JP3037207U - パイル編靴下 - Google Patents
パイル編靴下Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パイル編靴下の履き心地をよくし、パイル編
靴下着用時に靴を履き替えずに済むようにする。 【解決手段】 パイルを靴下全体に形成せず、編組織の
ウエール方向(47)とコース方向(37)において区
画される差込部A、後脛部B、前脛部C、踵部D、距部
E、足底部F、足背部G、指先部Hの何れか少なくとも
1区画にパイルを形成することなく、それら少なくとも
1区画にパイルを形成する。
靴下着用時に靴を履き替えずに済むようにする。 【解決手段】 パイルを靴下全体に形成せず、編組織の
ウエール方向(47)とコース方向(37)において区
画される差込部A、後脛部B、前脛部C、踵部D、距部
E、足底部F、足背部G、指先部Hの何れか少なくとも
1区画にパイルを形成することなく、それら少なくとも
1区画にパイルを形成する。
Description
【0001】
本考案は、上下往復運動するニードル間にシンカーを出没させてパイル編靴下 を編成するパイル編靴下丸編機に関するものである。
【0002】
パイル編靴下丸編機では、パイル糸26は地糸25よりもシンカーから離れた 上部位置からニードル11・21へと給糸されており、シンカー(12)には、 地糸を支えてシンカーループを形成する地糸係脱部(13)から高く隆起してパ イル糸26を支えるパイル係脱部(14)が突設されている。
【0003】 このパイル係脱部(14)の先端は、シンカー(12)がニードル間11・2 1に向けて前進するとき、上下二段に分かれて給糸されるパイル糸26と地糸2 5の間に入り込むように、地糸係脱部(13)の先端の突出方向と同じ方向にフ ック状に突き出ている。ニードル11・21は、パイル係脱部14を超えて給糸 されるパイル糸26よりも高く上昇し、パイル糸26と地糸25を引っ掛けて降 下する。
【0004】 その降下時に、ニードル間11・21に押し出されたシンカー(12)の地糸 係脱部(13)に地糸25が引っ掛かり、パイル糸26は、地糸係脱部(13) よりも高いパイル係脱部(14)に引っ掛かる。その後、ニードル11・21が シンカー(13)の下方へと更に深く降下して先に形成された旧ニードルループ 15を潜り抜けて再び上昇するとき、ニードル先端の舌片が開いて新しいニード ルループ16が形成され、同時に、シンカーが後退して隣合うニードルの旧ニー ドルループ間に新しいシンカーループが出来る。そのシンカーループの中、高い パイル係脱部に引っ掛けられていたパイル糸は低い地糸係脱部に引っ掛けられて いた地糸よりも長くなるので、パイルを形成することになる。
【0005】
パイル編靴下丸編機を使用すれば、内面がパイルに覆われた厚手のパイル編靴 下が得られる。ところで、従来のパイル編靴下丸編機ではシンカーをニードル間 へと進退駆動するカムが全てのシンカーに作動しており、靴下の全面にパイルを 形成している。しかし、全面にパイルを形成した靴下は分厚く嵩張って履心地が 悪く、パイルのない普通の靴下からパイル編靴下に履き替えたときは、靴も別の ものに履き替えなくてはならなくなる。このため、パイル編靴下は、冷え症の人 が室内だけで使用する場合や、登山靴等の特殊な靴に履き替える場合等、その用 途は極限られている。そして、パイル編靴下は分厚く、足の保護や保温には十分 であるが、場合によっては蒸れ感を与えることにもなる。
【0006】 これらのことを勘案すると、パイルを有するが故に一般の靴下と区別されるパ イル編靴下の効用は、パイルを有するが故に一般の靴下とは外観が異なると言う デザイン(意匠)上の特徴によるのではなく、それが分厚く、足の保護や保温に よい、クッション性がある、摩耗し難い、と言った機能上の効果に認められるも のと考えられる。しかし、そのような機能性は、必ずしも靴下全体に求められる ものではなく、靴下全体に生じる機能上の効果は、時として不都合を伴うことが 多い。例えば、耐摩耗性やクッション性は踵部や足底部にだけ求められるが、靴 下全体にパイルが形成されていれば、嵩張って通常の靴が履けなくなる。又、差 込部や前脛部にだけパイルによる保護や保温機能が求められる場合に、靴下全体 にパイルが形成されていれば、蒸れ感を与えて履き心地を損なうことにもなる。
【0007】
そこで本考案は、靴下の機能上必要とされない部分にはパイルを形成せず、そ の機能上必要とされる差込部A、後脛部B、前脛部C、踵部D、距部E、足底部 F、足背部G或いは指先部Hなど、編地のウエール方向47においてだけではな く、コース方向37においても嵩密度を選択的に変えてパイルを部分的に形成し 、蒸れ感を与えず履き心地のよいパイル編靴下を得ることを第1の目的とする。
【0008】 本考案の第2の目的は、編地のウエール方向47においてだけではなく、コー ス方向37においても嵩密度を選択的に変えてパイルを部分的に形成し、そのパ イルの有無やパイルの高低差による図柄をパイル編靴下に描出することである。
