部30aと係合部材18の凹凸部18aとの係合が解除され る。
【0022】 次に上記構成の作用を説明する。 脚立1を例えば平坦な場所で使用する場合には、図2及び図3に示すように、 脚立本体2の両脚体4を所定角度開き、各開き止め金具10の孔部10aを一方 の引掛け用リベット12に引掛けるとともに、両脚体4を各支持台3の中央部に 位置させた状態で、各ロック装置20における被係合部材30の凹凸部30aを 係合部材18の凹凸部18aに係合させたロック状態とする。このようにロック 装置20をロック状態とした状態では、支持台3に対する脚体4の位置が固定さ れ、脚体4ひいては脚立本体2が支持台3に対して当該支持台3の長手方向に移 動することが阻止された状態となる。
【0023】 このような状態で、支持台3の各脚部16を設置場所に当てがつて設置するこ とにより、脚立本体2は支持台3に垂直状態に支持された状態となるので、脚立 本体2上に載って作業をすることができる。この場合、支持フレーム22の横片 部22aと支持台3との間には隙間Gが形成されているので、脚立本体2に掛か る荷重は、常に各案内部材14の孔部15の上縁部を介して支持台3,3にて受 けられる。また、被係合部材30の凹凸部30aと係合部材18の凹凸部18a とが係合していることにより、脚体4ひいては脚立本体2が支持台3に対して当 該支持台3の長手方向に移動することが阻止されているので、脚立本体2が傾く ことなく、安定した状態で作業をすることができる。
【0024】 脚立1を例えば階段で使用する場合には、まず、脚立本体2の脚体4,4を所 定の角度開いた状態で、各ロック装置20における操作レバー26を操作して、 図1及び図4に示すロック解除状態とする。この状態では、被係合部材30と係 合部材18との係合は解除されているので、脚体4に対して支持台3を移動させ ることができる。
【0025】 この状態で、図7に示すように、各支持台3の一端側の脚部16を階段31の 低い側の面31aに当てると共に、他端側の脚部16を階段31の高い側の面3 1bに当てた状態とする。そして、支持台3に対して脚立本体2を移動させ、脚 立本体2が垂直状態となる位置に位置させる。この後、各ロック装置20におけ る操作レバー26を操作して、被係合部材30の凹凸部30aを係合部材18の 凹凸部18aに係合させたロック状態とする。
【0026】 このような状態では、階段31上において、脚立本体2は支持台3に垂直状態 に支持された状態となるので、その脚立本体2上に載って作業をすることができ る。この場合、上記した場合と同様に、脚立本体2に掛かる荷重は、各案内部材 14の孔部15の上縁部を介して支持台3,3にて受けられる。また、被係合部 材30の凹凸部30aと係合部材18の凹凸部18aとが係合していることによ り、脚体4ひいては脚立本体2が支持台3に対して当該支持台3の長手方向に移 動することが阻止されているので、脚立本体2が傾くことなく、安定した状態で 作業をすることができる。
【0027】 なお、図示はしないが、脚立1を傾斜地で使用する場合も、上記の階段で使用 する場合と同様にして使用することができる。
【0028】 また、本実施例の脚立1は、梯子としても使用することができる。梯子として 使用する場合には、図8に示すように、2組の脚体4,4を直線状に延ばした状 態とすると共に、各開き止め金具10の孔部10aを一方の引掛け用リベット1 2に引掛ける。これにより、2組の脚体4,4を直線状に延ばした状態に保持す ることができる。
【0029】 この状態で、一方の支持台3を平坦な場所に設置して使用する場合には、下部 側の脚体4を下部側の支持台3の中央部に位置させた状態とする共に、ロック装 置20をロック状態とする。またこの場合、上部側の脚体4と支持台3も同様な 状態とする。このような状態で、下部側の支持台3を平坦な場所に設置し、上部 側の支持台3を壁などに立て掛けることにより、梯子として使用することができ る。この場合も、2組の脚体4を延ばした状態の脚立本体2に掛かる荷重は、下 部の両案内部材14を介して下部の支持台3にて受けられる。また、下部側の被 係合部材30と係合部材18とが係合していることにより、脚立本体2が傾くこ となく、安定した状態で作業をすることができる。
【0030】 また、脚立1を梯子として、階段で使用する場合には、図示はしないが、図7 の場合と同様に、下部側の支持台3における一端側の脚部16を階段の低い面に 当てると共に、他端側の脚部16を階段の高い側の面に当てた状態とする。そし て、その下部側の支持台3に対して梯子状態の脚立本体2を移動させ、脚立本体 2が垂直状態となる位置に位置させる。この後、ロック装置20における操作レ バー26を操作して、被係合部材30を係合部材18に係合させたロック状態と する。