【0009】 本考案の第3の目的は、編地のウエール方向47においてだけではなく、コー ス方向37においても嵩密度を選択的に変えてパイルを部分的に形成し得るパイ ル編靴下を得ることである。
【0010】
従って本考案に係るパイル編靴下(27)は、編組織のウエール方向(47) とコース方向(37)において区画される差込部A、後脛部B、前脛部C、踵部 D、距部E、足底部F、足背部G、指先部Hの何れか少なくとも1区画にパイル を形成することなく、それら少なくとも1区画にパイルが形成されていることを 第1の特徴とする。
【0011】 本考案に係るパイル編靴下(27)の第2の特徴は、編組織のウエール方向( 47)とコース方向(37)において、パイル長を変えて選択的に形成されたパ イルによって、差込部Aと後脛部Bと前脛部Cと踵部Dと距部Eと足底部Fと足 背部Gと指先部Hの何れか2以上の部分に区画されていることにある。
【0012】 本考案に係るパイル編靴下(27)の第3の特徴は、編組織のウエール方向( 47)とコース方向(37)において区画される差込部A、後脛部B、前脛部C 、踵部D、距部E、足底部F、足背部G、指先部Hの中の編組織の同じコース内 (37)において区画が表裏、前後または上下する後脛部Bと前脛部C、踵部D と距部E、足底部Fと足背部Gの3組の区画の何れか1組の2区画のシンカール ープの形状が異なり、その何れか1組の一方の区画にパイル(10・20)が形 成されていることにある。
【0013】
【考案の実施の形態】 本考案に係るパイル編靴下27の編成には、地糸係脱部13からのパイル係脱 部14の高さが異なる少なくとも2枚のシンカー12・22がコース方向37に おいて左右隣合うニードル11とニードル21の間に出没自在に装着されており 、そのパイル係脱部14の高さが異なる少なくとも2枚のシンカー12・22が コース方向37において左右隣合うニードル11とニードル21の間に選択的に 出没駆動するシンカー選択駆動装置を有するパイル編靴下丸編機が使用される。
【0014】 そのシンカー選択駆動装置には、電子ジャガードやカムが使用される。図3〜 8は、カムをシンカー選択駆動装置に採用した緯編機において、高パイル20と 低パイル10が選択的に形成される編成過程を図示し、その中の図3と図4はパ イルが形成されない編成過程を、図5と6は低パイル10が形成される編成過程 を、図7と8は高パイル20が形成される編成過程を図示するものである。
【0015】 左右隣合うニードル11とニードル21の間では、それらの間に向けてシンカ ー基盤に設けられた溝(図示せず)に底部19を摺動自在に嵌め込んだ低パイル 用シンカー12と高パイル用シンカー22が作動している。それらのシンカー1 2・22の後端からはバット29が突き出ており、シンカー22とニードル11 ・21がニードルのゲージ方向30(配列方向)に移動するとき、それらのバッ ト29に前進用ベースカム28が触れ、地糸係脱部12・23がニードルの昇降 位置39に達するまで前進用ベースカム28によってシンカー12・22が押し 出される。地糸係脱部13・23の先端側には、シンカー12・22が後退する ときシンカーループ17・18をシンカー12・22から外れ易くするためのス ロープ(傾斜)31が付けられている。
【0016】 パイル係脱部14・24は、地糸係脱部13・23の後端側からフック状に突 き出ている。パイル係脱部14・24の下部は切欠48になっている。地糸係脱 部13・23の後端は、その切欠48の奥まったところまで続いている。高パイ ル用シンカー22の地糸係脱部23からパイル係脱部24までの高さは、低パイ ル用シンカー12の地糸係脱部13からパイル係脱部14までの高さよりも高く なっている。
【0017】 地糸係脱部の背部32・42とバット29の間は切欠40になっており、そこ に嵌合する後退用ベースカム(図示せず)に押し返されてニードルの昇降位置3 9からシンカー12・22が後退する。低パイル用シンカー12のパイル係脱部 の背部33・44は、パイル係脱部14から直角に曲がって切欠40へと真っ直 ぐ続いている。高パイル用シンカー22のパイル係脱部の背部43には切欠41 が付けられており、その切欠41と後退用ベースカムが嵌合する切欠40との間 はステップ(階段状角部)49になっている。
【0018】 このため、ゲージ方向30において、その切欠41に嵌合するように前進用ベ ースカム28よりも高い位置に設けられた第1カム44に、低パイル用シンカー のパイル係脱部の背部33が触れても、高パイル用シンカーのパイル係脱部の背 部43は触れない。その結果、第1カム44がシンカー12・22の背部32・ 42に向けて突き出るとき、低パイル用シンカー12だけが、前進用ベースカム 28によって押し出された位置(図3と4)から更にニードルの昇降位置39に 向けて前進し、その低パイル用シンカー12のパイル係脱部14だけがニードル の昇降位置39に達する(図5と6)。
【0019】 バット29は前進用ベースカム28の位置よりも高く突き出ており、ゲージ方 向30において前進用ベースカム28よりも高い位置に設けられた第3カム46 がバット29の突出箇所34に向けて突き出るとき、シンカー12・22は前進 用ベースカムによって押し出された位置(図3と4)から更にニードルの昇降位 置39に向けて前進し、そのパイル係脱部14・24がニードルの昇降位置39 に達する(図7と8)。
【0020】 而して、低パイル用シンカー12と高パイル用シンカー22が共に前進用ベー スカム28にだけ押し出される場合、それらの地糸係脱部13・23に地糸25 とパイル糸26が引っ掛かって一緒になってベース編地35を構成するシンカー ループ17・18を形成する(図3と4)。
【0021】 そして、低パイル用シンカー12だけが前進用ベースカム28に押し出された 位置から更に第1カム44によってパイル係脱部14がニードルの昇降位置39 に達するまで押し出される場合、そのパイル係脱部14が地糸25とパイル糸2 6の間に嵌まり込み、パイル糸26が低パイル用シンカー12のパイル係脱部1 4に引っ掛かり、そのシンカーループ18は低パイル10を形成することになり 、一方、地糸25は、パイル係脱部14の下の切欠48に嵌まり込み、その切欠 48の奥まで続く地糸係脱部13に引っ掛かり、そのシンカーループ18Bだけ がベース編地35を構成するシンカーループ17となる(図5と6)。
【0022】 又、低パイル用シンカー12と高パイル用シンカー22との双方が、前進用ベ ースカム28によって押し出された位置から更に第3カム46によってニードル の昇降位置39に向けて押し出される場合、それらのパイル係脱部14・24が 共に地糸25とパイル糸26の間に嵌り込み、パイル糸26が高パイル用シンカ ー22のパイル係脱部24に引っ掛かり、そのシンカーループ18は高パイル2 0を形成することになり、一方、地糸25は、それらのパイル係脱部14・24 の下の切欠48に嵌まり込み、その切欠48の奥まで続く地糸係脱部13・23 に引っ掛かり、そのシンカーループ18Bだけがベース編地35を構成するシン カーループ17となる(図7と8)。
【0023】 このよう前進用ベースカム28によってだけではなく、第1カム44や第3カ ム46によってもシンカー12・22が押し出される場合でも、地糸25はパイ ル係脱部14・24の下の切欠48を通ってニードル11・21に供給されるの で、そのシンカーループ18Bは常にパイル10・20を形成することなくベー ス編地35を形成する。
【0024】 図4と図6と図8は、それぞれ図3と図5と図7において隣合うニードル間1 1・21で作動する低パイル用シンカー12と高パイル用シンカー22の前進用 ベースカム28とニードル11・21に対する位置関係を上下に分けて図示する ものである。シンカー基盤の上にはカム基盤(図示せず)が取り付けられており 、そのカム基盤に設けたカム溝の向き合う溝壁面が前進用ベースカム28と後退 用ベースカムになっており、バット29は、そのカム溝に嵌合している。
【0025】 第1カム44と第3カム46は、シンカー基盤に直交する支軸に回転可能に軸 支され、制禦装置からの指示を受けて、そのカム基盤のカム溝の一部の上に出没 して作動するようになっており、第1カム44や第3カム46に駆動されるバッ ト29の移動が妨げられないように、第1カム44と第3カム46の取り付けら れている箇所に対応する後退用ベースカムの一部は欠落している。図において、 36は、第1カム44と第3カム46の支軸を示し、第1カム44と第3カム4 6は、制禦装置からの指示を受けて支軸36を中心に揺動回転し、それらのカム 面がシンカー12・22の背部32・33・42・43に向けて突き出て作動す る。
【0026】 図7と図8において、低パイル用シンカー12と高パイル用シンカー22は、 第3カム46によって同時に押し出しているが、第1カム44と第3カム46の 間に第2カム45を支軸36に取り付け、その第2カム45によって地糸係脱部 の背部32・42を押し、それらのパイル係脱部14・24がニードルの昇降位 置39に達するまで、低パイル用シンカー12と高パイル用シンカー22を同時 に押し出すことも出来る。その場合、低パイル用シンカー12や高パイル用シン カー22に、バット29が短くて第3カム46に触れないものを混用すれば、そ のバットの突出箇所34を欠如したシンカーは、第3カム46によっては押し出 されず、高パイル20を形成しない。従って、ゲージ方向30に隣合って配列さ れるニードルの1本或いは数本おきに、上端が高く突き出た高いバットを有する シンカーと、それよりも上端が低いバットを有するシンカーを交互に配置すれば 、同じコース37に低パイルと高パイルを選択的に形成される。