【0031】 このような状態では、階段上において、梯子状態の脚立本体2は支持台3に垂 直状態に支持された状態となるので、上部側の支持台3を壁などに立て掛けるこ とにより、梯子として使用することができる。この場合も、脚立本体2に掛かる 荷重は、下部の両案内部材14を介して支持台3にて受けられる。また、被係合 部材30と係合部材18とが係合していることにより、脚立本体2が傾くことな く、安定した状態で作業をすることができる。
【0032】 また、図示はしないが、梯子状態とした脚立1を傾斜地で使用する場合も、上 記の階段で使用する場合と同様にして使用することができる。
【0033】 上記した第1実施例によれば、脚立1は、半円弧状をなす2組の支持台3,3 を介して、平坦な場所は勿論のこと、傾斜地や階段などでも良好に使用すること ができる。そして、脚立本体1における各脚体4側の被係合部材30の凹凸部3 0aを支持台3側の係合部材18の凹凸部18aに係合させることにより、支持 台3に対する各脚体4の位置を固定する構成としているので、ボルトの先端を支 持台の下面に単に圧接させる構成とは違い、それら凹凸部30a及び18aの間 で滑りが発生することを極力防止することができ、支持台3と脚体4との間の位 置の固定を確実に行うことができる。
【0034】 しかも、係合部材18の凹凸部30aに対する被係合部材30の凹凸部30a の係合及び係合解除は、操作レバー26の操作により容易に行うことができる利 点もある。
【0035】 また、上記脚立1は、2組の脚体4,4を直線状に延ばして梯子としても使用 することができ、しかも、その梯子とした状態でも傾斜地や階段などでも良好に 使用することができて便利である。
【0036】 一方、図9及び図10は本考案の第2実施例を示したものである。この第2実 施例は、脚立1に代えて、梯子32に適用したものである。梯子本体33は、2 本の平行な縦部材34間に、多数本の横部材である踏み桟35を配設して構成さ れている。そして、両縦部材34の下端部に、案内部としての孔部15(第1実 施例参照)を有する案内部材14を取り付けている。それら両案内部材14の孔 部15に、半円弧状をなす支持台3を移動可能に挿通している。支持台3の下面 には、係合部としての多数個の凹凸部18aを有する係合部材18を取り付けて いる。そして、梯子本体33の最下段の踏み桟35に、第1実施例と同様な構成 のロック装置20を設けている。
【0037】 この第2実施例の梯子32の使い方としては、梯子本体33を折り畳むことが できない他は、第1実施例の脚立1の梯子として使う場合と同様である。すなわ ち、支持台3を平坦な場所に設置して使用する場合には、図9に示すように、梯 子本体33を支持台3の中央部に位置させた状態とする共に、ロック装置20を ロック状態とする。このような状態で、梯子本体33の上端部を壁などに立て掛 けることにより、梯子として使用することができる。この場合も、梯子本体33 に掛かる荷重は、下部の両案内部材14を介して支持台3にて受けられる。また 、下部側の被係合部材30(図5及び図6参照)と係合部材18とが係合してい ることにより、梯子本体33が傾くことなく、安定した状態で作業をすることが できる。
【0038】 また、梯子32を階段31で使用する場合には、図10に示すように、支持台 3における一端側の脚部16を階段31の低い面31aに当てると共に、他端側 の脚部16を階段31の高い側の面31bに当てた状態とする。そして、支持台 3に対して梯子本体33が垂直状態となる位置に移動させ、この状態でロック装 置20をロック状態とする。このような状態で、梯子本体33の上端部を壁など に立て掛けることにより、梯子として安定した状態で使用することができるよう になる。
【0039】 なお、このような構成の梯子32は、図示はしないが、傾斜地で使用する場合 も、上記の階段31で使用する場合と同様にして使用することができる。
【0040】 このような第2実施例によれば、梯子32は、平坦な場所は勿論のこと、階段 31や傾斜地でも良好に使用することができる。また、第1実施例と同様に、梯 子本体33側の被係合部材30の凹凸部30aを支持台3側の係合部材18の凹 凸部18aに係合させることにより、支持台3に対する梯子本体33の位置を固 定する構成としているので、それら凹凸部30a及び18aの間で滑りが発生す ることを極力防止することができ、支持台3と梯子本体33との間の位置の固定 を確実に行うことができる。