【0027】 パイル編靴下27を編成する場合、そのように背部32・33・42・43の 形状の異なるシンカーや、バット29に高低差のあるシンカーを、靴下の差込部 Aや後脛部B、前脛部C、踵部D、距部E、足底部F、足背部G、指先部Hを編 成する部分に分けて装着し、支軸36に取り付けた数個のカム(44・45・4 6………)を選択的に作動させれば、ウエール方向47とコース方向37におい て区画される差込部A、後脛部B、前脛部C、踵部D、距部E、足底部F、足背 部G、指先部Hの何れか少なくとも1区画にパイルを形成することなく、その1 区画以上の部分にパイルが形成することが出来、又、それらの区画に形成される パイルの長さを選択的に変えることも出来る。
【0028】 図示するパイル編靴下のベース地の編組織は平編(ジャージ・天竺)になって いるが、それに限らずリブ編(ゴム・フライス)やガーター編(パール)その他 の変化組織であってもよく、地糸とゴム糸(スパンデックス)を引き揃えにした 添糸編でもよい。パイル編靴下丸編機では、シンカーをシンカー基盤に装着し、 ニードルをシリンダーに装着し、ベースカム28や第1カム44、第2カム45 、第3カム46を移動させず、シンカー基盤とシリンダーを一体にして回転し、 そのとき第1カム44や第2カム45や第3カム46を選択的に出没させて回転 するシンカーの背部32・33・42・43やバット29に作動させる。給糸口 (フィーダー)は第1〜第3カム44〜46の付近に固定される。パイル糸の給 糸口は、地糸の給糸口よりもシンカーから離れた高い位置に設けられており、パ イル糸と地糸は上下に離れた位置からニードルに供給されており、それらパイル 糸と地糸の間にはパイル係脱部14・24を差し込める程度の隙間が出来る。
【0029】
上記の通り本考案によると、パイル長が異なるパイル編靴下27が得られる。 そのパイル長は、地糸係脱部13・23からパイル係脱部14・24までの高さ が異なる複数枚のシンカー12・22を隣合うニードル11とニードル21の間 に装着することによって、高パイルと中パイルと低パイル等に変えることが出来 る。そして、バット29の高さや地糸係脱部やパイル係脱部の背部32・33・ 42・43の形状(ステップや切欠の有無や底部からの高さ位置)の異なるシン カーを、隣合って配列される1本または数本のニードルおきに配置することによ って、例えば靴下の差込部A、後脛部B、前脛部C、踵部D、距部E、足底部F 、足背部G、指先部H、の各部分のパイルの有無や高低を変えることが出来る。
【0030】 差込部A、後脛部B、前脛部C、踵部D、距部E、足底部F、足背部G、指先 部Hのパイルの有無やパイルが高低の異なるパイル編靴下27において; (a) 差込部Aと後脛部Bと前脛部Cにパイルを有するものでは、それに応じ た脚部の箇所が温かく保たれる一方、靴に嵌まり込む踵部Dや距部E、足底部F 、足背部G、指先部Hにパイルがないので靴を履くとき窮屈にならず、パイル編 靴下27を着用する場合に靴を履き替えずに済む。 (b) 踵部Dと足底部Fにパイルを有するものでは、クッション性と耐摩耗性 が優れる一方、距部Eと足背部Gと指先部Hにパイルを有しないので蒸れ感を与 えず、靴を履く場合も、ただ中敷を靴に挿入したかの如き感じを与えるものの、 靴を履き替えなければならない程の窮屈感を与えることはない。 (c) 指先部Hだけがパイルを有しないものでは、爪先で蒸れることなく、従 って水虫の予防ともなる保温性のある靴下が得られる。 (d) 距部Eだけがパイルを有しないものでは、足首の屈曲が妨げられず、歩 行時に抵抗感を得ない。 (e) 距部Eにだけパイルを形成したものでは、爪先がパイルによって充分に 保護されるので、安全靴の着用時に適した靴下が得られる。 (f) 局部的保温による物理的治療を必要とする場合、その保温すべき箇所に だけパイルを形成して分厚くすれば、その物理的治療に適した靴下が得られる。
【0031】 本考案に係るパイル編靴下27は、低パイルと高パイルによって所要の図柄を 形成したパイル面にシャリング(剪毛)を施して低パイル10よりも高く突き出 た高パイル20の先端部分を切除し、ループパイルとカットパイルとから成る靴 下に仕上げることも出来る。
【図1】本考案に係るパイル編靴下の一部を拡大して示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】本考案に係るパイル編靴下の側面図である。
【図3】本考案に係るパイル編靴下の編成過程における
シンカーとニードルとの作動箇所の斜視図である。
シンカーとニードルとの作動箇所の斜視図である。
【図4】図3に図示した緯編機の2つのシンカーの側面
図である。
図である。
【図5】本考案に係るパイル編靴下の編成過程における
シンカーとニードルとの作動箇所の斜視図である。
シンカーとニードルとの作動箇所の斜視図である。
【図6】図5に図示した緯編機の2つのシンカーの側面
図である。
図である。
【図7】本考案に係るパイル編靴下の編成過程における
シンカーとニードルとの作動箇所の斜視図である。
シンカーとニードルとの作動箇所の斜視図である。
【図8】図7に図示した緯編機の2つのシンカーの側面
図である。
図である。
10 低パイル 11 ニードル 12 低パイル用シンカー 13 地糸係脱部 14 パイル係脱部 15 旧ニードルループ 16 新ニードルループ 17 旧シンカーループ 18 新シンカーループ 18B 地糸シンカーループ 19 底部 20 高パイル 21 ニードル 22 高パイル用シンカー 23 地糸係脱部 24 パイル係脱部 25 地糸 26 パイル糸 27 パイル編靴下 28 ベースカム 29 バット 30 ゲージ方向 31 スロープ 32 地糸係脱部の背部 33 パイル係脱部の背部 34 突出箇所 35 ベース編地 36 支軸 37 コース方向 38 パイル緯編地 39 ニードル昇降位置 40 切欠 41 切欠 42 地糸係脱部の背部 43 パイル係脱部の背部 44 第1カム 45 第2カム 46 第3カム 47 ウエール方向 48 切欠 49 ステップ A 差込部 B 後脛部 C 前脛部 D 踵部 E 距部 F 足底部 G 足背部 H 指先部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 7】
Claims (3)
- 【請求項1】 編組織のウエール方向(47)とコース
方向(37)において区画される差込部A、後脛部B、
前脛部C、踵部D、距部E、足底部F、足背部G、指先
部Hの何れか少なくとも1区画にパイルを形成すること
なく、それら少なくとも1区画にパイルが形成されてい
ることを特徴とするパイル編靴下。 - 【請求項2】 編組織のウエール方向(47)とコース
方向(37)において、パイル長を変えて選択的に形成
されたパイルによって、差込部Aと後脛部Bと前脛部C
と踵部Dと距部Eと足底部Fと足背部Gと指先部Hの何
れか2以上の部分に区画されていることを特徴とするパ
イル編靴下。 - 【請求項3】 編組織のウエール方向(47)とコース
方向(37)において区画される差込部A、後脛部B、
前脛部C、踵部D、距部E、足底部F、足背部G、指先
部Hの中の編組織の同じコース内(37)において区画
が表裏、前後または上下する後脛部Bと前脛部C、踵部
Dと距部E、足底部Fと足背部Gの3組の区画の何れか
1組の2区画のシンカーループの形状が異なり、その何
れか1組の一方の区画にパイル(10・20)が形成さ
れていることを特徴とするパイル編靴下。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011587U JP3037207U (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | パイル編靴下 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011587U JP3037207U (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | パイル編靴下 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3037207U true JP3037207U (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=43171938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996011587U Expired - Lifetime JP3037207U (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | パイル編靴下 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3037207U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101880512B1 (ko) * | 2018-03-22 | 2018-07-23 | 주식회사 한국벨우드 | 가변형 더블 싱커캠을 갖는 싱커커버에 의한 기능성 발가락 양말 제조방법 |
JP2019210559A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社島精機製作所 | パイル編地の編成方法、シンカー、及び横編機 |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP1996011587U patent/JP3037207U/ja not_active Expired - Lifetime
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