【0041】 しかも、係合部材18の凹凸部30aに対する被係合部材30の凹凸部30a の係合及び係合解除は、操作レバー26の操作により容易に行うことができる利 点もある。
【0042】 図11は本考案の第3実施例を示したものであり、この第3実施例は上記した 第1実施例とは次の点が異なっている。すなわち、支持台3側の係合部として弾 性変形が可能な弾性部材、この場合板状のゴム36を取り付ける。このゴム36 に係合する被係合部としては、凸部、この場合、第1実施例における複数個の凹 凸部30aを有する被係合部材30を用いる。この場合には、ゴム36に対して 被係合部材30の凹凸部30aが食い込むようにして係合することにより、第1 実施例の場合と同様な作用効果を得ることができる。この構成によれば、特に、 ゴム36と被係合部材30の凹凸部30aとの係合を無段階で行うことができる 利点がある。この第3実施例は、第2実施例の梯子32にも適用することができ る。
【0043】 図12は本考案の第4実施例を示したものであり、この第4実施例は上記した 第1実施例とは次の点が異なっている。すなわち、支持台3側の係合部としては 、支持台3の下面に形成した多数個の孔部37から構成する。孔部37は、支持 台3の長手方向に沿って多数個を等間隔で形成する。これに対して、脚体4側の 被係合部としては、その孔部37に挿入係合する凸部38により構成し、この凸 部38を有する被係合部材39をロック装置20の取付板28に取り付けた構成 とする。この場合には、孔部37に対して被係合部材39の凸部38が挿入係合 することにより、第1実施例の場合と同様な作用効果を得ることができる。この 第4実施例も、第2実施例の梯子32にも適用することができる。
【0044】 本考案は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形ま たは拡張することができる。 案内部材14の孔部15は、外周部の一部が開放していても良い。また、支持 台3としては、断面が矩形状のものの方が好ましいが、これに限られず、例えば 断面が円形であっても良い。
【0045】 被係合部材30を係合部材18に係合させた状態に保持するためのロック装置 20としては、実施例のもの以外の構造を用いるようにしても良い。
【0046】
【考案の効果】
請求項1の脚立によれば、円弧状をなす2組の支持台を介して、平坦な場所は 勿論のこと、傾斜地や階段などでも良好に使用することができる。そして、脚立 本体における各脚体側の被係合部を支持台側の係合部に係合させることにより、 支持台に対する各脚体の位置を固定する構成としているので、それら係合部と被 係合との間で滑りが発生することを極力防止することができ、支持台と脚体との 間の位置の固定を確実に行うことができる。
【0047】 請求項2の脚立によれば、2組の脚体を直線状に延ばすことで、梯子として使 用することができて、便利である。 請求項6の脚立によれば、係合部に対する被係合部の係脱を、操作レバーの操 作により容易に行うことができる。
【0048】 請求項7の梯子によれば、円弧状をなす支持台を介して、平坦な場所は勿論の こと、傾斜地や階段などでも良好に使用することができる。そして、梯子本体側 の被係合部を支持台側の係合部に係合させることにより、支持台に対する梯子本 体の位置を固定する構成としているので、それら係合部と被係合部との間で滑り が発生することを極力防止することができ、支持台と梯子本体との間の位置の固 定を確実に行うことができる。
【0049】 請求項7の梯子によれば、係合部に対する被係合部の係脱を、操作レバーの操 作により容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す要部の破断斜視図
【図2】全体の斜視図
【図3】全体の正面図
【図4】ロック装置部分のロック解除状態の縦断側面図
【図5】同部分のロック状態の縦断側面図
【図6】同部分のロック状態の縦断正面図
【図7】階段での使用例を示す正面図
【図8】梯子として使用する状態の斜視図
【図9】本考案の第2実施例を示す梯子の正面図
【図10】階段での使用例を示す正面図
【図11】本考案の第3実施例を示す要部の縦断正面図
【図12】本考案の第4実施例を示す図11相当図
【符号の説明】
1は脚立、2は脚立本体、3は支持台、4は脚体、5は
縦部材、6は踏み桟(横部材)、7は天板(横部材)、
8は連結部、10は開き止め金具、14は案内部材、1
5は孔部(案内部)、18は係合部材、18aは凹凸部
(係合部)、20はロック装置、26は操作レバー、3
0は被係合部材、30aは凹凸部(被係合部、凸部)、
31は階段、32は梯子、33は梯子本体、34は縦部
材、35は踏み桟(横部材)、36はゴム(係合部)、
37は孔部(係合部)、38は凸部(被係合部)、39
は被係合部材である。

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の縦部材間に複数本の横部材を配設
    して成る2組の脚体を備えた脚立本体と、 前記各縦部材の下端部にそれぞれ設けられた案内部と、 円弧状をなして前記各脚体に対応して設けられ、対応す
    る脚体の前記両案内部に移動可能に挿通されると共に、
    前記脚立本体の荷重を前記案内部を介して受ける2組の
    支持台と、 これら各支持台に当該支持台の移動方向に沿って設けら
    れた係合部と、 前記各脚体における最下段の横部材の中央部に前記係合
    部に係脱可能に係合するように設けられ、その係合によ
    り前記支持台に対する脚体の位置を固定する被係合部と
    を具備したことを特徴とする脚立。
  2. 【請求項2】 脚立本体は、2組の脚体が連結部を介し
    て回動可能に連結されていると共に、それら2組の脚体
    を直線状となるように延ばした状態に保持することが可
    能な構成となっていることを特徴とする請求項1記載の
    脚立。
  3. 【請求項3】 係合部は多数個の凹凸部により構成さ
    れ、被係合部は前記凹凸部に噛み合うように係合する複
    数個の凹凸部により構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の脚立。
  4. 【請求項4】 係合部は弾性変形が可能な弾性部材によ
    り構成され、被係合部は前記弾性部材に食い込むように
    係合する凸部により構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の脚立。
  5. 【請求項5】 係合部は多数個の孔部により構成さ
    れ、被係合部は前記孔部に挿入係合する凸部により構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の脚立。
  6. 【請求項6】 被係合部は、操作レバーの操作に基づき
    係合部に対して係脱することを特徴とする請求項1,
    3,4,5のいずれかに記載の脚立。
  7. 【請求項7】 2本の縦部材間に多数本の横部材を配
    設して成る梯子本体と、 前記各縦部材の下端部にそれぞれ設けられた案内部と、 円弧状をなして前記両案内部に移動可能に挿通されると
    共に、前記梯子本体の荷重を前記案内部を介して受ける
    支持台と、 この支持台に当該支持台の移動方向に沿って設けられた
    係合部と、 前記梯子本体おける最下段の横部材の中央部に前記係合
    部に係脱可能に係合するように設けられ、その係合によ
    り前記支持台に対する梯子本体の位置を固定する被係合
    部とを具備したことを特徴とする梯子。
  8. 【請求項8】 係合部は多数個の凹凸部により構成さ
    れ、被係合部は前記凹凸部に噛み合うように係合する複
    数個の凹凸部により構成されていることを特徴とする請
    求項7記載の梯子。
  9. 【請求項9】 係合部は弾性変形が可能な弾性部材によ
    り構成され、被係合部は前記弾性部材に食い込むように
    係合する凸部により構成されていることを特徴とする請
    求項7記載の梯子。
  10. 【請求項10】 係合部は多数個の孔部により構成さ
    れ、被係合部は前記孔部に挿入係合する凸部により構成
    されていることを特徴とする請求項7記載の梯子。
  11. 【請求項11】 被係合部は、操作レバーの操作に基づ
    き係合部に対して係脱することを特徴とする請求項7な
    いし10のいずれかに記載の梯子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05340557A (ja) * 1992-06-05 1993-12-21 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機

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